JPH1074839A - トリミング回路 - Google Patents

トリミング回路

Info

Publication number
JPH1074839A
JPH1074839A JP23164496A JP23164496A JPH1074839A JP H1074839 A JPH1074839 A JP H1074839A JP 23164496 A JP23164496 A JP 23164496A JP 23164496 A JP23164496 A JP 23164496A JP H1074839 A JPH1074839 A JP H1074839A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trimming
bit
setting data
terminal
tap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP23164496A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3322138B2 (ja
Inventor
Hiroshi Maruyama
宏志 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP23164496A priority Critical patent/JP3322138B2/ja
Publication of JPH1074839A publication Critical patent/JPH1074839A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3322138B2 publication Critical patent/JP3322138B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】基準電圧電源ICの出力電圧の微調整等に用い
るツェナーザップ形トリミング回路2にて、トリミング
設定データZ(Z3〜Z0)を設定する端子TZ3〜T
Z0の入口部に設けたツェナーダイオードZDの、IC
ウエハ特性のバラツキに応じたザップ数を極力減らして
調整効率を高める。 【解決手段】トリミングは2.5V端子TAとGND端
子TB間に設けた分圧抵抗21上のレベル0〜15の1
6個のタップの1つをトリミング設定データZ3〜Z0
のデコードによりアナログスイッチ22を介し選択し、
分圧出力端子TCに引出す事により行う。デコードはデ
コード配線25とNANDゲート23の4入力の接続の
仕方で可変でき、この場合、IC特性バラツキ中心とな
るレベル中央値7と8に対するトリミング設定データZ
は夫々“1011”と“1111”、従ってザップビッ
ト数は1と0であり、両端レベル0と15でのザップ数
4と3に比べ少なくしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスイッチング電源制
御用IC内の高精度の基準電圧源などの微調整を行うた
めのトリミング回路に関する。なお以下各図において同
一の符号は同一もしくは相当部分を示す。
【0002】
【従来の技術】スイッチング電源制御用ICには基準電
圧源が内蔵されるが、最近では電圧出力精度±1%以内
などといった高精度の基準電圧源が必要とされる場合が
ある。この場合、IC製造プロセス上のバラツキを要求
の規格範囲内に納めることが非常に難しくなってくる。
このため、基準電圧回路の出力電圧を決める分圧抵抗部
分などに、微調整用の分圧された電圧を取出すタップを
複数設け、別に設けた複数のトリミングビット端子の設
定状態(換言すれば、トリミング設定データ)に応じ
て、前記分圧抵抗のタップの1つを選択できるようにし
ておく。そして、基準電圧回路のウエハ状態での出力電
圧試験のときに、この出力電圧が規格範囲に入るよう
に、出力電圧を測定しながらトリミングビット端子の設
定状態を決定する方法が採用されている。
【0003】トリミングビット端子の構成にはいろいろ
な方式がある。細いアルミ配線やポリシリコンなどに過
電流を流して溶断(オープン)させ、オープンとショー
トの区別で設定状態を表すヒューズ方式や、複数のトリ
ミングビット端子毎の抵抗等でプルアップされたツェナ
ーダイオードのうち、Lレベルに固定すべきトリミング
ビット端子のツェナーダイオードを過電圧で破壊し、そ
の時に溶けたアルミでツェナーダイオードのカソード・
アノード間を短絡させ、そのカソード・アノード端子間
のHレベルとLレベルの区別で設定状態を表すツェナー
ザップ方式などがある。
【0004】図5は、このような高精度の基準電圧回路
の構成例を示す。この基準電圧回路1は、スイッチング
電源制御用ICに内蔵されるバンドギャップ形基準電圧
回路で、同図の3は基準電圧(この例では2.5V)の
