JPH10500739A - 印刷インキの凝集方法及びその方法に使用するための配合物 - Google Patents

印刷インキの凝集方法及びその方法に使用するための配合物

Info

Publication number
JPH10500739A
JPH10500739A JP52354095A JP52354095A JPH10500739A JP H10500739 A JPH10500739 A JP H10500739A JP 52354095 A JP52354095 A JP 52354095A JP 52354095 A JP52354095 A JP 52354095A JP H10500739 A JPH10500739 A JP H10500739A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
formula
formulation
ethylene oxide
propylene oxide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP52354095A
Other languages
English (en)
Inventor
ヒル,ウォルター・ビー,ジュニアー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Buckman Laboratories International Inc
Original Assignee
Buckman Laboratories International Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Buckman Laboratories International Inc filed Critical Buckman Laboratories International Inc
Publication of JPH10500739A publication Critical patent/JPH10500739A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21CPRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
    • D21C5/00Other processes for obtaining cellulose, e.g. cooking cotton linters ; Processes characterised by the choice of cellulose-containing starting materials
    • D21C5/02Working-up waste paper
    • D21C5/025De-inking
    • D21C5/027Chemicals therefor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/64Paper recycling

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Abstract

(57)【要約】 再パルプ化紙を、誘導化エチレンオキシド/プロピレンオキシドポリマー及び石油留出物を含有する配合物と接触させることを含むノンインパクト印刷紙の脱インキ法。この方法はインキを紙から分離し、分離したインキをそれらが紙繊維から効率良く除去され得るのに足る寸法の粒子に凝集する。

