JPH1075076A - 通信用キャビネット装置 - Google Patents

通信用キャビネット装置

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JPH1075076A
JPH1075076A JP8230931A JP23093196A JPH1075076A JP H1075076 A JPH1075076 A JP H1075076A JP 8230931 A JP8230931 A JP 8230931A JP 23093196 A JP23093196 A JP 23093196A JP H1075076 A JPH1075076 A JP H1075076A
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JP
Japan
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cable
cable duct
shelf
communication cabinet
communication
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JP8230931A
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English (en)
Inventor
Hirotoshi Takada
廣年 高田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Structure Of Telephone Exchanges (AREA)
  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Details Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は通信用キャビネット装置に関し、ケ
ーブルが良好に整線されて配線されるようにすることを
課題とする。 【解決手段】 電話交換機キャビネット41−1,41
−2,41−3は、隣合う電話交換機キャビネットの間
を距離C1離し配置してあり、隣合う電話交換機キャビ
ネットの間柱状の空間が、縦トンネル状ケーブルダクト
60を形作っている。背面側に各シェルフ毎に横に延在
するシェルフケーブルダクト構造50を有する。シェル
フケーブルダクト構造50は、一端の口から他端の口に
向かうにつれて幅寸法が徐々に狭くなる形状を有する2
つのシェルフケーブルダクトが、幅広の口と幅狭の口と
を合わせて並んだ構成である。ケーブル70は、電話交
換機キャビネット41の上部ケーブルダクト構造45に
沿って水平に延在し、次いで、縦トンネル状ケーブルダ
クト60、61に沿って縦に延びて下方に降り、次い
で、シェルフケーブルダクト構造50内を水平に延在
し、シェルフ42、43の背面のコネクタ27に接続し
てある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信用キャビネット
装置に関し、特に、電話局に設置される電話交換機に関
するケーブルの配線処理構造に関する。電話局に設置さ
れる電話交換機には、電話の加入者よりの多数本のケー
ブルが接続してあり、又、電話交換機システム内でのケ
ーブル接続がある。情報の高速伝送化に伴い、ケーブル
としては、従来の銅線とは異なり、同軸ケーブル及び光
ケーブルが混在して使用されてきている。
【0002】同軸ケーブルは銅線に比べて太い。このた
め、通信用キャビネット装置が大型にならないように、
ケーブル収容のためのスペースを出来るだけ狭くする工
夫が必要となる。また、光ケーブルは圧力に対して弱
い。よって、光ケーブルと同軸ケーブルとを配線すると
きには、重量の重い同軸ケーブルが光ケーブルに圧力を
無用にかけないようにする工夫が必要となる。
【0003】即ち、このようにケーブルが多様化する状
況下においては、ケーブルを良好に整線できるケーブル
の配線処理構造の開発が急務である。
【0004】
【従来の技術】図17(A),(B)は、従来の電話交
換機システム10を示す。電話交換機システム10は、
キャビネット構造の電話交換機キャビネット11−1,
11−2,11−3が例えば3台並んで床面上に設置さ
れた構成である。図17(B)は、電話交換機システム
10を背面側から見た状態で、ケーブルの配線処理をす
るための構造を示す。特定しない電話交換機キャビネッ
トを指すときには、符号11を使用する。
【0005】各電話交換機キャビネット11は、図示の
便宜上、2段のシェルフ12、13を有する。各電話交
換機キャビネット11の天板14で覆われている上部分
には、第1の上部ケーブルダクト15と第2の上部ケー
ブルダクト16とが電話交換機キャビネット11の幅方
向に平行に延在して設けてある。
【0006】各電話交換機キャビネット11は、両側に
縦のトンネル状の縦トンネル状ケーブルダクト17、1
8を有する。各電話交換機キャビネット11は、背面側
に、各シェルフ12、13毎に、水平に延在するシェル
フケーブルダクト構造20、21を有する。各シェルフ
ケーブルダクト構造20、21は、平行に延在する第1
のシェルフケーブルダクト22と第2のシェルフケーブ
ルダクト23とよりなる。
【0007】ケーブル25は、大略、電話交換機キャビ
ネット11の第1の上部ケーブルダクト15と第2の上
部ケーブルダクト16に沿って水平に延在し、次いで、
縦トンネル状ケーブルダクト17、18に沿って縦に下
方に降り、次いで、シェルフケーブルダクト構造20、
21内を水平に延在し、シェルフ12、13の背面のコ
ネクタ27に接続してある。
【0008】また、隣合う電話交換機キャビネット11
間を接続するケーブルもある。各シェルフ12、13内
には、先端にコネクタ27を有するプリント板モジュー
ル26が前側から挿入されて、実装してある。各シェル
フ12、13内には、多数のプリント板モジュール26
が、縦向きで横に並んでおり、各シェルフ12、13の
背面には、コネクタ27が並んでいる。
【0009】図18は、図17(B)中、シェルフケー
ブルダクト20の部分のケーブルの配線状態を示す。ケ
ーブル25は並んでいるコネクタ27に順に接続される
ものではなく、順不同で接続されるものであり、ケーブ
ル25は、一応は第1のシェルフケーブルダクト22と
第2のシェルフケーブルダクト23に沿ってはいるけれ
ども、図18に示すように、入り乱れて不規則に延在し
ている。
【0010】第1のシェルフケーブルダクト22及び第
2のシェルフケーブルダクト23は、幅W1が全長に亘
って同じである。図19は、図17(B)中、縦トンネ
ル状ケーブルダクト18の部分のケーブルの配線状態を
示す。
【0011】ケーブル25は、縦トンネル状ケーブルダ
クト18の途中の箇所で、合成樹脂製のケーブルリング
30によって保持されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の電話交換機
システム10は、以下に述べるように、ケーブルの配線
処理構造が柔軟性に欠けると共に、設置面積を狭く出来
ないという問題があった。
【0013】図18のシェルフケーブルダクト構造20
の部分のケーブルの配線状態についてみる。図18のよ
うにケーブルが配線されている状態において、例えばケ
ーブル25−1を、矢印で示すように、第1のシェルフ
ケーブルダクト22に沿わせ、中央付近のコネクタ27
−1に追加して接続する場合についてみる。この場合に
は、ケーブル25−1を、第2のシェルフケーブルダク
ト23とコネクタ27との間に延在して簾状になってい
るケーブル25−2の裏側(ケーブル25−2よりシェ
ルフ12側)を潜らすという煩雑な作業が必要となる。
【0014】また、図19に示すように、第1の上部ケ
ーブルダクト15内に敷設されているケーブル25と第
2の上部ケーブルダクト16内に敷設されているケーブ
ル25とが一緒にされて縦トンネル状ケーブルダクト1
8内に落ち込んでいる。このため、ケーブル25が第
1、第2の上部ケーブルダクト15、16から出て縦ト
ンネル状ケーブルダクト18内に入り込む部分31にお
いて、整線状態が良くないものとなっていた。よって、
光ケーブルが同軸ケーブルによって無用な外力を受けて
しまう虞れがあった。
【0015】また、電話交換機キャビネット11の奥行
き方向の寸法A1は、電話交換機キャビネット本体35
の奥行き方向の寸法A2にシェルフケーブルダクト20
の幅寸法A3を加えた寸法であり、電話交換機キャビネ
ット11の幅寸法B2は、シェルフに対応する幅寸法B
3に縦トンネル状ケーブルダクト17、18の幅寸法2
×B4を加えた寸法である。キャビネット構造の電話交
換機キャビネット11−1,1−2,11−3を3台並
べた電話交換機システム10を設置するのに必要な床面
積S1は、A1×B1=(A2+A3)×(3×(B3
+2×B4))である。
【0016】ここで、第1のシェルフケーブルダクト2
2及び第2のシェルフケーブルダクト23の幅W1は、
各ケーブルダクトに敷設されると考えられる本数のケー
ブルが収まるに足る寸法にしてある。ここで、第1のシ
ェルフケーブルダクト22及び第2のシェルフケーブル
ダクト23の幅W1は、全長に亘って同じである。よっ
て、シェルフケーブルダクト20の幅寸法A3は、2×
W1となり、比較的大きい。
【0017】また、縦トンネル状ケーブルダクト17、
18の幅寸法B4は、ここに敷設されると考えられる最
大本数のケーブルを収容するに足りる寸法としてあり、
比較的大きい。よって、電話交換機システム10を設置
するのに必要な床面積S1は、比較的広いものとなり、
電話交換機システム10を小型化することは困難であ
る。
【0018】そこで、本発明は上記課題を解決した通信
用キャビネット装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
段のシェルフを有し、背面側又は正面側に各シェルフ毎
に横に延在するシェルフケーブルダクト構造を有する通
信用キャビネット装置において、上記シェルフケーブル
ダクト構造を、一端の口から他端の口に向かうにつれて
幅寸法が徐々に狭くなる形状を有する複数のシェルフケ
ーブルダクトが、幅広の口と幅狭の口とを合わせて並ん
だ構成としたものである。
【0020】請求項2の発明は、複数段のシェルフを有
し、背面側又は正面側に各シェルフ毎に横に延在するシ
ェルフケーブルダクト構造を有する通信用キャビネット
装置において、上記シェルフケーブルダクト構造を、一
端の口から他端の口に向かうにつれて幅寸法が徐々に狭
くなる形状を有する複数のシェルフケーブルダクトが、
幅広の口と幅狭の口とを合わせて並んだ構成とすると共
に、シェルフケーブルダクトを、その幅広の口を中心に
通信用キャビネット装置の背面と平行な面内で回動する
ように支持した構成としたものである。
【0021】請求項3の発明は、複数段のシェルフを有
し、背面側又は正面側に各シェルフ毎に横に延在するシ
ェルフケーブルダクト構造を有する通信用キャビネット
装置において、上記シェルフケーブルダクト構造を、一
端の口から他端の口に向かうにつれて幅寸法が徐々に狭
くなる形状を有する複数のシェルフケーブルダクトが、
幅広の口と幅狭の口とを合わせて並んだ構成とすると共
に、且つ、通信用キャビネット装置の背面より離れた側
のケーブルダクトは、通信用キャビネット装置の背面よ
り離れた側の側板に、ケーブルを引き出すための複数の
切欠部を有する構成としたものである。
【0022】請求項4の発明は、複数段のシェルフを有
し、背面側又は正面側に各シェルフ毎に横に延在するケ
ーブルダクト構造を有する通信用キャビネットを複数台
並べて設置してなる通信用キャビネット装置において、
各通信用キャビネットを、側面側に縦に延びたケーブル
を収容する部分を有しない構成とし、隣合う通信用キャ
ビネットを、間を縦に延びたケーブルを収納するのに必
要な距離離して設置して、隣合う通信用キャビネットの
間に、縦トンネル状ケーブルダクトが形作られ、且つ、
隣合う通信用キャビネットの間に、内側には撓み、外側
には撓まない板部材よりなり、縦に延びたケーブルを板
部材を内側に撓ませて隣合う通信用キャビネットの間に
入れ、戻らないようにするケーブル戻り防止構造を設
け、且つ、隣合う通信用キャビネットの間を、連結パネ
ルによって連結してなる構成としたものである。
【0023】請求項5の発明は、上記連結パネルは、内
側に、縦に延在し、下端が上記各ケーブルダクト構造の
位置とされた仕切り板を複数有してなり、隣合う仕切り
板間がケーブルダクトを形成した構成とし、上記縦トン
ネル状ケーブルダクト内において、ケーブルが上記連結
パネルの内側のケーブルダクトに沿って延在する構成と
したものである。
【0024】請求項6の発明は、複数段のシェルフを有
し、設置される通信用キャビネット装置において、各通
信用キャビネットの上面に、複数の上部ケーブルダクト
を、通信用キャビネットの奥行き方向上に並んでその幅
方向に延在させて、且つ、隣合う上部ケーブルダクトに
ついてみたときに、通信用キャビネットの一の側面側で
は、一の上部ケーブルダクトが通信用キャビネットの一
の側面より突き出した突き出し部を有し、通信用キャビ
ネットの他方の側面側では、別の一の上部ケーブルダク
トが通信用キャビネットの他方の側面より突き出した突
き出し部を有する構成とし、上記上部ケーブルダクトの
突き出し部が、通信用キャビネットの側面より突き出し
ていない上部ケーブルダクトに敷設してあるケーブルが
縦トンネル状ケーブルダクトに入る入口を相対的に形成
したものである。
【0025】請求項7の発明は、複数段のシェルフを有
し、設置される通信用キャビネット装置において、各通
信用キャビネットの上面に、通信用キャビネットの幅方
向に延在する2つの上部ケーブルダクトを上下の位置関
係に設け、上側の上部ケーブルダクトと下側の上部ケー
ブルダクトの間には、ケーブルを通すための隙間があ
り、該隙間の部分に、倒すことが可能な支持部材を設け
て、該支持部材が上側の上部ケーブルダクトを支えた構
成としたものである。
【0026】
【発明の実施の形態】図1(A),(B)は、本発明の
一実施例になる電話交換機システム40を示す。電話交
換機システム40は、キャビネット構造の電話交換機キ
ャビネット41−1,41−2,41−3が例えば3台
X1,X2方向に並んで床面上に設置された構成であ
る。図1(B)は、電話交換機システム40を背面側か
ら見た状態で、ケーブルの配線処理をするための構造を
示す。
【0027】先ず、一の電話交換機キャビネットについ
て、図2及び図3を参照して説明する。特定しない電話
交換機キャビネットを指すときには、符号41を使用す
る。また、各電話交換機キャビネット41は、図示の便
宜上、シェルフの段数は2としてあり、2段のシェルフ
42、43を有する。
【0028】各シェルフ42、43内には、先端にコネ
クタ27を有するプリント板モジュール26が前側から
挿入されて、実装してある。図1(B)では、便宜上、
プリント板モジュール26が裏面より見えているが、実
際はバックボードがあり、プリント板モジュール26は
見えない。各シェルフ42、43内には、多数のプリン
ト板モジュール26が、縦向きで横に並んでおり、各シ
ェルフ42、43の背面には、コネクタ27が並んでい
る。図1(B)では、便宜上、プリント板モジュール2
6が裏面より見えているが、実際はバックボードがあ
り、プリント板モジュール26は見えない。
【0029】電話交換機キャビネット41は、左右の各
側に、縦トンネル状ケーブルダクトを有しない。よっ
て、電話交換機キャビネット41は、シェルフ42、4
3に対応する長さ寸法B10を有する。この長さ寸法B
10は、図17中の長さ寸法B3に対応する寸法であ
る。よって、電話交換機キャビネット41の長さは、図
17中の電話交換機キャビネット11に比べて短い。
【0030】次に、電話交換機キャビネット41の天板
44で覆われている上部に設けてある上部ケーブルダク
ト構造45について説明する。上部ケーブルダクト構造
45は、第1の上部ケーブルダクト46と第2の上部ケ
ーブルダクト47とよりなる。第1、第2の上部ケーブ
ルダクト46、47は、前後の位置関係で、電話交換機
キャビネット41の幅方向に平行に延在している。 前
側(Y2側)の第1の上部ケーブルダクト46は、X2
方向端46aが電話交換機キャビネット41の側面41
aと一致し、X1方向端側には、電話交換機キャビネッ
ト41の側面41bより寸法D1突き出している突き出
し部46bを有する。後側(Y1側)の第2の上部ケー
ブルダクト47は、上記の第1の上部ケーブルダクト4
6とは逆に、X2方向端側に、電話交換機キャビネット
41の側面41aより寸法D1突き出している突き出し
部47aを有し、、X1方向端47bは電話交換機キャ
ビネット41−2の側面41bと一致している。
【0031】上方より見たときの、端46aと突き出し
部47aとが凹部48を形作る。この凹部48が、第1
の上部ケーブルダクト46より後述する縦トンネル状ケ
ーブルダクトへ入る入口を形成する。端47bと突き出
し部46bとが凹部49を形作る。この凹部49が、第
2の上部ケーブルダクト47より後述する縦トンネル状
ケーブルダクトへ入る入口を形成する。換言すれば、突
き出し部46a、47aが相対的に入口を形成する。よ
って、電話交換機キャビネット41は、第1の上部ケー
ブルダクト46と第2の上部ケーブルダクト47とにつ
いて専用の入口48、49を有し、且つ、入口48、4
9をX1、X2方向上反対側に有する。
【0032】ここで、入口48、49の大きさは、上記
の突き出し部46b,47aの寸法D1で決まり、夫
々、第1の上部ケーブルダクト46より後述する縦トン
ネル状ケーブルダクトへ導入されるケーブルの量及び第
2の上部ケーブルダクト47より後述する縦トンネル状
ケーブルダクトへ導入されるケーブルの量に見合った大
きさに定めてある。
【0033】図3(A),(B)に示すように、電話交
換機キャビネット11は、背面側に、各シェルフ12、
13毎に、水平にX1,X2方向に延在するシェルフケ
ーブルダクト構造50を有する。シェルフケーブルダク
ト構造50は、第1のシェルフケーブルダクト51と第
2のシェルフケーブルダクト52とよりなる。
【0034】第1のシェルフケーブルダクト51は、X
2端に幅がW10と広いケーブル導入口51aを有し、
X1方向に向かうにつれて幅が徐々に狭くなり、X1端
に幅がW11と狭い口51bを有する形状を有する。ケ
ーブル導入口51aの幅W10は、第1のシェルフケー
ブルダクト51に導入される光ケーブルの量に見合って
