JPH1079875A - 円周映像システム - Google Patents

円周映像システム

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Publication number
JPH1079875A
JPH1079875A JP8233905A JP23390596A JPH1079875A JP H1079875 A JPH1079875 A JP H1079875A JP 8233905 A JP8233905 A JP 8233905A JP 23390596 A JP23390596 A JP 23390596A JP H1079875 A JPH1079875 A JP H1079875A
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JP
Japan
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screen
video
image
camera
viewer
Prior art date
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Pending
Application number
JP8233905A
Other languages
English (en)
Inventor
Norihiko Takami
紀彦 鷹見
Masaatsu Fujita
正厚 藤田
Nobuyuki Kato
信之 加藤
Seiji Shimamoto
誠司 島本
Yuichi Yamada
裕一 山田
Shinjiro Makimoto
新二郎 牧本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP8233905A priority Critical patent/JPH1079875A/ja
Publication of JPH1079875A publication Critical patent/JPH1079875A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】競技場で周回する競技物を再生場で周回する映
像として提示する。 【解決手段】競技場である実写場のカメラ群と映像再生
場のディスプレイ群をともに水平方向で、360度をカ
バーさせそれぞれの隣同士を対応して伝送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は映像システムの中
で、特に大形マルチディスプレイを使用したシステムに
関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、陸上競技、競馬、競輪、競艇、
オートレースなどの競技を行い、映像を撮影する実際の
競技場(実写場)10を示す。これらは、平面図で、円
形または長円形(擬似円形)の形状であり、それらは、
中央のフィールド部分11、その周辺のトラック部分1
2、さらにその周辺の観客席13から構成されている。
このなかで、競技者、馬、艇、オートバイなど(以下、
競技物と称す)が周回するのは、トラック部分である。
一方、観客は観客席で、競技物を見る。観客は競技物が
走って位置を刻々変化させるのに伴い、競技物の位置に
合わせ視線を移動する。この視線の移動がスピード感覚
を競技場(実写場)の観客に与え、興奮を呼び起こす。
【0003】20は観客席後方に設置されたビデオカメ
ラであり、競技物に追随して、撮影する方向を変え、競
技物をその視野に入れて撮影する。
【0004】図6は従来のトラック競技の映像システム
のうち、映像再生場を示す。再生場で映像を見る場所
(視聴室1)の前方に投射部21を持つ固定スクリーン
22が設置され、図5におけるビデオカメラ19の映像
を選択し再生する。その視聴室中で視聴者8は、椅子2
3に座りまたは立って競技物の映像を見る。
【0005】このように構成された映像システムは、実
写場で競技物がトラック上を移動しても、再生場では、
競技物の移動を追ってその視野内に競技物をおさめるカ
メラ20から伝送される映像を再生するため、競技物は
常にスクリーン22上に映写される。視聴者8は視線の
移動を行わずに競技物の移動する様子の映像を見てい
る。そのため競技物のスピードが視聴者に実感されず、
興奮を呼び起こしてくれない。
【0006】図7は従来技術の映像再生場であり、半空
間の映像を再生する映像システムの一部である。この映
像システムの実写場では、半空間の景色で魚眼レンズで
円形平面実像に凝縮し、これを保存または伝送する。再
生場では、視聴室1の中央に設置された投射機24の内
部で円形の光像に一度再生し、それを魚眼レンズ25を
用いて半空間に拡大投射し、視聴室を半球状に覆って設
置されたスクリーン26に映すものである。この方式で
は、半空間を再生出来るという大きなメリットがある
が、一方、次のような欠点を有する。
【0007】 リアルタイムに再生するには特殊な撮
影機器の開発が必要であり、それは、特殊用途にしか使
用出来ない。すなわち、一般に使用されている機器の組
み合わせでは映像システムの構成が出来ない。
【0008】 再生に際して、一度円形光像を作り、
それを半空間に投影するため、光量が小さく、再生映像
が暗い。
【0009】 魚眼レンズを使用する関係で、投射機
の位置を視聴室の中央に置くため、投射機が視聴者にと
って極めて邪魔になる。
【0010】図8はプール中で映像が見えるという従来
技術である。同図では、プールの水面27と底面28の
