JPH10504263A - 重ねられた缶の分離パネル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 夫々が２層の缶の間に配置されるために２列の缶の座部（１１）を備えた４つの分離パッド（１２）を有するストリップ（１０）の形態での分離パッド構造体が提供されている。４つのパッド（１２）は、缶のパッキングの間に、分離を容易にするための弱い線（１３）で接続されている。各パッド（１２）が配置されなければならない場合の高速と比べて遅い動作速度が缶間に１枚のストリップ（１０）を配置するために要求されている。構造体は２×３アレイの缶のための４つのパッドを提供する。他のサイズのアレイは、弱い線（１３）の位置を変えることにより得られる。

Description

【発明の詳細な説明】 重ねられた缶の分離パネル 本発明は、列で上下に重ねられた缶の２もしくはこれ以上のレベル間で使用さ れるための分離パッドに関する。このような缶は飲料や食料のような種々のもの を収容することができる。缶の多重パックにおいては、缶相互が接触するのを防 止するように２つのレベルに積まれた缶のレベル間に分離パネルを挿入すること が一般的である。かくして、厚紙のカートンで全ての缶を包むようになっている 。 本発明に係われば、座部領域を有し、使用に際しては、夫々が上下に重ねられ た缶の間に配置され、互いに端部で接続された複数の分離パッドを具備する厚紙 の分離構造体が提供される。 好ましくは、各分離パッドは、パーホレーションのような弱い線により次のも のから分離される。 一実施の形態では、分離構造体は、長さ方向に沿って所定数の缶を支持するた めの複数の分離パッドを有する独立したストリップを具備する。この所定の数は 、好ましくは、２，３，４に分けることがである。 他の配列では、複数の前記パッドが、アコーディオンのように折り重ねられ得 、また、他の形態では、ロールのようにして互いに端部で接続されている。 好ましい形態では、前記分離パッドは、２列以上の缶を支持するための座部を 有する。 本発明の実施の形態を以下に詳述する。記載は、下記の添付した図面を参照し てなされる。 図１は、本発明に係わる厚紙の分離構造体の平面図である。 図２は、本発明に第２の実施の形態に係わる厚紙の分離構造体の平面図である 。 図３は、本発明に第２の実施の形態に係わる厚紙の分離構造体の平面図である 。 図１には、２層の缶（図示せず）の間に配置される、ストリップ１０の形態の 分離パッド構造体が示されている。このストリップ１０は、夫々が上の缶と下の 缶との完に配置されて使用される２４個の座部１１を与える。これら座部１１は 、上下の缶の上面と下面との領域で、金属対金属の接触を実質的に防止する。こ れら座部１１の実際の形態の動作は、本発明では重要ではなので、さらなる説明 は省略する。座部の他の形態は、最も基本的な形状ではストリップに単純な穴を 開けることにより構成されることも含むことは理解できよう。また、これら座部 は円形断面の缶に必ずしも限定されることはない。 分離パッドが使用されるときには、これらはパッキングマシンの近くのマガジ ン内に個々に積み重ねられている。そして、これらは１枚づつ取られて、缶の最 初の層の上に、この上に缶の上方の層が積み重ねられない前に、配置される。か くして、缶の２層構造体が生じ、カートンで包まれて完全なパッケージとなる。 このパッキングマシンは、高速で作動され、分離パッドは下層の缶の上に正確に 位置付けられなければならない。もしは２×３個の缶の２層から２×４の個の缶 の２層に複合パックのサイズを代える必要がある場合には、分離パッドの積層は 異なるサイズのものに交換しなければならなく、マカジンは比較的大きい分離パ ッドに対応するように調節しなければならず、そして、マシン自身も、比較的大 きいパッドがマガジンから取られ正確に位置させるように調節しなければならな い。これらの操作には、勿論、時間がかかる。 図１において、ストリップ１０は、夫々が２×３個の座部１１を有する４つの 分離パッド１２を具備する。これら分離パッド１２は、パーホレーションのよう な弱い線１３により端部で互いに接続されている。図２において、ストリップ１ ０は、夫々が２×４個の座部１１を有する３つの分離パッド１２を具備する。こ れら分離パッド１２もまた、弱い線１３により端部で互いに接続されている。図 ３において、ストリップ１０は、夫々が２×２個の座部１１を有する６つの分離 パッド１２を具備する。これら分離パッド１２もまた、弱い線１３により端部で 互いに接続されている。 図１ないし図３に示すストリップ１０においては、全てのストリップ１０が同 じ長さなので、複合パッドのサイズを代えるときに、マガジンのサイズを代える ことも、また、パッドの配置に関してのマシンの調節も必要がない。必要なこと の全ては、マガジン内に異なる形態のストリップを配置するだけである。 前記ハッドは、缶が２つの直線列に配置されている、パツキングマシンの非ピ ッチ（ｕｎｐｉｔｃｈｅｄ）領域（これは続いて調節されない（ｕｎｐｉｔｃｈ ｅｄ）か調節され（ｐｉｔｃｈｅｄ）得る）の下方缶上に通常は配置される。複 合パックが形成されるサイズに関係無く１２個の缶分の長さを有するストリップ １０を使用することにより、分離パッドを取り出し、配置するためのマシンは、 一定サイズの分離パッドストリップ１０に対して、一定の低速で動作するように 設定され得る。前記弱い線は破かれる必要があり、これは、調節されるカートン 提供マシンで自動的に生じ、また調節されないマシンでは簡単な処置であろうこ とがわかるであろう。実際、下方の缶の先端に上方の缶を重ねることは、パッド を分離するために、弱い線に近接したパッドの充分な動きになるであろうことが わかる。既知の設備で、配置マシンは缶の同様のスループットを処理するために はより早く動作しなければならない。明らかに、これは欠点であり、信頼性は早 く動作する種々の速度のマシンでは問題となる。 ストリップ１０は、異なる数の列の他のサイズの複合パックに容易に適用でき ることが、わかるであろう。例えば、１列の分離パッド、３列の分離パッド等が 可能である。本発明の構成は、１２個の缶の長さのストリップ１０が基本である けれど、他のものも可能である。しかし、１２個が、所定の数、即ち、２，３， ４，６の区分に分離されるので、便利である。 本発明はロールもしくはアコーディオンのように折り重ねられたような、弱い 線で接続された複数の分離パッドのつながった形態のものに適用されても良い。 また、配置設備は、既存のものに比較して一定の速度でゆっくりと駆動できる。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９６年８月６日 【補正内容】 請求の範囲 １．座部領域を有し、使用に際しては、夫々が上下に重ねられた缶の間に配置 され、互いに端部で接続された複数の分離パッドを具備する厚紙の分離構造体で あり、夫々の分離パッドは、パーホレーションのような弱い線により次のものか ら分離され、分離構造体は、長さ方向に沿って２，３，４個に分離される所定数 の缶を支持するための複数の分離パッドを有する独立したストリップを具備する 分離構造体。 ２．前記分離パッドは、２列以上の缶を支持するための座部を有する請求項１ の分離構造体。 ３．前記ストリップは１２個の缶用の長さを有する請求項１もしくは２の分離 構造体。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＡＵ，ＢＲ，ＣＡ，ＦＩ，Ｊ Ｐ，ＫＲ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＳＧ，ＵＳ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．座部領域を有し、使用に際しては、夫々が上下に重ねられた缶の間に配置 され、互いに端部で接続された複数の分離パッドを具備する厚紙の分離構造体。 ２．各分離パッドは、パーホレーションのような弱い線により次のものから分 離される請求項１の分離構造体。 ３．分離構造体は、長さ方向に沿って所定数の缶を支持するための複数の分離 パッドを有する独立したストリップを具備する請求項１もしくは２の分離構造体 。 ４．前記所定数は、２，３，４である請求項３の分離構造体。 ５．複数の前記パッドが、アコーディオンのように折り重ねられ得るように互 いに端部で接続されている請求項１もしくは２の分離構造体。 ６．前記分離パッドはロール状になっている請求項１もしくは２の分離構造体 。 ７．前記分離パッドは、２列以上の缶を支持するための座部を有する請求項１ ないし６のいずれか１の分離構造体。