JPH10504642A - 衛星クロックの無線リンク制御 - Google Patents

衛星クロックの無線リンク制御

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JPH10504642A JP8501251A JP50125196A JPH10504642A JP H10504642 A JPH10504642 A JP H10504642A JP 8501251 A JP8501251 A JP 8501251A JP 50125196 A JP50125196 A JP 50125196A JP H10504642 A JPH10504642 A JP H10504642A
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Abstract

(57)【要約】 軌道衛星のシステム間において正確な基準時間を維持するシステムおよび方法が開示されている。示された実施形態(図)において、原子時計のデータはRFクロスリンク(10)を介して衛星(2,4,6)の間で循環される。各衛星は、衛星クロック間の平均二乗誤差を最少にして“アンサンブルクロック”の組を形成するように動作するカルマンプロセスへの入力として受信されたデータを使用する。その後、結果的なアンサンブルクロックの値は、アンサンブルクロックとグリニッジ標準時との間のオフセットが計算される地球ステーション(8)に送信される(12)。オフセットは地球ステーション(8)から衛星に送信され(14)、ここでそれは衛星の搭載原子時計をグリニッジ標準時にロックするために衛星によって使用され、補正されたシステム時間を生成する。補正されたシステム時間は、RFクロスリンク(10)を介して、動作する搭載された時計を持たない衛星に伝送される。原子時計を有しない衛星は、クロスリンクを介して受信された時に補正されたシステム時間にそれらのクロックを固定するために位相ロックループを使用する。

Description

【発明の詳細な説明】 衛星クロックの無線リンク制御 [発明の技術分野] 本発明は、クロック同期に関し、特に複数の軌道衛星に搭載されたクロックを 同期するシステムおよび方法に関する。 [背景技術] 地球軌道衛星の技術において、通信、マッピングまたは位置決定のような1以 上のシステムタスクを実行するために1つのシステムとして一緒に動作する複数 のこのような衛星を設置することが知られている。このようなシステムを含む各 衛星の特定の動作は、システム全体にわたって同じでなければならない正確な時 間基準に合わせられることがしばしば必要である。この要求は、一般にこのよう な各衛星に高度に正確で安定したクロックを設置することによって満たされてい る。このような衛星のクロックの故障に備えて、各衛星はまたこのような故障の 場合に付勢されることができる1以上の冗長待機クロックを具備している。この ようなシステムを含む各衛星にこのような高度に正確で安定したクロックを2個 以上設置することは、システムオペレータに対して相当な金銭的負担をかけると 共に、著しい重量のために発射費用が高価になる。本発明は、従来技術のシステ ムにおいて使用された冗長クロックを必要とせずに、これまで実現されていない レベルの安定度および正確度でこのような軌道衛星システム中の搭載されたクロ ックの同期を維持するシステムおよび方法を提供する。さらに、本発明のシステ ムおよび方法は、高度に正確で安定したクロックおよびこのようなクロックに関 連した付随的な費用および重量をこのような衛星システムの一部分から随意に除 去することを含む。 この点において、本発明の好ましい実施形態はグローバル位置決定システム( GPS)における適応であるということが認められる。したがって、本発明の動 作をよく理解するために、本発明をGPS適用との関連において説明する。始め に、GPSの動作および特性を簡単に説明する。 GPSは、位置を決定する有用なツールをユーザーに提供するためにこれまで 開発された衛星技術を利用した航法システムである。このシステムにより、操縦 士は小型の“GPS受信機”によって、地球上での操縦士の位置にかかわらず、 また非常に高い正確度(通常数百フィート以内)で彼の位置を迅速に決定するこ とを可能にする。このようなシステムは、民間および軍用の両方に有効な多数の 利点を有している。例えば民間用では、GPS受信機を備えているモータリスト は、道に迷っても彼の位置を正確に把握し、正しい行動を取ることができる。こ のシステムにより船舶の船長が受ける恩恵はさらに大きい。船長が他に取ること のできる航法はモータリストより少ないため、船長がGPS受信機によって提供 される情報に依存する割合は大きい。軍事的な環境において、GPSの関連性は さらにはっきりと示される。例えば、弾道ミサイルを搭載している潜水艦の艦長 はGPS情報を使用して、彼の艦の緯度および経度を迅速に獲得し、正確に決定 することができる。潜水艦の位置が正確に決定されると、既知の位置のターゲッ トに対する弾道が計算されることが可能であり、ミサイルが配置されることがで きる。上記の例はGPSの重要性を表しており、システムを頼りにしている者が いかにその正確度および信頼性に依存しなければならないかを示している。 グローバル位置決定システムは、地球のほぼ11,000海里上方にありほぼ完全な 円形軌道に維持されている軌道の乗っている複数の衛星から構成されている。こ れらの軌道は、ユーザーが情報を要求する時間にかかわらず、また地球上におけ るユーザーの位置にかかわらずシステムがユーザーに情報を提供することができ るように選択されている。軌道衛星のうちの4個は、行われるべき位置決定のた めに何時でもユーザーに“可視”でなければならない。また、4個の各衛星の位 置は知られていなければならず、衛星はGPS受信機と無線距離計算において結 合するように配備されなければならない。GPS受信機は4個の各衛星までの距 離とこれら4個の衛星の位置を獲得してしまえば、その受信機の位置が決定され ることができる。 GPS受信機は、従来の“三角測量”技術を3次元として適用することによっ て位置を決定する。三角測量は航法技術であり、それにより地球表面上のプラッ トフォームは既知の位置の2つの基準点に関するその距離だけを使用することに よってその緯度および経度を計算することができる。GPSシナリオにおいて、 プラットフォームは既知の位置の3個の衛星に関するその距離を使用することに よってその経度、緯度、および必要ならばその高度を計算することができる。高 度の付加的な座標は、地球表面上の動作に拘束されないそれらプラットフォーム によって要求されてもよい。理論上、ユーザーの位置を表す3つの座標は3つの 距離測定から決定されることができる。これは、3つの測定により3つの式が得 られ、その3つの式は3つの未知数を解くのに十分なためである。しかしながら 、実際にユーザークロックは常にシステムクロックと異なっており、第4の未知 数すなわちシステム時間を導入する。したがって、GPSの位置発見機能を実際 に実施するには4つの距離測定を行う必要がある。