出力端子、2はこの基準電圧出力の値を微調整するため
のトリミング回路である。なお、TAはこのトリミング
回路2内の分圧抵抗21の2.5V側端子、TBは同じ
く分圧抵抗21のGND側端子、TCは同じく分圧抵抗
21からの分圧電圧を他の回路への帰還電圧として取出
す分圧出力端子である。
【0005】このトリミング回路2は、分圧抵抗21の
電圧取出しタップの位置(換言すれば、分圧抵抗21の
抵抗分割点の位置)によって、例えば1%刻みで電圧取
出しのレベルを16レベルに可変できるように構成され
ている。図6は、トリミングビット端子をTZ3〜TZ
0の3つ、つまりトリミング設定データをZ(Z3〜Z
0)の4ビットとした場合の、ツェナーザップ方式の従
来のトリミング回路2の構成例を示す。なお、同図
(A)はこのトリミング回路2の前段部分を示し、同図
(B)は同図(A)に続く後段部分を拡大して示す。ま
た、図6の端子TA〜TCは夫々図5の同符号の端子に
対応している。
【0006】ここで、21は16個のタップによって分
割された分圧抵抗、22はこの16個の各タップに設け
られ、対応するタップを分圧出力端子TCに接続するた
めのアナログスイッチ、23は各アナログスイッチ22
と1対1に設けられて、トリミングビット端子TZ3〜
TZ0への4ビットのトリミング設定データZ3〜Z0
のデコード信号に応じて選択され、その直接の出力とイ
ンバータ24を経た反転出力とにより、自身に対応する
アナログスイッチ22を導通する4入力のNANDゲー
ト、25はこの4入力NANDゲート23にデコード信
号を与えるデコード配線である。
【0007】また、ZDは各トリミングビット端子TZ
3〜TZ0に接続された、ザップ可能なツェナーダイオ
ード、26は非ザップのツェナーダイオードZDのカソ
ードを当該のトリミングビット端子の開放(非GND接
続)時にHレベルに維持する定電流源、27はバッファ
用のインバータ、28はこのインバータ27の出力を反
転するインバータであり、当該トリミングビット端子の
設定データのビット値とその反転値は、インバータ27
と28の出力としてデコード配線25に入力される。
【0008】図6の回路ではトリミング回路2の分圧出
力端子TCの電圧を、分圧抵抗21のタップの別にレベ
ル0からレベル15までの16階層に可変するために4
個のトリミングビット端子TZ3〜TZ0に4ビットの
データZ3〜Z0を設定し、このトリミング設定データ
Z3〜Z0の0から15までの各値に分割抵抗21の1
6個の各タップを対応させ、トリミング設定データの値
に対応するタップに接続されたアナログスイッチ22を
選択導通し、基準電圧回路1の出力電圧2.5Vを調整
する。このトリミング回路は1%刻みの設定なので、当
初のウエハ状態で基準電圧出力が大体2.5V±8%の
バラツキ範囲にあるものを2.5V±0.5%に調整す
ることができる。
【0009】実際のウエハ試験における基準電圧出力の
調整の手順としては、先ず4つのトリミングビット端子
TZ3〜TZ0の各々を開放(Hレベル)又はグランド
(GND)接続(Lレベル)に切替えて、基準電圧出力
が目的の電圧値に最も近くなるようなトリミングビット
端子の設定を探し出し、その後でGND接続したトリミ
ングビット端子のツエナーダイオードZDを破壊してG
NDに短絡させる。
【0010】この場合、ツエナーダイオードZDを短絡
状態に確実に破壊するには、そのトリミングビット端子
1端子あたり50ms程度の時間、電圧を印加し続け、
その後、少し待ってその端子電圧を測定し、GNDに短
絡していることを確認し、次の短絡対象のトリミングビ
ット端子のツエナーダイオードZDの破壊(ザップ)に
移るという作業を繰り返す必要がある。
【0011】図8はトリミングビット端子をTZ6〜T
Z0の7つ、つまりトリミング設定データをZ(Z6〜
Z0)の7ビットとした場合の従来のツェナーザップ方
式のトリミング回路2の構成例を示す。基準電圧回路1
の構成は図5と全く同じである。この場合、デコード回
路を図6と同様に、単純に7入力NANDゲートを27
=128個並べて構成することもできるが、そうすると
ゲートの素子数が多くなりウエハの面積効率が悪いため
現実的ではない。そのため、一般的にはこの図8のよう
に7ビットのトリミング設定データZ6〜Z0を上位3
ビット、下位4ビットに分け、上位3ビットのトリミン
グ設定データZ6〜Z4をインバータ27,28とデコ
ード配線25uを介してデコードする8個の3入力NA
NDゲート23uから8通り、下位4ビットのトリミン
グ設定データZ3〜Z0をインバータ27,28とデコ
ード配線25dを介してデコードする16個の4入力N
ANDゲート23dから16通りの信号を作り、この2
組の信号のマトリックス状の組合わせで8×16=12
8通りの選択肢を構成する。
【0012】即ち、分圧抵抗21を分割する128個の
