JPH105277A - 使い捨ておむつ - Google Patents

使い捨ておむつ

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Publication number
JPH105277A
JPH105277A JP8165418A JP16541896A JPH105277A JP H105277 A JPH105277 A JP H105277A JP 8165418 A JP8165418 A JP 8165418A JP 16541896 A JP16541896 A JP 16541896A JP H105277 A JPH105277 A JP H105277A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
disposable diaper
male
sheet
fastening member
Prior art date
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Pending
Application number
JP8165418A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruzo Toida
治三 樋田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP8165418A priority Critical patent/JPH105277A/ja
Publication of JPH105277A publication Critical patent/JPH105277A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械的ファスナーによって背側部の左右両側
部を容易に正確に腹側部に止着でき、且つ安価に製造で
きる使い捨ておむつを提供すること。 【解決手段】 液透過性の表面シート11、液不透過性
の裏面シート12、及びこれらの両シート間に介在する
吸収体を有し、背側部Bの左右両側部に機械的ファスナ
ーのオス部材14,14が設けられ、腹側部Aには、オ
ス部材14,14に係合可能な止着部材15が接着剤1
6を介して固定されており、上記オス部材14,14と
上記止着部材15とを係合させて装着する使い捨ておむ
つ10であって、上記接着剤16は、着色されており、
複数本の縦方向のストライプを形成するように塗布され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液透過性の表面シ
ート、液不透過性の裏面シート、及びこれらの両シート
間に介在する吸収体を有し、背側部の左右両側部に機械
的ファスナーのオス部材が設けられ、腹側部には、該オ
ス部材に係合可能な止着部材が接着剤を介して固着され
ており、上記オス部材と上記止着部材とを係合させて装
着する使い捨ておむつに関し、更に詳しくは、機械的フ
ァスナーによって背側部の左右両側部を容易に正確に腹
側部に止着でき、且つ容易に製造できる使い捨ておむつ
に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般
に、使い捨ておむつとして、液透過性の表面シート、液
不透過性の裏面シート、及びこれらの両シート間に介在
する吸収体を有し、背側部の左右両側部に機械的ファス
ナーのオス部材が設けられ、腹側部には、該オス部材に
係合可能な止着部材が接着剤を介して固着されているも
のはよく知られている。この様な使い捨ておむつは、オ
ス部材と止着部材とを係合させることによって背側部と
腹側部とを接合して装着する。背側部と腹側部とを機械
的ファスナーにより接合する使い捨ておむつは、粘着フ
ァスナーを用いて接合するものに比して、粉末による汚
染等を原因とする止着力の低下が生じ難く粘着部を保護
する如く保護部材を必要としない、離脱時に裏面シート
が破れるおそれがなく容易に止着をしなおすことができ
る、等の利点がある。
【0003】上述のような、機械的ファスナーを用いた
使い捨ておむつでは、止着部材は腹側部においておむつ
の幅方向に広く亘って設けられており、オス部材の止着
位置を変えることによっておむつの胴回りサイズを装着
者の腹囲に適合させるようになっている。そして、止着
部材におむつの幅方向に間歇的に印刷等により結合目印
線を形成させ、装着者の腹囲に合わせて容易に正確に、
止着部材に止着させる目印とすることが行われている。
しかし、印刷等により、止着部材に結合目印線を明確に
形成するのは困難である問題点がある。
【0004】従って、本発明の目的は、機械的ファスナ
ーによって背側部の左右両側部を容易に正確に腹側部に
止着でき、しかも係合力を安定的に確保でき、且つ容易
に製造できる使い捨ておむつを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、液透過性の表
面シート、液不透過性の裏面シート、及びこれらの両シ
ート間に介在する吸収体を有し、背側部の左右両側部に
機械的ファスナーのオス部材が設けられ、腹側部には、
該オス部材に係合可能な止着部材が接着剤を介して固着
されており、上記オス部材と上記止着部材とを係合させ
て装着する使い捨ておむつにおいて、上記接着剤は、着
色されており、複数本の縦方向のストライプを形成する
