JPH10511043A - 水及び凝縮可能な炭化水素類を含む天然ガスを処理する方法と装置 - Google Patents

水及び凝縮可能な炭化水素類を含む天然ガスを処理する方法と装置

Info

Publication number
JPH10511043A
JPH10511043A JP9514774A JP51477497A JPH10511043A JP H10511043 A JPH10511043 A JP H10511043A JP 9514774 A JP9514774 A JP 9514774A JP 51477497 A JP51477497 A JP 51477497A JP H10511043 A JPH10511043 A JP H10511043A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
solvent
water
phase
treated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP9514774A
Other languages
English (en)
Inventor
コラン、ジャン−クロード
ラリュ、ゾウゼフ
ロジェ、アレクサンドル
Original Assignee
アンスティテュ フランセ デュ ペトロル
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アンスティテュ フランセ デュ ペトロル filed Critical アンスティテュ フランセ デュ ペトロル
Publication of JPH10511043A publication Critical patent/JPH10511043A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/26Drying gases or vapours
    • B01D53/265Drying gases or vapours by refrigeration (condensation)
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/002Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols by condensation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/14Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols by absorption
    • B01D53/1487Removing organic compounds
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/26Drying gases or vapours
    • B01D53/263Drying gases or vapours by absorption
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G2300/00Aspects relating to hydrocarbon processing covered by groups C10G1/00 - C10G99/00
    • C10G2300/10Feedstock materials
    • C10G2300/1025Natural gas

Abstract

(57)【要約】 少なくとも水を含むガスを、このガスから少なくとも部分的に水を除去するように、(a)このガスを水と異なる非炭化水素化合物である或る溶媒の存在のもとに、少なくとも1つの水性相を含む液体フラクションと接触帯域の全体又は1部分にわたって直接接触させ、そして同時に、上記ガスを上記溶媒の存在のもとに少なくとも部分的に冷却して本質的に溶媒と水とよりなる少なくとも1つの液相を凝縮させ、そして(b)その溶媒が少なくとも部分的に除去されてしまっているその凝縮した液相からその凝縮しなかったガス相を分離することによって、処理する。