タップに夫々設けられたアナログスイッチであって、且
つ前記デコード回路の8通りの信号と16通りの信号と
のマトリックスの交点に存在するアナログスイッチ22
dの1つを、7ビットのトリミング設定データZ6〜Z
0の値によって選択導通し、分圧抵抗21の当該タップ
を当該NANDゲート23uの出力端部に設けたアナロ
グスイッチ22uを介し、このトリミング回路の分圧出
力端子TCに接続する。この場合、デコード回路のゲー
ト数は3入力NANDゲート23uの8個と4入力NA
NDゲート23dの16個で済み、現実的な回路構成と
なる。
【0013】なお、図8では各トリミングビット端子Z
6〜Z0の非ザップのツェナーダイオードZDは、図6
の定電流回路26に代わり、プルアップ抵抗26’によ
って2.5V側にプルアップされている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前述したような各トリ
ミングビット端子の、短絡(GND接続)対象のツエナ
ーダイオードZDをビット別に破壊して行くツェナーザ
ップ方式のトリミング作業には1ビットあたり、100
ms程度の時間がかかってしまう。ウエハ試験時間は一
般的なスイッチング電源制御用ICの場合、チップの移
動時間も含めて1.5秒程度のため、このトリミングに
要する1ビットあたり0.1秒の時間もツェナーザップ
するビット数が4ビットになると0.4秒もかかること
になり、全試験時間の略20%を占めることになる。
【0015】図7は図6のトリミングビット端子TZ3
〜TZ0の4ビットのトリミング設定データZ3〜Z0
と、これに対応する分圧出力レベル(即ち、分圧抵抗2
1のタップから分圧出力端子TCへ取出す電圧レベル)
との関係を示すデコード図表である。なお、この図7の
(A)の欄には分圧出力レベル別のザップ数が、同じく
図7の(B)の欄には分圧出力レベル別の出現確率、つ
まり当該分圧出力レベルで微調整されるウエハ特性の出
現する確率が示されている。但しこの例では、この出現
確率が図10に示すような平均値7.5、標準偏差2の
正規分布に従うものとしている。
【0016】図6のトリミング回路ではZ3〜Z0で表
す4ビットのトリミング設定データをデコードして、こ
の数値の大きさ0〜15の順に分圧出力レベルのレベル
0からレベル15までの各アナログスイッチ22を選択
導通させるようにしているため、図7に示すようにウエ
ハ特性の出現確率の高いレベル8のところでのザップビ
ット数はウエハ1チップあたり3ビット、同じく出現確
率の高いレベル7のところでザップビット数はウエハ1
チップあたり1ビットとなり、分圧出力レベル別のザッ
プ数と出現確率から求めた平均でも、ウエハ1チップあ
たり2ビットは必ずザップしなくてはならないことにな
る。しかし、トリミングビット数がこの程度の場合は、
まだツェナーザップに掛かる時間が少ないので問題も少
ない。
【0017】図9は図8のトリミングビット端子TZ6
〜TZ0の7ビットのトリミング設定データZ6〜Z0
と、これに対応する分圧出力レベルとの関係を示すデコ
ード図表で、この図9の構成は図7と同様である。但し
図9における出現確率(B)は、図11に示すような平
均値63.5、標準偏差16の正規分布に従うものとし
ている。
【0018】この図9に示すように、トリミング設定デ
ータ7ビットで128レベルの調整を行う場合を考える
と、トリミング設定データZ6〜Z0の値の順に分圧出
力レベルを並べた場合には、分圧出力レベル63,64
(出現確率の中心値)の付近で平均ザップビット数は全
ビット数の半分の3.5ビットになり、調整に時間が掛
かり過ぎるという問題がある。
【0019】そこで本発明はこの問題を解消できるトリ
ミング回路を提供することを課題とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1のトリミング回路は、夫々ザップによっ
て当該端子のレベルを、アノードのレベルに短絡固定し
得るツェナダイオード(ZD)が接続され、2進数のト
リミング設定データ(Z3〜Z0,Z6〜Z0など)が
設定される複数のトリミングビット端子(TZ3〜TZ
0,TZ6〜TZ0など)と、(両端が例えば2.5V
側端子TA,GND側端子TBに接続されると共に)前
記トリミング設定データの可変範囲に等しい個数の、順
に並ぶタップによって分割された抵抗(分圧抵抗21な
ど)と、トリミング設定データの設定に基づき、この設
定データの値に1対1に対応するタップを選択して(ア
ナログスイッチ22、又は22d及び22uを介し)所
定の引出し端子(分圧出力端子TCなど)に接続するデ
コード手段とを備えたトリミング回路(2)において、
前記デコード手段を、少なくとも前記タップの配列の中
心に位するタップに対応するトリミング設定データのザ
ップビットが1以下となるように構成する。
【0021】また請求項2のトリミング回路は、請求項
1に記載のトリミング回路において、前記デコード手段
は、各トリミングビット端子毎に2つずつ設けられた信
号線(デコード配線25)を、当該のトリミングビット
端子のH,Lのレベルに応じて夫々個別に有効化する第
1の手段(インバータ27,28など)と、各タップに
1対1に設けられ、前記各トリミングビット端子毎の2
つの信号線の何れか一方ずつの信号を取込み、この取込
んだ信号の所定の1つの組合わせ(全有効など)を検出
して、対応するタップを前記引出し端子に接続する第2
の手段(4入力NANDゲート23など)とを備え、こ
の第2の手段を、タップの配列の中心に近いタップに対
応するトリミング設定データほど、ザップビットが少な
くなるように構成する。
【0022】また請求項3のトリミング回路は、請求項
1に記載のトリミング回路において、前記トリミング設
定データの最上位ビットを除く各ビットに対応するトリ
ミングビット端子のツェナダイオードの後段に、夫々最
上位ビットの所定の共通の値(“1”など)によって当
該のトリミングビット端子のトリミング設定データのビ
ットの極性を反転し、該トリミング設定データのビット
に代えて出力する極性反転手段(EXORゲート29な
ど)を備えたものとする。
【0023】また請求項4のトリミング回路は、請求項
1ないし3の何れかに記載のトリミング回路において、
ICからなるものとする。
【0024】
【発明の実施の形態】
(実施例1)図1は本発明の第1の実施例としてのツェ
ナーザップ方式のトリミング回路の構成図で、この図は
図6と同じ4個のトリミングビット端子TZ3〜TZ0
を備えた回路例を示す。基準電圧回路の構成は図5と全
く同じである。
【0025】この場合は、トリミングビット端子TZ3
〜TZ0からの4ビットのトリミング設定データZ(Z
3〜Z0)を、デコード配線25を経て4入力NAND
ゲート23で16本の信号にデコードしているので、バ
ラツキの中心値付近でザップするビット数が最小になる
ように自由にデコード配線25(における8本のライン
とNANDゲート23の4入力との接続)を構成するこ
とができる。
【0026】図2は図1の回路についてのデコード図表
で図7に対応するものである。図2においては、分圧出
力レベルの中心値のレベル7と8ではトリミング設定デ
ータZ(Z3〜Z0)の値を夫々“1011”と“11
11”としてザップビット数が1と0になるように、ま
た中心値付近の分圧出力レベル6,9,10ではトリミ
ング設定データZの値を夫々“0111”,“111
0”,“1101”として、何れもザップビット数が1
になるように設定されている。他方、両端の分圧出力レ
ベル0と15ではトリミング設定データZの値を夫々
“0000”と“0100”とし、ザップビット数が4
と3になるように設定されている。従って図2では平均
のザップビット数は図7の2に対し、1.042とな
る。
【0027】このように本実施例1では、従来に比べ各
ウエハチップで1ビット分ザップする必要がなくなり、
その分試験時間の削減ができ、また、ザップするビット
が半分で済むことでチップの信頼性向上も期待できる。 (実施例2)図3は本発明の第2の実施例としてのツェ
ナーザップ方式のトリミング回路の構成図で、この図は
図8と同じ7個のトリミングビット端子TZ6〜TZ0
を備えた回路例を示す。なお、図3においては図8に対
し、トリミングビット端子TZ6〜TZ0の各入力部の
ツェナーダイオードZDの次段にEXORゲート29が
挿入されている。その他の構成は図8と同じである。
【0028】また、図4は図3の回路についてのデコー
ド図表で、図9に対応するものである。この実施例2で
はデコードが行と列のマトリックスで行われるため、実
施例1のように自由にデコードを変更することはできな
くなる。このため、図9の従来のデコード図表で分圧出
力レベルの中心値のレベル63,64を境として、レベ
ル0からレベル63まで、及びレベル64からレベル1
27まではザップ数がほぼ徐々に減少していること、レ
ベル64からレベル127まではトリミング設定データ
Z6〜Z0の最上位ビットZ6(=“1”)を除く、以
下のビット領域ではレベル64側とレベル127側とで
“0”と“1”が反転して線対称に分布していることに
着目し、本発明ではトリミング設定データZ6〜Z0の
最上位ビットZ6が“1”である場合は、図4に示すよ
うに以下のトリミング設定データのビットZ5〜Z0の
極性を、図9とは反転したデコードを行う。このように
してザップ数の多い状態をレベル64側からレベル12
7側に移すことができる。
【0029】このようなトリミング設定データZ6〜Z
0のデコードを図3のトリミングビット端子TZ5〜T
Z0の各入力部に挿入されたEXORゲート29によっ
て実現する。即ち、この各EXORゲート29の一方の
