【発明の詳細な説明】
ヘア化粧品組成物
技術分野
本発明はヘア化粧品組成物に関する。更に詳しくは、本発明は、扱いやすさと
スタイル保持効果に加えて改善された“インユース”（in-use）及び“オンヘア
”（on-hair）感触を有する、ゲル化剤及びヘア固定／コンディショニングポリ
マーを含有したヘア化粧品組成物に関する。
発明の背景
ヘアを特定の形状に留めたいという希望は広くもたれている。これを行う一般
的な方法はヘア、典型的には湿った又は乾燥したヘアにヘアスタイリング又は“
セッティング”組成物を適用することである。これらの組成物は一時的なセッテ
ィング効果を示し、水及び／又はシャンプーで除去されるべきである。セッティ
ング効果を示すために組成物で用いられる物質は、通常ムース、ゲル、ローショ
ン又はスプレー形態で適用される。
高レベルのスタイル保持又は維持が、ゲル又はスプレーとして適用されても、
ヘア組成物から典型的に期待されている。ゲル製品でのスタイル保持は、ゲル化
剤と組合せて、ポリビニルピロリドン（ＰＶＰ）及びＰＶＰと酢酸ビニルとのコ
ポリマー（ＰＶＰ／ＶＡ）のような１種以上のヘア固定ポリマーの使用により典
型的に行われる。常用されるゲル化剤は、カルボマーのＣＴＦＡ名で知られる架
橋ポリアクリル酸である。このようなポリマーが慣用的ゲル化剤を含有したヘア
固定組成物中に配合されたとき、それらは適切なスタイル保持効果を発揮できる
。しかしながら、このような組成物は適用中及び後にヘア及び手にべたつき感を
与えて、ごわごわした不自然なヘア感を残すことがある。
ゲル化剤とヘア固定ポリマーとのある組合せは、慣用的なスタイリングゲルに
通常伴うべたついてごわごわした感触なしに、優れたスタイリング効果を発揮で
きることがわかった。
このため、有効なスタイル保持を行い、ヘアコンディショニング効果を付与し
、べたつかないヘア及びオンハンド（on-hand）感触を有し、容易にブラッシン
グされ、耐フレーク性であり、同時に安定な製品及び粘度特徴を有して、長期で
ストレスのかかる温度貯蔵下で十分に安定なままであるヘアスタイリング組成物
について必要性が存在している。
発明の要旨
本発明の一面によれば、
（ａ）Ｃ4-Ｃ16アルカジエンで架橋されたメチルビニルエーテル／無水マレイ
ン酸又はその加水分解産物のコポリマーからなるゲル化剤約０．０１〜約３重量
％；
（ｂ）ノニオン系セルロース及びジアリルジメチルアンモニウムクロリドのカ
チオン系コポリマーからなるヘア固定ポリマー約０．１〜約１０重量％；及び
（ｃ）ヘアへの適用に向いたキャリアを含む残部；
を含んでなるヘア化粧品組成物が提供される。
本発明の必須及び任意成分は以下で記載されている。すべてのレベル及び比率
は他で指摘されないかぎり重量ベースに基づく。
ゲル化剤
本発明の組成物は、約０．０１〜約３重量％、好ましくは約０．０５〜約２％
、更に好ましくは約０．５〜約１．５％、最も好ましくは約０．６〜約１％のゲ
ル化剤を含有している。カチオン系ヘア固定ポリマーと組合せると、ヘアスタイ
リング化粧品に通常伴うべたつき乾燥ヘア感及びオンハンドべたつきなしに、ヘ
アセッティング及びコンディショニング効果を付与するのが、このゲル化剤であ
る。
本発明で使用に適したゲル化剤は、Ｃ4-Ｃ16、好ましくはＣ6-Ｃ12、更に好まし
くはＣ8-Ｃ10アルカジエンで架橋されたメチルビニルエーテル／無水マレイン酸
及びその加水分解産物のコポリマーからなる。ゲル化剤は、典型的には約５０，
０００〜約１５０，０００ｃｐｓ）好ましくは約７０，０００〜約１００，００
０ｃｐｓ範囲の粘度を有する（ｐＨ７の非アルコール溶液中０．５％ゲル化剤と
して測定；Brookfield ＲＶＴ、Spindle ＴＥ、１０rpm）。
その最も広い面において、本出願で利用されるコポリマーはＣ4-Ｃ16、好まし
くはＣ6-Ｃ12、更に好ましくはＣ8-Ｃ10アルカジエン（以下Ｂと称される）で架
橋されたメチルビニルエーテル／無水マレイン酸（以下Ａと称される）のコポリ
マーからなる。適切なポリマーの例及びそれらの製法は、"Polymers and Thicke
ners",Vol.108,May 1993,p61-67,S.L.Kopolow,Y.T.Kwak and M.Helioffで詳細に
記載されている。これらのポリマーは上記のようなパートＡ及びＢからなる。好
ましい態様において、ＢはＣ6-Ｃ14アルカジエン、更に好ましくはＣ6-Ｃ12アル
カジエン、更に好ましくはＣ8-Ｃ10アルカジエンからなる。
本発明で使用上好ましいゲル化剤は、ＩＳＰからStabileze 06（RTM）として
市販されている、１，９-デカジエンで架橋されたメチルビニルエーテル／無水
マレイン酸（ＰＶＭ／ＭＡデカジエン架橋ポリマー）である。
本発明のヘアゲル化剤は、ヘア化粧品組成物の必要なゲル構造と全体ｐＨを得
るために、少くとも部分的に中和された形で利用されることが好ましい。
ゲル化剤は塩基で約３０〜約１００％、好ましくは約４０〜約９８％、更に好
ましくは約５０〜約９５％のレベルまで中和できる。有機又は無機の常用される
いかなる塩基も、酸性ゲル化剤の中和に用いられる。アルカリ及びアルカリ土類
金属の水酸化物とアミノアルコールが本ヘア化粧品組成物で使用上適した中和剤
である。
本発明のヘア化粧品組成物に含有される適切な有機中和剤の例には、アミン、
特に２-アミノ-２-メチル-１，３-プロパンジオール（ＡＭＰＤ）、２-アミノ-
２-エチル-１，３-プロパンジオール（ＡＥＰＤ）、２-アミノ-２ーメチル-１-プ
ロパノール（ＡＭＰ）、２-アミノ-１-ブタノール（ＡＢ）、モノエタノールア
ミン（ＭＥＡ）、ジエタノールアミン（ＤＥＡ）、トリエタノールアミン（ＴＥ
Ａ）、モノイソプロパノールアミン（ＭＩＰＡ）、ジイソプロパノールアミン（
ＤＩＰＡ）、トリイソプロパノールアミン（ＴＩＰＡ）、ジメチルステラミン（
ＤＭＳ）、アミノメチルプロパノール（ＡＭＰ）及びそれらの混合物のようなア
ミノアルコールがある。
本発明の組成物で使用上好ましい中和剤は、水酸化カリウム及びナトリウム、
アミノメチルプロパノール（ＡＭＰ）、トリエタノールアミン（ＴＥＡ）及びそ
れらの混合物である。
上記のような特定のゲル化剤に加えて、このような組成物は約０．０１〜約１
重量％、好ましくは約０．１〜約０．５％で補助ゲル化剤も場合により含有して
よい。適切な補助ゲル化剤は、架橋ポリアクリル酸コポリマー、エチレン無水マ
レイン酸コポリマー又はヒドロキシエチルセルロースとその誘導体のようないず
れか慣用的なゲル化剤から選択できる。本発明で使用上好ましい補助ゲル化剤は
、ヒドロキシエチルセルロースである。
キャリア
本発明のヘア化粧品組成物は、水性又は非水性のキャリアとその混合物も含有
している。これには、ポリマー含有ヘア化粧品処方で常用されるあらゆるものが
ある。キャリアはヘア化粧品組成物中に通常約７０〜約９９．８９重量％、好ま
しくは約７８〜約９９．５％で存在する。更に好ましくは、キャリアは全組成物
の約８０〜約９９重量％で存在する。
本組成物による組成物中でキャリアとして使用に適した有機溶媒には、Ｃ1-Ｃ6
アルカノール、カルビトール、アセトン及びそれらの混合液がある。本組成
物で使用上好ましいＣ1-Ｃ6アルカノールは、エタノール、イソプロパノール及
びそれらの混合物のようなＣ2-Ｃ4一価アルコールである。
本発明による好ましいヘア組成物は、キャリアとして７０〜約９９．８９重量
％の水、好ましくは７８〜約９９．５％、更に好ましくは約８０〜約９９％の水
を含有している。
カチオン系ヘア固定ポリマー
ゲル化剤に加えて、本発明による組成物は第二必須成分としてヘア固定ポリマ
ーを含んでいる。このヘア固定ポリマーは、好ましくは、ゲル化剤コポリマーと
一緒にヘア化粧品キャリアに溶解されるか、又はコロイド分散される。
本発明のヘア化粧品組成物の好ましいヘア固定ポリマー成分は、ＣＴＦＡ名で
Polyquaternium４として知られ、National Starch and Chemical Ltd．により商
品名Celquat L200（RTM）及びCelquat H100（RTM）として販売されている、ヒド
ロキシエチルセルロース及びジアリルジメチルアンモニウムクロリドのカチオン
系コポリマーからなる。
ヘア固定ポリマーは、組成物の約０．１〜約１０重量％、好ましくは約０．３
〜約８％、更に好ましくは約０．５〜約６％、最も好ましくは約０．８〜約３％
の量で存在する。本発明による組成物において、ゲル化剤：ヘア固定ポリマーの
重量比は約１０：１〜約１：１０の範囲である。
上記物質と共に本発明で使用に適した他のヘア固定ポリマーには、ヘア化粧品
キャリアに溶解又はコロイド分散しうるあらゆるポリマーがある。溶解度及び分
散度は温度及び圧力の環境条件下（２５℃及び１０１．３ｋＰａ（１Ａｔｍ））
で測定される。このようなコポリマーは性質上カチオン系でも又はノニオン系で
もよい。本発明で使用に適したコポリマーは、約１０００〜約５，０００，００
０、好ましくは約５０，０００〜約４，０００，０００、更に好ましくは約１０
０，０００〜約３，０００，０００、最も好ましくは
約５００，０００〜約２，０００，０００範囲の分子量を有している。
加えて、カチオン系及びノニオン系樹脂も下記のように利用してよい。本発明
で使用に適したポリカチオン系ヘアコンディショニングポリマー樹脂は以下で記
載されている。本ポリマーを記載する上で便宜上、ポリマー中に存在するモノマ
ー単位はそれらが誘導されているモノマーとして表示される。カチオン系モノマ
ーは、重合性カチオン系出発モノマー、又は重合後にカチオン系に改質される重
合性ノニオン系モノマーから誘導できる。
これらのカチオン系不飽和モノマーはカチオン形で重合させても、あるいは代
わりにそれらはそれらの前駆体の形で重合させて、その後例えば四級化剤（例え
ば、エチルモノクロロアセテート、ジメチル硫酸等）でカチオン系に改質しても
よい。好ましいカチオン系モノマーには、ジメチルアミノエチルメタクリレート
、四級ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジアリルジメチルアンモニウムク
ロリド、ビニルイミダゾリウム四級アンモニウムモノマー及びそれらの混合物が
ある。
ノニオン系モノマーの代表例は、メタノール、エタノール、１-プロパノール
、２-プロパノール、１-ブタノール、２-メチル-１-プロパノール、１-ペンタノ
ール、２-ペンタノール、３-ペンタノール、２-メチル-１-ブタノール、１-メチ
ル-１-ブタノール、３-メチル-１-ブタノール、１-メチル-１-ペンタノール、２
-メチル-１-ペンタノール、３-メチル-１-ペンタノール、ｔ-ブタノール、シク
ロヘキサノール、２-エチル-１-ブタノール、３-ヘプタノール、ベンジルアルコ
ール、２-オクタノール、６-メチル-１-ヘプタノール、２-エチル-１-ヘキサノ
ール、３，５-ジメチル-１-ヘキサノール、３，５，５-トリメチル-１-ヘキサノ
ール、１-デカノール、１-ドデカノール、１-ヘキサデカノール、１-オクタデカ
ノール等のようなＣ1-Ｃ24アルコールのアクリル又はメタクリル酸エステル（ア
ルコールは約１〜２４、好ましく
は約１〜１８、更に好ましくは約４〜１２の炭素原子を有する）；スチレン；ク
ロロスチレン；酢酸ビニルのようなビニルエステル；塩化ビニル；塩化ビニリデ
ン；アクリロニトリル；α-メチルスチルン；ｔ-ブチルスチレン；ブタジエン；
シクロヘキサジエン；エチレン；プロピレン；ビニルトルエン；メトキシエチル
（メタ）アクリレート及びブトキシエチル（メタ）アクリレートのようなアルコ
キシアルキル（メタ）アクリレート；それらの混合物である。他のノニオン系モ
ノマーにはアクリル酸及びメタクリル酸アリル、アクリル酸及びメタクリル酸シ
クロヘキシル、アクリル酸及びメタクリル酸オレイル、アクリル酸及びメタクリ
ル酸ベンジル、アクリル酸及びメタクリル酸テトラヒドロフルフリル、エチレン
グリコールジアクリレート及びメタクリレート、１，３-ブチレングリコールジ
アクリレート及びメタクリレート、ジアセトンアシルアミド、イソボルニル（メ
タ）アクリレート等がある。
好ましいノニオン系モノマーには、メタクリル酸ｎ-ブチル、メタクリル酸イ
ソブチル、メタクリル酸２-エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、アクリル酸
ｔ-ブチル、メタクリル酸ｔ-ブチル及びそれらの混合物がある。
代表的極性ノニオン系モノマーには、アクリルアミド、Ｎ，Ｎ-ジメチルアク
リルアミド、メタクリルアミド、Ｎ-ｔ-ブチルアクリルアミド、メタクリロニト
リル、アクリルアミド、アクリレートアルコール（例えば、ヒドロキシエチルア
クリレート、ヒドロキシプロピルアクリレートのようなＣ2-Ｃ6アクリレートア
ルコール）、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレ
ート、ビニルピロリドン、メチルビニルエーテルのようなビニルエーテル、アシ
ルラクトン及びビニルピリジン、アリルアルコール、ビニルアルコールとビニル
カプロラクタムがある。
本発明で使用上好ましいポリカチオン系ポリマー樹脂には、カチオン系グアー
ゴム、カチオン系多糖、ジメチルジアリルアンモニウムクロリドのホモポリマー
、
ジメチルジアリルアンモニウムクロリド及びアクリルアミドのコポリマー、アク
リル酸及び／又はメタクリル酸、特にアルキルアミノアルキルアクリレート及び
メタクリレートモノマー、例えばジメチルアミノエチルアクリレート及びメタク
リレートから誘導されたカチオン系アミノ官能基ホモポリマー及びコポリマー、
ポリアルキレンイミン及びエトキシポリアルキレンイミン、ビニルイミダゾリウ
ム／ビニルピロリドン四級アンモニウムコポリマーとそれらの混合物がある。
補助ヘア固定ポリマーは、約０．０１〜約１０重量％、好ましくは約０．１５
〜約５％のレベルでPolyquaternium４と共に配合される。Polyquat４と補助ヘア
固定ポリマーとの組合せは、全体的ヘア感効果を与える上で、特にフレーク性に
関して有益である。
本組成物は、ゲル又はクリームのようなリーブイン（leave-in）ヘア化粧品組
成物として処方できる。本発明のヘア化粧品組成物の製造方法は、例中で更に詳
しく記載されている。
本発明のヘア化粧品組成物は、約０．０１〜約５重量％、好ましくは約０．５
〜約３％、更に好ましくは約０．０８〜約１％のレベルでキレート化剤を含有し
てもよい。本発明による組成物に適したキレート化剤には、エチレンジアミン四
酢酸、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウムを含めたエチレンジアミン四酢酸の
塩と、吉草酸五ナトリウムがある。本発明による組成物で使用上好ましいキレー
ト化剤は、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウムである。
本発明のヘア化粧品組成物は、様々な非必須任意成分、例えば保存剤、界面活
性剤、ブロックポリマー、増粘剤及び粘度調節剤、電解質、脂肪アルコール、ｐ
Ｈ調節剤、香油、ＵＶ遮断剤、ヘアコンディショニング剤、パールエッセンス、
皮膚軟化剤、様々なラノリン成分のような潤滑剤及び浸透剤、タンパク質加水分
解産物及び他のタンパク質誘導体、エチレン付加物及びポリオキシエチレンコレ
ステロール、揮発性及び不揮発性シリコーン流体も含有することができる。この
ような慣用的任意成分、例えばアニオン系（例えば、ナトリウムアルキルサルフ
ェート）、ノニオン系（アミンオキシド）、両性（脂肪族二級又は三級アミン誘
導体）、双極性（脂肪族四級アンモニウム、ホスホニウム又はスルホニウム誘導
体）及びフッ素化界面活性剤（例えば、Zonyl FSK（RTM））のような香料溶解剤
として用いられる界面活性剤（本発明で使用上好ましい界面活性剤はポリエチレ
ングリコール脂肪酸エステル、イソステアレス-２０、ポリソルベート-２０、Ｐ
ＰＧ-１２-ＰＥＧ-６５ラノリン油、ＰＥＧ-４０水素付加ヒマシ油、ポリソルベ
ート８０、Oleth-２０及びNonoxynol-１０のようなノニオン系である）；長鎖脂
肪酸のジエタノールアミド、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム及びエチルアルコ
ールのような増粘剤及び粘度調節剤；BASF Wyandotte供給のPluronic（RTM）Ｆ
８８のようなエチレンオキシド及びプロピレンオキシドのブロックポリマー；Ｄ
ＭＤＭヒダントイン、メチルバラベン、プロピルパラベン及びジアゾリジニル尿
素のような保存剤；セテアリルアルコールのような脂肪アルコール;土類及びア
ルカリ土類金属塩のような電解質；四級アンモニウムイオン、カチオン性アミン
及びハロゲンイオン；クエン酸、コハク酸、水酸化ナトリウム及びトリエタノー
ルアミンのようなｐＨ調節剤；Florasynth（RTM）香料のような香油；パンテノ
ール／パンチルＢのようなヘアコンディショニング剤、エチレングリコールジス
テアレートのようなパールエッセンス剤、ベンゾフェノン-４及びベンゾフェノ
ン-１０のようなＵＶ遮断剤も含有することができる。これら任意物質の各々は
組成物の約０．０１〜約５重量％、好ましくは約０．０５〜約３％、最も好まし
くは約０．０８〜約１％のレベルで存在することができる。
本発明のヘア化粧品組成物は、オンヘア及びオンハンドべたつき減少と共に本
発明のヘアスタイリング／保持効果を与えるために、常法で用いられる。このよ
うな方法は、ヘアがスタイリングされる前、後又は双方で乾燥又は湿ったヘアに
有効量の製品をスプレーすることからなる。“有効量”とはヘアの長さ及びテク
スチャーを考慮して望ましいヘアボリューム及びスタイル効果を与えるために十
分な量を意味する。本発明によるヘア化粧品組成物は、手を用いて、クシ又はブ
ラシを用いて、あるいはスポンジ又は“ワイプ”で適用することにより、ヘアに
効果的に適用される。
本発明は下記非制限例で説明される。
ゲル化剤-Stabileze ０６（RTM）
中和剤-トリエタノールアミン（ＴＥＡ）
ヘア固定ポリマーＡ-Polyquaternium４（RTM）
ヘア固定ポリマーＢ-ＰＶＰ／ＶＡ
キレート化剤-エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム ＥＤＴＡ（Ｎａ）4
ヘア化粧品処方物は、（ａ）ゲル化剤を水中に分散し、十分な時間（３０分間
〜１時間）かけてゲル化剤を水和させ、その後適切な塩基でゲル化剤を部分的に
中和し、更に（ｂ）別のステップでは、固定ポリマーを非必須任意成分及びキレ
ート化剤と一緒に水に溶解することにより作る。プレミックス（ａ）及び（ｂ）
を合わせ、得られた混合物は中和塩基の残りを用いて望ましい粘度及びｐＨに調
整する。
上記組成物は有効なスタイル保持を行い、低いオンハンド及びオンヘアべたつ
きと共にヘアコンディショニング効果を発揮する。Description: TECHNICAL FIELD The present invention relates to a hair cosmetic composition. More particularly, the present invention relates to gelling agents and hair fixation / conditioning having improved "in-use" and "on-hair" feel in addition to ease of handling and style retention effects The present invention relates to a hair cosmetic composition containing a polymer. BACKGROUND OF THE INVENTION There is a widespread desire to keep hair in a particular shape. A common way to do this is to apply a hair styling or "setting" composition to the hair, typically wet or dry hair. These compositions exhibit a temporary setting effect and should be removed with water and / or shampoo. The substances used in the compositions to show the setting effect are usually applied in the form of a mousse, gel, lotion or spray. High levels of style retention or maintenance are typically expected from hair compositions, even when applied as gels or sprays. Style retention in gel products is typically achieved by the use of one or more hair fixative polymers such as polyvinylpyrrolidone (PVP) and copolymers of PVP and vinyl acetate (PVP / VA) in combination with a gelling agent. Will be A commonly used gelling agent is crosslinked polyacrylic acid, known under the CTFA name of carbomer. When such polymers are incorporated into hair fixative compositions containing conventional gelling agents, they can exert a suitable style-retaining effect. However, such compositions may give the hair and hands a sticky feel during and after application, leaving a gritty and unnatural hair feel. It has been found that certain combinations of gelling agents and hair fixative polymers can exert excellent styling effects without the sticky and stiff feel normally associated with conventional styling gels. This provides effective style retention, imparts a hair conditioning effect, has non-greasy hair and on-hand feel, is easily brushed, is flake resistant, and is at the same time stable product and viscosity characteristics There is a need for a hair styling composition that has sufficient stability under long-term, stressful temperature storage. According to one aspect of the subject matter invention the invention, (a) C 4 -C 16 methyl vinyl ether / maleic anhydride crosslinked with alkadiene or gelling agent from about 0.01 to about 3 weight comprising a copolymer of the hydrolysis products (B) from about 0.1 to about 10% by weight of a hair fixative polymer comprising a cationic copolymer of nonionic cellulose and diallyldimethylammonium chloride; and (c) a balance comprising a carrier suitable for application to hair. A hair cosmetic composition comprising: The essential and optional components of the present invention are described below. All levels and ratios are on a weight basis unless otherwise indicated. Gelling agents The compositions of the present invention comprise from about 0.01 to about 3% by weight, preferably from about 0.05 to about 2%, more preferably from about 0.5 to about 1.5%, and most preferably about 0 to about 1.5%. It contains from 0.6 to about 1% of a gelling agent. It is this gelling agent that, when combined with a cationic hair fixative polymer, imparts a hair setting and conditioning effect without the sticky dry hair feeling and on-hand stickiness normally associated with hair styling cosmetics. Gelling agents suitable for use in the present invention are methyl vinyl ether / maleic anhydride and its hydrolysis products cross-linked with C 4 -C 16 , preferably C 6 -C 12 , more preferably C 8 -C 10 alkadienes Consisting of a copolymer of The gelling agent typically has a viscosity ranging from about 50,000 to about 150,000 cps), preferably from about 70,000 to about 100,000 cps (0.5% gelling agent in a non-alcoholic solution at pH 7). (Brookfield RVT, Spindle TE, 10 rpm). In its broadest aspect, the copolymers utilized in this application are methyl cross-linked with C 4 -C 16 , preferably C 6 -C 12 , more preferably C 8 -C 10 alkadienes (hereinafter B). Consists of a copolymer of vinyl ether / maleic anhydride (hereinafter A). Examples of suitable polymers and their preparation are described in detail in "Polymers and Thickeners", Vol. 108, May 1993, p61-67, SL Kopolow, YTKwak and M. Helioff. These polymers consist of parts A and B as described above. In preferred embodiments, B is C 6 -C 14 alkadienes, more preferably C 6 -C 12 alkadienes, more preferably consists of C 8 -C 10 alkadiene. A preferred gelling agent for use in the present invention is 1,9-decadiene cross-linked methyl vinyl ether / maleic anhydride (PVM / MA decadiene cross-linked polymer) commercially available from ISP as Stabileze 06 (RTM). The hair gelling agent of the present invention is preferably utilized in at least a partially neutralized form in order to obtain the required gel structure and overall pH of the hair cosmetic composition. The gelling agent can be neutralized with a base to a level of about 30 to about 100%, preferably about 40 to about 98%, more preferably about 50 to about 95%. Any commonly used organic or inorganic base is used for neutralizing the acidic gelling agent. Alkali and alkaline earth metal hydroxides and amino alcohols are suitable neutralizing agents for use in the present hair cosmetic compositions. Examples of suitable organic neutralizing agents included in the hair cosmetic compositions of the present invention include amines, especially 2-amino-2-methyl-1,3-propanediol (AMPD), 2-amino-2-ethyl -1,3-propanediol (AEPD), 2-amino-2-methyl-1-propanol (AMP), 2-amino-1-butanol (AB), monoethanolamine (MEA), diethanolamine (DEA), triethanol Amino alcohols such as amines (TE A), monoisopropanolamine (MIPA), diisopropanolamine (DIPA), triisopropanolamine (TIPA), dimethylsteramine (DMS), aminomethylpropanol (AMP) and mixtures thereof is there. Preferred neutralizing agents for use in the compositions of the present invention are potassium and sodium hydroxide, aminomethylpropanol (AMP), triethanolamine (TEA) and mixtures thereof. In addition to the particular gelling agent as described above, such compositions optionally contain about 0.01 to about 1% by weight, preferably about 0.1 to about 0.5%, of an auxiliary gelling agent. May do it. Suitable auxiliary gelling agents can be selected from any conventional gelling agents, such as cross-linked polyacrylic acid copolymers, ethylene maleic anhydride copolymers or hydroxyethylcellulose and its derivatives. A preferred auxiliary gelling agent for use in the present invention is hydroxyethyl cellulose. Carrier The hair cosmetic composition of the present invention also contains an aqueous or non-aqueous carrier and a mixture thereof. These include all those commonly used in polymer-containing hair cosmetic formulations. The carrier is usually present in the hair cosmetic composition at about 70 to about 99.89% by weight, preferably about 78 to about 99.5%. More preferably, the carrier is present at about 80 to about 99% by weight of the total composition. Organic solvents suitable for use as carriers in the compositions according to the present compositions include C 1 -C 6 alkanols, carbitols, acetone and mixtures thereof. Preferred C 1 -C 6 alkanols for use in the present compositions are C 2 -C 4 monohydric alcohols such as ethanol, isopropanol and mixtures thereof. Preferred hair compositions according to the present invention contain 70 to about 99.89% by weight of water as a carrier, preferably 78 to about 99.5%, more preferably about 80 to about 99%. In addition to the cationic hair fixative polymer gelling agent, the composition according to the invention contains a hair fixative polymer as a second essential component. The hair fixative polymer is preferably dissolved or colloidally dispersed in the hair cosmetic carrier together with the gelling agent copolymer. A preferred hair fixative polymer component of the hair cosmetic composition of the present invention is known as Polyquaternium 4 under the CTFA name and is available from National Starch and Chemical Ltd. Consists of a cationic copolymer of hydroxyethylcellulose and diallyldimethylammonium chloride, sold under the trade names Celquat L200 (RTM) and Celquat H100 (RTM). The hair fixative polymer comprises from about 0.1 to about 10% by weight of the composition, preferably from about 0.3 to about 8%, more preferably from about 0.5 to about 6%, most preferably from about 0.8 to about 6%. It is present in an amount of 3%. In the composition according to the present invention, the weight ratio of gelling agent to hair fixative polymer ranges from about 10: 1 to about 1:10. Other hair fixative polymers suitable for use in the present invention together with the above substances include any polymer that can be dissolved or colloidally dispersed in a hair cosmetic carrier. Solubility and dispersity are measured under environmental conditions of temperature and pressure (25 ° C. and 1 Atm). Such copolymers may be cationic or nonionic in nature. Copolymers suitable for use in the present invention include from about 1000 to about 5,000,000, preferably from about 50,000 to about 4,000,000, more preferably from about 100,000 to about 3,000,000. And most preferably has a molecular weight in the range of about 500,000 to about 2,000,000. In addition, cationic and nonionic resins may be utilized as described below. Polycationic hair conditioning polymer resins suitable for use in the present invention are described below. For convenience in describing the present polymers, the monomer units present in the polymer are denoted as the monomers from which they are derived. The cationic monomer can be derived from a polymerizable cationic starting monomer or a polymerizable nonionic monomer that is modified to be cationic after polymerization. These cationically unsaturated monomers may be polymerized in cationic form, or alternatively, they may be polymerized in their precursor form and then, for example, with a quaternizing agent (eg, ethyl monochloroacetate, dimethyl sulfate, etc.). It may be modified to be cationic. Preferred cationic monomers include dimethylaminoethyl methacrylate, quaternary dimethylaminoethyl methacrylate, diallyldimethylammonium chloride, vinylimidazolium quaternary ammonium monomers and mixtures thereof. Representative examples of nonionic monomers include methanol, ethanol, 1-propanol, 2-propanol, 1-butanol, 2-methyl-1-propanol, 1-pentanol, 2-pentanol, 3-pentanol and 2-methyl. -1-butanol, 1-methyl-1-butanol, 3-methyl-1-butanol, 1-methyl-1-pentanol, 2-methyl-1-pentanol, 3-methyl-1-pentanol, t- Butanol, cyclohexanol, 2-ethyl-1-butanol, 3-heptanol, benzyl alcohol, 2-octanol, 6-methyl-1-heptanol, 2-ethyl-1-hexanol, 3,5-dimethyl-1-hexanol, 3,5,5-trimethyl-1-hexanol, 1-decanol, 1-dodecanol, 1-hexadecanol, C 1 -C 24 alcohols a, such as 1-octadecanol Ryl or methacrylic esters (alcohols have about 1 to 24, preferably about 1 to 18, more preferably about 4 to 12 carbon atoms); styrene; chlorostyrene; vinyl esters such as vinyl acetate; vinyl chloride; Vinylidene chloride; acrylonitrile; α-methylstilne; t-butylstyrene; butadiene; cyclohexadiene; ethylene; propylene; vinyltoluene; alkoxyalkyl (meth) acrylates such as methoxyethyl (meth) acrylate and butoxyethyl (meth) acrylate; Is a mixture of Other nonionic monomers include acrylic acid and allyl methacrylate, acrylic acid and cyclohexyl methacrylate, acrylic acid and oleyl methacrylate, acrylic acid and benzyl methacrylate, acrylic acid and tetrahydrofurfuryl methacrylate, ethylene glycol diacrylate and methacrylate. , 1,3-butylene glycol diacrylate and methacrylate, diacetone acylamide, isobornyl (meth) acrylate and the like. Preferred nonionic monomers include n-butyl methacrylate, isobutyl methacrylate, 2-ethylhexyl methacrylate, methyl methacrylate, t-butyl acrylate, t-butyl methacrylate, and mixtures thereof. Representative polar nonionic monomers include acrylamide, N, N-dimethylacrylamide, methacrylamide, Nt-butylacrylamide, methacrylonitrile, acrylamide, acrylate alcohols (eg, hydroxyethyl acrylate, hydroxypropyl acrylate such as hydroxypropyl acrylate). 2 -C 6 acrylate alcohols), hydroxyethyl methacrylate, hydroxypropyl methacrylate, vinyl pyrrolidone, vinyl ethers such as methyl vinyl ether, acyl lactones and vinyl pyridine, there are allyl alcohol, vinyl alcohol and vinyl caprolactam. Preferred polycationic polymer resins for use in the present invention include cationic guar gum, cationic polysaccharides, homopolymers of dimethyldiallylammonium chloride, copolymers of dimethyldiallylammonium chloride and acrylamide, acrylic acid and / or methacrylic acid, especially alkylamino Cationic amino-functional homopolymers and copolymers derived from alkyl acrylate and methacrylate monomers, such as dimethylaminoethyl acrylate and methacrylate, polyalkyleneimines and ethoxypolyalkyleneimines, vinylimidazolium / vinylpyrrolidone quaternary ammonium copolymers and mixtures thereof There is. The auxiliary hair fixative polymer is formulated with Polyquaternium 4 at a level of about 0.01 to about 10% by weight, preferably about 0.15 to about 5%. The combination of Polyquat 4 with an auxiliary hair fixative polymer is beneficial in providing an overall hair feel effect, especially with respect to flakeness. The composition can be formulated as a leave-in hair cosmetic composition such as a gel or cream. The process for the preparation of the hair cosmetic composition according to the invention is described in more detail in the examples. The hair cosmetic composition of the present invention contains a chelating agent at a level of about 0.01 to about 5% by weight, preferably about 0.5 to about 3%, more preferably about 0.08 to about 1%. You may. Chelating agents suitable for the composition according to the invention include salts of ethylenediaminetetraacetic acid, including ethylenediaminetetraacetic acid, disodium ethylenediaminetetraacetate, and pentasodium valerate. A preferred chelating agent for use in the composition according to the present invention is tetrasodium ethylenediaminetetraacetate. The hair cosmetic composition of the present invention comprises various non-essential optional ingredients such as preservatives, surfactants, block polymers, thickeners and viscosity modifiers, electrolytes, fatty alcohols, pH regulators, balms, UV-blockers , Hair conditioning agents, pearl essences, emollients, lubricants and penetrants such as various lanolin components, protein hydrolysates and other protein derivatives, ethylene adducts and polyoxyethylene cholesterol, volatile and nonvolatile silicones Fluids can also be included. Such conventional optional ingredients, such as anionic (eg, sodium alkyl sulfate), nonionic (amine oxide), amphoteric (aliphatic secondary or tertiary amine derivative), dipolar (aliphatic quaternary ammonium, phosphonium or Surfactants used as perfume dissolving agents such as sulfonium derivatives) and fluorinated surfactants (eg, Zonyl FSK (RTM)) (preferred surfactants for use in the present invention are polyethylene glycol fatty acid esters, isosteareth-20, Polysorbate-20, PPG-12-PEG-65 lanolin oil, PEG-40 hydrogenated castor oil, nonionics such as polysorbate 80, Oleth-20 and Nonoxynol-10); diethanolamide of long chain fatty acids, chloride Thickeners and thickeners such as sodium, sodium sulfate and ethyl alcohol Modifiers; block polymers of ethylene oxide and propylene oxide, such as Pluronic (RTM) F 88 supplied by BASF Wyandotte; DMM hydantoins, preservatives, such as methylparaben, propylparaben and diazolidinyl urea; fatty alcohols, such as cetearyl alcohol Electrolytes such as earth and alkaline earth metal salts; quaternary ammonium ions, cationic amines and halogen ions; pH regulators such as citric acid, succinic acid, sodium hydroxide and triethanolamine; Florasynth (RTM) Perfume oils such as fragrances; hair conditioning agents such as panthenol / panchil B, pearl essence agents such as ethylene glycol distearate, UV screening agents such as benzophenone-4 and benzophenone-10 can also be included. Each of these optional materials can be present at a level of from about 0.01 to about 5%, preferably from about 0.05 to about 3%, most preferably from about 0.08 to about 1% by weight of the composition. The hair cosmetic composition of the present invention is used in a conventional manner to provide the hair styling / retention effect of the present invention with on-hair and on-hand tackiness reduction. Such methods consist of spraying the dry or wet hair with an effective amount of the product before, after, or both, when the hair is styled. "Effective amount" means an amount sufficient to give the desired hair volume and style effect, taking into account hair length and texture. The hair cosmetic composition according to the present invention is effectively applied to hair by hand, using a comb or brush, or by applying with a sponge or "wipe". The present invention is illustrated by the following non-limiting examples. Gelling Agent-Stabileze 06 (RTM) Neutralizing Agent-Triethanolamine (TEA) Hair Fixing Polymer A-Polyquaternium4 (RTM) Hair Fixing Polymer B-PVP / VA Chelating Agent-Tetrasodium Ethylenediaminetetraacetate EDTA (Na) 4 The hair cosmetic formulation comprises (a) dispersing the gelling agent in water, allowing the gelling agent to hydrate for a sufficient time (30 minutes to 1 hour), and then partially removing the gelling agent with a suitable base. Neutralizing, and (b) in another step, making the immobilized polymer by dissolving it in water together with non-essential optional ingredients and a chelating agent. The premixes (a) and (b) are combined and the resulting mixture is adjusted to the desired viscosity and pH with the remainder of the neutralizing base. The composition provides effective style retention and exhibits a hair conditioning effect with low on-hand and on-hair stickiness.