JPH1080441A - 眼科手術治療用の鈎形フック装置 - Google Patents
眼科手術治療用の鈎形フック装置Info
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- JPH1080441A JPH1080441A JP9212875A JP21287597A JPH1080441A JP H1080441 A JPH1080441 A JP H1080441A JP 9212875 A JP9212875 A JP 9212875A JP 21287597 A JP21287597 A JP 21287597A JP H1080441 A JPH1080441 A JP H1080441A
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/02—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for holding wounds open; Tractors
- A61B17/0231—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for holding wounds open; Tractors for eye surgery
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F9/00—Methods or devices for treatment of the eyes; Devices for putting-in contact lenses; Devices to correct squinting; Apparatus to guide the blind; Protective devices for the eyes, carried on the body or in the hand
- A61F9/007—Methods or devices for eye surgery
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 生物体の眼器官の手術において虹彩を開離さ
せる。 【解決手段】 手術用フック装置が、案内部材３０が２
個の引掛け部材１５、２５を備え、これによって案内部
材１１、２１の相互に連結された長尺縁端１１’、２
１’が、鋭角でほぼΛ字状に下方へ向かって配列された
ことにより、２個の脚部材１３、２３が角膜の可及的広
い部分を開離させるように配設された構成より成る。
せる。 【解決手段】 手術用フック装置が、案内部材３０が２
個の引掛け部材１５、２５を備え、これによって案内部
材１１、２１の相互に連結された長尺縁端１１’、２
１’が、鋭角でほぼΛ字状に下方へ向かって配列された
ことにより、２個の脚部材１３、２３が角膜の可及的広
い部分を開離させるように配設された構成より成る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、細長い案内部材
と、弓弧状部材と脚部材とからほぼ鈎状に虹状被覆体を
引き上げるための折曲げ部と、固定部材とから成り、そ
れによって案内部材を眼器官の外側に保持させるように
することを特徴とする生体の眼科治療用の鈎形フック装
置に関する。
と、弓弧状部材と脚部材とからほぼ鈎状に虹状被覆体を
引き上げるための折曲げ部と、固定部材とから成り、そ
れによって案内部材を眼器官の外側に保持させるように
することを特徴とする生体の眼科治療用の鈎形フック装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】被治療者が虹彩の医学的拡大に応答でき
ず、または瞳孔の拡大が手術に対して十分でないと言う
欠点があった。特に「そこひ」手術の場合、眼の前面部
と後面部に十分な視野を確保する必要がある。かかる適
切な視野を構成するには、１個ないし複数個のフックに
より、虹彩を捕捉せなえばならない。この際、個々の手
術フックは、それぞれの角膜内に対応して設けた部分を
前室内へ導入して眼の位置に位置させ、手術後に再び除
去せねばならない。
ず、または瞳孔の拡大が手術に対して十分でないと言う
欠点があった。特に「そこひ」手術の場合、眼の前面部
と後面部に十分な視野を確保する必要がある。かかる適
切な視野を構成するには、１個ないし複数個のフックに
より、虹彩を捕捉せなえばならない。この際、個々の手
