JPH1059675A - 防汚壁パネル運搬装置 - Google Patents

防汚壁パネル運搬装置

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JPH1059675A
JPH1059675A JP21382096A JP21382096A JPH1059675A JP H1059675 A JPH1059675 A JP H1059675A JP 21382096 A JP21382096 A JP 21382096A JP 21382096 A JP21382096 A JP 21382096A JP H1059675 A JPH1059675 A JP H1059675A
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JP
Japan
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antifouling
column
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vertical frame
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JP21382096A
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English (en)
Inventor
Akio Furuya
谷 明 夫 古
Katsumi Amidaichi
勝 美 網台地
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Chugoku Marine Paints Ltd
Original Assignee
Chugoku Marine Paints Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貴重な塗膜に傷を付けることなく、効率的に
長期保管及び運搬を行うことができ、更に塗膜を保護し
つつ現場で一枚ずつ安全に取出して壁面に取付けること
ができるようにする。 【解決手段】 縦枠10と横枠11からなる矩形枠状の
架台12の前記縦枠10の中央に支柱13を立設すると
ともに、上面に長さ方向に沿って所定のピッチで凹部2
0を形成した支持板16を前記支柱13を挟んだ両側に
該支柱13に向けて下方に傾斜させて配置したことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼、コンクリー
ト、プラスチック、合成ゴム等の基材表面に無公害型シ
リコーン系防汚塗料を塗布して構成した海中あるいは淡
水中の生物付着防止用の防汚壁パネルの長期保管や運搬
を行うのに使用される防汚壁パネル運搬装置に関する。
【0002】
【従来の技術】海中には、例えば、フジツボ、セルプ
ラ、ムラサキイガイ、カキ、フサコケムシ、ホヤ、アオ
ノリ、アオサ等の動植物性付着生物が多数生息してい
る。このような海中に設置される、例えば火力・原子力
発電所その他の臨海プラントの冷却水取水路、港湾施
設、海底パイプライン、海底油田掘削リグ、航路浮標、
船舶係留用ブイ等の接水部表面に海中生物が付着し生長
すると種々の被害を生じる。その例としては、発電所の
冷却水取水路においては、上記のような海中生物の付
着、生長により冷却用海水の流水抵抗が増加し、その結
果、熱交換器の性能が低下して発電効率に悪影響を及ぼ
す。また、浮標やブイ等においては、上記のような海中
生物の付着、生長は、倒壊または沈没の危険をもたら
す。更に、港湾施設、海底パイプライン、油田掘削リグ
等においては、上記のような海中生物の付着、生長によ
り、構造基材の腐食が促進され構造基材の耐久寿命が短
くなる。
【0003】これらの被害を防止または抑制するため
に、各種の防汚塗料を海中構造物の接水面に塗装してお
き、塗膜から海中に防汚剤が徐々に溶出することによ
り、生物の付着生長を防止する方法が古くから行われて
いる。
【0004】しかしながら、防汚塗料は、下塗り、中塗
り、上塗りなどの合計数回の塗り重ねを行なうため、数
日間以上の塗装期間が必要であり、工程が切迫している
ときには充分な塗装ができないことがある。また、潮汐
干満の合間の短時間内に、あるいは構造物が海中に浸水
したままの状態で塗装を必要とする場合もある。
【0005】このため、海水環境中等に構築された構造
物に防汚塗料による防汚処理を施すにあたり、基材の表
面に防汚塗料を塗布して構成した防汚壁パネルを予め用