間で円形プールの中央に設置された投射部29から放射
状に光線を発射しプールの内壁30に映像を得るもので
ある。この方式では同図部分を一般空間の映像再生場に
あてはめたとき、 壁からの反射方式を使用しているため、映像のコン
トラストが外光の影響を大きく受け、視聴室を暗くしな
いと映像が見難い。
【0011】 視聴室の中央に投射部分が存在するた
め、視聴室が極めて使用しにくい。
【0012】 視聴室でスクリーンを見るとき投射部
分の影になる場所が出来るため、周回する競技物を見る
には不適切である。
【0013】 床面とスクリーンの最下端位置とが近
く、出入口を設けるとその部分の映像が欠落する。
【0014】図9はプールの中で映像を見る従来技術で
ある。プール底面28に設置され、回転する投射部29
からの光線をスクリーン30が受け、水面27から潜っ
た遊泳者にスクリーン30を透過した映像を提示するシ
ステムである。この方式では、同図部分を一般映像再生
場にあてはめたとき、提示される映像が外側を向いてい
るので、トラックを周回する競技物を見るには、視聴者
はスクリーンの回りを自分で移動して見なければならな
いという重大な欠陥を持つ。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】一般的な映像機器の組
み合わせて構成出来ること。競技物のスクリーン上の移
動により、視聴者の視線に水平方向角度移動を与え、競
技物のスピードを感覚として視聴者に与えること。投射
機が視聴者の邪魔にならないこと。視聴室と外部との出
入りを容易にすること。実際の競技場で見るより、スピ
ード感、物体の大きさなどが大きいこと。
【0016】
【課題を解決するための手段】一般的な機器の組合わせ
で、周回する競技物を視聴室で見られるようにする。そ
のため、視聴室を取り巻いたスクリーン上で水平方向に
競技物を移動させ、それを実写場のビデオカメラと対応
させる。また、視聴者に移動する競技物映像を目で追わ
せ、視線の水平方向回転、頭部の回転または視聴者の身
体の回転を起こさせ、その結果視聴者にスピード感覚を
与える。
【0017】また、そのスクリーンの位置が、視聴室と
外部との出入り、及び視聴者相互の邪魔にならないよ
う、スクリーンの最も低い部分の位置を高くする。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明の具体例の一を表
す、映像システムの一部である、映像再生場である。同
図中、1はディスプレイ群2、天井5、及び床6に囲ま
れた映像再生場を示す。7は再生場への出入口である。
ディスプレイの個々はそれぞれ独立で1台でも例えばN
TSC方式の映像提示能力を備えている、標準的な光透
過式スクリーンまたは自発光式スクリーンである。ここ
では一例として光透過式とし、スクリーン3及びスクリ
ーンへ映写する投射部分4からなる。視聴者は8は立っ
て見ることが標準的な形であり。スクリーン3の最下端
部9は、出入口7および視聴者の頭部より大略高く、
1.5ないし3mに設定されている。このように最下端
部9の高さを設定されたディスプレイは、水平方向に隙
間無く接続され、水平面で360度をカバーしている。
【0019】図2は本発明の具体例の一を示す、映像シ
ステムの一部である、映像実写場である。競技場である
実写場10は、中央にフィールド11、トラック12、
その周辺に観客席13を持つ。フィールド11の内部中
央には、カメラ群14が設置されている。このカメラ群
のカメラ方向の配列は、各々のカメラが中心より放射状
に各々の画角で重複することなくトラック12を写し、
水平面で、合計で360度に視野角を持つ。
【0020】図3は本発明の映像システムの実写場に設
置されたカメラ群と再生場に設置されたディスプレイ群
のとの関係を表すシステムのブロック図である。実写場
10におけるカメラ群14の1台のカメラの映像が伝送
され、再生場における、ディスプレイ1台に再生され
る。すなわち、カメラとスクリーンが1対1で対応して
いる。
【0021】このような実写場と再生場が準備されたと
き、カメラ群14の各カメラの水平方向の受け持ち画角
が等しく、かつ、再生場の各ディスプレイが同一寸法で
あり、カメラ画角の隣合う順番とディスプレイの隣合う
順番が一致し、それぞれのカメラ映像を同時に伝送し、
ディスプレイで再生すれば、視聴者は実写場の中央で、
水平方向360度を常に見えることになる。
【0022】すなわち、トラック12で競技が開始さ
れ、それの終了まで、競技物がトラックを移動すること
による、フィールド11の中央で競技物を見ているとき
に起きる水平方向の角度移動がそのまま、実写場1のデ
ィスプレイに再現できる。
【0023】この再生場での視聴者8は、実写場のカメ
ラ位置に立って水平方向を見るのと同じ競技物の水平方
向の移動の状況を、再生場で移動する映像として見るこ
とが出来る。
【0024】図4は本発明の一実施例であり、実写場に
おけるカメラ群の位置に関し説明するものである。実写
場10のトラック12には、通常ゴール16が設定され
ている。再生場の視聴者には、このゴール付近での映像
に最も関心を持つところであり、この部分を集中的に詳
しく見たいという欲望がある。この欲望を満足するた
め、図4では、カメラ群の位置をフィールド中心より、
ゴール16に近く設定する。このように構成された実写
場から伝送された映像を再生場で見ると、各カメラが同
一画角で、かつゴール16付近はカメラからトラック1
2が近いため、競技物映像が大きくスクリーンに映写さ
れるという現象が生じる。
【0025】図5は本発明の実施例の一であり、実写場
が仮想的に作成された映像システムである。同図中、1