航法位置を設定するために4 つの式が利用できるように、4つの異なる衛星に対するGPS受信機の距離が計 算される。これら4つの式から、ユーザーのクロックオフセットおよび3つの未 知の座標を決定することができる。 衛星までの距離を計算するために使用されることのできる方法は、電磁エネル ギの符号化されたパルスを各衛星によって送信することを含む。パルスは衛星か ら受信機までの距離に比例した遅延の後、受信機に入射する。その後、パルスは 送信している衛星の識別子、伝送時間および送信時の衛星の位置を決定するため に受信機によって復号される。4つのこのようなパルスが4個の異なる衛星に対 して1つずつ同時に送信されたとき、受信機は送信時の4個の衛星のそれぞれに 対するその距離を計算することが可能であり、その後それらの距離および衛星の 既知の位置から地球に関するその位置を計算することができる。 受信機の位置計算における誤差の大きい原因の1つは、各衛星上の標準時間の 変化である。各衛星はそれ自身の内部クロックに合わせて送信を行うために、衛 星標準時間の変化は、衛星の実際の送信時間を変化させる。実際の送信時間の変 化とは、衛星の位置が実際の送信の間に変化することを意味する。したがって、 GPS受信機がその位置を計算する衛星基準点の位置は正確には分からない。基 準点の位置の不正確度は、受信機の位置のエラーのない決定を不可能にする。 クロック変化によって生じる誤差を減少させるために、GPS衛星は、原子周 波数に基づいて高度に正確な標準時間を維持する原子クロックを具備している。 現在、各GPS衛星は3個のこのような原子クロックを含んでいる。前に示され ているように、クロックの1つが故障した場合に代替するものを提供することに よりシステムのメインテナンス無用期間を延長するために多数の原子クロックが 各衛星上で使用されている。これらの原子クロックは非常に高価であり、システ ムの全体的なコストに著しく影響を与える。したがって、動作性能の低下を伴わ ずに、必要とされる原子クロックの個数を減少するタイミング方法は、GPSの 経済効果を大幅に高めるであろう。 [発明の要約] 本発明の目的は、同期された時間基準を必要とし、一方で修理せずにシステム が動作することを期待できるメインテナンス無用の期間を維持するこのような衛 星のシステムにおいて、1衛星当たりの原子クロックまたはその他の高度に正確 で安定したクロックの個数を減少することであり、さらにこのようないくつかの 衛星が原子クロックなしで動作することを可能にすることである。 本発明の別の目的は、原子クロックよりはるかに小量しか互いにずれず、地球 上で維持されているグリニッジ標準時間コードにロックされる厳密に同期された 組のクロックを維持することである。 厳密に同期された1組の原子クロックを維持する目的は、個々の衛星間の通信 、および衛星と地球ステーションとの間の通信によって実現される。原子クロッ クを有する衛星は、クロスリンク無線チャンネルを介して互いに通信している。 各衛星で行われているカルマンプロセスにより、位相オフセットは各原子クロッ クに対して計算される。任意の1つの衛星において計算された位相オフセットは 、その衛星の原子クロックに加算される。クロック値の結果的な組は“アンサン ブルクロック”と呼ばれ、それはその1組を形成しているクロックの中の平均二 乗誤差が最少にされる特性を有している。各衛星における局部的なアンサンブル クロックと、このようなデータがクロスリンクチャンネルを介して受取られたと きの別の衛星のアンサンブルクロックとの間の結合を維持するためにカルマンプ ロセスの連続的な反復が行われる。 原子クロックを備えた衛星は、無線周波数の第1の帯域を介して地球ステーシ ョンにそれらのアンサンブル時間を送信する。その後、地球ステーションはグリ ニッジ標準時からのアンサンブルクロックの平均オフセットを計算し、無線周波 数の第2の帯域を介して衛星にそのオフセットを伝送する。このオフセットはス テアリング信号を計算するために各衛星によって使用され、その後この信号はグ リニッジ標準時にアンサンブルクロックをロックし、それによって補正されたク ロック値を生成するために使用される。 システム内のいくつかの衛星が原子クロックなしで動作することを可能にする 目的は、原子クロックを有する衛星から原子クロックを有しない衛星に補正され たクロック値を送信することによって達成される。原子クロックのない衛星は、 位相ロックループにより受信され補正されたクロック値をそれぞれ処理する。各 位相ロックループは、受信され補正されたクロック信号の周波数と局部電圧制御 された発振器の周波数との間の差に比例したエラー信号を生成する。このエラー 信号は発振器入力にフィードバックされ、電圧制御された発振器の周波数に受信 され補正されたクロック信号の周波数を強制的に追跡させるフィードバックルー プを完成させる。電圧制御された発振器の出力をそのクロック信号として使用す ることによって、原子クロックが搭載されていない衛星は補正されたクロック信 号にロックされたままである。 [図面の簡単な説明] 図1は、衛星間の複数の通信リンクを示した軌道衛星のシステムの平面図であ る。 図2は、軌道衛星、地球および地球ステーションを示した軌道衛星のシステム の平面図である。 図3は、軌道衛星システムのRFリンク制御の1実施形態の概略図である。 図4は、本発明のシステムおよび方法による位相ロックループの信号処理図で ある。 図4Aは、グローバル位置決定システムにおいて実施される本発明のシミュレ ーションの動作ステップを示したフローチャートの最初の半分である。 図4Bは、グローバル位置決定システムにおいて実施される本発明のシミュレ ーションの動作ステップを示したフローチャートの第2の半分である。 図5は、システムが24個の衛星から構成され、そのうちの23個が搭載原子クロ ックを有している、本発明を使用したシミュレートされたグローバル位置決定シ ステムのアンサンブルクロックの過渡および定常状態応答特性を示したグラフで ある。 図6は、システムが24個の衛星から構成され、そのうちの16個が搭載原子クロ ックを有している、本発明を使用したシミュレートされたグローバル位置決定シ ステムのアンサンブルクロックの過渡および定常状態応答特性を示したグラフで ある。 図7は、アンサンブルクロックの時間にわたる周波数ドリフトを示したグラフ である。 図8は、位相ロックループの時間にわたる周波数ドリフトを示したグラフであ る。 [発明を実行するための最良モード] 上述されたように、本発明の好ましい実施形態は本発明のグローバル位置決定 システムに対するシステムおよび方法の適用である。したがって、以下GPS動 作との関連で本発明の特徴および動作を説明する。 図1を参照すると、グローバル位置決定システムの一部分を構成している3個 の衛星2,4,6および地球ステーション8が示されている。本発明を説明する ために、第1の衛星2および第2の衛星4が搭載原子クロックを備えている。第 3の衛星6は、搭載原子クロックを有しない。