術フックは、それぞれの角膜内に対応して設けた部分を
前室内へ導入して眼の位置に位置させ、手術後に再び除
去せねばならない。
【０００３】ヨーロッパ特許出願明細書第ＥＰ−Ａ ０
５０２ ２５８号に開示された、この種の手術用フッ
クにおいては、フック状に形成された引掛け部材と種々
の板状係止部材とを備え、案内部材によって貫通された
係止部材は、少なくとも角膜輪郭の側に、円弧状透孔を
備え、それによってほぼ２部の部材部分に分割され、適
切な適合によって外部角膜に到達できる。
５０２ ２５８号に開示された、この種の手術用フッ
クにおいては、フック状に形成された引掛け部材と種々
の板状係止部材とを備え、案内部材によって貫通された
係止部材は、少なくとも角膜輪郭の側に、円弧状透孔を
備え、それによってほぼ２部の部材部分に分割され、適
切な適合によって外部角膜に到達できる。
【０００４】ヨーロッパ特許出願明細書第ＥＰ−Ａ ０
６５３ １９７号においては、手術用フックが、可撓
性の熱可塑性合成樹脂より構成され、１個の案内部材
と、縦方向に移動可能な１個の固定部材とを備え、加え
るに、熱処理によって一定の強靭性を与えられていて、
眼から案内部材を引き出すときに、少なくとも一部分が
屈曲される引掛け部材をそなえる。
６５３ １９７号においては、手術用フックが、可撓
性の熱可塑性合成樹脂より構成され、１個の案内部材
と、縦方向に移動可能な１個の固定部材とを備え、加え
るに、熱処理によって一定の強靭性を与えられていて、
眼から案内部材を引き出すときに、少なくとも一部分が
屈曲される引掛け部材をそなえる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、従
来の手術用フックを改良することにより、虹状被覆体
（虹彩）のかなり広い区域を引出し、精密な処理によ
り、比較的小さな部分を通じて眼の前室内へ導入可能な
手術用フックを構成することにある。
来の手術用フックを改良することにより、虹状被覆体
（虹彩）のかなり広い区域を引出し、精密な処理によ
り、比較的小さな部分を通じて眼の前室内へ導入可能な
手術用フックを構成することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この課題は、この発明の
案内部材が、長尺方向に平行な２個の案内アームを備
え、それらが長さ端部で相互に固定され、少なくともそ
の一端に引掛け部材を備え、これにより、２個の引掛け
部材は、相互に連結された長尺縁端から一定の角度だけ
ほぼΛ字状に下方に向かって相互に並んで配設され、こ
れにより弓弧状部材上に形成されてほぼ平行に配置され
た２個の脚部材が、前記角度に応じて相互に間隙を隔て
て配設されることによって解決される。
案内部材が、長尺方向に平行な２個の案内アームを備
え、それらが長さ端部で相互に固定され、少なくともそ
の一端に引掛け部材を備え、これにより、２個の引掛け
部材は、相互に連結された長尺縁端から一定の角度だけ
ほぼΛ字状に下方に向かって相互に並んで配設され、こ
れにより弓弧状部材上に形成されてほぼ平行に配置され
た２個の脚部材が、前記角度に応じて相互に間隙を隔て
て配設されることによって解決される。
【０００７】
【作用】相互に長尺方向の縁端から始まる角度が底面に
おいて相互に角度Λをなすような形に収斂し、円弧状部
材に配設されて相互にほぼ平行に延長された２個の脚部
材が、前記角度に応じて相互に間隔を隔てて位置され
る。
おいて相互に角度Λをなすような形に収斂し、円弧状部
材に配設されて相互にほぼ平行に延長された２個の脚部
材が、前記角度に応じて相互に間隔を隔てて位置され
る。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１は、手術用フック用の案内部
材３０の拡大図で、それによって生体の眼器官の手術用
の虹彩と角膜への方向部へ延長された状態を示す。案内
部材３０は、一端部に引掛け部材１５、２５を備えた長
尺の２個の案内アーム１０、２０から成り、各部材は同
一形状に形成され、各案内部材３０および引掛け部材１
５、２５は、具体的な構成は、図２から図４、および図
７に図示の通りである。
材３０の拡大図で、それによって生体の眼器官の手術用
の虹彩と角膜への方向部へ延長された状態を示す。案内
部材３０は、一端部に引掛け部材１５、２５を備えた長
尺の２個の案内アーム１０、２０から成り、各部材は同
一形状に形成され、各案内部材３０および引掛け部材１
