JPH10506781A - 蛋白質を還元炭水化物と結合させることによる反芻動物飼料のための保護された蛋白質の製造 - Google Patents

蛋白質を還元炭水化物と結合させることによる反芻動物飼料のための保護された蛋白質の製造

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JPH10506781A
JPH10506781A JP8506846A JP50684695A JPH10506781A JP H10506781 A JPH10506781 A JP H10506781A JP 8506846 A JP8506846 A JP 8506846A JP 50684695 A JP50684695 A JP 50684695A JP H10506781 A JPH10506781 A JP H10506781A
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Abstract

(57)【要約】 完全バランス食物の一部分として供給された場合に反芻動物による蛋白質の利用効率を改良するために、蛋白質および還元炭水化物を含有する混合物であって、好適なpHおよび含水量であるか又はそのように調整された混合物を熱、圧力および剪断力に、次いで、いろいろな時間に渡り混合物の温度を制御することを包含する後調整に供する。熱、圧力および剪断力は、材料を理用押出し機又はエクスパンダー内を通過させることにより適用し得る。そのようにして処理された蛋白質は、それが、より下方の消化管における後の吸収を顕著に低下させることなく、反芻胃による分解から実質的に保護され得る。

Description

【発明の詳細な説明】 蛋白質を還元炭水化物と結合させることによる 反芻動物飼料のための保護された蛋白質の製造 本発明は、より下方の消化管における蛋白質のアミノ酸成分の引続いての吸収 を顕著に低減させることなく、反芻動物飼料を反芻胃(rumen)における実質的分 解から保護することにより、そのような飼料中の蛋白質の生物学的利用効率を改 良することに関する。本発明の1つの態様によれば、このことは、蛋白質含有物 質を還元炭水化物(reducing carbohydrate)と混合し、混合物を熱、圧力および 剪断力にさらすことにより達成される。発明の背景 真正な食物蛋白質は、多様な組み合わせに結合されたアミノ酸から成る。反芻 家畜動物栄養学の分野において、いくつかの状況下では反芻胃における細菌酵素 による広範な分解から食物蛋白質を保護することにより、アミノ酸が反芻胃から 流出する量を増加させ得、および/又はより下方の腸に到達するアミノ酸のバラ ンスを変化させ得ることが知られている。より下方の腸に到達するアミノ酸のバ ランス又は供給が代謝の面で制限的である状況において、反芻胃微生物による分 解から部分的に保護される蛋白質を含有する食物を補充することにより、肉、ミ ルクおよび毛糸又は毛生産効率が向上する点において生産性が向上し得る。特に 、これらの生産物の上昇した生産量は、この蛋白質成分が反芻胃による分解から 保護される場合の所与の食物蛋白質成分により達成され、又はその代わりに、こ れらの生産物と均等なレベルの生産量は、その蛋白質成分の一部分が反芻胃によ る分解から保護される場合の低減された真正な食物蛋白質成分により達成し得る 。 単に熱を適用することを含む多様な方法が、蛋白質を反芻胃分解から保護する ために用いられてきた。以下の説明において、本明細書の末尾に示す文献のリス トを参照する。ホルムアルデヒド(Reis and Tunks,1969)、アルコール(van de Aar et al,1982)、ベントナイト(Britton et al,1978)、亜鉛(Britton and Klopfenstein,1986)、タンニン(Driedger and Hatfield,1972)および水酸化ナ トリウム(Mir et al,1984)のような化学剤は、反芻胃による分解性を低下させ るための手段として蛋白質を処理するために成功裏に用いられている。加熱を含 むこれら全ての処理方法は、蛋白質分解活性を阻害することにより作用し、およ び/又は細菌酵素により解離され得るプロテアーゼ特異的結合の数を減らすよう に蛋白質構造を修飾することにより作用すると考えられている。 還元炭水化物および高蛋白質物質の混合物を用いる反芻動物による蛋白質の利 用効率を改良するための具体的な方法は、Cleale,R.M.,T.J.Klopfenstein,R .A.Britton and L.D.Satterlee,1986,文献「lnduced non-enzymatic browni ng of soybean meal for enhancing efficiency of protein utilizationby rum inants」、J.Anim.Sci.63(Suppl.1):139,(Abstr.)に初めて記載された。 その後、US 4,957,748およびUS 5,064,665には、蛋白質および還元炭水化物又は これらの化合物間の反応生成物を含む反芻動物用飼料の製造方法が開示された。 これらのいずれの方法も、蛋白質保護の程度を向上させるために、したがって、 反芻動物による蛋白質の利用効率を増加させるために圧力および剪断力を適用す ることを示唆していない。US 4,957,748およびUS 5,064,665には、イン・ビボ試 験において測定された場合の蛋白質の反芻胃からの逃避(ruminal escape)が、市 販の未処理のダイズ粗ひき粉(soybean meal)の約2.6倍であるように、キシロ ース(還元炭水化物)により処理されたダイズ粗ひき粉の例が言及されている。 これらの文献には、少なくとも50%、いくつかの状況下には100%の初期メ イラード型反応に供された蛋白質についての蛋白質利用効率における改良も示唆 されている。 反芻胃における分解から蛋白質を保護するために蛋白質と還元炭水化物との反 応を用いる方法は、非酵素的褐変としても知られている周知の化学反応であるメ イラード反応を基本的に具備する。この反応の第一段階は、還元糖と蛋白質分子 内に含有されるアミノ酸との縮合を具備し、シッフ塩基を生成する。次の反応段 階は、より安定なアマドリ生成物を生成するための再配列(rearrangement)を具 備する。もし更なる反応が起こるならば、消化し得ないメラノイジンが生成され 得る。動物がより下方の消化管において蛋白質を摂取し得るようにするために、 メイラード反応をその初期段階において停止することが必要であると考えられる 。 メイラード生成物の形成の速度および程度は、温度、pHおよび材料の含水量 に依存することが知られている。速度および程度は、存在する特定の還元炭水化 物および蛋白質のアミノ酸組成にも依存する。特に高分子サイズの還元炭水化物 が関与する場合、立体障害のために蛋白質の三次元構造により反応の程度が阻害 されることもあり得る。 機械を通過する物質に圧力、物理的力および熱が同時に適用される場合、反応 容器として押出し機又はエクスパンダーバーレル(expander barrel)が考えられ 得る。これらの要素は、化学反応を促進しおよび/又は修飾し得る。押出しに関 与する熱、圧力および剪断力は、メイラード型反応において立体障害を減らし得 る二次結合を開裂することにより蛋白質の三次元構造を分裂させることも知られ ている。押出しは、蛋白質を反芻胃による分解から部分的に保護し、また分子内 の開裂し得る部位の数を減らし、したがって、もし更なる保護が必要ならばこれ らの部位の残部を保護するために必要な化学剤の量を減らす蛋白質構造内の架橋 を起こさせ得る。押出しそれ自体は、より下方の消化管におけるアミノ酸吸収を 顕著に低下させることなく反芻胃による蛋白質分解性を低下させることも示され ている(Stern et al,1980)。 Cros,P.,R.Moncoulon,C.Bayourthe and M.Vernay,1992、文献「Effect of Extrusion on Ruminal and Intestinal Disappearance of Amino Acids in W hite Lupin Seed」、Cnadian Journal of Animal Science 72: 89-96には、シロ パナルピナス種子(white lupin seed)を120又は150℃において押出すこと の影響が記載されている。ホルスタイン牛の反芻胃内で16時間インキュベート されたナイロン袋内における蛋白質分解性は、未処理のルピナス対照が98.4 %に減少するのに比較して、より高い押出し温度では、73.6%に減少するこ とが分った。反芻胃による消化から逃れた押出された蛋白質のアミノ酸組成は、 その初めの組成から量的および質的の両面で著しく異なることも分かった。前記 の著者たちは、ミルク蛋白質組成を用いて比較することにより、腸管において引 続いて消失するところの反芻胃により分解されない蛋白質は、当初の蛋白質より も高い蛋白質の品質を示すことを推定することを可能にした。 処理を実用上有益にするために、より下方の腸管が食物蛋白質のアミノ酸を吸 収することを顕著に低下させることなく食物蛋白質を反芻胃による分解から最大 限に保護することを最小コストで達成することが重要である。予想可能な結果を 得ることも重要であり、またもし、反芻胃分解から逃れる蛋白質の生物学的価値 が当初の食物蛋白質の生物学的価値よりも高ければ有益であろう。 以下の説明により、単なる押出し又は圧力および剪断力を同時に適用すること なくメイラード型反応を利用するよりも、蛋白質を保護するための有効な方法を 本発明が提供することが示されるであろう。発明の説明 本発明の目的は、処理された食物蛋白質の反芻動物による利用効率が改良され 得るように、蛋白質含有物質を処理するための新規かつ優れた方法を提供するこ とである。 本発明は、熱処理それ自体は、反芻胃における蛋白質の分解性を低下させる傾 向にあるが、過剰な加熱は、蛋白質がより下方の腸管において消化し得ないよう に蛋白質を過剰保護するという認識に一部基づいている。過剰な加熱による蛋白 質の過剰保護は、それが、進行したメイラード反応を促進しおよび/又はリジン のアミノ基と蛋白質のカルボニル基との間に非天然のアミド結合を形成する原因 となる(Bjarnason and Carpenter,1969)。したがって、加熱処理は、最大の利 益を与えるように注意深く制御されなければならない。 調理用押出し機(cooker-extruder)は、有利に蛋白質構造を修飾し、化学反応 の程度を高め又は化学反応を修飾し得るところの生成物への剪断力および圧力の 同時適用を伴った、制御された方式に短時間高温度を適用する理想的な手段であ る。この理由から、本発明では、熱、圧力および剪断力を蛋白質を含有する物質 の混合物に適用するために、調理用押出し機を用いる処理を採用する。しかしな がら、本発明に関連する要素は、押出しそれ自体ではなく、熱、圧力および剪断 力の適用であり、これらの要素は、本発明の目的に従い押出し以外の多様な他の 様式において適用され得る。 本発明は、熱、圧力および剪断力に供され、引続いて後調整を行う場合に、反 芻動物の反芻胃における蛋白質の分解性を低下させるが、より下方の消化管にお ける蛋白質又はそのアミノ酸成分の吸収を顕著に低下させない割合の蛋白質、水 および還元炭水化物を含む剤を混合する方法も提供する。 また、反芻動物の反芻胃における分解から逃れた蛋白質の生物学的価値を、当 初供給された処理された蛋白質の生物学的価値と比較して改良され得るように蛋 白質を保護するための方法も本発明の範囲内にある。 本発明には上述したように処理され、次いで他の飼料物質と混合されるところ のいくつかの蛋白質を含む反芻動物飼料も包含される。そのような飼料混合物は 、飼料を与える前にペレット化されることもされないこともできる。 本発明は、飼料材料を選択する工程、本発明に従い処理された蛋白質含有物質 をそれらと混合する工程および得られた混合物を反芻動物に給餌する行程を具備 する反芻動物の給餌方法も包含する。 本発明を以下の非制限的説明においてより詳細に説明する。 本発明において用いる好適な蛋白質源には、カゼイン、ナタネ、カノラ(canol a)、ヒマワリ、紅花、ダイズ、ソラマメ、ルピナス、亜麻仁、ゴマ、ヒラマメ、 綿花、アメリカホドイモ(groundnut)、トウモロコシ、醸造用イースト、エンド ウ、ソラマメ、トマト種、乾燥赤血球(dried red blood)、ミルク、魚粗びき粉 、肉粗びき粉、肉および骨粗びき粉、羽毛粗びき粉、食用飼鳥類臓物、エビ粗び き粉、オキアミ粗びき粉、イカ粗びき粉、合成蛋白質、合成アミノ酸、ゼラチン 、蒸留酒用および醸造酒用穀物、ココナッツ、コムギ、オオムギ、オートムギ、 ライ麦、米、サトウモロコシ(sorghum)、ミロ(milo)、ムラサキクマゴヤシ(luce rne)、トリチカレ(triticale)又はそれらの混合物若しくは副生成物が含まれる 。 本発明において蛋白質源として使用するために特に好適なものは、以下の例に 示されるように、その入手容易性、コストおよびそれが未処理の状態において反 芻胃において広範に分解されるが、処理されるとその蛋白質成分の分解性が92 %以上から50%未満に低下され得る(反芻胃から逃れる蛋白質が6倍増加する )という事実故に、ルピナス種である。 本発明において用いるために好適な炭水化物には、グルコース、キシロース、 アラビノース、フルクトース、リボース、ガラクトース、マンノース、マルトー スおよびラクトースが含まれる。糖みつ(特にサトウキビ(cane)糖みつ)、ヘミ セルロース抽出物、亜硫酸パルプ廃液(spent sulphite liquor)、麦芽抽出物、 ミルク製品およびコーン製品(corn product)を包含する還元糖の加水分解物又は 還元糖を包含する広範な製品と同様に、ショ糖もまた酸性条件下での加水分解に 続いて用いられ得る。 別々の炭水化物および蛋白質源を混合する代わりに、蛋白質源中に存在する内 在性でんぷんおよび/又は多糖を本発明により記載されるプロセスにおいて用い 得る。この場合、アミラーゼ、セルラーゼ、ラクターゼ、アミログルコシダーゼ 、キシラナーゼ、アラビノフラノシダーゼ、ベーターグルカナーゼ、ガラクトシ ダーゼ、インベルターゼおよびペクチナーゼのような酵素による前処理と同様に 、構造を分裂させおよびでんぷん分子を開裂させる押出しが、反応性材料を生産 する役割を果たし得る。 蛋白質を反芻胃の分解から保護する本方法は、熱、圧力および剪断力並びに化 学反応を用いる。全体のプロセスは、蛋白質が反芻胃の分解から保護されるよう に行なわれなければならないが、処理された蛋白質を含有する飼料を消費する反 芻動物が完全に利用できないように、過剰に保護されないように行なわれなけれ ばならない。 一般に、本発明は、次の工程を具備するものとして説明することができる。蛋 白質および還元炭水化物を含有する材料が合わされ、次いで含水レベルおよびp Hが調整され、その後、圧力、剪断力および熱が短期間適用される。これに続き 、好適な含水レベルおよびpHの材料混合物は、基本的にはメイラード反応であ ると考えられるところの更なる有利な化学反応を促進するために十分な温度およ び期間保たれる。次いで、材料は、冷却され、保存に好適なレベルにまで乾燥さ れる。 一般的に、用いられる蛋白質材料は、反芻動物飼料として使用するために好適 であり、その未処理状態において20%よりも多い反芻胃により分解され得る蛋 白質を含有する。 本発明に従い用いられる還元糖と蛋白質との相対量は、これらの反応物質の精 密な性質、それらの物理的状態(例えば、粒子サイズ)およびその組み合わせ、 並びに用いられる時間と熱、圧力および剪断力の強度に従い変化し得る。例えば 、還元糖がグルコースであり、蛋白質が部分的に殻を除いたルピナス由来である 場合、蛋白質に対して約9重量%ないし11重量%の炭水化物が、以下に説明す る例において適用された条件下において有効であることが分かった。しかしなが ら、蛋白質に対して、0.5重量%まで低いおよび50重量%まで高い還元炭水 化物のレベルを用い得る。 pHが高ければ高いほどメイラード反応の程度は大きことが知られている。し かしながら、商業的処理のためには、約6ないし9の範囲の中性pH付近がこの プロセスには好ましい。pHは、処理されている混合物にアルカリ又は酸を添加 することを含むいずれもの好適な従来の方法により制御され得る。 熱、圧力および剪断力を適用する前および適用中の両方で、このプロセス中に 水を添加することができる。一般に、処理されている混合物の含水量は、10% ないし40%の範囲内でプロセス中に変化する。 このプロセス中に到達される温度および圧力は、プロセス中に変化する。熱お よび圧力の同時適用を含むフェーズ中(押出しフェーズ)190℃までの温度お よび700p.s.i.(4,826KPa)までの圧力を短い期間(一般に30 秒未満)適用することができる。通常、このフェーズ中、100ないし160℃ の温度および300ないし500p.s.i.(2,068ないし3,447KP a)の圧力が適用される。引き続く、後調整フェーズ中、30ないし100℃の 範囲の温度が、大気圧において15秒ないし24時間の範囲の期間、好ましくは 2時間未満の期間適用される。 このプロセスの間に適用される物理的剪断力を測定し、定量化するための方法 はない。 このようにして処理された蛋白質は、完全バランス食物の一部分として反芻動 物に給餌することを意図する。実際の給餌条件の下で、少なくとも50%の、い くつかの材料では600%まで増加又は過剰の反芻胃分解から逃れる蛋白質量を 得ることができる。これにより、いくつかの状況下に食物蛋白質の利用効率を大 きく上昇させることができ、したがって、完全食物中に要求される真の蛋白質の 量を低減させ又は生体体重増加、ミルク生産、ミルク組成又は羊毛若しくは毛の 生産の点において、給餌される動物の生産性を高めることができる。 さて、本発明を例により、より詳細に説明する。例は、説明のみを目的とする ものであり、本発明の範囲を制限することを意図するものでは決してない。 例 1.試料の処理 2.5重量%のデキストロース、0.5重量%の水酸化ナトリウム、10重量% の添加水道水(added tap water)および87重量%の粉状の、部分的に脱殻され たルピナスを含有する混合物を水平パドルミキサー中で10分間混合した。粉状 の、部分的に脱殻されたルピナスは、約30%の粗蛋白質を含有していた。 材料混合の後に、Insta-Pro Model 2000R押出し機を用いて材料を押出した。 異なる押出し条件に供された試料が集められるように、プロセス中に添加する水 の量を変化させ、変化する供給速度を適用した。押出しプロセスは、各々の試料 の収集前に安定化させた。プロセス中に時々、押出し機の末端からポリスチレン の箱にそのような5つの試料を直接採取し、各々の試料について、バレル末端温 度、水注入速度および供給速度を記録した。各々の試料箱が満たされた直後に、 ポリスチレンの蓋で密封した。熱い試料を、隔離されたポリスチレン箱内に異な る期間保持し、次いで、取出し、空気乾燥する前に平たんな表面上で冷却させた 。表1に各々の試料に適用された処理条件を示す。 2.試料の試験 全ての5つの試料と未処理の、粉状の、部分的に脱殻されたルピナスの対照試 料1つ(試料番号6)とを、乾燥物質、粗蛋白質、中性デタージェント繊維、酸 性デタージェント繊維および酸性デタージェント不溶性蛋白質(N×6.25) について分析した。表2参照。 酸性デタージェント不溶性窒素(ADIN)は、繊維のセルロースフラクショ ンに関連する窒素であり、反芻動物により消化され得ないと考えられている。 高品質牧草を食する4匹の、反芻胃をフィステルされた(fistulated)乳牛にお けるナイロン袋技術を用いて、試料(2試料づつ)を乾燥物質および粗蛋白質分 解性についても分析した。これら4匹の牛は、1日当たり22(+/− 1)リ ットルを生産していた。 3.結果および考察 この実験の結果の計算は、AFRC(Agricultural Food Research Council,U K)Technical Committee on Response to Nutrients.,1992,Report No.9.,Nut ritive Requirements of Ruminant Animals:Protein,C.A.B.International,N utrition Abstracts and Reviews(Series B),volume 62,No.12:789-835に概略 が述べられている方法に基づいた。 乾燥物質分解性については(表3)、容易に溶解し得るフラクション(a)は 、ナイロン袋から迅速に消失する乾燥物質の計算により求めた損失である(これ は、常に、水に直ちに溶解するフラクションよりも低い傾向にある)。分解し得 るフラクションは、反芻胃中において潜在的に発酵されるであろう割合である。 フラクションの分解速度は、1時間当たりの発酵された乾燥物質の百分率として 表されている。 有効分解性は、高品質草(この場合、ライグラス/シロクローバー牧草)を食 する乳牛において発酵されるであろうところの乾燥物質の計算により求めた割合 である。これは、例えば、放牧乳牛への補充として与えられたならば、試料6( 未処理の対照試料)は75%であるが、試料5はわずか57%が反芻胃中で発酵 されるであろうことを示唆する。 粗蛋白質分解性については(表4)、同じ説明が蛋白質の分解性に対して適用 される。しかしながら、粗蛋白質分解性の更なる説明を表4の末尾4行に示す。 計算は、このことは、草を食する乳牛において起こるであろうことであると再 び仮定している。有効反芻胃蛋白質分解性(ERDP)フラクションは、フラク ションのわずかに80%が反芻胃微生物により実際に利用されていることを仮定 して計算されている。なぜならば、フラクションは、迅速に可溶化されるからで ある。したがって、ERDPは、分解し得る蛋白質の有用性の推定である。 未分解の食物蛋白質(UDP)は、飼料のバイパス(未分解)蛋白質含有量の 計算により求めた測定値である。試料6(未処理の対照試料)中の粗蛋白質のわ ずかに8%がバイパス蛋白質であるのに対して、試料5は、50%、すなわち約 6倍多いバイパス蛋白質を含有する。 試料の消化し得る未分解食物蛋白質(DUP)含有量は、表4に示すように計 算する。計算は、牛は、バイパス蛋白質の90%のみを吸収することができると 仮定し、また繊維に関連する蛋白質フラクションは、消化し得ないと仮定してい る。したがって、DUPは、実際に吸収され、かつ動物が生体を維持し又は生産 するために入手し得る飼料のアミノ酸フラクションの測定値である。すなわち、 試料6(未処理の対照試料)は8%のバイパス蛋白質を含有するが、それは、乳 牛にとって役に立たず、代謝し得る蛋白質を有効に提供しない。これに対して、 試料5は、バイパス蛋白質含有量を増加させるために用いられる処理により不利 に影響されていない。なぜならば、酸性デタージェント不溶性窒素(ADIN) 含有量が、他の試料に比べて評価し得る程高くないからである。実際、この試料 の蛋白質含有量(111g蛋白質/kg DM)の37%が、代謝し得る未分解 蛋白質として分類される。 このように、全ての結果から、本発明のプロセスは、反芻胃による分解から逃 れるが、その後、より下方の消化管内で反芻動物により有効に吸収され得る蛋白 質の量を、未処理試料におけるゼロから総蛋白質含有量の37%付近まで高める 能力を有することが示される。このことは、本発明のプロセスは、反芻動物にお ける蛋白質利用効率を劇的に改良させる能力を有することを示唆している。 低含水量における押出しは、押出し物に対して適用される物理的力の強さを増 加させる。なぜならば、水が潤滑剤として作用するからである。この結果は、押 出し物に適用される物理的力(剪断力および圧力)の強さは、達成される反芻胃 からの保護の程度に顕著な影響を有する傾向があることを示唆する傾向にある。 本発明は、その一般的側面において、上述した具体的な詳細に限定されないこ とが明確に理解されよう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TT, UA,UG,US,UZ,VN (72)発明者 コックビル、 アラン・ウイリアム オーストラリア国、 ビクトリア州 3175、 ダンデノン、 ハート・ストリー ト(番地無し)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.反芻動物飼料又は飼料補足を製造するための方法において、 (a)還元炭水化物と蛋白質含有物質とを前記炭水化物が前記蛋白質の6ない し15重量%混合物中に存在するように混合し、並びにもし必要ならば、前記混 合物の含水量を10%ないし30%に調整し、およびpHを6ないし9に調整す る工程と、 (b)300ないし500p.s.i.(2,068ないし3,447KPa)の 剪断力および圧力を適用する一方で、同時に、材料を110ないし165℃に加 熱し、並びにもし必要ならば、余分の水を添加する工程と、 (c)処理された混合物の温度を70℃よりも高くに2時間まで維持する工程 と、 (d)前記混合物が貯蔵のために安定な水準にまで前記混合物を冷却しおよび 乾燥する工程とを具備する方法。 2.前記蛋白質が、ルピナス種子由来である請求の範囲第1項の方法。 3.前記蛋白質が、カゼイン、ナタネ、カノラ、ヒマワリ、紅花、ダイズ、ソラ マメ、亜麻仁、ゴマ、ヒラマメ、綿花、トマト種、アメリカホドイモ、トウモロ コシ、醸造用イースト、エンドウ、ソラマメ、乾燥赤血球、ミルク、魚粗びき粉 、肉粗びき粉、肉および骨粗びき粉、羽毛粗びき粉、食用飼鳥類臓物、エビ粗び き粉、オキアミ粗びき粉、イカ粗びき粉、合成蛋白質、合成アミノ酸、ゼラチン 、蒸留酒用および醸造酒用穀物、ココナッツ、コムギ、オオムギ、オートムギ、 ライ麦、米、サトウモロコシ、ムラサキクマゴヤシ、トリチカレ又はそれらの混 合物若しくは副生成物のいずれか由来である請求の範囲第1項の方法。 4.前記還元炭水化物が、グルコース、キシロース、アラビノース、フルクトー ス、リボース、ガラクトース、マンノース、マルトースおよびラクトース又はそ れらの混合物から部分的に又は完全に由来したものである請求の範囲第1項の方 法。 5.前記炭水化物が、ショ糖の加水分解後のものから部分的に又は完全に由来し たものである請求の範囲第1項の方法。 6.前記還元炭水化物が、糖みつ、ヘミセルロース抽出物、亜硫酸パルプ廃液、 カルシウムリグノスルホネート、麦芽抽出物、ミルク副生成物およびコーン副生 成物を包含する還元糖又はそれらの加水分解物を含有する生成物から部分的に又 は完全に由来したものである請求の範囲第1項の方法。 7.外的に供給される代わりに、前記還元炭水化物が、押出しにより、および/ 又はアミラーゼ、セルラーゼ、ラクターゼ、アミログルコシダーゼ、キシラナー ゼ、アラビノフラノシダーゼ、ベーターグルカナーゼ、ガラクトシダーゼ、イン ベルターゼおよびペクチナーゼを包含する酵素による材料の処理により、前記蛋 白質源中に存在する内在性でんぷんおよび/又は多糖から部分的に又は完全に由 来したものである請求の範囲第1項の方法。 8.前記生成物が、反芻胃微生物による分解能からの少なくとも部分的な保護を 示すが、後の反芻胃管内において依然として実質的に消化し得るものである請求 の範囲第1項の方法。 9.前記生成物が、反芻胃における分解から逃れた蛋白質フラクションの生物学 的価値が当初の蛋白質成分のそれよりも大きいように反芻胃微生物による分解能 から部分的に保護され、および後の反芻胃管において依然として実質的に消化し 得るものである請求の範囲第1項の方法。 10.反芻動物飼料又は飼料補足を製造するための方法において、 (a)還元炭水化物と蛋白質含有物質とを前記炭水化物が前記蛋白質の0.5 ないし50重量%混合物中に存在するように混合し、並びにもし必要ならば、前 記混合物の含水量を10%ないし40%に調整し、およびpHを6ないし9に調 整する工程と、 (b)最終押出し温度80℃ないし190℃を達成するように、並びに熱のみな らず剪断力、余分の水および30ないし700p.s.i.(207ないし4,82 6KPa)の圧力を適用するように前記混合物を調理用押出し機又はエクスパン ダーを通過させる工程と、 (c)押出された混合物の温度を30℃よりも高くに24時間まで維持する工 程と、 (d)前記混合物が貯蔵のために安定な水準にまで前記混合物を冷却しおよび 乾燥する工程とを具備する方法。 11.前記蛋白質が、ルピナス種子由来である請求の範囲第10項の方法。 12.前記蛋白質が、カゼイン、ナタネ、カノラ、ヒマワリ、紅花、ダイズ、ソ ラマメ、亜麻仁、ゴマ、ヒラマメ、綿花、トマト種、アメリカホドイモ、トウモ ロコシ、醸造用イースト、エンドウ、ソラマメ、乾燥赤血球、ミルク、魚粗びき 粉、肉粗びき粉、肉および骨粗びき粉、羽毛粗びき粉、食用飼鳥類臓物、エビ粗 びき粉、オキアミ粗びき粉、イカ粗びき粉、合成蛋白質、合成アミノ酸、ゼラチ ン、蒸留酒用および醸造酒用穀物、ココナッツ、コムギ、オオムギ、オートムギ 、ライ麦、米、サトウモロコシ、ミロ、ムラサキクマゴヤシ、トリチカレ又はそ れらの混合物若しくは副生成物のいずれか由来である請求の範囲第10項の方法 。 13.前記還元炭水化物が、グルコース、キシロース、アラビノース、フルクト ース、リボース、ガラクトース、マンノース、マルトースおよびラクトース又は それらの混合物から部分的に又は完全に由来したものである請求の範囲第10項 の方法。 14.前記還元炭水化物が、ショ糖の加水分解後のものから部分的に又は完全に 由来したものである請求の範囲第10項の方法。 15.前記還元炭水化物が、糖みつ、ヘミセルロース抽出物、亜硫酸パルプ廃液 、カルシウムリグノスルホネート、麦芽抽出物、ミルク副生成物およびコーン副 生成物を包含する還元糖又はそれらの加水分解物を含有する生成物から部分的に 又は完全に由来したものである請求の範囲第10項の方法。 16.外的に供給される代わりに、前記還元炭水化物が、押出しにより、および /又はアミラーゼ、セルラーゼ、ラクターゼ、アミログルコシダーゼ、キシラナ ーゼ、アラビノフラノシダーゼ、ベーターグルカナーゼ、ガラクトシダーゼ、イ ンベルターゼおよびペクチナーゼを包含する酵素による材料の処理により、前記 蛋白質源中に存在する内在性でんぷんおよび/又は多糖から部分的に又は完全に 由来したものである請求の範囲第10項の方法。 17.前記生成物が、反芻胃微生物による分解能からの少なくとも部分的な保護 を示すが、後の反芻胃管内において依然として実質的に消化し得るものである請 求の範囲第1項の方法。 18.前記生成物が、反芻胃における分解から逃れた蛋白質フラクションの生物 学的価値が当初の蛋白質成分のそれよりも大きいように前記反芻胃微生物による 分解能から部分的に保護され、および後の反芻胃管において依然として実質的に 消化し得るものである請求の範囲第10項の方法。 19.還元炭水化物と結合され、並びに熱、圧力および剪断力にさらされたため に、反芻胃微生物による分解から部分的に保護されたものであるが、後の反芻胃 管において依然として実質的に消化し得るものである蛋白質。 20.前記蛋白質が、ルピナス種子由来である請求の範囲第19項の保護された 蛋白質。 21.前記蛋白質が、カゼイン、ナタネ、カノラ、ヒマワリ、紅花、ダイズ、ソ ラマメ、亜麻仁、ゴマ、ヒラマメ、綿花、トマト種、アメリカホドイモ、トウモ ロコシ、醸造用イースト、エンドウ、ソラマメ、乾燥赤血球、ミルク、魚粗びき 粉、肉粗びき粉、肉および骨粗びき粉、羽毛粗びき粉、食用飼鳥類臓物、エビ粗 びき粉、オキアミ粗びき粉、イカ粗びき粉、合成蛋白質、合成アミノ酸、ゼラチ ン、蒸留酒用および醸造酒用穀物、ココナッツ、コムギ、オオムギ、オートムギ 、ライ麦、米、サトウモロコシ、ミロ、ムラサキクマゴヤシ、トリチカレ又はそ れらの混合物若しくは副生成物のいずれか由来である請求の範囲第19項の保護 された蛋白質。 22.前記還元炭水化物が、グルコース、キシロース、アラビノース、フルクト ース、リボース、ガラクトース、マンノース、マルトースおよびラクトース又は それらの混合物から部分的に又は完全に由来したものである請求の範囲第19項 、第20項又は第21項のいずれか1項の保護された蛋白質。 23.前記還元炭水化物が、ショ糖の加水分解後のものから部分的に又は完全に 由来したものである請求の範囲第19項、第20項又は第21項のいずれか1項 の保護された蛋白質。 24.前記炭水化物が、糖みつ、ヘミセルロース抽出物、亜硫酸パルプ廃液、カ ルシウムリグノスルホネート、麦芽抽出物、ミルク副生成物およびコーン副生成 物を包含する還元糖又はそれらの加水分解物を含有する生成物から部分的に又は 完全に由来したものである請求の範囲第19項、第20項又は第21項のいずれ か1項の保護された蛋白質。 25.前記蛋白質と結合される代わりに、前記還元炭水化物が、押出しの結果に より、および/又はアミラーゼ、セルラーゼ、ラクターゼ、アミログルコシダー ゼ、キシラナーゼ、アラビノフラノシダーゼ、ベーターグルカナーゼ、ガラクト シダーゼ、インベルターゼおよびペクチナーゼを包含する酵素による材料の処理 により、前記蛋白質源中に存在する内在性でんぷんおよび/又は多糖から部分的 に又は完全に由来したものである請求の範囲第19項、第20又は第21項のい ずれか1項の保護された蛋白質。 26.前記熱、圧力および剪断力が、前記材料を調理用押出し機又はエクスパン ダー内を通過させることにより適用される請求の範囲第19項の保護された蛋白 質。 27.還元炭水化物と結合され、並びに熱、圧力および剪断力にさらされたため に、反芻胃における分解から逃れた蛋白質フラクションの生物学的価値が当初の 蛋白質のそれよりも大きいように前記反芻胃微生物による分解能から部分的に保 護されており、および後の反芻胃管において依然として実質的に消化し得る蛋白 質。 28.前記蛋白質が、ルピナス種子由来である請求の範囲第27項の保護された 蛋白質。 29.前記蛋白質が、カゼイン、ナタネ、カノラ、ヒマワリ、紅花、ダイズ、ソ ラマメ、亜麻仁、ゴマ、ヒラマメ、綿花、トマト種、アメリカホドイモ、トウモ ロコシ、醸造用イースト、エンドウ、ソラマメ、乾燥赤血球、ミルク、魚粗びき 粉、肉粗びき粉、肉および骨粗びき粉、羽毛粗びき粉、食用飼鳥類臓物、エビ粗 びき粉、オキアミ粗びき粉、イカ粗びき粉、合成蛋白質、合成アミノ酸、ゼラチ ン、蒸留酒用および醸造酒用穀物、ココナッツ、コムギ、オオムギ、オートムギ 、ライ麦、米、サトウモロコシ、ミロ、ムラサキクマゴヤシ、トリチカレ又はそ れらの混合物若しくは副生成物のいずれか由来である請求の範囲第27項の保護 された蛋白質。 30.前記還元炭水化物が、グルコース、キシロース、アラビノース、フルクト ース、リボース、ガラクトース、マンノース、マルトースおよびラクトース又は それらの混合物から部分的に又は完全に由来したものである請求の範囲第27項 の保護された蛋白質。 31.前記還元炭水化物が、ショ糖の加水分解後のものから部分的に又は完全に 由来したものである請求の範囲第27項の保護された蛋白質。 32.前記還元炭水化物が、糖みつ、ヘミセルロース抽出物、亜硫酸パルプ廃液 、カルシウムリグノスルホネート、麦芽抽出物、ミルク副生成物およびコーン副 生成物を包含する還元糖又はそれらの加水分解物を含有する生成物の範囲のもの から部分的に又は完全に由来したものである請求の範囲第27項の保護された蛋 白質。 33.外的に供給される代わりに、前記還元炭水化物が、押出しの結果、および /又はアミラーゼ、セルラーゼ、ラクターゼ、アミログルコシダーゼ、キシラナ ーゼ、アラビノフラノシダーゼ、ベーターグルカナーゼ、ガラクトシダーゼ、イ ンベルターゼおよびペクチナーゼを包含する酵素による材料の処理により、前記 蛋白質源中に存在する内在性でんぷんおよび/又は多糖から部分的に又は完全に 由来したものである請求の範囲第27項の保護された蛋白質。 34.前記熱、圧力および剪断力が、前記材料を調理用押出し機又はエクスパン ダー内を通過させることにより適用される請求の範囲第27項の保護された蛋白 質。 35.飼料を選択する行程と、前記飼料を請求の範囲第19項ないし第26項の いずれか1項の保護された蛋白質と混合する工程と、得られた飼料を反芻動物に 供給する工程とを具備する反芻動物を飼育する方法。 36.飼料を選択する行程と、前記飼料を請求の範囲第27項ないし第34項の いずれか1項の保護された蛋白質と混合する工程と、得られた飼料を反芻動物に 供給する工程とを具備する反芻動物を飼育する方法。 37.飼料を選択する行程と、前記飼料を請求の範囲第10項ないし第18項の いずれか1項に従い製造された反芻動物飼料補助と混合する工程と、得られた飼 料を反芻動物に供給する工程とを具備する反芻動物を飼育する方法。 38.飼料を選択する行程と、前記飼料を請求の範囲第1項ないし第9項のいず れか1項に従い製造された反芻動物飼料補助と混合する工程と、得られた飼料を 反芻動物に供給する工程とを具備する反芻動物を飼育する方法。 39.請求の範囲第35項ないし第38項のいずれか1項の方法に従い反芻動物 を飼育することを具備する反芻動物の経済的生産性を改良する方法。
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