Description

【発明の詳細な説明】 水及び凝縮可能な炭化水素類を含む天然ガスを処理する方法と装置 本発明は、ガスを処理する方法、中でも脱水の方法、及びこの方法を実施する ためのプラントに関する。 本発明は特に、天然ガスの脱水に適用した場合に有利性を有する。 これは例えば少なくとも3個の炭素原子を有するような凝縮可能な炭化水素類 を天然ガスから分離するのに有利に用いることができる。 石油製品及び天然ガスは、中でも、輸送及び/又は取扱いの目的にとって望ま しくない種々の生成物を含んでいる。 これらの物質のうち、除去しなければならない主な成分の1つは水であって、 これは水和物の形成を促すことが証明されており、そして腐食を導きやすい。実 際においては種々の水和物は輸送パイプラインを閉塞し、遮断してガスがそれら を通して通過するのを長期間にわたり阻害し、そしてそのガスの腐食作用はパイ プライン及び処理用設備における障害をもたらす。これら2つの因子はそれらの 結果において極めて有害であり、そして形成されたいかなる水和物も分解するの は非常に困難であるためにしばしば極めて長期間の生産停止をもたらすことがあ って、重大な経済的損失を招く。 従来技術においてこれらの欠点を克服するための手段として種々の方法が記述 されている。 フランス国特許Fr 2,605,241 はいくつかの装置の中で順次実施 されるいくつかの段階を含む天然ガスの処理方法を記述している。第1の封入体 の中でその処理されるべきガスは、溶媒に添加された水で飽和されたガスとなる ように冷却された物理的溶媒と接触させ、そしてこのガスを次にその溶媒及び飽 和水並びに液状炭化水素類の相を含む或る水性相を凝縮させるための熱交換器の 中で冷却する。この冷却されて脱水されたガス及びそれら凝縮した炭化水素類を 含むフラクションは次に分離装置の中で分離される。 この方法は従来技術において用いられた技術と比較して重要な利点を示す。し かしながらメタン及びプロパンのような炭化水素類並びに3個よりも多い炭素原 子を有する炭化水素類は完全には分離されない。 加えて、これには少なくとも2つの装置を必要とし、これがその処理プラント に追加的なスペースを必要として追加的な設備投資をもたらす。 本発明はこの従来技術のそれらの欠点を克服し、そして種々の形の水を含む脱 水が必要な種々のガス、中でも天然ガスを処理するための費用のかからない方法 を提供するものである。これはまた、例えば精油所ガスのような工業プラントに おいて発生するガスを処理するのにも適用することができる。本発明の方法及び プラントは、例えば熱交換カラムのような脱水過程のためのただ1つの封入体( enclosure)しか必要とせず、これはその設備が従来技術で公知のプラントより も費用が低く、かつ僅かなスペースしか必要としないと言うことを意味する。 これは、少なくとも水、メタン及び、例えばC3+及び/又は、場合によりC2+ のような凝縮可能炭化水素類を含む天然ガスの場合に有利に適用することができ る。 この記述の全文をを通じてC3+は1分子当り少なくとも3個の炭素原子を含む 炭化水素を表わすのに用いられ、C4+は少なくとも4個の炭素原子を有する全て の炭化水素類を、そしてC5+は少なくとも5個の炭素原子を有する炭化水素類を 表わすのに用いられる。 「処理されたガス」の表現は、脱水されたガス、又は飽和水の少なくとも1部 が除去されているガスを表わすのに用いられる。 本発明は少なくとも水を含むガスを処理する方法に関し、その目的は上記ガス から少なくとも一部の水を除去することである。 これは、これが少なくとも下記の各段階、すなわち a) その処理されるべき天然ガスを第1のラインによって配送し、そして少な くとも1つの水性相を含む液体フラクションを、上記ガス及び上記液体フラクシ ョンが接触領域の少なくとも1部分にわたり直接接触するように或る溶媒の存在 のもとに、例えば或る通路によって上記接触領域へ供給し、その際上記溶媒は水 と異なる非炭化水素物質であり、そして、その溶媒との混合物において本質的に 水よりなる少なくとも1つの液相を凝縮させるために、上記ガスを上記溶媒の存 在のもとに少なくとも部分的に冷却し、 そして b) その凝縮しなかった気体相を、その溶媒が少なくとも部分的に除去されて しまっている凝縮した液相から分離する 各段階を含むことを特徴とする。 その処理されたガスは好ましくは上昇流で循環され、一方、その凝縮した液相 は下向きに流れる。 有利には、その溶媒を含む液相はそのガスと液体フラクションとの接触領域の 頂部から供給される。 本発明の方法の好ましい具体例の1つにおいてその処理されるべきガスは上向 きに流れ、一方、その溶媒を含む液相は向流で循環される。 その処理されるべきガスは、例えば、上記ガス及び/又は上記溶媒の性質に依 存して変化する或る温度勾配を作り出すことにより冷却される。 もう一つの具体例は、そのガスが処理されたガスの少なくとも1部を用いて冷 却されるような自己冷却の過程を用いる。 注入されるべき溶媒相の量は、例えばその過程の間に測定された温度及び/又 は温度勾配及び上記相の各成分の性質に基づいて、例えば温度のような運転条件 との関連において決定される。 その溶媒はアルコール、又は下記の各生成物、すなわちジメトキシメタン、ジ メトキシエタン、エタノール、メトキシエタノール、プロパノールの中から選ば れる溶媒であることができるか、或いは場合により、例えばアミン類又はケトン 類のような別の群の溶媒から選ぶことができる。 溶媒としてはメタノールを使用するのが有利である。 水及び種々異なった温度において凝縮し得る、水以外の種々の成分を含むガス は、各段階a)及びb)を経過し、それによって段階a)の間にそのガスは、例 えば或る水性相及び上記凝縮可能な各成分を含む相が含まれた液相と接触し、そ して溶媒が少なくとも部分的に除かれてしまっている上記液体フラクションは、 或る水性フラクションと、及び上記凝縮可能な各成分を含む1つ以上の相とに分 離される。 この方法は少なくともメタン、水及びC2より高級でC5までの炭化水素類を 含む天然ガスの処理に特によく適しており、その際その処理されたガス、水及び /又はLPGフラクション及び/又はガソリンが分離される。 本発明はまた、少なくとも水を含むガスを処理するためのプラントにも関係し 、その目的はこの水の少なくとも1部を除去することである。 これは、上記ガスの溶媒相との接触を許容する主回路に連結されている、その 処理されるべきガスのための配送ラインと、及び少なくとも1つの溶媒を含む少 なくとも1つの液相のための少なくとも1つの配送ラインが設けられた封入体E C1とを含むことを特徴とする。これはまた上記主接触回路及びこの主接触回路 に熱的に連通している冷却回路に連結されている、その処理されたガスのための 少なくとも1つの放出ラインと、及び液相のための少なくとも1つの放出ライン とをも有する。 このガス及び液体フラクションはその主回路の全長の少なくとも1部にわたっ て或る溶媒の存在のもとに互いに接触する。 具体例の1つにおいてこのプラントは、少なくとも水及び種々異なった温度に おいて凝縮して選択的回収が求められる複数の成分を含む天然ガスの処理に適し ている。 この目的のためにその装置は上記凝縮された各成分を回収するための少なくと も1つの手段と、及び上記回収手段に連通する少なくとも1つの出口ラインとを 有する。 このプラントは、それら凝縮した各成分のための、上記の放出パイプの1つに 連結され、及び/又はその封入体の中で好ましくはその下方部分において一体化 されている、上記凝縮された成分を安定化するための手段を有していることがで きる。 本発明の方法及びプラントの利点は水及びメタン以外の少なくとも1つの炭化 水素を含む天然ガスを脱水し、そしてメタン以外のそれら炭化水素類の少なくと も若干を分離することにある。 本発明のプラントはコンパクトであって低価格であり、そして特定の炭化水素 フラクションの回収過程を最適化させると言う特別な利点を提供する。 その実施方法は天然ガスを処理する費用を低下させ、そしてそれら選ばれた炭 化水素類についての生産量を上昇する。 本発明の他の諸特徴及び利点は、非制限的であるが、天然ガスの処理を含む種 々異なった適用例を記述している添付の図面を参照した下記の記述からより明ら かとなるであろうが、これらの図面において ○第1図は、外部冷却回路を用いる本発明の基本的原理の図式説明図であり、 ○第2A及び2B図は、2つの冷却回路、外部回路及びその処理されたガスの少 なくとも若干を用いる熱交換回路並びに安定化手段を有する装置を説明し、 ○第3図は、処理されたガスを再循環させて冷却剤として使用する自己冷却系の 変法を示し、 ○第4図は、その装置が天然ガスから液状炭化水素類を回収するための手段を有 する方法を説明し、 ○第5及び6図は、安定化手段に連結された種々異なった凝縮物を抜き出すため の手段が一体化されたプラントを示し、 ○第7図は、最適化された安定化過程が一体化されたプラントの例であり、 ○第8及び9図は、安定化が熱交換帯域において起こる、この方法の各変法を示 し、 ○第10、11及び12図は、熱交換器を作製するのに用いられる技術のそれぞ れの例であり、そして ○第13図は、熱交換器のために用いられる技術の例を示す。 本発明の実施方法は飽和水を含むガスを同時に冷却し、かつ或る溶媒の存在の もとに液体フラクションと接触させることよりなり、この方法の目的は氷及び/ 又は水和物の形成を防止することである。 その冷却段階はガスの中に含まれている飽和水並びに富化天然ガスの中に含ま れる種々の液体炭化水素類を凝縮させる。 有利には、これら2つの段階はそのガスのための少なくとも1つの主回路、す なわちそのガス、その液相及びその溶媒のための接触回路と冷却回路とを収容す る単一の封入体の中で行なわれる。 富化天然ガスの場合には、そのプラントは、これがその処理されるガスの組成 及びその製造業者の要求に依存して種々の化合物のための液体炭化水素類を分留 して回収するのに用いることができるという利点を有する。 この方法の原理が第1図に説明されており、そして例えば随伴する高級炭化水 素類を含む、水で飽和した天然ガスに適用される。 その処理されるべきガスは、例えば熱交換器のような封入体EC1へその下方 部分に配置されたライン2を経て供給される。この熱交換器EC1の内部でこれ は同時に、この熱交換器EC1にライン3を介して供給されて例えば器壁をよぎ る(第8、9図)間接的な熱交換の過程で冷却される溶媒から少なくとも部分的 に構成される液相と接触する。 この冷却過程のために或る種の熱交換媒質を使用することができ、そしてこれ はライン4からこの熱交換器EC1の外殻を上から下へ通過してその処理される べきガスの温度をそれが上昇するにつれて低下させた後、ライン5を経てこの熱 交換器から送り出される。 好ましくは、その処理されるべきガスが上方へ移動するときに、その熱交換器 EC1の内部で下方へ移動する溶媒の含まれた液相と向流でかつ連続的に接触さ せる。このガスは好ましくは向流で連続的熱交換過程によって冷却される。 この冷却過程はそのガスの中に含まれている重質炭化水素類及びそのガスの中 の飽和水の1部を凝縮させる。これら2つの凝縮された液相は重力によってこの 装置を通して下向きに、その処理されたガスに対して向流で流れ、そしてこれは その水性相と液体炭化水素類との間の物質交換の結果として次第にプロパン、ブ タン及びより高級の炭化水素類を失う。その凝縮した液体炭化水素相は次第に、 これが下方へ移動するにつれて重質成分に富んでくる。溶媒に富んだ凝縮した水 性相はこの熱交換器の頂部においてそれがそのガスと接触するに至ったときに溶 媒を失う。 これら2つの相は通路7及び8を経てそれぞれの排出に先立ってその熱交換カ ラムの下方部分において傾瀉過程により分離される。 これら2つの相を全てこの熱交換器の下方部分、例えばライン7の位置に配置 されたただ1つの通路を通して放出することも可能である。 溶媒を注入されたその処理されたガスはこの熱交換器EC1の頂部からライン 6を通して放出される。 その溶媒及び凝縮した液相を含んだ水性相は、例えばそれらの引き続く使用の 目的又は移送の態様に依存し、或いは製造業者又は消費者の仕様に合致するよう に別個に処理される。 その水性相とともに随伴する蒸発した溶媒は冷却に伴う水和物形成の問題を防 止する。 熱交換器EC1にはまた、例えば温度センサのような、制御及び処理手段10 に結合されている温度制御用手段が設けられていてもよい。それら温度センサは この熱交換器に沿って配置されてその循環するガスの通路に沿ういくつかの点に おける温度を測定する。 熱交換器EC1へ供給されるに先立って、その処理されるべきガスは、入手で きるいずれかの冷却媒体、例えば水及び/又は空気を使用できる場合にこれを用 いてライン2の上に配置された熱交換器E1の中で冷却されてもよい。この熱交 換器E1の出口のところの温度及び圧力の条件のもとで、この最初の冷却段階は 凝縮可能な炭化水素類よりなるガソリンフラクションを分離する。 水と少なくとも部分的に混和し得る溶媒が用いられる。好ましくは、その沸騰 温度は、これがその凝縮しなかったガスによって同伴されるように水のそれより も低いことである。 この溶媒はアルコール、例えば好ましくはメタノールである。これは下記の群 の溶媒、すなわちメチルプロピルエーテル、エチルプロピルエーテル、ジプロピ ルエーテル、メチル tert-(io)ブチルエーテル、ジメトキシメタン、ジメトキシ エタン、エタノール、メトキシエタノール、プロパノールから選ぶこともでき、 或いはこれは、例えばアミン類やケトン類のような異なった群の溶媒、又は場合 によっては1つ以上のこれらの生成物よりなる混合物から選ぶこともできる。 注入されるべき溶媒の量は通常、水の存在による水和物の形成及び氷の結晶の 形成を避けるためにそのガスの温度及び圧力及び/又は組成に適合するように調 節される。 例えば、その処理されたガスの流量に対するその溶媒の流量のモル比は、1/ 1000と1/10との間の範囲内である。 有利には、その処理過程は、例えばそのガスの組成及び/又は例えば温度及び /又は温度変化及び/又は圧力のような運転条件に依存して注入する溶媒の量を 調節することにより最適化させることができる。この目的のために、熱交換器の 水準に配置されたいくつかの温度センサで測定された温度及び/又は温度勾配が 考慮される。 好ましくは、そのガスがその封入体から出たときに行なわれるいずれかの処理 も考慮される。 そのガスはこれが向流で循環するので、重力によって下向きに移動する各液相 の中に含まれた溶媒を同伴する。これらの液相は基部において捕集され、その際 その溶媒はそれらから実質的に除かれてしまっている。従って、頂部において注 入された溶媒は、主としてこの頂部から出てゆく気体相の中に放出される。注入 されるべき溶媒の量は従って、温度及び圧力の条件を考慮して水和物形成の防止 に必要なこの水性相内の濃度水準を作り出すように調節することができる。 温度が低ければ低い程、その水性相の中の溶媒含有量は低く弱くなる。従って 熱交換器の頂部から注入される溶媒の量は比較的少なく、そしてガスの中の損失 を補償するための補充分を構成する。 頂部から注入される溶媒は純粋である必要はなく、そして水性相の中の溶媒の 濃度が水和物形成を防止する限り、例えば水と混合されていてもよい。 その熱交換器の中で作り出される温度又は温度勾配の変化は、そのガスの性質 及びLPGやガソリンのような回収されるべき凝縮された炭化水素類の量に基づ いて選ぶ。 同様に、その処理されるべきガスの温度は、好ましくは全熱交換器を通じて或 る温度勾配が得られるように低下させる。 有利には、この方法は部分的に、又は完全に自己冷却性であり、すなわちその 処理されたガスの少なくと1部がその冷却過程のために用いられる。 第2A図は具体例の1つを示すがこれにおいては、熱交換器EC1には、第1 図に示すようにともに上方部分に配置されているライン4及びライン5を経てそ れぞれ流入し、出てゆく熱交換流体を用いる冷却回路が設けられており、そして 好ましくは熱交換媒質用の放出ライン5の下方に配置されたライン11を介して この熱交換器に流入し、そしてこの熱交換器の下方部分の水準のライン6’を介 して出てゆく、通路6を経てこの熱交換器から放出される処理されたガスの少な くとも若干を用いる追加的な冷却回路が設けられている。 この外部的熱交換流体はその熱交換器の上方部分においてその処理されたガス の少なくとも若干を冷却するが、これはライン6を介して放出され、そしてライ ン6の延長をなすライン11を経てこの熱交換器へ送り戻される。 この熱交換器EC1の中へ供給されてその過程の間に凝縮される、ガスの中の 各重質成分の比較的大きな部分を含む液体フラクションは、ライン8を介して放 出される。 この液体フラクションは第2B図に示すように、リボイラB1のような安定化 手段が採用されている熱交換器EC1の基部で捕集された液体の量を加熱して安 定化させることができる。従って既に安定化されてしまった液体フラクションは ライン8を介して捕集され、そしてその加熱過程によって蒸発したメタン及びエ タンがライン6’を通って放出されるその処理されたガスの中に含まれるので、 C1−C2の収量が改善される。 実施例1 本発明の方法をどのように実施するかの第1の例が第2A図に示されているが 、これによって高級炭化水素類を含む天然ガスが処理されて、少なくとも3個以 上の炭素原子を有する各成分が既に除かれてしまっている水和されたガスを生ず る。 熱交換器EC1は、例えば多管式のカラム熱交換器であり、各パイプはガス、 水性相、炭化水素相及び溶媒の間の物質移動を改善するように並べられている。 天然ガスの重量組成は、例えば次のようである: 水 82.30 メタノール 0.00 窒素 211.97 二酸化炭素 397.79 メタン 25765.00 エタン 6028.62 プロパン 4360.50 イソブタン 1335.05 ブタン 487.21 イソペンタン 668.81 ペンタン 528.87 ヘキサン 1053.47 合計 42919.59 kg/hr この天然ガスはまず、ライン2を介して本質的に42919kg/hrに等し い流量で処理装置へ送り込まれるに先立って、例えば熱交換器E1の中で43℃ に近いこのものの露点よりも高いか、又は等しい温度及び本質的に4.4MPa に等しい圧力に冷却される。本質的にメタノールよりなる溶媒は外界温度よりも 低いか又はそれに等しい温度において、そして例えば−20℃に近い温度におい て本質的に13kg/hrに等しい流量でライン3を介して注入される。 熱交換器EC1の上方部分は、−27℃に近い温度においてライン4を介して 配送され、そして−23℃に近い温度においてライン5を介して放出される熱交 換媒質により冷却される。 熱交換器EC1の下方部分はライン6を介して放出される処理されたガスによ り冷却され、そして本質的に−22℃に等しい温度において4.4MPaに近い 圧力においてライン11を介してこの熱交換器へ送り戻される。その再循環され た処理されたガスは、これが向流で循環する際に熱交換の過程によってその処理 されるべきガスの温度を低下させた後、39℃の温度においてライン6’を経て 放出される。 その処理されるべき天然ガスは、これが冷却されるにつれて、一方において液 状炭化水素類よりなる液相を形成するように凝縮する3個よりも多い炭素原子を 有する炭化水素類を次第に失い、そしてもう一方において水を次第に失い、その 際その飽和水の凝縮によって形成される水性相はそれが形成されるにつれて順次 放出される。 この脱水過程の間にその天然ガス、メタノール及び2つの各液相は接触する。 メタノールの存在は氷や水和物の形成を防止する。 頂部において配送されるメタノールの量が水和物形成を防止するのに必要な量 に限定されているときは、その熱交換器EC1の基部において捕集されたその処 理されたガスからの凝縮水は100ppmよりも少ない溶媒を含む。この水はラ イン7を介して43℃の温度において82.0kg/hrに近い流量で抜き出さ れる。C3+炭化水素類に富み、そして例えば99%よりも多いC5+炭化水素類、 65%のC4+成分及び12%のC3+を含む液体炭化水素相は、例えば傾瀉の過程 によって水性相と分離された後で、約5175kg/hrの流量でライン8を介 して放出される。 脱水されてそのC3+炭化水素類の約50%を失ってしまった処理されたガスは ライン6を介して37710kg/hrの流量で放出される。C1及びC3の生成 収率は約98%であり、これに対して、この収率は従来技術の方法を用いた場合 には92%の範囲であったであろう。 もう一つの具体例においては、このプラントは冷却剤としてライン6からの処 理されたガスの若干を用いるので自己冷却性である。 この型の例の1つが第3図に示されている。熱交換器の頂部より出てくる処理 されたガスは、ライン6の上に配置された装置12の中で、例えば弁を通して膨 張させることによるか、又はタービンを通して膨張させることによって冷却され る。このようにして冷却された後でこのガスはライン4を通して熱交換器EC1 の中へ送り戻され、ここでこれは熱交換過程により、その上向きに流れている処 理されるべきガスの温度を低下させる。この熱交換の後でこれはライン6’を通 して送り出された後、もう一つの処理プラント及び/又は移送パイプラインへ送 られる。 ライン6’を介して放出されたガスは輸送のために熱交換器の下流において圧 縮装置(図示されていない)へ送られてもよい。 有利には、このプラントは、天然ガスから重質の炭化水素の各留分をそれらの 組成、中でも1分子当りの炭素原子の数に依存して回収するのに用いることがで きる。 