５、２５は、具体的な構成は、図２から図４、および図
７に図示の通りである。
【０００９】２個の案内アーム１０、２０は、きわめて
平滑な表面を有する線条状に形成され、長尺の案内杆１
１、１２と一端にそれぞれ形成された引掛け状部１５、
２５から成り、引掛け状部は、弓弧状部１２、２２と脚
部１３、２３から成る。脚部の他端は、直角にまたは、
図示してないが円形端部として形成された端面部１４、
２４である。前記弓弧状部１２、２２と毛髪状に湾曲さ
れて案内杆１１、１２に形成された引掛け部材１５、２
５は、脚部１３、２３がほぼ平行になり、案内杆１１、
１２から一定の間隔１６、２６を保つように形成されて
いる。
平滑な表面を有する線条状に形成され、長尺の案内杆１
１、１２と一端にそれぞれ形成された引掛け状部１５、
２５から成り、引掛け状部は、弓弧状部１２、２２と脚
部１３、２３から成る。脚部の他端は、直角にまたは、
図示してないが円形端部として形成された端面部１４、
２４である。前記弓弧状部１２、２２と毛髪状に湾曲さ
れて案内杆１１、１２に形成された引掛け部材１５、２
５は、脚部１３、２３がほぼ平行になり、案内杆１１、
１２から一定の間隔１６、２６を保つように形成されて
いる。
【００１０】図２は、案内部材３０の斜視図で、互いに
平行な２個の案内アーム１０、２０および引掛け部材１
５、２５を示す。２個の案内アーム１０、２０は、案内
杆１１、２１で連結されたことにより、脚部１３、２３
が一定の間隔１６、２６を保つようになっている。
平行な２個の案内アーム１０、２０および引掛け部材１
５、２５を示す。２個の案内アーム１０、２０は、案内
杆１１、２１で連結されたことにより、脚部１３、２３
が一定の間隔１６、２６を保つようになっている。
【００１１】図３は、案内部材３０の斜視図、図４は図
２のＩＶ方向からの斜視図で、図３の対称軸Ｓ−Ｓに沿
って前面部まで延長され、相互に固定された案内アーム
１０、２０、引掛け部材１５、２５、弓弧状部１２、２
２、および脚部１３、２３を示す。
２のＩＶ方向からの斜視図で、図３の対称軸Ｓ−Ｓに沿
って前面部まで延長され、相互に固定された案内アーム
１０、２０、引掛け部材１５、２５、弓弧状部１２、２
２、および脚部１３、２３を示す。
【００１２】図５は側面図を図６は手術フック５０の上
面図を示し、案内アーム１０、２０および引掛け部材１
５、２５より成る案内部材３０および固定部材３５を示
す。例えば円形板状に可撓性材質より形成された固定部
材３５は、図６の通り、２個の貫通開口部３８、３８’
を備え、案内アーム１０、２０上を図５の二重矢印Ｘの
方向に移動させることができるようになっている。この
際、固定部材３５は、案内部材３０の側面にほぼ弓弧状
の部材３７として形成され、他方、他の側面には、固定
部材３５の２個の遠隔領域３６、３６’が形成される
（図５）。
面図を示し、案内アーム１０、２０および引掛け部材１
５、２５より成る案内部材３０および固定部材３５を示
す。例えば円形板状に可撓性材質より形成された固定部
材３５は、図６の通り、２個の貫通開口部３８、３８’
を備え、案内アーム１０、２０上を図５の二重矢印Ｘの
方向に移動させることができるようになっている。この
際、固定部材３５は、案内部材３０の側面にほぼ弓弧状
の部材３７として形成され、他方、他の側面には、固定
部材３５の２個の遠隔領域３６、３６’が形成される
（図５）。
【００１３】固定部材３５を案内アーム１０、２０に沿
って移動させると、２個の区域３６、３６’は、相互に
押し合って、幾らか外側へ移動され、これにより開口部
３８、３８’の不図示の内部縁端が、案内アーム１０、
２０から殆ど開離される。２つの領域３６、３６’が開
離されることにより、固定部材３５は、案内部材３０上
の任意の位置に保持される。
って移動させると、２個の区域３６、３６’は、相互に
押し合って、幾らか外側へ移動され、これにより開口部
３８、３８’の不図示の内部縁端が、案内アーム１０、
２０から殆ど開離される。２つの領域３６、３６’が開
離されることにより、固定部材３５は、案内部材３０上
の任意の位置に保持される。
【００１４】図６は、個々の部材を備えた手術用フック
５０の上面図で、案内部材３０が、２個の案内アーム１
０、２０を備え、このアームに配設された案内要素１
１、１２が、それぞれ前面端に形成された部材１１、１
３、１５および２２、２３、２５を備えることを示す。
相互に間隔をとって、案内部材３０および固定部材３５
