JPH10512783A - 臓器への薬物供給 - Google Patents

臓器への薬物供給

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JPH10512783A
JPH10512783A JP8522869A JP52286996A JPH10512783A JP H10512783 A JPH10512783 A JP H10512783A JP 8522869 A JP8522869 A JP 8522869A JP 52286996 A JP52286996 A JP 52286996A JP H10512783 A JPH10512783 A JP H10512783A
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シャップランド,ジェイ.,エドワード
ヒルデブランド,キース,アール.
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イーメッド コーポレイション
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    • AHUMAN NECESSITIES
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Abstract

(57)【要約】 膀胱や子宮を含む群に属する臓器へ薬品を供給する方法。本方法は、膨張部を有するカテーテルを利用する。カテーテルの膨張部を臓器へ挿入し、膨張部を膨らませ、臓器を拡張させる。次に薬品を膨張部から臓器壁へ供給させる。臓器から薬品が逃げないようにすることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 臓器への薬物供給 発明の属する技術分野 本発明は、中空臓器へ薬物を供給するカテーテルに関するものである。特に、 膀胱や子宮などを拡張するバルーンタイプのカテーテルに関するものである。 従来の技術 膀胱癌や間質性膀胱炎のような疾患の治療を含めた、膀胱に対して行われる医 療的な処置方法はいくつかあって、薬液を直接膀胱に注入する方法が含まれる。 この方法は、尿の排泄用カテーテルを経尿道的に膀胱へ挿入する方法を含む。膀 胱から尿を出して膀胱を空にし、薬液を満たす。所定の時間が経過したら、薬液 を膀胱から出して、カテーテルを取り除く。この方法は、週単位や、月単位でし ばしば繰り返される。 上記の技術による膀胱への局所的薬物供給では、治療効果に限りがある。膀胱 へ注入されただけの薬物は、膀胱内に並んだ細胞に近づくことはできるかもしれ ないが、実際は、膀胱の細胞を浸透して膀胱壁内部の組織に到達するのは少量の 薬物だけである。ほとんどの膀胱疾患は、膀胱の浅部の組織だけでなく、膀胱壁 内の深部の組織も含むので、以上のような限界は重大である。このような疾患の 例として癌を挙げることができる。従って、膀胱壁へ薬物を浸透させる装置と方 法とが必要である。 膀胱を単に薬液で満たす方法における別の限界とは、薬物が膀胱全体に均一に 供給されないということである。薬液は、膀胱の下部にのみ接触するのが通常で ある。膀胱の上部へ薬物を供給する方法のひとつに、患者を逆さにする方法があ る。膀胱の上部へ薬物を供給するのに用いられる別の方法は、薬液を膀胱で過剰 に満たすことである。後者の方法の問題点は、薬液が圧迫されるので、薬液が尿 管を通り、腎臓に損傷を与える可能性がある点である。 さらに、膀胱は通常ひだ組織を有するが、このひだ組織が妨げになって薬物が 膀胱壁の全領域に到達できない可能性もある。膀胱を薬液で過剰に満たす方法は 、膀胱のひだによって覆われている領域に薬物を供給するためにも用いられる。 満たされた液体による圧力が膀胱を拡げ、ひだ組織がなくなるようにする。上述 したように、圧迫された薬液は、尿管を通って腎臓に入り、腎臓に損傷を与える 可能性がある。したがって、膀胱の全ての範囲に薬物を供給できるような、制御 された薬物供給装置及び方法が必要とされている。 先行技術における更なる問題は、薬物が膀胱壁の表面で組織に接触するだけで あるという点である。薬物は膀胱壁へ浸透せず、疾患が生じているあるいは損傷 を受けている内部組織へ到達しない。従って、膀胱壁の表面の奥の内部組織にま で薬物を供給できる装置及び方法も必要とされている。 ロッシ(Rossi)による欧州特許出願第 91100236.8 号(公告第 0 438 078 A2 号)、ステファン等による米国特許第 5,222,936 号、ステファン等による米国 特許第 5,232,441 号、及びステファン等による米国特許第 5,301,688 号は全て 、薬物、色素、及びその他の薬品を膀胱壁へ供給するためのイオン浸透カテーテ ルの使用について記載している。このような装置及び方法の難点は、薬品が尿管 へ流れのを防ぐことができず、患者の腎臓を損傷する可能性を潜在化させる点で ある。また、このような装置は、膀胱壁のひだやその他の特徴に適していない。 以上の特許で開示されている装置及び方法は、膀胱の上部へ薬物を確実に供給す ることはできない。 さらに、イオン浸透電流を供給する以上のような装置には、いくつかの欠点が ある。第一に、尿管によって電流が膀胱壁からそれてしまう危険性があるという 点である。第二に、膀胱壁の欠損部での高電流密度、あるいは「ホット・スポッ ト」が生じる危険性がある。欠損部の例としては、炎症、処置によって生じる局 部的な外傷、及び膀胱組織のひだのように解剖学的に不規則な部分などが挙げら れる。電流がそれたり、ホット・スポットが生じることによって、薬物が不均一 に分散され、膀胱組織への薬物供給量が減る。また、電流がそれたり、ホット・ スポットが生じると、組織に損傷を与えることになる。第三に、電極を膀胱の中 心に置くことが困難で、膀胱壁のすぐ近くに位置してしまうこともあり得る。電 極の位置を間違えても、電流がそれてしまう危険性が生じ、均一な薬物供給を提 供することは困難になる。従って、電流を膀胱壁の全ての範囲にくまなく均一に 分散させるイオン浸透カテーテルが必要とされている。 一方、子宮及び卵管の構造は、膀胱と尿管の構造に類似している。従って、上 述したような欠点を克服した膀胱へ薬物を供給する装置及び方法は、子宮へ薬物 供給する際にも利用できる。 課題を解決するための手段 本発明の特徴は、空洞を有する臓器内の臓器壁のほぼ全ての範囲に薬品を均一 に且つ制御して供給する装置及び方法を提供することにある。さらに、臓器壁へ 薬品を浸透させるという特徴をもつ。 本発明は、膀胱や子宮を含む群に属する臓器へ薬品を供給する方法を提供する 。本方法は、膨張可能な膨張部を有するカテーテルを利用する。このカテーテル の膨張部を臓器へ挿入し、膨らませ、臓器を拡張させる。次に薬品を膨張部から 臓器壁へと供給する。 本発明を特徴づける上述したような特徴や利点及びその他の特徴や利点は、特 に本明細書に別の項目として添付された請求項中に示されている。しかし、本発 明、本発明の利点、及び本発明を利用することによって得られる目的物をより理 解するためには、本発明の実施形態を例示し記載する (1)別の項目である図面と、 (2)それに伴う記載事項 とを参照する必要がある。 図面の簡単な説明 図1は、薬品を臓器へ供給するためのバルーンタイプのカテーテルを含む実施 形態の横断面図を示す。 図2は、図1に示されるバルーンタイプのカテーテルの別の実施形態の側面図 を示す。 図3は、図1に示されるバルーンタイプのカテーテルの、さらに別の実施形態 の横断面図を示す。 図4は、図1に示されるバルーンタイプのカテーテルの、さらにまた別の実施 形態の横断面図を示す。 発明の実施の形態 まず、総括的に本発明について記載し、次に本発明の好ましい実施形態を図面 を参照しながら詳細に記載する。何枚かの図面を通じて同一の参照番号が付与さ れているものは、同一の部分及び部品を表す。好ましい実施形態に関する記載は 、本発明の範囲を制限するものではなく、本発明は請求項によって制限されるも のである。 本発明は、概略すると、膀胱や子宮のように空洞を有する臓器への薬品供給に 関するものである。バルーンタイプのカテーテルを臓器へ挿入し、膨らませ、臓 器を拡張させる。このとき臓器壁の内部表面は、膨らんだバルーンの形に一致す るよう拡張する。臓器が拡張すると、臓器内のほとんど全てのひだはなくなって しまう。その結果、膨らんだバルーンと臓器壁との接触はほぼ一様になり、薬品 の供給が促進される。 簡潔で明瞭にするために、本明細書中では本発明を膀胱への薬品供給という言 葉で記載する。しかし当業者ならば、本発明は、子宮のような、膀胱以外の空洞 を有する臓器へ薬品を供給する際にも利用できることに気づくだろう。 本明細書及び請求項中での薬品という言葉は、全ての薬物、診断用色素、固定 液、遺伝子、アンチセンスオリゴヌクレオチド、治療薬、医療で使用するその他 の物質を含む。