各衛星2および4は、衛星の原子 クロック位相プラス位相オフセットに等しいアンサンブルクロックを維持してい る。衛星は、それらのアンサンブルクロック値を同時にかつ均一な時間間隔で放 送する。放送衛星に対して可視である衛星は、伝送されたものを受信したときに 、受信している衛星における更新された位相オフセットを計算するために受信さ れたデータに関してカルマン測定アルゴリズムを動作する。その後、更新された 位相オフセットは、受信している衛星の原子クロック位相に加算され、それによ って受信している衛星で更新されたアンサンブルクロックを生成する。カルマン プロセスの連続的な反復は、各衛星の局部的なアンサンブルクロックと、このよ うなデータとして放送している衛星から受信されたときの放送衛星のアンサンブ ルクロックとの間の結合を維持するために行われる。カルマンプロセスによって ア ンサンブルクロックを結合することにより、アンサンブルクロックにおける平均 二乗誤差は最少にされる。カルマンアルゴリズムが1組のデータの追跡に固有の 平均二乗誤差をどのようにして最少にするかを詳細に説明するために、文献[Ka lman,R.E.,"A New Approach to Linear Filtering and Prediction Problems",J .Basic Eng.(ASME Trans.,ser.D),vol 82,pp.35-45,March 1969]を参照された い。カルマン追跡アルゴリズムの一例は、文献[Radar Handbook,edited by Mer rill Skolnik,2d edition,published by McGraw Hill,Inc.(1990)](G.V.Trunk 氏による第8章"Automatic Detection,Tracking,and Sensor Integration"を参 照)に記載されている。カルマンアルゴリズムはソフトウェアで実施されてもよ いし、或は市販のマイクロプロセッサまたは専用処理回路を使用してハードウェ アで実施されてもよい。衛星の間でクロックデータを伝播するためにカルマンア ルゴリズムおよびクロスリンク通信を使用することにより、GPSは厳密に同期 された1組のアンサンブルクロックを維持することができる。 送信時、全ての衛星が放送している衛星に可視というわけではない。しかしな がら、互いに可視でない衛星間の通信は、互いに可視の衛星による伝送を行うこ とによって達成されてもよい。この技術は図2に示されており、第1の衛星16か らの信号はクロスリンク通信チャンネル18を介して第2の衛星20に伝送される。 その後、第2の衛星20によって受信されたデータは、第2のクロスリンク22を介 して第3の衛星24に中継される。このようにして、第3の衛星24が送信時に第1 の衛星16に対して可視でなくても、第1の衛星16からのクロックデータが第3の 衛星24に伝播されることができる。 さらに図2を参照すると、衛星がそれらのアンサンブルクロック値を地球ステ ーション8に周期的に送信していることが理解できる。これらの送信は可視性の 拘束を受け、衛星がそれらの正常の航法機能を実行すると同時に行われてもよい 。このようにして、地球ステーション8はL帯域チャンネル12のような無線リン クを介して可視衛星からアンサンブル時間および位置推算パラメータを受信する 。地球ステーション8は受信されたアンサンブル時間を使用してグリニッジ標準 時間からの平均位相オフセットを計算し、その後S帯域チャンネル14のような別 の無線リンクを介して可視衛星に計算されたオフセットを送信する。可視衛星へ の S帯域伝送は12時間に1度行われ、その時にデータがクロスリンクチャンネル10 を介して不可視衛星に送られる。地球ステーション8から伝送されたオフセット は、衛星2および4のような原子時計を備えた衛星によってグリニッジ標準時間 にそれらのアンサンブルクロックをロックするために使用される。一方、衛星6 のような原子時計を有しない(または原子時計の故障した)衛星は、以下に説明 する方法で原子時計を有する衛星との通信によりグリニッジ標準時間にその搭載 されたクロックを固定する。 図3を参照すると、グローバル位置決定システムは、原子時計を備えた複数の 衛星26、原子時計を有しない1以上の衛星28、衛星可視性モデル30、地球ステー ション8、地球ステーション可視性モデル32、および雑音源34を含んでいるよう にモデル化されることができる。本発明によると、原子時計を備えた衛星26は、 各衛星のアンサンブルクロックと、その衛星に可視である別のアンサンブルクロ ックとの間の位相差に関してカルマンアルゴリズム40を動作させることによって 精密に同期されたアンサンブルクロックの組を維持する。 クロックデータは、複数のクロスリンク42を介して衛星の間で通信される。任 意の2個の衛星の間で情報を通信するために必要なクロスリンクの選択は、衛星 相互の可視性の関数であり、すなわち図3において衛星可視性モデルで表されて いる要素である。その後、更新されたアンサンブルクロック44が衛星位置情報と 共にL帯域送信機46を通って地球ステーション8に設置されたL帯域受信機47に 送信される。送信時に地球ステーション8に対して可視の衛星だけがL帯域送信 を行うことができる。この可視性制限は、地球ステーション可視性モデル32を含 むことによりシステムモデルにおいて説明される。また、クロスリンク42および L帯域チャンネル46を介した伝送は雑音によって劣化される。雑音の影響は雑音 源34の形態で含まれている。 さらに図3を参照すると、地球ステーション8はグリニッジ標準時50からの衛 星アンサンブル時間44の平均オフセット48を計算する。その後、オフセット48は 地球ステーション8に設置されたS帯域送信機52と、原子時計を備えた衛星26に 設置された複数のS帯域受信機53とによって可視衛星に伝送される。可視衛星へ のS帯域伝送は、クロスリンク42による不可視衛星への通信と共にほぼ12時間に 1度行われる。原子時計を備えた衛星26はステアリングフィルタ54によりオフセ ット48を濾波する。ステアリングフィルタ54の出力は、カルマンプロセス36によ りグリニッジ標準時間にアンサンブルクロックを固定するように処理される。 本発明は、搭載された原子時計をそれぞれ有する衛星間の標準時間を改良する のに加えて、1以上の衛星が動作可能な原子時計を搭載されていない衛星間にお ける改良された標準時間を維持するシステムおよび方法を提供する。全ての衛星 が動作している原子時計を有してはいない(設計により、或は1以上の搭載され た原子時計が故障した場合)システムでは、原子時計を有しない衛星は、グリニ ッジ標準時間にロックされたときに原子時計を備えた衛星からアンサンブルクロ ックの値を受信する。これは、図3に示されているシステムであり、ここにおい て原子時計を有しない衛星28は位相ロックループ29によりアンサンブルクロック 40にロックされる。アンサンブルクロック値は、クロスリンク42を介して原子時 計を有しない衛星に伝送される。原子時計を有しない衛星は、位相ロックループ 29をそれぞれ具備している。