の共通対称軸上に配設された２個の開口部３８、３８’
は、固定部材３５が案内アーム１０、２０上に自己固定
され、二重矢印Ｘの合成方向にある２つの領域３６、３
６’が案内部材３０に沿った長さ方向に移動可能になる
ような形状および寸法を持った２個の開口部として構成
されることが好適である。円板状の固定要素３５内の開
口部３８、３８’は、２個の相互に固定された案内アー
ム１０、２０のほぼ同形の円形断面に整合するように形
成される。
５０の上面図で、案内部材３０が、２個の案内アーム１
０、２０を備え、このアームに配設された案内要素１
１、１２が、それぞれ前面端に形成された部材１１、１
３、１５および２２、２３、２５を備えることを示す。
相互に間隔をとって、案内部材３０および固定部材３５
の共通対称軸上に配設された２個の開口部３８、３８’
は、固定部材３５が案内アーム１０、２０上に自己固定
され、二重矢印Ｘの合成方向にある２つの領域３６、３
６’が案内部材３０に沿った長さ方向に移動可能になる
ような形状および寸法を持った２個の開口部として構成
されることが好適である。円板状の固定要素３５内の開
口部３８、３８’は、２個の相互に固定された案内アー
ム１０、２０のほぼ同形の円形断面に整合するように形
成される。
【００１５】図７は、図２中の矢印ＶＩＩ図示の側面構
造と鉛直軸Ｓ’上に引き出された案内アーム１０、２０
の相互関係を示す。案内アーム１０、２０の長尺方向に
向いた案内部材１１、２１は、不図示の手段で相互に長
尺縁端に固定されている。並んで配列された長尺縁端１
１’、２１’から２個の引掛け部材１５、２５は角度α
でほぼΛ字状に下向きに並んで配置され、２個の脚部材
１３、２３が間隔Ａを隔てて配列される。基底部分１
２、２２に平行に配設された脚部材１３、２３は、角度
αで間隔Ａを隔てて構成される。
造と鉛直軸Ｓ’上に引き出された案内アーム１０、２０
の相互関係を示す。案内アーム１０、２０の長尺方向に
向いた案内部材１１、２１は、不図示の手段で相互に長
尺縁端に固定されている。並んで配列された長尺縁端１
１’、２１’から２個の引掛け部材１５、２５は角度α
でほぼΛ字状に下向きに並んで配置され、２個の脚部材
１３、２３が間隔Ａを隔てて配列される。基底部分１
２、２２に平行に配設された脚部材１３、２３は、角度
αで間隔Ａを隔てて構成される。
【００１６】２個の案内アーム１０、２０は、その長さ
方向に回転可能で、相互に固定され、フック部材１５と
２５との間の鋭角αは、４０°ないし６０°の範囲であ
る。図示していないが他の実施例では、引掛け部材１５
または２５を鉛直軸Ｓ’に接して配設し、Ｓ’に対して
角度α’で引掛け部材を配置させることもできる。
方向に回転可能で、相互に固定され、フック部材１５と
２５との間の鋭角αは、４０°ないし６０°の範囲であ
る。図示していないが他の実施例では、引掛け部材１５
または２５を鉛直軸Ｓ’に接して配設し、Ｓ’に対して
角度α’で引掛け部材を配置させることもできる。
【００１７】この状態で、案内アーム１０、２０を製作
するには、ポリアミド繊維等の、かなり可撓性に富んだ
材質が使用される。案内アーム１０、２０を図１のよう
に形成するには、１２、１３の形状にされた部分によっ
て繊維を熱処理することによって達成される。
するには、ポリアミド繊維等の、かなり可撓性に富んだ
材質が使用される。案内アーム１０、２０を図１のよう
に形成するには、１２、１３の形状にされた部分によっ
て繊維を熱処理することによって達成される。
【００１８】案内アーム１０、２０を適切な形状に作り
上げるには、例えば案内部材１１、２１および引掛け部
材１５、２５に対応して形成された成形体に、ポリアミ
ド繊維を展張させたのち、熱的にエージングすることに
よって達成される。この熱処理により、引掛け部材１
５、２５の区域にあるポリアミド繊維がフック状の形状
になり、部分的な強靭性が得られる。引掛け部材１５、
２５に比較して長めに形成された案内部材１１、２１
は、熱処理後においてかなりの可撓性に保たれる。個々
の案内部材１１、２１は、直線状であるが、図８のとう
り、比較的大きな半径の弓弧状に形成される。ついで２
個の案内部材１１、２１は、適切な接着方法（図示せ
ず）により全長にわたって接合され、図７の通り、角度
αの開きで強固に結合される。
上げるには、例えば案内部材１１、２１および引掛け部
材１５、２５に対応して形成された成形体に、ポリアミ
ド繊維を展張させたのち、熱的にエージングすることに
よって達成される。この熱処理により、引掛け部材１