寸法としてある。
【0035】第2のシェルフケーブルダクト52は、第
1のシェルフケーブルダクト51とは逆に、X1端に幅
がW20と広いケーブル導入口52aを有し、X2方向
に向かうにつれて幅が徐々に狭くなり、X2端に幅がW
21と狭い口52bを有する形状を有する。ケーブル導
入口52aの幅W20は、第1のシェルフケーブルダク
ト52に導入される同軸ケーブルの量に見合って寸法と
してある。
【0036】第1のシェルフケーブルダクト51及び第
2のシェルフケーブルダクト52を平面図上、略三角形
としたのは、ケーブル導入口より先にいくつれてケーブ
ルの本数が減ることを考慮したことによるものである。
第1のシェルフケーブルダクト51は、両端側をねじ5
3、54によって電話交換機キャビネット41に固定し
てある。第2のシェルフケーブルダクト52は、X1端
側をピン55により第1のシェルフケーブルダクト51
に固定され、X2端側をねじ56によって第1のシェル
フケーブルダクト51に固定されて、第1のシェルフケ
ーブルダクト51のY2側に取り付けてある。
【0037】第1のシェルフケーブルダクト51と第2
のシェルフケーブルダクト52上記のケーブル導入口5
1aと第2のシェルフケーブルダクト52のケーブル導
入口52aとは、X1,X2方向上、反対側に位置して
いる。よって、シェルフケーブルダクト構造50は、第
1のシェルフケーブルダクト51については、光ケーブ
ルが、X2端側より矢印X1方向に導入され、第2のシ
ェルフケーブルダクト52については、同軸ケーブル
が、X1端側より矢印X2方向に導入されるようになっ
ている。
【0038】また、Y1,Y2方向についてみると、広
いケーブル導入口51aと狭い口52b、及び狭い口5
1bと広いケーブル導入口52aが並んでおり、シェル
フケーブルダクト構造50のY1,Y2方向の幅寸法A
11は、図17中の対応する幅寸法A3より短い。よっ
て、電話交換機キャビネット41の奥行き方向の寸法A
10は、電話交換機キャビネット本体の奥行き方向の寸
法A2(従来と同じである)にシェルフケーブルダクト
構造50の幅寸法A113を加えた寸法であり、図17
の電話交換機キャビネット11の奥行き方向の寸法A1
より短い。
【0039】次に、電話交換機システム40について説
明する。電話交換機キャビネット41自体に縦トンネル
状ケーブルダクトを有しないので、電話交換機キャビネ
ット41−1,41−2,41−3は、図4に示すよう
に、隣合う電話交換機キャビネット41−1と電話交換
機キャビネット41−2の間を距離C1離し、及び、隣
合う電話交換機キャビネット41−2と電話交換機キャ
ビネット41−3の間を距離C1離して配置してあり、
電話交換機キャビネット41−1と電話交換機キャビネ
ット41−2の間の距離C1の柱状の空間が、縦トンネ
ル状ケーブルダクト60を形作っており、電話交換機キ
ャビネット41−2と電話交換機キャビネット41−3
の間の距離C1の柱状の空間が、縦トンネル状ケーブル
ダクト61を形作っている。
【0040】距離C1は上記の寸法D1の約2倍であ
る。ここで、上記の距離C1は、縦トンネル状ケーブル
ダクト60、61内に導入されるケーブル量に見合った
距離としてある。2箇所の距離C1は同じでなくてもよ
い。
【0041】また、各縦トンネル状ケーブルダクト6
0、61の前側と後ろ側との入口には、ケーブル戻り防
止構造62が設けてある。ケーブル戻り防止構造62
は、図5に拡大して示すように、隣あう電話交換機キャ
ビネット41のうち一方にねじ止めされた反らない厚い
板片63と、他方の電話交換機キャビネット41にねじ
止めされた薄いステンレス板片64とよりなる。薄い板
片64の先端側は、厚い板片63の裏側に位置してい
る。薄い板片64の先端側は、Y1方向に弾性的に反り
得る。厚い板片63によって、Y2方向には反らないよ
うになっている。
【0042】ケーブル戻り防止構造62は、作業者がケ
ーブルを支持してケーブルでもって薄い板片64をY1
方向に押すことによって、薄い板片64をY1方向に反
らせ、縦に延在しているケーブルが縦トンネル状ケーブ
ルダクト60、61内に入ることを可能とし、ケーブル
が縦トンネル状ケーブルダクト60、61内に入った後
は、薄い板片64が弾性的にY2方向に戻り、縦トンネ
ル状ケーブルダクト60、61内に入ったケーブルが縦
トンネル状ケーブルダクト60、61外に抜け出ないよ
うに機能する。
【0043】各縦トンネル状ケーブルダクト60、61
の後ろ側の入口にも、上記と同じケーブル戻り防止構造
が設けてある。また、各縦トンネル状ケーブルダクト6
0、61の前側と後ろ側とには、図6及び図1(A)に
示すように、隣合う電話交換機キャビネット41間を連
結する連結パネル65、66によって塞がれている。
【0044】隣合う電話交換機キャビネット41は前側
と後ろ側との両方で連結パネル65、66によって連結
されているため、電話交換機システム40はしっかりし
た構造と成っている。連結パネル66には、幅方向上中
央に、縦向きの中央仕切り板67、この中央仕切り板6
7の両側に、縦向きの仕切り板68、69が2枚づつ対
称に設けてある。仕切り板68は、下端が上側のシェル
フ42のシェルフケーブルダクト構造50に対応する高
さとなっている。仕切り板69は、下端が下側のシェル
フ43のシェルフケーブルダクト構造50に対応する高
さとなっている(図9参照)。
【0045】上記の隣合う仕切り板67、68、69の
間に、縦に延びるケーブルダクト120が形成してあ
る。電話交換機システム40は、A10×B11=S1
0の床面積の部分に設置される。ここで、A10は、A
2+A11であり、図17中のA1より短い。B11は
3×B10+2×C1であり、図17中のB1より短
い。よって、S10は前記のS1より狭く、電話交換機
システム40は従来よりも場所をとらずに設置される。
【0046】次に、ケーブルの配線状態について説明す
る。ケーブル70は、同軸ケーブル71と光ケーブル7
2とを意味する。同軸ケーブル71は比較的重い。光ケ
ーブル72は挟み込まれるような荷重がかかるとその伝
送特性が影響を受け易い。
【0047】ケーブル70は、大略、図1(B)に示す
ように、電話交換機キャビネット41の上部ケーブルダ
