JPH105223A - 3次元的位置確認用モニタ装置と、極低温局所冷却装置の冷却制御方法 - Google Patents

3次元的位置確認用モニタ装置と、極低温局所冷却装置の冷却制御方法

Info

Publication number
JPH105223A
JPH105223A JP17738696A JP17738696A JPH105223A JP H105223 A JPH105223 A JP H105223A JP 17738696 A JP17738696 A JP 17738696A JP 17738696 A JP17738696 A JP 17738696A JP H105223 A JPH105223 A JP H105223A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
puncture
probe
monitor
dimensional
position confirmation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17738696A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Kushihashi
康博 櫛橋
Kazuya Yamada
和弥 山田
Norio Machida
範夫 町田
Katsumi Fujima
克巳 藤間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mayekawa Manufacturing Co
Original Assignee
Mayekawa Manufacturing Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mayekawa Manufacturing Co filed Critical Mayekawa Manufacturing Co
Priority to JP17738696A priority Critical patent/JPH105223A/ja
Publication of JPH105223A publication Critical patent/JPH105223A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/34Trocars; Puncturing needles
    • A61B17/3403Needle locating or guiding means
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/34Trocars; Puncturing needles
    • A61B17/3403Needle locating or guiding means
    • A61B2017/3413Needle locating or guiding means guided by ultrasound

