JPH1065662A - データ復号方法および装置、認証方法、記録媒体、ディスク製造方法、記録方法、並びに記録装置 - Google Patents

データ復号方法および装置、認証方法、記録媒体、ディスク製造方法、記録方法、並びに記録装置

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JPH1065662A
JPH1065662A JP9082598A JP8259897A JPH1065662A JP H1065662 A JPH1065662 A JP H1065662A JP 9082598 A JP9082598 A JP 9082598A JP 8259897 A JP8259897 A JP 8259897A JP H1065662 A JPH1065662 A JP H1065662A
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JP9082598A
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Ryuji Ishiguro
隆二 石黒
Yoshitomo Osawa
義知 大澤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より安全な復号化方法を実現する。 【解決手段】 MPEGデコーダボードは、メモリに記
憶されているIDをディスクドライブに出力する。ディ
スクドライブは、DVD−ROMに記憶されているキー
テーブルからIDに対応する公開鍵を読み出し、この公
開鍵を用いて、Challenge(C)を演算し、M
PEGデコーダボードに出力する。MPEGデコーダボ
ードは、Challenge(C)を用いて、デジタル
シグニチャr,dを演算し、ディスクドライブに出力す
る。ディスクドライブは、デジタルシグニチャr,dを
用いて、暗号化鍵を演算する。また、MPEGデコーダ
ボードは、Challenge(C)を用いて、暗号化
鍵を演算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ復号方法お
よび装置、認証方法、記録媒体、ディスク製造方法、記
録方法、並びに記録装置に関し、特に暗号化されている
データを、より安全に復号することができるようにし
た、データ復号化方法および装置、認証方法、記録媒
体、ディスク製造方法、記録方法、並びに記録装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】最近、デジタルビデオディスク(以下、
DVDと記載する)のフォーマットが統一化されつつあ
り、統一化された場合、従来のアナログのビデオディス
クに代わって普及することが期待されている。このDV
Dにおいては、より長時間のビデオデータを記録するこ
とができるようにするために、ビデオデータが圧縮符号
化(例えば、MPEG(Moving Picture Expert Grou
p)方式、以下、MPEGと記載し、MPEG方式を用いて
説明する)されて記録される。従って、再生時において
は、再生データを復号する必要がある。
【0003】ところで、DVDにおいては、ビデオデー
タがデジタル的に記録されているため、これを他の記録
媒体にコピーすると、ほとんどオリジナルのDVDと遜
色のない再生画像が得られる記録媒体を大量に複製する
ことが可能となる。つまり、ディスクドライブとMPE
Gデコーダとの間でのデータの授受を盗聴され、この盗
聴されたデータから不正のスタンパを生成することによ
り、不正のディスクが大量に複製されることになる。ま
た、不正に製造されたMPEGデコーダを使用して、デ
ィスクドライブからの再生データを復号し、この不正に
復号された不正のスタンパを生成することにより、不正
のディスクが大量に複製されることになる。
【0004】このような不正コピーを防止したり、不正
に製造されたMPEGデコーダを排除するために、ディ
スクドライブとMPEGデコーダとの間のデータとの授
受において、正規のMPEGデコーダであるか否かを認
証し、正規のMPEGデコーダであると認証された場
合、ディスクドライブから再生データを暗号化鍵を用い
て暗号化して、暗号化データをMPEGデコーダに供給
する。そして、MPEGデコーダは、この暗号化データ
を暗号化鍵を用いて復号(解読)し、さらに、復号(解
読)された符号化データを復号するようにすることが考
えられている。
【0005】したがって、このような対策を取ることに
より、不正に製造されたMPEGデコーダである場合
は、ディスクドライブからの再生データがMPEGデコ
ーダに供給されず、不正コピーを防止でき、かつ不正に
製造されたMPEGデコーダを排除することができる。
また、仮に正規のMPEGデコーダを装ってディスクド
ライブにアクセスされた場合、もしくはディスクドライ
ブとMPEGデコーダとの間でのデータの授受を盗聴さ
れた場合に、ディスクドライブからの再生データを得ら
れたとしても、その再生データは暗号化されているた
め、そのままではそのデータを用いることができない。
従って、実質的なコピーを防止することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来よ
り提案されている単純な暗号化鍵を用いてMPEGデコ
ーダに供給する再生データを暗号化し、MPEGデコー
ダにおいて、その暗号化された再生データを復号する方
法は、暗号化鍵が破られ易いという課題があった。
【0007】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、本発明の目的は、デコーダに供給する再生
データを破られ難い暗号化鍵を用いて暗号化することに
より、不正コピーを確実に防止することができるように
することにある。
【0008】また、本発明の他の目的は、ディスクドラ
イブからの再生データを暗号化する暗号化鍵の管理を容
易にすることができるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のデータ
復号方法は、所定の暗号化鍵Sを用いて暗号化された暗
号化データを第1の装置から受信するステップと、所定
の方法により生成された所定の暗号化鍵Sを用いて、暗
号化データを復号するステップとを備え、所定の暗号化
鍵Sを生成する所定の方法においては、第1の装置と第
2の装置のうちの一方が、第1の装置と第2の装置のう
ちの他方からの識別データを受信して、識別データに対
応する公開鍵α,pを選択し、ランダム値k1と公開鍵
α,pから、C=αk1 mod pに従って第1のデータC
を演算し、その第1のデータCを他方に供給し、他方
が、公開鍵α,pと、ランダム値k2を用いて第2のデ
ータrを演算して、一方に供給するとともに、第1のデ
ータCとランダム値k2を用いて暗号化鍵Sを演算し、
さらに、一方が、他方から供給される第2のデータrと
ランダム値k1を用いて暗号化鍵Sを演算することを特
徴とする。
【0010】請求項5に記載のデータ復号装置は、所定
の暗号化鍵Sを用いて暗号化された暗号化データを第1
の装置から受信する受信手段と、所定の暗号化鍵Sを用
いて、暗号化データを復号する第1の復号手段とを備
え、さらに、所定の暗号化鍵Sを生成するために、第1
の装置と復号装置のうちの一方が、第1の装置と復号装
置のうちの他方からの識別データを受信して、識別デー
タに対応する公開鍵α,pを選択し、ランダム値k1と
公開鍵α,pから、C=αk1 mod pに従って、第1の
データCを演算し、その第1のデータCを他方に供給す
る手段と、他方が、公開鍵α,pと、ランダム値k2を
用いて第2のデータrを演算して、一方に供給するとと
もに、第1のデータCとランダム値k2を用いて暗号化
鍵Sを演算する手段と、さらに、一方が、他方から供給
される第2のデータrとランダム値k1を用いて暗号化
鍵Sを演算する手段とを備えることを特徴とする。
【0011】請求項9に記載の認証方法は、第1の装置
とデータ復号装置のうちの一方が、第1の装置とデータ
復号装置のうちの他方からの識別データを受信して、識
別データに対応する公開鍵α,pを選択し、ランダム値
k1と公開鍵α,pから、C=αk1 mod pに従って、
第1のデータCを演算し、その第1のデータCを他方に
供給するステップと、他方が、公開鍵α,pと、ランダ
ム値k2を用いて第2のデータr,dを演算して、一方
に供給するステップと、一方が、他方から供給される第
2のデータr,dと所定の公開鍵βとを用いて演算され
る値と、公開鍵α,pと第1のデータCを用いて演算さ
れる値とを比較するステップとを備えることを特徴とす
る。
【0012】請求項10に記載の記録媒体は、記録媒体
は記録データを含んでおり、記録データは、暗号化鍵S
を演算するとき用いられる公開鍵α,pを第1の装置ま
たはデータ復号装置を識別する識別データに対応させる
ことにより、キーテーブルを生成するステップと、デー
タとキーテーブルを記録するステップから生成されてい
ることを特徴とする。
【0013】請求項13に記載の記録方法は、暗号化鍵
Sを演算するとき用いられる公開鍵α,pを第1の装置
またはデータ復号装置を識別する識別データに対応させ
ることにより、キーテーブルデータを生成するステップ
と、データとキーテーブルを記録するステップとを備え
ることを特徴とする。
【0014】請求項14に記載の記録装置は、暗号化鍵
Sを演算するとき用いられる公開鍵α,pを第1の装置
またはデータ復号装置を識別する識別データに対応させ
ることにより、キーテーブルデータを生成する生成手段
と、データとキーテーブルを記録する記録手段とを備え
ることを特徴とする。
【0015】請求項15に記載の記録媒体は、記録媒体
は記録データを含んでおり、記録データは、第1の装置
またはデータ復号装置を識別するとき用いられる公開鍵
βを識別データに対応させることにより、キーテーブル
を生成するステップと、データとキーテーブルを記録す
るステップとから生成されていることを特徴とする。
【0016】請求項16に記載の記録方法は、第1の装
置またはデータ復号装置を識別するとき用いられる公開
鍵βを識別データに対応させることにより、キーテーブ
ルデータを生成するステップと、データとキーテーブル
を記録するステップとを備えることを特徴とする。
【0017】請求項17に記載の記録装置は、第1の装
置またはデータ復号装置を識別するとき用いられる公開
鍵βを識別データに対応させることにより、キーテーブ
ルデータを生成する生成手段と、データとキーテーブル
を記録する記録手段とを備えることを特徴とする。
【0018】請求項18に記載の記録媒体は、記録媒体
は記録データを含んでおり、記録データは、データを暗
号化鍵Qで暗号化して、暗号化鍵Qで暗号化されたデー
タを生成するステップと、暗号化鍵Qを、暗号化鍵Sを
演算するとき用いられる公開鍵α,pと、第1の装置ま
たはデータ復号装置を識別するとき用いられる公開鍵β
とを用いて暗号化して得られた暗号化鍵x,yを第1の
装置またはデータ復号装置を識別する識別データに対応
させることにより、キーテーブルを生成するステップと
暗号化鍵Qで暗号化されたデータとキーテーブルを記録
するステップとから生成されていることを特徴とする。
【0019】請求項19に記載の記録方法は、データを
暗号化鍵Qで暗号化して、暗号化鍵Qで暗号化されたデ
ータを生成するステップと、暗号化鍵Qを、暗号化鍵S
を演算するとき用いられる公開鍵α,pと、第1の装置
またはデータ復号装置を識別するとき用いられる公開鍵
βとを用いて暗号化して得られた暗号化鍵x,yを第1
の装置またはデータ復号装置を識別する識別データに対
応させることにより、キーテーブルを生成するステップ
と暗号化鍵Qで暗号化されたデータとキーテーブルを記
録するステップとを備えることを特徴とする。
【0020】請求項20に記載の記録装置は、データを
暗号化鍵Qで暗号化して、暗号化鍵Qで暗号化されたデ
ータを生成する暗号化手段と、暗号化鍵Qを、暗号化鍵
Sを演算するとき用いられる公開鍵α,pと、第1の装
置またはデータ復号装置を識別するとき用いられる公開
鍵βとを用いて暗号化して得られた暗号化鍵x,yを第
1の装置またはデータ復号装置を識別する識別データに
対応させることにより、キーテーブルを生成する生成手
段と暗号化鍵Qで暗号化されたデータとキーテーブルを
記録する記録手段とを備えることを特徴とする。
【0021】請求項21に記載のディスク製造方法は、
暗号化鍵Sを演算するとき用いられる公開鍵α,pを第
1の装置またはデータ復号装置を識別する識別データに
対応させることにより、キーテーブルデータを生成する
ステップと、データとキーテーブルを原盤に記録するス
テップと、原盤からディスクを生成するステップとを備
えることを特徴とする。
【0022】請求項22に記載のディスク製造方法は、
第1の装置またはデータ復号装置を識別するとき用いら
れる公開鍵βを識別データに対応させることにより、キ
ーテーブルデータを生成するステップと、データとキー
テーブルを原盤に記録するステップと、原盤からディス
クを生成するステップとを備えることを特徴とする。
【0023】請求項23に記載のディスク製造方法は、
データを暗号化鍵Qで暗号化して、暗号化鍵Qで暗号化
されたデータを生成するステップと、暗号化鍵Qを、暗
号化鍵Sを演算するとき用いられる公開鍵α,pと、第
1の装置またはデータ復号装置を識別するとき用いられ
る公開鍵βとを用いて暗号化して得られた暗号化鍵x,
yを第1の装置またはデータ復号装置を識別する識別デ
ータに対応させることにより、キーテーブルを生成する
ステップと、記暗号化鍵Qで暗号化されたデータとキー
テーブルを原盤に記録するステップと、原盤からディス
クを生成するステップとを備えることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用した第1の
実施の形態のパーソナルコンピュータの構成例を示して
いる。この第1の実施の形態において、パーソナルコン
ピュータ1は、ROMタイプのディジタルビデオディス
ク(以下、DVD−ROMと記載する)2を駆動するデ
ィスクドライブ11と、ディスクドライブ11によって
再生された再生データが供給され、この再生データをデ
コードするMPEGデコーダボード12とから構成され
ている。MPEGデコーダボード12からの復号された
画像データ(以下、コンテンツデータ(Contents)と記
載する)は、モニタ3に供給され、モニタ3は図示しな
い表示画面に再生画像を表示するようになされている。
【0025】ディスクドライブ11は、DVD−ROM
2を駆動し、所定のアクセス点にアクセスすることによ
り、そこに記録されているデータを再生する駆動部2
1、駆動部21からの再生データを暗号化し、その暗号
化データを出力する暗号化部22、および、駆動部21
と暗号化部22を制御する制御部20から構成されてい
る。DVD−ROM2には、所定の位置(例えば最内周
トラック)に、暗号化に使用される公開鍵α,β,pを
含むキーテーブルのデータが予め記録されている。な
お。DVD−ROM2に記録されているコンテンツデー
タは、MPEG方式によって符号化されているデータで
ある。
【0026】また、MPEGデコーダボード12は、パ
ーソナルコンピュータ1に対して、適宜装着されるボー
ドであって、暗号化部22より供給される暗号化データ
を復号(解読)し、復号(解読)された再生データを出
力する復号部31を有している。この復号部31は、復
号(解読)処理を行うのに必要な秘密鍵nと、MPEG
デコーダボード12を識別するIDを記憶するメモリ3
3を有している。
【0027】復号部31より出力された復号(解読)さ
れた再生データは、MPEGデコード部32に供給さ
れ、MPEGデコード部32は、MPEG方式に従って
復号(解読)された再生データを復号し、コンテンツデ
ータとして出力するようになされている。制御部30
は、復号部31とMPEGデコード部32を制御するよ
うになされている。
【0028】次に、図2と図3のフローチャート、図4
のタイミングチャート及び図5の模式図を参照して、図
1の第1の実施の形態の動作について説明する。なお、
図2は、ディスクドライブ11の動作を説明するための
フローチャートであり、図3は、MPEGデコーダボー
ド12の動作を説明するフローチャートである。また、
図4のタイミングチャートは、ディスクドライブ11と
MPEGデコーダボード12との間において授受される
データと、各データに対応して実行される演算を表して
いる。さらに、図5は、ディスクドライブ11とMPE
Gデコーダボード82との間でのデータの流れを示すた
めの模式図である。
【0029】DVD−ROM2に記録されているデータ
を再生する場合、最初に、図3のステップS21におい
て、MPEGデコーダボード12の制御部30は、MP
EGデコーダボード12の識別データとしてのIDを復
号部31のメモリ33から読み出し、ディスクドライブ
11の制御部20に送信する。このIDは、図4に示す
ように、Request Challenge(ID)として、ディスク
ドライブ11に送られる。
【0030】図2のステップS1において、ディスクド
ライブ11の制御部20は、MPEGデコーダボード1
2の制御部30から送られてきたIDを受け取る。そし
て、制御部20はステップS2に進み、ステップS1で
受け取ったIDに対応する公開鍵を、DVD−ROM2
から読み取るように、駆動部20を制御する。
【0031】すなわち、図5に模式的に示すように、D
VD−ROM2の所定のトラックには、キーテーブルと
して、このDVD−ROM2を再生して得られるMPE
G方式によって符号化されているコンテンツデータを暗
号化する複数の公開鍵(public key)が、各公開鍵(k
ey1,key2,key3,・・・)が有効であるか
否かを表すフラグと共に記録されている。図5におい
て、有効な公開鍵(key1,key2)は○印を付し
て表し、無効な公開鍵(key3)は×印を付して表し
ている。DVD−ROM2を初めて製造したとき、全て
の公開鍵は有効とされている。しかしながら、例えば、
公開鍵の中の所定のもの(図5の第1の実施の形態の場
合、key3)が第3者に破られてしまったような場
合、その公開鍵に対応するフラグは、以後、無効として
記録される。
【0032】なお、各公開鍵key1,key2,ke
y3,・・・は、それぞれ公開鍵(α1,β1,p
1),(α2,β2,p2),(α3,β3,p3),
・・・で構成される。
【0033】このような公開鍵と有効フラグを表すキー
テーブルが、DVD−ROM2のROM領域に記録され
ている場合においては、これを書き換えることができな
いため、新しいバージョンのディスクとして、実質的に
同一のコンテンツデータが記録されているディスクを新
たに製造するとき、キーテーブルの有効フラグだけが書
き換えられる。
【0034】制御部20は、駆動部21を制御し、駆動
部21は、DVD−ROM2の所定のトラックに記録さ
れているキーテーブルを読み出す。そして、この読み出
したキーテーブルは制御部20に供給され、制御部20
は、この読み出されたキーテーブルから、ステップS1
で受け取ったIDに対応する公開鍵及びその公開鍵に対
応するフラグを検出する。換言すれば、MPEGデコー
ダボード12の正規の製造者に対してはIDが予め与え
られており、DVD−ROM2の製造者は、各IDに対
応する公開鍵を選定し、テーブルに記憶しておく。そこ
で、このステップS2で、各IDに対応する公開鍵及び
フラグが検出される。
【0035】さらに、ステップS3において、制御部2
0は、その公開鍵に対応するフラグが有効とされている
か否かを判定する。上述したように、例えば、不正コピ
ーを行っているMPEGデコーダボード12の製造者
(ボードメーカー)に割り当てられているIDが発見さ
れた場合においては、そのIDに対応する公開鍵は無効
とされる。そして、その発見後に製造されるDVD−R
OM2には、その公開鍵を無効とするフラグが記録され
る。ステップS1で受け取ったIDに対応する公開鍵が
無効と判定された場合、処理が終了される。すなわち、
この場合においては、MPEGデコーダボード12は、
DVD−ROM2の再生データを受け取ることができな
いことになる。
【0036】一方、ステップ3において、ステップS1
で受け取ったIDに対応する公開鍵が有効であると判定
された場合、ステップS4に進み、制御部20は、次式
(1)からChallenge(C)を計算し、図4に示すよう
に、このChallenge(C)としてMPEGデコーダボー
ド12の制御部30に供給する。 C=αk1 mod p…(1)
【0037】ここで、α,pは、DVD−ROM2のキ
ーテーブルに記録されている公開鍵であり、pは素数で
ある。また、k1は、適宜選択されるランダムな番号
(値)である。また、A mod Bは、AをBで割算した
とき得られる剰余を表している。
【0038】上述した式(1)は、トラップドアファン
クションの関数(離散対数問題)として知られており、
k1からCは容易に計算できるが、Cからk1を計算す
ることができる関数は知られていない。
【0039】図4に示すように、このようにして計算さ
れたChallenge(C)は、MPEGデコーダボード12
の制御部30に供給される。制御部30は、図3のステ
ップS22において、このChallenge(C)を受け取
る。そして、制御部30は、ステップS23に進み、所
定のランダムな番号k2を選択し、次式(2)、(3)
からデジタルシグニチャr,dを演算し、その結果をRe
sponse(r,d)として、ディスクドライブ11に供給
する。 r=αk2 mod p …(2) d=(C−n・r)k2-1 mod (p−1)…(3)
【0040】なお、このランダムな値k2は、p−1と
素の関係にある。
【0041】図4に示すように、上述した式(2)及び
(3)から求められたデジタルシグニチャr,dは、Re
sponse(r,d)として、ディスクドライブ11の制御
回路20に供給される。制御部20は、図2のステップ
S5において、このResponse(r,d)を受け取り、ス
テップS6に進み、ステップ6において、このResponse
(r,d)内のデジタルシグニチャr,dをチェックす
る。
【0042】すなわち、制御部20は、図4に示すよう
に、βr・rdを演算するとともに、αC mod (p)を演
算し、両者の値が等しいか否かを判定する。MPEGデ
コーダボード12が、正規のデコーダである場合、デジ
タルシグニチャr,dと公開鍵βとを用いて演算される
値βr・rdの値は、Challenge(C)、公開鍵α,pを
用いて求められる値αC mod (p)の値と等しくなる。
この2つの演算値が等しくなることは、ElGamal
Signature Schemeとして、よく知ら
れている(A public key cryptosystem and a signatur
e scheme basedon discrete logarithms. IEEE Transac
tions on Information Theory, 21 (1985),469-472)。
逆に、MPEGデコーダボード12が正規の デコーダ
ではない場合、両者の値は異なるものとなる。この場
合、処理は終了される。従って、この場合、DVD−R
OM2の再生データはMPEGデコーダボード12に出
力されないことになる。なお、ここまでのデータの授受
の流れが、図5に示されるKey Exchangeに対応してい
る。
【0043】ステップS6において、演算された2つの
値が等しいと判定された場合、ステップS7に進み、制
御部20は、Session key(S)を次式(4)より演算す
る(図5のSession Key S)。 S=rk1…(4)
【0044】一方、MPEGデコーダボード12の制御
部30は、図3のステップS23において、Response
(r,d)を計算して、ディスクドライブ11に供給し
た後、ステップS24に進み、ステップS22で受け取
ったChallenge(C)を用いて次式(5)に従って、Ses
sion key(S*)を演算する(図5のSession Key S*)。 S’=Ck2 …(5)
【0045】図2のフローチャートのステップS7にお
いて、ディスクドライブ11の制御部20によって計算
されたSession KeySと、図3のフローチャートのステ
ップS24においてMPEGデコーダボード12の制御
部30によって演算されたSession KeyS’は、それぞ
れ次式(6)及び(7)で表され、両者は等しい値とな
る。すなわち、ディスクドライブ11とMPEGデコー
ダボード12において、それぞれ同一の暗号化鍵が得ら
れたことになる。 S=rk1=(αk2)k1 mod p …(6) S’=Ck2=(αk1)k2 mod p …(7)
【0046】このことは、Diffie−Hellmen Key Exchan
geにおいて知られている(Diffie-Hellman W. Diffie a
nd M. E. Hellman. Multiuser cryptographic techniqu
es.A FIPS Conference Proceedings, 45(1976), 102-11
2)。
【0047】そこで、ディスクドライブ11の制御部2
0は、ステップS8に進み、駆動部21にDVD−RO
M2を駆動させるとともに、ステップS7で求めたSess
ionKey Sを暗号化部22に供給する。そして、駆動部
21は、DVD−ROM2の所定の位置から記録されて
いるデータを再生する。暗号化部22は、駆動部21で
DVD−ROM2から再生された再生データをステップ
S7で求めたSessionKey Sを用いて暗号化して、暗号
化データを生成する。そして、この暗号化データは、M
PEGデコーダボード12に供給される(図5のEncryp
tion)。
【0048】MPEGデコーダボード12の復号部31
は、図3のステップS25で、暗号化部22から供給さ
れた暗号化データを受け取り、ステップS26におい
て、その暗号化データを、ステップS24で求めたSess
ion Key S’を用いて復号(解読)する(図5のDecryp
tion)。上述したように、Session Key S’は、セッシ
ョンキーSと同一の値であるので、正しい復号(暗号の
解読)を行うことができる。そして、この復号(解読)
された再生データ(符号化されているコンテンツデー
タ)がMPEGデコード部32供給される。
【0049】MPEGデコード部32は、復号部31に
よって復号(解読)された符号化されているコンテンツ
データを受け取り、MPEG方式で符号化されているそ
の復号(解読)されたコンテンツデータを復号し、この
復号されたコンテンツデータをモニタ3に供給する(図
5のDecode)。そして、モニタ3は、このコンテンツデ
ータを再生画像として図示しない表示画面に表示する。
【0050】上述したように、第1の実施の形態におい
ては、公開鍵を使用し、この公開鍵をディスクに記録し
ておくと、公開鍵の配布が容易となる。また、公開鍵を
複数記録しておけば、MPEGデコーダボード12の製
造者(ボードメーカー)に秘密鍵を配布するとき、ボー
ドメーカー毎に異なる鍵を割り当てることができる。よ
って、1つのボードメーカーの秘密鍵が破られた場合で
も、他のボードメーカーには別の秘密鍵が割り当てられ
ているため、他のボードメーカーの秘密鍵はそのまま使
用でき、被害を最小限に食い止めることができる。
【0051】さらに、ディスクドライブ11において、
秘密鍵nはもとより、公開鍵α,β,pを保持しておく
必要がないので、ディスクドライブにおける管理が容易
となる。
【0052】なお、ディスクドライブ内の制御部20
は、暗号化部22と一体化して構成してもよい。また、
MPEGデコーダボード内の制御部30は、復号部31
と一体化して構成してもよい。
【0053】また、以上の第1の実施の形態において
は、MPEGデコーダボード12からIDをディスクド
ライブ11に供給し、ディスクドライブ11において認
証を行うようにしたが、ディスクドライブ11からID
を供給し、MPEGデコーダボード12において認証を
行うようにしてもよい。また、ディスクとして、DVD
−ROMを用いる場合を例としたが、本発明は、その他
の記録媒体に記録されているデータを再生する場合にも
適用することができる。なお、ディスクがRAMタイプ
のディスクである場合、制御部20は、所定の指令が入
力されたとき、そのフラグを無効なフラグに書き換える
ことも可能である。
【0054】図6は、以上の第1の実施の形態における
DVD−ROM2に対してデータを記録する記録装置の
構成例を示している。図6に示すように、合成部51
は、ID供給源41からのID、フラグ供給源42から
のフラグ、および公開鍵供給源43からの公開鍵α,
β,pをキーテーブル(Key Table)のデータとして合
成し、その合成されたデータを合成部52に供給する。
また、コンテンツデータ供給源44からのビデオデデー
タ等のコンテンツデータ(Contents)がMPEGエンコ
ード部53に供給され、MPEGエンコード部53は、
コンテンツデータをMPEG方式に従って符号化し、符
号化されたコンテンツデータを合成部52に供給する。
合成部52は、合成部51より入力されたキーテーブル
のデータと、MPEGエンコード部53からの符号化さ
れたコンテンツデータを合成して、記録データとして出
力する。そして、この記録データが原盤54に記録され
る。さらに、その原盤54から大量のレプリカとしての
DVD−ROM2が生成される。これにより、DVD−
ROM2には、コンテンツデータの他、各IDに対応し
たフラグ及び公開鍵からなるキーテーブルが記録され
る。
【0055】次に、本発明を適用した第2の実施の形態
について説明する。なお、第2の実施の形態を説明する
にあたり、まず、コンテンツデータをDVD―ROMに
記録する記録装置を説明した後、パーソナルコンピュー
タの構成を説明する。
【0056】図7は、第2の実施の形態におけるDVD
−ROM72に対してデータを記録する記録装置の構成
例を示している。この第2の実施の形態においては、コ
ンテンツデータが暗号化され、暗号化コンテンツデータ
がDVD−ROM72に記録されるようになされてい
る。
【0057】コンテンツ情報源61からのコンテンツデ
ータは、MPEGエンコード部69に供給される。MP
EGエンコード部69は、コンテンツデータをMPEG
方式に従って符号化し、符号化コンテンツデータを暗号
化部62に供給する。また、暗号化鍵供給源63からの
暗号化鍵Qが暗号化部62に供給される。暗号化部62
は、暗号化鍵Qを用いて、例えば、符号化コンテンツデ
ータをDES(Data Encryption Standard)方式に従っ
て暗号化し、暗号化コンテンツデータを合成部70に供
給する。
【0058】一方、この暗号化鍵Qは、暗号化鍵暗号化
部64にも供給される。また、公開鍵供給源67からの
公開鍵α,β,pが暗号化鍵暗号化部64に供給され、
暗号化鍵暗号化部64は、次式(8)及び(9)に従っ
て、公開鍵α,β,pを用いて、暗号化鍵Qを暗号化
し、暗号化された暗号化鍵x,yを生成する。 x=αk3 mod(p) …(8) y=Q・βk3 mod(p) …(9) ここで、k3は、適宜選択されるランダムな番号(値)
である。
【0059】また、合成部68は、ID供給源65から
のID、フラグ供給源66からのフラグ、公開鍵供給源
67からの公開鍵α,β,p、並びに暗号化部64から
の暗号化された暗号化鍵x,yを合成し、キーテーブル
として合成部70に供給する。合成部70は、合成部6
8から供給されたキーテーブルのデータと、暗号化部6
2からの暗号化コンテンツデータを合成して、記録デー
タとして出力する。そして、この記録データが原盤71
に記録される。さらに、その原盤71から大量のレプリ
カとしてのDVD−ROM72が製造される。これによ
り、図7に示すように、DVD−ROM72には、暗号
化コンテンツデータの他に、各IDに対応したフラグ、
公開鍵keyi(αi,βi,pi)、並びに暗号化さ
れた暗号化鍵(xi,yi)が、キーテーブルとして記
録される。
【0060】次に、上述したような方法で製造されたD
VD−ROM72に記録されているデータを再生する第
2の実施の形態のパーソナルコンピュータの構成につい
て説明する。図8は、本発明を適用した第2の実施の形
態のパーソナルコンピュータの構成例を示している。パ
ーソナルコンピュータ80は、DVD―ROM72をド
ライブするディスクドライブ81と、ディスクドライブ
81によって再生された再生データが供給され、この再
生データをデコードするMPEGデコーダボード82か
ら構成されている。MPEGデコーダボード82からの
復号されたコンテンツデータは、モニタ73に供給さ
れ、モニタ73は、図示しない表示画面に再生画像を表
示するようになされている。この場合におけるディスク
ドライブ81とMPEGデコーダボード82の構成は、
基本的に図1に示す場合と同様である。
【0061】ディスクドライブ81は、DVD−ROM
72を駆動し、所定のアクセス点にアクセスして、そこ
に記録されているデータを再生する駆動部91、駆動部
91から再生データを暗号化し、その暗号化データを出
力する暗号化部92、及び駆動部91と暗号化部92を
制御する制御部90から構成されている。DVD−RO
M72には、所定の位置(例えば最内周トラック)に、
暗号化に使用される公開鍵α、β、p及び暗号化された
暗号化鍵x,yを含むキーテーブルのデータが予め記録
されている。なお、DVD−ROM72に記憶されてい
るコンテンツデータは、MPEG方式によって符号化さ
れているデータである。
【0062】また、MPEGデコーダボード82は、第
1の実施の形態と同様に、パーソナルコンピュータ80
に対して、適宜装着されるボードであって、暗号化部9
2より供給される暗号化データを復号(解読)し、その
復号(解読)された暗号化コンテンツデータを出力する
復号部101を有している。この復号部101は、復号
(解読)処理を行うために必要な秘密鍵nと、MPEGデコ
ーダボード82を識別するIDを記憶するメモリ103
を有している。
【0063】復号部101から出力された復号された暗
号化コンテンツデータは、復号部104に供給される。
また、暗号化鍵復号部105は、ディスクドライブ81
の駆動部91からの暗号化された暗号化鍵x,yを受け
取り、秘密鍵nと公開鍵pを用いてこの暗号化鍵Qを復
号(解読)し、この復号された暗号化鍵Qを復号鍵とし
て復号部104に供給する。そして復号部104は、こ
の復号鍵を用いて暗号化コンテンツデータを復号(解
読)し、復号(解読)された符号化コンテンツデータ
は、MPEGデコード部102に供給され、MPEG方
式によって復号され、コンテンツデータとして出力され
るようになされている。制御部100は、復号部10
1、MPEGデコーダ部102、復号部104及び暗号
化鍵復号部105を制御する。
【0064】次に、図9と図10のフローチャート、図
11のタイミングチャート、及び図12の模式図を参照
して、その動作について説明する。図9は、図8のディ
スクドライブ81の処理を説明するフローチャートであ
り、図10は、図8のMPEGデコーダボード82の動
作を説明するフローチャートである。また、図11のタ
イミングチャートは、ディスクドライブ81とMPEG
デコーダボード82との間において授受されるデータ
と、各データに対応して実行される演算を表している。
さらに、図12は、ディスクドライブ81とMPEGデ
コーダボード82との間のデータの流れを示すための模
式図である。
【0065】DVD−ROM72に記録されているデー
タを再生する場合、最初に図10のステップS51にお
いて、MPEGデコーダボード82の制御部100は、
MPEGデコーダボードの識別データとしてのIDを復
号部101のメモリ103から読み出し、ディスクドラ
イブ81の制御部90に送信する。このIDは、図11
に示すように、Request Challenge(ID)としてディ
スクドライブ81に送られる。
【0066】ディスクドライブ81の制御部90は、M
PEGデコーダボード82の制御部100から送られて
きたIDを図9のステップS31において受け取る。そ
して、制御部90はステップS32に進み、ステップS
31で受け取ったIDに対応する公開鍵を、DVD−R
OM72から読み取るように、駆動部91を制御する。
【0067】すなわち、図12に模式的に示されるよう
に、DVD−ROM72の所定のトラックには、キーテ
ーブルとして、コンテンツデータを暗号化した暗号化鍵
Qを公開鍵を用いて暗号化した暗号化された暗号化鍵
x,yと、このDVD−ROM72を再生して得られる
MPEG方式によって符号化されているコンテンツデー
タを暗号化する公開鍵(public key)とが、各公開鍵
(key1,key2,key3,………)及び暗号化
された暗号化鍵((x1,y1),(x2,y2),
(x3,y3)………)が有効であるか否かを表すフラ
グと共に記録されている。
【0068】図12において、有効な公開鍵(key
1,key2)及び暗号化された暗号化鍵((x1,y
1),(x2,y2))は○印を付して表し、無効な公
開鍵(key3)及び暗号化された暗号化鍵(x3,y
3)は×印を付して表している。DVD−ROM72を
初めて製造したとき、全ての公開鍵及び暗号化鍵Qは有
効とされている。しかしながら、例えば、公開鍵及び暗
号化鍵Qの中の所定のもの(図12の第2の実施の形態
の場合、key3及び(x3,y3)に対応する暗号化
鍵Q)が第3者に破られしまったような場合、その公開
鍵及び暗号化鍵Qに対応するフラグは無効として記録さ
れる。
【0069】なお、各公開鍵key1,key2,ke
y3,………は、それぞれ公開鍵(α1,β1,p
1),(α2,β2,p2),(α3,β3,p3),
………で構成されている。
【0070】このような公開鍵、暗号化された暗号化鍵
Q及び有効フラグを表すキーテーブルが、DVD−RO
M72のROM領域に記録されている場合には、このデ
ータを書き換えることができないため、新しいバージョ
ンのディスクとして、実質的に同一のコンテンツデータ
が記録されているディスクを新たに製造するときに、キ
ーテーブルの有効フラグだけが書き換えられる。
【0071】制御部90は、駆動部91を制御し、駆動
部91は、DVD−ROM72の所定のトラックに記録
されているキーテーブルを読み出す。そして、この読み
出したキーテーブルは制御部90に供給され、制御部9
0は、この読み出されたキーテーブルから、ステップS
31で受け取ったIDに対応する公開鍵、暗号化された
暗号化鍵及びそれらに対応するフラグを検出する。換言
すれば、MPEGデコーダボード82の正規の製造者
(ボードメーカー)に対してはIDが予め与えられてお
り、DVD−ROM72の製造者は、各IDに対応する
公開鍵及び暗号化鍵Qを選定して、その公開鍵と公開鍵
によって暗号化された暗号化鍵x,yをテーブルに記憶
しておく。そこで、このステップS32で、各IDに対
応する公開鍵及び暗号化された暗号化鍵x,yが検出さ
れる。
【0072】さらに、ステップS33において、この公
開鍵及び暗号化された暗号化鍵に対応するフラグが有効
とされているか否かを判定する。上述したように、例え
ば、不正コピーを行っているMPEGデコーダボード8
2の製造者(ボードメーカー)に割り当てられいるID
が発見された場合においては、そのIDに対応する公開
鍵は無効とされる。そして、その発見後に製造されるD
VD−ROM72に対応する公開鍵及び暗号化鍵Qを無
効とするフラグが記録される。ステップS31で受け取
ったIDに対応する公開鍵が無効と判定された場合、処
理が終了される。すなわち、この場合においては、MP
EGデコーダボード82は、DVD−ROM72の再生
データを受け取ることができないことになる。なお、こ
こまでのデータの授受の流れが、図12に示されるKey
exchangeに対応している。
【0073】一方、ステップ33において、ステップ3
1で受け取ったIDに対応する公開鍵が有効であると判
定された場合、ステップS34に進み、制御部90は、
第1に実施の形態と同様に、上述した式(1)からChal
lenge(C)を計算し、MPEGデコーダボード82の
制御部100に供給する。
【0074】図12に示すように、このようにして計算
されたChallenge(C)は、MPEGデコーダボード8
2の制御部100に供給される。制御部100は、図1
0のステップS52において、このChallenge(C)を
受け取る。そして、制御部100は、ステップS53に
進み、第1の実施の形態と同様に、所定のランダムな番
号k2を選択し、上述した式(2)、(3)からデジタ
ルシグニチャr,dを演算し、その結果をResponse
(r,d)として、ディスクドライブ81に供給する。
【0075】図11に示すように、上述した式(2)及
び(3)から求められたデジタルシグニチャr,dは、
Response(r,d)として、ディスクドライブ81の制
御回路90に供給される。制御部90は、図9のステッ
プS35において、このResponse(r,d)を受け取
り、ステップS36に進み、ステップ36において、こ
のResponse(r,d)内のデジタルシグニチャr,dを
チェックする。
【0076】すなわち、制御部90は、図12に示すよ
うに、βr・rdを演算するとともに、αC mod (p)を
演算し、両者の値が等しいか否かを判定する。MPEG
デコーダボード82が、正規のデコーダである場合、第
1の実施の形態と同様に、デジタルシグニチャr,dと
公開鍵βとを用いて演算される値βr・rdの値は、Chal
lenge(C)、公開鍵α,pを用いて求められる値αC m
od(p)の値と等しくなる。逆に、MPEGデコーダボ
ード12が正規のデコーダではない場合、両者の値は異
なるものとなる。この場合、制御部90の処理は終了さ
れる。従って、この場合、DVD−ROM72のビデオ
データはMPEGデコーダボード82に出力されないこ
とになる。
【0077】ステップS36において、演算された2つ
の値が等しいと判定された場合、ステップS37に進
み、制御部90は、第1の実施の形態と同様に、Sessio
n KeySを上述した式(4)より演算する(図12のSes
sion Key S)。
【0078】一方、MPEGデコーダボード82の制御
部90は、図10のステップS53において、Response
(r,d)を計算して、ディスクドライブ81に供給し
た後、ステップS54に進み、第1の実施の形態と同様
に、ステップS52で受け取ったChallenge(C)を用
いて上述した式(5)に従って、Session Key S’を演
算する(図12のSession Key S*)。
【0079】よって、ステップS37においてディスク
ドライブ81の制御部90によって計算されたSession
Key Sと、ステップS54においてMPEGデコーダボ
ード82の制御部100によって演算されたSession Ke
y S’は、第1の実施の形態で説明したように、それぞ
れ上述した式(6)及び(7)で表され、両者は等しい
値となる。すなわち、ディスクドライブ81とMPEG
デコーダボード82において、それぞれ同一の暗号化鍵
が得られたことになる。
【0080】さらに、ディスクドライブ11において、
Session Key Sを演算すると、ステップS38に進み、
駆動部91は、DVD−ROM72より再生された暗号
化された暗号化鍵x,yを、そのままMPEGデコーダ
ボード82に供給する(図12のx,y(as is))。
【0081】MPEGデコーダボード82の制御部10
0は、Session KeyS’が得られたら、次にステップS
55に進み、ステップ38において、暗号化鍵復号部1
05がディスクドライブ81か供給された暗号化された
暗号化鍵x,yを受け取るように制御し、また、メモリ
103から秘密鍵nを読み出して、暗号化鍵復号部10
5に供給し、次に、ステップS56に進む。ステップ5
6において、暗号化鍵復号部105は、暗号化された暗
号化鍵x,yを次式(10)に従って復号(解読)し、
この復号された暗号化鍵Q(復号鍵)が復号部104に
供給される(図12のKey Decryption)。 Q=(y/xn) mod(p) …(10)
【0082】すなわち、暗号化鍵復号部105は、秘密
鍵nと公開鍵pを用いて、暗号化されたx,yから暗号
化鍵Qを復号(解読)する。
【0083】一方、ディスクドライブ81は、ステップ
S38で暗号化された暗号化鍵x,yをMPEGデコー
ダボード82に供給した後、さらに、ステップS39に
進み、制御部90は、駆動部91を制御して、駆動部9
1は、DVD−ROM72から暗号化コンテンツデータ
を再生し、その再生された暗号化コンテンツデータ(暗
号化鍵Qで暗号化されているコンテンツ)を暗号部92
に供給するとともに、制御部90は、ステップS37で
求めたSession Key Sを暗号化部92に供給する。暗号
化部92は、再生された暗号化コンテンツデータをSess
ion Key Sで暗号化して、暗号化データをMPEGデコ
ーダボード82に供給する(図12のEncryption)。
【0084】MPEGデコーダボード82の復号部10
1は、図10のステップS55において、暗号化部92
から供給された暗号化データを受け取り、ステップS5
6において、その暗号化データを、ステップS54で求
めたSession Key S’を用いて復号(解読)する(図1
2のDecryption)。上述したように、Session Key S’
は、Session Key Sと同一の値であるので、正しい復号
(暗号の解読)を行うことができる。これにより、Sess
ion Key Sによる暗号化が解除され、暗号化鍵Qで暗号
化されている暗号化コンテンツデータが得られることに
なる。そして、この暗号化コンテンツデータが復号部1
04に供給される。
【0085】次にステップS59に進み、復号部104
は、復号部101からの暗号化コンテンツデータを復号
部104からの復号(解読)された暗号化鍵Q(復号
鍵)を用いて復号(解読)する。すなわち、第2の実施
の形態の場合、DESの復号処理が実行される(図12
のDecryption)。そして、この復号(解読)された符号
化されているコンテンツデータ(符号化コンテンツデー
タ)がMPEGデコード部102に供給される。
【0086】MPEGデコード部102は、復号部10
4によって復号(解読)された符号化コンテンツデータ
を受け取り、この符号化コンテンツデータをMPEG方
式で復号し、この復号されたコンテンツデータをモニタ
3に供給する(図12のDecode)。そして、モニタ73
は、このコンテンツデータを再生画像として図示しない
表示画面に表示する。
【0087】以上、上述したように、第2の実施の形態
においては、ディスクに記録されているコンテンツデー
タが暗号化されており、さらに、ディスクドライブ81
において、このコンテンツデータが暗号化される(つま
り、コンテンツデータが2重に暗号かされている)た
め、ディスクドライブ81とMPEGデコーダボード8
2間のデータを傍受したとしても、第1の実施の形態の
効果に比べて、不正コピーはより困難になる。
【0088】また、このように、この第2の実施の形態
においては、セッションキーSを求めるとき用いられる
公開鍵α,pと、認証処理(識別処理)を行うとき用い
られる公開鍵βとを用いて、コンテンツを暗号化する暗
号化鍵Qを暗号化するようにしたので、暗号化のために
必要となる鍵の数を減らすことができる。すなわち、暗
号化鍵Qを、公開鍵α,β,p以外の鍵を用いて暗号化
することも可能であるが、そのようにすると鍵の数が増
加し、鍵が破られた場合において、鍵を変更する(無効
とする)処理が困難になる。そこで、この第2の実施の
形態のように、セッションキーSと認証に用いられる公
開鍵α,β,pを、コンテンツを暗号化する暗号化鍵Q
の暗号化にも共通に用いるようにすることにより、鍵の
数を減らすことができる。
【0089】また、第2に実施の形態において、ディス
クドライブ内の制御部90は、暗号化部92と一体化し
て構成してもよい。また、MPEGデコーダボード内の
制御部100は、復号部101、104及び105と一
体化して構成してもよい。
【0090】さらに、第2の実施の形態においては、M
PEGデコーダボード82からIDをディスクドライブ
81に供給し、ディスクドライブ81において認証を行
うようにしたが、ディスクドライブ81からIDを供給
し、MPEGデコーダボード82において認証を行うよ
うにしてもよい。また、ディスクとして、DVD−RO
Mを用いる場合を例としたが、本発明は、その他の記録
媒体に記録されているデータを再生する場合にも適用す
ることができる。なお、ディスクがRAMタイプのディ
スクである場合、制御部90は、所定の指令が入力され
たとき、そのフラグを無効なフラグに書き換えることも
可能である。
【0091】なお、上記第1及び第2の実施の形態にお
いては、図6、図7、図12に示すように、暗号化され
た公開鍵x,yを、公開鍵α,β,pとともにまとめて
1つのキーテーブルに登録するようにしたが、例えば図
13に示すように、暗号化された暗号化鍵x,yを、フ
ラグとともにIDに対応して、公開鍵α,β,pのキー
テーブルとは別のキーテーブルにまとめるようにするこ
とも可能である。
【0092】さらに、上記第1及び第2の実施の形態に
おいては、上記した鍵の生成に1方向性関数を用いるよ
うにすることが可能である。この1方向性関数を用いて
鍵の生成方法は、本出願人によって、例えば、特願平8
−269502号として先に提案されているものを用い
ることができる。
【0093】以上、上記第1及び第2の実施の形態にお
いては、本発明をディスクドライブとデコーダとの間に
おける暗号化鍵の交換と認証を例として説明したが、本
発明はこれに限らず、その他の装置に適用することも可
能である。例えば、ディスクドライブを、ネットワーク
を介してデコーダにデータを伝送するセンタに置き換
え、センタとデコーダの間において、本発明を適用する
こともできる。
【0094】また、上記第1及び第2の実施の形態にお
いては、記録されるコンテンツデータの一例として、ビ
デオデータを用いて説明しているが、本発明はこれに限
らず、オーディオデータ、プログラムデータもしくはそ
の他のデータに適用することが可能である。
【0095】さらに、上記第1及び第2の実施の形態に
おいては、MPEG方式のエンコーダ及びデコーダを例
として説明したが、本発明はこれに限らず、他の符号化
方式によるエンコーダ及びデコーダを適用することも可
能である。
【0096】また、本発明の第1及び第2の実施の形態
は、ブロック図を用いてハードウェアとして表現してい
るが、本発明はこれに限らず、CPUやメモリなどを用
いてソフトウェアで実現することも可能である。
【0097】なお、本発明の主旨を逸脱しない範囲にお
いて、さまざまな変形や応用例が考えうる。従って、本
発明の要旨は、実施の形態に限定されるものではない。
【0098】
【発明の効果】以上、上述したように、本発明における
データ復号方法およびデータ復号装置によれば、一方
は、他方から供給されるデジタルシグニチャrとランダ
ムな値k1を用いて暗号化鍵を演算し、他方は、チャレ
ンジCとランダムな値k2を用いて暗号化鍵を演算する
ようにし、このデジタルシグニチャrを公開鍵α,pと
ランダムな値k2を用いて演算するようにしたので、暗
号化鍵が破られ難くなり、データの不正なコピーを確実
に防止することが可能となる。
【0099】また、本発明における認証方法によれば、
デジタルシグニチャr,dと、所定の公開鍵βとを用い
て演算される値と、公開鍵α,pとチャレンジCを用い
て演算される値とを比較して、その比較結果に対応して
認証を行うようにしたので、より安全な認証システムを
構築することが可能となる。
【0100】さらに、本発明における記録媒体、ディス
ク製造方法、記録方法及び記録装置によれば、暗号化鍵
Sを演算するとき用いられる公開鍵α,pを、第1の装
置または第2の装置を識別する識別データに対応して記
録媒体に記録するようにしたので、データの不正なコピ
ーを確実に防止することが可能な記録媒体を実現するこ
とができる。
【0101】また、本発明における記録媒体、ディスク
の製造方法、記録方法及び記録装置によれば、第1の装
置または第2の装置を識別するとき用いられる公開鍵β
を、識別データに対応して記録媒体に記録するようにし
たので、より安全な認証システムを構築することが可能
な記録媒体を実現することができる。
【0102】さらに、本発明における記録媒体、ディス
ク製造方法、記録方法及び請求項18に記載の記録装置
によれば、データを暗号化する暗号化鍵Qを、暗号化鍵
Sを演算するとき用いられる公開鍵α,pと、第1の装
置または第2の装置を識別するとき用いられる公開鍵β
とを用いて暗号化した暗号化鍵x,yを、第1の装置ま
たは第2の装置を識別する識別データに対応して記録す
るようにしたので、不正なコピーをさらに確実に防止す
ることが可能な記録媒体を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施の形態のパーソナ
ルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
【図2】図1のディスクドライブの動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図3】図1のMPEGデコーダボードの動作を説明す
るフローチャートである。
【図4】図1の第1の実施の形態の動作を説明するタイ
ミングチャートである。
【図5】図1の第1の実施の形態におけるデータの流れ
を説明する模式図である。
【図6】本発明を適用したの第1の実施の形態における
DVD−ROMを製造する装置の構成例を示すブロック
図である。
【図7】本発明を適用した第2の実施の形態におけるD
VD−ROMを製造する装置の構成例をすブロック図で
ある。
【図8】本発明を適用した第2の実施の形態のパーソナ
ルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
【図9】図8のディスクドライブの動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図10】図8のMPEGデコーダボードの動作を説明
するフローチャートである。
【図11】図8の第2の実施の形態の動作を説明するタ
イミングチャートである。
【図12】図8の第2の実施の形態におけるデータの流
れを説明する模式図である。
【図13】コンテンツデータを暗号化した場合のキーテ
ーブルの他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ, 2 DVD−ROM,
3 モニタ, 11ディスクドライブ, 12 MP
EGデコーダボード, 20 制御部, 21 駆動
部, 22 暗号化部, 30 制御部, 31 復号
部, 32 MPEGデコード部, 33 メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/13 Z

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の暗号化鍵Sを用いてデータを暗号
    化することにより得られた暗号化データを第1の装置か
    ら受信し、その暗号化データを前記所定の暗号化鍵Sを
    用いて復号する第2の装置のデータ復号方法において、 前記所定の暗号化鍵Sを用いて暗号化された暗号化デー
    タを前記第1の装置から受信するステップと、 所定の方法により生成された前記所定の暗号化鍵Sを用
    いて、前記暗号化データを復号するステップとを備え、 前記所定の暗号化鍵Sを生成する前記所定の方法におい
    ては、 前記第1の装置と前記第2の装置のうちの一方が、前記
    第1の装置と前記第2の装置のうちの他方からの識別デ
    ータを受信して、前記識別データに対応する公開鍵α,
    pを選択し、ランダム値k1と前記公開鍵α,pから、 C=αk1 mod p に従って第1のデータCを演算し、その第1のデータC
    を他方に供給し、 前記他方が、前記公開鍵α,pと、ランダム値k2を用
    いて第2のデータrを演算して、前記一方に供給すると
    ともに、前記第1のデータCと前記ランダム値k2を用
    いて前記暗号化鍵Sを演算し、 さらに、前記一方が、前記他方から供給される前記第2
    のデータrと前記ランダム値k1を用いて前記暗号化鍵
    Sを演算することを特徴とするデータ復号方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の装置と前記第2の装置との間
    で認証が行われ、前記認証においては、 前記他方が、前記第1のデータC、前記第2のデータ
    r、前記公開鍵p、前記ランダム値k2および秘密鍵n
    を用いて、第3のデータdを演算して、前記一方に供給
    し、 前記一方が、前記他方から供給される前記第2データr
    と前記第3のデータdと所定の公開鍵βとを用いて演算
    される値と、前記公開鍵α,pと前記第1のデータCを
    用いて演算される値とを比較することを特徴とする請求
    項1に記載のデータ復号方法。
  3. 【請求項3】 前記データは暗号化鍵Qを用いて暗号化
    されたデータであり、 前記第2の装置は、前記暗号化鍵Sを用いて前記データ
    を暗号化することにより得られた、暗号化データ及び前
    記暗号化された暗号化鍵x,yを前記第1の装置から受
    信し、 前記所定の暗号化鍵Sを用いて前記暗号化データを復号
    して前記データを生成し、 前記暗号化された暗号化鍵x,yを復号して復号された
    暗号化鍵Qを生成し、 その復号された暗号化鍵Qを用いて前記データを復号
    し、 前記暗号化された暗号化鍵x、yは、前記暗号化鍵Qを
    前記公開鍵α,β,pを用いて暗号化することにより得
    られた鍵であり、 前記暗号化された暗号化鍵x、yは、秘密鍵n及び公開
    鍵pを用いて暗号化鍵Qに復号されることを特徴とする
    請求項2に記載のデータ復号方法。
  4. 【請求項4】 前記公開鍵α,pは記録媒体から再生さ
    れたデータであることを特徴とする請求項1に記載のデ
    ータ復号方法。
  5. 【請求項5】 所定の暗号化鍵Sを用いてデータを暗号
    化することにより得られた暗号化データを第1の装置か
    ら受信し、その暗号化データを前記所定の暗号化鍵Sを
    用いて復号するデータ復号装置において、 前記所定の暗号化鍵Sを用いて暗号化された暗号化デー
    タを前記第1の装置から受信する受信手段と、 前記所定の暗号化鍵Sを用いて、前記暗号化データを復
    号する第1の復号手段とを備え、 さらに、前記所定の暗号化鍵Sを生成するために、 前記第1の装置と前記復号装置のうちの一方が、前記第
    1の装置と前記復号装置のうちの他方からの識別データ
    を受信して、前記識別データに対応する公開鍵α,pを
    選択し、ランダム値k1と前記公開鍵α,pから、 C=αk1 mod p に従って、第1のデータCを演算し、その第1のデータ
    Cを他方に供給する手段と、 前記他方が、前記公開鍵α,pと、ランダム値k2を用
    いて第2のデータrを演算して、前記一方に供給すると
    ともに、前記第1のデータCと前記ランダム値k2を用
    いて前記暗号化鍵Sを演算する手段と、 さらに、前記一方が、前記他方から供給される前記第2
    のデータrと前記ランダム値k1を用いて前記暗号化鍵
    Sを演算する手段とを備えることを特徴とするデータ復
    号装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の装置と前記データ復号装置と
    の間で認証が行われ、前記認証のために、 前記他方が、前記第1のデータC、前記第2のデータ
    r、前記公開鍵p、前記ランダム値k2および秘密鍵n
    を用いて、第3のデータdを演算して、前記一方に供給
    する手段と、 前記一方が、前記他方から供給される前記第2のデータ
    rと前記第3のデータdと所定の公開鍵βとを用いて演
    算される値と、前記公開鍵α,pと前記第1のデータC
    を用いて演算される値とを比較する手段とを備えること
    を特徴とする請求項5に記載のデータ復号装置。
  7. 【請求項7】 前記データは暗号化鍵Qを用いて暗号化
    されたデータであり、 前記復号装置は、 前記暗号化鍵Sを用いて前記データを暗号化することに
    より得られた、暗号化データ及び前記暗号化された暗号
    化鍵x,yを前記第1の装置から受信する受信手段と、 前記所定の暗号化鍵Sを用いて前記暗号化データを復号
    して前記データを生成する第1の復号手段と、 前記暗号化された暗号化鍵x,yを復号して復号された
    暗号化鍵Qを生成する鍵復号手段と、 その復号された暗号化鍵Qを用いて前記データを復号す
    る第2の復号手段とを有し、 前記暗号化された暗号化鍵x、yは、前記暗号化鍵Qを
    前記公開鍵α,β,pを用いて暗号化することにより得
    られた鍵であり、 前記暗号化された暗号化鍵x、yは、秘密鍵n及び公開
    鍵pを用いて暗号化鍵Qに復号されることを特徴とする
    請求項5に記載のデータ復号装置。
  8. 【請求項8】 前記公開鍵α,pは記録媒体から再生さ
    れたデータであることを特徴とする請求項5に記載のデ
    ータ復号装置。
  9. 【請求項9】 所定の暗号化鍵Sを用いてデータを暗号
    化して、暗号化データを出力する第1の装置と、前記暗
    号化データを受信して、前記所定の暗号化鍵Sを用いて
    前記暗号化データを復号するデータ復号装置との間で、
    前記第1の装置と前記データ復号装置の一方が他方を認
    証する認証方法において、 前記第1の装置と前記データ復号装置のうちの一方が、
    前記第1の装置と前記データ復号装置のうちの他方から
    の識別データを受信して、前記識別データに対応する公
    開鍵α,pを選択し、ランダム値k1と前記公開鍵α,
    pから、 C=αk1 mod p に従って、第1のデータCを演算し、その第1のデータ
    Cを他方に供給するステップと、 前記他方が、前記公開鍵α,pと、ランダム値k2を用
    いて第2のデータr,dを演算して、前記一方に供給す
    るステップと、 前記一方が、前記他方から供給される前記第2のデータ
    r,dと所定の公開鍵βとを用いて演算される値と、前
    記公開鍵α,pと前記第1のデータCを用いて演算され
    る値とを比較するステップとを備えることを特徴とする
    認証方法。
  10. 【請求項10】 データを所定の暗号化鍵Sを用いて暗
    号化して、暗号化データを出力する第1の装置と、前記
    第1の装置からの前記暗号化データを前記暗号化鍵Sを
    用いて復号するデータ復号装置とにより構成される再生
    装置によって再生される記録媒体において、 前記記録媒体は記録データを含んでおり、前記記録デー
    タは、 前記暗号化鍵Sを演算するとき用いられる公開鍵α,p
    を前記第1の装置または前記データ復号装置を識別する
    識別データに対応させることにより、キーテーブルを生
    成するステップと、 前記データと前記キーテーブルを記録するステップから
    生成されていることを特徴とする記録媒体。
  11. 【請求項11】 前記キーテーブルには、前記第1の装
    置または前記データ復号装置を識別するとき用いられる
    公開鍵βが、さらに、前記識別データに対応して含まれ
    ていることを特徴とする請求項10に記載の記録媒体。
  12. 【請求項12】 前記データは暗号化鍵Qにより暗号化
    されたデータであり、 前記キーテーブルには、前記暗号化鍵Qを前記公開鍵
    α,β,pを用いて暗号化した暗号化鍵x,yが、さら
    に前記識別データに対応して含まれていることを特徴と
    する請求項10に記載の記録媒体。
  13. 【請求項13】 データを所定の暗号化鍵Sを用いて暗
    号化して、暗号化データを出力する第1の装置と、前記
    第1の装置からの前記暗号化データを前記暗号化鍵Sを
    用いて復号するデータ復号装置とにより構成される再生
    装置によって再生される記録媒体のための記録方法にお