さらに薬品という言葉は、液体あるいは溶液状態である薬品のこ とをいう。 図1のように、バルーンタイプのカテーテルは、遠位部12、排液用管腔14 、第1の膨張用管腔16、第2の膨張用管腔17、及び返送用管腔18を有する カテーテル・ボディ10を含む。空洞を有する供給バルーン20は、遠位部12 に取り付けられ、液体が流れるように第1の膨張用管腔16と返送用管腔18と に通じている。 供給バルーン20は、約150オングストロームから500ミクロンくらいの 大きさの孔を有する多孔性膜から形成されるのが好ましい。孔の大きさは、およ そ0.1ミクロンから1ミクロンの範囲にあるのが最も好ましい。供給バルーン 20の形成に使用できる材料の種類は、ポリエチレン、ポリエステル、ポリウレ タン、ナイロン、及びシリコーンを含む。好ましい材料はポリエステルである。 別の実施形態では、供給バルーン20の表面がポリマー・マトリックスで覆わ れていてもよい。ポリマー・マトリックスの利点は、供給バルーン20と膀胱壁 との接触を促進するという点である。さらに、ポリマー・マトリックスは、膀胱 壁への主要な治療薬の浸透を促進する硫酸プロタミンやDMSOなどの薬物ある いは薬品を含むこともできるという点である。さらにポリマー・マトリックスは 膀胱へ供給されるべき薬品自体を含むこともできる。ポリマー・マトリックスに ついては、米国特許出願第 07/973,263 号、出願日1992年11月9日、発明 の名称「ポリマー・マトリックスの薬物供給装置とその方法(POLYMER MATRIX D RUG DELIVERY APPARATUS AND METHOD)」中に詳細に記載されていて、本明細書 中で参照として取り入れている。 第1の電極22は、供給バルーン20の内側にあるように、カテーテル・ボデ ィ10の遠位部12に取り付けられている。第1のリード24は、第1の電極2 2に接続し、第1の膨張用管腔16を通って伸び、電源26と接続して操作可能 になる。第2の電極28も第2のリード30によって電源26と接続し、操作可 能になる。第2の電極28は、患者の皮膚表面に固着できるようなパッチタイプ の電極が好ましい。 イオン浸透の際に薬品供給をほぼ均一に維持するためには、第2の電極28を 第1の電極22から約6インチ以上離して患者の体の上に置かなければならない 。このように電極22と28の距離をあけることによって、イオン浸透中に生じ る電界は、膀胱壁32のほぼ全ての範囲を確実に通る。電極は患者の大腿の上に 置くのが好ましい。 あるいは、本発明のバルーンタイプのカテーテルは、双極性電極の形態を有す ることも可能である。双極性電極では、第2の電極が、供給バルーン20の空洞 内ではない位置で、カテーテル・ボディ10に接続し、操作可能になる。好まし くは、第2の電極28を供給バルーン20から約4インチ以上離して、使用中に 患者の膀胱34に入らないようにし、イオン浸透中に膀胱壁のほぼ全量域を通る 電界を発生させる。双極性電極の形態については、米国出願第08/203,811 号、 出願日1994年3月1日、発明の名称「多彩な電極薬物供給装置(MULTIPLE E LECTRODE DRUG DELIVERY APPARATUS)」中に詳細に議論されており、本明細書中 で参照として取り入れている。 双極式形態の利点は、皮膚パッチ(skin-patch)の電極28を必要としない点 である。皮膚パッチの電極によって、不快感を生じたり、皮膚の高インピーダン スが生じて炎症を起こすことがしばしばである。一方、尿路に沿って並んだ湿性 粘膜は、かなり低いインピーダンスを有する電流の通路を提供する。低インピー ダンスがある場合、電流を制御して、組織の損傷を防ぐために、低電圧を使用し なければならないことは、当業者であれば気づくことである。さらに双極式形態 によって発生する電界はより高度に制御することができる。 ブロッキング部は、適切にカテーテル・ボディ10と接続し且つ液体が流れる ように第2の膨張用管腔17と通じているブロッキング・バルーン36を含む。 ブロッキング・バルーン36は、供給バルーン20から膀胱34へ供給される薬 品が尿道38へ逃げてしまうのをほぼ完全に防ぐ役目を果たす。ブロッキング・ バルーン36は、不浸透性材料から作られるのが好ましい。 図2について説明する。図1に示す実施形態は子宮に適用できる。別の実施形 態では、ブロッキング部は、ブロッキング・バルーン36に代わって、カテーテ ル・ボディ10に備え付けられるキャップ37を含むこともできる。キャップ3 7は、子宮頚管と合致して子宮頚管の開口部を塞ぐバリアとして機能し、薬品が 膣へ流れてしまうのをほぼ完全に防ぐ。キャップ37は、出産の制御にしばしば 利用される隔膜と類似していて、子宮頚管の所定の大きさに合わせることもでき る。 図3のように、別の実施形態では、多孔性部分40と不浸透性部分42を有す る供給バルーン20′を有する。使用の際には、不浸透性部分42は膀胱34の 頚部44に隣接するよう据えられる。バルーン20′が膨らむと、不浸透性部分 42は、尿道38の開口部の周囲にある膀胱壁32の一部を圧迫し、膀胱34内 の薬品が尿道38へ流れるのを防ぐ。不浸透性部分42は、上述した図1に示す 実施形態におけるブロッキング・バルーン36及び第2の膨張用管腔17の代わ りになる。 不浸透性部分42は、膀胱34の膀胱三角部46にも隣接するような大きさに なっているのが好ましい。この実施形態では、不浸透性部分42が膀胱三角部4 6も圧迫するので、尿管48a及び48bの開口部も圧迫する。その結果、腎臓 で生成する尿のほとんどが、膀胱34への流入を妨げられ、イオン浸透の効果を 減少させる尿や電解液によって薬物が汚染されなくなる。さらに、尿管へ流れて 失われてしまう薬物を最小限に抑えることができる。つまり、薬物の無駄を最小 限に抑えることができる。 図3に示すような実施形態が子宮にも利用可能であることは、当業者ならば気 づくことである。この別の実施形態では、患者の子宮頚管の開口部と卵管の開口 部を塞ぐような大きさの不浸透性部分42が据えられているので、子宮頚管や卵 管へ薬品が流れてしまうのをほぼ完全に防ぐ。このような別の実施形態では、上 述したブロッキング・バルーン36や隔膜状キャップを必要としない。 図4のようにさらに別の形態では、供給バルーン20″は、尿管48a及び4 8bから排液用管腔14へ尿を送るチャネル50a及び50bを定義することが できる。使用する際、腎臓で生成された尿は尿管48a及び48bから流れてき て、チャネル50a及び50bを通過して排液用管腔14へ流れる。従って、治 療中は尿が膀胱34に集まるの防ぐ。あるいは、チャネル50a及び50bが第 2の排液用管腔(不図示)に尿を送るようにすることもできる。 チャネル50a及び50bを形成する方法はいくつかある。チャネル50a及 び50bを形成するひとつの方法として、供給バルーン20″のチャネルを形成 する部分にはある材料を用い、供給バルーン20″のそれ以外の部分には別の材 料を用いる方法を挙げる。チャネル50a及び50bを形成する材料は、チャネ ル以外の部分の供給バルーン20″に用いられる材料よりも伸縮性が低い材料が よいだろう。 チャネル50a及び50bを形成する別の方法は、異なる厚さを有する材料で バルーンを形成することである。チャネル50a及び50bを形成するために用 いられる材料は、チャネル以外の部分の供給バルーン20″の形成に用いられる 材料よりも厚い方がよいだろう。 あるいは、チャネル50a及び50bは、供給バルーン20″中になんらかの 外形をもつように形成することもできる。型を用いて供給バルーン20″になる ように成形することができる。 使用する際は、遠位部12の位置までカテーテル・ボディ10を尿道38を通 じて挿入し、供給バルーン20を患者の膀胱34内に入れる。膀胱34内の尿を 排液用管腔14を通じて排出させる。図1の実施形態を用いる場合は、ブロッキ ング・バルーン36を膨らませ、尿道38へ薬品が流入するのをほぼ完全に防ぐ ようにする。次に、所望の薬品を用いて供給バルーン20を膨らませる。膀胱壁 は供給バルーン20に従って拡張し、膨らんだ供給バルーン20の形と一致する 。 供給バルーン20の拡張に従って、微少量の薬品が供給バルーン20を形成す る多孔性膜を通じて浸透し、供給バルーン20と膀胱壁32との間にミクロレベ ルの薄さの薬品層を形成する。供給バルーン20の孔の大きさと分布の仕方は、 ちょうど十分な量の溶液が通過してミクロレベルの層を生成することができ、さ らに供給バルーン20の膨らみを維持するのに十分な圧力を供給バルーン20中 に維持できるように設定する必要がある。図3あるいは図4の実施形態を用いる 場合は、薬品層の薄さを、不浸透性部分と膀胱壁との間のシールを十分に維持し 、膀胱からの液体の流出を最小限に抑えるような薄さにする必要がある。 ミクロレベルの薄さの層は、供給バルーン20と、膀胱壁32のほぼ全ての範 囲との接触を維持する役割を果たす。さらに、膀胱34の拡張に伴って形成され るミクロレベルの薄さの溶液層によって、イオン浸透の際の電界は膀胱壁32の 至る所に均一に分散できる。ミクロレベルの薄さの溶液層により、供給バルーン 20のほぼ全ての領域と、膀胱壁32のほぼ全ての領域との間に導電性経路が提 供される。したがって、電界は、膀胱壁32のあらゆる部分で均一に分散し、ホ ット・スポットが抑えられる。 バルーンタイプのカテーテルを膀胱癌の治療に用いる場合、好ましい薬品は、 BCG(カルメット・ゲランかん菌)、チオテパ、ドキソルビシン、マイトマイ シンC、インターフェロン、ブレオムリン(bleomline)、シスプラチマン(Cis platimun)、ビンカアルカロイド、あるいはポルフィリン(porphyrin)で ある。間質性膀胱炎を治療する場合、好ましい薬品は、ペントサンポリサルフェ ート(pentosanpolysulfate)、ヘパリン、サブスタンスP、あるいはジメチル スルホキシドである。外科手術や生体組織検査前の麻酔薬の供給にバルーンタイ プのカテーテルを使用する場合、好ましい薬品は、リドカインあるいはブピバカ イン(bupivacaine)である。内部組織への薬品供給を促進するために、浸透促 進剤を使用することもできる。浸透促進剤の例は、DMSO、硫酸プロタミン、 及びシクロデキストリンを含む。特定の治療措置や薬品を挙げたが、本発明の装 置及び方法を様々な医学的処置や薬品に利用できることは、当業者であれば気づ く。 イオン浸透の実施は、供給バルーン20が拡張し、ミクロレベルの薄さの薬品 層が形成されてから行う。特に、電流が供給バルーン20と膀胱壁32を流れる ように、電源26、第1の電極22、及び第2の電極28の間の回路を閉じる。 電流によって、薬品は、供給バルーン20の内部から供給バルーン20を形成す る膜を通過し、膀胱壁32へ供給される。所定の時間が経過したら、電流を止め る。所定の時間は、適切な投与量の薬品を患者の膀胱の壁32へ供給するのに十 分な長さであることが好ましい。イオン浸透については、米国特許出願第08/166 ,737号、出願日1993年12月14日、発明の名称「内部イオン浸透薬物供給 装置及びその方法(INTERNAL IONTOPHOESIS DRUG DELIVERY APPARATUS AND METH OD)」中で詳細に議論されていて、本明細書中で参照として取り入れている。 他の方式の浸透を含む別の手段を用いて、供給バルーン20から膀胱壁32へ の薬品を供給できることは、当業者ならば気づく。他の方式の浸透とはフォノフ ォレシス(phonophoresis)を含む。フォノフォレシスを用いた実施形態では、 超音波振動子を第1の電極22と置き換える。第2の電極28はこの実施形態で は必要ない。 エレクトロポレーションを用いて、尿路に沿って並んでいる堅い上皮での浸透 性を増やせることは、当業者であれば気づくことである。これにより、この障壁 での薬品の浸透がさらに容易になり、薬品供給が促進される。エレクトロポレー ションを実施する際は、双極式の形態を用いることが好ましい。エレクトロポレ ーションについては、米国特許出願第08/129,252 号、出願日1993年9月2 9日、発明の名称「生体内薬物供給を促進するエレクトロポレーション (ELECTROPORATION ENHANCED IN VIVO DRUG DELIVERY)」中で詳細に議論されて いて、本明細書中に参照として取り入れている。 また、熱を加えることによって、細胞の薬物の取り込みを増やし、それによっ て薬物の治療効果が上がることも、当業者であれば気づく。この実施形態では、 加熱要素がカテーテル・ボディ10の遠位部12に接続し、操作できるようにな っている。 薬品の供給は、1回の膨張と供給で完了することが好ましい。しかし上述した ように、イオン浸透による供給は、膀胱34内に尿が溜まると妥協せざるを得な いこともある。従って、薬品の供給は膨張と供給を複数回行わないと達成できな いこともある。溜まった尿は供給バルーン20の膨張部の間に流れると考えられ る。膀胱34へ流入する尿の平均速度は約1ml/分である。従って、供給バル ーン20(例えば図1)の実施形態で尿管48a及び48bに対して開口部を閉 鎖せずに、尿管48a及び48bから排液用間管腔14へ尿を送るチャネル50 a及び50bを有するようにすれば、本技術は最も有用な技術となるだろう。 上述したように、供給バルーン20、20′、あるいは20″は、ポリマー・ マトリックスで覆うこともできる。ポリマー・マトリックスを用いて、供給バル ーン20、20′、あるいは20″との接触を促す。この実施形態では、ポリマ ー・マトリックスによって、バルーン表面と膀胱壁との接触がほぼ均一になる。 さらに、ポリマー・マトリックスは、浸透促進剤、又は薬品そのもの、あるいは その両方を含むこともできる。 図3及び4で示す実施形態では、薬品や浸透促進剤が尿道や尿管へ逃げてしま うのを防ぐように、ポリマー・マトリックスをいくつかの異なる方法で整え、形 成することができる。可能なある形態では、バルーン20′あるいは20″の孔 を有する範囲にのみポリマー・マトリックスがコーティングされ、不浸透性部分 42にはコーティングされない。別の可能な形態では、バルーン20′あるいは 20″の全てにポリマー・マトリックスがコーティングされているが、不浸透性 部分42を覆うポリマー・マトリックス部分には、薬品や浸透促進剤が包含され ない。 本発明は、以上の特定の実施形態に関わって記載を行ってきたが、異なる別の 形態、改良、工程、技術、及び変形は、先の記載を考慮すれば当業者には明らか である。従って、本発明は、本明細書中で示したような工程、実施形態、所定の 形態を有する要素の使用、あるいは形状に限定されるものではない。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年2月27日 【補正内容】 24.膀胱及び子宮を含む群に属する臓器へ薬品を供給する薬品供給装置であっ て、 (a)膨張部を有するカテーテルにおいて、前記膨張部は膨らんだ状態としぼ んだ状態とを有し、前記膨らんだ状態の膨張部は、前記臓器の臓器壁を拡張させ 、前記膨張部の形状に前記臓器壁の内部表面を一致させることを特徴とするカテ ーテルと、 (b)前記臓器を拡張させるように前記膨張部を膨らませるための膨張手段と 、 (c)前記膨張部から前記臓器壁へ前記薬品を供給する供給手段と を備えることを特徴とする薬品供給装置。 25.前記供給手段は、前記カテーテルの膨張部の内部にある第1の電極と、患 者の体に接触して置くことができるように形成された第2の電極とを含み、前記 第1及び第2の電極は電源に接続するよう形成されていることを特徴とする請求 項24に記載の薬品供給装置。 26.前記膨張手段は、前記カテーテルによって定義される管腔を含み、前記管 腔は液体が流れるように前記膨張部とつながっていることを特徴とする請求項2 4に記載の薬品供給装置。 27.前記カテーテルの膨張部は内腔を有し、前記供給手段はさらに前記膨張部 によって定義される複数の孔を含み、前記孔は、前記膨張部の内腔から前記臓器 壁へ液体が流れるような構成を提供することを特徴とする請求項26に記載の薬 品供給装置。 28.前記カテーテルの膨張部はポリマー・マトリックスを含み、前記ポリマー ・マトリックスは前記薬品を包含することを特徴とする請求項24に記載の薬品 供給装置。 29.前記カテーテルの膨張部は、ポリマー・マトリックスを有し、前記ポリマ ー・マトリックスは前記薬品を包含し、前記供給手段はさらに、前記ポリマー・ マトリックスから前記薬品を放って、前記臓器壁へ前記薬品を通過させるように 形成されていることを特徴とする請求項24に記載の薬品供給装置。 30.前記臓器は膀胱であって、前記カテーテルは、前記薬品が患者の尿道へ流 れてしまうのをほぼ完全に防ぐような大きさと構成のブロッキング部を有するこ とを特徴とする請求項24に記載の薬品供給装置。 31.前記閉鎖部は、前記膨張部が前記膀胱内にあるときに、前記尿道内にある よう形成され配置される膨張可能な閉鎖部であって、前記膨張可能な閉鎖部は前 記尿道を実質上閉鎖する大きさであることを特徴とする請求項30に記載の薬品 供給装置。 32.前記臓器は膀胱であって、前記カテーテルは、前記膀胱に尿がたまるのを 実質上抑える妨害手段を有することを特徴とする請求項24に記載の薬品供給装 置。 33.前記妨害手段は、尿管を塞いで、実質上ほとんどの尿が前記尿管から前記 膀胱へ流れるのを不可能にするように形成されることによって、前記膀胱に尿が たまるのを実質上抑えることを特徴とする請求項32に記載の薬品供給装置。 34.前記妨害手段は、 (a)前記カテーテルによって定義される排液用管腔と、 (b)前記カテーテルの膨張部によって定義される、前記尿管から前記排液用 管腔へ伸びる複数のチャネルと を含むことを特徴とする請求項32に記載の薬品供給装置。 35.前記臓器は子宮であって、前記装置はさらに、前記薬品が患者の膣へ流れ てしまうのをほぼ完全に防ぐための閉鎖手段を含むことを特徴とする請求項24 に記 載の薬品供給装置。 36.前記閉鎖手段は、子宮頚管と合致するよう形成されていることを特徴とす る請求項35に記載の薬品供給装置。 37.前記臓器は子宮であって、前記装置はさらに、前記薬品が患者の卵管へ流 れてしまうのをほぼ完全に防ぐブロッキング手段を含むことを特徴とする請求項 24に記載の薬品供給装置。 38.患者の膀胱へ薬品を供給する薬品供給装置であって、 (a)膨張部を有するカテーテルと、 (b)前記膨張部の内部に位置する第1の電極と、 (c)患者の体に接触して置けるように形成された第2の電極と、 (d)前記膨らませた膨張部の形状に前記膀胱の膀胱壁の内部表面をほぼ一致 させるために、前記膀胱を拡張できるよう前記膨張部を膨らませる手段と、 (e)前記薬品が患者の尿道へ流れるのをほぼ完全に防ぐ手段と (f)尿が膀胱にたまるのをほぼ完全に防ぐ手段と、 (g)前記膨張部から膀胱壁へ前記薬品を供給できるように、前記第1及び第 2の電極間に電流を供給する手段と を含むことを特徴とする薬品供給装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.膨張部を有するカテーテルから、膀胱及び子宮を含む群に属する臓器へ薬品 を供給する薬品供給方法であって、 (a)前記臓器へ前記カテーテルの膨張部を挿入する工程と、 (b)前記膨張部を膨らませ、前記臓器を拡張させる工程と、 (c)前記膨張部から前記臓器の臓器壁へ前記薬品を供給する工程と を含むことを特徴とする薬品供給方法。 2.前記膨張部を膨らませる前記工程は、前記膨張部の形状を前記臓器壁の内部 表面とほぼ一致させることを含むことを特徴とする請求項1に記載の薬品供給方 法。 3.前記カテーテルはさらに、前記カテーテルの膨張部の内部にある第1の電極 と、患者の体と接触する第2の電極とを含み、前記薬品を供給する前記工程は、 さらに、前記第1及び第2の電極間に電流を供給することを含むことを特徴とす る請求項1に記載の薬品供給方法。 4.さらに、前記第1及び第2の電極間に電流を供給する前に、前記第2の電極 を患者の体の皮膚に対して置く工程を含むことを特徴とする請求項3に記載の薬 品供給方法。 5.前記カテーテルの膨張部を膨らませる前記工程は、前記膨張部へ前記薬品を 注入することを含むことを特徴とする請求項1に記載の薬品供給方法。 6.前記カテーテルの膨張部は内腔を有し、前記薬品を供給する前記工程はさら に、前記膨張部の内腔から前記臓器壁へ前記薬品を通過させることを含むことを 特徴とする請求項5に記載の薬品供給方法。 7.前記カテーテルの膨張部はポリマー・マトリックスを有し、前記ポリマー・ マトリックスは第2の薬品を包含し、前記方法はさらに、前記ポリマー・マトリ ックスから前記臓器壁へ前記第2の薬品を供給する工程を含むことを特徴とする 請求項1に記載の薬品供給方法。 8.前記カテーテルの膨張部はポリマー・マトリックスを有し、前記ポリマー・ マトリックスは前記薬品を包含し、前記薬品を供給する前記工程はさらに、前記 ポリマー・マトリックスから前記薬品を放って、前記臓器壁へ通過させることを 含むことを特徴とする請求項1に記載の薬品供給方法。 9.さらに、前記カテーテルの膨張部と前記臓器壁との間に前記薬品の層を提供 する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の薬品供給方法。 10.前記臓器は膀胱であって、前記方法はさらに、前記薬品が患者の尿道へ流 れてしまうのをほぼ完全に防ぐ工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の薬 品供給方法。 11.前記カテーテルは、膨張可能なブロッキング部を含み、前記薬品が患者の 尿道へ流れてしまうのをほぼ完全に防ぐ前記工程はさらに、 (a)前記膀胱の最も近くになるように、前記尿道へ前記カテーテルのブロッ キング部を挿入する工程と、 (b)前記ブロッキング部を膨らませて、ほぼ完全に前記尿道を塞ぐ工程と を含むことを特徴とする請求項10に記載の薬品供給方法。 12.前記臓器は膀胱であって、前記方法はさらに、前記膀胱に尿が溜まるのを ほぼ完全に防ぐ工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の薬品供給方法。 13.前記膀胱に尿が溜まるのをほぼ完全に防ぐ前記工程は、尿管を塞いで、尿 が尿管から前記膀胱へ流れるのを実質上不可能にすることを含むことを特徴とす る請求項12に記載の薬品供給方法。 14.前記カテーテルは排液用管腔を定義し、前記カテーテルの膨張部は尿管か ら前記排液用管腔へ伸びるチャネルを定義し、前記膀胱に尿が溜まるのをほぼ完 全に防ぐ前記工程はさらに、ほとんど全ての尿を前記チャネルを通じて前記尿管 から前記排液用管腔へ運ぶことを含むことを特徴とする請求項12に記載の薬品 供給方法。 15.前記臓器は膀胱であって、前記方法はさらに、前記薬品を供給する前記工 程の前に前記膀胱から尿を排出させる工程を含むことを特徴とする請求項1に記 載の薬品供給方法。 16.(a)前記薬品を供給する前記工程の後に前記カテーテルの膨張部をしぼ ませる工程と、 (b)尿を排出させ、前記膨張部を膨らませ、前記薬品を供給する前記工程を 繰り返す工程と をさらに含むことを特徴とする請求項15に記載の薬品供給方法。 17.前記臓器は子宮であって、前記方法は、前記薬品が患者の膣へ流れてしま うのをほぼ完全に防ぐ工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の薬品供給方 法。 18.前記カテーテルはブロッキング部を含み、前記薬品が患者の膣へ流れてし まうのをほぼ完全に防ぐ前記工程はさらに、前記ブロッキング部を子宮頚管の開 口部をほぼ完全に塞ぐような位置につかせる工程を含むことを特徴とする請求項 17に記載の薬品供給方法。 19.前記ブロッキング部は、前記子宮頚管に合致するキャップであって、前記 ブロッキング部を位置につかせる前記工程は、前記キャップを前記子宮頚管と合 致するような位置につかせる工程を含むことを特徴とする請求項18に記載の薬 品供給方法。 20.前記臓器は子宮であって、前記方法はさらに、前記薬品が患者の卵管へ流 れてしまうのをほぼ完全に防ぐ工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の薬 品供給方法。 21.膨張部を有するカテーテルから患者の膀胱へ薬品を供給する薬品供給方法 であって、前記カテーテルは、前記膨張部の内部に位置する第1の電極と、患者 の体と接触する第2の電極を有し、 (a)前記膀胱へ前記カテーテルの膨張部を挿入する工程と、 (b)前記膨張部を膨らませ、前記膀胱を拡張させ、前記膨らませた膨張部の 形状に前記膀胱の膀胱壁の内部表面をほぼ一致させる工程と、 (c)前記薬品が前記患者の尿道へ流れるのをほぼ完全に防ぐ工程と (d)尿が前記膀胱に溜まるのをほぼ完全に防ぐ工程と、 (e)前記第1及び第2の電極間に電流を供給することによって、前記膨張部 から前記膀胱壁へ前記薬品を供給する工程と を含むことを特徴とする薬品供給方法。 22.膨張部を有するカテーテルから患者の膀胱へ薬品を供給する薬品供給方法 であって、前記カテーテルは、前記膨張部の内部に位置する第1の電極と、患者 の体と接触する第2の電極を有し、 (a)前記膀胱へ前記カテーテルの膨張部を挿入する工程と、 (b)前記膨張部へ前記薬品を注入し、前記膨張部を膨らませ、前記膀胱を拡 張させることによって、前記膨らませた膨張部の形状に前記膀胱の膀胱壁の内部 表面をほぼ一致させる工程と、 (c)前記薬品が前記患者の尿道へ流れるのをほぼ完全に防ぐ工程と (d)尿が前記膀胱に溜まるのをほぼ完全に防ぐ工程と、 (e)前記第1及び第2の電極間に電流を供給することによって、前記膨張部 から前記膀胱壁へ前記薬品を供給する工程と を含むことを特徴とする薬品供給方法。 23.膨張部を有するカテーテルから患者の子宮へ薬品を供給する薬品供給方法 であって、前記カテーテルは、前記膨張部の内部に位置する第1の電極と、患者 の体と接触する第2の電極を有し、 (a)前記子宮へ前記カテーテルの膨張部を挿入する工程と、 (b)前記膨張部へ前記薬品を注入し、前記膨張部を膨らませ、前記子宮を拡 張させることによって、前記膨らませた膨張部の形状に前記子宮の子宮壁の内部 表面をほぼ一致させる工程と、 (c)前記薬品が前記患者の子宮頚管へ流れるのをほぼ完全に防ぐ工程と (d)前記薬品が前記患者の卵管へ流れるのをほぼ完全に防ぐ工程と (e)前記第1及び第2の電極間に電流を供給することによって、前記膨張部 から前記子宮壁へ前記薬品を供給する工程と を含むことを特徴とする薬品供給方法。
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