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 視認不可能な患者体内の対象部位と穿刺プロ
ーブとの間の位置関係を示す3次元モニタと、体外にお
ける穿刺プローブの穿刺深さと振れ角を示す位置確認用
モニタと、の両者をリアルタイムにチェックできる3次
元的位置確認用モニタ装置で、且つ既存の超音波診断装
置の使用を可能とする補助手段を提供する。 【解決手段】 図1に示すように、既存の超音波診断装
置50とCCDカメラ15を使用して、穿刺プローブ1
1と患者10の体内対象部位10aとの間の相対的位置
の確認し、穿刺プローブを体内対象部位に対し所要方向
に貫通挿入させるとともに、その状況表示をリアルタイ
ムに可能とするよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、体内臓器である体
内対象部位を外部より遠隔治療をする際必要とする超音
波画像の補助手段に関し、特に穿刺プローブに極低温局
所冷却用クライオプローブを使用し、該穿刺プローブと
患部との相対位置を3次元的に確認しながら患部の低温
処理をする場合の補助手段を形成する3次元的位置確認
用モニタ装置と、それを補助手段とした極低温局所冷却
装置の冷却制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、外科手術の際、幾つかの静止
画像を見て所要の手術を行なっている。即ち、磁気共鳴
の透明陽画、計算器断層写真または超音波画像等の静止
2次元画像により、患者体内の患部である体内対象部位
の3次元的構造を模索しながら所要の手術を行なってい
る。また、生体検査などにおいて、対象とする体内臓器
に対し穿刺針を侵入させ臓器の一部を体外へ取り出す穿
刺プローブを使用する外科手術や、肝臓癌等の低温外科
処理に際し超音波診断装置を介して該装置の2次元的モ
ニタ画像により癌の3次元的位置を模索しながらクライ
オプローブを穿刺して所要の施術を行なっている。
【0003】上記何れの場合にも、対象臓器の超音波画
像上に穿刺プローブの穿刺方向とその深さを予め策定し
てその侵入経路を前記超音波画像上に図形化し、術者は
その図形化された侵入経路に沿って穿刺プローブを対象
臓器に向け侵入させていた。しかし、従来の超音波診断
装置による超音波画像は、例えば断層像とも呼ばれるB
モード画像が用いられ超音波エコー信号の振幅情報のみ
を取り出し、これを輝度変調してCRTの表示装置を介
して表示した、2次元平面での静止画像である。その表
示された超音波画像では対象臓器である体内対象部位の
3次元的な形状や大きさ、奥行等は十分把握できないも
のであったため、術者はスライスの面の異なる2次元平
面の超音波画像を複数枚用意し、これらを観察すること
により患部の3次元的形状、奥行を模索、その概略を把
握して、前記侵入経路を設定していた。上記患部の3次
元的形状や奥行は術者の想像模索の結果に過ぎなく正確
に表示されたものでなかった。そのため、実際穿刺を必
要とする所定位置を正確に把握することは困難で、正確
且つ安全容易な穿刺プローブ挿入は困難で、長時間にわ
たる試行錯誤的穿刺行為が繰り返される場合が多く、煩
雑を伴うものであった。特に、肝臓癌等の低温外科処理
に際し超音波診断装置を介して該装置のモニタ画像によ
り癌の位置を把握しながらクライオプローブを穿刺そて
所要の施術を行なう場合は、その穿刺位置を誤認したと
きは健全部位の凍結を行なうことになり、特に、クライ
オプローブと患部との相対位置の確認は慎重を要するも
のであった。
【0004】上記問題点解決のための提案が、特開平7
ー116164号公報に開示されている。上記提案は、
超音波診断装置において、体内の対象部位について3次
元画像を表示するとともに、該3次元画像上で穿刺針の
侵入経路を示すガイドラインを表示するようにしたもの
で、その構成は、3次元探触子と、該探触子に内蔵する
超音波センサを駆動させ該センサよりの反射エコーを受
信増幅する超音波送受信部と、該送受信部よりの受信信
号を入力してスライス面の断層画像を形成する画像構成
回路と、該回路により順次構成される断層画像を順次格
納する画像格納部と、該格納部より読み出した複数の断
層画像を用いて3次元画像を形成する3次元画像構成部
と、該3次元画像構成部から出力される3次元画像上に
付加し穿刺ガイドラインを表示可能にしたグラッフィッ
ク生成部と、得られた3次元画像及び穿刺ガイドライン
を表示する表示装置とより構成したものである。前記3
次元探触子は図7に示すように、超音波センサ50は内
部に図示してない超音波振動子を持ち、スライス方向S
の広がりと振動子の移動方向Lの奥行とを有し上記振動
子を駆動してスライス方向Sに例えばコンベックス走査
を行いながら、その断層走査面に直行する方向Lに振動
子である超音波センサを順次移動させ、3次元測定空間
の計測情報を得るようにしてある。また、体内の対象部
位に向け穿刺針を侵入させるための針挿入口51が奥行
L方向に移動可能に設けられ、図8に示すように穿刺針