ように塗布されていることを特徴とする使い捨ておむつ
を提供することにより上記目的を達成したものである。
【0006】ここで、上記「機械的ファスナー」とは、
メス部材を備えたメス型シートと該メス部材と係合可能
なオス部材を備えたオス型シートとよりなる公知の止着
具をいい、「機械的ファスナーのオス部材」とは該オス
部材をいう。上記「止着部材」とは、上記オス部材と係
合可能な部材をいい、機械的ファスナーのメス型シート
の他、不織布等も含まれる。上記「ストライプ」は、該
ストライプ一本一本が線状である場合の他、破線状であ
る場合や、種々の図柄が仮想線上に不連続に配置されて
いる場合等も含まれる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の使い捨ておむつの
一実施形態を図面を参照しながら具体的に説明する。図
1は本発明の第1の実施形態の使い捨ておむつを示す斜
視図である。
【0008】本実施形態の使い捨ておむつ10は、図1
に示す様に、液透過性の表面シート11、液不透過性の
裏面シート12、及びこれらの両シート11,12間に
介在する吸収体を有している。この使い捨ておむつ10
の背側部Bの左右両側部には機械的ファスナーのオス部
材の形成されたオス型テープ14,14が設けられ、腹
側部Aには、上記オス型テープ14,14のオス部材に
係合可能な止着部材としての不織布15が接着剤16を
介して上記腹側部Aに固着されており、上記オス型テー
プ14,14のオス部材と上記不織布15とを係合させ
て装着するようになっている。
【0009】上記表面シート11及び上記裏面シート1
2は上記吸収体よりも長く且つ幅広に形成されており、
表面シート11と裏面シート12とが吸収体の周縁にお
いて接着されている。また、表面シート11、裏面シー
ト12及び吸収体は、それぞれ中央部が括れた形状に形
成されており、腹側部A及び背側部Bよりも幅の狭い股
下部Cが形成されている。また、上記オス型テープ1
4,14は、背側部Bにおいて表面シート11及び裏面
シート12の左右の側部に連設されており、このオス型
テープ14,14の表面シート11と同じ側の面にオス
部材が形成されている。更に、装着時に装着者の胴回り
に位置する胴回り部と脚回りに位置する脚回り部とに
は、それぞれ弾性部材17,17,17,17が配設さ
れており、これにより防漏機能が向上されている。この
ような構成は従来技術と同じであり、表面シート11、
裏面シート12、吸収体、オス型テープ14,14及び
弾性部材17,17,17,17としては、従来と同様
のものを用いることができる。
【0010】而して、本実施形態の使い捨ておむつ10
では、上記接着剤16は、着色されており、複数本の縦
方向のストライプを形成するように塗布されている。
【0011】本実施形態について詳述すると、本実施形
態の使い捨ておむつ10では、接着剤16は、腹側部A
の左右両側縁部に、おむつの幅方向に左右対称に3本ず
つ、25mm間隔で、3mm幅且つ50mm長に塗布さ
れている。この接着剤は、腹側部Aの左右両側縁部に、
おむつの幅方向に左右対称に好ましくは2〜6本ずつ、
20〜40mm間隔で、1〜10mm幅且つ30〜70
mm長に塗布されていることが望ましく、また、この接
着剤16としては、通常用いられるゴム系、アクリル系
等のホットメルト接着剤にチタン白やカーボンブラック
などの無機顔料やフタロシアニンブルーやカーミン6B
などの有機顔料又はシアン系、マゼンタ系等の染料を混
合したもの等を用いることができ、不織布15を通して
の識別し易さからは、ポリオレフィンフィルム用やビニ
ールフィルム用の有機顔料、無機顔料であればどのよう
なものでもかまわない。
【0012】そして、上記不織布15が、この接着剤1
6を介して表面シート11に固着されている。この不織
布15は、幅広の帯状であって、腹側部Aにおいて長手
方向を使い捨ておむつ10の幅方向に沿うように設けら
れている。不織布15は、その表面シート11側の面の
面積のうち15%が接着剤16と接している。接着剤1
6を介している部分では、不織布15は接着剤16を介
した部分において100g以上の接着力で表面シート1
1と接着されていることが望ましい。尚、この接着力
は、表面シート11と不織布15とを25mm幅で接着
させて1kgのローラを1往復させて圧着した後、40
°C80%RHで24時間保管し、更に室温で30分経
過後、20°C65%RH環境下、チャック間距離50
mm、引張速度300mm/minでテンシロン万能引
張試験装置により180°剥離テストを行って得た荷重
である。
【0013】上記不織布15としては、通常使い捨てお
むつ等の吸収性物品に用いられるものであれば特に制限
なく用いることができるが、例えば、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミ
ド等の熱可塑性樹脂の単独樹脂から成形されるフィラメ
ントや、コア/シェル又はサイドバイサイド構造等を有
する複合フィラメントを用い、通常の溶融紡糸により、
フィラメントを必要に応じて延伸し、クリンピング処理
し、切断した短繊維を熱、接着剤等で点接着するか、又
は流水、針等で交絡させてなる不織布、即ち、湿式法、
乾式法、スパーンレース法又はスパンボンド法等により
形成されてなる不織布等が用いられる。また、多層フィ
ラメントを成形した後、該多層フィラメントを外力によ
って分割した分割フィラメントからなる不織布を用いる
