JPH1078346A - 重量センサーの補強構造 - Google Patents
重量センサーの補強構造Info
- Publication number
- JPH1078346A JPH1078346A JP25221296A JP25221296A JPH1078346A JP H1078346 A JPH1078346 A JP H1078346A JP 25221296 A JP25221296 A JP 25221296A JP 25221296 A JP25221296 A JP 25221296A JP H1078346 A JPH1078346 A JP H1078346A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reinforcing member
- leaf springs
- fixed
- leaf spring
- parts
- Prior art date
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- Pending
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- Measurement Of Force In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 板バネ式重量センサーの偏置荷重誤差防止方
法に関する。 【構成】 平板状の金属弾性材の両端部を上下の板バネ
を固定してロバーバル機構を構成するための固定部と
し、固定部に隣接して材料を少なくした弾力の小さい部
分を形成して板バネの可撓部とし、両可撓部に挟まれた
非撓部をビーム部とした板バネのビーム部の中央部に、
板バネの長さ方向と直角に補強部材を取り付けて板バネ
を補強する。非撓部の撓みをより少なくするための補強
部材は、板バネへの接触部分の幅を、補強部材をリベッ
ト,ネジ等で取り付けるに必要な最小限の大きさとす
る。補強部材の幅は、取付部材であるリベット,ネジ等
の頭部が安定して補強部材を取り付けるに必要な最小限
の大きさにする。補強部材の長さは、板バネのビーム部
の平面部の幅より若干短い長さとする。
法に関する。 【構成】 平板状の金属弾性材の両端部を上下の板バネ
を固定してロバーバル機構を構成するための固定部と
し、固定部に隣接して材料を少なくした弾力の小さい部
分を形成して板バネの可撓部とし、両可撓部に挟まれた
非撓部をビーム部とした板バネのビーム部の中央部に、
板バネの長さ方向と直角に補強部材を取り付けて板バネ
を補強する。非撓部の撓みをより少なくするための補強
部材は、板バネへの接触部分の幅を、補強部材をリベッ
ト,ネジ等で取り付けるに必要な最小限の大きさとす
る。補強部材の幅は、取付部材であるリベット,ネジ等
の頭部が安定して補強部材を取り付けるに必要な最小限
の大きさにする。補強部材の長さは、板バネのビーム部
の平面部の幅より若干短い長さとする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】重量計特に静電容量式重量計
の偏置荷重誤差対策に関する。
の偏置荷重誤差対策に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の板バネを使用した重量セン
サーの補強は、板バネのビーム部を折り曲げて補強し、
上下の板バネの固定部の外側を補強部材で連結して補強
していた。
サーの補強は、板バネのビーム部を折り曲げて補強し、
上下の板バネの固定部の外側を補強部材で連結して補強
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの従来の補強構
造では、補強部材が大きくなる、工数が掛かる割に効果
が少なく、偏置荷重による誤差が大きいという欠点があ
る。特に秤量(最大計量可能量)が大きい重量計におい
ては補強の効果が少ないという欠点があった。
造では、補強部材が大きくなる、工数が掛かる割に効果
が少なく、偏置荷重による誤差が大きいという欠点があ
る。特に秤量(最大計量可能量)が大きい重量計におい
ては補強の効果が少ないという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】平板状の金属弾性材の両
端部を上下の板バネを固定してロバーバル機構を構成す
るための固定部とし、固定部に隣接して材料を少なくし
た弾力の小さい部分を形成して板バネの可撓部とし、両
可撓部に挟まれた非撓部をビーム部とした板バネのビー
ム部の中心部に、板バネの長さ方向と直角に補強部材を
取り付けて板バネを補強する。
端部を上下の板バネを固定してロバーバル機構を構成す
るための固定部とし、固定部に隣接して材料を少なくし
た弾力の小さい部分を形成して板バネの可撓部とし、両
可撓部に挟まれた非撓部をビーム部とした板バネのビー
ム部の中心部に、板バネの長さ方向と直角に補強部材を
取り付けて板バネを補強する。
【0005】
【発明の実施の形態】板バネのビーム部中央部には、板
バネの長さ方向と直角に複数個の取付用孔を設け、板バ
ネへの接触面の幅をリベット等の取付部材で取り付ける
に必要な最小限の大きさにした補強部材にも対応する位