クト構造45に沿って水平に延在し、次いで、縦トンネ
ル状ケーブルダクト60、61に沿って縦に延びて下方
に降り、次いで、シェルフケーブルダクト構造50内を
水平に延在し、シェルフ42、43の背面のコネクタ2
7に接続してある。
【0048】また、隣合う電話交換機キャビネット41
間を接続するケーブルもある。特に、中央の電話交換機
キャビネット41−2についてのケーブルの配線状態に
ついて説明する。 1.上部ケーブルダクト構造45−縦トンネル状ケーブ
ルダクト60、61の部分 ケーブル70が電話交換機システム40内の上部ケーブ
ルダクト構造45に導入される。図7及び図8に示すよ
うに、上部ケーブルダクト構造45については、同軸ケ
ーブル71が第1の上部ケーブルダクト46内に敷設し
てあり、光ケーブル72が第2の上部ケーブルダクト4
7内に敷設してある。このように同軸ケーブル71と光
ケーブル72とが別々のケーブルダクトに分けて敷設し
てあるため、上部ケーブルダクト構造45内において
は、光ケーブル72に同軸ケーブル71による不要な外
力はかからない。
【0049】同軸ケーブル71は、入口48を通って縦
トンネル状ケーブルダクト60内に入っている。75
は、第1の上部ケーブルダクト46に支持されていた同
軸ケーブル71がZ2方向に曲がって縦トンネル状ケー
ブルダクト60内に入り込む部分である。
【0050】光ケーブル72は、別の入口49を通って
別の縦トンネル状ケーブルダクト61内に入っている。
76は、第1の上部ケーブルダクト46に支持されてい
た同軸ケーブル71がZ2方向に曲がって縦トンネル状
ケーブルダクト60内に入り込む部分である。
【0051】このように同軸ケーブル71と光ケーブル
72とが別々のケーブルダクトに分けて敷設してあるた
め、上部ケーブルダクト構造45内においては、光ケー
ブル72に同軸ケーブル71による不要な外力はかから
ない。また、光ケーブル72の入り込む部分76が同軸
ケーブル71の入り込む部分75とは別の場所に存在し
ているため、入り込む部分76の光ケーブル72に同軸
ケーブル71による不要な外力はかからない。
【0052】よって、光ケーブル72の伝送特性は影響
を受けない。 2.縦トンネル状ケーブルダクト60、61の部分 上方の上部ケーブルダクト構造45の端から下方に垂れ
下がって延びたケーブル70は前記のようにケーブル戻
り防止構造62の薄いステンレス板片64を一時的の強
制的に反らせて、縦トンネル状ケーブルダクト60、6
1内に収容される。縦トンネル状ケーブルダクト60、
61内に一旦収容されると、ケーブル70はケーブル戻
り防止構造62によって縦トンネル状ケーブルダクト6
0、61外には飛び出さない。
【0053】縦トンネル状ケーブルダクト60、61内
において、ケーブル70は、図9に示すように、縦に延
びるケーブルダクト120内に沿って、上記仕切り板6
8、69によって整線された状態でZ2方向に延在して
いる。ケーブル70は、仕切り板68、69の下端の位
置で、X1方向に曲げられ、各シェルフ42、43のシ
ェルフケーブルダクト構造50に、整線された状態で向
かう。 3.シェルフケーブルダクト構造50の部分 縦トンネル状ケーブルダクト61からは光ケーブル72
が出る。反対側の縦トンネル状ケーブルダクト60から
は同軸ケーブル71が出る。
【0054】図10に示すように、縦トンネル状ケーブ
ルダクト61から出た光ケーブル72は、X2端のケー
ブル導入口51aを通って第1のシェルフケーブルダク
ト51内に導入され、第1のシェルフケーブルダクト5
1内をX1方向に延在し、接続されるプリント板モジュ
ール26の位置で立ち上がってコネクタ27に接続され
ている。第1のシェルフケーブルダクト51の幅はX1
方向に移るにつれて狭くなっているけれども、光ケーブ
ル72もX2端に近いコネクタ27から順次接続され、
光ケーブル72の本数もX1方向に移るにつれて少なく
なるので、光ケーブル72の収容に問題はない。
【0055】縦トンネル状ケーブルダクト61から出た
同軸ケーブル71は、X1端のケーブル導入口52aを
通って第2のシェルフケーブルダクト52内に導入さ
れ、第2のシェルフケーブルダクト52内をX2方向に
延在し、接続されるプリント板モジュール26の位置で
立ち上がってコネクタ27に接続されている。第2のシ
ェルフケーブルダクト52の幅はX2方向に移るにつれ
て狭くなっているけれども、同軸ケーブル71もX1端
に近いコネクタ27から順次接続され、同軸ケーブル7
1の本数もX2方向に移るにつれて少なくなるので、同
軸ケーブル71の収容に問題はない。
【0056】上記のように、ケーブル70は電話交換機
システム40内に導入されたときから同軸ケーブル71
と光ケーブル72と別々に整線され、以後、この別々に
整線された状態を保ちつつ、コネクタ27の直前の位置
まで配線されている。よって、光ケーブル72が同軸ケ
ーブル71の重さの影響を受けることが確実に回避され
ており、光ケーブル72の伝送特性が悪化することは起
きない。
【0057】ここで、図10のようにケーブル70が配
線されている状態において、例えばプリント板モジュー
ル26の増設に伴なって新しい光ケーブル72−1を、
矢印で示すように、第1のシェルフケーブルダクト51
に沿わせ、X1端寄りのコネクタ27−1に接続する場
合についてみる。
【0058】この場合には、図11に示すように、ねじ
56を外し、第2のシェルフケーブルダクト52をピン
55を中心に、電話交換機キャビネット41の背面と平
行な面内で時計方向に少し回動させ、第2のシェルフケ
ーブルダクト52とコネクタ27との間に延在して簾状
になっている同軸ケーブル71を一挙に上方に寄せ、簾
状になっている同軸ケーブル71が邪魔とならない状態
を作って、この状態で新しい光ケーブル72−1をコネ
クタ27−1に接続して第1のシェルフケーブルダクト
51に沿わせればよい。よって、プリント板モジュール
26の増設に伴って光ケーブルを追加して配線する作業
を手際良く行うことが出来る。
【0059】次に、上記電話交換機システム40の各部
の変形例について説明する。図12は、第1の変形例に
なるシェルフケーブルダクト構造50Aを示す。第2の
シェルフケーブルダクト52AのX1端と、第1のシェ