意しておき、この防汚壁パネルを構造物の壁面に一面に
張り巡らすようにしたものが提案されている(例えば、
特開平8−27828号公報等参照)。
【0006】この種の防汚壁パネルにあっては、塗膜性
能を維持するため、その表面に傷を付けることなく、か
つ効率的に保管、運搬、現場搬入及び取付け等を行うこ
とが望まれている。
【0007】従来、上記防汚壁パネルの長期保管は、パ
ネルとパネルとの間に養生シートを介在させつつ、通常
の運搬用の平板状のパレットの上に順次積み重ねること
によって一般に行われており、そして、この状態で運搬
に供されていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
のように、運搬用のパレットの上に防汚壁パネルを積層
して保管・運搬すると、防汚壁パネルは、例えば20枚
で1.5tにもなり、この重量の荷重によって、搬入、
搬出、現場取出し等の際に防汚壁パネルの貴重な塗膜に
ダメージを与えることがあるばかりでなく、養生シート
の処理もかなり面倒であるといった問題があった。
【0009】本発明は上記に鑑み、貴重な塗膜に傷を付
けることなく、効率的に長期保管及び運搬を行うことが
でき、更に塗膜を保護しつつ現場で一枚ずつ安全に取出
して壁面に取付けることができるようにした防汚壁パネ
ル運搬装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の防汚壁パネル運
搬装置は、縦枠と横枠からなる矩形枠状の架台の前記縦
枠の中央に支柱を立設するとともに、上面に長さ方向に
沿って所定のピッチで凹部を形成した支持板を前記支柱
を挟んだ両側に該支柱に向けて下方に傾斜させて配置し
たことを特徴とする。
【0011】このように構成した本発明によれば、防汚
壁パネルの下端を支持板の上面に設けた凹部内に位置さ
せた状態で該防汚壁パネルを支柱に向けて内方に傾斜さ
せて立て掛けることができ、これによって、複数枚の防
汚壁パネルを所定間隔離間させつつ保管し、運搬に供す
ることができる。
【0012】ここに、前記支柱の上端に横梁を掛け渡す
とともに、この横梁の上面に吊りフックを取付けること
により、この吊りフックを介して全体をクレーン等で吊
り下げることができる。
【0013】また、前記架台の四隅裏面に車輪取付け可
能な支持台を設けることにより、この支持台に車輪を付
けて運搬の便を図るとともに、支持台を設けることによ
って架台の下方に生じた空間内にフォークリストのフォ
ークを差し込むことができる。
【0014】本発明の他の防汚壁パネル運搬装置は、横
断面コ字形の支持体の内部に該支持体との間で防汚壁パ
ネルを挟持する移動板を移動自在に収納するとともに、
把持手段を備えたことを特徴とする。
【0015】このように構成した本発明によれば、前記
のようにして、所定間隔離間させつつ立て掛けて保持し
た防汚壁パネルを、防汚壁パネル間に支持体を挿入し移
動板で挟持した状態で把持手段を介して一枚ずつ取出
し、壁面に取付けることができる。
【0016】ここに、前記把持手段を、前記支持体に設
けた把手で構成したり、接手を介して連結自在な紐状体
で構成することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、防汚壁パネル1を示す断
面図で、同図に示すように、防汚壁パネル1は、金属、
コンクリート、硬質または軟質プラスチックス、硬質ま
たは軟質ゴム等の基材2の表面に防汚塗料層3を形成し
て構成されている。
【0018】ここに、前記金属としては、具体的には、
炭素鋼、アルミニウム、ステンレス鋼、銅合金などがあ
るが、コスト的に安価な炭素鋼が好ましい。前記コンク
リートとしては、例えばポルトランドセメントと砂・砂
利等の細骨材、粗骨材と水とを混練し、必要に応じて補
強用鉄筋を装入し、一般の土木建設用に使用されるコン
クリートの成形方法と同様の方法で形成されるコンクリ
ート板を使用することができる。セメントは、ポルトラ
ンドセメントに替えて高炉セメント、白色セメント、速
硬セメント等を使用してもよい。また、骨材として軽量
骨材、例えば軽石、真珠岩焼成品等を混合した軽量コン
クリートも有用である。
【0019】前記プラスチックスとしては、具体的に
は、塩化ビニル、ポリオレフィン(ポリエステル、ポリ
プロピレン)、メチルメタクリレート、ポリカーボネー
ト、FRP(ガラス繊維強化プラスチックス)、CRP
(炭素繊維強化プラスチックス)等の硬質板、または塩
化ビニル、ポリオレフィン、塩化ビニリデン等のフィル
ムを使用することができる。
【0020】前記ゴムとしては、加硫処理により製造さ
れた板状あるいはフィルム状の硬質または軟質の天然ゴ
ム、加硫処理により製造された板状あるいはフィルム状
の硬質または軟質の合成ゴムを使用することができる。
更には、金属の基材表面に未加硫ゴム液を塗布した後、
加熱または化学薬品による常温加硫法によって得られた
硬質または軟質のゴムライニング施工材もこの範疇に含
まれる。
【0021】前記防汚塗料層3は、下塗り塗料組成物層
3a、中塗り塗料組成物層3b及び上塗り防汚塗料組成
物層3cとからなり、これらの塗料を基材2の表面に順
次積層塗布して防汚壁パネル1が構成される。
【0022】ここに、前記下塗り塗料組成物層3aの原
料としては、具体的には、PEプライマー [商品名、中
国塗料(株)製] 等のポリオレフィン樹脂系プライマ
ー;FRPプライマー [商品名、中国塗料(株)製] 等
のビニル樹脂系プライマー;ビニルAC−HB [商品
名、中国塗料(株)製] 等のビニル樹脂系下塗り塗料;
PEプライマー [商品名、中国塗料(株)製] 等のポリ
オレフィン樹脂系プライマー;エピコンHB−AL [商
品名、中国塗料(株)製] 、エピコンC−100 [商品
名、中国塗料(株)製] 、エピコンA−100 [商品
名、中国塗料(株)製]、エピコンS−100 [商品
名、中国塗料(株)製] 等のエポキシ樹脂系下塗り塗
料;ビスコンAC−HB [商品名、中国塗料(株)製]
等のタールエポキシ樹脂系下塗り塗料;シルバックスS
Q−BC [商品名、中国塗料(株)製] 等のタールビニ
ル樹脂系下塗り塗料などが好ましく用いられる。
【0023】このように、基材2の表面に下塗り塗料組
成物層3aを形成することにより、この表面に形成され
る中塗り塗料組成物層3bと基材2との付着性を保持す
るとともに、鋼基材においては防食性を、コンクリート
基材においてはアルカリ分による塗膜劣化防止性を付与
することができる。
【0024】前記中塗り塗料組成物層3bの原料として
は、具体的には、ビニルAC−HBバインダー [商品
名、中国塗料(株)製] 等のビニル樹脂系中塗り塗料;
エピコンHB−ALバインダー [商品名、中国塗料
(株)製] 等のエポキシ樹脂系中塗り塗料などが好まし
く用いられる。
【0025】このように、下塗り塗料組成物層3aの表
面に中塗り塗料組成物層3bを形成することにより、下
塗り塗料組成物層3aと上塗り防汚塗料組成物層3cと
の付着性を付与することができる。
【0026】前記上塗り防汚塗料組成物層3cの原料と
しては、具体的には、(a)反応硬化型シリコーンゴ
ム、特にビヒクルとしての室温硬化型(RTV)シリコ
ーンゴムと、(b)この反応硬化型シリコーンゴムと反
応せず、かつ、良好な相溶分散性を有する撥水性有機物
と、必要に応じて(c)加水分解性シリル基含有アクリ
ル共重合隊樹脂からなる無毒性防汚塗料組成物が挙げら
れる。
【0027】前記反応硬化型シリコーンゴム(a)は、
化学反応によって硬化するシロキサン結合を有するオル
ガノポリシロキサンを主成分とするものであり、このオ
ルガノポリシロキサンは、硬化反応性官能基として、水
酸基、アルコキシル基など、有機基として、メチル基、
フェニル基、ビニル基などがSiに直接結合したもので
ある。また、オルガノポリシロキサンに加水分解可能な
基(例えばアセトキシ基、メトキシ基、ケトキシム基、
エノキシ基、アミド基など)を結合させた多官能性シラ
ン化合物を架橋剤となし、必要に応じて金属有機酸塩
(例えば鉛、鉄、コバルト、マンガン、亜鉛などのナフ
テン酸塩、オクチル酸塩、過酸化物、有機アミンなど)
を硬化触媒となし、これらの中から少なくとも1種を配
合することによって、1液型または2液型とすることも
できる。これらは室温もしくは加熱することにより加水
分解、脱アルコール、脱酢酸、脱オキシム、脱ヒドロキ
シルアミン反応などによって硬化するが、塗布作業性の
容易さから1液型でかつ常温で硬化する形態のシリコー
ンゴムが好ましく、更には、硬化時に発生する副産物の
刺激性の少ないものが望ましい。
【0028】さらに具体的には、該当する商品として、
KE40RTV、KE48、KE42S、KE45、K
E45TS、KE445、KE348(いずれも信越化
学工業株式会社製、商品名)などが利用できる。
【0029】前記撥水性有機化合物(b)は、シリコー
ンオイル、鉱物油、石油ワックス、可塑剤、脂肪油、フ
ッ素油などのうち、常温において液状またはグリース状
であればいずれでもよいが、特にシリコーンオイルが最
も好ましい。シリコーンオイルは、メチルシリコーンオ
イル、メチルフェニルシリコーンオイル、ポリエーテル
変性シリコーンオイルのいずれか単独または両者の混合
物でもよい。
【0030】これらのシリコーンオイル相当品として
は、KF−96、KF−92、KF−69(以上メチル
シリコーンオイル)、KF−50、KF−53、KF−
54、KF−56(以上メチルフェニルシリコーンオイ
ル)、KF−351、KF−353(以上ポリエーテル
変性シリコーンオイル)(いずれも信越化学工業株式会
社製、商品名)などを用いることができる。
【0031】これらの撥水性有機化合物の反応硬化型シ
リコーンゴムに対する混合割合は、反応硬化型シリコー
ンゴム固形分に対し、1〜50重量%、好ましくは5〜
35重量%である。混合割合が1重量%未満になると防
汚性能が低下し、50重量%を超えると塗膜の硬化性が
劣り耐久性のある塗膜が得られない。
【0032】必要に応じて配合される前記加水分解性シ
リル基含有アクリル共重合体樹脂(c)としては、従来
公知のものが広く用いられるが、特に、(i)(メタ)
アクリル酸アルキルエステルと、(ii)(メタ)アク
リル酸およびヒドロキシ低級アルキル(メタ)アクリル
酸エステルから選ばれる少なくとも1種の単量体との共
重合体 [I] に、加水分解性基としてアセトキシ基、ケ
トオキシム基またはアルコキシ基などを含有するシラン
化合物を反応させて得られる加水分解性シリル基含有共
重合体が好ましい。
【0033】前記共重合体 [I] には、(i)−(1)
(メタ)アクリル酸アルキルエステルと、(i)−
(2)酢酸ビニル、塩化ビニル、ビニルメチルエーテ
ル、ビニルエチルエーテル、ビニルピロリドンから選ば
れる部に流刑化合物と、(ii)(メタ)アクリル酸お
よびヒドロキシ低級アルキル(メタ)アクリル酸エステ
ルから選ばれる少なくとも1種の単量体との共重合体で
あってもよい。
【0034】(メタ)アクリル酸アルキルエステルとし
ては、メチルアクリレート、エチルアクリレート、プロ
ピルアクリレート、ブチルアクリレート、アクチルアク
リレート(以上のアルキル基は直鎖状でも分岐状でもよ
い)およびこれらに対応するメタアクリル化合物、例え
ばメチルメタアクリレートなどが例示される。
【0035】また、ビニル系化合物としては、酢酸ビニ
ル、塩化ビニル、ビニルメチルエーテル、ビニルエチル
エーテル、ビニルピロリドンなどが例示される。ヒドロ
キシ低級アルキル(メタ)アクリル酸エステルとして
は、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートなどが例示さ
れる。
【0036】加水分解性基として、アセトキシ基、ケト
オキシム基、またはアルコキシ基を含有するシラン化合
物としては、メチルトリアセトキシシラン、ビニルトリ
アセトキシシラン、エチルトリアセトキシシラン、トリ
ス(エチルメチルケトキシム)メチルシラン、トリス
(エチルメチルケトキシム)ビニルシラン、ビニルトリ
メトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、ヘキシル
トリメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、メ
チルトリエトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、
エチルトリエトキシシラン、プロピルトリエトキシシラ
ン、フェニルトリエトキシシラン、メチルトリプロポキ
シシラン、メチルトリイソプロポキシシランなどが例示
される。
【0037】加水分解性シリル基含有アクリル共重合体
樹脂(c)は、(i)(メタ)アクリル酸アルキルエス
テルおよびビニル系化合物から選ばれる少なくとも1種
の単量体と、(ii)(メタ)アクリル酸およびヒドロ
キシ低級アルキル(メタ)アクリル酸エステルから選ば
れる少なくとも1種の単量体とを有機溶剤の存在下にラ
ジカル重合して得られる共重合体 [I] に、加水分解性
基としてアセトキシ基、ケトオキシム基またはアルコキ
シ基を含有するシラン化合物を反応させることにより得
ることができる。
【0038】この反応では、共重合体 [I] が有する活
性基((ii)として(メタ)アクリル酸を用いた場合
にはカルボキシル基であり、ヒドロキシ低級アルキル
(メタ)アルキル酸エステルを用いた場合には水酸基)
に、加水分解性基を有するシラン化合物が反応するので
あろうと考えられる。
【0039】共重合体 [I] を製造するに際して用いら
れる(i)(メタ)アクリル酸アルキルエステルの単量
体の量、および(ii)(メタ)アクリル酸およびヒド
ロキシ低級アルキル(メタ)アクリル酸エステルから選
ばれる少なくとも1種の単量体の量、更には、加水分解
性基を有するシラン化合物の量は、得られる加水分解性
シリル基含有アクリル共重合体の加水分解後の水酸基
と、混合される反応硬化型シリコーンゴムの疎水性メチ
ル基の表面配向バランスとを考慮して決定されることが
好ましい。
【0040】一般には、(ii)(メタ)アクリル酸ま
たはヒドロキシ低級アルキル(メタ)アクリル酸エステ
ルは、共重合体 [I] において1〜30重量%、好まし
くは2〜20重量%の量で共重合されていることが好ま
しい。
【0041】また、加水分解性基を有するシラン化合物
は、共重合体 [I] における(ii)(メタ)アクリル
酸またはヒドロキシ低級アルキル(メタ)アクリル酸エ
ステルの量と等モル比以上の量で用いられることが好ま
しい。
【0042】(ii)(メタ)アクリル酸またはヒドロ
キシ低級アルキル(メタ)アクリル酸エステルが1〜3
0重量%でない場合には、得られる加水分解性シリル基
含有アクリル共重合体の加水分解後の水酸基と、シリコ
ーンゴムの疎水性メチル基の表面配向バランスが適当で
なく、該シリコーンゴムに対し加水分解性シリル基含有
アクリル共重合体を過剰に混合しなければならないの
で、表面の撥水性が劣り防汚性も低下することがある。
【0043】また、前記加水分解性シリル基含有アクリ
ル共重合体樹脂(c)は、数平均分子量が3000〜3
0000の範囲であることが好ましい。数平均分子量が
3000未満の場合、十分な塗膜強度が得られない。ま
た、30000を超える場合はシリコーンゴムとの相溶
性が劣る。
【0044】加水分解性シリル基含有アクリル共重合体
樹脂のシリコーンゴムに対する混合割合は、シリコーン
ゴム固形分に対し、0.1〜35重量%、一般には1〜
20重量%が好ましい。0.1重量%未満の場合および
35重量%を超えると、いずれも防汚性が劣る。
【0045】この無毒性防汚塗料組成物においては、必
要に応じて、一般の防汚塗料清掃技術において使用され
る体質顔料、着色顔料、タレ止め剤、防汚剤、有機溶剤
等を混合することができる。
【0046】その他の上塗り防汚塗料組成物としては、
防汚剤として亜酸化銅を含有する防汚塗料組成物、その
他従来公知の錫を含まない防汚剤を含有する防汚塗料組
成物、錫を含む防汚剤を含有する防汚塗料組成物が挙げ
られる。
【0047】なお、下塗り塗料、中塗り塗料および上塗
り防汚塗料の各組成物は、上記の品種に限定されるもの
ではなく、同様の性能を有する塗料で有れば一般の市販
品を利用することができる。
【0048】下塗り塗料組成物、中塗り塗料組成物およ
び上塗り防汚塗料組成物は、下地前処理を行った基材2
の表面に刷毛またはスプレーなどの方法で下塗り、中塗
り、上塗りの工程をもって順次塗り重ねられる。各塗装
工程ごとに常温乾燥により塗膜の乾燥が行われる。工程
を急ぐ場合においては、下塗り、中塗りに対してはそれ
ぞれの塗膜に適した温度で一定時間加熱し強制乾燥を行
ってもよい。
【0049】前記基材2の表面の下地前処理は、プラス
チックス、ゴム類に対してはサンドペーパなどの研磨剤
により面荒らしを行って基材2の表面を粗面とした後、
ラッカシンナーなどの有機溶剤を滲み込ませた布で汚れ
を拭き取って基材2の表面を清浄にする。またコンクリ
ート材に対しては、ディスクサンダー、パワーブラシな
どにより、基材2の表面に付着しているエフロレセン
ス、レイタンスなどを入念に除去した後、清水洗いを行
って基材2の表面を清浄にし、更に表面水分が10重量
%以下となるように自然乾燥または熱風乾燥により吸着
水分を除去する。炭素鋼材に対しては、ミルスケール、
錆などをディスクサンダー、パワーブラシなどにより除
去した後、有機溶剤を滲み込ませた布で基材2の表面に
付着している汚染物を除去する。また、アルミニウム、
ステンレス鋼、銅合金などの材料に対しては、パワーブ
ラシ、サンドペーパーなどにより基材2の表面に軽度の
面荒らしを行った後、有機溶剤を滲み込ませた布で汚れ
を拭き取って基材2の表面を清浄にする。
【0050】前記の各塗料組成物の乾燥膜圧は、被防汚
構造物において期待される防汚・防食寿命、コスト等を
勘案して決定されるが、通常は、次の通りである。 施工可能な膜厚範囲 好ましい膜厚範囲 下塗り 5〜1,000μ 10〜500μ 中塗り 10〜 100μ 20〜 60μ 上塗り 20〜 500μ 50〜100μ 前述のように、防汚壁パネル1の表面には、貴重な塗膜
が形成されており、この塗膜に傷を付けることなく運
搬、保管できるようにした運搬装置が別途必要となる。
以下、この運搬装置について説明する。
【0051】図2乃至図8は、防汚壁パネル1の保管、
運搬及び現場作業用のコンテナとして使用して最適な第
1の運搬装置の例を示すもので、同図に示すように、こ
の運搬装置には、縦枠10と横枠11とからなる矩形枠
状の架台12が備えられている。
【0052】前記縦枠10の長さ方向の中央には、支柱
13が立設されているとともに、この支柱13の上端に
は、横梁14が掛け渡され、更に、支柱13と横梁14
との間には、補強用の筋交い15がそれぞれ配置されて
いる。
【0053】前記支柱13を挟んでその両側には、前記
縦枠10の上方に位置して支柱13に向けて徐々に下方
に傾斜する支持板16が配置されている。ここに、前記
縦枠10の高さh1 は、横枠11の高さh2 より低く
(h1 <h2 )設定され、前記支持板16の外側端部
は、横枠10の上面に固定されている。
【0054】そして、前記支持板16の上面には、図6
に示すように、その全面に亘って硬質ゴム17が、更に
この硬質ゴム17の上面には、所定間隔毎に所定幅の硬
質ゴム18がそれぞれ配置されボルト等の締付け具19
を介して固着されている。これによって、前記各互いに
隣接する硬質ゴム18と下面の硬質ゴム17で囲まれた
凹部20が支持板16の上面に該支持板16の長さ方向
に沿って所定のピッチpで形成されている。
【0055】なお、前記硬質ゴム17,18は、接着剤
で貼り付けても良いことは勿論である。上記のように構
成することにより、図7に示すように、防汚壁パネル1
の下端を前記支持板16の上面に形成した凹部20内に
位置させた状態で該防汚壁パネル1を支柱13に向けて
内方に傾斜させて立て掛けることができ、これによっ
て、複数枚の防汚壁パネル1を所定間隔離間させつつ保
管し、運搬の際に互いに接触して塗膜が傷むことがない
ようになっている。
【0056】なお、この時、防汚壁パネル1は、その上
端で互いに接触し、下端で硬質ゴムに接触することにな
るが、運搬等の際に、この上端及び下端に塗膜が多少傷
んでも、それ程問題とはならない。
【0057】ここに、この例においては、前記横梁14
に吊りフック21が取付けられ、この吊りフック21に
クレーンのフックを引っ掛けて、全体をクレーンで吊り
上げることができるように構成されており、このように
構成することにより、水中での作業の便を図ることがで
きる。
【0058】更に、前記架台12の四隅裏面には、車輪
取付け可能な支持台22が設けられ、これによって、こ
の支持台22に車輪23(図8参照)を付けて手押し運
搬できるるとともに、支持台22を設けることによって
架台12の下方に生じた空間S内にフォークリストのフ
ォークを差し込むことができるようになっている。
【0059】しかも、図8に示すように、2台の運搬装
置を並列に配置した状態で、この上に更に2台の運搬装
置を下段に位置する運搬装置と互いに直交するように配
置することにより、多段に積み上げることができる。
【0060】前記運搬装置は、複数枚の防汚壁パネル1
の長期保管及び運搬等を便を図るようになっているが、
現場においては、このような運搬装置から防汚壁パネル
1を一枚一枚取出して、防汚処理すべき壁面に取付ける
必要がある。このようなパネルホルダとして使用して最
適な第2の運搬装置の例を図9乃至図13を参照して説
明する。
【0061】同図に示すように、この例では、横断面コ
字形の一対の支持体30が備えられ、この両支持体30
は、その上面側において、把持手段としての把手31を
介して互いに連結されている。
【0062】そして、前記各支持体30の内部には、前
記把手31の取付け側に突出させた調節ねじ32の下端
に連結した移動板33が配置され、前記調節ねじ32を
締付けることにより、移動板33を移動させて前記支持
体30との間で防汚壁パネル1を挟持するようになって
いる。
【0063】ここに、前記支持体30と移動板33の各
対向面には、ゴムクッション34,35がそれぞれ取付
けられ、これによって、前述のように、支持体30と移
動板33との間で防汚壁パネル1を挟持しても、この塗
膜に傷が付かないようになっているとともに、前記支持
体30の開口側端部には、互いに隣接する防汚壁パネル
1,1間の隙間に入りやすくためのテーパ面36が形成
されている。
【0064】これにより、前記図7に示すように、所定
間隔離間した状態で立て掛けられて保持された防汚壁パ
ネル1から表面側に位置する一枚を取出す時には、この
両側方から防汚壁パネル1,1間の隙間に支持体30を
両ゴムクッション34,35間に防汚壁パネル1が位置
するように挿入し、調節ねじ32を締付けてこれを挟持
する。そして、一対の把手31を介して防汚壁パネル1
を手で持ち上げて取り出すのであり、この状態で防汚処
理を施すべき壁面にも容易に取付けることができる。
【0065】なお、前記支持体30及び移動体33は、
例えば鉄、FRP、ステンレスまたは無機質系板等によ
って構成されており、これは下記の例においても同様で
ある。
【0066】次に、前記と同様なパネルホルダとして使
用して最適な第3の運搬装置の例を図14乃至図18を
参照して説明する。この例は、前記とほぼ同様な構成
で、異なる形状の上部留め具40と下部留め具41とを
備え、両留め具40,41に連結したワイヤまたは鎖等
の紐状体42と、この両紐状体42を繋ぐ接手43で把
持手段44を構成したものである。
【0067】即ち、前記上部留め具40及び下部留め具
41は、横断面コ字状の支持体30と、この内部に配置
した移動体33と、これらの対向面にそれぞれ取付けた
ゴムクッション34,35とを備え、上部留め具40に
あっては、1個の調節ねじ32を、下部留め具41にあ
っては、2個の調節ねじ32をそれぞれ備えたものであ
る。
【0068】これにより、図18に示すように、所定間
隔離間した状態で立て掛けられて保持された防汚壁パネ
ル1から表面側に位置する一枚を取出す時には、この防
汚壁パネル1を少し起き上がらせて、この上端に上部留
め具40を、また下方開口部を使用して下端に下部留め
具41をそれぞれ取付け、更に接手43で紐状体42,
42を繋ぐ。そして、連続した紐状体42,42を介し
て防汚壁パネル1を手で持ち上げて取り出すのであり、
この状態で防汚処理を施すべき壁面にも容易に取付ける
ことができる。
【0069】なお、前記第2及び第3の運搬装置におい
ては、調節ねじ32を回転することにより、移動板33
を移動させて支持体30との間で防汚壁パネル1を挟持
するようにしているが、図19及び図20に示すよう
に、ワンタッチ方式を採用することもできる。
【0070】即ち、この例は、ばね50を介して移動体
33を一方に付勢するとともに、回転自在なハンドル5
1を備え、このハンドル51の端部に形成したカム面5
2を前記移動体33に当接させ、図19に示すように、
ハンドル52をX方向に回転させた時に、前記カム面5
2を介して前記移動体33を前記ばね50の弾性力に抗
して移動させて、この移動体33と支持体30のこれら
の対向面に取付けたゴムクッション34,35で防汚壁
パネル1を挟持し、逆方向に回転させることにより、ば
ね50の弾性力で元の状態に復帰するようにしたもので
ある。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、コンテナとして使
用して最適な本発明によれば、防汚壁パネルを重ね合わ
せることなく、互いに離間させつつ立て掛けた状態で保
管及び運搬を行うことができ、これによって、取扱いが
面倒な養生シートを使用する必要をなくすとともに、防
汚壁パネルの重量や運搬の際の互いの接触によって、塗
膜に傷を付けてしまうことを防止しつつ、効率的に防汚
壁パネルの保管、運搬、現場搬入を行うことができる。
【0072】また、パネルホルダとして使用して最適な
本発明によれば、所定間隔離間させつつ立て掛け状態で
並んでいる防汚壁パネルを、傷を付けることなく、一枚
一枚容易かつ確実に取出し、この状態で、防汚壁パネル
を壁面に取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】防汚壁パネルの断面図。
【図2】コンテナとして使用し最適な第1の運搬装置を
示す側面図。
【図3】同じく、平面図。
【図4】同じく、正面図。
【図5】同じく、支持板の正面図。
【図6】同じく、図5の要部拡大断面図。
【図7】同じく、防汚壁パネルを搭載した状態の側面
図。
【図8】同じく、2段に積み重ねた時の概要を示す正面
図。
【図9】パネルホルダとして使用して最適な第2の運搬
装置の例を示す平面図。
【図10】同じく、正面図。
【図11】同じく、側面図。
【図12】同じく、使用状態を示す平面図。
【図13】同じく、図12の正面図。
【図14】パネルホルダとして使用して最適な第3の運
搬装置の例を示す平面図。
【図15】同じく、図14のA方向矢視図。
【図16】同じく、図14のB方向矢視図。
【図17】同じく、使用状態を示す正面図。
【図18】同じく、防汚壁パネルを取出す際の説明に付
する側面図。
【図19】前記第2第3の運搬装置の変形例を示す概略
側面図。
【図20】同じく、一部を切断して示す図19の右側面
図。
【符号の説明】