５、２５の区域にあるポリアミド繊維がフック状の形状
になり、部分的な強靭性が得られる。引掛け部材１５、
２５に比較して長めに形成された案内部材１１、２１
は、熱処理後においてかなりの可撓性に保たれる。個々
の案内部材１１、２１は、直線状であるが、図８のとう
り、比較的大きな半径の弓弧状に形成される。ついで２
個の案内部材１１、２１は、適切な接着方法（図示せ
ず）により全長にわたって接合され、図７の通り、角度
αの開きで強固に結合される。
【００１９】固定部材３５は、例えば平滑度に優れた可
撓性合成樹脂で形成され、３６、３６’の区域が相互に
押圧された際に、十分に軽い力で案内部材１１、２１に
沿って押動することができる。固定部材３５は、好まし
くは透明なシリコーンゴム等で形成される。
撓性合成樹脂で形成され、３６、３６’の区域が相互に
押圧された際に、十分に軽い力で案内部材１１、２１に
沿って押動することができる。固定部材３５は、好まし
くは透明なシリコーンゴム等で形成される。
【００２０】図８は、全体的に１と図示された眼機構の
水平断面であって、角膜２、虹彩３、およびその外部区
域３’、３”、強膜７、水晶体４、瞳孔４’、放射帯
６，６’、並びにＶとして全体的に示した前室とを示
す。
水平断面であって、角膜２、虹彩３、およびその外部区
域３’、３”、強膜７、水晶体４、瞳孔４’、放射帯
６，６’、並びにＶとして全体的に示した前室とを示
す。
【００２１】図８において、虹彩３の３”区域にセット
された手術用フック５０を示し、このフック５０は、固
定部材３５のほぼ弓弧状に形成された機構３７によって
支持されている。可撓性で軽く湾曲形成された案内アー
ム１０、２０は、強膜７の外部輪郭にほぼ適合する。こ
れによって複数個のフックが適切な手術区域に配置さ
れ、手術者は、手術中に、フック５０の突出した案内部
材３０によって妨げられることがない。
された手術用フック５０を示し、このフック５０は、固
定部材３５のほぼ弓弧状に形成された機構３７によって
支持されている。可撓性で軽く湾曲形成された案内アー
ム１０、２０は、強膜７の外部輪郭にほぼ適合する。こ
れによって複数個のフックが適切な手術区域に配置さ
れ、手術者は、手術中に、フック５０の突出した案内部
材３０によって妨げられることがない。
【００２２】手術者が、長尺の案内アーム１０、２０の
可撓性によって、予想外に案内部材３０に接触すること
は、十分に防止されるので、危険な運動が眼に伝達され
ることは完全に回避される。
可撓性によって、予想外に案内部材３０に接触すること
は、十分に防止されるので、危険な運動が眼に伝達され
ることは完全に回避される。
【００２３】図９は、眼１の部分の上面図で、フック５
０の引掛け部材１５、２５によって開離された虹彩３の
部位３”が示されている。この図では、板状の固定部材
３５によって、眼の強膜７から虹彩２（図示せず）まで
の部分が保持されている。
０の引掛け部材１５、２５によって開離された虹彩３の
部位３”が示されている。この図では、板状の固定部材
３５によって、眼の強膜７から虹彩２（図示せず）まで
の部分が保持されている。
【００２４】図１０において、実施例として案内アーム
１０の引掛け部材１５が図示され、この際、他の案内ア
ーム２０の引掛け部材２５は類似に形成されている。前
記熱処理により、引掛け部材１５、２５の局部的強靭度
が達成されるので、これに応にて２個の弓弧状部１２、
２２は折曲される。案内部材３０の案内部材１１、２１
に形成された引掛け部材１５、２５は、前記特殊な熱処
理で変形されているので、弾性付勢力に抗して図１０の
ように、弓弧状部１２、２２が、延長位置に展張される
が、前記熱処理で達成された形状に再び復帰することが
できる。このようにして完全なフック５０の利点は、反
復して使用できることにある。
１０の引掛け部材１５が図示され、この際、他の案内ア
ーム２０の引掛け部材２５は類似に形成されている。前
記熱処理により、引掛け部材１５、２５の局部的強靭度
が達成されるので、これに応にて２個の弓弧状部１２、
２２は折曲される。案内部材３０の案内部材１１、２１
に形成された引掛け部材１５、２５は、前記特殊な熱処
理で変形されているので、弾性付勢力に抗して図１０の
ように、弓弧状部１２、２２が、延長位置に展張される
が、前記熱処理で達成された形状に再び復帰することが
できる。このようにして完全なフック５０の利点は、反
復して使用できることにある。
【００２５】フック５０の寸法を認識しやすくするため
