JPH10500654A - ハロゲン化物を含まないチタン含有ゼオライトの合成方法 - Google Patents

ハロゲン化物を含まないチタン含有ゼオライトの合成方法

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JPH10500654A JP7530264A JP53026495A JPH10500654A JP H10500654 A JPH10500654 A JP H10500654A JP 7530264 A JP7530264 A JP 7530264A JP 53026495 A JP53026495 A JP 53026495A JP H10500654 A JPH10500654 A JP H10500654A
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Abstract

(57)【要約】 結晶が均一な形態を有することを特徴とするETS−10として識別する結晶性チタンモレキュラーシーブゼオライトをハロゲン化物を含有する反応体を用いないで製造する新規な方法を開示する。

Description

【発明の詳細な説明】 ハロゲン化物を含まないチタン含有ゼオライトの合成方法 発明の背景 発明の分野 本発明は、米国特許第4,853,202号に記述および請求されている大型 孔の結晶性チタンモレキュラーシーブゼオライトであるETS−10を製造する 新規な方法に関する。 また、本発明は、個々の結晶が均一な形態を有することを特徴とする新規な形 態のETS−10にも関する。 発明の要約 本発明では、以前にETS−10の製造で用いたハロゲン化物反応体を用いず 、その結果として反応槽に関する選択をより幅広くすることに加えて結晶サイズ が均一な生成物を作り出し、この結晶サイズを、種晶源としてETS−10を用 いた種晶添加技術で調節する。 図の簡単な説明 本図に、実施例1および2で得た生成物を異なる2つの倍率で撮った走査電子 光顕微鏡写真を4枚含める。 発明の詳細な説明 本発明は、約8オングストローム単位の孔サイズおよび2.5から25の範囲 のチタニア対シリカモル比を有する結晶性チタンモレキュラーシーブゼオライト に向けたものである。 ETS−10モレキュラーシーブは米国特許第4,853,202号(これの 開示は引用することによって全体が本明細書に組み入れられる)に開示および請 求されており、そしてこれは結晶構造を有していて以下 に示す重要なラインを有する粉末X線回折パターンを示す。 この上に示した値は標準技術で測定した値である。放射線は銅のK−アルファ 二重線であり、シンチレーションカウンター分光測定装置を用いた。分光測定装 置のチャートからピーク高(I)およびその位置を2倍シータの関数として読み 取った[ここで、シータはブラグ(Bragg)角である]。これらから、相対 強度(100 I/I0)[ここで、I0は最長ラインまたはピークの強度である ]およびd(観察)、即ちÅで表される格子面間隔(これは記録されたラインに 相当する)を計算した。このようなX線回折パターンは全種のETS組成物が示 す特徴であることを理解すべきである。ナトリウムイオンおよびカリウムイオン をカチオンでイオン交換すると、格子面間隔が若干シフトしそして相対強度が若 干変化することを伴って実質的に同じパターンが現れる。その他、個々のサンプ ルが有するケイ素対チタン比に応じて若干の変化が生じ、そしてこれに熱処理を 受けさせても同様に若干の変化が生じ得る。いろいろなカチオン交換を受けさせ た形態でETSを調製し、それらが示す粉末X線回折パターンには、表1に挙げ た最も重要なラインが含まれていた。 米国特許第4,853,202号には、腐食性ハロゲン化物、即ち塩化物およ び/またはフッ化物反応体を利用したETS−10製造方法が開示されている。 現在の商業的合成方法では晶析で高価なチタンまたはハステロイ(Hastel loy(商標))製容器を用いる必要がある。