JPH1066324A - 発電装置 - Google Patents

発電装置

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Publication number
JPH1066324A
JPH1066324A JP21180696A JP21180696A JPH1066324A JP H1066324 A JPH1066324 A JP H1066324A JP 21180696 A JP21180696 A JP 21180696A JP 21180696 A JP21180696 A JP 21180696A JP H1066324 A JPH1066324 A JP H1066324A
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JP
Japan
Prior art keywords
piston
magnetic flux
pistons
generating means
winding
Prior art date
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Pending
Application number
JP21180696A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Kamimura
正 上村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
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Publication of JPH1066324A publication Critical patent/JPH1066324A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原動機としてエンジンを使用する発電装置に
おいて、原動機と発電機を完全に一体化し、ピストンの
エネルギーを直接発電エネルギーに変換することによ
り、エネルギー効率を向上させるとともに、部品点数を
減らし、発電装置の小形化を図る。 【解決手段】 水平方向に第1、第2のエンジンのピス
トン11,12を互いに対向配設し、ピストン11,1
2間を連結棒13で接続する。連結棒13の中央部13
aの断面をU字形状に形成し、そのU字の各端部に、空
隙部を介して永久磁石P,Nを対向配設する。空隙部に
は巻線14を固定して設ける。前記ピストン11,12
を交互に着火して駆動せしめ、連結棒13をピストン1
1側とピストン12側の間で往復移動させ、永久磁石
P,N間で発生する磁束が移動することにより巻線14
に起電力を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火力発電装置等の
発電装置に係り、特に原動機と発電機を完全に一体化し
た発電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】発電装置(火力発電装置)は、原動機と
して例えばエンジンを使用し、ピストンの上下運動をク
ランクにより回転運動に変換し、発電機の電機子を回転
することにより発電を行っている。
【0003】図2は従来の発電装置(火力発電)の構成
の一例を示している。図2において、1はエンジンのピ
ストン、2はシャフト、3はクランクである。クランク
3の駆動軸4には減速機5が設けられ、駆動軸4の端部
には発電機の電機子6が設けられている。7は固定子で
ある。尚図2(b)はピストン1のシャフト2とクラン
ク3のつながりを示す要部詳細図である。
【0004】図2において、エンジンを駆動させたとき
のピストン1の上下運動はクランク3により回転運動に
変換される。そして駆動軸4の減速機5により回転数を
調整した後に発電機の電機子6を回転せしめ、これによ
り電力を発生させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図2のような従来の発
電装置は次のような問題点があった。 (1)エネルギー効率のロスが大きい。ピストン1の上
下運動をクランク3により回転運動に変換する際に、シ
ャフト2が斜辺方向となる為、上下運動が総て回転運動
に変換されず、ピストンと外部との摩擦熱等のロスを生
じる。
【0006】(2)装置が大きい。クランク3、減速機
5等が機器寸法上の大きなウェイトを占めている。
【0007】(3)使用部品が多く故障発生率が高い。 (4)クランクその他の回転機構により騒音、振動が発
生する。
【0008】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
その目的は、ピストンの水平運動をそのまま利用して発
電を行うことにより、上下運動を回転運動へ変換する際
のエネルギー損失を無くすとともに、クランク等の部品
点数を減らし、大幅に発電装置の小形化を図ることにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するために、(1)互いに対向配設された第1、第
2のエンジンのピストンと、一端が前記第1のピストン
に、他端が前記第2のピストンに各々取り付けられた連
結部材と、前記連結部材に取り付けられ、且つ第1およ
び第2のピストンを結ぶ線に直交する線上に空隙部を介
して対向配設された磁束発生手段と、前記連結部材の空
隙部に配設された固定巻線とを備え、前記第1、第2の
エンジンのピストンを交互に作動させて連結部材および
磁束発生手段を第1のピストン側と第2のピストン側の
間で往復移動せしめ、磁束発生手段の磁束が移動するこ
とにより固定巻線に起電力を得ることを特徴とし、
(2)前記連結部材は、第1のピストンと第2のピスト
ンを結ぶ線に直交する線に沿った断面形状がU字状に形
成されていることを特徴とし、(3)前記磁束発生手段
は、互いに極性の異なる2個の永久磁石から成ることを
特徴とし、(4)前記磁束発生手段は、巻線から成るこ
とを特徴とし、(5)前記第1および第2のピストン
は、水平方向に対向配設されていることを特徴としてい
る。
【0010】(6)第1のピストンと第2のピストンを
交互に着火して作動させると、連結部材に設けられた磁
束発生手段、例えば永久磁石から生じる磁束が第1のピ
ストンと第2のピストンの間で往復移動する。このため
空隙部に配設された固定巻線が等価的に前記磁束を切る
ことになり、該固定巻線には電磁誘導作用により起電力
が生じ、発電が行われる。このようにピストンに与えら
れたエネルギーは直接発電エネルギーに変換され、しか
も機械的接触部分が極めて少ないので、エネルギー損失
はほとんどない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら本発明の
実施の形態を説明する。本発明では、エンジンのピスト
ンの運動を直接発電エネルギーに変換するために、図1
のように原動機と発電機を完全に一体化した。
【0012】図1において、11、12は水平方向に互
いに対向配設されたエンジンのピストン、13はピスト
ン11、12を連結する連結棒である。この連結棒13
の中央部13aは鉄芯で構成され、その断面形状は図1
(b)のようにU字形状に形成されている。そして中央
部13aのU字の上側端部にはP極の永久磁石Pが、下
側端部にはN極の永久磁石Nが、空隙部を介して互いに
対向して取り付けられている。14は永久磁石P,N間
の空隙部に固設された巻線である。
【0013】
【実施例】図1のように構成された装置において、ピス
トン11とピストン12を交互に着火して駆動させる
と、連結棒13は水平移動し、左右に往復運動を行う。
すると永久磁石P,N間に発生した磁束が水平方向に移
動し、巻線14が等価的に前記磁束を切ることになり、
該巻線14には電磁誘導作用により起電力が生じる。
【0014】尚、磁束発生手段は前記永久磁石P,Nに
限らず巻線を用いても同様の作用、効果を奏する。また
連結棒の中央部13aの断面形状はU字形状に限らず他
の形状でも良い。また対向配設される第1、第2のピス
トンは水平に設けるに限らず斜め、上下に配設しても良
い。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
互いに対向配設された第1、第2のエンジンのピストン
と、一端が前記第1のピストンに、他端が前記第2のピ
ストンに各々取り付けられた連結部材と、前記連結部材
に取り付けられ、且つ第1および第2のピストンを結ぶ
線に直交する線上に空隙部を介して対向配設された磁束
発生手段と、前記連結部材の空隙部に配設された固定巻
線とを備え、前記第1、第2のエンジンのピストンを交
互に作動させて連結部材および磁束発生手段を第1のピ
ストン側と第2のピストン側の間で往復移動せしめ、磁
束発生手段の磁束が移動することにより固定巻線に起電
力を得るようにしたので、次のような優れた効果が得ら
れる。
【0016】(1)エネルギー効率の向上 ピストンに与えられたエネルギーが発電エネルギーに直
接変換される為、エネルギー損失は極めて少ない。
【0017】(2)装置の小形化 従来の発電装置に比べて、クランク、シャフト、減速機
等が不要となり、原動機と発電機を完全に一体化した非
常にシンプルな構造であるため、大幅な小形化が図れ
る。
【0018】(3)低価格化 構造のシンプル化、部品数の削減、エネルギー効率の向
上等により大幅な低価格化が可能となる。
【0019】(4)装置の信頼性向上 使用部品が少ない事、機械的な接触部が少ない事から、
故障発生率も低くなり、装置の信頼性が非常に高い。
【0020】(5)騒音、振動等の発生防止 従来のような回転機構を設けないので、騒音、振動等は
一切発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、(a)は全体の構成
図、(b)は要部断面図。
【図2】従来の発電装置の一例を示し、(a)は全体の
構成図、(b)は要部説明図。
【符号の説明】
11、12…ピストン 13…連結棒 13a…中央部 14…巻線 P,N…永久磁石

