JPH1077042A - 段ボ−ル製パレット - Google Patents
段ボ−ル製パレットInfo
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- JPH1077042A JPH1077042A JP25375896A JP25375896A JPH1077042A JP H1077042 A JPH1077042 A JP H1077042A JP 25375896 A JP25375896 A JP 25375896A JP 25375896 A JP25375896 A JP 25375896A JP H1077042 A JPH1077042 A JP H1077042A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 構造が簡単で且つ軽量であり而も再生利用が
可能である、垂直方向及び水平方向の強度の異方性が低
減され、物理的強度が改善された段ボ−ル製パレットを
提供する。 【解決手段】 底板2に適宜の数の長方形状の貫通孔6
を孔設し、段ボ−ルシ−トの、最外側シ−トを適宜の数
その一部のみ筒状物の全周にわたって切り欠きし、生じ
た内周突出部5が底板に孔設した貫通孔6に嵌合すると
ともに外周段落部4の切欠き面が底板内面と当接するよ
うスペ−サ−3を形成し、内周突出部を底板2の貫通孔
6に嵌合すると共に外周段落部4の切欠き面を底板内面
で当接させ且つ非切欠き面を天板1に突き合わせて接着
してそれぞれを相互に接合・固定する。
可能である、垂直方向及び水平方向の強度の異方性が低
減され、物理的強度が改善された段ボ−ル製パレットを
提供する。 【解決手段】 底板2に適宜の数の長方形状の貫通孔6
を孔設し、段ボ−ルシ−トの、最外側シ−トを適宜の数
その一部のみ筒状物の全周にわたって切り欠きし、生じ
た内周突出部5が底板に孔設した貫通孔6に嵌合すると
ともに外周段落部4の切欠き面が底板内面と当接するよ
うスペ−サ−3を形成し、内周突出部を底板2の貫通孔
6に嵌合すると共に外周段落部4の切欠き面を底板内面
で当接させ且つ非切欠き面を天板1に突き合わせて接着
してそれぞれを相互に接合・固定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、段ボ−ルシ−トから
構成される、垂直方向及び水平方向の強度の異方性が低
減され、物理的強度が改善された段ボ−ル製パレット、
特に横方向の衝撃強度が改善され且つ製造コストが安価
で、再生利用が可能な段ボ−ル製パレットに関する。
構成される、垂直方向及び水平方向の強度の異方性が低
減され、物理的強度が改善された段ボ−ル製パレット、
特に横方向の衝撃強度が改善され且つ製造コストが安価
で、再生利用が可能な段ボ−ル製パレットに関する。
【0002】
【従来の技術】原料や商品などの物資は、その重量に係
わらず取扱い・荷役、輸送、保管等いわゆる物流の高速
化と合理化の要求に応えるため、これまでにコンテナ−
リゼ−ション、パレットシステムなどにより単位化され
てきた。一方物資の国際的な輸送の増大は、このような
単位輸送方式の普及を地球規模で加速化しているが、同
時に輸送・包装資材のリサイクル化が、天然資源の保護
や環境保護の見地から要請され近い将来立法措置によっ
て国際的に厳しく管理されることが見込まれている。
パレットは、一定量の貨物・物資をユニット化して載置
するために使用される台であり、いわば移動プラットフ
ォ−ムとも称され、積載、荷役、移動や輸送が、主とし
てフォクリフト、パレットトラックなどにより高速化さ
れまたラック倉庫による保管が可能となり、物流の合理
化には必要不可欠であると言っても過言ではない。
わらず取扱い・荷役、輸送、保管等いわゆる物流の高速
化と合理化の要求に応えるため、これまでにコンテナ−
リゼ−ション、パレットシステムなどにより単位化され
てきた。一方物資の国際的な輸送の増大は、このような
単位輸送方式の普及を地球規模で加速化しているが、同
時に輸送・包装資材のリサイクル化が、天然資源の保護
や環境保護の見地から要請され近い将来立法措置によっ
て国際的に厳しく管理されることが見込まれている。