置に取付用孔を設け、接触面の幅を小さくし、材厚方向
を厚くして補強効果を持たせた補強部材を板バネのビー
ム部中央に板バネの長さ方向と直角に固定する。補強部
材の長さは、板バネのビーム部の平面部の幅より若干短
い長さとする。
バネの長さ方向と直角に複数個の取付用孔を設け、板バ
ネへの接触面の幅をリベット等の取付部材で取り付ける
に必要な最小限の大きさにした補強部材にも対応する位
置に取付用孔を設け、接触面の幅を小さくし、材厚方向
を厚くして補強効果を持たせた補強部材を板バネのビー
ム部中央に板バネの長さ方向と直角に固定する。補強部
材の長さは、板バネのビーム部の平面部の幅より若干短
い長さとする。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の補強構造の実施例の重量センサ
ーの展開斜視図、図2は本発明の補強構造の実施例の重
量センサーの組立斜視図、図3は従来の補強構造の重量
センサーの展開斜視図、図4は従来の補強構造の重量セ
ンサーの組立斜視図、図5は本発明の補強部材の図、で
ある。
明する。図1は本発明の補強構造の実施例の重量センサ
ーの展開斜視図、図2は本発明の補強構造の実施例の重
量センサーの組立斜視図、図3は従来の補強構造の重量
センサーの展開斜視図、図4は従来の補強構造の重量セ
ンサーの組立斜視図、図5は本発明の補強部材の図、で
ある。
【0007】本発明の実施例の重量センサーの補強構造
は図1,図2,図5に示すように構成されている。板バ
ネ(1)は2枚を上下対称に使用している。板バネのビー
ム部(2)の中央部には補強部材を取り付けるためのリベ
ット用孔(3)がある。板バネの四辺の非撓部は材料を折
り曲げて補強部(4)としてある。非撓部とビーム部の間
には細い溝孔(5)を設けて、材料の少ない部分を可撓部
(6)としている。折り曲げた非撓部の一部を更に折り曲
げて4ケ所の固定部(7)を設けている。
は図1,図2,図5に示すように構成されている。板バ
ネ(1)は2枚を上下対称に使用している。板バネのビー
ム部(2)の中央部には補強部材を取り付けるためのリベ
ット用孔(3)がある。板バネの四辺の非撓部は材料を折
り曲げて補強部(4)としてある。非撓部とビーム部の間
には細い溝孔(5)を設けて、材料の少ない部分を可撓部
(6)としている。折り曲げた非撓部の一部を更に折り曲
げて4ケ所の固定部(7)を設けている。
【0008】補強部材(8)は図5の(A)に示すような構
造で、本発明の実施例に使用した重量計(最大計量5k
g)の場合、板バネの材厚1.2mm、ビーム部の平面部
の幅54mmに対して補強部材の長さ50mm、材厚は3m
m、幅8mm、取付部(接触面)幅5mmのものを3mmのリ
ベット3本で取り付けている。補強部材(9)の他の実施
例として図5の(B)に示すように、薄い板材を曲げて補
強部材の強度を持たせたものであってもよい。
造で、本発明の実施例に使用した重量計(最大計量5k
g)の場合、板バネの材厚1.2mm、ビーム部の平面部
の幅54mmに対して補強部材の長さ50mm、材厚は3m
m、幅8mm、取付部(接触面)幅5mmのものを3mmのリ
ベット3本で取り付けている。補強部材(9)の他の実施
例として図5の(B)に示すように、薄い板材を曲げて補
強部材の強度を持たせたものであってもよい。
【0009】固定側固定板(10)に絶縁部材中(11)及び絶
縁部材小(12)を介して固定電極板(13)を取り付けた固定
電極板組立(14)、可動側固定板(15)に絶縁部材大(16)及
び絶縁部材小(12)を介して可動電極板(17)を取り付けた
可動電極板組立(18)は、両電極板間に所定の隙間を設け
て上下2枚の板バネに挟まれて重量センサー組立(19)
(図2参照)となる。
縁部材小(12)を介して固定電極板(13)を取り付けた固定
電極板組立(14)、可動側固定板(15)に絶縁部材大(16)及
び絶縁部材小(12)を介して可動電極板(17)を取り付けた
可動電極板組立(18)は、両電極板間に所定の隙間を設け
て上下2枚の板バネに挟まれて重量センサー組立(19)
(図2参照)となる。
【0010】固定側固定板をネジで重量計の基台(図示
せず)へ取り付け、可動側固定板へ被計量物を載せる載
台(図示せず)を取り付け、可動・固定電極板からの信
号線(図示せず)を電子基板組立(図示せず)へ連結し
て、重量計となる。
せず)へ取り付け、可動側固定板へ被計量物を載せる載
台(図示せず)を取り付け、可動・固定電極板からの信
号線(図示せず)を電子基板組立(図示せず)へ連結し
て、重量計となる。
【0011】これに対し、従来の補強構造は図3,図4
に示すように、板バネの前後(長さ方向)の折り曲げて
いる補強部に補強部材(19),(19)を取り付けて、上下の
板バネを連結して補強していた。具体的には補強部材は
50×24×3(mm)の鋼板で、4mmのネジ6本で上下の
板バネに固定していた。
に示すように、板バネの前後(長さ方向)の折り曲げて
いる補強部に補強部材(19),(19)を取り付けて、上下の
板バネを連結して補強していた。具体的には補強部材は
50×24×3(mm)の鋼板で、4mmのネジ6本で上下の
板バネに固定していた。
【0012】
【発明の効果】以上説明した本発明の補強構造,従来の
補強構造での試験結果を述べる。重量計の最大計量値で