に、引掛け部材１５、２５を備えた案内部材３０の全長
は、５ｍｍないし８ｍｍの範囲に、また毛髪状に湾曲さ
れた脚部材１３、２３の長さは、１．０ｍｍないし１．
５ｍｍの範囲にあり、個々の弓弧状部１２、２２の全高
Ｈは、０．４ｍｍないし０．５ｍｍの範囲にある。案内
アーム１０、２０用のポリイミド繊維は、例えば外観断
面が円形に形成され、その直径は、０．１５ｍｍないし
０．２ｍｍの範囲である。
に、引掛け部材１５、２５を備えた案内部材３０の全長
は、５ｍｍないし８ｍｍの範囲に、また毛髪状に湾曲さ
れた脚部材１３、２３の長さは、１．０ｍｍないし１．
５ｍｍの範囲にあり、個々の弓弧状部１２、２２の全高
Ｈは、０．４ｍｍないし０．５ｍｍの範囲にある。案内
アーム１０、２０用のポリイミド繊維は、例えば外観断
面が円形に形成され、その直径は、０．１５ｍｍないし
０．２ｍｍの範囲である。
【００２６】このフック５０を除去するには、これが例
えば図８のＺ矢印方向に虹彩３の部位３”に対して前室
Ｖ内へ押入される。２個の引掛け部材１５、２５が部位
３”から開離されると同時に、案内部材３０の延長なら
びに対称軸Ｓ−Ｓの周りに７０ないし９０°回転され
る。その結果、案内部材３０が、矢印Ｚ方向に引き出さ
れる。案内部材３０が完全に引き出されて除去される
と、角膜２内にあって、但し図示していない部分が自動
的に閉鎖される。
えば図８のＺ矢印方向に虹彩３の部位３”に対して前室
Ｖ内へ押入される。２個の引掛け部材１５、２５が部位
３”から開離されると同時に、案内部材３０の延長なら
びに対称軸Ｓ−Ｓの周りに７０ないし９０°回転され
る。その結果、案内部材３０が、矢印Ｚ方向に引き出さ
れる。案内部材３０が完全に引き出されて除去される
と、角膜２内にあって、但し図示していない部分が自動
的に閉鎖される。
【００２７】手術用フックを除去するには、他の方法も
あり、図８の状態から、２個の引掛け部材１５、２５を
前記の通り、部位３”から解除させた上、矢印Ｚの方向
に引っ張る。脚部材１３、２３の前面１４が角膜２から
強膜７に接触すると同時に、引掛け部材１５、２５が自
然的な抵抗によって湾曲されることにより、案内部材３
０は矢印Ｚの方向に容易に引っ張られ、この際、角膜の
部位が不必要に拡大されるという欠点が予め防止され
る。
あり、図８の状態から、２個の引掛け部材１５、２５を
前記の通り、部位３”から解除させた上、矢印Ｚの方向
に引っ張る。脚部材１３、２３の前面１４が角膜２から
強膜７に接触すると同時に、引掛け部材１５、２５が自
然的な抵抗によって湾曲されることにより、案内部材３
０は矢印Ｚの方向に容易に引っ張られ、この際、角膜の
部位が不必要に拡大されるという欠点が予め防止され
る。
【００２８】
【発明の効果】手術用フックを除去するに際して、引掛
け部材が自然な抵抗で適切に湾曲され、案内部材が、何
等の障害なく矢印方向に引張され、角膜内の部分を余分
に刺激拡大化させる恐れがないという利点がある。
け部材が自然な抵抗で適切に湾曲され、案内部材が、何
等の障害なく矢印方向に引張され、角膜内の部分を余分
に刺激拡大化させる恐れがないという利点がある。
【図１】 第１と第２の案内アームと引掛け部材とから
成る、手術フック用の案内部材の拡大正面図
成る、手術フック用の案内部材の拡大正面図
【図２】 案内部材と、２個の平行に配設された案内ア
ームとの斜視図
ームとの斜視図
【図３】 案内部材と、２個の相互に連結された案内ア
ームとの斜視図
ームとの斜視図
【図４】 図２の矢印ＩＶ方向に見た案内部材の斜視図
【図５】 個々の部材を備えた手術用フックの上面図
【図６】 図５中の個々の部材より成るフック装置の上
面図
面図
【図７】 図２のＶＩＩ方向から見た側面図
【図８】 フック装置で眼を開離した虹彩区域の状態を
示す拡大断面図
示す拡大断面図
【図９】 図８における虹彩区域を開離した状態の上面
図
図
【図１０】 図１の引掛け部材の展張状態を示す説明図
１０、２０ 案内アーム １１、２１ 案内部材 １３、２３ 脚部材 １５、２５ 引掛け部材 １６、２６ 間隙 ３０ 案内部材
Claims (10)
- 【請求項１】 細長い案内部材と、弓弧状部材と脚部材
とからほぼ鈎状に形成されて虹彩を引き上げるための折
曲げ部と、固定部材とから成り、それによって案内部材
を眼器官の外側に保持させるようにするフック装置であ
って、案内部材３０は、長尺方向に相互に平行に配設さ
れた案内アーム１０、２０を備え、この案内アーム１
０、２０は、長尺の縁端１１’、２１’に沿って相互に
固定されると共に、少なくともその各々の一端に引掛け
部材１５、２５を備えたものであり、これにより、２個
の引掛け部材１５、２５は、相互に連結された長尺縁端
から角度αだけほぼΛ字状に下方に向かって相互に並ん
で配設され、これにより、弓弧状部材１３、２３上に形
成されてほぼ平行に配置された２個の脚部材１３、２３
が、角度αに応じて相互に間隙（１６および２６）を隔
てて配設されたことを特徴とする生体の眼科手術治療用
の鈎形フック装置。 - 【請求項２】 ２個の長尺案内アーム１０、２０が、固
有の長尺軸上において回転可能でかつ相互に固定される
ことにより、前端部に配設された引掛け部材１５、２５
が、鋭角αで相互に間隔Ａを隔てて配設されたことを特
徴とする請求項１記載の鈎形フック装置。 - 【請求項３】 引掛け部材１５、２５が、４０ないし６
０度の鋭角で相互に間隔Ａを隔てて配設されたことを特
徴とする請求項１または２記載の鈎形フック装置。 - 【請求項４】 ２個の長尺案内アーム１０、２０が、一
方の引掛け部材が対称軸Ｓ−Ｓに交差して鉛直な軸Ｓ’
上に配設され、他方の引掛け部材は角度α’をなして離
隔して形成されたことを特徴とする請求項１記載の鈎形
フック装置。 - 【請求項５】 ２個の案内アーム１０、２０が、円形断
面を有する形状に形成され、案内部材１１、２１の長尺
縁端１１’、２１’と、接着その他の適切な方法で結合
されたことを特徴とする請求項１記載の鈎形フック装
置。 - 【請求項６】 個々の案内アーム１０、２０が、可撓性
熱可塑性樹脂繊維より成り、フック状に形成された引掛
け部材１５、２５が、熱処理によって形成されたことを
特徴とする請求項１ないし５のいずれか１項記載の鈎形
フック装置。 - 【請求項７】 案内部材１１、２１に熱的に形成された
引掛け部材１５、２５が、一定の強靭性を備えることに
より、延長状態に展張可能であり、また適切な弾性復原
力により、自発的に原形に復帰し得ることを特徴とする
請求項６記載の鈎形フック装置。 - 【請求項８】 固定部材３５が、一定の間隔に形成され
た２個の開口部３８、３８’を備えて回転不能に支持さ
れ、案内部材３０の案内アーム１０、２０の方向には移
動可能であることを特徴とする請求項１記載の鈎形フッ
ク装置。 - 【請求項９】 固定部材３５に形成された２個の開口部
３８、３８’が、平行して相互に固定されて円形断面を
有する案内アーム１０、２０の断面とほぼ類似形状に形
成されたことを特徴とする請求項８記載の鈎形フック装
置。 - 【請求項１０】 円板状に形成された固定部材３５が、
透明なシリコーンゴムまたは類似の材質より成ることを
特徴とする請求項８または９記載の鈎形フック装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| CH19961934/96 | 1996-08-07 | ||
| CH193496 | 1996-08-07 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1080441A true JPH1080441A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=4222017
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9212875A Pending JPH1080441A (ja) | 1996-08-07 | 1997-08-07 | 眼科手術治療用の鈎形フック装置 |
Country Status (9)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5716328A (ja) |
| EP (1) | EP0823247B1 (ja) |
| JP (1) | JPH1080441A (ja) |
| KR (1) | KR19980018473A (ja) |
| AT (1) | ATE188865T1 (ja) |
| DE (1) | DE59701029D1 (ja) |
| DK (1) | DK0823247T3 (ja) |
| ES (1) | ES2141563T3 (ja) |
