JPH1062261A - 温度計測装置 - Google Patents
温度計測装置Info
- Publication number
- JPH1062261A JPH1062261A JP21453296A JP21453296A JPH1062261A JP H1062261 A JPH1062261 A JP H1062261A JP 21453296 A JP21453296 A JP 21453296A JP 21453296 A JP21453296 A JP 21453296A JP H1062261 A JPH1062261 A JP H1062261A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- protective tube
- tip
- temperature measuring
- furnace
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 1個で複数の箇所の温度検出ができるように
した温度計測装置を提供する。 【解決手段】 壁9で区画された空間に壁9を貫通して
挿入され先端部が閉鎖された保護管12と、区画の外部
から保護管12の内部に挿入され先端が保護管12の先
端部に係止された熱電対13と、保護管12の長さ方向
の中間の内部に取り付けられた止め金具18と、区画の
外部から保護管12の内部に挿入され先端が止め金具1
8に係止された他の熱電対19とを備え、保護管12の
先端と、保護管12の長さ方向の中間とで、温度の検出
ができるようにした。
した温度計測装置を提供する。 【解決手段】 壁9で区画された空間に壁9を貫通して
挿入され先端部が閉鎖された保護管12と、区画の外部
から保護管12の内部に挿入され先端が保護管12の先
端部に係止された熱電対13と、保護管12の長さ方向
の中間の内部に取り付けられた止め金具18と、区画の
外部から保護管12の内部に挿入され先端が止め金具1
8に係止された他の熱電対19とを備え、保護管12の
先端と、保護管12の長さ方向の中間とで、温度の検出
ができるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温度計測装置に関
するものである。
するものである。
【0002】
【従来の技術】加圧流動層ボイラの火炉内の温度計測
に、従来から使用されている温度計測装置の一例を説明
すると、図3は加圧流動層ボイラの火炉の概要を示す断
面図であって、図示してない圧力容器内に設置される加
圧流動層ボイラの火炉1は炉壁2で囲まれており、火炉
1の内部にはベッド材3が充填されていて、下方の散気
管4から上方へ向けて空気を吹き出して流動層5を形成
するようになっている。
に、従来から使用されている温度計測装置の一例を説明
すると、図3は加圧流動層ボイラの火炉の概要を示す断
面図であって、図示してない圧力容器内に設置される加
圧流動層ボイラの火炉1は炉壁2で囲まれており、火炉
1の内部にはベッド材3が充填されていて、下方の散気
管4から上方へ向けて空気を吹き出して流動層5を形成
するようになっている。
【0003】流動層5の内部には燃料ノズル6と伝熱管
7とが設けてあって、燃料ノズル6から噴出した燃料が
流動層5内で燃焼し、伝熱管7の内部を通る水を加熱し
て蒸気を得るようになっている。
7とが設けてあって、燃料ノズル6から噴出した燃料が
流動層5内で燃焼し、伝熱管7の内部を通る水を加熱し
て蒸気を得るようになっている。
【0004】燃料の流動層5内での燃焼状態を監視する
ため、火炉1の外部から炉壁2を貫通して流動層5内の
適所に温度計測装置8が挿入されていて、流動層5内の
適所の温度を検出できるようにしている。
ため、火炉1の外部から炉壁2を貫通して流動層5内の
適所に温度計測装置8が挿入されていて、流動層5内の
適所の温度を検出できるようにしている。
【0005】図4は、従来の温度計測装置8の一例を示
す断面図、図5は、図4のV−V断面図であって、加圧
流動層ボイラの火炉1を区画する壁9となる炉壁2は、
平行に設けられた多数の炉壁管10と、該炉壁管10を
接続するフィン11とによって構成されており、図4に
おいて壁9の左側が、壁9で区画された空間となる加圧
流動層ボイラの火炉1の内部側である。
す断面図、図5は、図4のV−V断面図であって、加圧
流動層ボイラの火炉1を区画する壁9となる炉壁2は、
平行に設けられた多数の炉壁管10と、該炉壁管10を
接続するフィン11とによって構成されており、図4に
おいて壁9の左側が、壁9で区画された空間となる加圧
流動層ボイラの火炉1の内部側である。
【0006】壁9となる炉壁2のフィン11の部分を貫
通して、外側から保護管12が加圧流動層ボイラの火炉
1の内部に挿入されており、保護管12の内部には、火
炉1の外部から熱電対13が挿入されている。
通して、外側から保護管12が加圧流動層ボイラの火炉
1の内部に挿入されており、保護管12の内部には、火
炉1の外部から熱電対13が挿入されている。
【0007】保護管12は図5に示すように、炉壁管1
0の間でフィン11を貫通できるようにするため、断面
形状が縦長の長円形になっており、図4に示すように保
護管12の先端は閉鎖されて絞られており、熱電対13
の先端を係止するようになっている。
0の間でフィン11を貫通できるようにするため、断面
形状が縦長の長円形になっており、図4に示すように保
護管12の先端は閉鎖されて絞られており、熱電対13
の先端を係止するようになっている。
【0008】保護管12の炉壁2外部に出ている部分の
外側には、ノズル14が炉壁管10に溶接することによ
って取り付けられている。そしてノズル14の外方端に
はリング状の内側フランジ15が溶接され、保護管12
の外方端には円盤状の外側フランジ16が溶接されてい
て、内側フランジ15と外側フランジ16とはボルトで
結合され、熱電対13は外側フランジ16を貫通してい
る。
外側には、ノズル14が炉壁管10に溶接することによ
って取り付けられている。そしてノズル14の外方端に
はリング状の内側フランジ15が溶接され、保護管12
の外方端には円盤状の外側フランジ16が溶接されてい
て、内側フランジ15と外側フランジ16とはボルトで
結合され、熱電対13は外側フランジ16を貫通してい
る。
【0009】図4に示す従来の温度計測装置8は、保護
管12の先端部分の温度を熱電対13によって検出する
ことができるようになっている。
管12の先端部分の温度を熱電対13によって検出する
ことができるようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが温度を検出す
る箇所が図3に示すような加圧流動層ボイラの火炉1の
流動層5の場合には、複数の箇所の温度を検出して、そ
れぞれの箇所の燃焼状態を監視する必要がある。
る箇所が図3に示すような加圧流動層ボイラの火炉1の
流動層5の場合には、複数の箇所の温度を検出して、そ
れぞれの箇所の燃焼状態を監視する必要がある。
【0011】しかしながら、炉壁2の多数の箇所に温度
計測装置8を貫通させると、炉壁2の強度上に問題が生
じたり、温度計測装置8が炉壁2を貫通している多くの
箇所の気密試験を随時行わなければならない問題があ
る。
計測装置8を貫通させると、炉壁2の強度上に問題が生
じたり、温度計測装置8が炉壁2を貫通している多くの
箇所の気密試験を随時行わなければならない問題があ
る。
【0012】そのため、1個の温度計測装置で複数の箇
所の温度検出を可能とする要望が出ている。
所の温度検出を可能とする要望が出ている。
【0013】本発明はこのような要望に応えるもので、
1個で複数の箇所の温度検出ができるようにした温度計
測装置を提供することを目的とするものである。
1個で複数の箇所の温度検出ができるようにした温度計
測装置を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、壁で区画され
た空間に該壁を貫通して挿入され且つ先端部が閉鎖され
た保護管と、前記区画の外部から前記保護管の内部に挿
入され且つ先端が前記保護管の先端部に係止された熱電
対と、前記保護管の長さ方向の中間の内部に取り付けら
れた止め金具と、前記区画の外部から前記保護管の内部
に挿入され且つ先端が前記止め金具に係止された他の熱
電対とを備えたことを特徴とする温度計測装置に係るも
のであって、前記空間が加圧流動層ボイラの火炉であ
り、壁が炉壁である場合にも適用でき、保護管の先端と
長さ方向の中間部との複数箇所の温度検出が可能にな
る。
た空間に該壁を貫通して挿入され且つ先端部が閉鎖され
た保護管と、前記区画の外部から前記保護管の内部に挿
入され且つ先端が前記保護管の先端部に係止された熱電
対と、前記保護管の長さ方向の中間の内部に取り付けら
れた止め金具と、前記区画の外部から前記保護管の内部
に挿入され且つ先端が前記止め金具に係止された他の熱
電対とを備えたことを特徴とする温度計測装置に係るも
のであって、前記空間が加圧流動層ボイラの火炉であ
り、壁が炉壁である場合にも適用でき、保護管の先端と
長さ方向の中間部との複数箇所の温度検出が可能にな
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0016】図1は本発明の実施の形態の一例を示す断
面図、図2は図1のII−II断面図であって、図4、
図5と同一部分には同一符号を付して、その説明を省略
する。
面図、図2は図1のII−II断面図であって、図4、
図5と同一部分には同一符号を付して、その説明を省略
する。
【0017】図1及び図2に示す温度計測装置17は、
保護管12の長さ方向の中間の内部に止め金具18を取
り付け、保護管12の先端まで達している熱電対13と
は別に他の熱電対19を、加圧流動層ボイラの火炉1の
外部から保護管12の内部に挿入してなる構成を有して
いる。
保護管12の長さ方向の中間の内部に止め金具18を取
り付け、保護管12の先端まで達している熱電対13と
は別に他の熱電対19を、加圧流動層ボイラの火炉1の
外部から保護管12の内部に挿入してなる構成を有して
いる。
【0018】そしてこの熱電対19の先端は、止め金具
18の箇所に達していて、その先端は止め金具18で係
止されている。
18の箇所に達していて、その先端は止め金具18で係
止されている。
【0019】従ってこの熱電対19は、止め金具18が
取り付けられている箇所である保護管12の長さ方向の
中間部分の温度を検出することになり、1つの温度計測
装置17で、保護管12の先端と長さ方向の中間部分と
の2箇所で温度検出ができることになる。
取り付けられている箇所である保護管12の長さ方向の
中間部分の温度を検出することになり、1つの温度計測
装置17で、保護管12の先端と長さ方向の中間部分と
の2箇所で温度検出ができることになる。
【0020】なお、図1、図2に示した例においては、
保護管12の中に2本の熱電対13,19を挿入してい
るが、保護管12の中に挿入する熱電対の数を更に多く
して、それぞれの熱電対の先端の位置を保護管12の長
さ方向で異ならせておけば、保護管12の長さ方向の多
くの中間位置の温度を検出することが可能になる。
保護管12の中に2本の熱電対13,19を挿入してい
るが、保護管12の中に挿入する熱電対の数を更に多く
して、それぞれの熱電対の先端の位置を保護管12の長
さ方向で異ならせておけば、保護管12の長さ方向の多
くの中間位置の温度を検出することが可能になる。
【0021】上記の説明は、温度計測装置17で加圧流
動層ボイラの火炉1の内部温度の検出をする場合につい
て述べたが、本発明は、加圧流動層ボイラの火炉1以外
の、壁で区画された空間内部の複数箇所の温度を検出す
る場合には、全て適用できるものである。
動層ボイラの火炉1の内部温度の検出をする場合につい
て述べたが、本発明は、加圧流動層ボイラの火炉1以外
の、壁で区画された空間内部の複数箇所の温度を検出す
る場合には、全て適用できるものである。
【0022】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の請求項1
記載の温度計測装置によれば、保護管の先端と長さ方向
の中間との複数の箇所で温度の検出ができるので、少な
い数の温度計測装置で多くの箇所の温度検出ができる効
果がある。
記載の温度計測装置によれば、保護管の先端と長さ方向
の中間との複数の箇所で温度の検出ができるので、少な
い数の温度計測装置で多くの箇所の温度検出ができる効
果がある。
【0023】又、本発明の請求項2記載の温度計測装置
によれば、炉壁の温度計測装置を貫通させる箇所を少な
くして加圧流動層ボイラの火炉内の多くの箇所の温度検
出が可能となり、炉壁に与える影響が少なくなる効果が
ある。
によれば、炉壁の温度計測装置を貫通させる箇所を少な
くして加圧流動層ボイラの火炉内の多くの箇所の温度検
出が可能となり、炉壁に与える影響が少なくなる効果が
ある。
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す断面図であ
る。
る。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】加圧流動層ボイラの火炉の概要を示す断面図で
ある。
ある。
【図4】従来の温度計測装置の一例を示す断面図であ
る。
る。
【図5】図4のV−V断面図である。
1 火炉 2 炉壁 9 壁 12 保護管 13 熱電対 17 温度計測装置 18 止め金具 19 熱電対
Claims (2)
- 【請求項1】 壁で区画された空間に該壁を貫通して挿
入され且つ先端部が閉鎖された保護管と、前記区画の外
部から前記保護管の内部に挿入され且つ先端が前記保護
管の先端部に係止された熱電対と、前記保護管の長さ方
向の中間の内部に取り付けられた止め金具と、前記区画
の外部から前記保護管の内部に挿入され且つ先端が前記
止め金具に係止された他の熱電対とを備えたことを特徴
とする温度計測装置。 - 【請求項2】 空間が加圧流動層ボイラの火炉であり、
壁が炉壁である請求項1記載の温度計測装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21453296A JPH1062261A (ja) | 1996-08-14 | 1996-08-14 | 温度計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21453296A JPH1062261A (ja) | 1996-08-14 | 1996-08-14 | 温度計測装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1062261A true JPH1062261A (ja) | 1998-03-06 |
Family
ID=16657297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21453296A Pending JPH1062261A (ja) | 1996-08-14 | 1996-08-14 | 温度計測装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1062261A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015078846A (ja) * | 2013-10-15 | 2015-04-23 | 株式会社Ihi | 流動層炉用温度測定装置 |
-
1996
- 1996-08-14 JP JP21453296A patent/JPH1062261A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015078846A (ja) * | 2013-10-15 | 2015-04-23 | 株式会社Ihi | 流動層炉用温度測定装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4485263A (en) | Thermocouple instrument | |
CN100538047C (zh) | 用于除去涡轮发动机的空气进口罩的前缘的冰霜的系统 | |
US3724267A (en) | Heat flux sensing device | |
US4023411A (en) | Temperature measuring device | |
US20040037350A1 (en) | Thermocouple holder for furnance tube | |
US11280650B2 (en) | Thermal flowmeter and method for operating a thermal flowmeter | |
JPH1062261A (ja) | 温度計測装置 | |
JPH0452413B2 (ja) | ||
US5076103A (en) | Water cooled static pressure probe | |
JP2021089276A (ja) | 温度管理システム及び温度管理方法 | |
US4938171A (en) | Transport conduit for hot particulate material | |
JPH09178393A (ja) | 熱交換器 | |
US3467175A (en) | Infrared detecting device | |
US20220341767A1 (en) | Thermal flowmeter | |
CA1204607A (en) | Gas temperature monitoring device | |
JP3324389B2 (ja) | ガス温度計測装置 | |
JP2680509B2 (ja) | 液面計の製造方法 | |
US4249377A (en) | Temperature sensing device for a hot gas engine heater head | |
JPS6321129B2 (ja) | ||
JPH0122108Y2 (ja) | ||
JPS602549Y2 (ja) | 断熱配管の冷却装置 | |
KR101312319B1 (ko) | 유로 연결 시스템 | |
JPH0862052A (ja) | 高温部測定装置 | |
JPS636657Y2 (ja) | ||
JPS6349702Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041203 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041207 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050405 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |