JPH1058993A - アクスルのファイナルドライブ装置 - Google Patents
アクスルのファイナルドライブ装置Info
- Publication number
- JPH1058993A JPH1058993A JP22248296A JP22248296A JPH1058993A JP H1058993 A JPH1058993 A JP H1058993A JP 22248296 A JP22248296 A JP 22248296A JP 22248296 A JP22248296 A JP 22248296A JP H1058993 A JPH1058993 A JP H1058993A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- ring gear
- axle
- axle housing
- brake plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 プラネットギヤの反力を受けるリングギヤの
取り付けの簡略化を可能とした。 【解決手段】 トランスミッションからの駆動力をサン
ギヤ１と該サンギヤ１に噛み合うプラネットギヤ２と、
該プラネットギヤ２を支承するキャリヤ５と、該キャリ
ヤ５に係合するアクスルシャフト６とに順次伝達すると
共に、前記プラネットギヤ２の反力をアクスルハウジン
グ９に固定のリングギヤ７で受け、該リングギヤ７をセ
ンタケース１２内のピストン１３で押圧されるディスク
ブレーキ板１５で制動するようにしたアクスルのファイ
ナルドライブ装置において、前記リングギヤの一端をデ
ィスクブレーキ板１５の圧着接触面とし、該リングギヤ
を前記センタケース１２と前記アクスルハウジング９間
にボルト１１により固定したことを特徴とする。
取り付けの簡略化を可能とした。 【解決手段】 トランスミッションからの駆動力をサン
ギヤ１と該サンギヤ１に噛み合うプラネットギヤ２と、
該プラネットギヤ２を支承するキャリヤ５と、該キャリ
ヤ５に係合するアクスルシャフト６とに順次伝達すると
共に、前記プラネットギヤ２の反力をアクスルハウジン
グ９に固定のリングギヤ７で受け、該リングギヤ７をセ
ンタケース１２内のピストン１３で押圧されるディスク
ブレーキ板１５で制動するようにしたアクスルのファイ
ナルドライブ装置において、前記リングギヤの一端をデ
ィスクブレーキ板１５の圧着接触面とし、該リングギヤ
を前記センタケース１２と前記アクスルハウジング９間
にボルト１１により固定したことを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はホイールローダ、ト
ラック製品などに適用されるアクスルのファイナルドラ
イブ装置に関する。
ラック製品などに適用されるアクスルのファイナルドラ
イブ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種ファイナルドライブ装置の
一例を図２及び図３に基づいて説明するとトランスミッ
ションからの駆動力は、サンギヤ１と該サンギヤ１に噛
み合うプラネットギヤ２と、該プラネットギヤ２をニー
ドルベアリング３とプラネットピン４と介して支承する
キャリヤ５と、該キャリヤ５にスプライン係合するアク
スルシャフト６の順に伝わり、アクスルシャフト６の先
端に取り付けられる図示しないタイヤを駆動する。一方
プラネットギヤ２の反力（リングギヤトルク）を受ける
リングギヤ７はピン８を介してアクスルハウジング９に
固定され、該アクスルハウジング９は軸受１０を介して
アクスルシャフト６を支承すると共に取付ボルト１１を
介してセンタケース１２に固定されている。
一例を図２及び図３に基づいて説明するとトランスミッ
ションからの駆動力は、サンギヤ１と該サンギヤ１に噛
み合うプラネットギヤ２と、該プラネットギヤ２をニー
ドルベアリング３とプラネットピン４と介して支承する
キャリヤ５と、該キャリヤ５にスプライン係合するアク
スルシャフト６の順に伝わり、アクスルシャフト６の先
端に取り付けられる図示しないタイヤを駆動する。一方
プラネットギヤ２の反力（リングギヤトルク）を受ける
リングギヤ７はピン８を介してアクスルハウジング９に
固定され、該アクスルハウジング９は軸受１０を介して
アクスルシャフト６を支承すると共に取付ボルト１１を
介してセンタケース１２に固定されている。
【０００３】又ブレーキ作動時は、図示しないブレーキ
コントロール装置からの圧油を受けるセンタケース１２
内のピストン１３は矢印Ｂ方向に押されてメーティング
プレート１４、ディスクブレーキ板１５をプレッシャプ
レート１６に押し付け、該プレッシャプレート１６は、
ブレーキ作動時ディスクブレーキ板１５との摩擦により
生じる制動力を、前記ピン８を介してアクスルハウジン
グ９に伝えている。
コントロール装置からの圧油を受けるセンタケース１２
内のピストン１３は矢印Ｂ方向に押されてメーティング
プレート１４、ディスクブレーキ板１５をプレッシャプ
レート１６に押し付け、該プレッシャプレート１６は、
ブレーキ作動時ディスクブレーキ板１５との摩擦により
生じる制動力を、前記ピン８を介してアクスルハウジン
グ９に伝えている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来例では、
リングギヤトルク及びブレーキ制動力をピン８を介して
アクスルハウジング９に伝える構造となっているため、
ピン８の穴加工が困難（本従来例の場合リングギヤ７と
アクスルハウジング９の共加工が必要であった）であり
コスト高となる欠点があり、又プレッシャプレート１６
は軸方向に摺動自在になっているため車両の稼働条件に
よってブレーキ非作動時、ブレーキ板１５側に移動し、
ブレーキ板１５と接触するためブレーキ板１５の摩耗、
潤滑油のオーバヒートを起こす不具合があった。
リングギヤトルク及びブレーキ制動力をピン８を介して
アクスルハウジング９に伝える構造となっているため、
ピン８の穴加工が困難（本従来例の場合リングギヤ７と
アクスルハウジング９の共加工が必要であった）であり
コスト高となる欠点があり、又プレッシャプレート１６
は軸方向に摺動自在になっているため車両の稼働条件に
よってブレーキ非作動時、ブレーキ板１５側に移動し、
ブレーキ板１５と接触するためブレーキ板１５の摩耗、
潤滑油のオーバヒートを起こす不具合があった。
【０００５】本発明はかかる不具合を改善するためなさ
れたものであってリングギヤの取り付けを容易にするこ
とを目的とする。
れたものであってリングギヤの取り付けを容易にするこ
とを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成はトランスミッションからの駆動力を
サンギヤと該サンギヤに噛み合うプラネットギヤと、該
プラネットギヤを支承するキャリヤと該キャリヤに係合
するアクスルシャフトとに順次伝達すると共に、前記プ
ラネットギヤの反力をアクスルハウジングに固定のリン
グギヤで受け、該リングギヤをセンタケース内のピスト
ンで押圧されるディスクブレーキ板で制動するようにし
たアクスルのファイナルドライブ装置において、前記リ
ングギヤの一端をディスクブレーキ板の圧着接触面と
し、該リングギヤを前記センタケースと前記アクスルハ
ウジング間にボルトにより固定したことを特徴とする。
めの本発明の構成はトランスミッションからの駆動力を
サンギヤと該サンギヤに噛み合うプラネットギヤと、該
プラネットギヤを支承するキャリヤと該キャリヤに係合
するアクスルシャフトとに順次伝達すると共に、前記プ
ラネットギヤの反力をアクスルハウジングに固定のリン
グギヤで受け、該リングギヤをセンタケース内のピスト
ンで押圧されるディスクブレーキ板で制動するようにし
たアクスルのファイナルドライブ装置において、前記リ
ングギヤの一端をディスクブレーキ板の圧着接触面と
し、該リングギヤを前記センタケースと前記アクスルハ
ウジング間にボルトにより固定したことを特徴とする。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施例を図１に基
づいて説明すると、１はサンギヤを示し、該サンギヤ１
は、プラネットギヤ２と噛み合っており、図示しない一
端はデフギヤとスプライン嵌合されている。又プラネッ
トギヤ２はニードルベアリング３を介してプラネットピ
ン４に回転自在に軸支されており、サンギヤ１とリング
ギヤ７に噛み合っている。プラネットピン４はキャリヤ
５に嵌挿され、キャリヤ５はアクスルシャフト６とスプ
ライン係合されアクスルシャフト６は軸受１０を介して
アクスルハウジング９に回転自在に軸支されている。前
記リングギヤ７は、ボルト１１によりセンタケース１２
とアクスルハウジング９に固定され、その一端はディス
クブレーキ板１５の接触面となっている。
づいて説明すると、１はサンギヤを示し、該サンギヤ１
は、プラネットギヤ２と噛み合っており、図示しない一
端はデフギヤとスプライン嵌合されている。又プラネッ
トギヤ２はニードルベアリング３を介してプラネットピ
ン４に回転自在に軸支されており、サンギヤ１とリング
ギヤ７に噛み合っている。プラネットピン４はキャリヤ
５に嵌挿され、キャリヤ５はアクスルシャフト６とスプ
ライン係合されアクスルシャフト６は軸受１０を介して
アクスルハウジング９に回転自在に軸支されている。前
記リングギヤ７は、ボルト１１によりセンタケース１２
とアクスルハウジング９に固定され、その一端はディス
クブレーキ板１５の接触面となっている。
【０００８】又ディスクブレーキ板１５はサンギヤ１に
摺動自在に嵌合されておりメーテングプレート１４及び
リングギヤ７に圧着接触する。１３はピストンでセンタ
ケース１２内にスリーブ１７を介して摺動自在に嵌挿さ
れている。かくてリングギヤ７はプラネットギヤ２の反
力を受け、ボルト１１の締付力によりアクスルハウジン
グ９を介して図示しない車体で支え、ブレーキ作動時の
制動力をリングギヤ７で受けボルト１１の締付力により
アクスルハウジング９を介して図示しない車体で支え
る。
摺動自在に嵌合されておりメーテングプレート１４及び
リングギヤ７に圧着接触する。１３はピストンでセンタ
ケース１２内にスリーブ１７を介して摺動自在に嵌挿さ
れている。かくてリングギヤ７はプラネットギヤ２の反
力を受け、ボルト１１の締付力によりアクスルハウジン
グ９を介して図示しない車体で支え、ブレーキ作動時の
制動力をリングギヤ７で受けボルト１１の締付力により
アクスルハウジング９を介して図示しない車体で支え
る。
【０００９】
【発明の効果】上述した如く本発明によるときはリング
ギヤの一端をディスクブレーキ板の圧着接触面とし、該
リングギヤをセンタケースとアクスルハウジング間にボ
ルトで固定したものであるから、リングギヤは、従来例