Description

【発明の詳細な説明】 印刷インキの凝集方法及びその方法に使用するための配合物技術分野 本発明は、ノンインパクトプリンテイング法(non−impact pri nting method)により施用された印刷物質を含有する紙を脱インキ するための方法及び配合物に関する。更に詳細には、本発明は、紙からインキを 分離し、分離したインキを凝集し、紙から効率的に除去できる適切な大きさの粒 子を形成する方法及び配合物に関する。背景技術 近年、環境意識の向上に伴い、再生紙の使用の増加に拍車ガかけられてきてい る。同時に、エレクトログラフイック・フオトコピー(例えば、ゼログラフイー )、レーザー・プリンテイング又はインキジエット・プリンテイングのようなノ ンインパクトの電子複写印刷法の使用の増加が、紙の再生処理に対する困難性を 非常に増してきている。 再生しようとする印刷紙について、再生した繊維又は二次的繊維を用いて高品 質の紙の製造ができるように、インキを実質的に又は好ましくは完全に除去しな ければならない。慣用的な脱インキ方法は、印刷した紙を機械的に再パルプ化し 、次いで、再パルプ化した紙と界面活性剤を含有する水性メジアムとを接触させ 、パルプ化した繊維からインキを分離することにより慣用的な水性インキ又は油 性インキを除去する。次いで、分離したインキを洗浄又は浮遊により除去する。 しかし、慣用的な脱インキ技術は、ノンインパクトプリンテイング用インキを 用いて印刷した紙を満足して再生するのには使用できない。この欠点は、ノンイ ンパクトプリンテイング用インキの組成からもたらされる。一般的に言えば、ノ ンインパクトプリンテイング用インキは熱可塑性バインダーを用いて製剤化され 、洗浄又は浮遊により除去するのには大きすぎ、篩分け又は遠心分離によりうま く除去するのには小さすぎる粒子を、慣用的なパルプ化及び脱インキ時に形成す る。 これらのポリマー系インキを、篩分け又は遠心分離により除去できるようによ り大きく、密度の高い粒子に凝集させるために、幾つかの技術が試みられてきた 。例えば、米国特許第4,820,379号及び第5,102,500号は、ポ リマー材料、そして、場合によりキレート剤を共存するアロキシ基末端ポリ(エ チレンオキシド)添加剤を用いて電子複写用インキを凝集させることを開示する 。米国特許第5,141,598号は、脂肪族石油留出物、アルキルフエノキシ (エチレンオキシ)エタノール及びエトキシル化ポリオキシプロピレングリコー ルの混合物を使用して印刷した紙を静電気的に脱インキすることを開示する。こ の混合物は10未満の総合HLB及び6:1:3の重量比を有する。 発明の開示 従って、本発明は、現在使用されている脱インキ方法の制限及び欠点が原因と なる一以上の問題点を実質的に回避するノンインパクト印刷紙を脱インキする方 法に向けられている。一態様では、本発明は、電子複写又はノンインパクト用イ ンキを再パルプ化した紙繊維から分離し凝集させてそれらの繊維からこれらのイ ンキを除去できるのに適切な寸法にする、脱インキ方法を提供する。この方法は 、ノンインパクト印刷対象物を含有する再パルプ化繊維と添加剤配合物とを、再 パルプ化繊維からインキを分離し且つ分離したインキを当該繊維からそれらを除 去できるのに足る大きさの粒子に凝集するのに適切な時間と温度で接触させる工 程を含む。添加剤配合物は、 (1)少なくとも一種の石油留出物85〜10重量%、及び (2)構造式I: [式中、x及びyは各々1〜20の整数であり、Rは(a)式: R1−CH2−O− を有する脂肪族アルコール残基; (b)式: からなる脂肪酸残基; (c)式: からなるフエノール残基(式中、R1は1〜20個の炭素原子を有する線状又は 分枝鎖の、飽和又は不飽和の炭化水素鎖である。)から選択される誘導基である 。。]を有するの少なくとも一種の誘導化エチレンオキシド/ポリプロピレンオ キシドポリマー15〜90重量%を含む。 本発明は、さらに上記の方法を実施するのに有用な配合物も提供する。その配 合物は、 (1)少なくとも一種の石油留出物85〜10重量%、及び (2)構造式I: [式中、x及びyは各々1〜20の整数であり、Rは(a)式: R1−CH2−O− を有する脂肪族アルコール残基; (b)式: からなる脂肪酸残基; (c)式: からなるフエノール残基(式中、R1は1〜20個の炭素原子を有する線状又は 分枝鎖の、飽和又は不飽和の炭化水素鎖である。)