パレットは、一定量の貨物・物資をユニット化して載置
するために使用される台であり、いわば移動プラットフ
ォ−ムとも称され、積載、荷役、移動や輸送が、主とし
てフォクリフト、パレットトラックなどにより高速化さ
れまたラック倉庫による保管が可能となり、物流の合理
化には必要不可欠であると言っても過言ではない。
【0003】パレットは、形状により平形、箱形や枠形
に分けられまた用いる材料に従って木製、鋼鉄製、樹脂
製やファイバ−ボ−ド製など分類される。なかでも木製
パレットは、製作コストが安価でありまた比較的軽量で
あるため汎用されているが、国際的輸送においては植物
検疫上の理由から燻蒸処理が必要でありまた森林資源の
枯渇から原料材木の入手可能性に限界があるなど幾つか
の欠陥・短所がある。このような欠陥・短所を解決する
と同時に再生利用を可能とするため、荷物を載置する天
板、反対側の底板及びこれらを連結する桁部(以下便宜
上スペ−サ−と称する)を段ボ−ルシ−トで構成した
り、また天板と底板とは段ボ−ルシ−トで構成しまたス
ペ−サ−は紙管で構成し、それぞれの構成要素を接着剤
で接合・固定して成るボ−ル紙製のパレットが開発、市
販され、一部であるが実用に供されている。
に分けられまた用いる材料に従って木製、鋼鉄製、樹脂
製やファイバ−ボ−ド製など分類される。なかでも木製
パレットは、製作コストが安価でありまた比較的軽量で
あるため汎用されているが、国際的輸送においては植物
検疫上の理由から燻蒸処理が必要でありまた森林資源の
枯渇から原料材木の入手可能性に限界があるなど幾つか
の欠陥・短所がある。このような欠陥・短所を解決する
と同時に再生利用を可能とするため、荷物を載置する天
板、反対側の底板及びこれらを連結する桁部(以下便宜
上スペ−サ−と称する)を段ボ−ルシ−トで構成した
り、また天板と底板とは段ボ−ルシ−トで構成しまたス
ペ−サ−は紙管で構成し、それぞれの構成要素を接着剤
で接合・固定して成るボ−ル紙製のパレットが開発、市
販され、一部であるが実用に供されている。
【0004】しかしながら、このような従来公知のボ−
ル紙製のパレットは、載置される貨物の重量を支持する
には充分な強度をを有するものの、再生利用を図るため
には使用できる接着剤は自ずから制約があるため、フォ
−クリフトトラックのフォ−クの突きなど一定以上の横
方向からの衝撃や負荷に対して脆弱であり、パレット自
体の強度に相当な異方性があったり、また強度が均等で
異方性の少ないパレットは、必然的に構造が複雑とな
り、製造工程も複雑となるためコスト高が避けられな
い、などの重大な問題が未解決となっている。
ル紙製のパレットは、載置される貨物の重量を支持する
には充分な強度をを有するものの、再生利用を図るため
には使用できる接着剤は自ずから制約があるため、フォ
−クリフトトラックのフォ−クの突きなど一定以上の横
方向からの衝撃や負荷に対して脆弱であり、パレット自
体の強度に相当な異方性があったり、また強度が均等で
異方性の少ないパレットは、必然的に構造が複雑とな
り、製造工程も複雑となるためコスト高が避けられな
い、などの重大な問題が未解決となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、かかる状
況に鑑みて鋭意検討を重ねた結果、垂直方向の荷重のみ
ならず一定以上の水平方向の衝撃や負荷に対しても抗し
得る程充分に物理的強度強度が高く而も強度異方性が低
減され、構造自体が単純で従って製造が容易でコストの
安い、再生利用可能なパレットを開発することに成功し
た。
況に鑑みて鋭意検討を重ねた結果、垂直方向の荷重のみ
ならず一定以上の水平方向の衝撃や負荷に対しても抗し
得る程充分に物理的強度強度が高く而も強度異方性が低
減され、構造自体が単純で従って製造が容易でコストの
安い、再生利用可能なパレットを開発することに成功し
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明によれば、
天板(1),底板(2)及びスペ−サ−(3)の何れも
段ボ−ルシ−トから構成される段ボ−ル製パレットにお
いて、底板(2)に適宜の数の長方形状又は適宜形状の
貫通孔(6)を孔設すること;段ボ−ルシ−トを長手方
向に複数回巻き込み、周回・接着させてほぼ断面がほぼ
四角形状又は適宜形状の筒状に形成した後、最外側シ−
トを適宜の数一部のみ筒状物の全周にわたって切り欠き
し、生じた内周突出部(5)が底板に孔設した貫通孔
(6)に嵌合するとともに外周段落部(4)の切欠き面
が底板内面と当接するようスペ−サ−(3)を形成する
こと;該スペ−サ−(3)の内周突出部側面(7)、外
周段落部(4)の切欠き面及び対向する非切欠き面に接
着剤を塗布して後、内周突出部を底板(2)の貫通孔
(6)に嵌合すると共に外周段落部(4)の切欠き面を
貫通孔周囲で当接させ且つ非切欠き面を天板(1)に突
き合わせて接着してそれぞれを相互に接合・固定するこ
とによって、垂直方向及び水平方向の異方性が低減さ
れ、物理的強度が改善された段ボ−ル製パレットが提供
されるのである。本発明に係わる段ボ−ル製パレット
は、このように単純化された構成を有するため製造プロ
セスが簡単であり、コストが安価である。
天板(1),底板(2)及びスペ−サ−(3)の何れも
段ボ−ルシ−トから構成される段ボ−ル製パレットにお
いて、底板(2)に適宜の数の長方形状又は適宜形状の
貫通孔(6)を孔設すること;段ボ−ルシ−トを長手方
向に複数回巻き込み、周回・接着させてほぼ断面がほぼ
四角形状又は適宜形状の筒状に形成した後、最外側シ−
トを適宜の数一部のみ筒状物の全周にわたって切り欠き
し、生じた内周突出部(5)が底板に孔設した貫通孔
(6)に嵌合するとともに外周段落部(4)の切欠き面
が底板内面と当接するようスペ−サ−(3)を形成する
こと;該スペ−サ−(3)の内周突出部側面(7)、外
周段落部(4)の切欠き面及び対向する非切欠き面に接
着剤を塗布して後、内周突出部を底板(2)の貫通孔
(6)に嵌合すると共に外周段落部(4)の切欠き面を
貫通孔周囲で当接させ且つ非切欠き面を天板(1)に突
き合わせて接着してそれぞれを相互に接合・固定するこ
とによって、垂直方向及び水平方向の異方性が低減さ
れ、物理的強度が改善された段ボ−ル製パレットが提供
されるのである。本発明に係わる段ボ−ル製パレット
は、このように単純化された構成を有するため製造プロ
セスが簡単であり、コストが安価である。
【0007】前記したような本発明に従って提供される
段ボ−ル製パレットにおいては、先ず、適宜の強度を有
する段ボ−ルシ−トを所定の同一寸法に裁断することに
よってパレットの天板1及び底板2を作成し、なお底板
には所望のパレット強度に応じて適宜の形状をした適宜
の数の貫通孔を孔設する。また同質の段ボ−ルシ−トを
所定寸法に裁断した後、所望するパレット強度に応じて
複数回長手方向に巻き込んで周回・接着させ次いで押圧
するか又はしないで断面がほぼ正四角又は適宜の形状で
ある筒状とし、底板に孔設した貫通孔に嵌合するよう最
外側の段ボ−ルシ−トの一部を複数筒状物の全周にわた
って切り欠きすることによってスペ−サ−を作成する。
かくして作成した複数個のスペ−サ−3を内周突出部側
面(7)、外周段落部(4)の切欠き面及び対向する非
切欠き面に接着剤を塗布した後、内周突出部を底板
(2)の貫通孔(6)に嵌合すると共に外周段落部
(4)の切欠き面を底板内面で当接させ且つ非切欠き面
を天板(1)に突き合わせて接着させれば、天板
(1)、底板(2)及びスペ−サ−(3)が接着剤によ
って相互に接合・固定されて、かくして本発明の段ボ−
ル製パレットが得られるのである。
段ボ−ル製パレットにおいては、先ず、適宜の強度を有
する段ボ−ルシ−トを所定の同一寸法に裁断することに
よってパレットの天板1及び底板2を作成し、なお底板
には所望のパレット強度に応じて適宜の形状をした適宜
の数の貫通孔を孔設する。また同質の段ボ−ルシ−トを
所定寸法に裁断した後、所望するパレット強度に応じて
複数回長手方向に巻き込んで周回・接着させ次いで押圧
するか又はしないで断面がほぼ正四角又は適宜の形状で
ある筒状とし、底板に孔設した貫通孔に嵌合するよう最
外側の段ボ−ルシ−トの一部を複数筒状物の全周にわた
って切り欠きすることによってスペ−サ−を作成する。
かくして作成した複数個のスペ−サ−3を内周突出部側
面(7)、外周段落部(4)の切欠き面及び対向する非
切欠き面に接着剤を塗布した後、内周突出部を底板
(2)の貫通孔(6)に嵌合すると共に外周段落部
(4)の切欠き面を底板内面で当接させ且つ非切欠き面
を天板(1)に突き合わせて接着させれば、天板
(1)、底板(2)及びスペ−サ−(3)が接着剤によ
って相互に接合・固定されて、かくして本発明の段ボ−
ル製パレットが得られるのである。
【0008】本発明に係わる段ボ−ルパレットの前記三
要素は、市販されるダンボ−ルの如何なる種類のもので
もよく、パレットに要求される物理的強度などの特性を
勘案して適宜に選択すればよいが、天板及び底板には、
強度を勘案して複両面段ボ−ルやトリウォ−ル段ボ−ル
などを使用しまたスペ−サ−には両面段ボ−ルを用いる
のが好ましい。なお、スペ−サ−は、断面が直方体、正
四角形又は円形の任意の形状であってよくまた底板に孔
設する貫通孔の形状も任意であってよい。また天板にも
底板と同様の貫通孔を孔設してもよく、その場合、スペ
−サ−は天板と底板の双方に嵌合接着するように形成す
ればよい。
要素は、市販されるダンボ−ルの如何なる種類のもので
もよく、パレットに要求される物理的強度などの特性を
勘案して適宜に選択すればよいが、天板及び底板には、
強度を勘案して複両面段ボ−ルやトリウォ−ル段ボ−ル
などを使用しまたスペ−サ−には両面段ボ−ルを用いる
のが好ましい。なお、スペ−サ−は、断面が直方体、正
四角形又は円形の任意の形状であってよくまた底板に孔
設する貫通孔の形状も任意であってよい。また天板にも
底板と同様の貫通孔を孔設してもよく、その場合、スペ
−サ−は天板と底板の双方に嵌合接着するように形成す
ればよい。
【0009】また上記段ボ−ル製パレットの三要素を相
互に接合・固定するために使用される接着剤としては、
澱粉、デキストリン、加工澱粉、醋酸ビニルエマルジョ
ン、醋酸ビニル・エチレンエマルジョン、ポリ醋酸ビニ
ルなどをベ−スとするホットメルト接着剤などが挙げら
れるが、段ボ−ル製パレットの再生利用を容易に行うた
めには澱粉、デキストリンや加工澱粉からなる接着剤が
好ましい。接着剤の塗布は、段ボ−ル製パレットの製造
プロセスに応じてロ−ルコ−タ−,フロ−コ−タ−など
またホットメルト接着剤使用の場合は各種のホットメル
ト用アプリケ−タ−を使用することが出来る。
互に接合・固定するために使用される接着剤としては、
澱粉、デキストリン、加工澱粉、醋酸ビニルエマルジョ
ン、醋酸ビニル・エチレンエマルジョン、ポリ醋酸ビニ
ルなどをベ−スとするホットメルト接着剤などが挙げら
れるが、段ボ−ル製パレットの再生利用を容易に行うた
めには澱粉、デキストリンや加工澱粉からなる接着剤が
好ましい。接着剤の塗布は、段ボ−ル製パレットの製造
プロセスに応じてロ−ルコ−タ−,フロ−コ−タ−など
またホットメルト接着剤使用の場合は各種のホットメル
ト用アプリケ−タ−を使用することが出来る。
【0010】
【作用】図2に示すように、底板(2)とスペ−サ−
(3)とは、スペ−サ−(3)の内周突出部と外周段落
部を介してそれぞれ嵌合接着と突き合わせ接着によって
より強固に接合・固定されるため、本発明の段ボ−ルパ
レットは、水平方向の強度が垂直方向の強度とバランス
がとれてパレット全体の強度が改良され、フォ−クリフ
トトラックやハンドリフトなどによる荷役作業時にフォ
−クが正しい方向で挿入されずにスペ−サ−に衝突し、
一定以上の衝撃がかかった場合でも、スペ−サ−(3)
部の接合・固定が従来のように破壊されることはない。
従って、荷役作業の高速化を可能ならしめまた同時に物
資搬送先で容易に再生利用できるので、パレチゼ−ショ
ンによる物流管理の合理化に寄与できる。
(3)とは、スペ−サ−(3)の内周突出部と外周段落
部を介してそれぞれ嵌合接着と突き合わせ接着によって
より強固に接合・固定されるため、本発明の段ボ−ルパ
レットは、水平方向の強度が垂直方向の強度とバランス
がとれてパレット全体の強度が改良され、フォ−クリフ
トトラックやハンドリフトなどによる荷役作業時にフォ
−クが正しい方向で挿入されずにスペ−サ−に衝突し、
一定以上の衝撃がかかった場合でも、スペ−サ−(3)
部の接合・固定が従来のように破壊されることはない。
従って、荷役作業の高速化を可能ならしめまた同時に物
資搬送先で容易に再生利用できるので、パレチゼ−ショ
ンによる物流管理の合理化に寄与できる。
【0011】
実施例1 本発明を図面に基いて説明する。図1は、底板(2)を
上下裏返しに反転させた状態に於ける、接合・固定のた
め底板に孔設した貫通孔部分(6)及び天板(1)に突
き合わせ接着したスペ−サ−(3)との一部拡大斜視図
である。スペ−サ−(3)は、両面段ボ−ルを四回長手
方向に巻き込み周回・接着させ、次いで断面四角形状の
筒状物に押圧成形した後、最外側に位置する二層の両面
段ボ−ルを筒状物の底板に孔設した貫通孔に嵌合するよ
う一部を筒状物の全周にわたって切り欠きして形成した
ものである。かくして作成したスペ−サ−(3)は、内
周突出部側面(7)と外周段落部(4)とを有してお
り、内周突出部側面(7)と外周段落部(4)の切欠き
面及び対向する非切欠き面に接着剤を塗布して後、内周
突出部を底板(2)の貫通孔(6)に嵌合すると共に外
周段落部(4)の切欠き面を貫通孔周囲で当接させ且つ
非切欠き面を天板(1)に突き合わせれば、天板
(1)、底板(2)及びスペ−サ−(3)が、接着剤に
よって天板(1)とスペ−サ−(3)とは突き合わせ接
着によりまた底板(2)とスペ−サ−(3)とは嵌合接
着と一部突き合せ接着によってより強固に接合・固定さ
れる。
上下裏返しに反転させた状態に於ける、接合・固定のた
め底板に孔設した貫通孔部分(6)及び天板(1)に突
き合わせ接着したスペ−サ−(3)との一部拡大斜視図
である。スペ−サ−(3)は、両面段ボ−ルを四回長手
方向に巻き込み周回・接着させ、次いで断面四角形状の
筒状物に押圧成形した後、最外側に位置する二層の両面
段ボ−ルを筒状物の底板に孔設した貫通孔に嵌合するよ
う一部を筒状物の全周にわたって切り欠きして形成した
ものである。かくして作成したスペ−サ−(3)は、内
周突出部側面(7)と外周段落部(4)とを有してお
り、内周突出部側面(7)と外周段落部(4)の切欠き
面及び対向する非切欠き面に接着剤を塗布して後、内周
突出部を底板(2)の貫通孔(6)に嵌合すると共に外
周段落部(4)の切欠き面を貫通孔周囲で当接させ且つ
非切欠き面を天板(1)に突き合わせれば、天板
(1)、底板(2)及びスペ−サ−(3)が、接着剤に
よって天板(1)とスペ−サ−(3)とは突き合わせ接
着によりまた底板(2)とスペ−サ−(3)とは嵌合接
着と一部突き合せ接着によってより強固に接合・固定さ
れる。
【0012】実施例2 天板にも貫通孔を孔設する以外は実施例1と同様の構成
として、天板及び底板とが、共に嵌合接着と一部突き合
せ接着とによってスペ−サ−(3)に対してより強固に
接合・固定することによって機械的強度が更に改善され
た段ボ−ル製パレットが得られる。
として、天板及び底板とが、共に嵌合接着と一部突き合
せ接着とによってスペ−サ−(3)に対してより強固に
接合・固定することによって機械的強度が更に改善され
た段ボ−ル製パレットが得られる。
【0013】実施例3 スペ−サ−(3)の断面形状を円形状とした以外は実施
例1と同様の構成として、機械的強度が改善された段ボ
−ル製パレットが得られる。
例1と同様の構成として、機械的強度が改善された段ボ
−ル製パレットが得られる。
【0014】
【発明の効果】本発明に係わる段ボ−ル製パレットは、
上記したごとき構成であるので、従来公知の段ボ−ル製
パレットと比較して構造が簡単であるにも拘らず、水平
方向の衝撃や負荷に対する物理的強度が改善され、強度
が垂直方向と水平方向において異方性が著しく低減さ
れ、全体としての強度が増大している。また製造プロセ
スが簡単であるため、コストは低くしかも再生利用が可
能であるので、パレチゼ−ションによる物流の合理化に
大きく寄与することが出来る。
上記したごとき構成であるので、従来公知の段ボ−ル製
パレットと比較して構造が簡単であるにも拘らず、水平
方向の衝撃や負荷に対する物理的強度が改善され、強度
が垂直方向と水平方向において異方性が著しく低減さ
れ、全体としての強度が増大している。また製造プロセ
スが簡単であるため、コストは低くしかも再生利用が可
能であるので、パレチゼ−ションによる物流の合理化に