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向配設された第1、第2のエン
    ジンのピストンと、一端が前記第1のピストンに、他端
    が前記第2のピストンに各々取り付けられた連結部材
    と、前記連結部材に取り付けられ、且つ第1および第2
    のピストンを結ぶ線に直交する線上に空隙部を介して対
    向配設された磁束発生手段と、前記連結部材の空隙部に
    配設された固定巻線とを備え、 前記第1、第2のエンジンのピストンを交互に作動させ
    て連結部材および磁束発生手段を第1のピストン側と第
    2のピストン側の間で往復移動せしめ、磁束発生手段の
    磁束が移動することにより固定巻線に起電力を得ること
    を特徴とする発電装置。
  2. 【請求項2】 前記連結部材は、第1のピストンと第2
    のピストンを結ぶ線に直交する線に沿った断面形状がU
    字状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載
    の発電装置。
  3. 【請求項3】 前記磁束発生手段は、互いに極性の異な
    る2個の永久磁石から成ることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の発電装置。
  4. 【請求項4】 前記磁束発生手段は、巻線から成ること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の発電装置。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2のピストンは、水平
    方向に対向配設されていることを特徴とする請求項1又
    は2又は3又は4に記載の発電装置。
JP21180696A 1996-08-12 1996-08-12 発電装置 Pending JPH1066324A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21180696A JPH1066324A (ja) 1996-08-12 1996-08-12 発電装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP21180696A JPH1066324A (ja) 1996-08-12 1996-08-12 発電装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1066324A true JPH1066324A (ja) 1998-03-06

Family

ID=16611916

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21180696A Pending JPH1066324A (ja) 1996-08-12 1996-08-12 発電装置

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JP (1) JPH1066324A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100404654B1 (ko) * 2001-02-28 2003-11-10 이찬재 왕복동형 발전기

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100404654B1 (ko) * 2001-02-28 2003-11-10 이찬재 왕복동형 발전기

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