ある5,000gの分銅を、載台の中央部に載せたときの表示
値を基準にして、板バネの長さ方向を載台の前後方向と
して、載台の前後左右に中央部から45mm偏置させたと
きの表示値を読みとる。その結果、従来の補強構造のも
のでは前後左右の誤差(資料数3台の平均値)がそれぞ
れ1g,-4g,-20g,-19g で、本発明の実施例の補強構造の
ものでは 2g,-2g,-2g,-3gとなった。補強部材を板バネ
の長さ方向と直角に固定しているので、左右へ偏置荷重
したときの板バネ(ロバーバル機構)の捻れが小さくな
り、左右の誤差に対して顕著な効果が現れた。
補強構造での試験結果を述べる。重量計の最大計量値で
ある5,000gの分銅を、載台の中央部に載せたときの表示
値を基準にして、板バネの長さ方向を載台の前後方向と
して、載台の前後左右に中央部から45mm偏置させたと
きの表示値を読みとる。その結果、従来の補強構造のも
のでは前後左右の誤差(資料数3台の平均値)がそれぞ
れ1g,-4g,-20g,-19g で、本発明の実施例の補強構造の
ものでは 2g,-2g,-2g,-3gとなった。補強部材を板バネ
の長さ方向と直角に固定しているので、左右へ偏置荷重
したときの板バネ(ロバーバル機構)の捻れが小さくな
り、左右の誤差に対して顕著な効果が現れた。
【0013】このように、従来24mm幅の補強板2枚を
合計12本の4mmのネジで固定していたのを、8mm幅で
板バネへの接触面積の小さい補強板2枚を6本の3mmの
リベットで固定することで 20/5,000 の精度であった
ものが、3/5,000 へと格段の精度向上がなされ、補強部
材,取り付けネジ等の材料費、取り付け工数が数分の1
に減少するという極めて優れた効果が確認された。
合計12本の4mmのネジで固定していたのを、8mm幅で
板バネへの接触面積の小さい補強板2枚を6本の3mmの
リベットで固定することで 20/5,000 の精度であった
ものが、3/5,000 へと格段の精度向上がなされ、補強部
材,取り付けネジ等の材料費、取り付け工数が数分の1
に減少するという極めて優れた効果が確認された。
【0014】
【図1】本発明の補強構造の実施例の重量センサーの展
開斜視図
開斜視図
【図2】本発明の補強構造の実施例の重量センサーの組
立斜視図
立斜視図
【図3】従来の補強構造の重量センサーの展開斜視図
【図4】従来の補強構造の重量センサーの組立斜視図
【図5】本発明の補強部材の実施例の図
1 板バネ 2 ビーム部 3 リベット用孔 4 補強部 5 溝孔 6 可撓部 7 固定部 8 補強部材 9 補強部材 10 固定側固定板 11 絶縁部材中 12 絶縁部材小 13 固定電極板 14 固定電極板組立 15 可動側固定板 16 絶縁部材大 17 可動電極板 18 可動電極板組立 19 重量センサー組立 20 補強部材
Claims (1)
- 【請求項1】 平板状の金属弾性材の両端部を固定部と
し、固定部に隣接して材料を少なくした弾力の小さい部
分を形成して可撓部とし、可撓部に挟まれた部分をビー
ム部とした板バネを対面して、該固定部で固定してロバ
ーバル機構を構成し、両固定部に所定の間隔で互いに絶
縁された電極を設け、ロバーバルの変形による電極の間
隔の変化に伴う静電容量の変化を利用する静電容量式重
量センサーにおいて、該板バネへの接触部分を、部材を
取り付けるに必要な最小限の大きさとした部材を、該ビ
ーム部に板バネの中心部に長さ方向と直角に取り付けて
板バネを補強する事を特徴とする重量センサーの補強構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25221296A JPH1078346A (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | 重量センサーの補強構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25221296A JPH1078346A (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | 重量センサーの補強構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1078346A true JPH1078346A (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=17234072
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25221296A Pending JPH1078346A (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | 重量センサーの補強構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1078346A (ja) |
-
1996
- 1996-09-04 JP JP25221296A patent/JPH1078346A/ja active Pending
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