52が前記針挿入口51に挿入されるようにしてある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記提案にお
いては、3次元測定空間の計測情報を得るべく別途用意
した3次元探触子と3次元画像処理用の制御装置を必要
とする。また、実際の使用面において、術者は表示装置
に表示された体内の対象部位における3次元画像及び穿
刺ガイドラインの変化のチェックと、手元の3次元探触
子上50の針挿入口51の位置調整の確認を個別にする
必要があり、直接視認不可能の患者の体内の対象部位に
対する施術に際しての、極度の緊張と的確迅速な判断と
が要求される雰囲気においては、このようなリアルタイ
ムに処理できない所作は術者に取り、煩雑と苛立ちを与
えるものである。
【0006】上記問題に鑑み、本発明は、直接視認不可
能な患者体内の対象部位と穿刺プローブとの間の位置関
係を示す3次元モニタと、体外における穿刺プローブの
穿刺深さと穿刺方向である振れ角を示す位置確認用モニ
タと、の両者をリアルタイムにチェックできる3次元的
位置確認モニタ装置であり、且つ既存の超音波診断装置
の使用を可能とする補助手段の提供を目的としたもので
ある。
【0007】そこで請求項1記載の発明は、既存の超音
波診断装置を使用して穿刺プローブを軸芯としてセクタ
走査をする超音波センサを駆動させるようにし、且つ前
記プローブ軸芯が体内対応部位の中心を貫通できるよう
に少なくとも2つ以上の振れ角度で変針させ、複数の振
れ角度に対応するスライド面を形成させ、該複数のスラ
イド面をセクタ走査するように前記超音波センサを駆動
させる構成とし、さらに、上記超音波センサの駆動によ
り得られた複数のビデオ情報を用意するとともに、一方
穿刺プローブの穿刺深さとプローブの軸芯振れ角に関す
る穿刺位置確認用データをCCDカメラによりリアルタ
イムに得るようにし、上記ビデオ情報とデータとを合成
し、穿刺プローブと体内対象部位との間の相対的3次元
位置の確認を可能としたモニタ画像を得るようにした、
3次元的位置確認用モニタ装置の提供を目的としたもの
である。
【0008】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明の目的に加え、超音波診断装置よりのビデオ情
報の構成を特定した、3次元的位置確認用モニタ装置の
提供を目的としたものである。
【0009】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の発明の目的に加え、穿刺位置確認用データの構成を
リアルタイムに形成できるようにした、3次元的位置確
認用モニタ装置の提供を目的としたものである。
【0010】また、請求項4記載の発明は、請求項1記
載の発明の目的に加え、モニタ表示を、術者の施術に際
して必要とする構成とした、3次元的位置確認用モニタ
装置の提供を目的としたものである。
【0011】また、請求項5記載の発明は、請求項1記
載の発明の目的に加え、超音波装置を使用する治療に適
用できるようにした、3次元的位置確認用モニタ装置の
提供を目的としたものである。
【0012】また、請求項6記載の発明は、請求項1記
載の発明の目的に加え、超音波画報の補助情報として患
部の治療範囲の設定可能とした、3次元的位置確認用モ
ニタ装置の提供を目的としたものである。
【0013】また、請求項7記載の発明は、請求項1記
載の発明の目的に加え、穿刺プローブにクライオプロー
ブを使用して極低温局所冷却装置の補助手段を形成する
ようにした、3次元的位置確認用モニタ装置の提供を目
的としたものである。
【0014】また、請求項8記載の発明は、請求項7記
載の発明における、冷却制御方法の提供を目的としたも
のでる。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
被検体内の対象部位と穿刺プローブとの間の相対的位置
の確認をする超音波診断装置を使用した3次元モニタ装
置において、穿刺プローブ軸芯の方向制御と進退制御に
より体内対象部位の中心を貫通可能とした穿刺プローブ
と、超音波診断装置により穿刺プローブを中心軸として
セクタ走査して複数のスライド面を形成する超音波セン
サと、を内蔵し、前記穿刺プローブに対し方向制御に対
応する少なくとも2方向の振れ角設定を可能としたプロ
ーブガイドと、穿刺プローブの穿刺深さと、振れ角と、
により形成される穿刺プローブの穿刺位置確認用データ
をを検出するCCDカメラと、CCDカメラよりのデー
タと超音波診断装置よりのビデオ信号とにより体内対象
部位と穿刺プローブとの間の3次元的位置関係を演算す
るモニタ用画像構成部と、モニタ用表示部と、より構成
したことを特徴としたものである。
【0016】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のビデオ信号を、複数の設定振れ角にそれぞれ対応す
るセクタ走査により形成された複数のBモード断層画像
により構成した、ことを特徴としたものである。
【0017】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の穿刺位置確認用データを、穿刺プローブに設けた穿
刺深さ表示用マーカと、プローブガイドに設けた振れ角
表示用マーカとにより構成した、ことを特徴としたもの
でる。
【0018】また、請求項4記載の発明は、請求項1記
載のモニタ用表示部を、穿刺プローブと体内対象部位と
の間の3次元的相対位置を表示する3次元モニタと、前
記CCDカメラにより得られた穿刺プローブとプローブ
ガイドに設けたマーカ位置を表示するマーカ位置確認用
モニタとより構成した、ことを特徴としたものである。
【0019】また、請求項5記載の発明は、請求項1記
載の穿刺プローブに、薬品注入用プローブを使用して超
音波治療の補助手段を構成した、ことを特徴としたもの
である。
【0020】また、請求項6記載の発明は、請求項1記
載のセクタ走査は、体内対象部位に対する治療範囲設定
用走査角により構成した、ことを特徴としたものであ
る。
【0021】また、請求項7記載の発明は、請求項1記
載の穿刺プローブに、クライオプローブを使用して極低
温局所冷却装置の補助手段を構成した、ことを特徴とし
たものである。
【0022】また、請求項8記載の発明は、請求項1記
載の3次元位置確認用モニタ装置を補助手段とする極低
温局所冷却装置の冷却方法において、沸騰熱伝達機構を
利用し、該熱伝達機構が核沸騰熱伝達開始時より冷却を
開始するようにした、ことを特徴としたものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例の形態を、
図示例と共に説明する。ただし、この実施例に記載され
ている構成部品の寸法、形状、その相対的位置等は特に
特定的な記載がないかぎりは、この発明の範囲をそれに
限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。図1
は本発明の3次元的位置確認用モニタ装置の概略の構成
を示す図である。図2は、図1の穿刺プロードの軸芯の
振れ角を適宜設定し、該設定により前記軸芯を中心軸と
する超音波センサのセクタ走査により形成されるスライ
ス面を適宜設定し、体内対象部位の中心を前記穿刺プロ
ーブの軸芯が貫通するようにした状況を示す模式図であ
る。図3は図1の穿刺プローブにクライオプローブを使
用して図1の3次元位置確認用モニタ装置を極低温局所
冷却装置の補助手段として使用する場合を示す図で、図
4は図3の極低温局所冷却装置により癌細胞とクライオ
プローブとの間の位置確認の状況と癌細胞を冷却してア
イスボール形成の状況を示す図で、図5は図3の極低温
局所冷却装置の冷却制御方法を示す図で、図6は図5の
結果を示す図である。
【0024】図1に示すように、本発明の3次元位置確
認用モニタ装置は、既存の超音波診断装置モニタ51を
含む超音波診断装置50とCCDカメラを使用して、穿
刺プローブ11と患者10の体内対象部位10aとの間
の相対的位置を確認し、穿刺プローブを体内対象部位に
対し所要方向に貫通挿入させるとともに、その状況表示
をリアルタイムに可能としたものである。穿刺プローブ
を保持するプローブガイド13と、CCDカメラ15
と、モニタ用画像構成部21と、3次元モニタ用表示部
20と、位置確認モニタ用表示部22とより構成する。
患者10の体側には、穿刺プローブ11を体内対象部位
に向け方向制御と進退可能に保持するとともに適宜該プ
ローブ11を固定するプローブガイド13を設け、穿刺
プローブ11を所要振れ角で設定して体内対象部位10
aの所要方向であるその中心に向け、穿刺できるように
してある。プローブガイド13には、前記超音波診断装
置50により駆動される超音波センサ12を内蔵し、前
記所要振れ角で設定された穿刺プローブ11の軸芯11
aを軸としてセクタ走査可能に設け、図2(A)におい
ては前記セクタ走査により形成されたスライス面23a
が未だ体内対象部位10aをカットしていなくて断層画
像が形成されないときは、矢印方向に軸芯11aを振れ
させてスライス面を振れ角αだけ移動させ、同図(B)
に示すように体内対象部位を半裁して半裁画像10bを
得るスライス面23bに移行させる。さらに同図(C)
に示すように軸芯11aを前記スライス面23b上で振
れ角βだけ振れさせてスライス面23bを振れ角βだけ
スライドさせてスライド面23cに移行させ、軸芯11
aが体内対象部位10bの中心Pを貫通するようにす
る。このように、セクタ走査によるスライス面を軸芯1
1aの振れ角により移動させ複数のBモード断層画像を
得るようにし、超音波診断装置50よりビデオ信号17
として前記モニタ用画像構成部21に入力するようにし
てある。
【0025】一方穿刺プローブ11とプローブガイド1
3の頂部にはそれぞれマーカ18、19を設け、マーカ
18による穿刺プローブ11の穿刺深さのデータとマー
カ19による内蔵した超音波センサ12のセクタ走査の
軸芯の振れ角のデータとをCCDカメラ15を介して、
外部情報16としてモニタ用画像構成部21に入力する
ようにしてある。
【0026】モニタ用画像構成部21では、超音波診断
装置50よりのビデオ信号17として入力された複数の
Bモード断層画像とそれぞれの該画像に対応する外部情
報16として入力された穿刺深さと軸芯の振れ角とのデ
ータとを合成し、体内対象部位10aと穿刺プローブ1
1との間の3次元的位置関係を演算し、3次元モニタ用
表示部20に体内対象部位10aと穿刺プローブ11の
位置関係を表示し、位置確認モニタ用表示部22に外部
位置状況を表示するとともに、穿刺プローブを体内対象
部位の所要位置例えばその中心に貫通または挿入可能に
し、またリアルタイムに患部と体側に設けたプローブガ
イドの状況を監視視認できるようにしてある。
【0027】上記構成により、穿刺プローブの穿刺深さ
や超音波センサの走査軸芯の振れ角のデータは、穿刺プ
ローブとの体内対象部位との間の相対位置の割り出しに
利用され、超音波診断装置の画像情報と合成することに
より、より正確な3次元的画像処理と患部である体内対
象部位と穿刺プローブとの相対位置の算出が可能とな
り、且つ穿刺プローブを体内対象部位に対し所要位置に
正確に穿刺可能にしてある。また、CCDカメラとマー
カとにより、非接触的に超音波センサの前記振れ角と穿
刺プローブの穿刺深さを計測する構成としたため、プロ
ーブガイドにセンサを取付ける必要がなく、ガイドの構
造もコンパクトになり、衛生的にも取り扱いが容易とな
る。
【0028】図1に示す位置確認モニタ装置は、従来の
超音波装置を使用した治療にも適用でき、例えば穿刺プ
ローブに中空プローブを使用しアルコール注入療法にも
好適である。また、超音波画像の補助情報として、患部
(腫瘍)と穿刺プローブの位置関係及び治療範囲を3次
元的に表示でき、且つセクタ走査の走査角と前記振れ角
の適宜設定により治療範囲を適宜設定できる。
【0029】図3には図1の穿刺プローブにクライオプ
ローブを使用した極低温局所冷却方法を癌の治療に適用
した状況を示してある。図に示すように、超音波診断装
置50により超音波センサ12を駆動させ、また、穿刺
プローブの代わりに液体窒素供給装置25より液体窒素
の供給を受け、患部10aを極低温局所冷却を行なうよ
うにしたものである。その冷却手法は、下記手順により
行なうようにしてある。即ち、 1、ガイド13付き超音波センサ12で患部の癌10a
の位置を把握し、クライオプローブ11aを穿刺する。 2、超音波センサ12の軸芯の振れ角を振らして、数枚
分のBモード断層画像と相対位置データを取込み、形状
の補完を行なって、癌とプローブとの3次元位置表示を
する。[図4(A)参照] 3、数分後、アイスボール10cと癌10aの3次元表
示を行い、アイスボール10cと癌10aの大きさと位
置関係を把握する。[図4(B)参照]
【0030】以下図5、図6を参照して極低温局所冷却
装置の冷却制御方法を説明する。本冷却装置は液体窒素
等の低温流体の沸騰熱伝達を利用したもので、冷却能力
を最大限に利用するためには、図5の液体窒素について
の沸騰曲線に視るように、冷却部温度Twと低温流体の
飽和温度Tsatの差ΔTsatが大きくなると伝熱面
に急激な気泡を発生し核沸騰(領域BC)を起す。この
領域では気泡の運動により熱伝達は常に促進され熱伝達
量は多くなる。熱流束qの増加とともに単位面積単位時
間当たりの気泡の数は増加しC点で限界熱流束に達す
る。即ち本冷却法においてはこのBC領域を有効に使用
したもので、そのため、一旦、装置の冷却部を空気中ま
たは断熱容器中に維持して冷却し、装置の冷却温度を検
知して、冷却部温度と低温流体の温度差が2K以下(図
5の点BのΔTsatに相当)になってから、即ち熱伝
達機構が図5に視るように核沸騰熱伝達に移行した時点
より被冷却物の冷却を開始する。その結果図6に示すよ
うに、プローブ温度が液体窒素の沸点付近(丸印部分)
で最大冷却能力を得る。
【0031】
【発明の効果】上記構成により、穿刺プローブの挿入深
さと超音波センサの走査軸芯の振れ角データはカメラに
よりマーカを介して監視リアルタイムで画像処理的に且
つ非接触的に求めるとともに、位置確認モニタに表示で
き、一方上記データは穿刺プローブと患部との相対位置
の割り出しに利用され、超音波診断装置の画像情報と合
成することにより、正確な3次元的画像処理と、患部と
穿刺プローブとの相対位置の算出ならびにモニタ画像の
表示が可能となる。そのため、手術時においては、患部
の内外の状況をリアルタイムに視認把握でき、より確実
な施術を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の3次元的位置確認用モニタ装置の概略
の構成を示す図である。
【図2】図1の穿刺プロードの軸芯の振れ角を適宜設定
し、該設定により前記軸芯を中心軸とする超音波センサ
のセクタ走査により形成されるスライス面を適宜設定
し、体内対象部位の中心を前記穿刺プローブの軸芯が貫
通するようにした状況を示す模式図である。
【図3】図1の穿刺プローブにクライオプローブを使用
して図1の位置確認用モニタ装置を極低温局所冷却装置
の補助手段として使用した場合を示す図である。
【図4】(A);図3の極低温局所冷却装置により癌細
胞とクライオプローブとの間の位置確認の状況を示す図
である。 (B);癌細胞の冷却の結果形成されたアイスボールの
状況を示す図である。
【図5】液体窒素の沸騰曲線と冷却制御方法を示す図で
ある。
【図6】図5による制御方法の結果をを示す図である。
【図7】従来の穿刺プローブと体内対象部位との間の3
次元的位置確認に使用された3次元探触子の構造を示す
正面図である。
【図8】図7の側面図である。
【符号の説明】
10 患者 10a 体内対象部位 10b 半裁画像 10c アイスボール 11 穿刺プローブ 11a クライオプローブ 12 超音波センサ 13 プローブガイド 15 CCDカメラ 16 外部情報 17 ビデオ信号 18、19 マーカ 20 3次元モニタ用表示 21 モニタ用画像構成部 22 位置確認モニタ用表示部 23a、23b、23c スライス面 25 液体窒素供給装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤間 克巳 東京都江東区牡丹2丁目13番1号 株式会 社前川製作所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体内の対象部位と穿刺プローブとの
    間の相対的位置の確認をする超音波診断装置を使用した
    3次元モニタ装置において、 穿刺プローブ軸芯の方向制御と進退制御により体内対象
    部位の中心を貫通可能とした穿刺プローブと、超音波診
    断装置により穿刺プローブを中心軸としてセクタ走査し
    て複数のスライド面を形成する超音波センサと、を内蔵
    し、前記穿刺プローブに対し方向制御に対応する少なく
    とも2方向の振れ角設定を可能としたプローブガイド
    と、 穿刺プローブの穿刺深さと、振れ角と、により形成され
    る穿刺プローブの穿刺位置確認用データをを検出するC
    CDカメラと、 CCDカメラよりのデータと超音波診断装置よりのビデ
    オ信号とにより体内対象部位と穿刺プローブとの間の3
    次元的位置関係を演算するモニタ用画像構成部と、 モニタ用表示部と、 より構成したことを特徴とした3次元的位置確認用モニ
    タ装置。
  2. 【請求項2】 前記ビデオ信号は、複数の設定振れ角に
    それぞれ対応するセクタ走査により形成された複数のB
    モード断層画像により構成した、請求項1記載の3次元
    的位置確認用モニタ装置。
  3. 【請求項3】 前記穿刺位置確認用データは穿刺プロー
    ブに設けた穿刺深さ表示用マーカと、プローブガイドに
    設けた振れ角表示用マーカとにより構成した、請求項1
    記載の3次元的位置確認用モニタ装置。
  4. 【請求項4】 前記モニタ用表示部は、穿刺プローブと
    体内対象部位との間の3次元的相対位置を表示する3次
    元モニタと、前記CCDカメラにより得られた穿刺プロ
    ーブとプローブガイドに設けたマーカ位置を表示するマ
    ーカ位置確認用モニタとより構成した、請求項1記載の
    3次元的位置確認用モニタ装置。
  5. 【請求項5】 前記穿刺プローブに、薬品注入用プロー
    ブを使用して超音波治療の補助手段を構成した、請求項
    1記載の位置確認用3次元モニタ装置。
  6. 【請求項6】 前記セクタ走査は、体内対象部位に対す
    る治療範囲設定用走査角により構成した、請求項1記載
    の3次元的位置確認用モニタ装置。
  7. 【請求項7】 前記穿刺プローブに、クライオプローブ
    を使用して極低温局所冷却装置の補助手段を構成した、
    請求項1記載の3次元的位置確認用モニタ装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の3次元的位置確認用モニ
    タ装置を補助手段とする極低温局所冷却装置の冷却制御
    方法において、 沸騰熱伝達機構を利用し、該熱伝達機構が核沸騰熱伝達
    開始時より冷却を開始するようにしたことを特徴とし
    た、極低温局所冷却装置の冷却制御方法。
JP17738696A 1996-06-18 1996-06-18 3次元的位置確認用モニタ装置と、極低温局所冷却装置の冷却制御方法 Pending JPH105223A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17738696A JPH105223A (ja) 1996-06-18 1996-06-18 3次元的位置確認用モニタ装置と、極低温局所冷却装置の冷却制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17738696A JPH105223A (ja) 1996-06-18 1996-06-18 3次元的位置確認用モニタ装置と、極低温局所冷却装置の冷却制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH105223A true JPH105223A (ja) 1998-01-13

Family

ID=16030040

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17738696A Pending JPH105223A (ja) 1996-06-18 1996-06-18 3次元的位置確認用モニタ装置と、極低温局所冷却装置の冷却制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH105223A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4655569A (en) * 1985-12-04 1987-04-07 Sims Scott M Optical eyepiece adaptor for cameras
JP2006087599A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Toshiba Corp 超音波診断装置
US8152724B2 (en) 2003-11-11 2012-04-10 Soma Access Systems, Llc Ultrasound guided probe device and method of using same
KR20120093603A (ko) * 2011-02-15 2012-08-23 가톨릭대학교 산학협력단 초음파 시술용 바늘의 위치 가이드 장치 및 방법
CN105581813A (zh) * 2015-12-22 2016-05-18 汕头市超声仪器研究所有限公司 一种基于编码器的全自动穿刺针显影增强方法
CN105596030A (zh) * 2015-12-22 2016-05-25 汕头市超声仪器研究所有限公司 一种基于模式识别的全自动穿刺针显影增强方法
CN107661123A (zh) * 2017-11-10 2018-02-06 昆明医科大学第附属医院 一种乳腺探测多维度定量锁定探针治疗基座

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4655569A (en) * 1985-12-04 1987-04-07 Sims Scott M Optical eyepiece adaptor for cameras
US8152724B2 (en) 2003-11-11 2012-04-10 Soma Access Systems, Llc Ultrasound guided probe device and method of using same
AU2010202877B2 (en) * 2003-11-11 2012-05-17 Soma Development Llc Ultrasound guided probe device and method
US8900151B2 (en) 2003-11-11 2014-12-02 M. Dexter Hagy Ultrasound guided probe device and method of using same
US9433396B2 (en) 2003-11-11 2016-09-06 Soma Research, Llc Ultrasound guided probe device and method of using same
JP2006087599A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Toshiba Corp 超音波診断装置
KR20120093603A (ko) * 2011-02-15 2012-08-23 가톨릭대학교 산학협력단 초음파 시술용 바늘의 위치 가이드 장치 및 방법
CN105581813A (zh) * 2015-12-22 2016-05-18 汕头市超声仪器研究所有限公司 一种基于编码器的全自动穿刺针显影增强方法
CN105596030A (zh) * 2015-12-22 2016-05-25 汕头市超声仪器研究所有限公司 一种基于模式识别的全自动穿刺针显影增强方法
CN107661123A (zh) * 2017-11-10 2018-02-06 昆明医科大学第附属医院 一种乳腺探测多维度定量锁定探针治疗基座
CN107661123B (zh) * 2017-11-10 2024-05-24 昆明医科大学第一附属医院 一种乳腺探测多维度定量锁定探针治疗基座

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5348889B2 (ja) 穿刺治療支援装置
JP4467927B2 (ja) 超音波診断装置
US8123691B2 (en) Ultrasonic diagnostic apparatus for fixedly displaying a puncture probe during 2D imaging
US6423009B1 (en) System, employing three-dimensional ultrasonographic imaging, for assisting in guiding and placing medical instruments
US20120157841A1 (en) Image Guided Surgical Methodology (And System) Employing Patient Movement Detection And Correction
US10405827B2 (en) Medical treatment system
CN103179907B (zh) 超声波诊断装置及超声波扫描方法
US20090287223A1 (en) Real-time 3-d ultrasound guidance of surgical robotics
WO2004028375A1 (ja) 超音波診断装置
EP2460474A1 (en) Reference image display method for ultrasonography and ultrasonic diagnosis apparatus
US20050085718A1 (en) Systems and methods for intraoperative targetting
WO1998023214A9 (en) System, employing three-dimensional ultrasonographic imaging, for assisting in guiding and placing medical instruments
JP2007301399A (ja) 超音波イメージング装置
JP2008086742A (ja) 超音波プローブの軌跡表現装置及び超音波診断装置
JP2010167032A (ja) 超音波診断装置及び画像表示装置
JP5889095B2 (ja) 穿刺計画支援装置、医用画像装置及び超音波診断装置
EP2838426A1 (en) Organ mapping system using an optical coherence tomography probe
JP2011182983A (ja) 治療支援装置及び治療支援システム
JP5255964B2 (ja) 手術支援装置
JP4807830B2 (ja) 画像診断装置及び治療支援システム
JPH07116164A (ja) 超音波断層装置
CN104105448B (zh) 超音波诊断装置
JPH105223A (ja) 3次元的位置確認用モニタ装置と、極低温局所冷却装置の冷却制御方法
JPH0984746A (ja) 磁気共鳴観測システム
WO2002069800A1 (fr) Appareil d'imagerie par resonance magnetique

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040907

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041105

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041130

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050329