大きく寄与することが出来る。
【図1】実施例1に記載した構成による、本発明に係わ
る段ボ−ル製パレットにおいて、接合・固定のため孔設
した貫通孔部分及び天板(1)に突き合わせ接着したス
ペ−サ−(3)との一部拡大斜視図である。
る段ボ−ル製パレットにおいて、接合・固定のため孔設
した貫通孔部分及び天板(1)に突き合わせ接着したス
ペ−サ−(3)との一部拡大斜視図である。
【図2】実施例2に記載した構成による、本発明に係わ
る段ボ−ル製パレットの斜視図である。
る段ボ−ル製パレットの斜視図である。
【図3】実施例3に記載した構成による、本発明に係わ
る段ボ−ル製パレットの斜視図である。
る段ボ−ル製パレットの斜視図である。
1 天板 2 底板 3 スペ−サ− 4 スペ−サ−の外周段落部 5 スペ−サ−の内周突出部 6 底板に孔設した貫通孔 7 スペ−サ−の内周突出部の側面
Claims (1)
- 【請求項1】 天板(1),底板(2)及びスペ−サ−
(3)の何れも段ボ−ルシ−トから構成される段ボ−ル
製パレットにおいて、底板(2)に適宜の数の長方形状
の貫通孔(6)を孔設すること;段ボ−ルシ−トを長手
方向に複数回巻き込み周回・接着させてほぼ断面がほぼ
四角形の筒状に形成した後、最外側シ−トを適宜の数そ
の一部のみ筒状物の全周にわたって切り欠きし、生じた
内周突出部(5)が底板に孔設した貫通孔(6)に嵌合
するとともに外周段落部(4)の切欠き面が底板内面と
当接するようスペ−サ−(3)を形成すること;該スペ
−サ−(3)の内周突出部側面(7)、外周段落部
(4)の切欠き面及び対向する非切欠き面に接着剤を塗
布した後、内周突出部を底板(2)の貫通孔(6)に嵌
合すると共に外周段落部(4)の切欠き面を底板内面で
当接させ且つ非切欠き面を天板(1)に突き合わせて接
着してそれぞれを相互に接合・固定することを特徴とす
る、垂直方向及び水平方向の強度の異方性が低減され、
物理的強度が改善された段ボ−ル製パレット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25375896A JPH1077042A (ja) | 1996-09-03 | 1996-09-03 | 段ボ−ル製パレット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25375896A JPH1077042A (ja) | 1996-09-03 | 1996-09-03 | 段ボ−ル製パレット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1077042A true JPH1077042A (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=17255740
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25375896A Pending JPH1077042A (ja) | 1996-09-03 | 1996-09-03 | 段ボ−ル製パレット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1077042A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100712130B1 (ko) * | 2006-01-10 | 2007-04-27 | 주식회사 다인기술 | 골판지를 나선형으로 감아서 형성한 각형지관, 그각형지관을 사용한 종이파렛트 |
-
1996
- 1996-09-03 JP JP25375896A patent/JPH1077042A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100712130B1 (ko) * | 2006-01-10 | 2007-04-27 | 주식회사 다인기술 | 골판지를 나선형으로 감아서 형성한 각형지관, 그각형지관을 사용한 종이파렛트 |
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