第4図は、天然ガスから種々のLPGフラクションを回収するための手段及び ガソリンを回収するための分離手段を含む処理プラントを示す。 第4図に示した具体例は、第3図のそれと、これが熱交換器の水準に配置され た回収手段(14、15)を有すると言う点で異なっている。従ってこの具体例 は本発明の範囲を逸脱することなく、第1及び第3図に示した装置とともに採用 することもできるであろう。 天然ガスは種々の温度において凝縮する炭化水素類を含んでいる。熱交換器内 で、或る与えられた勾配で温度を低下させることは、その天然ガスに含まれた種 々異なった炭化水素フラクションが異なった帯域において凝縮することを許容す る。重質の各フラクションは熱交換器の基部において捕集され、そしてより軽質 のフラクションは熱交換器の頂部において捕集される。或る範囲内の固定的沸点 を有する炭化水素フラクションを中間帯域から捕集することも可能であろう。 例えば、プロパン及びブタン類(3又は4個の炭素原子を有する炭化水素類) とC5+フラクションであるガソリンの含まれたLPGフラクションとを別個に回 収するために、熱交換器EC1には処理されたガス及び溶媒を接触させる主帯域 に連通しているプレート14のような回収手段が設けられている。この回収プレ ート14は熱交換器の1部分の中に配置されており、その水準はその処理される べき留分又は炭化水素類の性質及びそのカラムの種々異なった点における温度の 関数として固定されている。 このプレート14は、その凝縮された水性相が主としてプロパン及びブタン類 並びに少量のメタン及びエタンの含まれた凝縮した炭化水素類から分離されるこ とを許容し、そしてそれらを捕集してそれによりそれらの少なくとも若干を横方 向ライン15を介して排出させることができる。 その分離された水性相、並びにプレート14のところの回収されなかった炭化 水素相はプレート14から主処理回路へ向かって移動し、そしてここで、例えば 第1図との関連において記述したようにライン7及び8を介して放出されるまで それらはその下向きの移動を継続する。 明らかに、この熱交換器にはその回収されるべき炭化水素の性質に依存して、 この熱交換器に沿って配置された各横方向放出ラインに連結されたいくつかの回 収プレートが設けられていてもよい。 或る場合には、「流し込み」及び/又はその処理プラントの中の他の装置から の種々の量の溶媒を用いてそれらLPGが液/液抽出過程によって熱交換器へ外 部から流し込まれる段階から溶媒を回収するのが有利である。 有利には、このプレート14は、或る溶媒を含む水性相のような液相を配送で きる少なくとも1つのライン144を有している。 このライン144を介して配送される液相は、例えばライン13を介して抜き 出された液体炭化水素フラクションのような抜き出された液体フラクションの流 し込み段階からやって来てもよい。このプレート14の水準においてこの液体炭 化水素のフラクションは実際に、溶媒を部分的に含む水性相及び同様に溶媒をも 含む水性相と平衡状態にある。この平衡の結果として、ライン15を介して抜き 出された液体炭化水素類は痕跡の溶媒を含む。 液体炭化水素フラクションの中に最初に溶解された溶媒を含むその流し込み段 階からの水性相は、ライン144を介して熱交換カラムEC1へ再循環され、次 いでその向流で処理されるべきガスと接触する。この接触過程の間にそれは物質 交換を受けてその気体相の中に同伴されていた量の溶媒を引渡す。 回収されるべき溶媒を含むその液相を再注入するのに用いられるラインはその 熱交換カラムの他の種々の水準のところに配置されていることもできる。どのよ うな処理が必要であるかに依存してこの型のいくつかの注入ラインをその熱交換 カラムの上に設けることもできる。 この溶媒及びいずれかの他の溶解している成分を回収することは運転費用を低 下させる。 これらの具体例は異なった種々の型のガスについての凝縮物の各成分の回収を 改善する。 これは天然ガス以外の、例えば精油所ガスでも適用することができる。 実施例2 本発明を実施する方法の第2の例は第4図との関連において記述されるが、こ こでは天然ガスの中に含まれている炭化水素類のいくつかの留分を、例えば3個 よりも多い炭素原子を有する適当な炭化水素類のような所望の組成に基づいて回 収することができる。 天然ガスは冷却されて、例えば第3図に説明されている接触過程を通じて供給 される。第1及び2図に説明されている他の方法も本発明の範囲を逸脱すること なく適用することができる。 脱水過程の間に天然ガスは、少なくとも3個以上の炭素原子を含む分子よりな る各成分の若干が凝縮して上方から下方へ次第に重質成分に富んでゆく液体炭化 水素相を形成する過程によってその重質のC3+成分を失う。 熱交換カラムEC1の大きさが、理論段数12に相当するものを得るようなも のであるときは、第6段プレートの水準において得られる液体炭化水素相の中の プロパンの濃度は、例えば26重量%に近く、これに対して、ライン8を介して この系の基部から放出される液体炭化水素相の中ではそれは9.8%である。プ ロパン濃度がこの熱交換カラムに沿って形成されるので、所望の組成を作り出す 水準において形成される各炭化水素相を抜き出すのが望ましく、そして有利であ る。 例えば、種々の側方分岐ラインを、変化する組成の各液体炭化水素相を抜き出 して製造業者の仕様に合致させるのに用いることができる。 天然ガスはライン2を介して42837kg/hrの流量で43℃に近い温度 及び実質的に4.5MPaに等しい圧力において供給される。メタノールがその 熱交換器の中でその頂部における−23℃の温度での99重量%とその熱交換器 の基部における約43℃の温度での0.01重量%との間で変化する濃度に対応 する勾配においてその熱交換器の中で形成される水性相の中のメタノールの濃度 を維持するように、ライン3を介して13.9kg/hrの量で送り込まれる。 熱交換器の第4理論段の水準に相当する回収手段14及び15(第4図)の水 準において、25重量%よりも多いプロパンを含む70%の液体炭化水素相が約 −2℃の温度で本質的に3600kg/hrに等しい流量においてライン15を 介して放出される。 水性相及びC4+よりも多い炭素原子の大部分を含む炭化水素相は傾瀉の後でラ イン7及び8を介して放出される。 例えば、ライン8を介して2525kg/hrの流量で放出されるC5+炭化水 素の含まれる液体炭化水素相はその処理されるべきガスの中に含まれていたC5+ 炭化水素を75%よりも多く含んでいる。 装置12を通して膨張することにより冷却された天然ガスは熱交換過程におい て、36715kg/hrの流量でライン6’を介して熱交換過程の後で放出さ れるに先立って、向流で循環しているその処理されるべき天然ガスを冷却するた めに用いられる。これは脱水されてしまっており、そしてこのもののC3+炭化水 素類は55%よりも多く除去されてしまっている。 選ばれたいくつかの帯域からの炭化水素類を回収する利点は、第2及び4図に ついて記述したこの2つの例を比較したならば明らかである。 65%までC3及びC4の富化された炭化水素相がプレート14の水準において 回収され、これに対して、ライン8を介して放出される炭化水素相はC3及びC4 によって僅かに約20%しか富化されていない。 他方において、いくつかの留分がそれらの組成及びそれらの凝縮帯域に基づい て側方分岐ラインのところで回収される場合には、得られる各液体炭化水素相は 組成が異なっており、1つは或る側方分岐ラインのところで抜き出されるC3及 びC4の成分に富んだものであり、もう1つはこの系の基部から放出されるC5及 びC6に富んだものである。 この方法は、その処理されたガスからのC1及びC2の各成分の収率をも高める 。 有利には、このプラントは第1ないし4図につてい記述した方法の1つを用い てその回収された各炭化水素フラクションを安定化させるのにも使用することが できる。 第5及び6図は、それぞれ、各凝縮された炭化水素類(LPG及びガソリン) を安定化させるための手段の設けられた脱水装置を採用するプラントを示す。 第5図においては第4図の凝縮したLPGのための回収プレート14に連通す る放出ライン15はそれらを安定化させるのを許容する装置16に連結されてい る。用いた装置は、例えば当業者によく知られていてここでは記述しないような 安定化装置の1つである。 もう一つの具体例においてその用いた安定化装置は前に記述したような熱交換 器であり、それにより、以下において第8及び9図について記述するように、熱 の交換と物質の交換とが同時に行なわれる。 各炭化水素フラクションを回収するのに用いる過程において採用される安定化 方法は、プレート14の水準から回収されて少量のメタン及びエタン、並びに主 要量の凝縮したLPGを含む凝縮液フラクションをその安定化装置16へ供給す ることよりなる。 そのメタンとエタンとに富んだフラクションはこの安定化装置からライン17 を介して放出され、そして熱交換器EC1へプレート14の水準において再循環 されて捕集され、そしてその処理されるべきガスと混合される。 その安定化されたLPGフラクションはリボイラ19の水準において通路18 を介してこの安定化装置の下方部分から送り出される。 この方式は、その安定化されるべきLPGを製造業者により回収されるに先立 って安定化させ、そしてこの方法のメタンとエタンとの収率を上昇させると言う 利点を有する。 第6図においては、第5図において記述したプラントはライン8を介して放出 されるガソリンを安定化させるのに用いられる第2安定化装置を有している。 この運転系統図は、ガソリンの大部分と少量のC1ないしC4炭化水素類とを含 む凝縮物がライン8を介して放出されて安定化装置21へ供給される第5図との 関連において記述したものと同一である。 安定化されたガソリンはライン22を通してリボイラ23の水準において放出 される。 主としてメタン、エタン及びプロパンよりなる気体フラクションはライン25 を介してこの装置から再循環されるために抜き出され、そしてこれがライン2へ 到達したときにその処理されるべきガスと再混合される。 これら2つの具体例は、各炭化水素フラクションの最適の回収を与える。 その各LPGフラクション及び生じたガソリンの安定化過程を改善することが できる。 この目的のために、第7図に記述したプラントは第6図のそれと、放出ライン 14及び8のところにそれぞれ設けられている2つの膨張弁V1及びV2によって 異なっている。 それら安定化装置16及び21からの各気体フラクションは、それらがライン 28を介して通路2の水準においてその処理されるべきガスの中へ送り戻される に先立って圧縮機K1及びK2のような手段の中で再圧縮される。 当業者に知られた種々の技術をその交換過程を組み立てるのに使用することが でき、そして該当する手段又は装置の若干を制限的でない例により以下に記述す る。 第8及び9図は本発明の具体例の各変形態様を示すが、ここでは液体フラクシ ョンが上に記述したような接触及び熱交換の帯域の中で安定化される。 この目的のために、それら捕集された液体フラクションの少なくとも1つを或 る接触及び熱交換の帯域を通して供給し、ここでこれは同時に、 ○上昇する蒸気相と向流で接触し、 ○その接触及び熱交換の帯域において間接的な熱交換の過程により加熱される。 例えば2つの接触及び熱交換の帯域E1及びE2の場合には、帯域Z1からの液 体フラクションは第8図に示すように、接触及び熱交換の帯域Z3において安定 化させることができる。 この例では、その処理されるべきガスはライン50を介して接触帯域Z1に到 達する。溶媒に富んだ気体相がこの接触及び熱交換の帯域Z1の頂部から捕集さ れ、そして接触及び熱交換の帯域Z2へ送られ、そして次にこの接触帯域Z2の頂 部からライン52を介して出てゆく。比較的軽質の液体フラクションが回収され るが、これはライン53を通して放出される。 帯域Z1の頂部において溶媒が水和物の形成を防止するために、例えばライン 100を介して供給されるが、この溶媒の大部分はライン52を介して出てゆく ガスとともに抜き出される。 比較的重質の液体フラクションが、接触及び熱交換の帯域Z1の基部から捕集 され、そしてライン54を介して送り出される。 この液体フラクションは次に接触及び熱交換の帯域Z3へ配送され、ここでこ のものは同時に、 ○上昇してくる蒸気相と接触し、 ○間接的熱交換の過程により加熱される。この熱の間接的交換は、一方において ライン51を経て到達し、そしてライン55を経て出てゆく外部加熱流体と、及 び他方において、ライン56を経て帯域Z3から出てゆくときにポンプP1によ って取り上げられ、そして帯域Z3へ供給される液体フラクションとの間で行な われ、そしてこれはここからライン57を介して冷却されて放出される。その外 部加熱流体は例えば、もし例えば或る圧縮段階から出てゆくときのように充分に 熱いときはその処理されるべきガスであることができ、或いは或る適当な温度で 入手できる他のいずれかの流体であることができる。 ○それが接触及び処理の帯域を通過してしまった後でその液体フラクションは安 定化された形で、すなわち、含まれている軽質の炭化水素類が本質的に除かれて しまっている形で、この熱交換及び反応の帯域Z3の下方部分の水準で放出され る。 或る接触及び熱交換の帯域からの液体フラクションはまたこれを、その液体フ ラクションがそこからやって来たその接触及び熱交換の帯域の下方に位置する接 触及び熱交換の帯域の中へ、その安定化のもたらされる接触及び熱交換の帯域に おいて加熱することにより発生した蒸気相に対して向流で下向きの流れで供給す ることによっても安定化することができる。 例えば2つの接触及び熱交換の帯域Z1、Z2の場合には、帯域Z1からの液体 フラクションは第7図の系統図に示すように帯域Z2の中で安定化させることが できる。 この例においては帯域Z2からの液体フラクションは帯域Z1へ供給され、ここ でこれはこの帯域Z1の中で加熱されることにより生じた蒸気相に対して交流で 循環する。この熱交換も、ライン50を経て到達するガスの冷却を助ける。その 安定化された液体フラクションはライン60を介して抜き出される。この安定化 段階からの蒸気フラクションは帯域Z1の頂部から放出され、そして61から帯 域Z2の中に供給される。 それら接触及び熱交換の帯域の1つからの各液体フラクションはまた、それら が膨張してしまった後でより高い温度において運転されている或る接触及び熱交 換の帯域の中で安定化されて、その安定化過程を促進させることもできる。 この場合には、そのような安定化段階からの各蒸気フラクションは、より高い 接触及び熱交換の帯域の中へ供給されるに先立って再圧縮しなければならない。 本発明の方法は、処理されるべきガスの中に含まれている凝縮可能な各フラク ションを分離し、分留し、そして安定化させるのに用いることができる。 例えば、天然ガスの場合で第6図の系統図にあげられているように運転される 3つの接触及び熱交換の帯域Z1、Z2及びZ3を用いるときは、C5+を含む安定 化されたガソリン留分を帯域Z3の基部において形成させ、そしてLPGフラク ションの1つを帯域Z2の基部において形成させることができるが、これは第7 図に示した系統図でインラインで帯域Z3の中で安定化させることができる。 帯域Z1、Z2の上方に配置されて或るより低い温度で運転される第4の交換及 び接触の帯域Z12を設けることによって、或るC2フラクションを分離するこ とができ、これはこれを、例えば帯域Z1及び/又はZ2を通して供給することに より熱交換によって安定化させることができる。 熱交換器EC1は、例えば第10図に示すような多管式熱交換器である。 その処理されるべきガスはライン2を介して到達し、そして各垂直管30の内 部を上向きに流れる。これらの管には好ましくは、その上昇してくるガスと下向 きに流れる各液体フラクションとの間の接触を改善するように、構造化ライニン グのようなライニングが設けられている。その処理されたガスは頂部からライン 6を介して放出される。溶媒はライン3から供給され、そして分配フィーダ31 によって分配プレート32の方向へ各別個の管の中へ送り込まれる。 例えば、熱交換器EC1の下方部分に配置されたリボイラB2による熱で安定化 された液体炭化水素相は、制御された水準においてライン8を介して抜き出され 、そしてその気体相は制御された水準においてライン7を介して放出される。 熱交換媒質が冷却のために用いられ、そしてライン33を介してその熱交換器 の中へ供給され、そして熱交換の後でライン34を介して放出される。 別な技術を用いて、熱交換器EC1は、例えば第11図に示すようなろう接ア ルミニウムより作られたプレート熱交換器であることができよう。 この型の熱交換器は平らな多数の板35の組立体よりなり、それらの間に機械 的強度を維持して熱伝達を改善するように波板36が挿入されている。 これらの板はその熱交換過程に参画する流体がそれを通して流れる各チャンネ ル37を画定する。 ライン2を介してその熱交換器へ供給されるその処理されるべきガスはそれら チャンネル37を通して上向き方向へ循環し、そして熱交換媒質によって次第に 冷却される。それら構造化ライニングの役目をする間挿波板26はその上昇して くるガスと下向きに移動する各液体フラククションとの間の接触を促進する。ラ イン3を介して供給される溶媒は、その処理されるべきガスが流れるそれらチャ ンネル37の頂部をよぎって均等に分配される。 自己冷却過程を用いる場合には、その脱水されたガスはライン6を介してその 熱交換器の頂部から放出され、例えば第3図との関連において記述したような方 法を用いて膨張させることにより冷却され、そして通路38によってその熱交換 器の上方部分の中へ送り戻されるが、通路38は第11図に示した断面に対して 本質的に垂直の放出をもたらし、そして各チャンネルのための図示していないフ ィーダ部と連結している。供給及び放出の各手段は当業者によく知られた装置で あり、そして各チャンネルから放出管の中へ流れる流体のための通路を提供し、 また逆にその流体を1つの通路から別のチャンネルの中へ分配する。 リボイラB3によって安定化されてしまっていることのできる炭化水素相は制 御された水準においてライン7を介して放出される。 例えば、各端部間にわたり、又は拡散溶接技術によってそれら全面にわたり、 互いに溶接されたステンレス鋼のプレートを用いた熱交換器のような他の種々の 型のプレート熱交換器を使用することもできる。 それらのプレートは、例えばブラスト法又は化学的彫刻の方法によって作られ る。 明らかに、当業者は本発明の範囲より逸脱することなく各相の間の接触及び/ 又は流体の分布を改善するための公知でかつ入手可能な技術のいずれをも使用す ることができるであろう。 第12図は、例えば第4図に関連して記述したような過程を用いて、各相をそ れらの性質に依存して抜き出すことを許容するプレートの具体例を示す。 このプレートはいくつかのダクト40を有し、これらはガスがその熱交換器の 上方部分へ向かって上昇するのを許容する。このプレートの上に捕集された液相 は制御された流量で通路15を介して放出することができるけれども、この熱交 換器の下方部分へ溢流して流下するのを許容することもできる。従って、この系 を、その熱交換器の上方部分から到達する液相のフラクションだけが捕集される ように構成することが可能である。 このプレートから2つの液相、例えば1つの液体炭化水素相と1つの水性相と を抜き出す場合には、それらは少なくとも或る限度まで別個に放出させることが できる。最も重質である水性相はそのプレートの基部に集まる傾向を有し、そし てこれを、例えばそのプレートに設けられた穿孔41を通して放出させることが 可能である。 当業者に知られた別な放出方法を本発明の範囲より逸脱することなくそれら各 相の1つ又は他方のために使用することができるであろう。 一般的に言うならば、もしも下記、すなわち ○その熱交換過程を向流で行なうこと、 ○いくつかの流体の個別の循環(これらは次に別個に供給し、放出できる) が許容される限りいかなる熱交換技術も用いることができる。 接触及び熱交換の帯域Z1は、第13図の系統図に示すように運転できる必要 があり、これは同時に下記、すなわち ○ライン70を介して到達する1つ以上の気体フラクションと、向流で循環して 帯域Z1の中での冷却により生じ、そして通路71を介してこの帯域Z1の頂部か ら放出される気体フラクションを作り出す液相と、及び通路72を介して帯域Z1 の基部から放出される液相と、 ○通路80を介して到達し、溶媒、帯域Z1の中での加熱によって生じ、向流で 循環して、この帯域Z1の頂部から通路81を介して放出される気体フラクショ ンを作り出す蒸気相と、及び通路82を介してこの帯域Z1の基部から放出され る液体フラクションと、 ○帯域Z1の中での冷却又は加熱の過程に参画してそれにより、例えば冷却媒質 がこの帯域Z1の頂部において通路91を介して供給されることができ、そして この帯域Z1の基部において通路92を介して放出されることができるような1 つ以上の流体 のための通路を提供する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラリュ、ゾウゼフ フランス国 エフ−78240 シャムブルシ ィ グラーンド−リュ 97 レジダンス デュ ボア ド ラ フェルム (番地な し) (72)発明者 ロジェ、アレクサンドル フランス国 エフ−92500 リュエーユ− マルメゾン リュ アレクサンドル−デュ マ 52

