JPH1051847A - Cdma移動通信システムにおけるセル選択方法 - Google Patents

Cdma移動通信システムにおけるセル選択方法

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JPH1051847A
JPH1051847A JP20209296A JP20209296A JPH1051847A JP H1051847 A JPH1051847 A JP H1051847A JP 20209296 A JP20209296 A JP 20209296A JP 20209296 A JP20209296 A JP 20209296A JP H1051847 A JPH1051847 A JP H1051847A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 経済性や地理的な干渉問題等からセルによっ
て異なる周波数帯を使用した場合においても移動局の無
線部を増やすことなく移動局が適切なセル選択を行える
ようにしたCDMA移動通信システムにおけるセル選択
方法を提供する。 【解決手段】 通信チャネルとして使用可能な周波数帯
がセル1,2ではF1,F2およびセル3〜5ではF
2,F3のように全セルで同一でない場合、全基地局は
パイロットチャネルだけは全周波数帯F1,F2,F
3,F4で送信し、基地局と通信中の移動局は使用して
いる通信チャネルの周波数帯のパイロットチャネルを受
信してセル選択を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、符号分割多元接続
(以下、CDMAと略称する)方式の移動通信システム
におけるセル選択方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のCDMAデジタル移動通信システ
ムにおいては、全てのセルで同一の複数周波数帯を使用
しており、全てのセルで全ての周波数帯に移動局のセル
判定用のキャリア(パイロットチャネル)が配置されて
いる。
【0003】図4はCDMA移動通信システムにおける
移動局受信部の構成である。移動局受信部は受信アンテ
ナ10、受信信号の受信周波数の帯域制限を行うフィル
タや、無線周波数から中間周波数への周波数変換を行う
周波数変換器、および増幅器を有する無線部11、パイ
ロットチャネル受信処理部12、および通信チャネル受
信処理部13からなる。パイロットチャネル受信処理部
12および通信チャネル受信部13にはともに、相関器
14、検波器15が含まれる。更にパイロットチャネル
受信処理部12には検波後のパイロットチャネルの受信
レベルを測定する受信レベル測定器16が含まれる。通
信チャネル受信処理部13には検波後の信号の復号を行
う復号器17が含まれる。
【0004】CDMA移動通信システムにおける移動局
は、基地局と通信チャネルを用いて通信している場合、
複数の相関器14を用いて基地局からの下り通信チャネ
ルを受信しながら、隣接セルおよび自セルのパイロット
チャネルを受信し、受信レベルを受信レベル測定器16
で測定することによりセル判定をしている。従来のシス
テムでは全てのセルで全ての周波数帯を使用し、全ての
周波数帯でパイロットチャネルを送信していたため、移
動局は通信中に使用している周波数帯と同一の周波数帯
でパイロットチャネルを受信できる。移動局は同一の周
波数帯の通信チャネルとパイロットチャネルを受信すれ
ばよいため、図4に示すとおり受信周波数毎に必要な無
線部11は1系統持てばよく、この1系統の無線部で同
一周波数帯のパイロットチャネルと通信チャネルの双方
を一括して処理できる。
【0005】しかしながら、加入者数の少ないエリアで
はシステムの経済化を考慮し、配置する周波数帯を少な
くする必要性がある。更に地理的もしくは他のシステム
との干渉問題などにより、特定のセルでは一部の周波数
帯が使用できない場合も起こりうる。これによりセル毎
に異なる周波数帯を使用することが起こりうる。パイロ
ットチャネルもセル毎に使用できる周波数帯でのみ送信
された場合には、自セルで使用可能な周波数帯と隣接セ
ルでの使用可能周波数帯が異なるセルに在圏する移動局
では、通信に使用している通信チャネルの周波数帯と同
一の周波数帯で隣接セルのパイロットチャネルが送信さ
れていないこととなる。この場合、移動局は1系統の無
線部しか持たないため、通信チャネルの周波数帯とは異
なる周波数帯で送信されている隣接セルのパイロットチ
ャネルを同時に受信することができないため、適切なセ
ル選択を行うことができない。
【0006】ここで移動局が予め複数の無線部を持て
ば、通信に使用している通信チャネルの周波数帯とは異
なる周波数帯のパイロットチャネルを同時に受信するこ
とができる。しかしながら、これは移動局のハード規模
を大きくすることとなり、小型軽量化が求められる移動
局には不適当である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述したとおり、シス
テムの経済性や地理的な干渉問題等から、セルにより異
なる周波数帯を使用し、パイロットチャネルをセル毎に
使用できる周波数帯でのみ送信した場合には、自セルで
使用可能な周波数帯と隣接セルでの使用可能周波数帯が
異なるセルに在圏する移動局では、移動局は1系統の無
線部しか持たないため、通信チャネルの周波数帯とは異
なる周波数帯で送信されている隣接セルのパイロットチ
ャネルを受信することができないため、適切なセル選択
を行うことができないという問題があった。更に移動局
が予め複数の無線部を持ち、通信に使用している通信チ
ャネルの周波数帯とは異なる周波数帯のパイロットチャ
ネルを同時に受信できるようにすると、移動局のハード
規模を大きくすることとなり、小型軽量化が求められる
移動局には不適当であるという問題があった。
【0008】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、経済性や地理的な干渉問題等
からセルによって異なる周波数帯を使用した場合におい
ても移動局の無線部を増やすことなく移動局が適切なセ
ル選択を行えるようにしたCDMA移動通信システムに
おけるセル選択方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明は、複数のセルの各々に基地
局が設けられ、各基地局は単数もしくは複数の周波数帯
を使用して移動局との通信を行い、各基地局はパイロッ
トチャネルを送信し、移動局は前記パイロットチャネル
を受信することにより在圏セルを判定するCDMA移動
通信システムにおけるセル選択方法であって、移動局と
基地局との間で通信を行うための通信チャネルとして使
用可能な周波数帯が全セルで同一でない場合に、全基地
局はパイロットチャネルだけは全周波数帯で送信し、基
地局と通信中の移動局は使用している通信チャネルの周
波数帯のパイロットチャネルを受信してセル選択を行う
ことを要旨とする。
【0010】請求項1記載の本発明にあっては、通信チ
ャネルとして使用可能な周波数帯が全セルで同一でない
場合、全基地局はパイロットチャネルだけは全周波数帯
で送信し、基地局と通信中の移動局は使用している通信
チャネルの周波数帯のパイロットチャネルを受信してセ
ル選択を行うため、通信中の移動局が隣接セルに移動す
る場合に通信チャネルで使用中の周波数帯が隣接セルに
ない場合でも全周波数帯があるパイロットチャネルを使
用してセル選択を適確に行うことができるとともに、ま
たパイロットチャネルとしては全周波数帯を使用するこ
とになるが、通信チャネルとしては使用可能周波数帯以
外の周波数帯を用いないため、経済性や地理的干渉問題
等に対してそれほど影響はない。
【0011】また、請求項2記載の本発明は、複数のセ
ルの各々に基地局が設けられ、各基地局は単数もしくは
複数の周波数帯を使用して移動局との通信を行い、各基
地局はパイロットチャネルを送信し、移動局は前記パイ
ロットチャネルを受信することにより在圏セルを判定す
るCDMA移動通信システムにおけるセル選択方法であ
って、移動局と基地局との間で通信を行うための通信チ
ャネルとして使用可能な周波数帯が全セルで同一でない
場合に、各基地局は自セルの使用可能周波数帯ととも
に、自セルの使用可能周波数帯ではない隣接セルの使用
可能周波数帯である周波数帯とでパイロットチャネルを
送信し、自セルおよび隣接セルで使用可能ではない周波
数帯ではパイロットチャネルを送信しないこととし、基
地局と通信中の移動局は使用している通信チャネルの周
波数帯のパイロットチャネルを受信してセル選択を行う
ことを要旨とする。
【0012】請求項2記載の本発明にあっては、通信チ
ャネルとして使用可能な周波数帯が全セルで同一でない
場合、各基地局は自セルの使用可能周波数帯と自セルの
使用可能周波数帯ではない隣接セルの使用可能周波数帯
である周波数帯とでパイロットチャネルを送信し、自セ
ルおよび隣接セルで使用可能ではない周波数帯ではパイ
ロットチャネルを送信しないこととし、基地局と通信中
の移動局は使用している通信チャネルの周波数帯のパイ
ロットチャネルを受信してセル選択を行うため、移動局
は適切なセル選択を行うことができるとともに、無駄な
パイロットチャネルの送信を防止することができる。
【0013】更に、請求項3記載の本発明は、複数のセ
ルの各々に基地局が設けられ、各基地局は単数もしくは
複数の周波数帯を使用して移動局との通信を行い、各基
地局はパイロットチャネルを送信し、移動局は前記パイ
ロットチャネルを受信することにより在圏セルを判定す
るCDMA移動通信システムにおけるセル選択方法であ
って、移動局と基地局との間で通信を行うための通信チ
ャネルとして使用可能な周波数帯が全セルで同一でない
場合に、各基地局は使用可能な周波数帯でパイロットチ
ャネルを送信し、更に隣接セルの使用可能周波数帯が自
セルの使用可能周波数帯と一部異なるセルでは、通信チ
ャネルに使用する周波数帯を隣接セルの使用可能周波数
帯と自局の使用可能周波数帯との双方で使用可能な周波
数帯のみとすることを要旨とする。
【0014】請求項3記載の本発明にあっては、通信チ
ャネルとして使用可能な周波数帯が全セルで同一でない
場合、各基地局は使用可能な周波数帯でパイロットチャ
ネルを送信し、隣接セルの使用可能周波数帯が自セルの
使用可能周波数帯と一部異なるセルでは、通信チャネル
に使用する周波数帯を隣接セルの使用可能周波数帯と自
局の使用可能周波数帯との双方で使用可能な周波数帯の
みとするため、移動局は適切なセル選択を行うことがで
きるとともに、パイロットチャネルもセル毎の使用可能
周波数帯でのみ送信すればよい。
【0015】請求項4記載の本発明は、請求項3記載の
発明において、隣接セルの使用可能周波数帯が自セルの
使用可能周波数帯と一部異なるセルにおいて、新たに設
定する通信チャネルに使用する周波数帯をやむなく隣接
セルの使用可能周波数帯と自セルの使用可能周波数帯と
の双方で使用可能な周波数帯ではない周波数帯とした場
合には、隣接セルの使用可能周波数帯と自セルの使用可
能周波数帯との双方で使用可能な周波数帯を使用できる
状況になった時点で、通信チャネルを切り替え、通信チ
ャネルの使用周波数帯を隣接セルの使用可能周波数帯と
自局の使用可能周波数帯との双方で使用可能な周波数帯
にすることを要旨とする。
【0016】請求項4記載の本発明にあっては、隣接セ
ルの使用可能周波数帯が自セルの使用可能周波数帯と一
部異なるセルにおいて、新たに設定する通信チャネルに
使用する周波数帯をやむなく隣接セルの使用可能周波数
帯と自セルの使用可能周波数帯との双方で使用可能な周
波数帯ではない周波数帯とした場合には、隣接セルの使
用可能周波数帯と自セルの使用可能周波数帯との双方で
使用可能な周波数帯を使用できる状況になった時点で、
通信チャネルを切り替え、通信チャネルの使用周波数帯
を隣接セルの使用可能周波数帯と自局の使用可能周波数
帯との双方で使用可能な周波数帯にするため、移動局は
適切なセル選択を行うことができるとともに、パイロッ
トチャネルもセル毎の使用可能周波数帯でのみ送信すれ
ばよいこととなる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施形態に係るCDM
A移動通信システムにおけるセル選択方法を実施する各
セルの使用可能周波数帯とパイロットチャネルを送信す
る周波数帯を示す図である。なお、同図では簡単化のた
めにセルの配置を一次元的に配置した場合を示してい
る。また、本実施形態の移動通信システムで使用しうる
全ての周波数帯は4種類とし、F1ないしF4で示して
いる。各セル内の使用周波数帯の記述において、上段が
各セルの使用可能周波数帯であり、下段がパイロットチ
ャネルの使用周波数帯である。図に示すように、セル1
および2の使用可能周波数帯はF1およびF2であり、
セル3〜5はF2およびF3を使用可能周波数帯とす
る。このようにセルにより使用可能周波数帯が異なる場
合においても、本実施形態ではパイロットチャネルのみ
は使用可能周波数帯以外の周波数帯を送信することを容
認し、全てのセルにおいて全周波数帯F1〜F4でパイ
ロットチャネルを送信する。これにより、例えばセル3
からセル2へ移動中であり、セル3において周波数帯F
3の通信チャネルを用いて通信を行っている移動局にお
いて、移動先のセル2では使用可能周波数帯に通信に用
いている周波数帯F3が含まれていないが、パイロット
チャネルは全周波数帯で送信されているので、通信に用
いている周波数帯F3で移動局はセル2のパイロットチ
ャネルの受信を行うことができるため、無線部を1系統
しか持たない移動局においても適切にパイロットチャネ
ルを受信することができる。他の移動局の移動に関して
も、移動局が通信に使用している周波数帯で移行先セル
は必ずパイロットチャネルを送信しているため、移動局
は適切なセル選択を行うことができる。
【0019】使用可能周波数帯以外の周波数帯をパイロ
ットチャネルの送信に用いることとなるが、パイロット
チャネルのみであり、通信チャネルとしては使用可能周
波数帯以外の周波数帯を用いないため、経済性や地理的
な干渉問題等に対してそれほど大きな影響を与えないこ
とから、本実施形態は有効である。また、パイロットチ
ャネルを全周波数帯で送信することにより、セル毎にパ
イロットチャネルを送信する周波数帯を選別する必要が
ないため、システム運用上有効である。
【0020】図2は、本発明の他の実施形態を示す図で
あり、図1と同様に各セルの使用可能周波数帯とパイロ
ットチャネルを送信する周波数帯をそれぞれ上段および
下段に示している。本実施形態では、各基地局は自セル
の使用可能周波数帯とともに、自セルの使用可能周波数
帯ではないが隣接セルの使用可能周波数帯である周波数
帯とでパイロットチャネルを送信し、自セルおよび隣接
セルで使用可能ではない周波数帯ではパイロットチャネ
ルを送信しない。図2において、セル1,4および5で
は使用可能周波数帯は隣接セルと同一であるため、これ
らのセルでは自セルの使用可能周波数帯のみでパイロッ
トチャネルを送信すればよい。つまりセル1では使用可
能周波数帯F1およびF2、セル4および5はともに使
用可能周波数帯F2およびF3のみでパイロットチャネ
ルを送信する。隣接し合うセル2および3では使用可能
周波数帯が異なるため、自セルの使用可能周波数帯の
他、自セルの使用可能周波数帯ではないが隣接セルの使
用可能周波数帯である周波数帯でもパイロットチャネル
を送信する必要がある。セル2では自セルの使用可能周
波数帯F1およびF2の他、自セルの使用可能周波数帯
ではないが隣接セル3の使用可能周波数帯である周波数
帯F3でもパイロットチャネルを送信する。セル3では
自セルの使用可能周波数帯F2およびF3の他、自セル
の使用可能周波数帯ではないが隣接セル2の使用可能周
波数帯である周波数帯F1でもパイロットチャネルを送
信する。全てのセルで、自セルおよび全隣接セルで使用
可能ではない周波数帯F4ではパイロットチャネルを送
信しない。これにより、例えばセル3からセル2へ移動
中であり、セル3において周波数帯F3の通信チャネル
を用いて通信を行っている移動局において、移動先のセ
ル2では使用可能周波数帯に通信に用いている周波数帯
F3が含まれていないが、セル2では隣接セル3の使用
可能周波数帯であるF3でもパイロットチャネルを送信
しているので、通信に用いている周波数帯F3で移動局
はセル2のパイロットチャネルの受信を行うことができ
るため、無線部を1系統しか持たない移動局においても
適切にパイロットチャネルを受信することができる。他
の移動局の移動に関しても、移動局が通信に使用してい
る周波数帯で移行先セルは必ずパイロットチャネルを送
信しているため、移動局は適切なセル選択を行うことが
できる。
【0021】本実施形態では、パイロットチャネルを送
信する使用可能周波数帯を、自セルの周波数帯と隣接セ
ルの使用可能周波数帯のみとし、自セルおよび隣接セル
で使用可能ではない周波数帯ではパイロットチャネルを
送信しないこととすることにより、移動局は適切なセル
選択を行うことができるとともに、無駄なパイロットチ
ャネルの送信を防ぐことができる。
【0022】図3は、本発明の更に他の実施形態を説明
する図であり、図1と同様に各セルの使用可能周波数帯
を示している。使用可能周波数帯はセル1と2がともに
周波数帯F1とF2であり、セル3,4、および5はと
もにF2およびF3である。各セルでは使用可能周波数
帯と同一の周波数帯でパイロットチャネルを送信する。
本実施形態では、隣接セルの使用可能周波数帯が自セル
の使用可能周波数帯と一部異なるセルでは、通信チャネ
ルに使用する周波数帯を、隣接セルの使用可能周波数帯
と自局の使用可能周波数帯との双方で使用可能な周波数
帯のみとする。図3において、隣接セルの使用可能周波
数帯が自セルの使用可能周波数帯と一部異なるセルはセ
ル2および3である。従って、セル2および3では、双
方で使用可能な周波数帯である周波数帯F2のみを通信
チャネルとして用い、セル2では周波数帯F1を、セル
3では周波数帯F3を使用しないようにする。セル2お
よび3に在圏する移動局が発着信接続する場合には、と
もにに周波数帯F2の通信チャネルのみ割り当て、他の
使用可能周波数帯は割り当てないようにする。
【0023】更に周波数帯F3の通信チャネルを用いて
通信中の移動局が図3に示すようにセル4からセル3に
移動してきた場合、セル3の基地局はセル境界である地
点A付近で強制的に周波数帯F2の通信チャネルにハン
ドオーバさせ、セル2のエリア内では周波数帯F2以外
は使用させないようにする。このようにセル3で通信を
行う移動局は全て周波数帯F2を用いさせることによ
り、セル3からセル2へ移動する移動局はセル2の周波
数帯F2で送信されているパイロットチャネルを受信で
きるため、無線部を1系統しか持たない移動局において
も適切にパイロットチャネルを受信することができる。
他の移動局の移動に関しても、移動局が通信に使用して
いる周波数帯で移行先セルは必ずパイロットチャネルを
送信しているため、移動局は適切なセル選択を行うこと
ができる。
【0024】本実施形態では、隣接セルの使用可能周波
数帯が自セルの使用可能周波数帯と一部異なるセルで
は、通信チャネルに使用する周波数帯を、隣接セルの使
用可能周波数帯と自局の使用可能周波数帯との双方で使
用可能な周波数帯のみとすることにより、移動局は適切
なセル選択を行うことができるとともに、パイロットチ
ャネルもセル毎の使用可能周波数帯でのみ送信すればよ
い。
【0025】別の実施形態について説明する。図3で示
した実施形態においては通信チャネルに使用する周波数
帯を、隣接セルの使用可能周波数帯と自局の使用可能周
波数帯との双方で使用可能な周波数帯のみとするように
した。しかしながら、新たに設定する通信チャネルに使
用する周波数帯を、やむなく隣接セルの使用可能周波数
帯と自セルの使用可能周波数帯との双方で使用可能な周
波数帯ではない周波数帯とせざるを得ない状況も考えら
れる。例えば、図3に示す移動局の移動に伴い、地点A
で行うハンドオーバをソフトハンドオーバとすることが
必要な場合である。
【0026】ソフトハンドオーバとはセルの境界付近で
移動局が同時に複数の基地局と通信を行うハンドオーバ
方式である。ソフトハンドオーバ時には、移動局と複数
の基地局とで設定される複数の無線回線を受信し合成す
ることで受信品質を向上させることができる。更にこの
受信品質の向上分を送信電力の低減に割り当て、干渉電
力量を低減させてシステム容量の増加を図ることが可能
である。特に上り無線回線については移動局が基地局毎
に複数の送信信号を送信するのではなく、移動局から送
信する1つの送信信号を複数の基地局で受信することに
より、更に送信電力を低減させてシステム容量の増大を
図ることができる。この場合には当然ながら、複数の基
地局で同一の周波数帯の通信チャネルを扱うことにな
る。
【0027】システム容量に重点を置き、このソフトハ
ンドオーバを適用する場合には、図3に示すようにセル
4で周波数帯F3で通信している移動局は地点A付近で
ソフトハンドオーバを行うことにより、セル3において
も同一周波数帯であるF3を使用せざるを得ないことと
なる。本実施形態ではこれを踏まえ、隣接セルの使用可
能周波数帯と自セルの使用可能周波数帯との双方で使用
可能な周波数帯を使用できる状況になった時点で通信チ
ャネルを切り替え、通信チャネルの使用周波数帯を、隣
接セルの使用可能周波数帯と自セルの使用可能周波数帯
との双方で使用可能な周波数帯にする。前述のソフトハ
ンドオーバにより、やむなく隣接セルの使用可能周波数
帯と自セルの使用可能周波数帯との双方で使用可能な周
波数帯を使用できない場合では、移動局が地点Aから遠
ざかり、移動局がセル4の基地局との通信チャネルを解
放し、セル3の基地局とのみ通信チャネルを設定してい
る状態になった時点で、セル3の基地局は強制的に周波
数帯F2の通信チャネルに切り替える。これにより、こ
の後移動局がセル2へ移行する場合においても、既に周
波数帯F2を用いているので移動局はセル2の周波数帯
F2のパイロットチャネルを受信することができる。
【0028】本実施形態では新たに設定する通信チャネ
ルに使用する周波数帯を、やむなく隣接セルの使用可能
周波数帯と自セルの使用可能周波数帯との双方で使用可
能な周波数帯ではない周波数帯とした場合には、隣接セ
ルの使用可能周波数帯と自セルの使用可能周波数帯との
双方で使用可能な周波数帯を使用できる状況になった時
点で、所望の周波数帯の通信チャネルに切り替えること
により、移動局は適切なセル選択を行うことができると
ともに、パイロットチャネルもセル毎の使用可能周波数
帯でのみ送信すればよいこととなる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
通信チャネルとして使用可能な周波数帯が全セルで同一
でない場合、全基地局はパイロットチャネルだけは全周
波数帯で送信し、基地局と通信中の移動局は使用してい
る通信チャネルの周波数帯のパイロットチャネルを受信
してセル選択を行うので、経済性や地理的な干渉問題等
からセルによって異なる周波数帯を使用した場合におい
ても移動局の無線部を増大することなく、移動局は適切
なセル選択を行うことができる。
【0030】また、本発明によれば、通信チャネルとし
て使用可能な周波数帯が全セルで同一でない場合、各基
地局は自セルの使用可能周波数帯と自セルの使用可能周
波数帯ではない隣接セルの使用可能周波数帯である周波
数帯とでパイロットチャネルを送信し、自セルおよび隣
接セルで使用可能ではない周波数帯ではパイロットチャ
ネルを送信しないこととし、基地局と通信中の移動局は
使用している通信チャネルの周波数帯のパイロットチャ
ネルを受信してセル選択を行うので、経済性や地理的な
干渉問題等からセルによって異なる周波数帯を使用した
場合においても移動局は無線部を増大することなく、適
切なセル選択を行うことができるとともに、無駄なパイ
ロットチャネルの送信を防止することができる。
【0031】更に、本発明によれば、通信チャネルとし
て使用可能な周波数帯が全セルで同一でない場合、各基
地局は使用可能な周波数帯でパイロットチャネルを送信
し、隣接セルの使用可能周波数帯が自セルの使用可能周
波数帯と一部異なるセルでは、通信チャネルに使用する
周波数帯を隣接セルの使用可能周波数帯と自局の使用可
能周波数帯との双方で使用可能な周波数帯のみとするの
で、経済性や地理的な干渉問題等からセルによって異な
る周波数帯を使用した場合においても移動局は無線部を
増大することなく、適切なセル選択を行うことができる
とともに、パイロットチャネルもセル毎の使用可能周波
数帯でのみ送信すればよいこととなる。
【0032】本発明によれば、隣接セルの使用可能周波
数帯が自セルの使用可能周波数帯と一部異なるセルにお
いて、新たに設定する通信チャネルに使用する周波数帯
をやむなく隣接セルの使用可能周波数帯と自セルの使用
可能周波数帯との双方で使用可能な周波数帯ではない周
波数帯とした場合には、隣接セルの使用可能周波数帯と
自セルの使用可能周波数帯との双方で使用可能な周波数
帯を使用できる状況になった時点で、通信チャネルを切
り替え、通信チャネルの使用周波数帯を隣接セルの使用
可能周波数帯と自局の使用可能周波数帯との双方で使用
可能な周波数帯にするので、移動局は適切なセル選択を
行うことができるとともに、パイロットチャネルもセル
毎の使用可能周波数帯でのみ送信すればよいこととな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るCDMA移動通信シ
ステムにおけるセル選択方法を実施する各セルの使用可
能周波数帯とパイロットチャネルを送信する周波数帯を
示す図である。
【図2】本発明の他の実施形態に係るCDMA移動通信
システムにおけるセル選択方法を実施する各セルの使用
可能周波数帯とパイロットチャネルを送信する周波数帯
を示す図である。
【図3】本発明の更に他の実施形態に係るCDMA移動
通信システムにおけるセル選択方法を実施する各セルの
使用可能周波数帯とパイロットチャネルを送信する周波
数帯を示す図である。
【図4】CDMA移動通信システムにおける移動局受信
部の構成を示す図である。
【符号の説明】
11 無線部 12 パイロットチャネル受信処理部 13 通信チャネル受信処理部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のセルの各々に基地局が設けられ、
    各基地局は単数もしくは複数の周波数帯を使用して移動
    局との通信を行い、各基地局はパイロットチャネルを送
    信し、移動局は前記パイロットチャネルを受信すること
    により在圏セルを判定するCDMA移動通信システムに
    おけるセル選択方法であって、 移動局と基地局との間で通信を行うための通信チャネル
    として使用可能な周波数帯が全セルで同一でない場合
    に、全基地局はパイロットチャネルだけは全周波数帯で
    送信し、基地局と通信中の移動局は使用している通信チ
    ャネルの周波数帯のパイロットチャネルを受信してセル
    選択を行うことを特徴とするCDMA移動通信システム
    におけるセル選択方法。
  2. 【請求項2】 複数のセルの各々に基地局が設けられ、
    各基地局は単数もしくは複数の周波数帯を使用して移動
    局との通信を行い、各基地局はパイロットチャネルを送
    信し、移動局は前記パイロットチャネルを受信すること
    により在圏セルを判定するCDMA移動通信システムに
    おけるセル選択方法であって、 移動局と基地局との間で通信を行うための通信チャネル
    として使用可能な周波数帯が全セルで同一でない場合
    に、各基地局は自セルの使用可能周波数帯とともに、自
    セルの使用可能周波数帯ではない隣接セルの使用可能周
    波数帯である周波数帯とでパイロットチャネルを送信
    し、自セルおよび隣接セルで使用可能ではない周波数帯
    ではパイロットチャネルを送信しないこととし、基地局
    と通信中の移動局は使用している通信チャネルの周波数
    帯のパイロットチャネルを受信してセル選択を行うこと
    を特徴とするCDMA移動通信システムにおけるセル選
    択方法。
  3. 【請求項3】 複数のセルの各々に基地局が設けられ、
    各基地局は単数もしくは複数の周波数帯を使用して移動
    局との通信を行い、各基地局はパイロットチャネルを送
    信し、移動局は前記パイロットチャネルを受信すること
    により在圏セルを判定するCDMA移動通信システムに
    おけるセル選択方法であって、 移動局と基地局との間で通信を行うための通信チャネル
    として使用可能な周波数帯が全セルで同一でない場合
    に、各基地局は使用可能な周波数帯でパイロットチャネ
    ルを送信し、更に隣接セルの使用可能周波数帯が自セル
    の使用可能周波数帯と一部異なるセルでは、通信チャネ
    ルに使用する周波数帯を隣接セルの使用可能周波数帯と
    自局の使用可能周波数帯との双方で使用可能な周波数帯
    のみとすることを特徴とするCDMA移動通信システム
    におけるセル選択方法。
  4. 【請求項4】 隣接セルの使用可能周波数帯が自セルの
    使用可能周波数帯と一部異なるセルにおいて、新たに設
    定する通信チャネルに使用する周波数帯をやむなく隣接
    セルの使用可能周波数帯と自セルの使用可能周波数帯と
    の双方で使用可能な周波数帯ではない周波数帯とした場
    合には、隣接セルの使用可能周波数帯と自セルの使用可
    能周波数帯との双方で使用可能な周波数帯を使用できる
    状況になった時点で、通信チャネルを切り替え、通信チ
    ャネルの使用周波数帯を隣接セルの使用可能周波数帯と
    自局の使用可能周波数帯との双方で使用可能な周波数帯
    にすることを特徴とする請求項3記載のCDMA移動通
    信システムにおけるセル選択方法。
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