JPH10501870A - 液体弁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 液体を通すためそれぞれ閉鎖しまた開放するようになっている弁が、支持部材に固定されるようになっている第１の部分（10）と第１の部分（10）に対し摺動運動可能な第２の部分（11）とを具備している。第１の部分（10）は液体を通すための貫通通路（12）を有し、前期通路は一端部（15）が閉じられまた前記端部からある距離で配設された開口（14）を有している。第２の部分（11）は第１の部分（10）を同軸に包囲するようになっており、またシール手段（17，18，34）が通路（12）の閉じた端部（15）と開口（14）との間の領域の第１及び第２の部分（10，11）の間にシールを形成するために設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】 液体弁 本発明は液体弁に関し、さらに詳細には液体の通過を阻止しまた開放するように なっている弁に関し、前記弁は支持部材に固定されるようになっている第１の部 分と第１の部分に対して摺動運動することのできる第２の部分とを具備している ものである。 上記の種類の液体弁は液体の容器への供給又は液体の放出を制御する必要があ る全ての状態に普通に用いられている。あらゆる種類の家庭の用途において液体 弁は弁が閉じられた後のその後の滴下が阻止されるような種類のものが知られて いる。このような弁は例えば、調合用ろ過じょうごが調合されたコーヒーが集め られる容器の上方の位置から動かされる時このろ過じょうごからの滴下が阻止さ れる電気コーヒーメーカーに用いることができる。 滴下防止液体弁を用いることのできるもう１つの場合は、回転ドライヤーに組 合わされた湿気−凝縮器が機械の処理室への出入ドアに配設されている回転ドラ イヤーに関連している。この用途では凝縮物収集容器が機械本体自身の下側部分 に設けられそして凝縮器からの凝縮水がドアの開かれた時にその後の滴下が防止 されるような構造の液体弁を介して容器に導入される。 したがって、本発明の目的は、弁が閉じられた後は液体が漏出することのない 構造を有する上記の種類の弁を提供することである。この目的は請求項１に示さ れる特徴を組込んだ弁によって達成される。好適な実施態様が追加の補助請求項 に見出される。 本発明は、単一の図面が本発明を具体化した弁の縦断面図を示す添付図面を参 照する実施態様と関連して以下にさらに詳細に記載さ れる。 原則的には、本発明の弁は２つの部分、すなわち第１の部分10と第１の部分を 同軸状に包囲する第２の部分11とを具備している。第１の部分10は対応の連結部 分13に連結する図示しない導管から開口14へと流体を通過させるための内部通路 12を有している。第１の部分10は開口14が位置する端部15で閉じられる。さらに 、第１の部分は円形断面の外側表面16が設けられている。端部15と開口14との間 の領域に、Ｏリング18が設けられる外側表面16の環状溝17が切込まれている。 第１の部分10は第１の部分を同軸に包囲する第２の部分11と共に、らせんスプ リング20が設けられる環状空間19を区画形成する。この空間19は環状フランジ21 によって区画され、環状フランジ21は部分11から部分10へと延出し表面16に当接 し、また空間19はさらに環状フランジ22により区画され、環状フランジ22は部分 10から部分11へと延出し部分11の円筒状内面23に当接している。フランジ21と22 はらせんスプリング20のためのストッパを構成しまた同時に部分10と部分11との 間の相互の運動を制御するという２重の目的を有している。 部分10は通路12の方向に部分11より大きな延長部を有しそして液体がフランジ 22を通過し漏出するのを阻止するためゴムその他で作られたベローズガスケット 24が設けられる。ベローズガスケット24は、その両端に、第１及び第２の部分10 ，11にそれぞれ設けられた対応の溝27，28に締めつけ固定されたシールビード25 ，26が設けられている。 第２の部分11はこの部分11を部分10上で移動させる任意の適当な作動手段によ り作動することのできる環状突出フランジ29を有している。さらに、部分11は部 分10上の対応のフランジ33に設けられた 突起31，32と共働するよう設けられた追加の環状突出フランジ30を有している。 フランジ30と突起31，32とは部分11の図面の右側への運動を制限するよう共働し 、ベローズガスケット24に損傷を与えることがないようにする。 シール領域において、部分10の端部15で、Ｏリング18は部分11の対応の端部に 設けられた円錐形表面34と共働する。この表面は、弁のシール状態においてＯリ ングがらせんスプリング20により溝17の底に押しつけられシール作用を増強する ために、その円錐形状が与えられている。 突起31，32と適当なねじその他により弁は回転ドライヤーについての上記の例 におけると同様にドライヤーの出入ドア（図示しない）とすることのできる支持 部材に固定することができる。 弁を通る通路が形成された時フランジ29は適当な作動手段により、例えば上記 の回転ドライヤーの機械本体の凝縮物収集容器の開口に近接して設けられた縁そ の他により作動され、部分11が図面で右側にらせんスプリング20の作用に抗して 移動させるようにする。部分11は、開口14が露出され液体が連結部分13、通路12 及び開口14を介して弁を通り回転ドライヤー自体の図示しない凝縮物収集容器に 達することができるようにする右側まで移動される。 回転ドライヤの処理サイクルの後又はこのサイクルの間出入ドアが開かれたな らば、フランジ29はもはや作動されず、これはスプリング20の作用により、円錐 形の表面34がＯリング18に到達するまで部分11が図面で左側に動かされ前期Ｏリ ングを溝17の底に向って押し込みまたそれによりＯリング18と円錐形表面34とに よってシールが形成される作用を行うようにすることを意味する。 このシールを開口14と部分10の閉じた端部15との間の領域に位置させることに より、最も効果的なシール作用が達成されまた弁の中 に残るいかなる水も一例として与えられたこの回転ドライヤーで出入ドアが開か れた時に漏れ出るのが効果的に防止される。したがって上記のような構造の弁は 眞実の意味において、滴下防止として分類されるものである。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)， ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，Ｃ Ｈ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ ，ＧＥ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ， ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，Ｍ Ｗ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ ，ＳＥ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＳ，ＵＺ， ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．液体を通すためそれぞれ閉鎖しまた開放するようになっている弁であって 、支持部材に固定されるようになっている第１の部分（10）と第１の部分（10） に対して摺動運動可能な第２の部分（11）とを具備している弁において、第１の 部分（10）が液体を通すための貫通通路（12）を有し、前記通路（12）が一端部 （15）で閉じられ前記端部からある距離をおいて配設された開口（14）を有し、 第２の部分（11）が第１の部分（10）を同軸に包囲するようになっており、また シール手段（17，18，34）が通路（12）の閉じた端部（15）と開口（14）との間 の領域の第１及び第２の部分（10）（11）の間にシールを形成するよう設けられ ていることを特徴とする弁。 ２．スプリング手段（20）が第２の部分（11）を第１の部分（10）の閉じた端 部（15）に向って付勢するよう設けられ、前記シール手段が前記第１の部分の閉 じた端部（15）に近接して第１の部分（10）の溝（17）に配設されたＯリング（ 18）を具備し、前記Ｏリングが第２の部分（11）上の環状縁（34）と共働しシー ルを形成するようにしていることを特徴とする請求項１に記載の弁。 ３．環状縁（34）が、スプリング手段（20）の作用のもとにＯリングが溝（17 ）の底に向って押込まれるような円錐形状を有していることを特徴とする請求項 ２に記載の弁。 ４．第１及び第２の部分（10，11）が各部分（10，11）の方に向けられたフラ ンジ形状の部分（21，22）によって区画された環状空間（19）によって分離され 、前記環状空間がらせんスプリング（20）を収容し、フランジ形状の部分（21， 22）が第１の部分（10）上の第２の部分（11）の移動を制御しかつらせんスプリ ング（20）の ためのストッパとして作用するように配設されていることを特徴とする前記各請 求項のいずれかに記載の弁。 ５．第１の部分（10）が第２の部分（11）より大きな通路（12）の方向の延長 部を有し、第２の部分（11）がシール領域の反対側の端部でベローズガスケット （24）その他により第１の部分（10）に対してシールされていることを特徴とす る請求項４に記載の弁。 ６．第２の部分（11）には第２の部分（11）を第１の部分（10）上で開口（14 ）が露出される位置へと移動させる作動手段と共働するよう配設された半径方向 に突出するフランジ（29）が設けられていることを特徴とする前記各請求項のう ちのいずれかに記載の弁。 ７．第２の部分（11）のシール領域と反対側の端部に、第１の部分（10）上に 設けられた対応のストッパフランジ（31，32，33）と共に第２の部分（11）の第 １の部分（10）上のシール領域から離れる方向への運動を制限するようになって いるストッパフランジ（30）が設けられていることを特徴とする請求項５又は６ に記載の弁。