その反応体からハロゲン化物をな くすことができれば、より容易に入手可能でより安価な容器内で合成を実施する ことが可能になり、その結果として投資費用が低くなるであろう。 本明細書および請求の範囲で用いる如き表現「ハロゲン化物を含まない」はハ ロゲン化物を故意に添加しないことを意味することを意図する。しかしながら、 使用する試薬中に不純物レベルで存在していることが原因でハロゲン化物が非常 に少量であるが存在する可能性もある。 米国特許第4,853,202号のコラム5、20行に示されている如き酸化 チタン源は三塩化チタンの如き三価の化合物である。加うるに、上記特許には、 アルカリ金属のフッ化物は必要でないことが明確に示されてはいる(即ち米国特 許第4,853,202号の実施例6を参照)が、その晶析用混合物には通常ア ルカリ金属のフッ化物が含まれている(即ちコラム4の43行を参照)。 本発明の新規な方法に従って調製するEST−10モレキュラーシーブの場合 、これを、ハロゲン化物でないチタン源、例えば硫酸チタンなどが入っている反 応混合物から結晶化させる。他のチタン源、例えばオキシ硫酸チタンおよびチタ ンアルコキサイド類なども使用可能である。このチタンを三価状態とは対照的に 四価状態で存在させるのが好適である。 本発明では、ハロゲン化物を含まないチタン源、例えば硫酸チタンなど、シリ カ源、アルカリ源、例えばアルカリ金属の水酸化物などおよび水を含有していて モル比の意味で下記の範囲内に入る組成を有する反応混合物を生じさせることで 、EST−10を調製する。 ここで、Mは、本発明に従うケイ酸チタンの製造で使用する、ハロゲンを含まな いアルカリ金属塩および/またはアルカリ金属の水酸化物に由来する原子価がn のカチオンを示す。この反応混合物を約100℃から300℃またはそれ以上の 温度に約1時間から40日の範囲の時間またはそれ以上の期間加熱する。この水 熱反応を結晶が生成するまで実施した後、その結果として生じた結晶性生成物を 反応混合物から分離し、室温に冷却し、濾過した後、水で洗浄する。必要ではな いが、この反応混合物を撹拌してもよい。ゲルを用いる場合、撹拌を行ってもよ いが必要ではないことを確認した。固体であるチタン源を用いる場合、撹拌を行 うのが有益である。好適な温度範囲は、時間が約1時間から4日の範囲の場合、 150℃から250℃である。オートクレーブ、静止ボンベ型反応槽またはフロ ースルー(flow−through)反応槽を用いた連続またはバッチ様式で 晶析を自然発生的圧力下で実施する。この結晶性ETSを、水洗浄段階後、60 度Fから800度Fの温度またはそれ以上の温度で30時間に及ぶ時間乾燥させ てもよい。 このETS組成物を製造する方法は、シリカ源、チタン源、アルカリ源、例え ばナトリウムおよび/またはカリウムの酸化物などおよび水で構成されていて表 2に挙げた如きモル比の試薬組成を有する反応混合物を調製することを含む。 このシリカ源には、大部分の如何なる反応性ケイ素源も含まれ、例えばシリカ 、シリカヒドロゾル、シリカゲル、ケイ酸、ケイ素のアルコキサイド類、アルカ リ金属のケイ酸塩、好適にはナトリウムまたはカリウムのケイ酸塩、またはこれ らの混合物などが含まれる。 この上で指摘したように、酸化チタン源は、好適には四価のチタン化合物、例 えば硫酸チタンなどである。如何なる場合でも、ハロゲン化物を用いない。 アルカリ源は、好適には、アルカリ金属の水酸化物、例えば水酸化ナトリウム などの水溶液であり、これは、電気原子価中性を維持しそして反応混合物のpH を9.0から11.5±0.5の範囲内に調節するアルカリ金属イオン源を与え る。このアルカリ金属の水酸化物は酸化ナトリウム源として働き、これはまた、 ケイ酸ナトリウムの水溶液でも供給可能である。 晶析用ゲル混合物にETS−10の種晶を含有させるのが好適であり、 これは結晶化率を改良する働きをする。 添加する種晶の量はゲル1,000ポンド当たり約0.01から約150ポン ドの種晶から成る範囲である。この種晶の粒子サイズによって実際に添加する量 を決定し、種晶の粒子サイズが大きければ大きいほど添加する量を多くする。 