入力は当該のトリミングビット端子の入力、他方の入力
は最上位のトリミングビット端子TZ6の入力であり、
トリミング設定データの最上位ビットZ6が“0”のと
きはZ5〜Z0はそのままの極性で入力され、Z6が
“1”のときはZ5〜Z0はツェナーダイオードZDの
次段のEXORゲート29で反転されて後段側に入力さ
れる。後段側の構成は従来(図8)と同じである。
【0030】従って、トリミングビット端子TZ6〜T
Z0でのトリミング設定データZ6〜Z0の値が例えば
“1111111”のとき、Z6は“1”のまま、Z5
〜Z0はEXORゲート29の出力で“000000”
となるため、中心値である分圧出力レベル64に該当す
るタップが選択されるが、ザップ数は0となる。また、
同じくトリミング設定データZ6〜Z0の値が例えば
“1000000”のとき、Z6は“1”のまま、Z5
〜Z0はEXORゲート29の出力で“111111”
となるため、上端値である分圧出力レベル127に該当
するタップが選択され、ザップ数は6となる。
【0031】このようにして、本実施例2では平均のザ
ップビット数は図4に示すように2.63ビットとな
り、全トリミングビット数7の1/3に抑えることがで
きる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、2進数のトリミング設
定データを、トリミングビット端子のH/Lの状態によ
り、且つこのLの状態はトリミングビット端子の入力部
のツェナーダイオードをザップすることにより設定し、
このトリミング設定データをデコードして、分割抵抗上
に順に並んだ複数のタップのうち、トリミング設定デー
タによって定まるタップを選択し、この選択されたタッ
プから取出す信号によって基準電圧回路等の被トリミン
グ回路の特性を目標値に納めるトリミング回路におい
て、少なくともタップの配列の中心のタップを選択する
トリミング設定データのツェナーザップのビット数が1
以下となるようにデコード回路を構成し、被トリミング
回路の特性のバラツキに基づく平均のトリミング時間を
削減するようにしたので、ウエハの試験時間の短縮及び
信頼性の向上をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例としてのトリミング設定
データ4ビットのトリミング回路の構成図
【図2】図1のトリミング設定データのデコード表を示
す図
【図3】本発明の第2の実施例としてのトリミング設定
データ7ビットのトリミング回路の構成図
【図4】図3のトリミング設定データのデコード表を示
す図
【図5】被トリミング回路としての基準電圧回路の構成
例を示す図
【図6】図1に対応する従来のトリミング回路の構成図
【図7】図6のトリミング設定データのデコード表を示
す図
【図8】図3に対応する従来のトリミング回路の構成図
【図9】図8のトリミング設定データのデコード表を示
す図
【図10】平均値7.5、標準偏差2の正規分布図
【図11】平均値63.5、標準偏差16の正規分布図
【符号の説明】
1 基準電圧回路 2 トリミング回路 3 基準電圧出力端子 TA 2.5V側端子 TB GND側端子 TC 分圧出力端子 TZ6〜TZ0 トリミングビット端子 Z(Z3〜Z0、Z6〜Z0) トリミング設定デー
タ ZD ツェナーダイオード 21 分圧抵抗 22,22d,22u アナログスイッチ 23,23d 4入力NANDゲート 23u 3入力NANDゲート 24 インバータ 25,25d,25u デコード配線 26 定電流回路 26’ プルアップ抵抗 27,28 インバータ 29 EXORゲート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】夫々ザップによって当該端子のレベルを、
    アノードのレベルに短絡固定し得るツェナダイオードが
    接続され、2進数のトリミング設定データが設定される
    複数のトリミングビット端子と、 前記トリミング設定データの可変範囲に等しい個数の、
    順に並ぶタップによって分割された抵抗と、 トリミング設定データの設定に基づき、この設定データ
    の値に1対1に対応するタップを選択して所定の引出し
    端子に接続するデコード手段とを備えたトリミング回路
    において、 前記デコード手段を、少なくとも前記タップの配列の中
    心に位するタップに対応するトリミング設定データのザ
    ップビットが1以下となるように構成したことを特徴と
    するトリミング回路。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のトリミング回路におい
    て、 前記デコード手段は、各トリミングビット端子毎に2つ
    ずつ設けられた信号線を、当該のトリミングビット端子
    のH,Lのレベルに応じて夫々個別に有効化する第1の