位相ロックループ29への入力としてアンサンブルク ロック値を使用することによって、ループ29の出力周波数および出力位相は、ア ンサンブルクロック周波数およびアンサンブルクロック位相にロックされる。位 相ロックループ29の出力は、原子時計を有しない衛星によってクロック信号とし て使用される。 図4を参照すると、本発明に含まれている位相ロックループは、位相メータ56 、2次サーボ58、および電圧制御された発振器(VCXO)60を一体構造で含ん でいる。位相メータ56は、VCXO60からの入力の位相と、クロスリンク42を介 して受信されたアンサンブルクロックの位相との間の差を累算する。その累算は 、それぞれ雑音源34,62および64としてモデル化されている伝播遅延のあいまい 性やプロセスタイミングの影響、および可視性の拘束を受ける。累算された位相 メータ誤差は、高周波雑音を除去するために平滑フィルタ66を通して評価回路68 に送られる。位相メータ誤差はまた、VCXO60における周波数ドリフトを補償 するためにドリフト補正信号を生成するドリフト補償回路70に入力される。評価 回路68およびドリフト補償回路70の両者はGPSフレーム速度で動作される。そ れらの出力は加算器72によって加算され、乗算器74によって乗算される。加算器 72 の出力は、位相メータ誤差に比例した電圧であり、VCXO60のドリフトを補償 するために調節される。加算器72の出力は、典型的に36秒/フレームのGPSフ レーム速度値と乗算され、1秒当たりのサイクルから1GPSフレーム当たりの サイクルに変換されてVCXO60に送られる。 VCXO60は、その入力電圧によって決定される特定の周波数および位相の出 力信号を生成する。この出力信号は、クロスリンク42を介して受信されたアンサ ンブルクロック位相と比較するために位相メータ56に供給される。VCXO60に よって導入された2つの主な欠点であるドリフトおよびフリッカ雑音が存在し、 それらは雑音回路76および78としてそれぞれモデル化されている。フリッカ雑音 回路78の雑音は5段の遅相進相フィルタによりガウス雑音を濾波することによっ てシミュレートされる。ドリフト雑音回路76のドリフトは、ガウス雑音を二重積 分することによってシミュレートされる。ドリフト雑音回路76の積分されたドリ フト雑音、フリッカ雑音回路78の雑音および乗算器74の出力は、加算器80によっ て加算される。加算器80の出力は遅延素子82によって遅延され、積分装置84によ って積分され、位相表86に記憶される出力位相を生成する。位相表86に記憶され た位相は、クロスリンク42を介して受信されたアンサンブルクロック位相と位相 メータ56によって比較され、このようにしてフィードバックループを完了する。 本発明を使用するグローバル位置決定システムは、地球のグリニッジ標準時に 結合された厳密に同期された1組の衛星クロックを提供する点で通常のGPSに まさる大きい利点を有すると共に、GPS特性全体を結果的に改良する利点を有 していることが認められる。また上述のように、本発明を使用するグローバル位 置決定システムの別の利点は、動作する原子時計を有しない衛星を同期するため に位相ロックループを使用することによって達成される。特に単一の衛星におけ る付加的な冗長原子時計の代わりに、位相ロックループを使用することによって 、システム性能を低下させずにシステム費用を引き下げることができる。 本発明のシステムおよび方法が予測どおりに動作する付加的な信頼性を得るた めに、RFリンク制御を使用したグローバル位置決定システムのソフトウェアモ デルが生成された。ソフトウェアモデルを使用して、2つの別個のシミュレーシ ョンが実行され、各シミュレーションにおいて衛星クロックの性能データが記録 された。 第1のシミュレーションにおいて、モデル化されたGPSは、原子時計を有す る23個の衛星および原子時計を有しない1個の衛星の24個の衛星から構成されて いる。また、第1のシミュレーションにおいて、クロスリンクを介する放送は6 分間隔で設定され、地球ステーションの送信は12時間間隔で設定され、ステアリ ングフィルタは24時間にわたって平均を行うように設定された。第1のシミュレ ーションに対するアンサンブルクロックの過渡および定常状態応答特性を図5に 示す。 原子時計を有する衛星の個数が16個に変更され、原子時計を有しない衛星の個 数が8個に変更され、その他全てのパラメータが不変である第2のシミュレーシ ョンが動作された。図6において、第2のシミュレーションのアンサンブルクロ ックの過渡および定常状態応答を示す。 以下、図4Aおよび4Bに示されたフローチャートを使用して、第1のシミュ レーションのプロセスを説明する。最初に図4Aを参照すると、ステップ100で そのシミュレーションが始まる。その後、主ループ104に入る前に初期化過程102 が実行される。主ループ104は1送信期間ごとに1度トラバースされ、その送信 期間は原子時計を有する衛星による送信の間の期間である。主ループの始めに、 処理ステップ106が行われ、このステップ106において原子時計を有しない衛星で ある衛星No.1における位相メータ誤差がゼロに設定され、フレームカウンタ “j”が1に設定される。その後、シミュレーションプログラムは、1フレーム 期間ごとに1度トラバースされるフレームループ108に入り、フレーム期間とは 位置推算パラメータの更新の間の36秒である。フレームカウンタは、フレームル ープ108が反復するごとに更新される。 決定ステップ110からフレームループ108が始まり、このステップ110で、原子 時計を有する衛星が可視衛星および地球ステーションにそれらのアンサンブルク ロック値を送信する時間か否かが決定される。このような送信が行われる時間で あるならば、シミュレーションは処理ステップ112を実行し、それに続いて伝送 ループ114に入る。ステップ112において、各衛星でカルマンプロセスにより維持 されている共分散マトリックスにおける位相項が記憶され、ループカウンタ が1に設定される。伝送ループ114において、アンサンブルクロックデータを原 子時計を有する衛星からNo.1の衛星に送信し、原子時計を有する衛星間でア ンサンブルクロックデータを送信し、地球ステーションから原子時計を有する衛 星に送信するのに必要な動作が実行される。プログラムは1送信期間ごとに1度 ループ114に入る。すなわち、フレーム率(36秒)で乗算されたフレームカウン タ“j”が送信期間(6分)に等しくなるたびに、それはループ114に入る。し たがって、シミュレーションが終了するまで、フレームカウンタ“j”が10にな るたびにプログラムは伝送ループ114に入る。 伝送ループ114は決定ステップ116により始まり、このステップにおいてループ カウンタに対応した衛星(すなわち衛星“k”)が原子時計を有しているか否か が決定される。それが原子時計を有していない場合、ループカウンタ“k”がイ ンクレメントされるステップ118にプログラムがジャンプする。衛星“k”が原 子時計を有している場合、決定ステップ120が実行され、このステップにおいて プログラムはループカウンタがシステム中の衛星の合計個数(説明されている例 では24)以下であるか否かを決定する。カウンタがシステム中の衛星の合計個数 以下であるならば、ステップ122で衛星No.1に対する衛星“k”の可視性が チェックされる。ステップ124において、衛星“k”が衛星No.1に対して可 視か否かがステップ122の出力に基づいて決定される。それが衛星No.1に対 して可視である場合、衛星No.1における位相メータ誤差がステップ126によ って示されているように更新され、動作はステップ128に進む。ループカウンタ “k”がシステム中の衛星の合計個数より大きい場合、衛星“k”は衛星No. 1に対して不可視であり、プログラムはステップ130を経てステップ128に進む。 ステップ128において、カルマンループ132に入る前に、カウンタ“i”が2に 設定される。カルマンループ132において、衛星“i”が衛星“k”からアンサ ンブルクロック送信を受けるたびにカルマン測定プロセスが行われる。カルマン 測定プロセスはまた、衛星“i”が地球ステーションからタイミングオフセット を受信するたびに実行される。 カルマンループ132における第1のステップは、衛星“i”が原子時計を有し ているか否かをチェックする決定ステップ134である。衛星“i”が原子時計を 有していない場合、プログラムは、カウンタ“i”がインクレメントされるステ ップ136にジャンプする。衛星“i”が原子時計を有している場合、カウンタ“ k”がシステム中の衛星の合計個数以下であるか否かを決定する決定ステップ13 8が実行される。“k”がシステム中の衛星の合計個数以下である場合、衛星“ k”に対する衛星“i”の可視性がステップ140でチェックされ、可視性に関す る決定がステップ142で行われる。2つの衛星が互いに可視でない場合、ステッ プ136が実行される。それらが互いに可視である場合、ステップ136を実行する前 に、ステップ144においてカルマン測定が衛星“i”で行われる。 ステップ138において“k”がシステム中の衛星の合計個数より大きいと決定 された場合、衛星“i”は衛星“k”に対して可視であり、ステップ146で位相 メータ誤差がステアリング信号に設定される。決定ステップ148では、衛星“i ”が地球ステーションに対して可視か否かが決定される。衛星“i”が地球ステ ーションに対して可視である場合、ステップ150がステップ142の前に実行される 。ステップ150において、地球ステーションはグリニッジ標準時と衛星“i”上 のアンサンブルクロックとの間の位相差を測定する。衛星“i”は衛星“k”に 可視であるため、“k”が衛星の合計個数より大きい場合には、プログラムはス テップ142を通ってステップ144に進み、このステップ144においてカルマン測定 がステアリング信号を使用して衛星“i”で行われる。ステップ137において“ i”がシステム中の衛星の合計個数より大きい場合、プログラムはカルマンルー プ132を出て、そうでない場合にはプログラムはジャンプしてカルマンループ132 の始めのステップ134に戻る。 カルマンループ132を出ると、プログラムはステップ118を実行し、その後“k ”がシステム中の衛星の合計個数プラス1(この例では25)より大きいか否かを 決定するステップ152を実行する。“k”が25より大きい場合、プログラムはそ の通常のフレーム処理動作を再開し、それは伝送ループ114がステップ110によっ てバイパスされた時に実行されるのと同じ動作である。フレーム処理動作は図4 Bに示されている。図4Aに示されたステップから図4Bに示されたステップへ の動作の流れは、2つの経路のいずれか154aまたは154bによって行われる。 図4Bには、フレーム処理動作が一連のステップ156として示されており、こ のステップ156は、シミュレーションの開始から、または前の12時間の期間から1 2時間経過したか否かの決定(ステップ158)を含む。12時間経過していると決定 された場合、グリニッジ標準時からのアンサンブルクロックオフセットの和が計 算され、ステアリング信号が更新される(ステップ160)。フレームカウントに かかわらず、衛星No.1の位相ロックループが伝播され(ステップ162)、位 置推算、クロックおよびカルマンフィルタパラメータが伝播され(ステップ164 )、ステアリング信号が伝播されて、フレームカウンタがインクレメントされる (ステップ166)。 フレーム処理ステップ156が終了すると、プログラムは送信期間が完全に経過 したか否かを確認するためにチェックする(ステップ168)。期間が経過してい ない場合、プログラムはもう1度フレームループ108の反復を開始する。送信期 間が経過している場合には、プログラムは、シミュレーションの開始からまたは 前の1時間の期間から1時間が経過したか否かを確認するためにチェックし(ス テップ170)、その場合にプログラムはクロックパラメータの1時間ごとのダン プを実行する(ステップ172)。場合に応じて、1時間ごとのダンプの後または ステップ170の後に、プログラムは、シミュレーションが指定された数のフレー ムを処理したか否かを確認するためにチェックする(ステップ174)。シミュレ ーションが示された数のフレームを処理していない場合、プログラムはもう1度 主ループ104の反復を開始する。シミュレーションが示された数のフレームを処 理した場合、プログラムがステップ180で終了する前に2つの動作が実行される 。衛星No.1のVCXOからの位相データはダンプされ(ステップ176)、r ms周波数ドリフト、すなわちVCXOの“アラン分散”が36乃至720,000秒の 遅延期間中に計算される。 図5には第1のシミュレーションの結果が示されており、ここにおいてグリニ ッジ標準時と比較されるアンサンブルクロックの位相が示され、特に代表的なア ンサンブルクロックの過渡応答特性と、全てのアンサンブルクロックに対する定 常状態応答特性が示されている。図面から理解できるように、アンサンブルクロ ックは30日間の過渡期間を経た後、それらは定常状態に達し、一般にグリニッジ 標準時の5ナノ秒内そのままである。アンサンブルクロック間の偏差は、定常状 態に達した後、約1ナノ秒そのままであることが図5から認められる。第2のシ ミュレーションにおいて、アンサンブルクロックは定常状態に達してしまうと、 一般にグリニッジ標準時の約10ナノ秒内そのままであった。第1のシミュレーシ ョンの場合のように、アンサンブルクロック間の偏差は、約1ナノ秒である。 図7において、両シミュレーションに対してアンサンブルクロックの時間にわ たる平均周波数ドリフトが示されている。比較するために、セシウム原子時計と ルビジウム原子時計の周波数分散も示されている。図面から理解できるように、 セシウム規格に基づいて得られたアンサンブルクロックは、セシウム規格の特性 に一致し、カルマンアルゴリズムが行われる1000秒より大きい時間遅延が生じた 時にそれを越える。 図8において、図4に示されている位相ロックループの時間にわたる平均周波 数ドリフトが示されている。位相ロックループは、150秒から15000秒までの期間 はセシウム仕様の近くでそれより下でなくVCXOを保持する。15000秒を越え ると、カルマンアルゴリズムは応答特性をセシウム仕様より下にする。 図5乃至8のグラフィック特性データから理解できるように、ここに記載され た衛星クロックのRFリンク制御は、多数衛星システムがこのような各衛星にお いて原子時計を使用することに基づいたシステムに等しい性能レベルに正確な同 期された時間基準を維持することを可能にし、一方で衛星のある部分が搭載され た原子クロックなしで動作することを可能にする。 以上、衛星クロックのRFリンク制御について説明してきた。本発明の実施形 態が詳細に記載されているが、添付された請求の範囲によって限定されている本 発明の技術的範囲を逸脱することなく、種々の変更、修正および置換が可能であ ることを理解すべきである。
【手続補正書】特許法第184条の7第1項 【提出日】1995年10月18日 【補正内容】 請求の範囲 1.1以上のタイミング基準をそれぞれ含む複数の軌道衛星の間で標準時間を維 持する方法において、 衛星が互いに通信することができるように通信クロスリンクにより前記衛星を クロスリンクし、 前記衛星の間で前記データを通信するように前記通信クロスリンクを介してタ イミング基準データを送信し、前記衛星において1組のアンサンブルタイミング 基準の組を生成するように予め定められた方法で前記タイミング基準データを処 理し、それによって前記アンサンブルタイミング基準の間の偏差が前記タイミン グ基準の間の偏差より小さく、 前記衛星から標準時間が維持されている場所に前記アンサンブルタイミング基 準を送信し、 前記送信されたアンサンブルタイミング基準と前記標準時間との間のオフセッ トを導出し、 前記場所から前記衛星に前記オフセットを送信し、それにおいて予め定められ た個数の前記衛星だけが前記場所から前記オフセットを受信し、 前記予め定められた個数の前記衛星によって受信された前記オフセットを前記 通信クロスリンクを介して、前記場所から前記オフセットを受信しなかった前記 衛星に送信し、 前記標準時間に前記アンサンブルタイミング基準をロックするために前記オフ セットを使用し、それによって補正されたシステム時間を生成するステップを含 んでいる1以上のタイミング基準をそれぞれ含む複数の軌道衛星の間で標準時間 を維持する方法。 2.前記予め定められた方法は、 前記各衛星に1つづつ複数の局部的な位相オフセットを生成するために前記衛 星のそれぞれにおいてカルマンプロセスを行い、 前記各局部的な位相オフセットをその各タイミング基準に加算して、前記各衛 星のアンサンブルタイミング基準を導出するステップを含んでいる請求項1記載 の方法。 3.前記各衛星から前記場所への前記送信は、L帯域周波数を使用して無線周波 数伝送によって行われる請求項1記載の方法。 4.前記場所から前記衛星への前記送信は、S帯域周波数を使用して無線周波数 送信によって行われる請求項1記載の方法。 5.前記標準時間に前記アンサンブルタイミング基準をロックするために前記オ フセットを使用するステップは、 ステアリング信号を得るために前記オフセットを濾波し、 前記アンサンブルタイミング基準を前記前記標準時間に固定するように機能す るカルマンプロセスへの入力として前記ステアリング信号と前記アンサンブルタ イミング基準を使用するステップを含んでいる請求項1記載の方法。 6.1以上のタイミング基準をそれぞれ含む第1の組の衛星と、1以上のタイミ ング手段をそれぞれ含む第2の組の衛星とを含んでいる複数の軌道衛星の間にお いて標準時間を維持する方法において、 衛星が互いに通信することができるように通信クロスリンクにより、前記第1 の組の衛星と、前記第2の組の衛星と、前記第1および第2の組の衛星とをクロ スリンクし、 前記第1の組の衛星の間で前記データを通信するように前記通信クロスリンク を介してタイミング基準データを送信し、前記第1の組の衛星に対して1組のア ンサンブルタイミング基準を生成するように予め定められた方法で前記タイミン グ基準データを処理し、それによって前記アンサンブルタイミング基準間の偏差 が前記第1の組の衛星の前記タイミング基準間の偏差より小さく、 前記第1の組の衛星から標準時間が維持されている場所に前記アンサンブルタ イミング基準を送信し、 前記送信されたアンサンブルタイミング基準と前記標準時間との間のオフセッ トを導出し、 前記場所から前記第1の組の衛星に前記オフセットを送信し、それにおいて予 め定められた数の前記第1の組の衛星だけが前記場所から前記オフセットを受信 し、 前記予め定められた数の前記第1の組の衛星によって受信された前記オフセッ トを前記通信クロスリンクを介して、前記場所から前記オフセットを受信しなか った前記第1の組の衛星に送信し、 前記第1の組の衛星の前記アンサンブルタイミング基準を前記標準時間にロッ クするために前記オフセットを使用し、それによって補正されたシステム時間を 生成し、 前記第2の組の各衛星に位相ロックループを設け、 前記第1の組の衛星から前記第2の組の各衛星に前記通信クロスリンクを介し て前記補正されたシステム時間を送信し、 前記第2の組の衛星の前記タイミング手段を前記補正されたシステム時間にロ ックするために前記位相ロックループと組合わせて前記補正されたシステム時間 を使用するステップを含んでいることを特徴とする複数の軌道衛星の間において 標準時間を維持する方法。 7.前記タイミング基準データを処理する前記予め定められた方法は、 前記第1の組の各衛星に1つずつ複数の局部的な位相オフセットを生成するた めに前記第1の組の衛星のそれぞれにおいてカルマンプロセスを行い、 前記各局部的な位相オフセットをその各タイミング基準に加算して、前記第1 の組の各衛星に対するアンサンブルタイミング基準を導出するステップを含んで いる請求項6記載の方法。 8.前記第1の組の衛星から前記場所への前記送信は、L帯域周波数を使用して 無線周波数伝送によって行われる請求項6記載の方法。 9.前記場所から前記第1の衛星への前記送信は、S帯域周波数を使用して無線 周波数伝送によって行われる請求項6記載の方法。 10.前記標準時間に前記アンサンブルタイミング基準をロックするために前記 オフセットを使用するステップは、 ステアリング信号を得るために前記オフセットを濾波し、 前記アンサンブルタイミング基準を前記標準時間にロックするように機能する カルマンプロセスへの入力として前記ステアリング信号および前記アンサンブル タイミング基準を使用するステップを含んでいる請求項6記載の方法。 