| PT (1) | PT823247E (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8038684B2 (en) | 2003-05-15 | 2011-10-18 | Showa University | Intraocular device for retaining a lens capsule |
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| US20020091306A1 (en) * | 1998-01-22 | 2002-07-11 | Eugene De Juan | Shape memory and superelastic iris retractors |
| ATE249800T1 (de) * | 1998-02-09 | 2003-10-15 | Tomalla Karin | Vorrichtung zum schutz von augenorganen, welche im bereich der vorderkammer eines auges liegen, bei einer operation an der augenlinse |
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| WO2002038094A1 (en) * | 1999-04-09 | 2002-05-16 | Mackool Richard J | Intraocular device for stabilization of a lens |
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| US7731655B2 (en) * | 2002-09-20 | 2010-06-08 | Id, Llc | Tissue retractor and method for using the retractor |
| KR100688018B1 (ko) * | 2005-02-16 | 2007-02-27 | 엘지전자 주식회사 | 도로 명 데이터의 표시위치 결정방법 |
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| KR20140007918A (ko) | 2011-02-23 | 2014-01-20 | 그리에샤버 옵탈믹 리서치 파운데이션 | 녹내장 치료용 임플란트 |
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-
1997
- 1997-02-03 US US08/794,320 patent/US5716328A/en not_active Expired - Fee Related
- 1997-07-18 AT AT97112347T patent/ATE188865T1/de not_active IP Right Cessation
- 1997-07-18 ES ES97112347T patent/ES2141563T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1997-07-18 DK DK97112347T patent/DK0823247T3/da active
- 1997-07-18 EP EP97112347A patent/EP0823247B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1997-07-18 PT PT97112347T patent/PT823247E/pt unknown
- 1997-07-18 DE DE59701029T patent/DE59701029D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1997-08-07 JP JP9212875A patent/JPH1080441A/ja active Pending
- 1997-08-07 KR KR1019970037751A patent/KR19980018473A/ko not_active Application Discontinuation
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| PT823247E (pt) | 2000-06-30 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040302 |