こともできる。更に、メルトブローン成形法により直接
成形される不織布を用いることもできる。
【0014】また、上記不織布15は、この不織布15
を通して接着剤16を認識できる程度の空隙を有してい
ることが必要である。
【0015】本実施形態の使い捨ておむつ10は、不織
布15から透過して見える接着剤16のストライプを目
安に、例えば、1番左右両側外方のストライプそれぞれ
の上に、オス型テープ14,14を止着して装着する。
【0016】本実施形態の使い捨ておむつ10によれ
ば、不織布15を表面シート11に固着するための接着
剤16が不織布15を通して識別され、結合目印線とし
て機能し、背側部Bの左右両側部を容易に正確に腹側部
Aに止着することが可能である。本実施形態の使い捨て
おむつ10によれば、不織布15に色糸を織り込んだ
り、染色・印刷等の着色を施さないので、簡単な工程で
低廉に製造が可能である。
【0017】本発明は上述した実施形態に限定されるも
のではなく、各部材の具体的な形状、寸法等は、本発明
の趣旨を逸脱しない限りにおいて適宜変更可能である。
例えば、不織布15に代えて機械的ファスナーのメス型
シートを用いて止着部材とすることもできる。この場
合、メス型シートは、該メス型シートを通して接着剤1
6を認識できる程度の空隙を有しているか、又は、該メ
ス型シートを通して接着剤16を認識できる程度の光透
過度を有している必要がある。接着剤16は、破線状
や、様々な図柄を仮想線上に不連続に塗布することもで
きる。また、左右対称にストライプの太さや色を違えた
り、異なる図柄として、対応するストライプどうしを判
別し易くすることもできる。腹側部Aと不織布15との
間に介在する接着剤全てが着色されていなくてもよく、
例えば、上記介在する接着剤を数本おきに着色して接着
剤16とすることもできる。機械的ファスナーのオス部
材は、オス型テープ14,14を配設することによって
形成したものの他、表面シート11に直接形成したもの
とすることができる。弾性部材17,17,17,17
の配設されていない使い捨ておむつとすることもでき
る。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の使い捨て
おむつによれば、機械的ファスナーによる背側部の左右
両側部との止着が容易且つ正確で、また、製造が容易で
ある。さらに副次的効果として、止着部材の全面が接着
剤を介して腹側部に固着されているよりも、線状に複数
本の縦方向のストライプを形成する接着剤を介して固着
されている方が、止着部材とオス部材との係合力が大き
くなり、装着時のフィット性が増加する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の使い捨ておむつを示
す斜視図である。
【符号の説明】
10 使い捨ておむつ 11 表面シート 12 裏面シート 14 オス型テープ 15 不織布 16 接着剤 17 弾性部材 A 腹側部 B 背側部 C 股下部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液透過性の表面シート、液不透過性の裏
    面シート、及びこれらの両シート間に介在する吸収体を
    有し、背側部の左右両側部に機械的ファスナーのオス部
    材が設けられ、腹側部には、該オス部材に係合可能な止
    着部材が接着剤を介して固着されており、上記オス部材
    と上記止着部材とを係合させて装着する使い捨ておむつ
    において、 上記接着剤は、着色されており、複数本の縦方向のスト
    ライプを形成するように塗布されていることを特徴とす
    る使い捨ておむつ。
JP8165418A 1996-06-26 1996-06-26 使い捨ておむつ Pending JPH105277A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8165418A JPH105277A (ja) 1996-06-26 1996-06-26 使い捨ておむつ

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JP (1) JPH105277A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4703551A (en) * 1986-01-24 1987-11-03 Ncr Corporation Process for forming LDD MOS/CMOS structures
JP2003509163A (ja) * 1999-09-21 2003-03-11 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー 位置決め標識を備えた吸収性物品
JP2008510544A (ja) * 2004-08-27 2008-04-10 コロプラスト アクティーゼルスカブ 外泌尿器カテーテル
JP2009172439A (ja) * 2000-12-20 2009-08-06 Sca Hygiene Products Ab 吸収物品
JP2018000474A (ja) * 2016-06-30 2018-01-11 王子ホールディングス株式会社 吸収性物品

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