    いて、 前記暗号化鍵Sを演算するとき用いられる公開鍵α,p
    を前記第1の装置または前記データ復号装置を識別する
    識別データに対応させることにより、キーテーブルデー
    タを生成するステップと、 前記データと前記キーテーブルを記録するステップとを
    備えることを特徴とする記録方法。
  14. 【請求項14】 データを所定の暗号化鍵Sを用いて暗
    号化して、暗号化データを出力する第1の装置と、前記
    第1の装置からの前記暗号化データを前記暗号化鍵Sを
    用いて復号するデータ復号装置とにより構成される再生
    装置によって再生される記録媒体のための記録装置にお
    いて、 前記暗号化鍵Sを演算するとき用いられる公開鍵α,p
    を前記第1の装置または前記データ復号装置を識別する
    識別データに対応させることにより、キーテーブルデー
    タを生成する生成手段と、 前記データと前記キーテーブルを記録する記録手段とを
    備えることを特徴とする記録装置。
  15. 【請求項15】 データを所定の暗号化鍵Sを用いて暗
    号化して、暗号化データを出力する第1の装置と、前記
    第1の装置からの前記暗号化データを前記暗号化鍵Sを
    用いて復号するデータ復号装置とにより構成される再生
    装置によって再生される記録媒体において、 前記記録媒体は記録データを含んでおり、前記記録デー
    タは、 前記第1の装置または前記データ復号装置を識別すると
    き用いられる公開鍵βを識別データに対応させることに
    より、キーテーブルを生成するステップと、 前記データと前記キーテーブルを記録するステップとか
    ら生成されていることを特徴とする記録媒体。
  16. 【請求項16】 データを所定の暗号化鍵Sを用いて暗
    号化して、暗号化データを出力する第1の装置と、前記
    第1の装置からの前記暗号化データを前記暗号化鍵Sを
    用いて復号するデータ復号装置とにより構成される再生
    装置によって再生される記録媒体のための記録方法にお
    いて、 前記第1の装置または前記データ復号装置を識別すると
    き用いられる公開鍵βを識別データに対応させることに
    より、キーテーブルデータを生成するステップと、 前記データと前記キーテーブルを記録するステップとを
    備えることを特徴とする記録方法。
  17. 【請求項17】 データを所定の暗号化鍵Sを用いて暗
    号化して、暗号化データを出力する第1の装置と、前記
    第1の装置からの前記暗号化データを前記暗号化鍵Sを
    用いて復号するデータ復号装置とにより構成される再生
    装置によって再生される記録媒体のための記録装置にお
    いて、 前記第1の装置または前記データ復号装置を識別すると
    き用いられる公開鍵βを識別データに対応させることに
    より、キーテーブルデータを生成する生成手段と、 前記データと前記キーテーブルを記録する記録手段とを
    備えることを特徴とする記録装置。
  18. 【請求項18】 暗号鍵Qで暗号化されたデータを所定
    の暗号化鍵Sを用いて暗号化して、暗号化データを出力
    する第1の装置と、前記第1の装置からの前記暗号化デ
    ータを前記暗号化鍵Sを用いて復号し、さらに、暗号化
    鍵Qを用いて復号するデータ復号装置とにより構成され
    る再生装置によって再生される記録媒体において、 前記記録媒体は記録データを含んでおり、前記記録デー
    タは、 データを暗号化鍵Qで暗号化して、暗号化鍵Qで暗号化
    されたデータを生成するステップと、 前記暗号化鍵Qを、前記暗号化鍵Sを演算するとき用い
    られる公開鍵α,pと、前記第1の装置または前記デー
    タ復号装置を識別するとき用いられる公開鍵βとを用い
    て暗号化して得られた暗号化鍵x,yを前記第1の装置
    または前記データ復号装置を識別する識別データに対応
    させることにより、キーテーブルを生成するステップと
    前記暗号化鍵Qで暗号化されたデータと前記キーテーブ
    ルを記録するステップとから生成されていることを特徴
    とする記録媒体。
  19. 【請求項19】 暗号鍵Qで暗号化されたデータを所定
    の暗号化鍵Sを用いて暗号化して、暗号化データを出力
    する第1の装置と、前記第1の装置からの前記暗号化デ
    ータを前記暗号化鍵Sを用いて復号し、さらに、暗号化
    鍵Qを用いて復号するデータ復号装置とにより構成され
    る再生装置によって再生される記録媒体のための記録方
    法において、 データを暗号化鍵Qで暗号化して、暗号化鍵Qで暗号化
    されたデータを生成するステップと、 前記暗号化鍵Qを、前記暗号化鍵Sを演算するとき用い
    られる公開鍵α,pと、前記第1の装置または前記デー
    タ復号装置を識別するとき用いられる公開鍵βとを用い
    て暗号化して得られた暗号化鍵x,yを前記第1の装置
    または前記データ復号装置を識別する識別データに対応
    させることにより、キーテーブルを生成するステップと
    前記暗号化鍵Qで暗号化されたデータと前記キーテーブ
    ルを記録するステップとを備えることを特徴とする記録
    方法。
  20. 【請求項20】 暗号鍵Qで暗号化されたデータを所定
    の暗号化鍵Sを用いて暗号化して、暗号化データを出力
    する第1の装置と、前記第1の装置からの前記暗号化デ
    ータを前記暗号化鍵Sを用いて復号し、さらに、暗号化
    鍵Qを用いて復号するデータ復号装置とにより構成され
    る再生装置によって再生される記録媒体のための記録装
    置において、 データを暗号化鍵Qで暗号化して、暗号化鍵Qで暗号化
    されたデータを生成する暗号化手段と、 前記暗号化鍵Qを、前記暗号化鍵Sを演算するとき用い
    られる公開鍵α,pと、前記第1の装置または前記デー
    タ復号装置を識別するとき用いられる公開鍵βとを用い
    て暗号化して得られた暗号化鍵x,yを前記第1の装置
    または前記データ復号装置を識別する識別データに対応
    させることにより、キーテーブルを生成する生成手段と
    前記暗号化鍵Qで暗号化されたデータと前記キーテーブ
    ルを記録する記録手段とを備えることを特徴とする記録
    装置。
  21. 【請求項21】 データを所定の暗号化鍵Sを用いて暗
    号化して、暗号化データを出力する第1の装置と、前記
    第1の装置からの前記暗号化データを前記暗号化鍵Sを
    用いて復号するデータ復号装置とにより構成される再生
    装置によって再生されるディスクを製造するためのディ
    スク製造方法において、 前記暗号化鍵Sを演算するとき用いられる公開鍵α,p
    を前記第1の装置または前記データ復号装置を識別する
    識別データに対応させることにより、キーテーブルデー
    タを生成するステップと、 前記データと前記キーテーブルを原盤に記録するステッ
    プと、 前記原盤から前記ディスクを生成するステップとを備え
    ることを特徴とするディスク製造方法。
  22. 【請求項22】 データを所定の暗号化鍵Sを用いて暗
    号化して、暗号化データを出力する第1の装置と、前記
    第1の装置からの前記暗号化データを前記暗号化鍵Sを
    用いて復号するデータ復号装置とにより構成される再生
    装置によって再生されるディスクを製造するためのディ
    スク製造方法において、 前記第1の装置または前記データ復号装置を識別すると
    き用いられる公開鍵βを識別データに対応させることに
    より、キーテーブルデータを生成するステップと、 前記データと前記キーテーブルを原盤に記録するステッ
    プと、 前記原盤から前記ディスクを生成するステップとを備え
    ることを特徴とするディスク製造方法。
  23. 【請求項23】 暗号鍵Qで暗号化されたデータを所定
    の暗号化鍵Sを用いて暗号化して、暗号化データを出力
    する第1の装置と、前記第1の装置からの前記暗号化デ
    ータを前記暗号化鍵Sを用いて復号し、さらに、暗号化
    鍵Qを用いて復号するデータ復号装置とにより構成され
    る再生装置によって再生されるディスクを製造するため
    のディスク製造方法において、 データを暗号化鍵Qで暗号化して、暗号化鍵Qで暗号化
    されたデータを生成するステップと、 前記暗号化鍵Qを、前記暗号化鍵Sを演算するとき用い
    られる公開鍵α,pと、前記第1の装置または前記デー
    タ復号装置を識別するとき用いられる公開鍵βとを用い
    て暗号化して得られた暗号化鍵x,yを前記第1の装置
    または前記データ復号装置を識別する識別データに対応
    させることにより、キーテーブルを生成するステップ
    と、 前記記暗号化鍵Qで暗号化されたデータと前記キーテー
    ブルを原盤に記録するステップと、 前記原盤から前記ディスクを生成するステップとを備え
    ることを特徴とするディスク製造方法。
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