JPH10509564A - 電気通信システム及び方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、電気通信システム及び方法に関し、特に、少なくとも１つの伝送媒体と、伝送媒体に接続可能なユーザ装置と、伝送媒体に接続可能であり、ユーザ装置と情報の交換を行うサーバ装置と、ユーザ装置と所望の伝送媒体を接続する結合手段とを有する対話型の電気通信システム及び方法に関し、ここで、上記結合手段は、上記サーバ装置からの情報に基づいて上記ユーザ装置を制御するとともに、上記ユーザ装置からの情報に基づいて上記サーバ装置を制御する手段と、上記サーバ装置と上記ユーザ装置の通信を確立するとともに、通信を行う手段とを有する。本発明に係るシステムの上述した特徴により、２レベルの整合、すなわち上記物理的な媒体変換器による上記セットトップユニットの上記伝送媒体に対する整合と、上記サーバ装置から発せられた上記セットトップユニット内のプログラムによる上記セットトップユニットと上記サーバ装置間の通信の整合とが成される。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 電気通信システム及び方法 技術分野 本発明は、電気通信システム及び方法に関し、特に、少なくとも１つの伝送媒 体と、伝送媒体に接続可能なユーザ装置と、伝送媒体に接続可能であり、ユーザ 装置と情報の交換を行うサーバ装置と、ユーザ装置と所望の伝送媒体を接続する 結合手段とを有する対話型の電気通信システム及び方法に関する。 背景技術 この技術分野において、このようなシステムが知られているが、上記ユーザ装 置と上記サーバ装置間の通信は、上記装置の通信方式が異なることにより、しば しば行うことができないことがある。 本発明の目的は、いかなる伝送媒体が選択されても、種々のユーザ装置とサー バ装置間の対話型の通信を可能にする手法を提供することである。 また、本発明の他の目的は、上記ユーザ装置と上記サーバ装置間 の通信を可能にする最低限の機能を実行する手法を提供することである。 発明の開示 本発明は、上記結合手段は、上記サーバ装置からの情報に基づいて上記ユーザ 装置を制御するとともに、上記ユーザ装置からの情報に基づいて上記サーバ装置 を制御する手段と、上記サーバ装置と上記ユーザ装置の通信を確立するとともに 、通信を行う手段とを有することを特徴とするシステムを提供する。 さらに、本発明に係る上記システムは、上記結合手段は、セットトップユニッ ト（Set-Top Unit）と、物理的な媒体変換器とを有し、上記ユーザ装置を制御す る手段は、上記セットトップユニット内に設けられ、主に上記サーバ装置からダ ウンロードされてＲＡＭメモリに記憶された動的プロセスのプログラムからなり 、通信を確立する手段は、上記セットトップユニットのＲＯＭメモリに記憶され ている静的プロセスのプログラムからなることを特徴とする。 本発明に係るシステムの上述した特徴により、２レベルの整合、すなわち上記 物理的な媒体変換器による上記セットトップユニットの上記伝送媒体に対する整 合と、上記サーバ装置から発せられた上記セットトップユニット内のプログラム による上記セットトップユニットと上記サーバ装置間の通信の整合とが成される 。 本発明によれば、セットトップユニットの装置群を市販の製品として開発する ことができる。また、ディジタル音声／映像の対話型サービスの開発を促進する ため、セットトップユニットの製造者は、 これらのセットトップユニットの供給において、可能な限り自由に競争すること ができる。したがって、規格に盛り込むためには最少限の機能セットが定義され る。この機能セットは、対話型のディジタル音声／映像サービスへの「最良の方 法」として考えられる。 以下、本発明を、添付の図面を参照し、本発明の好ましい実施例を用いて詳細 に説明する。 図面の簡単な説明 図１は、本システムにおける伝送媒体の両側の構成要素を示す概略図である。 図２は、図１に示すセットトップユニットを示す概略図である。 図３は、図１に示す物理的な媒体変換器を示す概略図である。 発明を実施するための最良の形態 本発明に係る電気通信システムの図１に示す部分は、主に、セットトップユニ ット１と、物理的な媒体変換器３と、接続チャネル９と、伝送媒体４と、サーバ 装置２とから構成される。 結合手段は、接続チャネル９及び物理的な媒体変換器３とともに、セットトッ プユニット１とから構成され、ユーザ装置１０と伝送媒体４間の接続を形成する 。伝送媒体４は、結合手段とサーバ装置２を接続するためのものであり、サーバ 装置２は、セットトップユニット１と同様の構成を有しており、伝送媒体４は、 ミラーライン５に対して、破線で囲まれた物理的な媒体変換器３と対称となって い る。 セットトップユニット１は、主として、３つの部分に分割されたメモリ空間を 有している。「オペレーティングシステム」は、メモリ空間の第１の部分６に格 納されており、セットトップユニット１の物理的な装置と、セットトップユニッ ト１内で動作する静的又は動的プロセスのプログラムとの間の通信を制御する。 なお、アプリケーションプログラムインターフェース（ＡＰＩ）は、オペレーテ ィングシステムと、静的又は動的プロセスのプログラムとの間で動作することが できる。本発明に係る電気通信システムが特に好適である対話型の通信において 、オペレーティングシステムは、好ましくはリアルタイム、マルチタスク、オブ ジェクト指向型であり、最少限の基本的な命令を有している。オペレーティング システムは、主として「メッセージ処理」によりメモリ管理やプロセス間の通信 を行う。メモリ空間の第２の部分８は、静的プロセスのためのプログラムを含み 、このプログラムは、セットトップユニット１が正しく機能するのを確実にする 。メモリ空間の第３の部分７は、動的プロセスのためのプログラムを含み、この プログラムは、ユーザによって選択されたサーバ装置２との正確な通信を確実に する。 サーバ装置２は、セットトップユニット１と同様の構成を有しているので、サ ーバ装置２のメモリ空間の対応する部分を、同様にそれぞれ６’、７’、８’で 示す。 セットトップユニット１とサーバ装置２間の通信の開始時に、サーバ装置２か ら動的プロセスがセットトップユニット１に送られる。すなわち、通信の開始は 、以下に示す手順により表される。 １．ユーザによる開始。 ２．適切な静的プロセスが、セットトップユニット１において活性化される。 ３．静的プロセスが、上記ユーザ装置１０及び上記サーバ装置２との接続を確 立する。 ４．静的プロセスが、セットトップユニット１に関する適切な情報を「識別フ ォーマット」の形でサーバ装置２に送る。この識別フォーマットは、セッション の始めにおいて、セットトップユニット１の実行能力をサーバ装置２に通知する ためのものである。この実行能力は、動的プロセスのために使用可能なメモリサ イズ、スクリーンドライバの種類、他のユーザ装置の種類、リモートコントロー ルの種類、静的プロセスの他のプログラムが使用可能であるか否か（すなわち、 Ｉ／Ｏドライバ及び／又はキーボードドライバ）に関するものである。 ５．サーバ装置２内の静的プロセスは、セットトップユニット１に適用される 動的プロセスのプログラムを生成する。ここで、適合性は、「識別フォーマット 」内の情報によって決定され、「識別フォーマット」が含む情報が不十分である とき、例えば規格によってパラメータが固定とされている場合、サーバ装置２は 、現セットトップユニット１に対して一定のパラメータを採用する。これらのパ ラメータは、好ましくは、ユーザ装置の規格化された最低限のスクリーンドライ バや他の調整ユニット、動的プロセスのための規格化された最少限のメモリサイ ズ、規格化された最低限の物理的なユーザ制御、基本的なリモートコントロール からなり、静的プロセスのために追加されるオプションのプログラムは含まれな い。これらの最少限の性能要件は、予め決定されている。例えば、最低限のスク リーンドライバは、テレテキストオーバレイの形式であり、動的プロセスのため の最少限のメモリサイズは、例えば４Ｍビットであり、最低限の物理的なユーザ 制御は、好ましくは、４つの「ボタン」カーソルと選択／非選択の「ボタン」で ある。ここでの「ボタン」は、物理的なボタンである必要はない。 ６．サーバ装置２は、セットトップユニット１に必要とされる動的プロセスの プログラムをセットトップユニット１に送る。ここで、これらのプログラムは、 セットトップユニット１のメモリ空間に記憶される。 ７．セットトップユニット１内の動的プロセスとサーバ装置２内の動的プロセ スは通信を行い、セットトップユニット１とサーバ装置２間のデータストリーム を調整する。 図２は、セットトップユニット１の構成を示す概略図であり、セットトップユ ニット１は、プロセッサ１１と、ＲＯＭメモリ１２とＲＡＭメモリ１３から構成 されるメモリ空間と、データの入出力ポート１４とを備える。 静的プロセスのためのプログラムは、ＲＯＭメモリ１２内に存在し、このよう な静的プロセスのために必要に応じて、ＲＡＭメモリ１３に複写される。セット トップユニット１内に常駐する静的プロセスのプログラムは、主として、スクリ ーンドライバ、キーボードドライバ又はＩ／Ｏポートドライバ、コールに対する 応答、復号化、リモートコントロールの処理、「ダウンロードされた」プログラ ムの処理、常駐ユーザインターフェース（ＲＵＩ）等のユーザ装置の調整ユニッ トの機能を制御するプログラムからなる。 既存の表示装置が、極めて基本的な埋め込み型のオーバレイ機構 しか有しないときは、表示装置の機能を制御するスクリーンドライバが必要であ る。このプロセスは、動的プロセスが承継しない限り、活性状態のままである。 同様に、キーボードドライバは、端末の機能を制御することができる。Ｉ／Ｏポ ートドライバは、例えば接続されたゲームコンソールの機能を制御することがで きる。 セットトップユニット１がオン状態にされると、常駐ユーザインターフェース のプロセスが必要になる。このプロセスは、自動的に起動され、ＲＡＭメモリ１ ３にロードされ、最小となる。ネットワークの用途では、このプロセスは、主に 、セットトップユニット１が１又は非常に限られた数のサーバ装置２に接続する ことを可能にするか、あるいはネットワークプロバイダ（米国の用語ではレベル １）によって供給されるナビゲーションシステムに接続することを可能にするの みである。セットトップユニット１がサーバ装置２あるいはネットワークプロバ イダのナビゲーションシステムにアクセスすると、後者は、ユーザインターフェ ースを含むセッションの始めにアプリケーションソフトウェアをダウンロードさ せる。活性状態の常駐ユーザインターフェースのプロセスは、待機状態になり、 何らかの理由によりセッションが終了すると、再び活性状態になるのみである。 このような機構により、サービスプロバイダは、そのユーザインターフェースを その要求に合わせることができる（また、より優れたユーザインターフェースで 競争することができる。）。ＲＵＩの機能は、いずれにしても非常に単純であり 、それぞれ独自のユーザインターフェースを有するサーバ装置にユーザが接続す ることを可能にするのみである。なお、常駐ユーザインターフェースのプロセス を、ユーザプロファイルやホームプロファイル等の機能 を定義するのにも用いることもできる。 ユーザが接続したいサーバ装置２を選択したとき、あるいは例えばネットワー クへの第１のアクセス及びネットワークへの接続が必要であるとき、コールに対 する応答を制御する静的プロセスが起動される。コールハンドラは、このような プロセスであり、接続を確立するために、全ネットワーク及びプロトコルタスク （例えばＳＤＨ／ＡＴＭ）を管理する。ネットワークへの全メッセージ及びネッ トワークからの全メッセージが、このプロセスによって処理される場合、ネット ワークへの接続（サーバ装置２におけるセッション）が活性状態である限り、こ のプロセスは動作する。一方、ダウンロードされたソフトウェアが、直接ネット ワーク（及びサーバ装置２における上層のプロトコルワイズ）と通信を行うとき は、コールハンドラは、コールが設定された時点で終了し、接続が確立される。 また、コールハンドラのプロセスが全時点において下層のプロトコル及びネット ワークの信号を管理し、ダウンロードされたソフトウェアが終端間のプロトコル を管理するという中間的な手順も可能である。コールハンドラのプロセスは、選 択されたネットワークのプロトコルによって異なる。 対話型のディジタル電気通信において、ディジタルＡ／Ｖ信号の符号化の好ま しい規格として、例えばＭＰＥＧ２の符号化を選択することができる。Ａ／Ｖ信 号の復号化のプロセスが専用のハードウェアによって行われる場合、常駐Ａ／Ｖ ＭＰＥＧ２デコーダマネージャが必要になる。ところで、マイクロプロセッサの 処理能力が可能であれば、Ａ／Ｖ信号の復号化スキーマのソフトウェアをダウン ロードすることも考えることができる。 少なくとも初期のリモートコントロールの動作を実行するためには、リモート コントロールのプロセスを制御するプログラムが必要である。また、初期状態の アクセスを行うプロセス（スマートカードインターフェースドライバを含む）を 有することもできる。さらに、常駐の「課金」機能は、ユーザが消費した量を監 視するこのプロセスにより実行される。常駐ユーザインターフェースと同様に、 ダウンロードされたアプリケーションソフトウェアは、これらの機能を承継し、 この場合、このリモートコントロールハンドラは、不活性化され、何らかの理由 によりセッションが終了したときのみ、再起動される。 「ダウンロード」処理のための常駐のプログラムは、動的プロセスのためのメ モリ空間７内のプロセスを管理する。ユーザが接続したいサーバ装置２を選択す ると、このプログラムは起動する。そして、アプリケーションソフトウェアは、 サーバ装置２から、動的プロセスのプログラムを格納するメモリ空間部分７にダ ウンロードされ、その後、制御は、このプロセスに任せられる。ダウンロードプ ロセスは、動的プロセスが活性状態である限り動作する。最後の動的プロセスが 完了すると、制御は常駐ユーザインターフェースのプロセスに戻される。 サーバ装置２から発せられた動的プロセスのプログラムは、ＲＡＭメモリ１３ に記憶され、ＲＡＭメモリ１３から読み出されたこれらの動的プロセスは、プロ セッサ１１上で実行される。動的プロセス自体は、セットトップユニット１内に 常駐していない。動的プロセスは全て、種々のサーバ装置２（例えば、ナビゲー ション、サービスプロバイダ又はコンテントプロバイダ）から発せられる。動的 プロセスは、ダウンロードプロセスによりセットトップユニット１にロードされ 、そして、ダウンロードプロセスは、この動的プロセスが存在すべきオペレーテ ィングシステムを示す。ダウンロードされたプロセスは、例えば（そして必要な 場合）オペレーティングシステムを介して静的プロセスと通信することにより、 その機能を開始し、及び実行することができる。このような動的プロセスは、例 えば、目的に適合したユーザインターフェース、モニタ機能、終端間のプロトコ ル等である。動的プロセスは、必要に応じて静的プロセスを用いることができる 。オペレーティングシステム及びダウンロードプロセスは、好ましくは、いかな る数の動的プロセスをも収容することができ、ここでは、ダウンロードされて同 時に使用可能なプロセスの数は、メモリ（ＲＡＭ１３）の容量によってのみ制限 される。例えば、２以上の動的プロセスをダウンロードし、ユーザが１つの動的 プロセスを停止して、他の動的プロセスを実行させ、後者の完了後に前者を再開 することが可能である。例えば、ユーザは、「ビデオオンディマンド」の映画を 停止して、その映画が撮影された場所への航空便を予約することができる。ダウ ンロードプロセスは活性状態にあり、１つのプロセスのみが映像／音声デコーダ のハードウェアにアクセスすることを確実にする。 好ましくは、セットトップユニット１は、以下のインターフェース、すなわち ネットワークインターフェース（ダウン及びリターンチャネル）、ＲＧＢ／ＰＡ Ｌ／ＳＥＣＡＭ／ＮＴＳＣインターフェース、アナログ／ディジタル音声インタ ーフェース、ＵＨＦインターフェースを有している。オプションとして、ＭＰＥ Ｇ２デマルチプレクサと、映像及び音声デコーダとの間にインターフェースを設 けることもできる。また、Ｉ／Ｏ（データ）インターフェースを追加することも できる。リモートコントロールのためのユーザコントロール／スマートカードイ ンターフェースについては、ここでは詳細に説明しない。 ネットワークインターフェースについては、物理的な媒体とは独立してＡＴＭ 論理プロトコル（フォーマット及び信号、コールセットアップを含む）が、ダウ ンチャネル又はリターンチャネルに用いられ、ダウンチャネルとリターンチャネ ルを異なるチャネルとすることができる。 この場合、シグナリングのためにＡＴＭ整合層（ＡＡＬ）５が必要である。音 声／映像のデータの伝送には、ＭＰＥＧトランスポートストリームを用いること ができる。そして、２つのＭＰＥＧ２トランスポートパケットは、８つのＡＡＬ ５セルに含まれ、オーバーヘッドを最適化する。トランスポートストリームのた めのＭＰＥＧ２システム層は、タイムスタンプ機構を介して、ソースクロックの 再生に必要な手法を全て提供する。あるいは、１つのＭＰＥＧ２トランスポート パケットを４つのＡＡＬ１セルに含めることにより、ＭＥＰＧ２トランスポート ストリームを伝送するのに、１つのＡＡＬ１を用いることも可能である。このＡ ＡＬ１上のＦＥＣは、テストが示すようにオプションであり、ＭＰＥＧ２トラン スポートパケットの紛失（あるいは、ＡＡＬ１で使用可能なセルシーケンスナン バリングを用いたセル紛失）を示すフラグを、ＭＥＰＧ２デコーダに送ることに より、いかなる画像のコンシールメントをどの視聴者によっても検出することが できない専用のエラーコンシールメント技術を可能とする。 しかしながら、動的プロセスのプログラムは、サーバ装置２とセットトップユ ニット１間のセッションの始めに、エラーフリーでダウンロードされなければな らない。この場合、Ａ／Ｖストリームと異なり、等時性が要求されないので、リ アルタイム処理は必要とされない。この結果、ＡＲＱ方式の終端間回復のプロト コルを使用することが可能である。エクスプレストランスポートプロトコル（Ｘ ＴＰ）は、ＴＣＰ／ＩＰ回復のプロトコルより複雑ではなく、このようなエラー 検出機構を提供するのに用いられる。 ＲＧＢ／ＰＡＬ／ＳＥＣＡＭ／ＮＴＳＣインターフェースは、標準のスカート インターフェースに接続されるものであり、これは、アナログ／ディジタル音声 インターフェースについても同じである。 ＵＨＦインターフェースは、現代のより近代的な規格の音声／映像インターフ ェースが接続できない旧型のテレビジョンに用いられる。 Ｉ／Ｏ（データ）インターフェースは、オプションで追加できるものであるが 、例えばゲームコンソール等の他の端末をセットトップユニット１に接続するこ とを可能にするトランスペアレントインターフェース（ビットストリーム）であ る。この場合、セットトップユニット１は、まさに対話型のディジタル音声／映 像サービスに対する「最良の方法」である。 図３は、物理的な媒体変換器３の概略図であり、物理的な媒体変換器３は、接 続チャネル９の変換器２１と、伝送媒体４の変換器２２と、変換器２１、２２間 を接続する接続チャネル２５、２６とを備える。 セットトップユニット１と第１の変換器２１間の接続チャネル９ は、通常、第２の変換器２２とサーバ装置２間の伝送媒体４と同じものではない 。媒体変換器３は、この実施例では変調器で構成されており、媒体変換器３内の 他の変換器２２を用いて、現伝送媒体４に簡単に整合することができる。また、 破線で示す変換器２２’を追加するとともに、変換器２１と変換器２２、２２’ 間及び接続チャネル２５、２６間にセレクタ２４を設けることにより、媒体変換 器３を複数の伝送媒体４、４’に整合するようにすることも可能である。 接続チャネル９の種類は、好ましくは１種類であり、媒体変換器３のこちら側 においては、現在用いられている種々の伝送媒体４に整合させるために媒体変換 器３の他の側で講じられている手法を必要としない。 物理的な媒体変換器３とセットトップユニット１間の接続チャネル９における 通信は、例えば、ＳＤＨ／Sonnet（商標）の１５５Ｍbpsで行われる。しかしな がら、物理的な媒体変換器３からのセットトップユニット１への出力では、ネッ トワークのアクセス用として用いられる物理的な伝送媒体４（同軸ケーブル、フ ァイバケーブル、ＡＤＳＬ等）に関わらず、最少限の性能要件、すなわちビット エラーレート（ＢＥＲ）に関する性能要件がある。このような機構により、セッ トトップユニット１は、ネットワークのアクセス用として用いられる物理的な伝 送媒体４の種類とは完全に無関係である。 物理的な媒体変換器３とセットトップユニット１は、図１及び図２の個々の構 成要素により表されるが、物理的な媒体変換器３をセットトップユニット１に組 み込むことも可能であることは明らかである。