から選択される誘導基である 。]からなる少なくとも一種の誘導化エチレンオキシド/ポリプロピレンオキシ ドポリマー15〜90重量%含む。 発明の詳細な記述 典型的には、ノンインパクト印刷対象物を含有する廃紙を脱インキするとき、 この紙をハイドロパルパー(hydropulper)中で処理して再パルプ化 紙繊維の水性スラリーを形成する。パルプスラリーは、スラリーの総重量を基準 に、普通は約3〜20、そして、しばしば約4〜8重量%の再パルプ化紙繊維を 含む。 脱インキ操作中に一般的に使用される添加剤は、界面活性剤、漂白剤、増白剤 、柔軟剤、脱泡剤、分散剤、及びキレート化剤を含有する。エトキシル化アルコ ールやフエノールエトキシレートのような一般的に使用される再パルプ化脱イン キ剤も存在できる。フエノールエトキシレートは、パルプがノンインパクト印刷 紙と一般的なインパクト印刷紙との混合物を含有するとき、特に有用である。こ れらの添加剤及び添加剤配合物は、再パルプ前、再パルプ化時又は再パルプ化後 のいずれのときでもハイドロパルプに添加できる。パルプ化自身は非常に短時間 しかかからないので、添加剤は普通パルプ化操作の開始時にハイドロパルパーに 加える。 本発明によりノンインパクト印刷紙からインキを除去するために、再パルプ化 した紙繊維を、少なくとも一種の石油留出物及び少なくとも一種の下記に示す式 Iのポリマーを含む配合物と接触させる。この配合物は、典型的には、10〜8 5重量%、好ましくは15〜40重量%の石油留出物、及び15〜90重量%、 好ましくは60〜85重量%、更に好ましくは65〜80重量%の式Iの誘導化 エチレンオキシド/プロピレンオキシドポリマーを含有する。好適な配合物は、 約25%の石油留出物及び75%のポリマーからなる。 石油留出物は、好ましくは、約185°〜275℃の沸点を有する比較的高沸 点炭化水素留分である。このような留分は、典型的には、脂肪族炭化水素及びナ フテン系炭化水素と低含量の芳香族との混合物を含有する。これらの特性を有す る石油留出物は商業的に入手できる。例えば、商標名Vista LPA−14 0(CAS #64742−47−8)、沸点187〜232℃、Vista LPA−210(CAS #64742−47−8)、沸点203〜278℃( 双方ともVista Chemical Companyより販売)及びArc oPrime 55(CAS #8042−47−5)(Lyondell Pe trochemical Companyより販売)等である。 本発明の脱インキ法で使用されるポリマーは、誘導化エチレンオキシド/プロ ピレンオキシドポリマーである。これらのポリマーは、ランダム又はブロックコ ポリマーであることができるが、下記の式I: により表される。式Iの商業的に入手できるポリマーは、Chemax,Inc により、商標名Chemal DA−5P8、PPG Industries, Inc.より、商標名Macol LF110及びMacol LF120、そ してBASFよりAfranilfとして販売されている。 上記のプリマー範囲内で、エチレンオキシド単位対プロピレンオキシド単位の 比(x:y)は、約1対20から20対1まで変動できる。好ましくは、この比 は約1以下対1、より好ましくは約1未満対1、即ち、プロピレンオキシド単位 が優勢である。エチレンオキシド単位とプロピレンオキシド単位とは、ポリマー 構造中でランダム又はブロック構成で分布できる。 式Iに示されているように、R(誘導基)は、(a)線状若しくは分枝鎖状の 飽和若しくは不飽和の脂肪族アルコール、(b)飽和若しくは不飽和脂肪族カル ボン酸又は(c)フエノール残基から誘導される。 脂肪族アルコール残基(a)は式: R1−CH2−O− を有し、脂肪酸残基(b)は式: を有し、そして、フエノール残基(c)は式: を有する。 各式(a)、(b)及び(c)中で、R1は1〜20個の炭素原子を有する線 状若しくは分枝鎖状の飽和若しくは不飽和の炭化水素鎖である。 誘導性基Rが脂肪族アルコール残基(a)を表すとき、基R1は、好ましくは 、1〜20個、より好ましくは8〜14個の炭素原子を有する、線状又は分枝鎖 状いずれかの飽和基である。残基が分枝鎖状の場合、最大鎖が約5〜10個の炭 素原子を有するのが好ましい。 誘導性基Rが脂肪酸残基(b)を表すとき、R1は、好ましくは、5〜10個 、より好ましくは8〜12個の炭素原子を有する線状の基である。好ましくは、 R1が、この場合、飽和されているか又は1個以下の炭素−炭素二重結合を含有 する。更に好適な実施態様では、脂肪酸残基(b)は脂肪酸(fatty ac id)残基である。好適な脂肪酸残基には、オレイン酸及びリノール酸等がある 。 誘導性基Rがフエノール残基(c)を表すとき、フエノール残基はオルト、メ ター又はパラフエノールから、好ましくはパラーフエノールから誘導され得る。 R1は、好ましくは、1〜30個、より好ましくは8〜14個の炭素原子を有す る線状の飽和脂肪酸基である。 式Iのポリマーの分子量は、誘導性基を含み、約400〜8000であり得る 。好ましくは、分子量は400〜2000であり、最も好ましくは、約600〜 1400である。 本発明による脱インキ法では、水性パルプスラリーを、紙繊維からインキを除 去し、除去したインキを当業界に公知の、好ましくは篩分け又は遠心分離により 紙繊維から除去できる適切な大きさの粒子に凝集するのに足る濃度と時間及び温 度で添加剤配合物と接触させる。添加剤配合物は、1トンの繊維(乾燥重量)当 たり、約5〜30ポンド、好ましくは、約10〜20ポンドのレベルで使用でき る。 上記で検討した、脱インキ操作で一般的に使用されるその他の添加剤も、本発 明の添加剤配合物と共に又はその一部として加えることができる。通常の熟達者 は脱インキ操作で一般的に使用される添加剤の量を知り得る。 本発明による脱インキ法では、紙を先ず再パルプ化し、次いで添加剤配合物と 接触させてもよく、又は再パルプ化及び脱インキを同時に行ってもよい。同時法 が好ましい。逐次法又は同時法のいずれかにおいて、パルプスラリーを当業界で 公知の手段により形成できる。 脱インキしようとする紙は、ハイドロパルパー中又はその他の脱インキ装置中 で本発明の添加剤配合物を用いて処理し、スラリーの総重量を基準に約3〜20 、好ましくは約4〜8重量%の乾燥繊維の水性スラリーを生成できる。好ましく は、パルプをインキの軟化点を超える温度で添加剤配合物と接触させ、好ましく は、この温度でインキが粘着性となり凝集が起こる。例えば、温度は約40〜1 00℃であるべきであり、好ましくは、約65〜80℃、そして最も好ましくは 約70℃である。パルプは、好ましくは、約6〜13のpH、好ましくは、pH 8〜11、そして最も好ましくは約pH11で添加剤配合物と接触させる。当業 界の熟達者は、これらの条件がインキの特定の組成(与えられた脱インキ操作を 含めて)に依存して変更できることを了解するであろう。 インキはパルプ化した繊維から分離でき、段階式で又は本質的に同時に除去の ために粒子に凝集できる。ここでも、同時の分離及び凝集が好ましい。通常、こ れらの条件において、約5〜60分の時間がパルプ化を完了するのに、そして紙 からインキを除去するのに必要である。 ノンインパクト印刷に使用されるインキ配合物(しばしば「トナー」と呼ばれ る)は、一般に、低分子量熱可塑性ポリマー及び顔料を含み、顔料は典型的には カーボンブラックであるが、着色した顔料もしばしば使用される。使用されるポ リマーは、普通、低分子量ポリスチレン、スチレン/メタクリレートコポリマー 、ブタジエン、及びポリエステルであるが、これらは例示である。ワックスを、 時々、インキにブレンドし、それらの固定効率を改良する。一般に、これらのポ リマーの主要な要求事項に以下のものがある。(1)それらは120〜200℃ の融点でなければならない、(2)それらは約54℃までの温度で安定でなけれ ばならない、(3)それらは約150℃の温度で紙上に溶融しなければならない 、そして(4)それらは約65〜75℃のガラス転移温度(軟化点)を有するべ きである。 従って、好ましくは、パルプと本発明の添加剤配合物とを、熱可塑性インキバ インダーが粘着性となり、インキ粒子がより容易に粘着性の粒子に凝集する温度 で接触させる。凝集した粒子は、好ましくは、少なくとも約175ミクロンの径 、そしてより好ましくは少なくとも約200ミクロンである。 パルプ化と粒子凝集が完了した後、パルプの温度を、好ましくは、ポリマーの 軟化点以下の温度、好ましくは約55℃又はそれ以下の温度に低下させる。この 点で、凝集した樹脂粒子は硬化しより硬質で非粘着性となり、当業界で公知の手 段によりパルプから容易に除去できる。この除去は、好ましくは、篩い分け又は 遠心分離により達成される。冷却温度は重要でないが、熱可塑性バインダーを充 分非粘着性の状態に硬化させるのに充分低くあるべきである。 本発明を下記の実施例により示す。これらの実施例は本発明の例証であって本 発明を制限するものではない。 実施例1 本発明の添加剤配合物を使用して、ゼログラフイーにより印刷した紙を脱イン キした。各配合物を、下記の列挙に従い25%の石油留出物及び75重量%の誘 導化エチレンオキシド/プロピレンオキシドポリマーから調製した。 配合物A −石油留出物:Vista LPA−140製品 −誘導化エチレンオキシド/プロピレンオキシドポリマー: 配合物B −石油留出物:Vista LPA−140製品 −誘導化エチレンオキシド/プロピレンオキシドポリマー: 配合物C −石油留出物:Vista LPA−140製品 −誘導化エチレンオキシド/プロピレンオキシドポリマー: 配合物D −石油留出物:Vista LPA−140製品 −誘導化エチレンオキシド/プロピレンオキシドポリマー: 配合物E −石油留出物:Vista LPA−140製品 −誘導化エチレンオキシド/プロピレンオキシドポリマー: ゼログラフイーにより印刷した紙の4重量%スラリーをpH11.0で70℃ で水性アルカリ中で調製した。各配合物A〜Eを別個のスラリーに約20ポンド /スラリー1トンの濃度で加えた。パルプ化/脱インキを約30分間70℃で行 い、その後、温度を40℃に低下させて凝集したインキ/樹脂粒子を硬化させた 。 添加剤配合物を加えないコントロールと石油留出物のみを加えたコントロールを 試験実施と同時に行った。 次いで、繊維を水中0.5%濃度で5メッシュの篩を通して洗い、次いで10 メッシュの篩に通し、そして最後に20メッシュ篩に通して凝集したインキ粒子 を除去した。 樹脂粒子の寸法を全ての実験についてThomas Optical Ima ge分析器により測定した。本発明の配合物を使用すると、200ミクロンより も大きい粒子寸法が一致して認められ、篩分けにより容易に粒子を除去できるこ とが判明した。対照的に、本発明の配合物を使用しないとき、200ミクロン未 満の粒子が相当数生成し、篩分けにより粒子を除去できなかった。これらの結果 を表Iに記載する。 本実施例で回収した再生バッチの各々は慣用的な実験室的製紙方法を使用して 手すき紙を作成した。General Electric Brightness Meterを使用して品質評価として各手すき紙の明度を決定した。 標本A〜Eの各々は80〜83の紙明度を呈し、この紙にはわずか又は全くイ ンキが残っていないことを示した。対照的に、本発明の添加剤配合物を使用して いないコントロール試験では、76.3の明度を示し、この紙では標本A〜Eよ りも有意にインキが残っていたことを示した。石油留出物のみを含有する配合物 では、76.5の明度を示した。再生前の最初の紙の明度は84.5であった。 従って、本発明では、最大限のインキを除去することによりゼログラフイー印刷 紙をその最初の明度に最も近い状態に成功して回収した。 実施例II 実施例1におけると同じ方法及び添加剤配合物を使用して、レーザー印刷した 紙のバッチを脱インキした。インキ/樹脂粒子を篩分けにより除去し、それらの 粒子の寸法を測定した。結果を表IIに示す。 本発明により脱インキした繊維の手すき紙の明度は約77.8〜80.1の範囲 であった。これに対し、コントロールの明度は75.4、再生前の最初の紙の明 度は84.5、石油留出物単独で使用した配合物の明度は76.5である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,M W,MX,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TT,UA, UG,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ノンインパクト印刷紙からインキを除去するための脱インキ法で あって、ノンインパクト印刷対象物を含む再パルプ紙繊維を、当該再パルプ紙繊 維からインキを分離し且つ分離したインキを繊維から除去できるのに適切な寸法 の粒子に凝集するのに足る時間と温度で添加剤配合物と接触させる工程を含み、 当該配合物が (1)少なくとも一種の石油留出物85〜10重量%、及び (2)少なくとも一種の式I: [式中、x及びyは各々1〜20の整数であり、Rは (a)式:R1−CH2−O−を有する脂肪族アルコール残基; (b)式: の脂肪酸残基; (c)式: のフエノール残基(式中、R1は線状若しくは分枝鎖状の飽和若しくは不飽和の 1〜20個の炭素原子を有する炭化水素鎖である。)から選択される誘導基であ る。]の誘導化エチレンオキシド/プロピレンオキシドポリマー15〜90重量 %を含む、前記方法。 2.温度を低下させて凝集したインキ粒子を固体で且つ非粘着性にし 、 前記繊維から凝集したインキ粒子を除去する工程を更に含む、請求の範囲第1項 に記載の方法。 3.接触工程が、繊維からインキを分離する第一の工程及びそれに続 く分離したインキを、繊維から除去できる寸法の粒子に凝集する第二の工程を含 む、請求の範囲第2項に記載の方法。 4.接触工程が、本質的に同時に、繊維からインキを分離し、分離し たインキを、繊維から除去できる寸法の粒子に凝集する、請求の範囲第2項に記 載の方法。 5.凝集したインキを篩分けにより除去する請求の範囲第2項に記載 の方法。 6.凝集したインキを遠心分離により除去する請求の範囲第2項に記 載の方法。 7.式Iのエチレンオキシド対プロピレンオキシド単位の比が1未満 対1である請求の範囲第2項に記載の方法。 8.接触工程を65°〜80℃の範囲内の温度で行う請求の範囲第2 項に記載の方法。 9.式Iのエチレンオキシド単位対プロピレンオキシド単位の比が1 未満対1である請求の範囲第8項に記載の方法。 10.添加剤配合物を約5〜30ポンド/1トンの繊維(乾燥重量) の量で使用する請求の範囲第9項に記載の方法。 11.添加剤配合物を約5〜30ポンド/1トンの繊維(乾燥重量) の量で使用する請求の範囲第2項に記載の方法。 12.凝集したインキ粒子を篩分けにより除去する請求の範囲第11 項に記載の方法。 13.凝集したインキ粒子を遠心分離により除去する請求の範囲第1 1項に記載の方法。 14.ノンインパクト印刷対象物を含有する脱インキ紙に使用するた めの配合物であって、 (1)少なくとも一種の石油留出物85〜10重量%、及び (2)少なくとも一種の式I: [式中、x及びyは各々1〜20の整数であり、Rは (a)式:R1−CH2−O−を有する脂肪族アルコール残基; (b)式: の脂肪酸残基; (c)式: のフエノール残基(式中、R1は線状若しくは分枝鎖状の飽和若しくは不飽和の 1〜20個の炭素原子を有する炭化水素鎖である。)から選択される誘導基であ る。]の誘導化エチレンオキシド/プロピレンオキシドポリマー15〜90重量 %を含む、前記配合物。 15.ポリマー中のエチレンオキシド対プロピレンオキシドの比が1 未満対1である請求の範囲第14項に記載の配合物。 16.石油留出物が、約185〜275℃の沸点を有する脂肪族炭化 水素及びナフテン系炭化水素の混合物である請求の範囲第14項に記載の配合物 。 17.石油留出物が、VISTA LPA−140製品である請求の 範囲第16項に記載の配合物。 18.誘導化エチレンオキシド/プロピレンオキシドポリマーが、 である請求の範囲第16項に記載の配合物。 19.誘導化エチレンオキシド/プロピレンオキシドポリマーが、 である請求の範囲第16項に記載の配合物。 20.誘導化エチレンオキシド/プロピレンオキシドポリマーが、 である請求の範囲第16項に記載の配合物。 21.誘導化エチレンオキシド/プロピレンオキシドポリマーが、 である請求の範囲第16項に記載の配合物。 22.誘導化エチレンオキシド/プロピレンオキシドポリマーが、 である請求の範囲第16項に記載の配合物。
JP52354095A 1994-03-08 1995-03-08 印刷インキの凝集方法及びその方法に使用するための配合物 Pending JPH10500739A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US20742394A 1994-03-08 1994-03-08
US08/207,423 1994-03-08
PCT/US1995/002670 WO1995024526A1 (en) 1994-03-08 1995-03-08 Method of agglomerating printing ink and formulations for use therein