1 防汚壁パネル 2 基材 3 防汚塗料層 10 縦枠 11 横枠 12 架台 13 支柱 14 横梁 16 支持板 17,18 硬質ゴム 20 凹部 21 吊りフック 22 支持台 30 支持体 31 把手(把持手段) 33 移動板 34,35 ゴムクッション 40 上部留め具 41 下部留め具 42 紐状体 43 接手 44 把持手段 51 ハンドル 52 カム面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦枠と横枠からなる矩形枠状の架台の前記
    縦枠の中央に支柱を立設するとともに、上面に長さ方向
    に沿って所定のピッチで凹部を形成した支持板を前記支
    柱を挟んだ両側に該支柱に向けて下方に傾斜させて配置
    したことを特徴とする防汚壁パネル運搬装置。
  2. 【請求項2】前記支柱の上端に横梁を掛け渡すととも
    に、この横梁の上面に吊りフックを取付けたことを特徴
    とする請求項1記載の防汚壁パネル運搬装置。
  3. 【請求項3】前記架台の四隅裏面に車輪取付け可能な支
    持台を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の
    防汚壁パネル運搬装置。
  4. 【請求項4】横断面コ字形の支持体の内部に該支持体と
    の間で防汚壁パネルを挟持する移動板を移動自在に収納
    するとともに、把持手段を備えたことを特徴とする防汚
    壁パネル運搬装置。
  5. 【請求項5】前記把持手段を、前記支持体に設けた把手
    で構成したことを特徴とする請求項4記載の防汚壁パネ
    ル運搬装置。
  6. 【請求項6】前記把持手段を、接手を介して連結自在な
    紐状体で構成したことを特徴とする請求項4記載の防汚
    壁パネル運搬装置。
JP21382096A 1995-12-04 1996-08-13 防汚壁パネル運搬装置 Pending JPH1059675A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21382096A JPH1059675A (ja) 1996-08-13 1996-08-13 防汚壁パネル運搬装置
CA002191935A CA2191935C (en) 1995-12-04 1996-12-03 Antifouling wall structure, method of constructing antifouling wall and antifouling wall panel transporter therefor
US08/758,820 US5885029A (en) 1995-12-04 1996-12-04 Antifouling wall structure, method of constructing antifouling wall and antifouling wall panel transporter therefor
DE69627113T DE69627113T2 (de) 1995-12-04 1996-12-04 Antifouling-Wandaufbau und Verfahren zu dessen Herstellung
EP96119446A EP0778195B1 (en) 1995-12-04 1996-12-04 Antifouling wall structure and method of constructing it
US09/177,576 US6161989A (en) 1995-12-04 1998-10-23 Antifouling wall structure for use in pipe and method of constructing the antifouling wall therefor

Applications Claiming Priority (1)

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JP21382096A JPH1059675A (ja) 1996-08-13 1996-08-13 防汚壁パネル運搬装置

Publications (1)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107867494A (zh) * 2016-09-23 2018-04-03 苏州润桐专利运营有限公司 一种人造金刚石搬运装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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