ルフケーブルダクト51AよりY2方向に突き出ている
腕部80との間に、ヒンジ81が設けてある。第2のシ
ェルフケーブルダクト52AのX2端は、第1のシェル
フケーブルダクト51AよりY2方向に突き出ている腕
部82に載って支持されている。
【0060】光ケーブルを追加して配線する作業のとき
には、第2のシェルフケーブルダクト52Aをヒンジ8
1を中心に上方に回動される。特にねじを外すことな
く、第2のシェルフケーブルダクト52Aは回動され
る。図13は、第2の変形例になるシェルフケーブルダ
クト構造50Bを示す。
【0061】シェルフケーブルダクト構造50Bは、第
1のシェルフケーブルダクト51Bと、第2のシェルフ
ケーブルダクト52Bとよりなる。第2のシェルフケー
ブルダクト52BのY2側の側板52Baには、X1、
X2方向上、複数の切欠部52Bbが形成してある。こ
の切欠部52Bbは、第2のシェルフケーブルダクト5
2Bに敷設された同軸ケーブル72を引き出して、下側
のシェルフのコネクタに導くために利用される。
【0062】よって、シェルフケーブルダクト構造50
Bは、ケーブルを上方に限らず、下方にも引き出すこと
が出来、よって、ケーブル配線に関して高い柔軟性を有
する。図14は、第3の変形例になるシェルフケーブル
ダクト構造50Cを示す。
【0063】シェルフケーブルダクト構造50Cは、同
幅のダクト本体90に、仕切り板91を斜めに取付け、
第1のシェルフケーブルダクト51Cと第2のシェルフ
ケーブルダクト52Cとを形成した構成である。図15
は、変形例になる上部ケーブルダクト構造45Aを示
す。
【0064】上部ケーブルダクト構造45Aは、下側ケ
ーブルダクト100と上側ケーブルダクト101とを有
する。下側ケーブルダクト100は、電話交換機キャビ
ネット41の上面に直接固定してある。上側ケーブルダ
クト101は、電話交換機キャビネット41の前面側で
あるY2側を、下側ケーブルダクト100のY2側の側
板100aに固定され、電話交換機キャビネット41の
裏面側であるY1側を、分散して設けた3つの支持部材
102によって支持されて、下側ケーブルダクト100
の上方に位置している。
【0065】Y1側についてみると、下側ケーブルダク
ト100と上側ケーブルダクト101の間には、隙間1
03が有る。この隙間103は、ケーブルを下側ケーブ
ルダクト100に敷設するときにケーブルを通すために
設けてある。この隙間103が存在することによって上
側ケーブルダクト101はY1,Y2方向上片持ち梁状
態となり、このままでは上側ケーブルダクト101に敷
設されたケーブルの重量を支えきれないため、片持ち梁
の先端を支えるべく上記の支持部材102が設けてあ
る。
【0066】支持部材102は、前後を反転した状態で
示す。支持部材102は、支柱104に、円弧状のリブ
105を設けた構成である。支持部材102は、支柱1
04の下端をねじ106によって下側ケーブルダクト1
00のY1側の側板100bに固定され、リブ104が
上側ケーブルダクト101を支持した状態で、支柱10
4の上端がねじ107によって上側ケーブルダクト10
1固定されて安定した状態にある。
【0067】ケーブルは、ねじ106を外し、ねじ10
7を緩め、支持部材102を下端を中心に回して倒し、
ケーブルを隙間103を通して入れ下側ケーブルダクト
100上に支持し、この後、支持部材102を起こして
ねじ止めすることによって、下側ケーブルダクト100
に敷設される。
【0068】上側ケーブルダクト101は、X1方向端
側に、電話交換機キャビネット41の側面41bより突
き出している突き出し部101aを有する。下側ケーブ
ルダクト100に敷設されたケーブルが縦トンネル状ケ
ーブルダクトに入り込む位置と上側ケーブルダクト10
1に敷設されたケーブルが縦トンネル状ケーブルダクト
に入り込む位置とが、X1、X2方向上ずれるようにす
るためである。
【0069】図16は、図15中の支持部材102の変
形例である。支持部材110は、支柱111の上端に、
二点鎖線で示すように倒れる支持駒112を設けた構成
である。ケーブルを下側ケーブルダクトに敷設するとき
には、支持駒112を二点鎖線で示すように倒し、敷設
した後には、支持駒112を実線で示すように起こして
リブ113で上側ケーブルダクトを支えるようにする。
【0070】また、本発明は、シェルフケーブルダクト
構造が、通信用キャビネットの、背面側ではなく、正面
側を、各シェルフ毎に横に延在する構成ともできる。な
お、本発明は、上記の電話交換機システムに限らず、他
の通信システムにも適用出来る。
【0071】
【発明の効果】上述の如く、請求項1の発明によれば、
背面側又は正面側に各シェルフ毎に横に延在するシェル
フケーブルダクト構造を、一端の口から他端の口に向か
うにつれて幅寸法が徐々に狭くなる形状を有する複数の
シェルフケーブルダクトが、幅広の口と幅狭の口とを合
わせて並んだ構成としたものであるため、全長に亘って
同じ幅のケーブルダクトを2つ並べた従来のシェルフケ
ーブルダクト構造に比べて幅を狭く出来、よって、通信
用キャビネット装置の奥行き方向の寸法を短く出来、通
信用キャビネット装置の設置面積を狭く出来る。
【0072】請求項2の発明は、シェルフケーブルダク
ト構造を、一端の口から他端の口に向かうにつれて幅寸
法が徐々に狭くなる形状を有する複数のシェルフケーブ
ルダクトが、幅広の口と幅狭の口とを合わせて並んだ構
成とすると共に、シェルフケーブルダクトを、その幅広
の口を中心に通信用キャビネット装置の背面と平行な面
内で回動するように支持した構成としたものであるた
め、請求項1の発明によって得られる上記の効果に加え
て、シェルフケーブルダクトを回動させて簾状のケーブ
ルを一挙に退けることが出来、よって、例えば、モジュ
ールの増設に伴い新しいケーブルを接続する場合に、ケ
ーブルを簾状のケーブルの裏側を潜らす面倒な作業が不
要となり、ケーブルを接続する作業を手際良く行うこと
が出来る。
【0073】請求項3の発明は、シェルフケーブルダク
ト構造を、一端の口から他端の口に向かうにつれて幅寸
法が徐々に狭くなる形状を有する複数のシェルフケーブ
ルダクトが、幅広の口と幅狭の口とを合わせて並んだ構
成とすると共に、且つ、通信用キャビネット装置の背面
より離れた側のケーブルダクトは、通信用キャビネット
装置の背面より離れた側の側板に、ケーブルを引き出す
ための複数の切欠部を有する構成としたため、請求項1
の発明によって得られる上記の効果に加えて、ケーブル
をシェルフケーブルダクト構造より上側に限らず、下側
にも引き出すことが出来、ケーブル配線の柔軟性を向上
出来る。
【0074】請求項4の発明は、各通信用キャビネット
を、側面側に縦に延びたケーブルを収容する部分を有し
ない構成とし、隣合う通信用キャビネットを、間を縦に
延びたケーブルを収納するのに必要な距離離して設置し
て、隣合う通信用キャビネットの間に、縦トンネル状ケ
ーブルダクトを形作くった構成であるため、縦トンネル
状ケーブルダクトを、その通信用キャビネット装置に導
入されるケーブル量に見合った幅とし得、よって、側面
側に余裕をもった大きさを有するケーブル収容部分を備
えた通信用キャビネットを密接して並べてなる従来の通
信用キャビネット装置に比べて、長さを短く出来、よっ
て、通信用キャビネット装置の設置面積を狭く出来る。
【0075】また、隣合う通信用キャビネットの間に、
内側には撓み、外側には撓まない板部材よりなり、縦に
延びたケーブルを板部材を内側に撓ませて隣合う通信用
キャビネットの間に入れ、戻らないようにするケーブル
戻り防止構造を設けた構成であるため、下方に縦に延び
たケーブルを縦トンネル状ケーブルダクト内に収める作
業を作業性良く行うことが出来る。
【0076】また、隣合う通信用キャビネットの間を、
連結板部材によって連結してなる構成であるため、通信
用キャビネット装置が高い剛性を有するようにすること
が出来る。請求項5の発明は、上記の連結パネルは、内
側に、縦に延在し、下端が上記各ケーブルダクト構造の
位置とされた仕切り板を複数有してなり、隣合う仕切り
板間がケーブルダクトを形成した構成とし、上記縦トン
ネル状ケーブルダクト内において、ケーブルが上記連結
パネルの内側のケーブルダクトに沿って延在する構成で
あるため、縦トンネル状ケーブルダクト内を延在するケ
ーブルを確実に整線することが出来る。また、整線させ
る手段を連結パネルを利用することによって、部品を特
に増やさずに実現出来る。
【0077】請求項6の発明は、通信用キャビネットの
上面に、複数の上部ケーブルダクトを、通信用キャビネ
ットの奥行き方向上に並んでその幅方向に延在させて、
且つ、隣合う上部ケーブルダクトについてみたときに、
通信用キャビネットの一の側面側では、一の上部ケーブ
ルダクトが通信用キャビネットの一の側面より突き出し
た突き出し部を有し、通信用キャビネットの他方の側面
側では、別の一の上部ケーブルダクトが通信用キャビネ
ットの他方の側面より突き出した突き出し部を有する構
成とし、上記上部ケーブルダクトの突き出し部が、通信
用キャビネットの側面より突き出していない上部ケーブ
ルダクトに敷設してあるケーブルが縦トンネル状ケーブ
ルダクトに入る入口を相対的に形成した構成としたもの
であるため、隣あう上部ケーブルダクトに敷設してある
ケーブルは、通信用キャビネットの別の側面側で縦トン
ネル状ケーブルダクト内に入り込むことになり、各上部
ケーブルダクトに敷設してあるケーブルが一緒になって
縦トンネル状ケーブルダクト内に入り込む従来に比べ
て、上部ケーブルダクトに敷設してあるケーブルが縦ト
ンネル状ケーブルダクト内に入り込む箇所での整線を図
ることが出来る。よって、ケーブルが光ケーブルであっ
た場合には、光ケーブルが縦トンネル状ケーブルダクト
内に入り込む箇所で伝送特性が無用に低下してしまうよ
うなことを防止出来る。
【0078】請求項7の発明は、各通信用キャビネット
の上面に、通信用キャビネットの幅方向に延在する2つ
の上部ケーブルダクトを上下の位置関係に設け、上側の
上部ケーブルダクトと下側の上部ケーブルダクトの間に
は、ケーブルを通すための隙間があり、該隙間の部分
に、倒すことが可能な支持部材を設けて、該支持部材が
上側の上部ケーブルダクトを支えた構成としたため、ケ
ーブルを上側の上部ケーブルダクトには勿論、下側の上
部ケーブルダクトにも敷設することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例になる電話交換機システムを
示す図である。
【図2】図1中、一の電話交換機キャビネットの斜視図
である。
【図3】電話交換機キャビネットの裏側のシェルフケー
ブルダクト構造を示す図である。
【図4】図1の電話交換機システムの電話交換機キャビ
ネットの配置を示す図である。
【図5】ケーブル戻り防止構造を拡大して示す図であ
る。
【図6】連結パネルを説明する図である。
【図7】上部ケーブルダクト構造−縦トンネル状ケーブ
ルダクトの部分のケーブルの配線状態を示す図である。
【図8】上部ケーブルダクト構造から縦トンネル状ケー
ブルダクトに導入される部分のケーブルの配線状態を示
す平面図である。
【図9】縦トンネル状ケーブルダクトの部分のケーブル
の配線状態を示す図である。
【図10】シェルフケーブルダクト構造の部分のケーブ
ルの配線状態を示す図である。
【図11】光ケーブルを追加して配線する場合の作業を
説明する図である。
【図12】シェルフケーブルダクト構造の第1の変形例
を示す図である。
【図13】シェルフケーブルダクト構造の第2の変形例
を示す図である。
【図14】シェルフケーブルダクト構造の第3の変形例
を示す図である。
【図15】上部ケーブルダクト構造の変形例を、電話交
換機キャビネットの背面側からみて示す斜視図である。
【図16】図15中の支持部材の変形例を示す図であ
る。
【図17】従来の電話交換機システムを示す図である。
【図18】図17(B)中、シェルフケーブルダクト構
造の部分のケーブル配線状態を示す図である。
【図19】図17(B)中、縦トンネル状ケーブルダク
トの部分のケーブル配線状態を示す図である。
【符号の説明】