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10500739A true JPH10500739A (ja) 1998-01-20

Family

ID=22770491

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52354095A Pending JPH10500739A (ja) 1994-03-08 1995-03-08 印刷インキの凝集方法及びその方法に使用するための配合物

Country Status (13)

Country Link
EP (1) EP0749506A1 (ja)
JP (1) JPH10500739A (ja)
CN (1) CN1143399A (ja)
AU (1) AU3104895A (ja)
BR (1) BR9507406A (ja)
CA (1) CA2185007A1 (ja)
CZ (1) CZ260396A3 (ja)
FI (1) FI963483A0 (ja)
MX (1) MX9603814A (ja)
NO (1) NO963747L (ja)
NZ (1) NZ282606A (ja)
SK (1) SK113096A3 (ja)
WO (1) WO1995024526A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102532981A (zh) * 2012-02-10 2012-07-04 南京博超科技有限责任公司 一种聚醚废纸脱墨剂

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3501373A (en) * 1966-11-04 1970-03-17 Garden State Paper Co Inc De-inking waste printed cellulosic stock
IT1134201B (it) * 1979-11-13 1986-08-13 Economics Lab Metodi di deinchiostrazione di fibre secondarie
JPS59130400A (ja) * 1983-01-17 1984-07-26 花王株式会社 古紙再生用脱墨剤
NZ242280A (en) * 1991-04-25 1994-02-25 Betz Int De-inking electrostatically printed paper using a surfactant in an aqueous

Also Published As

Publication number Publication date
FI963483A (fi) 1996-09-05
NO963747D0 (no) 1996-09-06
AU3104895A (en) 1995-09-25
SK113096A3 (en) 1997-02-05
CN1143399A (zh) 1997-02-19
EP0749506A1 (en) 1996-12-27
CA2185007A1 (en) 1995-09-14
NO963747L (no) 1996-09-06
BR9507406A (pt) 1997-09-02
MX9603814A (es) 1997-03-29
WO1995024526A1 (en) 1995-09-14
NZ282606A (en) 1998-09-24
FI963483A0 (fi) 1996-09-05
CZ260396A3 (en) 1997-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5217573A (en) Removal of laser printer and xerographic ink from recycle paper
US5837098A (en) Method for deinking electrostatic printed wastepaper using a combination of nonionic surfactants
CA2163513A1 (en) Improved method of removing hydrophilic ink
US5405495A (en) Recycling of xerographic waste paper using organic particulates
US5549787A (en) Treatment of waste printed papers with surface active polymeric compositions to produce brighter pulp
JPH08509525A (ja) 凝集法によるインパクト・プリンター及びノン・インパクト・プリンターで印刷された紙の脱墨方法
EP0704003B1 (en) Deinking formulation for flexographic inks
US5258099A (en) Office wastepaper deinking process using fatty alcohols
US6524435B1 (en) Method and composition for dispersing hydrophobic particles in aqueous suspensions
JPH10500739A (ja) 印刷インキの凝集方法及びその方法に使用するための配合物
AU673782B2 (en) Treatment of cellulosic material and compositions for use in this
US5500082A (en) Deinking of xerographic printed wastepaper using long chain alcohol
AU1210099A (en) Method of agglomerating printing ink and formulations for use therein
US5637191A (en) Treatment of cellulosic material and compositions for use in this
US5342483A (en) Process for deinking paper using water-soluble alcohols
WO2004011717A1 (en) Method of deinking
Liu et al. Investigation on solubility of polymeric binder of xerographic toner and de-inking by emulsion process
EP0920551B1 (en) Method of agglomerating stickies in an aqueous slurry of wastepaper
US5827397A (en) Mixed office wastepaper deinking process
EP0868560B1 (en) Office wastepaper deinking process
JP2881488B2 (ja) 情報記録古紙の脱墨処理方法
Sain et al. A study on the ink-fiber interfacial interaction in waste printed paper I. The effect of a custom-designed polymeric additive on flotation de-inking of solvent-treated wastepapers
JPS6385195A (ja) 古紙再生用脱墨剤
JP2002069876A (ja) 古紙の脱墨方法
JPH05125684A (ja) トナーインキ古紙の再生方法