合成したままの結晶性ケイ酸チタンはそれが元々有する成分を含有している可 能性があり、このような成分は、本技術分野でよく知られている技術に従って幅 広く多様な他の成分で置換可能である。典型的な置換用成分には水素、アンモニ ウム、アルキルアンモニウム、アリールアンモニウムおよび金属が含まれるであ ろう(これらの混合物も含まれる)。水素形態は、例えば、元々のナトリウムを アンモニウムで置き換えるか或は鉱酸で直接交換することなどで調製可能である 。次に、この組成物の焼成を例えば1000度Fの温度で行うことにより、アン モニアを放出させそしてその組成物内に水素を保持させる、即ち水素および/ま たは脱カチオン化(decationized)した形態を生じさせる。置換用 金属の中で好適なものは、周期律表のII、IVおよびVIII族の金属に従う 金属、好適には希土類金属である。 次に、この結晶性ケイ酸チタンを好適には水で洗浄し、60度Fから約800 度Fの範囲の温度で乾燥させた後、焼成を500度Fから1500度Fの範囲の 温度の空気または他の不活性ガス中で1から48時間の範囲の時間またはそれ以 上の期間に渡って行う。 その結果として生じたケイ酸チタンを粉末X線回折パターンで測定した時、こ のケイ酸チタンの合成形態に関係なく、ナトリウムまたは他のアルカリ金属が置 換されているか或は初期の反応混合物中にナトリウム に加えて金属が存在していたとしても、基本的な結晶格子を形成する原子の空間 配置は本質的に変化しないままである。このような生成物が示すX線回折パター ンはこの上の表1に示した回折パターンと本質的に同じである。 本発明に従って調製した結晶性ケイ酸チタンを幅広く多様な粒子サイズに成形 する。一般的には、この粒子を粉末の形態、粒子形態または成形製品形態にする ことができ、例えばこの触媒を押出し加工などで成形する場合、2メッシュ(タ イラー(Tyler))のふるいは通過するが400メッシュ(タイラー)のふ るいには保持されるほどの粒子サイズを持たせた押出し成形物などの形態にする ことができる。このケイ酸チタンの押出し加工は乾燥前に実施可能であるか、或 はこれを乾燥させた後か或はある程度乾燥させた後に押出し加工を行うことも可 能である。 この新規な結晶性ケイ酸チタンを触媒として使用する場合、有機方法で用いら れる温度および他の条件に耐性を示す他の材料をこれに組み込むのが望ましい。 そのような材料には、活性および不活性材料、合成および天然に存在するゼオラ イト類、並びに粘土、シリカおよび/または金属酸化物などの如き無機材料など が含まれる。この後者は天然に存在する材料であってもよいか、或はゼラチン状 沈澱物またはゲルの形態であってもよく、これにはシリカと金属酸化物の混合物 が含まれる。この新規な結晶性ケイ酸チタンと協力させてある種の材料を用いる と、即ちこれを活性材料と組み合わせて用いると、この触媒が特定の有機変換方 法で示す変換率および/または選択率が改良される傾向がある。不活性材料は、 与えられた方法において変換度合を調節する希釈剤として適切に働き、反応速度 を調節する他の手段を用いることなく整然とした様式 で生成物を経済的に得ることを可能にする。触媒が商業的運転条件下で示す破砕 強度を改良する目的で、通常、天然に存在する粘土、例えばベントナイトおよび カオリンなどに結晶性材料を組み込むことが行われてきた。このような材料、即 ち粘土、酸化物などはその触媒の結合剤として機能する。石油精製で用いられる 触媒はしばしば粗い取り扱いを受けることで、この触媒が破砕して粉末様材料が 生じて処理中に問題が起こる傾向があることから、良好な破砕強度を有する触媒 を提供するのが望ましい。このような触媒の破砕強度を改良する目的でそのよう な粘土結合剤が用いられてきた。 本明細書に記述する結晶性ケイ酸チタンと一緒に複合化(composite )可能な天然に存在する粘土には、スメクタイト(smectite)およびカ オリン系列が含まれ、この系列には、モントモリロナイト類、例えばサブ−ベン トナイト類など、並びにDixie、McNamee、Ga.およびFlori daなどとして通常知られるカオリン類などが含まれ、これらの主要成分は、ハ ロイサイト、カオリナイト、ディッカイト、ナクライトまたはアノーキサイト( anauxite)である。このような粘土は、元々採掘したままの生状態で使 用可能であるか、或は最初に焼成、酸処理または化学改質を受けさせてもよい。 この上に示した材料に加えて、マトリックス材料、例えばシリカ−アルミナ、 シリカ−マグネシア、シリカ−ジルコニア、シリカ−トリア、シリカ−ベリリス 、シリカ−チタニアなど、並びに3成分組成物、例えばシリカ−アルミナ−トリ ア、シリカ−アルミナ−ジルコニア、シリカ−アルミナ−マグネシアおよびシリ カ−マグネシア−ジルコニアなどと一緒に、この結晶性ケイ酸チタンを複合化し てもよい。このようなマト リックスはコゲル(cogel)の形態であってもよい。この微細結晶性有機ケ イ酸金属と無機酸化物ゲルマトリックスの相対的比率は幅広く多様であり、この 結晶性有機ケイ酸塩含有量はその複合体の約1から90重量パーセントの範囲、 より通常には約2から約50重量パーセントの範囲であってもよい。 本技術分野で知られているように、酸触媒を用いた反応を行う場合、使用する 材料のアルカリ金属含有量を制限するのが望ましい。これは、通常、水素イオン またはそれの前駆体、例えばアンモニウムおよび/または金属カチオン、例えば 希土類などを用いたイオン交換で達成される。 水添用成分を含有させて本発明の触媒を用いると、石油の重質残油(heav y petroleum residual stocks)、循環油および他 の水素化分解可能原料油の水素化分解を、炭化水素仕込み物に対する水素のモル 比を2から80の範囲にして、400度Fから825度Fの範囲の温度で行うこ とができる。使用圧力は10から2,500psigの範囲で多様であり、そし て液体の1時間当たりの空間速度は0.1から10の範囲である。 本発明の触媒を触媒分解で用いると、分解用炭化水素油の分解を、液体の1時 間当たりの空間速度を約0.5から50の範囲にして、ほぼ大気圧以下の圧力か ら数百気圧の圧力下約550度Fから1100度Fの範囲の温度で行うことがで きる。 水添用成分を含有させて本発明のゼオライト系列の触媒活性形態の1員を用い ると、改質用ストック(reforming stocks)の改質を700度 Fから1000度Fの範囲の温度を用いて行うことができる。圧力は100から 1,000psigの範囲であってもよく、 好適には200から700psigの範囲である。液体の1時間当たりの空間速 度は一般に0.1から10、好適には0.5から4の範囲であり、そして炭化水 素に対する水素のモル比は一般に1から20、好適には4から12の範囲である 。 また、この触媒に水添用成分、例えば白金などを組み込むと、これを通常のパ ラフィン類の水素化異性化(hydroisomerization)で用いる ことができる。水素と炭化水素のモル比が1:1から5:1の範囲になるように 水素を用い、液体の1時間当たりの空間速度を0.01から2、好適には0.2 5から0.50の範囲にして、200度Fから700度F、好適には300度F から550度Fの範囲の温度で水素化異性化を実施する。この触媒は更にオレフ ィンの異性化でも使用可能であり、この場合、30度Fから500度Fの範囲の 温度を用いる。 実施例1 この実施例では、最新従来技術を用いたETS−10の製造を説明する。これ を乾燥剤用途用ETS−10のパイロットプラント規模合成から直接採用しそし てこれは米国特許第4,853,202号に記述されている方法が数年進展した ことを伴う。 逐次的に384ポンドのケイ酸ナトリウム(SiO2が28.8%でNa2Oが 8.94%)、108ポンドの水酸化ナトリウム溶液(Na2Oが38.9%) 、112ポンドのフッ化カリウム溶液(K2Oが32.4%)、そして1.04 ポンド(乾燥重量)のETS−10種晶[ほぼ4ポンドの脱イオン水に入れたス ラリーとして存在させた]を加えることで、アルカリ性のスラリーを調製した。 この混合物をこの上に示した 順でブレンドして均一にした。232ポンドの脱イオン水と72.6ポンドの濃 塩酸(HClが33.7%)と85.2ポンドのオキシ塩化チタン溶液(TiO2 が21.1%でHClが35.8%)から成る溶液を調製した。塔頂混合装置 を取り付けた5ガロンのバケツに上記スラリーと上記溶液をほぼ等しい割合で同 時添加することでこれらを混合し、4”のCowles高せん断ブレードを用い て1700rpmで撹拌した後、大型の保持用タンクにポンプ輸送した。上記混 合全体に渡って、ゲルのpHを典型的に10.2±0.1に維持した。充分に混 合したゲルが示す最終pHは10.2±0.1であった。このゲルを、チタンで 内張りした100ガロンの撹拌オートクレーブに入れて、215℃で24時間結 晶化させた。この結晶化した生成物を濾過した後、脱イオン水で洗浄した。 この生成物を回収し、そしてこれは下記のX線回折データを示した。 d面間隔 I/I最大 (オングストローム) (%) 14.7552 24.37 7.1931 13.15 6.8268 1.69 4.9275 3.23 4.4055 27.05 4.2535 2.35 3.7318 3.58 3.5990 100.00 3.4461 24.68 3.3435 8.64 3.2735 22.23 3.1337 5.81 2.9811 11.16 2.8107 4.60 2.5372 11.02 2.5178 19.90 2.4612 10.19 2.4251 4.38 2.3550 5.61 走査電子顕微鏡写真(SEM)を図に示す。 実施例2 この実施例では本発明を示す。 3250グラムの脱イオン水に330グラムの水酸化カリウム(85%)が入 っているアルカリ溶液を調製した。この溶液に、ケイ酸ナトリウム(SiO2が 28.8%でNa2Oが8.94%)を5512グラムおよび水酸化ナトリウム 溶液(Na2Oが38.9%)を2000グラム加えた後、この混合物を透明な 溶液が生じまでブレンドした。5000グラムの脱イオン水と4305グラムの 硫酸チタン(TiO2が9.3%でH2SO4が37.8%)が入っている酸性溶 液を調製して上記塩基性溶液に添加し、高せん断ブレードを取り付けた塔頂撹拌 機を用いて2500rpmで撹拌した。このゲルがこの時点で示すpHは11. 0であった。硫酸を用いてpHを10.13に下げた。次に、10グラム(乾燥 重量)のETS−10種晶を500グラムの脱イオン水に入れてこれを上記ゲル に加え、同じ塔頂撹拌装置を用いてこれらをブレンドした。このゲルがこの時点 で示す最終pHは10.2±0.1であった。この時点におけるゲルの質量は2 1.92kgであった。このゲルの一部17.00kgを分離して、この部分に 脱イオン水を2000グラム添加した後、上記塔頂撹拌装置を用いて10分間撹 拌した。このゲルのこの部分を5ガロンの撹拌オートクレーブに入れて225℃ で24時間 結晶化させた。この結晶化した生成物を濾過した後、脱イオン水で洗浄した。 この結晶生成物を洗浄し、この生成物を回収した後、これは下記のXRDデー タを示した。 d面間隔 I/I最大 (オングストローム) (%) 14.6634 21.87 11.6459 6.04 8.8847 1.91 7.2063 11.38 6.8202 2.05 4.9295 3.32 4.4071 27.92 3.7376 3.03 3.6047 100.00 3.4478 28.34 3.2780 22.72 3.1382 7.43 2.9874 14.53 2.8890 4.04 2.8102 5.80 2.6742 2.41 2.5397 12.27 2.5202 20.14 2.4656 11.04 2.4261 5.99 2.3554 7.11 2.2738 2.29 走査電子顕微鏡写真(SEM)を図に示す。 分かるであろうように、実施例1および実施例2の生成物が示すXR Dデータは実質的に同じであり、両方ともETS−10の製造をもたらした。 実施例1および2の生成物が示す走査電子顕微鏡写真画像は、個々の粒子が示 す均一さがサンプル間で劇的に異なることを示している。 本図において、左側の縦列は実施例1で得たETS−10結晶の粒子サイズを 5.03KX倍率(上)および20.4KX倍率(下)で示している。右側の縦 列は実施例2で得たETS−10結晶の粒子サイズを5.03KX倍率(上)お よび20.4KX倍率(下)で示している。 実施例2の生成物は均一な形態を有する奇麗な個々の結晶を含有しており、こ れは濾過中実質的に失われることなく容易に処理される。形態が均一であること は、また、化学的特性、即ち反復乾燥を含む全ての用途に重要なパラメーターも 均一であることを暗示している。 この表現「均一な形態」は、かたまりになった個々の結晶が均一なサイズと形 状を有していて、所定製造の平均結晶サイズを例えば顕微鏡評価で測定した時、 所定製造で得られた結晶が狭いガウス一頂分布を示し、それの最小寸法が0.1 −20ミクロンの範囲であることによって特徴づけられることを意味することを 意図する。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年1月30日 【補正内容】 請求の範囲 1. EST−10の製造方法であって、チタン源、シリカ源、アルカリ金属 源および水を含有しそしてモル比の意味で下記の範囲内に入る組成 SiO2/Ti 2−20 H2O/SiO2 2−200 Mn/SiO2 0.05−10 [ここで、Mは、ハロゲンを含まないアルカリ金属塩および/またはアルカリ金 属の水酸化物に由来する原子価がnのカチオンを示す] を有していてハロゲン化物を含まない反応混合物を調製し、この反応混合物を約 100℃から300℃の温度で約1時間から40日の範囲の時間8.5から12 のpHに維持した後、上記ETS−10を回収することを含む方法。 2. 上記モル比が下記の範囲内に入る: SiO2/Ti 3−10 H2O/SiO2 5−100 Mn/SiO2 0.2−5 請求の範囲第1項の方法。 3. 上記モル比が下記の範囲内に入る: SiO2/Ti 4−7 H2O/SiO2 10−50 Mn/SiO2 0.5−3 請求の範囲第1項の方法。 4. 該チタン源が硫酸チタンである請求の範囲第1、2または3項 の方法。 5. Mがナトリウムとカリウムの混合物である請求の範囲第1、2または3 項の方法。 6. 該反応混合物にETS−10種晶を添加する請求の範囲第1、2または 3項の方法。 7. 表1に挙げたX線回折ラインを示しそして結晶が均一な形態を有するこ とを特徴とするETS−10。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. EST−10の製造方法であって、チタン源、シリカ源、アルカリ源お よび水を含有しそしてモル比の意味で下記の範囲内に入る組成 [ここで、Mは、ハロゲンを含まないアルカリ金属塩および/またはアルカリ金 属の水酸化物に由来する原子価がnのカチオンを示す] を有していてハロゲン化物を含まない反応混合物を調製し、この反応混合物を約 100℃から300℃の温度で約1時間から40日の範囲の時間9.0から11 .5±0.5のpHに維持した後、ETS−10を回収することを含む方法。 2. 該チタン源が硫酸チタンである請求の範囲第1項の方法。 3. Mがナトリウムとカリウムの混合物である請求の範囲第1項の方法。 4. 該反応混合物にETS−10種晶を添加する請求の範囲第1項の方法。 5. 表1に挙げたX線回折ラインを示しそして結晶が均一な形態を有するこ とを特徴とするETS−10。
JP7530264A 1994-05-24 1995-02-15 ハロゲン化物を含まないチタン含有ゼオライトの合成方法 Pending JPH10500654A (ja)

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