7は競技物画像を作成する仮想実写場である。その中
で、マスターコンピュータ18は競技に出場する競技物
の数量、個々の特性、天候の状況などをインプットさ
れ、競技のスタートからゴールまでの各競技物の時間と
位置の関係(競技の筋書き)を作成する。また、その結
果と、別途インプットされたトラックの角度分割情報を
もとに、スレーブコンピュータ群19に競技物の画像の
作成を指示する。スレーブコンピュータ群18は、同指
令に従い、背景の上に競技物画像を作成する。そして、
各スレーブコンピュータは再生場1のスクリーン2に夫
々画像を伝送路15を通じて伝送し、再生場での映像再
生が出来る。すなわち、スレーブコンピュータは夫々が
実写場でのビデオカメラの役割をしており、ビデオカメ
ラの代替である。
【0026】
【発明の効果】このような構成での映像システムは ビデオカメラ、ディスプレイなどを通常使用してい
る機器(例えばNTSC対応機器)で構成できる。
【0027】 ディスプレイ群をマルチディスプレイ
とすることが出来るため、ディスプレイの光量を大きく
でき、明るい画面を視聴者に提供できる。
【0028】 視聴者が視聴室内と外部を往復するの
にスクリーンが邪魔にならない。
【0029】 視聴室中央の床に投射部が存在しない
ため、視聴室を有効に使用出来る。
【0030】 競技物のトラック上の周回に対応し、
再生場で競技物映像がスクリーン上を周回移動するた
め、視聴者は視線を動かし映像の競技物を追う。この視
線の移動がスピード感を視聴者に与え、興奮を呼び起こ
し、視聴者の満足感を与える。
【0031】 特にゴール付近の映像を大きく見るこ
とが出来る。
【0032】 実際の競技場(実写場)が無くても、
再生場での映像再生が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す映像再生場の断面図。
【図2】本発明の実施例を示す映像実写場の平面図。
【図3】本発明の実施例を示す映像システムのブロック
図。
【図4】本発明の実施例を示す映像実写場の平面図。
【図5】本発明の実施例を示す映像システムのブロック
図。
【図6】従来例の映像実写場の平面図。
【図7】従来例の映像再生場の断面図。
【図8】従来例の映像再生場の断面図。
【図9】従来例の映像再生場の断面図。
【図10】従来例の映像再生場の説明図。
【符号の説明】
1…映像再生場、 2…視聴室を取り巻いて設置されるディスプレイ群、 6…視聴室の床、 9…その最下端。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島本 誠司 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像情報メディア事業部内 (72)発明者 山田 裕一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像情報メディア事業部内 (72)発明者 牧本 新二郎 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像情報メディア事業部内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平方向360°を巡る多数の独立したデ
    ィスプレイ群に囲まれた視聴室があり、実写場のカメラ
    又は前記カメラの代替品と呼応してトラックを周回する
    競技物映像が前記ディスプレイ上を周回することを特徴
    とする映像システム。
  2. 【請求項2】円形又は擬似円形の形状をしその中のトラ
    ックを競技物が周回し、フィールド内部にビデオカメラ
    群が設置されている実際またはバーチャルな実写場と、
    内向き円形又は擬似円形かつ水平方向に隙間無く配置さ
    れたそれぞれ独立したスクリーン群が設置された再生場
    があり、隣合う方向を映すカメラから伝送された画像が
    隣合った前記スクリーンに映され、前記カメラと前記ス
    クリーンが1対1で対応して前記スクリーン上に競技物
    の映像を写し、視聴者は目線を水平方向に移動しながら
    競技物の映像を見ることを特徴とする映像システム。
  3. 【請求項3】請求項1において、ビデオカメラがそれぞ
    れ等しい水平方向角度を映し、全体で水平方向360度
    をカバーするビデオカメラ群である映像システム。
  4. 【請求項4】請求項1の前記実写場に設置されたスクリ
    ーンの最下端の位置がスクリーン群の囲む視聴室の床面
    に対し、1.5ないし3mである映像システム。
  5. 【請求項5】請求項1において、カメラ群の設置された
    位置が、フィールド中央より、ゴールに近い映像システ
    ム。
  6. 【請求項6】請求項1において、実写場が仮想的な競技
    場であり、そこに設置されたカメラ群が、マスターコン
    ピュータによりレースの筋書きを作成、画面分割指令
    し、競技物が背景中を移動する分割画面を作成するスレ
    ーブコンピュータ群と代替している映像システム。
JP8233905A 1996-09-04 1996-09-04 円周映像システム Pending JPH1079875A (ja)

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JP8233905A JPH1079875A (ja) 1996-09-04 1996-09-04 円周映像システム

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