    手段と、 各タップに1対1に設けられ、前記各トリミングビット
    端子毎の2つの信号線の何れか一方ずつの信号を取込
    み、この取込んだ信号の所定の1つの組合わせを検出し
    て、対応するタップを前記引出し端子に接続する第2の
    手段とを備え、 この第2の手段を、タップの配列の中心に近いタップに
    対応するトリミング設定データほど、ザップビットが少
    なくなるように構成したことを特徴とするトリミング回
    路。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のトリミング回路におい
    て、 前記トリミング設定データの最上位ビットを除く各ビッ
    トに対応するトリミングビット端子のツェナダイオード
    の後段に、夫々最上位ビットの所定の共通の値によって
    当該のトリミングビット端子のトリミング設定データの
    ビットの極性を反転し、該トリミング設定データのビッ
    トに代えて出力する極性反転手段を備えたことを特徴と
    するトリミング回路。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3の何れかに記載のトリミ
    ング回路において、 ICからなることを特徴とするトリミング回路。
JP23164496A 1996-09-02 1996-09-02 トリミング回路 Expired - Fee Related JP3322138B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23164496A JP3322138B2 (ja) 1996-09-02 1996-09-02 トリミング回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23164496A JP3322138B2 (ja) 1996-09-02 1996-09-02 トリミング回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1074839A true JPH1074839A (ja) 1998-03-17
JP3322138B2 JP3322138B2 (ja) 2002-09-09

Family

ID=16926737

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23164496A Expired - Fee Related JP3322138B2 (ja) 1996-09-02 1996-09-02 トリミング回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3322138B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7215176B2 (en) 2003-09-29 2007-05-08 Seiko Epson Corporation Analog value adjustment circuit, display driver circuit, and method of adjusting analog value
JPWO2006059438A1 (ja) * 2004-11-30 2008-06-05 ローム株式会社 電圧生成回路、定電流回路および発光ダイオード駆動回路
JP2009069034A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Nec Electronics Corp 電圧センサモジュール
CN103138736A (zh) * 2011-11-24 2013-06-05 夏普株式会社 半导体集成电路和使用它的光传感器设备
JP2014103276A (ja) * 2012-11-20 2014-06-05 Shindengen Electric Mfg Co Ltd トリミング回路、集積回路装置、及びトリミング方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7215176B2 (en) 2003-09-29 2007-05-08 Seiko Epson Corporation Analog value adjustment circuit, display driver circuit, and method of adjusting analog value
JPWO2006059438A1 (ja) * 2004-11-30 2008-06-05 ローム株式会社 電圧生成回路、定電流回路および発光ダイオード駆動回路
JP2009069034A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Nec Electronics Corp 電圧センサモジュール