26 プリント板モジュール 27 コネクタ 40 電話交換機システム 41、41−1〜41−3 電話交換機キャビネット 42、43 シェルフ 44 天板 45 上部ケーブルダクト構造 46 第1の上部ケーブルダクト 47 第2の上部ケーブルダクト 46b,47a 突き出し部 48,49 入口(凹部) 50 シェルフケーブルダクト構造 51 第1のシェルフケーブルダクト 52 第2のシェルフケーブルダクト 53、54、56 ねじ 57 ピン 60、61 縦トンネル状ケーブルダクト 62 ケーブル戻り防止構造 63 厚い板片 64 薄いステンレス板片 65、66 連結パネル 67、68、69 仕切り板 70 ケーブル 71 同軸ケーブル 72 光ケーブル 75 同軸ケーブルの縦トンネル状ケーブルダクトへ入
り込む部分 76 光ケーブルの縦トンネル状ケーブルダクトへ入り
込む部分 80、82 腕 81 ヒンジ 90 ダクト本体 91 仕切り板 100 下側ケーブルダクト 101 上側ケーブルダクト 102 支持部材 103 隙間 104 支柱 105 円弧状のリブ 110 支持部材 111 支柱 112 支持駒 120 ケーブルダクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 7/00 H05K 7/00 F

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数段のシェルフを有し、背面側又は正
    面側に各シェルフ毎に横に延在するシェルフケーブルダ
    クト構造を有する通信用キャビネット装置において、 上記シェルフケーブルダクト構造を、一端の口から他端
    の口に向かうにつれて幅寸法が徐々に狭くなる形状を有
    する複数のシェルフケーブルダクトが、幅広の口と幅狭
    の口とを合わせて並んだ構成としたことを特徴とする通
    信用キャビネット装置。
  2. 【請求項2】 複数段のシェルフを有し、背面側又は正
    面側に各シェルフ毎に横に延在するシェルフケーブルダ
    クト構造を有する通信用キャビネット装置において、 上記シェルフケーブルダクト構造を、一端の口から他端
    の口に向かうにつれて幅寸法が徐々に狭くなる形状を有
    する複数のシェルフケーブルダクトが、幅広の口と幅狭
    の口とを合わせて並んだ構成とすると共に、 シェルフケーブルダクトを、その幅広の口を中心に通信
    用キャビネット装置の背面と平行な面内で回動するよう
    に支持した構成としたことを特徴とする通信用キャビネ
    ット装置。
  3. 【請求項3】 複数段のシェルフを有し、背面側又は正
    面側に各シェルフ毎に横に延在するシェルフケーブルダ
    クト構造を有する通信用キャビネット装置において、 上記シェルフケーブルダクト構造を、一端の口から他端
    の口に向かうにつれて幅寸法が徐々に狭くなる形状を有
    する複数のシェルフケーブルダクトが、幅広の口と幅狭
    の口とを合わせて並んだ構成とすると共に、 且つ、通信用キャビネット装置の背面より離れた側のケ
    ーブルダクトは、通信用キャビネット装置の背面より離
    れた側の側板に、ケーブルを引き出すための複数の切欠
    部を有する構成としたことを特徴とする通信用キャビネ
    ット装置。
  4. 【請求項4】 複数段のシェルフを有し、背面側又は正
    面側に各シェルフ毎に横に延在するケーブルダクト構造
    を有する通信用キャビネットを複数台並べて設置してな
    る通信用キャビネット装置において、 各通信用キャビネットを、側面側に縦に延びたケーブル
    を収容する部分を有しない構成とし、 隣合う通信用キャビネットを、間を縦に延びたケーブル
    を収納するのに必要な距離離して設置して、隣合う通信
    用キャビネットの間に、縦トンネル状ケーブルダクトが
    形作られ、 且つ、隣合う通信用キャビネットの間に、内側には撓
    み、外側には撓まない板部材よりなり、縦に延びたケー
    ブルを板部材を内側に撓ませて隣合う通信用キャビネッ
    トの間に入れ、戻らないようにするケーブル戻り防止構
    造を設け、 且つ、隣合う通信用キャビネットの間を、連結パネルに
    よって連結してなる構成としたことを特徴とする通信用
    キャビネット装置。
  5. 【請求項5】 上記連結パネルは、内側に、縦に延在
    し、下端が上記各ケーブルダクト構造の位置とされた仕
    切り板を複数有してなり、隣合う仕切り板間がケーブル
    ダクトを形成した構成とし、 上記縦トンネル状ケーブルダクト内において、ケーブル
    が上記連結パネルの内側のケーブルダクトに沿って延在
    する構成としたことを特徴とする請求項4記載の通信用
    キャビネット装置。
  6. 【請求項6】 複数段のシェルフを有し、設置される通
    信用キャビネット装置において、 各通信用キャビネットの上面に、複数の上部ケーブルダ
    クトを、通信用キャビネットの奥行き方向上に並んでそ
    の幅方向に延在させて、且つ、隣合う上部ケーブルダク
    トについてみたときに、通信用キャビネットの一の側面
    側では、一の上部ケーブルダクトが通信用キャビネット
    の一の側面より突き出した突き出し部を有し、通信用キ
    ャビネットの他方の側面側では、別の一の上部ケーブル
    ダクトが通信用キャビネットの他方の側面より突き出し
    た突き出し部を有する構成とし、 上記上部ケーブルダクトの突き出し部が、通信用キャビ
    ネットの側面より突き出していない上部ケーブルダクト
    に敷設してあるケーブルが縦トンネル状ケーブルダクト
    に入る入口を相対的に形成した構成としたことを特徴と
    する通信用キャビネット装置。
  7. 【請求項7】 複数段のシェルフを有し、設置される通
    信用キャビネット装置において、 各通信用キャビネットの上面に、通信用キャビネットの
    幅方向に延在する2つの上部ケーブルダクトを上下の位
    置関係に設け、 上側の上部ケーブルダクトと下側の上部ケーブルダクト
    の間には、ケーブルを通すための隙間があり、該隙間の
    部分に、倒すことが可能な支持部材を設けて、該支持部
    材が上側の上部ケーブルダクトを支えた構成としたこと
    を特徴とする通信用キャビネット装置。
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