のプレッシャプレートと一体構成となるのでプレッシャ
プレートの固定が確実にでき、クラッチ板の摩耗、オー
バヒート等の不具合が改良され、而もその取り付けがセ
ンタケースとアクスルハウジングとの締め付けにより取
り付けられるため簡単となる等の効果を有する。
ギヤの一端をディスクブレーキ板の圧着接触面とし、該
リングギヤをセンタケースとアクスルハウジング間にボ
ルトで固定したものであるから、リングギヤは、従来例
のプレッシャプレートと一体構成となるのでプレッシャ
プレートの固定が確実にでき、クラッチ板の摩耗、オー
バヒート等の不具合が改良され、而もその取り付けがセ
ンタケースとアクスルハウジングとの締め付けにより取
り付けられるため簡単となる等の効果を有する。
【図１】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図２】従来例を示す断面図である。
【図３】図２のＡ−Ａ線断面図である。
１ サンギヤ ２ プラネットギヤ ５ キャリヤ ６ アクスルシャフト ７ リングギヤ ９ アクスルハウジング １１ ボルト １２ センタケース １３ ピストン １５ ディスクブレーキ板
Claims (1)
- 【請求項１】 トランスミッションからの駆動力をサン
ギヤと該サンギヤに噛み合うプラネットギヤと、該プラ
ネットギヤを支承するキャリヤと該キャリヤに係合する
アクスルシャフトとに順次伝達すると共に、前記プラネ
ットギヤの反力をアクスルハウジングに固定のリングギ
ヤで受け、該リングギヤをセンタケース内のピストンで
押圧されるディスクブレーキ板で制動するようにしたア
クスルのファイナルドライブ装置において、前記リング
ギヤの一端をディスクブレーキ板の圧着接触面とし、該
リングギヤを前記センタケースと前記アクスルハウジン
グ間にボルトにより固定したことを特徴とするアクスル
のファイナルドライブ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22248296A JPH1058993A (ja) | 1996-08-23 | 1996-08-23 | アクスルのファイナルドライブ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22248296A JPH1058993A (ja) | 1996-08-23 | 1996-08-23 | アクスルのファイナルドライブ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1058993A true JPH1058993A (ja) | 1998-03-03 |
Family
ID=16783126
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22248296A Pending JPH1058993A (ja) | 1996-08-23 | 1996-08-23 | アクスルのファイナルドライブ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1058993A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6530859B2 (en) * | 2001-08-10 | 2003-03-11 | Caterpillar Inc | Drive assembly with mounting for rotating axle |
| JP2005195070A (ja) * | 2004-01-06 | 2005-07-21 | Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd | 減速ギヤ装置 |
| KR20170067578A (ko) * | 2015-12-08 | 2017-06-16 | 엘에스엠트론 주식회사 | 작업차의 차축 동력전달장치 |
-
1996
- 1996-08-23 JP JP22248296A patent/JPH1058993A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6530859B2 (en) * | 2001-08-10 | 2003-03-11 | Caterpillar Inc | Drive assembly with mounting for rotating axle |
| JP2005195070A (ja) * | 2004-01-06 | 2005-07-21 | Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd | 減速ギヤ装置 |
| KR20170067578A (ko) * | 2015-12-08 | 2017-06-16 | 엘에스엠트론 주식회사 | 작업차의 차축 동력전달장치 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040706 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A521 | Written amendment |
Effective date: 20040831 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041102 |