11.1以上のタイミング基準をそれぞれ含む複数の軌道衛星の間において標準 時間を維持する無線周波数リンク制御装置において、 アンサンブルタイミング基準間の偏差がタイミング基準間の偏差より小さい、 各衛星におけるアンサンブルタイミング基準を計算する手段と、 前記アンサンブルタイミング基準と標準時間との間のオフセットを導出するた めに標準時間が維持されている前記アンサンブルタイミング基準が使用される場 所に前記衛星から前記アンサンブルタイミング基準を送信する手段と、 前記場所から前記衛星に前記オフセットを送信する手段と、 前記アンサンブルタイミング基準を前記標準時間にロックし、それによって補 正されたシステム時間を生成するために前記衛星において使用するステアリング 信号を前記オフセットから生成する手段と、 前記衛星の間でタイミング基準データを伝送するための前記衛星間における複 数の通信クロスリンクとを具備している無線周波数リンク制御装置。 12.前記各衛星において前記アンサンブルタイミング基準を計算する前記手段 は、 前記各衛星と関連しており、前記通信クロスリンクを介して受信されたタイミ ング基準データと受信している衛星の時間基準との間の位相オフセットを計算す るためにカルマンアルゴリズムを実行するように動作し、前記位相オフセットが 前記受信している衛星のタイミング基準に加算されて前記アンサンブルタイミン グ基準を生成するプロセッサを具備している請求項11記載の無線周波数リンク 制御装置。 13.前記衛星から標準時間が維持されている場所に前記アンサンブルタイミン グ基準を送信する前記手段は、 前記各衛星と関連しているL帯域送信機と、 前記場所に位置するL帯域受信機とを具備している請求項11記載の無線周波 数リンク制御装置。 14.前記場所から前記衛星に前記オフセットを送信する前記手段は、 前記場所に位置するS帯域送信機と、 前記各衛星と関連しているS帯域受信機とを具備している請求項11記載の無 線周波数リンク制御装置。 15.前記オフセットからステアリング信号を生成する前記手段は、 前記各衛星と関連しており、前記オフセットを濾波して濾波されたオフセット を生成するステアリングフィルタと、 前記各衛星と関連しており、カルマンアルゴリズムの実行により前記標準時間 に前記アンサンブルタイミング基準をロックするように動作するプロセッサとを 具備している請求項11記載の無線周波数リンク制御装置。 16.各衛星が1以上の時間基準を含む第1の組の衛星と、各衛星が1以上のタ イミング手段を含む前記第2の組の衛星とを含んでいる複数の軌道衛星の間で前 記標準時間を維持する無線周波数リンク制御装置において、 アンサンブルタイミング基準間の偏差がタイミング基準間の偏差より小さい、 第1の組の各衛星において前記アンサンブルタイミング基準を計算する手段と、 前記アンサンブルタイミング基準と前記標準時間との間のオフセットを導出す るために標準時間が維持されている場所で使用される前記アンサンブルタイミン グ基準を前記第1の組の各衛星から前記場所に送信する手段と、 前記場所から前記第1の組の衛星に前記オフセットを送信する手段と、 前記アンサンブルタイミング基準を前記標準時間にロックし、それによって補 正されたシステム時間を生成するために前記第1の組の衛星において使用するス テアリング信号を前記オフセットから生成する手段と、 前記衛星の間でタイミング基準データを送信するための前記第1の組の衛星の 前記衛星間における第1の複数の通信クロスリンクと、第2の組の衛星の前記衛 星間における第2の複数の通信クロスリンクと、前記第1の組の衛星と前記第2 の組の衛星との間における第3の複数の通信クロスリンクと、 前記第2の組の衛星の前記タイミング手段を前記補正されたシステム時間にロ ックする手段とを具備していることを特徴とする無線周波数リンク制御装置。 17.前記第2の組の衛星の前記タイミング手段を前記補正されたシステム時間 にロックする前記手段は、 前記第2の組の各衛星と関連している位相ロックループと、 システムの正確度が前記第1の組の衛星だけから構成される衛星の配置と比較 してあまり劣化しないように、前記第1の組の衛星から前記第2の組の各衛星に 前記補正されたシステム時間を送信する手段とを具備している請求項16記載の 無線周波数リンク制御装置。 18.前記位相ロックループは、 位相メータと、 2次の評価装置と、 電圧制御発振器とを具備している請求項17記載の無線周波数リンク制御装置 。 19.前記2次の評価装置は、それに入力される信号から高周波雑音を除去する 平滑回路と、 前記電圧制御発振器における周波数ドリフトを補償するように動作するドリフ ト補償回路と、 前記電圧制御発振器への入力として使用する信号を生成する評価回路とを具備 している請求項18記載の無線周波数リンク制御装置。 20.さらに、前記電圧制御発振器は、前記発振器の出力位相が記憶される位相 表を含んでいる請求項19記載の無線周波数リンク制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エプスタイン、 マービン・エー アメリカ合衆国、 ニューヨーク州 11230、 ブルックリン、イースト・フォ ース・ストリート 1573 (72)発明者 ドイル、 ローレンス・ジェイ アメリカ合衆国、 ニュージャージー州 07730、 ハズレット、ストーン・ロード 314

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.1以上のタイミング基準をそれぞれ含む複数の軌道衛星の間で標準時間を維 持する方法において、 前記衛星の間でタイミング基準データを伝送し、前記衛星においてアンサンブ ルタイミング基準の組を生成するように予め定められた方法で前記タイミング基 準データを処理し、それによって前記アンサンブルタイミング基準の間の偏差が 前記タイミング基準の間の偏差より小さく、 前記衛星から標準時間が維持されている場所に前記アンサンブルタイミング基 準を送信し、 前記送信されたアンサンブルタイミング基準と前記標準時間との間のオフセッ トを導出し、 前記場所から前記衛星に前記オフセットを送信し、 前記標準時間に前記アンサンブルタイミング基準をロックするために前記オフ セットを使用し、それによって補正されたシステム時間を生成するステップを含 んでいる方法。 2.前記予め定められた方法は、 前記各衛星に1つづつ複数の局部的な位相オフセットを生成するために前記衛 星のそれぞれにおいてカルマンプロセスを行い、 前記各局部的な位相オフセットをその各タイミング基準に加算して、前記各衛 星のアンサンブルタイミング基準を導出するステップを含んでいる請求項1記載 の方法。 3.前記各衛星から前記場所への前記送信は、L帯域周波数を使用して無線周波 数伝送によって行われる請求項1記載の方法。 4.前記場所から前記衛星への前記送信は、S帯域周波数を使用して無線周波数 送信によって行われる請求項1記載の方法。 5.前記標準時間に前記アンサンブルタイミング基準をロックするために前記オ フセットを使用するステップは、 ステアリング信号を得るために前記オフセットを濾波し、 前記アンサンブルタイミング基準を前記前記標準時間に固定するように機能す るカルマンプロセスへの入力として前記ステアリング信号と前記アンサンブルタ イミング基準を使用するステップを含んでいる請求項1記載の方法。 6.1以上のタイミング基準をそれぞれ含む第1の組の衛星と、1以上のタイミ ング手段をそれぞれ含む第2の組の衛星とを含んでいる複数の軌道衛星の間にお いて標準時間を維持する方法において、 第1の組の衛星の間でタイミング基準データを伝送し、前記第1の組の衛星に 対してアンサンブルタイミング基準の組を生成するように予め定められた方法で 前記タイミング基準データを処理し、それによって前記アンサンブルタイミング 基準の間の偏差が前記第1の組の衛星の前記タイミング基準の間の偏差より小さ く、 前記第1の組の衛星から標準時間が維持されている場所に前記アンサンブルタ イミング基準を送信し、 前記送信されたアンサンブルタイミング基準と前記標準時間との間のオフセッ トを導出し、 前記場所から前記第1の組の衛星に前記オフセットを送信し、 前記標準時間に前記第1の組の衛星の前記アンサンブルタイミング基準をロッ クするために前記オフセットを使用し、それによって補正されたシステム時間を 生成し、 前記第2の組の各衛星に位相ロックループを設け、 前記第2の組の各衛星に前記補正されたシステム時間を送信し、 前記第2の組の衛星の前記タイミング手段を前記補正されたシステム時間にロ ックするために前記位相ロックループと組合わせて前記補正されたシステム時間 を使用するステップを含んでいる複数の軌道衛星の間において標準時間を維持す る方法。 7.前記タイミング基準データを処理する前記予め定められた方法は、 前記第1の組の各衛星に1つずつ複数の局部的な位相オフセットを生成するた めに前記第1の組の衛星のそれぞれにおいてカルマンプロセスを行い、 前記各局部的な位相オフセットをその各タイミング基準に加算して、前記第1 の組の各衛星に対するアンサンブルタイミング基準を導出するステップを含んで いる請求項6記載の方法。 8.前記第1の組の衛星から前記場所への前記送信は、L帯域周波数を使用して 無線周波数伝送によって行われる請求項6記載の方法。 9.前記場所から前記第1の衛星への前記送信は、S帯域周波数を使用して無線 周波数伝送によって行われる請求項6記載の方法。 10.前記標準時間に前記アンサンブルタイミング基準をロックするために前記 オフセットを使用するステップは、 ステアリング信号を得るために前記オフセットを濾波し、 前記アンサンブルタイミング基準を前記標準時間にロックするように機能する カルマンプロセスへの入力として前記ステアリング信号および前記アンサンブル タイミング基準を使用するステップを含んでいる請求項6記載の方法。 11.1以上のタイミング基準をそれぞれ含む複数の軌道衛星の間において標準 時間を維持する無線周波数リンク制御装置において、 アンサンブルタイミング基準の間の偏差がタイミング基準の間の偏差より小さ い、各衛星におけるアンサンブルタイミング基準を計算する手段と、 前記アンサンブルタイミング基準と標準時間との間のオフセットを導出するた めに前記アンサンブルタイミング基準が使用される標準時間が維持されている場 所に、前記衛星から前記アンサンブルタイミング基準を送信する手段と、 前記場所から前記衛星に前記オフセットを送信する手段と、 前記アンサンブルタイミング基準を前記標準時間にロックするためにステアリ ング信号を前記衛星において使用し、それによって補正されたシステム時間を生 成する、前記オフセットからステアリング信号を生成する手段とを具備している 無線周波数リンク制御装置。 12.前記各衛星において前記アンサンブルタイミング基準を計算する前記手段 は、 前記衛星間でタイミング基準データを伝送するための前記衛星の間における複 数の通信クロスリンクと、 前記各衛星と関連しており、前記通信クロスリンクを介して受信されたタイミ ング基準データと受信している衛星の時間基準との間の位相オフセットを計算す るためにカルマンアルゴリズムを実行するように動作し、前記位相オフセットが 前記受信している衛星のタイミング基準に加算されて前記アンサンブルタイミン グ基準を生成するプロセッサとを具備している請求項11記載の無線周波数リン ク制御装置。 13.前記衛星から標準時間が維持されている場所に前記アンサンブルタイミン グ基準を送信する前記手段は、 前記各衛星と関連しているL帯域送信機と、 前記場所に位置するL帯域受信機とを具備している請求項11記載の無線周波 数リンク制御装置。 14.前記場所から前記衛星に前記オフセットを送信する前記手段は、 前記場所に位置するS帯域送信機と、 前記各衛星と関連しているS帯域受信機とを具備している請求項11記載の無 線周波数リンク制御装置。 15.前記オフセットからステアリング信号を生成する前記手段は、 前記各衛星と関連しており、前記オフセットを濾波して濾波されたオフセット を生成するステアリングフィルタと、 前記各衛星と関連しており、カルマンアルゴリズムの実行により前記標準時間 に前記アンサンブルタイミング基準をロックするように動作するプロセッサとを 具備している請求項11記載の無線周波数リンク制御装置。 16.各衛星が1以上の時間基準を含む第1の組の衛星と、各衛星が1以上のタ イミング手段を含む第2の組の衛星とを含んでいる複数の軌道衛星の間で前記標 準時間を維持する無線周波数リンク制御装置において、 アンサンブルタイミング基準の間の偏差がタイミング基準の間の偏差より小さ い、第1の組の各衛星における前記アンサンブルタイミング基準を計算する手段 と、 前記アンサンブルタイミング基準と標準時間との間のオフセットを導出するた めに前記アンサンブルタイミング基準が使用される前記標準時間が維持されてい る場所に、前記第1の組の衛星の各衛星から前記アンサンブルタイミング基準を 送信する手段と、 前記場所から前記第1の組の衛星に前記オフセットを送信する手段と、 前記アンサンブルタイミング基準を前記標準時間にロックするためにステアリ ング信号を前記第1の組の衛星において使用し、それによって補正されたシステ ム時間を生成する、前記オフセットからステアリング信号を生成する手段と、 前記第2の組の衛星の前記タイミング手段を前記補正されたシステム時間にロ ックする手段とを具備している無線周波数リンク制御装置。 17.前記第2の組の衛星の前記タイミング手段を前記補正されたシステム時間 にロックする前記手段は、 前記第2の組の各衛星と関連している位相ロックループと、 前記第1の組の衛星から前記第2の組の各衛星に前記補正されたシステム時間 を送信する手段とを具備している請求項16記載の無線周波数リンク制御装置。 18.前記位相ロックループは、 位相メータと、 2次の評価装置と、 電圧制御発振器とを具備している請求項17記載の無線周波数リンク制御装置 。 19.前記2次の評価装置は、それに入力される信号から高周波雑音を除去する 平滑回路と、 前記電圧制御発振器における周波数ドリフトを補償するように動作するドリフ ト補償回路と、 前記電圧制御発振器への入力として使用する信号を生成する評価回路とを具備 している請求項18記載の無線周波数リンク制御装置。 20.さらに、前記電圧制御発振器は、前記発振器の出力位相が記憶される位相 表を含んでいる請求項19記載の無線周波数リンク制御装置。
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