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 少なくとも水を含む天然ガスを、このガスから少なくとも1部分の水を除 去するように処理する方法において、これが少なくとも下記の各段階、すなわち a) その処理されるべき天然ガスを第1ライン(2)によって供給し、そして 少なくとも1つの水性相を含む液体フラクションを、このガスが接触帯域の少な くとも1部分にわたり上記液体フラクションと直接接触するように或る溶媒の存 在のもとにライン(3)を介して上記接触帯域へ供給し、その際上記溶媒は水と 異なる非炭化水素化合物であり、そして、その溶媒との混合物において本質的に 水よりなる少なくとも1つの液相を凝縮させるために、上記ガスの少なくとも若 干をこの溶媒の存在のもとに冷却し、そして b) その凝縮しなかった気体相を、その溶媒が本質的に除去されてしまってい る凝縮した液相から分離する 各段階を含むことを特徴とする、上記方法。 2. 上記溶媒を含む液相を、ガスと液体フラクションとが接触する帯域の上部 へ送り込まれることを特徴とする、請求の範囲1に記載の方法。 3. 溶媒相とその処理されるべきガスとを接触させるのに用いる方法が、上昇 するガスと下向きに移動する液相との間の向流の系であることを特徴とする、先 行の各請求の範囲のいずれか1つに記載の方法。 4. その処理されるべきガスの少なくとも若干が、上記ガスの性質及び/又は 上記溶媒の性質の関数として変化する温度勾配を作り出すことにより冷却される ことを特徴とする、請求の範囲1ないし3のいずれかに記載の方法。 5. 冷却過程がその処理されるガスの少なくとも若干を用いて行なわれること を特徴とする、請求の範囲1ないし4のいずれかに記載の方法。 6. 処理の間の温度及び/又は温度勾配を測定し、そして注入されるべき溶媒 相の量が上記相の組成の性質及び操作条件に基づいて決定されることを特徴とす る、先行の各請求の範囲のいずれかに記載の方法。 7. 溶媒がアルコールであるか、又は下記の各溶媒、すなわちメチルプロピル エーテル、エチルプロピルエーテル、ジプロピルエーテル、メチル tert-(io)ブ チルエーテル、ジメトキシメタン、ジメトキシエタン、エタノール、メトキシエ タノール、プロパノールの中から選ばれるか、或いは場合により、例えばアミン 類又はケトン類のような別の群の溶媒から選ばれることを特徴とする、先行の各 請求の範囲のいずれかに記載の方法。 8. 溶媒がメタノールであることを特徴とする、先行の各請求の範囲のいずれ かに記載の方法。 9. 各段階a)及びb)が少なくとも水と、及びこのガスを段階1)の間に或 る液相を含む水性相と接触させることにより種々異なった温度において凝縮し得 る水以外の種々の成分とについて実施され、そして溶媒の少なくとも若干が除か れてしまっている上記液相が水性相と、及び上記凝縮可能な各成分の含まれた1 つ以上の相とに分離されることを特徴とする、先行の各請求の範囲のいずれかに 記載の方法。 10. 少なくともメタン、水及びC2ないしC5+の高級炭化水素類を含む天然 ガスを処理し、そしてこの処理されたガス、水、及び/又はLPGフラクション 及び/又はガソリンを分離することを特徴とする、請求の範囲9に記載の方法。 11. 少なくとも水の含まれたガスを、このガスから少なくとも若干の水を除 去するように処理するためのプラントにおいて、これが、それぞれ上記ガスの溶 媒相との接触を許容する主回路に連結されている、その処理されるべきガスのた めの配送ライン(2)及び少なくとも1つの溶媒を含む少なくとも1つの液相の ための配送ライン(3)と、それぞれ上記主接触回路及びこの主接触回路に熱的 に連通している冷却回路(4、5、6、12、6’)に連結されている、その処 理されたガスのための少なくとも1つの放出ライン(6、6’)及び液相のため の少なくとも1つの放出ライン(7、8)とが設けられた封入体EC1含むこと を特徴とする、上記プラント。 12. 溶媒を含む上記液相のための上記配送ラインがその封入体の上部に配置 されていることを特徴とする、請求の範囲11に記載のプラント。 13. 上記凝縮した各成分を回収するための少なくとも1つの手段(14)及 び上記回収手段と連通している少なくとも1つの放出ライン(15)を有するこ とを特徴とする、少なくとも水及び異なった温度において凝縮することのできる 種々の成分の含まれたガスを処理するための、請求の範囲12に記載のプラント 。 14. 凝縮した各成分のための各放出ラインの1つに連結されている、上記凝 縮した各成分を安定化させるための少なくとも1つの手段を有することを特徴と する、請求の範囲11ないし13のいずれかに記載のプラント。 15. 水と、及びメタン以外の少なくとも1つの炭化水素を含む天然ガスを脱 水し、そしてメタン以外のそれら炭化水素の少なくとも若干を分離する方法に、 請求の範囲1ないし10のいずれかに記載の方法を適用する方法。
JP9514774A 1995-10-11 1996-10-10 水及び凝縮可能な炭化水素類を含む天然ガスを処理する方法と装置 Ceased JPH10511043A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR95/12004 1995-10-11
FR9512004A FR2739789B1 (fr) 1995-10-11 1995-10-11 Procede et dispositif de traitement d'un gaz contenant de l'eau tel qu'un gaz naturel
PCT/FR1996/001581 WO1997013574A1 (fr) 1995-10-11 1996-10-10 Procede et dispositif de traitement du gaz naturel contenant de l'eau et des hydrocarbures condensables

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10511043A true JPH10511043A (ja) 1998-10-27

Family

ID=9483482

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9514774A Ceased JPH10511043A (ja) 1995-10-11 1996-10-10 水及び凝縮可能な炭化水素類を含む天然ガスを処理する方法と装置

Country Status (8)

Country Link
US (1) US5907924A (ja)
EP (1) EP0796134B1 (ja)
JP (1) JPH10511043A (ja)
CA (1) CA2207983C (ja)
DE (1) DE69622370D1 (ja)
FR (1) FR2739789B1 (ja)
NO (1) NO316360B1 (ja)
WO (1) WO1997013574A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015024382A (ja) * 2013-07-26 2015-02-05 株式会社神戸製鋼所 分離方法及び分離装置

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2771020B1 (fr) * 1997-11-19 1999-12-31 Inst Francais Du Petrole Dispositif et methode de traitement d'un fluide par compression diphasique et fractionnement
US7384637B2 (en) * 2000-01-31 2008-06-10 Immunitor Usa Inc. Drug for AIDS treatment
FR2822838B1 (fr) * 2001-03-29 2005-02-04 Inst Francais Du Petrole Procede de deshydratation et de fractionnement d'un gaz naturel basse pression
FR2822839B1 (fr) * 2001-03-29 2003-05-16 Inst Francais Du Petrole Procede ameliore des deshydratation et de degazolinage d'un gaz naturel humide
RO121819B1 (ro) * 2003-10-01 2008-05-30 Petru Baciu Procedeu şi instalaţie pentru colectarea gazului metan liber, de pe fundul mării
AU2006325211B2 (en) * 2005-12-16 2010-02-18 Shell Internationale Research Maatschappij B.V. Process for cooling down a hot flue gas stream
FR2925954B1 (fr) 2007-12-27 2015-03-13 Armines Ass Pour La Rech Et Le Dev Des Methodes Et Processus Ind Systeme de refroidissement d'un melange psychrometrique par couplage d'une unite de condensation et d'une unite d'evaporation
DE102008017525B3 (de) * 2008-04-04 2009-01-29 Uhde Gmbh Vorrichtung und Verfahren zur Abscheidung von Prozesskondensat bei der Dampfreformierung
FR2939694B1 (fr) * 2008-12-16 2010-12-17 Inst Francais Du Petrole Procede de deshydratation partielle d'un gaz par absorption sur un solvant regenerable par demixtion a temperature ambiante
US8899557B2 (en) 2011-03-16 2014-12-02 Exxonmobil Upstream Research Company In-line device for gas-liquid contacting, and gas processing facility employing co-current contactors
EP3466520B1 (en) 2013-01-25 2021-12-29 ExxonMobil Upstream Research Company Co-current contactor for contacting a gas stream with a liquid stream
AR096132A1 (es) 2013-05-09 2015-12-09 Exxonmobil Upstream Res Co Separar dióxido de carbono y sulfuro de hidrógeno de un flujo de gas natural con sistemas de co-corriente en contacto
AR096078A1 (es) 2013-05-09 2015-12-02 Exxonmobil Upstream Res Co Separación de impurezas de una corriente de gas usando un sistema de contacto en equicorriente orientado verticalmente
CA2972705C (en) 2015-01-09 2019-08-27 Exxonmobil Upstream Research Company Separating impurities from a fluid stream using multiple co-current contactors
BR112017013885A2 (pt) 2015-02-17 2018-03-13 Exxonmobil Upstream Res Co recursos da superfície interna para contactores concorrentes
AU2016233921B2 (en) 2015-03-13 2018-11-08 Exxonmobil Upstream Research Company Coalescer for co-current contactors
CN110997094B (zh) 2017-06-15 2021-11-30 埃克森美孚上游研究公司 使用紧凑并流接触系统的分馏系统
AU2018283902B9 (en) 2017-06-15 2021-08-05 Exxonmobil Upstream Research Company Fractionation system using bundler compact co-current contacting systems
CN110769917B (zh) 2017-06-20 2022-06-07 埃克森美孚上游研究公司 用于清除含硫化合物的紧凑的接触系统和方法
KR102330891B1 (ko) 2017-08-21 2021-12-02 엑손모빌 업스트림 리서치 캄파니 냉 용매 및 산성 가스 제거의 통합
CN110833736B (zh) * 2019-11-26 2022-02-22 江西晶昊盐化有限公司 一种并联预处理式两级湿法除尘方法及其应用

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3253390A (en) * 1963-07-29 1966-05-31 Phillips Petroleum Co Dehydration of gases and regeneration of desiccant
DE1669328C3 (de) * 1967-04-15 1974-07-25 Linde Ag, 6200 Wiesbaden Verfahren zum Entfernen von sauren Komponenten aus Erdgas
US3589104A (en) * 1969-06-26 1971-06-29 Dow Chemical Co Recovery of chemicals from off-gases
US3633338A (en) * 1970-03-06 1972-01-11 Phillips Petroleum Co Gas method and apparatus for drying
GB2026534B (en) * 1978-07-17 1983-01-19 Dut Pty Ltd Simultaneuos cooling and removal of water from hydrocarbon gas mixtures
US4460385A (en) * 1982-11-26 1984-07-17 Exxon Research And Engineering Co. Process for the removal of acid gases from hydrocarbon gases containing the same
FR2544998B1 (fr) * 1983-04-29 1985-07-19 Inst Francais Du Petrole Nouveau procede de fractionnement d'un melange gazeux de plusieurs constituants
FR2550956B1 (fr) * 1983-08-26 1985-10-25 Petroles Cie Francaise Procede de purification d'un gaz naturel, pouvant notamment etre integre dans un procede de liquefaction de ce gaz naturel
DE3533595A1 (de) * 1985-09-20 1987-04-02 Nitsche Manfred Verfahren zum abscheiden von wasserdampf, loesungsmitteln und/oder schadstoffen aus einem gasstrom und vorrichtung zur durchfuehrung des verfahrens
US4634455A (en) * 1985-11-26 1987-01-06 Innofinance Altalanos Innovacios Penzintezet Process and apparatus for dehumidification of gaseous media
FR2636857B1 (fr) * 1988-09-26 1990-12-14 Inst Francais Du Petrole Procede de deshydratation, de desacidification et de separation d'un condensat d'un gaz naturel
WO1991005030A1 (en) * 1989-09-29 1991-04-18 Productcontrol Limited Method and apparatus for refinement or treatment of material
FI100506B (fi) * 1991-10-16 1997-12-31 Kh Innovations Oy Selektiiviseen absorptioon perustuva erotus- ja väkevöintimenetelmä
FR2733162B1 (fr) * 1995-04-19 1997-06-06 Inst Francais Du Petrole Procede et dispositif d'elimination d'au moins un gaz acide par solvant pour l'epuration du gaz naturel

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015024382A (ja) * 2013-07-26 2015-02-05 株式会社神戸製鋼所 分離方法及び分離装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO1997013574A1 (fr) 1997-04-17
NO972665L (no) 1997-08-08
CA2207983A1 (fr) 1997-04-17
NO316360B1 (no) 2004-01-19
NO972665D0 (no) 1997-06-10
EP0796134A1 (fr) 1997-09-24
FR2739789B1 (fr) 1997-11-21
EP0796134B1 (fr) 2002-07-17
FR2739789A1 (fr) 1997-04-18
US5907924A (en) 1999-06-01
DE69622370D1 (de) 2002-08-22
CA2207983C (fr) 2005-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10511043A (ja) 水及び凝縮可能な炭化水素類を含む天然ガスを処理する方法と装置
US4979966A (en) Process and apparatus for the dehydration, deacidification, and separation of a condensate from a natural gas
US5819555A (en) Removal of carbon dioxide from a feed stream by carbon dioxide solids separation
AU2006291954B2 (en) Process and apparatus for removal of sour species from a natural gas stream
KR100441039B1 (ko) 천연가스를 액화하고 가공하는 방법 및 장치
EP0008857B2 (en) Method of simultaneously cooling and removing water from hydrocarbon gas mixtures and apparatus therefor
RU2009119469A (ru) Способ и устройство для обработки потока углеводородов
RU2382301C1 (ru) Установка низкотемпературного разделения углеводородного газа
US4026120A (en) Natural gas thermal extraction process and apparatus
WO2008095258A1 (en) Process and apparatus for depleting carbon dioxide content in a natural gas feedstream containing ethane and c3+ hydrocarbons
NO174071B (no) Fremgangsmaate ved separasjon av karbondioksyd og andre sure gasser fra metan, samt prosessenhet for utfoerelse av fremgangsmaaten
CN107438475B (zh) 从吸收剂中能量有效回收二氧化碳的方法和适于运行该方法的设备
US2683972A (en) Recovery of natural gas condensate
WO2002068366A1 (fr) Procede de recuperation d'ethane, mettant en oeuvre un cycle de refrigeration utilisant un melange d'au moins deux fluides refrigerants, gaz obtenus par ce procede, et installation de mise en oeuvre
TWI652257B (zh) 藉由分離技術處理二甲醚反應器之產物流的方法
RU2179177C2 (ru) Способ обработки газа, содержащего метан, по меньшей мере один высший углеводород и воду
JPH09108501A (ja) いくつかの分離可能成分を含んでいる天然ガスのような流体をフラクション分離する方法及び装置
JP2023521599A (ja) 化合物を分離するための方法及びシステム
SU1245826A1 (ru) Способ подготовки природного газа к транспорту
SU1318770A1 (ru) Способ подготовки природного газа к транспорту
RU2124929C1 (ru) Способ переработки природного газа
SU861896A1 (ru) Способ подготовки нефт ных и природных газов к транспорту
MXPA97007247A (en) Dehydration process and the separation of a gas gasoline, which includes a preliminary cooling stage
Pater [17] P13 Diesel Fuel Dewatering by Inert Gas Stripping Method
AU2013205631A1 (en) Process and apparatus for removal of sour species from a natural gas stream

Legal Events

Date Code Title Description
A72 Notification of change in name of applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A721

Effective date: 20070608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071127

A313 Final decision of rejection without a dissenting response from the applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A313

Effective date: 20080501

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080617