さらに、セットトップ及び物理的 な媒体変換器３を、ユーザ 装置１０内に組み込んで装置内で１ユニットを形成することも可能である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)， ＡＭ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＮ，Ｃ Ｚ，ＥＥ，ＦＩ，ＧＥ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ， ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＩ，ＳＫ，Ｔ Ｊ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 少なくとも１つの伝送媒体と、 伝送媒体に接続可能なユーザ装置と、 伝送媒体に接続可能であり、ユーザ装置と情報の交換を行うサーバ装置と、 上記サーバ装置からの情報に基づいて上記ユーザ装置を制御するとともに、上 記ユーザ装置からの情報に基づいて上記サーバ装置を制御する手段を有し、ユー ザ装置と所望の伝送媒体を接続する結合手段と、 上記サーバ装置と上記ユーザ装置の通信を確立するとともに、通信を実行する 手段と、 を備えることを特徴とする電気通信システム。 ２． 上記結合手段は、セットトップユニットと物理的な媒体変換器とを有し、 上記セットトップユニットは、上記ユーザ装置を制御する手段を有し、上記手段 は、主に上記サーバ装置からダウンロードされてＲＡＭメモリに記憶された動的 プロセスのプログラムからなり、 上記通信を確立する手段は、セットトップユニットのＲＯＭメモリに記憶され ている静的プロセスのプログラムからなる、 ことを特徴とする請求の範囲第１項に記載の電気通信システム。 ３． 上記物理的な媒体変換器は、上記セットトップユニットと上 記伝送媒体間に配置される、 ことを特徴とする請求の範囲第１項又は第２項に記載の電気通信システム。 ４． 上記ＲＯＭメモリは、さらに、上記ＲＡＭメモリへの記憶のための制御プ ログラムを含む、 ことを特徴とする請求の範囲第２項に記載の電気通信システム。 ５． 上記ＲＯＭメモリは、さらに、ユーザ装置の調整ユニットを制御するプロ グラムと、コールを処理するプログラムと、復号化プログラムと、リモートコン トロールプログラムとを有する、 ことを特徴とする請求の範囲第２項に記載の電気通信システム。 ６． 上記結合手段は、上記ユーザ装置に組み込まれている、 ことを特徴とする請求の範囲第１項に記載の電気通信システム。 ７． 請求の範囲第１項乃至第６項のいずれか１項に記載の電気通信システムに 用いられるセットトップユニット装置であって、 動的プロセスのプログラムを記憶するためのＲＡＭメモリと静的プロセスのプ ログラムを記憶するためのＲＯＭメモリとを有し、ユーザ装置を制御する手段を 備える、 ことを特徴とするセットトップユニット装置。 ８． サーバ装置との通信を確立するとともに、通信を実行する物理的な媒体変 換器を備える、 ことを特徴とする請求の範囲第７項に記載のセットトップユニット装置。 ９． ユーザ装置とサーバ装置との間の電気通信方法であって、 結合手段と伝送媒体を介して情報が送受信され、 上記結合手段に動的プロセスのプログラムを送り、上記結合手段のメモリ手段 に上記プログラムを記憶し、 上記サーバ装置と上記結合手段間の情報伝送が動的プロセスに従って調整され る、 ことを特徴とする電気通信方法。 １０． 上記結合手段において、上記ユーザ装置を上記サーバ装置に接続するた めの適切な静的プロセスを起動し、 上記結合手段に関する情報を上記サーバ装置に送る、 ことを特徴とする請求の範囲第９項に記載の電気通信方法。 １１． 上記伝送される情報は、対話型のディジタル映像／音声のデータからな る、 ことを特徴とする請求の範囲第９項又は第１０項に記載の電気通信方法。 １２． 結合手段において、伝送媒体を介してユーザ装置とサーバ装置を接続す る適切な静的プロセスを起動するステップと、 上記結合手段に関する適切な情報を上記サーバ装置に送るステップと、 上記結合手段で上記サーバ装置からの動的プロセスのプログラムを受信し、上 記プログラムをそのメモリ手段に記憶するステップと、 上記動的プロセスに従ってデータストリームを調整して、上記サーバ装置と上 記結合手段の通信を行うステップと、 を有することを特徴とする電気通信方法。