CN103138736A (zh) * 2011-11-24 2013-06-05 夏普株式会社 半导体集成电路和使用它的光传感器设备
JP2013110368A (ja) * 2011-11-24 2013-06-06 Sharp Corp 半導体集積回路およびそれを用いた光センサ機器
US9000351B2 (en) 2011-11-24 2015-04-07 Sharp Kabushiki Kaisha Semiconductor integrated circuit and optical sensor device using the same
JP2014103276A (ja) * 2012-11-20 2014-06-05 Shindengen Electric Mfg Co Ltd トリミング回路、集積回路装置、及びトリミング方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3322138B2 (ja) 2002-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6462609B2 (en) Trimming circuit of semiconductor apparatus
EP1657722B1 (en) Integrated circuit chip having non-volatile on-chip memories for providing programmable functions and features
USRE35828E (en) Anti-fuse circuit and method wherein the read operation and programming operation are reversed
JPH06151599A (ja) 半導体集積回路
JPH05282893A (ja) 半導体メモリ装置
US5446407A (en) Trimming circuit
US8081531B2 (en) Temperature sensor capable of reducing test mode time
US8693270B2 (en) Semiconductor apparatus
TW201346919A (zh) 非揮發性記憶體裝置
WO1997045872A1 (en) Method and apparatus for programming anti-fuses using internally generated programming voltage
US7373562B2 (en) Memory circuit comprising redundant memory areas
JP3322138B2 (ja) トリミング回路
CN114814556B (zh) 一种高效的集成电路芯片修调测试电路及测试方法
JPH05334898A (ja) 半導体記憶装置
EP2132874B1 (en) Method and device for programming anti-fuses
US6597234B2 (en) Anti-fuse circuit and method of operation
US9159453B2 (en) Memory device and method for measuring resistance of memory cell
US20020141254A1 (en) Memory device having programmable column segmentation to increase flexibility in bit repair
EP0173357B1 (en) Binary circuit with selectable output polarity
US5058070A (en) High speed memory with row redundancy
EP0646866A2 (en) Redundant line decoder master enable
US6535436B2 (en) Redundant circuit and method for replacing defective memory cells in a memory device
JP4632920B2 (ja) オフチップドライバ制御用カウンタ回路およびこれを用いたオフチップドライバの出力電流値変更方法
US6339559B1 (en) Decode scheme for programming antifuses arranged in banks
JP2001023393A (ja) 半導体記憶装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees