JPH10500340A - 目の動きを制御するための装置 - Google Patents

目の動きを制御するための装置

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JPH10500340A
JPH10500340A JP7530091A JP53009195A JPH10500340A JP H10500340 A JPH10500340 A JP H10500340A JP 7530091 A JP7530091 A JP 7530091A JP 53009195 A JP53009195 A JP 53009195A JP H10500340 A JPH10500340 A JP H10500340A
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JP7530091A
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ジュアン・フランソワ
ボドニエール・ピエール−マリー
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サントル・ナスィヨナル・ドゥ・ラ・ルシェルシュ・スィヤンティフィック
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    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
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    • A61B3/10Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions
    • A61B3/113Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions for determining or recording eye movement

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Abstract

(57)【要約】 生物のための3方向に移動可能な支持体(12)が目のための領域(29−i)を定義する。フレーム(1)は、目のための領域のレベルで2つの赤外線光線(37−i)を供給する2つの光源(14)と、その光線の目(30−i)における反射により得られる画像を捕捉する2つのカメラ(13−i)と、目の画像をディジタル化し、瞳孔の中心(41−i)を基準にして角膜点(42−i)の中心の座標を計算するため、それらディジタル化画像を処理する処理手段とを含む。処理手段は更に、瞳孔の輪郭の座標に応じて、支持体の移動を制御し、目が正確にカメラの軸に位置するようにする。マイクロコンピュータ(2)の大容量メモリは、選択された一連の視覚刺激画像を含む複数の基本的な視覚検査に関するデータを記憶する。画像に対する目の応答により視線方向が得られ、それが処理手段に分析される。

Description

【発明の詳細な説明】 目の動きを制御するための装置 技術分野 本発明は生物の目の動きを制御するための装置に関する。 背景技術 そのような装置は、特に次の特許または特許出願に開示されている。 すなわち、FR8512911、FR06532、US3450466、US 3869694、US1579752、US4613219、WO91/177 05A1、およびEP0456166A1である。 これらは、M. M. Haith の赤外線による目の照射に関する研究("Infrared te levision recording and measurement of ocular behavior in the human infan t",American Psychologist,1969,24,279-283)、および、J.Merchant と R .Morissette の“輝く瞳孔(bright pupil)”と名付けられた原理に関する研 究("Remote measurement of eye direction allowing subject motion over on e cubic foot of space",IEEE Transactions on Biomedical Engineering,197 4,2,79-95)に基づくものである。それぞれの研究は、一方では、目の内部が 赤外線の照射の一部を反射すること、他方では、その反射された光線の撮影が照 射光線の軸において実施される場合、虹彩の色がどのような色であっても、瞳孔 の画像がかすかに現れることを示した。 最後に、1976年に Masse は角膜により反射される光線の一部が、“角膜 点(corneal point)”と名付けられた非常に明るい点を形成し、瞳孔の画像に 対するその位置は視線の方向によって変化することを示した。 従って、この分野に習熟した者は、眼球の運動を追跡しそれを分析するために 、上に開示された原理に基づいて機能する装置を開発した。 これらの装置において、適切な支持物に着座させられた生物の目は、平行な赤 外線の光線により照射され、また、マイクロコンピュータのような管理手段に接 続されたビデオモニタに表示された視覚刺激画像を観察するようにされている。 表示された画像により、研究が望まれる特定の問題に関して、目の動眼活動(oc ulometric activity)の一部を検査することが可能となる。 目で反射される赤外線の光線は、目が見つめる方向に関する情報を含むことに なる。それはカメラにより検出されるが、カメラの光軸は平行な赤外線の反射光 線の軸に一致し、また、そのカメラから引き渡される画像は電子ビデオボードに よってディジタル化され、管理手段の大容量メモリに記憶される。 続いて、その画像の処理が、マイクロコンピュータ等の他の処理手段によって 実行される。記憶された目の画像の各々について、瞳孔の中心の座標に対する角 膜点の中心の座標を計算処理手段が計算する。 このようにして得られたデータにより一連の視線の方向を突き止めることが可 能となり、その位置、時間の長さが決定され、それぞれが視覚刺激画像と対応さ れる。 これらのデータは後に専門家により分析され、手書きのレポートが作成され、 そのレポートに基づいて、検査された被験者が更に視覚に関する検査を受けるべ きかどうかを決定する。 しかし、これら既存の自動装置は一般的に単一タスクまたは単眼用のものであ るため、複数の視覚検査を連結させることができない。その結果、それぞれ所定 の視覚検査を実施できる専門家と接触する必要が生じる場合がある。 更に、これらの自動装置はほとんどの場合、研究センターに配置されている。 臨床病院や非専門的な環境の場合、ほとんどまたは全くそうした装置が設置され ていないので、生後6ヶ月以下の幼児を早期にかつ系統的に検査することが妨げ られている。生後6ヶ月を超える年齢では、精神運動上の発達を阻害する虞なし に、視覚系の疾患を扱うことは困難である。 最後に、被験者の参加を伴わない幾つかの視覚検査だけが自動化または半自動 化されている。それらは一般的に、単発的で非日常的な研究のために研究者によ って利用されている。 そこで、本発明の目的は、これらの問題に対する解決を提供することにより事 態を改善することである。 発明の開示 本発明の第1の目的は、検査位置にある検査される生物の目について、外部の 助力なしに、自動化された迅速な位置決めを可能とすることである。 本発明の第2の目的は、両眼を同時に調査できるようにすることである。 本発明の第3の目的は、既存の視覚検査のすべてを、同一の装置において完全 に自動化された形態で実施できるようにすることである。 本発明の第4の目的は、視覚検査のデータの処理および分析をリアルタイムで しかも両眼同時に可能とし、その結果、必要に応じて他の視覚検査を相互に結び 付けることができる検査報告を提供することにある。 最後に、本発明の第5の目的は、特に被験者の年齢がどんな年齢であってもそ の年齢に依存して、検査パラメータの最適化を可能とすることである。 本発明は、前記の既存の装置を出発点とする。 本発明の第1の特徴によれば、ディジタル化された画像を受取ると計算処理手 段は瞳孔の中心の位置と、テンプレートを基準とした瞳孔の輪郭の位置を計算す ることができる。それはまた、少なくとも1つの目をカメラの軸に最適に位置決 めするために、瞳孔の輪郭の位置とテンプレートの位置との比較に基づいて、支 持体のステップ毎の移動を制御する。 前記処理手段は、瞳孔の輪郭が完全にテンプレートに含まれるときに、検査対 象の生物が載っている支持体の移動を中断させることができる。 本発明の第2の特徴によれば、大容量メモリは、様々なパラメータに関する複 数の基本的な視覚検査と、目の位置決めの調整の検査とに関するデータを記憶す るのに適している。それぞれの検査は、視覚刺激画像の選択された集合によって 構成されている。 本発明の第3の特徴によれば、支持体の位置決め後、処理手段は、目の各々に ついて補正率を計算するために、カメラに捕らえられた目の各画像に対して実行 された角膜点の座標と視線方向との対応付けに基づいて、“キャリブレーション (calibration)”と名付けられた調整検査を実行する。次いで、処理手段は、 視 覚刺激画像に対する各々の応答を、補正率に基づいて補正する。 本発明の第4の特徴よれば、処理手段は、生物の音声を記録し分析するための 手段と、必要に応じて前記生物が視覚刺激画像に対して音声的に応答するために かかる時間を計測するための時間計測システムを更に有している。 本発明の第5の特徴によれば、支持体は、電極を備えたヘルメットを処理手段 へと接続するための手段を更に有しており、その電極は、少なくとも1つの目に よる視覚刺激画像の観察に続いて、生物の網膜細胞により、脳の後頭葉の方向に ある発せられる電気信号を収集する。 本発明の特に有利な実施形態において、本装置は、キャリブレーションされた 2つの赤外線光源と、2つの電荷結合カメラとを有している。各赤外線光源は、 生物の目において反射され、カメラにより検出されることを意図した基準光線を 放射する。カメラは、その軸が基準光線の軸と一致し、目の画像を提供する。 この実施形態において、処理手段は、2つのカメラにより提供される目の画像 を並列かつリアルタイムに処理し、目の各々について視線の方向を視覚刺激画像 と対応させることができる。 本発明のその他の特徴ならびに有利な点は、以下の詳細な説明および添付の図 面を検討することにより明らかになるであろう。 図面の簡単な説明 図1は、本装置の主要な要素間の関係を示すものである。 図2は、電力調整ユニットに接続された要素を詳細に示すものある。 図3は、支持体を構成する要素の斜視図である。 図4は、目の画像および異なる光線の光路の捕捉を可能とする本装置の要素を 示す略図である。 図5は、電圧における論理しきい値の形態による、目のディジタル化された画 像のコード化を示す略図である。 図6は、処理された後にマスタービデオモニタにより表示される目の画像と、 この目の画像に関する情報の16ビットコーディングの例を示す図である。 図7は、角膜点の位置をリアルタイムで補正するためのキャリブレーション手 続の際に用いられるグリッドを示す図である。 図8は、角膜点の位置を事後に補正するためのキャリブレーション手続の際に 用いられるグリッドを示す図である。 図9は、本装置を構成する主な要素の配列を示す略図である。 図10は、所定の検査のパラメータシートをスクリーンに写したものを示す図 である。 図11は、スレーブビデオモニタに表示された視覚刺激画像に対応する3つの スクリーン画面を示す図であり、それぞれの画面は所定の検査に関連するもので ある。 図12は、角膜点の座標の時間経路を示す二重グラフである。 図13は、本装置による検査データのリアルタイムの処理を示す略図である。 図14は、本装置による検査データの事後的処理を示す略図である。 発明を実施するための最良の形態 添付図面は本質的にその特徴に関して正確なものである。従って、それらの図 面は明細書と一体の部分を成しており、明細書を補完するだけでなく、必要であ れば、本発明の定義に貢献するものである。 初めに、図1および図2を参照する。 本装置の目的は、生物の目の運動を自動化された仕方で検査することであり、 それには正確な位置決めが必要である。この目的のために、本装置は、独立して いるが接続されている2つの部分により構成されている。 第1の部分は、生物を、好ましくは着座位置で、受け入れるための支持体12 を有している。この部分については後述する。 第2の部分は、本装置およびそれにより提供される視覚検査を管理し、または 、それらの視覚検査により供給されるデータを処理するための、フレーム1に収 容されたさまざまな要素を有している。 管理は大容量メモリ3を備えたマイクロコンピュータ2により実施され、その メモリは本装置により提供される基本的な視覚検査全体と調整検査とに関連した データを記憶することができる。マイクロコンピュータは更に、一方では、マス タービデオモニタ4に接続されて、画像の表示、また検査の管理に関連した情報 の表示が可能とされており、他方では、好ましくはISA規格またはセントロニ クス(CENTRONIX)規格に従うように選択された第1のバス6によってマイクロ プロセッサ5に接続されている。 マイクロプロセッサ5は検査により供給されるデータを処理することができる 。マイクロプロセッサ5は更に、第2の入出力バス8によって第1の電子入出力 制御ボード7に接続されている。 制御ボード7により、マイクロプロセッサ5が本発明の装置を構成する要素全 体と相互作用することが可能とされている。 制御ボード7はまた、第2の電子ビデオ画像ディジタル化ボード9、スレーブ (slave)ビデオモニタ10、電力調整ユニット11、および生物支持体12に 並列に接続されている。 各視覚検査は、スレーブビデオモニタ10のスクリーンに表示されることを意 図した視覚刺激画像と名付けられる一連の画像により構成されている。 ディジタル化ボード9はまた、2つの赤外線電荷移送カメラ(CCD、すなわ ち電荷結合素子(Coupled Chrge Device))13−1および13−2に接続され ている。その機能は、2つのカメラ13−1および13−2に捕らえられた検査 対象の生物の目の画像をディジタル化することである。 更に、調整ユニット11はまた、3つの光源に接続されている。そのうちの2 つは赤外線光源14−1および14−2であり、それぞれ950ナノメートルの 基準光線を放射し、検査中の生物の目30−iを照射するようにされている。ネ オンタイプの冷光源15は、本装置が設置されている部屋の全体を照射するよう に意図されている。この光源15はマイクロコンピュータ2により強度が調整可 能である。ユニット11はまた、支持体12に接続されている。 最後に、制御ボード7はまた、周辺赤外線放射を計測するためのフォトダイオ ード16と、支持体に配置された生物と装置との間を隔てる距離を測定するため の遠隔計測器17(そのダイオード18は500ナノメートルの光線を放射する )と、空間を定義する3方向(X,Y,Z)における支持体12の位置を制御す るための3つのセンサ18−1〜3と、前記の要素全体を監視するための監視ユ ニ ット19とに接続されている。 次に、図3を参照すると、その図は、本装置の第1の部分、特に支持体12を 詳細に示すものである。支持体12は本装置の要素のうち、フレーム1に組み込 まれていない唯一のものである。一方では、支持体12は背もたれ20を有して おり、その背もたれ20には、電極23を備えたヘルメット22を電子入出力制 御ボード7に接続するための接続ユニット21が収納されている。他方では、支 持体12は背もたれ20に接続されたプレート24を有している。プレート24 は第1の移動ユニット25−1に載っているため、地面に平行に(X軸)移動す ることが可能とされている。第1の移動ユニット25−1は脚部26の端部に固 定されており、脚部26はまた、第2の移動ユニット25−2に固定されて、垂 直支持軸27(X軸に直角なZ軸)に沿った平行移動が可能とされている。軸2 7は第3の移動ユニット25−3状に固定されており、支持体が基礎28の上で 、方向XおよびZに対して直角な方向Yにおいて平行移動可能とされている。 更に、支持体12の電力調整ユニット11への接続により、ユニット11は支 持体12の位置決めの速度を管理することができる。2種類の速度が提供され、 1つは高速、もう1つは低速である。 各移動ユニット25は、ステッピングモータと停止装置を備えたエンドレスウ ォームとにより構成されている。更に、それらは位置センサ18−1〜3の1つ にそれぞれ接続されており、位置センサは、移動ユニット25の停止装置に対す る支持体12の相対的位置データをマイクロプロセッサ5に供給する。 このような装備により、支持体12は空間の3方向に関して非常に正確に位置 決めすることができ、支持体12に着座する生物の目は、目のための領域29に おいて最適な検査位置に配置される。 支持体12の位置決めの手順については、後に、完全な検査手続について記述 する際に説明する。 次に、図4を参照すると、その図は、光線を目のための領域29にまで伝達す ることを可能にする装置を描写したものである。目のための領域29には、左目 30−1の位置および右目30−2の位置をそれぞれ示すための2つの部分領域 29−1および29−2が定められている。 各目30−iを照射するために、2つの赤外線光源14−1および14−2が 設けられており、その各々は8個のエレクトロルミネセンスダイオードで構成さ れており、950ナノメートルの光線を放射する。 各光線はそれに対応する光路において処理されるが、2つの光路は同一の要素 で構成されている。 光源Sは赤外線の光線を第1のレンズ31−1の方向に放射し、レンズ31− 1により光線はディフューザ32−1上に焦点を結び、ディフューザ32−1に より光線は略10cmの直径とされる。このようにして拡散された光線は“絞り ”33−1を通され、第2のレンズ34−1により平行光線に変換される。平行 光線は、目に有害な900ナノメートルより下および1200ナノメートルより 上のスペクトル成分を除去するために、それぞれフィルタ35−1および36− 1によりフィルタ処理することができる。 このようにして処理された光線37−1は第1の半透明ミラー38−1により 反射される。半透明ミラー38−1は、その光線37−1がそれに対応する目の ための部分領域29−1に到達するような方向に向けられている。 目30−1上で反射される前に、光線は両方の光路に共通な第2の半透明ミラ ー39を通過する。この第2の半透明ミラー39は、スレーブビデオモニタ10 が、処理された基準光線37−1とカメラ13−1との軸の方向に正確に視覚刺 激画像を伝送できるような向きに向けられている。その視覚刺激画像は、スレー ブビデオモニタ10によりそのスクリーン上で目のための領域29のレベルに表 示される。次いで、処理された光線37−1は、視覚刺激画像により刺激された 目29−1において反射され、刺激されたその目29−1に関する情報がそれに 与えられる。情報を含む光線47−1は、処理された基準光線37−1とは厳密 に反対の向きへと延びて、2つの半透明のミラー39および38−1を通過し、 カメラ13−1に到達する。カメラ13−1は光線40−1の軸に正確に配置さ れており、それにより、刺激された目29−1の少なくとも1つの画像の捕捉が 可能とされている。 同じことが第2の処理された基準光線37−2に関しても当てはまり、その基 準光線37−2は他方の目(右目)29−2を照射するためのものであり、第2 のカメラ13−2により検出される。 捕捉された画像は、ディジタル化ボード9によりディジタル化され、マイクロ プロセッサ5により処理される。マイクロプロセッサ5は、刺激された両目の画 像を、大容量メモリ3に記憶されているテンプレート41−1および41−2に 参照して、マスタービデオモニタ4に伝送する。 カメラ13−iに捕らえられた目の画像の各々は、瞳孔41−iの画像、およ び、現在ではよく知られている角膜反射の原理による、角膜点42−iの画像に より構成されている。 カメラ13−iにより引き渡される画像は、白と黒の間の全レベルのグレーを 含んでいる。ディジタル化ボード9によりディジタル化された後、このようにデ ィジタル化された画像はマイクロプロセッサ5によりフィルタ処理され、不明瞭 さを伴わずに解釈できる(少なくとも)3つのレベルだけ保持するようにされ、 それに対応する電圧によって特徴付けるようにされる。すなわち、図5の略図に 示されているように、角膜点42−iに対しては明るい白(1ボルト)、瞳孔4 1−iに対しては薄いグレー(0.5ボルト)、残りのフィールドに対しては黒 (0ボルト)である。 次に、マイクロプロセッサ5は瞳孔41−iの輪郭の位置を決定し、大容量メ モリ3に記憶されたテンプレート40−iの位置と比較する。瞳孔41−iの輪 郭がテンプレート40−iに完全に含まれている場合、マイクロプロセッサ5は 、目30−1が、目29−iのための部分領域において検査位置にあるものと見 なされる。テンプレート40−iは、頭が±15°動いても目の画像がその中に 含まれたままであるものが選択される。次に、そのマイクロプロセッサ5は、瞳 孔41−iの中心と角膜点42−iの中心の位置を計算することができ、先に計 算された瞳孔41−iの中心を基準として、それと角膜点42−iの中心を比較 する。 これらの位置計算は、ディジタル化された画像の分析の各ラインごとに、電圧 としての論理しきい値の大きさの変化を認識して実行される。図6に略図的に示 されているように、しきい値の各変化は3ビットによりコード化され、変化の部 位の座標(X,Y)はそれぞれ7ビットおよび6ビットでコード化される。この ようにして、各画像に関して、瞳孔41−iの開始および終了の座標(X,Y) および角膜点42−iの開始および終了の座標(X,Y)のテーブルが構成され 、一方では、まつ毛やまぶたの動きにより発生する異常ラインが除去される。 次いで、画像は次の条件を満たす場合、一連の処理のために保持される:瞳孔 41−iの水平および垂直方向の直径が十分に大きいこと、そして角膜点42− iが正しい形状であること。 構成される座標のテーブルから、瞳孔に描くことのできる水平線および垂直線 の集合において、水平線および垂直線の中心の座標XおよびYを平均することに より、瞳孔の中心の座標XPおよびYPが決定される。角膜点42−iの中心の 座標XSおよびYSに関しても同一の計算が実行される。 最後に、瞳孔41−iの中心を基準とした角膜点42−iの中心の座標XV, YVが次の式で与えられる: XV=XS−XP、および YV=YS−YP。 XPおよびYPまたはXSおよびYSが計算できない場合、予め所定の基準に 従ってXVおよびYVに対して値が割り当てられ、それにより、不満足な結果と なった原因を分析する可能性が維持される。 視線の方向を正確に知り、それを視覚刺激画像と相関させることが求められて いる場合、瞳孔41−iの中心の座標を基準とした角膜点42−iの座標につい ての知識は、完全に正確でなければならない。しかし、A.M.Slater およびJ. Findlay("The corneal reflexion technique and the visual preference meth od: sources of error",Journal of experimental Child Psychology,1975,2 0,240-247)は、角膜点42−iの位置を瞳孔41−iの中心の位置に系統的に 関係付けることにより、視線の方向がどんなものであっても、目30−iの回転 の中心と瞳孔のジオプトリの中心とが正確に一致しないためにエラーが生じるこ とを示した。 更に、A.Bullinger および J.L.Kaufmann("Technique of recording and analysing ocular movements",Perception,1977,6,345-353)は、視線が目 30−iの中心点から遠くへ動くほど、犯されるエラーが増加することを示した 。 それにもかかわらず、彼らは、限られた数の検査ポイントでキャリブレーション を実行することにより、この問題を解決することが可能であることを実証した。 キャリブレーションは基本視覚検査を開始する前に実行され、検査の間に頭が 大きく動くことによるリスクを除去するために、新しい検査の前に常に繰り返さ れる。それは両眼に対して同時に実行される。キャリブレーションの目的は、角 膜点42−iの座標を予め読み、それに基づいて補正率を計算することである。 本装置により用いられるキャリブレーション手続は、大容量メモリ3に記憶さ れた位置決め調整検査によって実行される。キャリブレーション手続は、生物に 対してスレーブモニタ10上で、一般的に5つの視覚刺激画像を次々と提示する ことによりなされるが、新生児の場合はキャリブレーション段階を短くするため に2つだけの視覚刺激画像が提示される。各画像について、単一の基準点と、± 15°の視野を限定するグリッドの中心と四隅を示す5つの点が配置されている 。各画像はスレーブビデオモニタ10のスクリーン上に10秒間表示し続けられ る。 視覚検査の分析がリアルタイムで実行されるか事後に実行されるかに応じて、 2つのレベルの補正が認められている。 リアルタイムにおける補正について図7を参照すると、そこではキャリブレー ショングリッドは、5°間隔の直交する目盛線により示される方形のものとされ ている。2本のベクトルV0およびV1も示されている。 V0=(V0x,V0y)は、生物が中心点を見つめるときに得られるベクト ルである。 V1=(V1x,V1y)は、生物がスレーブモニタ10のスクリーン上の任 意の点を見つめるときに得られるベクトルである。 従って、中心点にはドリフト(drift)があり、その係数はCx=V0xおよ びCy=V0yである。 この状況において、中心に対するXおよびYの補正位置はそれぞれ次の式で与 えられる: V’1x=(V1x−V0x)/Cx、および V’1y=(V1y−V0y)/Cy。 事後における補正については図8を参照するが、その図は右目30−2に対し て妥当なものである。この第2の補正の目的は、大容量メモリ3または磁気テー プや着脱可能なディスケットにあるアーカイブされたデータを回収するとき、画 像の出現時間(40ミリ秒のオーダー)の制約を受けずに、非常に正確な補正率 を提供することである。 検査の前に実行され、リアルタイムでの補正のために貢献したキャリブレーシ ョンが用いられるが、用いられるグリッドはもはや方形ではなく、台形のもので あり、Xの目盛り間隔だけ一定と考えられる。従って、Xでの視線位置は、前の ケースと同じ次の式により与えられる: V’1x=(V1x−V0x)/Cx。 他方、Yにおける視線位置は、以下に示すように、XとYの2つの方向の関数 である。座標がそれぞれ(Ax,Ay)および(Bx,By)である点Aおよび Bを通過する直線dを考えると、その式はy=ax+bであり、ここで: a=(By−Ay)/(Bx−Ax)、および b=〔(By+Ay)/2〕+(a/2)x(Bx+Ax) である。 または、座標が、 Vx=V1x−V0x、および Vy=V1y−V0y。 である補正されない角膜ベクトルVについて、Vの横座標に対応し、直線dに属 する座標が(Ex,Ey)である点Eの縦座標は次の式により与えられる: Ey=(a x Ex)+b。 ここで、Ex=Vxである。 従って、補正された角膜ベクトルV’の座標(V’x,V’y)は、縦座標が +15°に等しいことが分かるので、単純な比例計算により得られる。従って、 次式が得られる: V’x=Vx、および V’y=(15° x Vy)/Ey。 補正されない角膜ベクトルの縦座標Vyが負の場合、同じ論法が用いられるが 、直線d’が点CおよびDを通過することが異なっている。 更に、左目30−1のキャリブレーションは、図6の台形の、垂直軸ABに対 する対称形を用いて得られる。 次に、図9を参照する。 検査を開始する際、オペレータは生物を支持体12上に着席させるが、その支 持体12は先行する検査の終わりに自動的に基準位置に置かれている。次いで、 オペレータは自分の座席43に座り、キーボード44によってマイクロコンピュ ータ2とのやりとりを開始する。装置の管理は“ウィンドウズ”環境を介して実 行される。この環境は、それが楽しく操作できることと、非常に広く利用されて いるために選択された。それにもかかわらず、“ウィンドウズ”では、32ビッ トで分割時間で作業すること、すなわちマルチタスクが可能ではない。しかし、 本装置は、カメラ13に捕らえられた目30の画像をリアルタイムで処理するた めに設計されている。これは、視覚刺激画像をスレーブビデオモニタ10のスク リーンに表示すること、処理された2本の赤外線基準光線37−1および37− 2により照射された両眼30の画像を捕捉すること、それらの画像を処理して視 線の方向を見出すこと、それらの画像を視覚刺激画像と相関させること、そして 一方では、両眼30−1および30−2の画像をマスタービデオモニタ4のスク リーン上の2つのテンプレート40−1および40−2内に表示することを必要 とする。目の動きに完全に追従するためには、これらのすべては40ms内に実 行されなければならず、それは1秒あたり25の画像となる。 これらの操作は、出願人により、“ウィンドウズ”環境に関係するクロックを 短絡させて専用のクロックと置き換える制御ソフトウェアが完成されることによ り可能とされている。 そのような装置の管理を提供するために、出願人は、PC互換のマイクロコン ピュータ2で、少なくとも33MHzの速さのi486DXプロセッサの機能を 備え、また、少なくとも計算部分を提供するためのマイクロプロセッサ5により 補助されたものを選択した。マイクロプロセッサ5は、例えば、Siemens 社によ り製品番号 No.166 として製造されているものとすることができる。更に、両眼 30の画像の処理とマスタービデオモニタ4のスクリーン上への表示を同時に行 うために、出願人はディジタル化ボード9をVESAバスタイプのメモリバスイ ンタフェイスとを組み合わせることを選択した。 検査の開始が知らされると、本装置はその構成要素に電圧を印加する。次いで 、2つの赤外線光源14−1および14−2のそれぞれが基準光線を放射し、そ れらの光線は前記の光学要素によって処理され、その光路に対応する半透明のミ ラー38−iにより目のための部分領域29−iの方向へと反射される。次いで 、マスタービデオモニタ4のスクリーンは2つの画像を表示するが、その各々は テンプレート40−iとカメラ13−iの1つに捕捉された画像からなっている 。捕捉された画像は、生物が検査のための最適位置にいなければ目30−iを表 してはいない。その場合、オペレータは支持体の垂直方向の位置決めを指令し、 それは移動ユニット25−2により実現され、カメラ13により供給される目3 0の画像は、少なくとも部分的には2つのテンプレート40の内部に現れること になる。 予備的位置決めが完了すると、オペレータは支持体12の自動位置決めを指令 する。マイクロコンピュータ2は、2つの瞳孔41−1および41−2の輪郭の 位置と2つのテンプレート40−1および40−2のそれぞれの位置を比較する ように、マイクロプロセッサ5に命令を与える。もしそれらの輪郭が完全にテン プレート40に含まれていれば、生物の目30は最適位置にあり、検査を開始す ることができる。他方、そうでない場合、マイクロプロセッサ5は、両眼30が 目のための領域29に向き合うためには、各移動ユニット25−iを何ステップ だけ動かさなければならないかを計算する。失敗の場合、比較によるこの手続を 繰り返す。必要であれば、マイクロコンピュータ2は、遠隔計測器17を用いて 、生物の目30と装置の間の距離を正確に求める。 生物が正確に位置決めされていると、マイクロコンピュータ2は、生物の顔で 反射される赤外線の光度を計測するようにフォトダイオード16に命令する。フ ォトダイオード16は電子回路に接続されており、その回路は選択された光度し きい値を超えるとマスタービデオモニタ4にアラームを発生することができる。 このしきい値を超えた場合、マイクロコンピュータ2は、赤外線光源14の強度 を調整するように調整ユニット11に命令し、強度がそのしきい値より低くなる ようにすることができる。 次いで、マイクロコンピュータ2は前記のキャリブレーション手続を命令し、 オペレータに対して、マスタービデオモニタ4のスクリーン上で、基本視覚検査 についての選択を提供する。オペレータはその中から、検査されている生物に適 した検査を選択することができる。 これらの検査によりデータベースが構成され、それはその後、ディスケットま たは磁気テープをマイクロコンピュータ2に入れることにより、完了させること ができる。この目的のために、マイクロコンピュータ2には、その正面に少なく とも3つの箇所を設けて、そこに、5インチフロッピーディスク、3.5インチ または5インチのハードディスク、および3.5インチ外部フォーマットの磁気 カートリッジの読み取り/書き込み装置を受け入れることができるようにされて いる。 本装置では、そのデータペースを備え、“ウィンドウズ”環境で管理されてい るので、検査される生物に適した特定の検査がどんなものであっても、各検査は パラメータで指定できるので、その検査をアイコンバーによって選択することが 可能とされている。従って、所定の視覚検査を開始する前に、マイクロコンピュ ータ2はマスタービデオモニタ4のスクリーン上にその視覚検査についての調整 可能なパラメータを示すメニューを表示する。所定の検査のパラメータの調整の ためのメニューの一例は、図10にスクリーンの画面として示されている。生物 の年齢に依存して、またはそれが抱える視覚上の問題に依存して、例えば1つの 目を特に検査するか両眼を検査するかを、選択することもできる。次いで、スレ ーブビデオモニタ10のスクリーンに表示されるべき物体の大きさ、およびその 進行速度と進行方向が調整される。図11には、例示として、基本視覚検査から 取られた、目の周辺認知を検査するための3つの視覚刺激画像が示されている。 視覚検査のライブラリはデータベースを構成しており、次の検査を提供するこ とができる。 −周辺認知、 −視力の尺度1、 −視力の尺度2、 −視覚的選好、 −追従、 −痙攣動作、 −チボーデット(Thibaudet)、 −視動性眼振症、 −視覚誘発電位(VPE)。 提供される検査は、3つのグループの方法に分類でき、それは視覚的活動また は眼球運動性に関するものである。 第1のグループは、行動的方法に関するものである。その大部分は既に自動化 の対象とされてきたが、一つの目だけの研究のためのものであり、両眼検査は除 外されている。それらは、主に、4歳未満の幼児に特に適した選択的視線の技術 と移動視標の視覚的追跡として言及される技術とを結合したものである。 本装置によって、これら2つの技術が単眼あるい両眼の検査のために提供され ていることは明らかである。 第2のグループは主観的方法に関するものであり、検査されている生物の積極 的な協力を要するものである。幼児の場合、これらの検査は30ヶ月以降であれ ば一般に利用可能である。これらの方法は自動化の対象とはならない。なぜなら 、それらは、スレーブビデオモニタ10に表示される1対の画像について、一般 的に声による反応や手による指示を要求するからである。 この目的のために、本装置は、スレーブビデオモニタ10のスクリーンに表示 される視覚刺激画像に関連したある数のキーワードを認識することができる電子 音声合成ボード46に組み合わされたボイスレコーダ45からなるボイスモジュ ールを備えている。更に、本装置は、視覚刺激画像の表示とその画像を観察した 後に検査されている生物が発する音声による応答との間に経過する“統合時間( integration time)”と名付けられた応答時間を計測することができる。従って 、このタイプの検査の完全な自動化は、画像についての視覚的統合時間にアクセ スすることを可能とするので、非常に大きな利点が提供されることになる。 例えば、モノヤー(MONOYER)タイプの検査では、オペレータは検査されてい る生物に対して、スレーブモニタ10のスクリーンに表示されている文字を声に 出して読むようにと依頼する。ボイスモジュールは、検査されている生物により 発 せられる言葉または文字を録音し、それを表示されている画像の内容と比較する 。 この検査は文字毎に、視覚刺激画像毎に、真偽の比較により分析される。オペ レータにより選択される検査パラメータと良好な反応の数との関数として、マイ クロコンピュータ2は検査の評点を採点する。 第3のグループは客観的方法に関するものである。それらは、視覚誘発電位( VPE)とエレクトロレチノグラム(網電図)の技術とを組み合わたものである 。 視覚誘発電位は、光刺激に対する外皮の電気的反応である。網膜細胞の励起に より活動電位の放電がもたらされ、光路を経由して、検査されている生物の後頭 外皮へと伝達される。次いで、これらの信号は、2つの後頭葉に対向する頭皮上 に配置された電極23により収集される。本発明において、電極23は調整可能 なヘルメット22の内部に固定されて、支持体12の背もたれ20に収納された 接続ユニット21へと接続されている。接続ユニットはまた、低振幅の複雑なア ナログ信号の捕捉とディジタル処理のための回路に接続されており、その回路は 、大容量メモリ3に記憶された数学的なプログラム、例えばフーリエ変換等、の ライブラリに結合されている。 しかし、本発明により提供されるのは、視覚刺激画像により誘発される大脳活 動の読み取りだけであり、大脳活動の分析を提供するものではない。後者ならび にその報告は、オペレータによる検査の結果としてなされなければならない。 視覚誘発電位は、バックグラウンドノイズを構成する脳電図によりマスクされ た低電圧の信号である。従って、このバックグラウンドノイズから視覚誘発電位 の信号を抽出することが必要である。 脳電図は光刺激により誘発された網膜組織の全体的な活動電位を示すものであ る。この技術は、瞳孔の予備的な拡張と角膜麻酔を必要とする。視覚誘発電位に ついてのすべての技術に関して、検査されている生物は電極23を設けたヘルメ ット22を装備されている。刺激は、スレーブビデオモニタ10のスクリーン上 に特定の視覚刺激画像を表示することによりなされる。これにより、網膜を均一 に照射するフィールド全体における刺激を得ることが可能となる。 次に、図12および図13を参照する。 視覚検査のパラメータが選択されると、マイクロコンピュータ2は、スレーブ ビデオモニタ10のスクリーン上にその検査の第1の視覚刺激画像を表示するよ うに命令する。単一または複数のカメラ13−iは検査される単一または複数の 目30−iの幾つかの画像を捕捉するのに時間を必要とする。各画像の捕捉の手 続、および、対応する角膜点42−iの座標の、瞳孔41−iの中心を基準とし た計算については前記した。リアルタイム処理の場合、マイクロコンピュータ2 に残されているのは、キャリブレーションの際に計算された補正率によって角膜 点42−iの座標を補正し、それらの補正された座標から、単眼または両眼の画 像に共通な視線の方向を演繹して、それらを表示された視覚刺激画像と相関させ ることである。 この手続は、実行される視覚検査のすべての視覚刺激画像について繰り返され る。計測された視線の方向は、図12のように、グラフ上で組み合わされる。こ れにより、目30の運動を、スレーブビデオモニタ10のスクリーンを定義する 2つの方向XおよびYにおいて時間経過と共に追跡することが可能となる。 これらのグラフから3つのタイプの情報が抽出できる。 −視線の調整の微小痙攣、これは視線または検査されている生物の微小運動に 、または、角膜点42−iの座標の計算における正確さの欠如に結び付けること ができる。 −痙攣運動、これは視野における視線方向の変化によって生じる。 −“凝視”、これは視線が同じ方向に留まる期間を特徴づける。 マイクロプロセッサ5はフィルタを備えており、そのフィルタによってマイク ロプロセッサ5は分析の目的のために痙攣運動および凝視のみを保持することが 可能とされている。 理論的には、視覚刺激画像の中心が前の画像と異なるや否や、視線の方向は変 化しなければならない。凝視の持続時間と痙攣運動の時間における位置を知るこ とにより、マイクロプロセッサ5は、この情報を、次々と表示される視覚刺激画 像のパターンの位置と相関させることができる。次いで、マイクロコンピュータ 2は、大容量メモリ3に記憶された検査パラメータと係数との対応テーブルを参 照し、最初に選択された検査パラメータに依存する係数によって結果にウェイト を与えた後、実行された視覚検査についての報告を提出することができる。この 報告はマスタービデオモニタ4のスクリーンに表示される。それはまた、オペレ ータのコマンドにより、マイクロコンピュータ2に接続されたプリンタ47によ ってプリント出力することができる。オペレータは検査の終了時に、“ウィンド ウズ”環境によって管理されるメニューから、このオプションを選択することが できる。 検査のデータおよび報告はまた、大容量メモリ3に記憶される。これらのデー タは、検査終了時に、“ウィンドウズ”(登録商標)環境により管理されるメニ ューからオプションを選択した後、ディスケットまたは磁気テープに転送するこ とができる。 次に、図14を参照する。 事後の処理場合、事後のキャリブレーション手続は、直接、角膜点42−iの 座標に適用され、リアルタイムで実行されたのと同一のデータ処理が行われる。 事後の場合、データの処理は、視覚検査が、検査されている生物の声による参 加と組み合わせて、目の動きの追跡を要求する場合、自動的である。これは、例 えば、モノヤー(Monoyer)タイプの検査の場合に当てはまる。 このタイプの検査に関しては、マイクロコンピュータ2が、音声の合成と、音 声応答時間と、視線方向の決定とを同時に(40ms未満で)管理することがで きず、また、その情報を視覚刺激画像と相関させることができないので、事後の 処理は必然である。 処理のタイプがどのようなものであっても、第1の視覚検査の終了時に、オペ レータは第1の検査の結果に基づいて更に、1つまたはそれ以上の他の視覚検査 を実行すべきかどうか決定することができる。第2の検査を実行すると決定した 場合、オペレータは、キャリブレーションを含め、上述のすべての手続を再び開 始しなければならないが、支持体12の位置には決して影響を与えてはならない 。 それとは反対に、被検の生物が十分な検査を受けたと決定する場合、オペレー タは“ウィンドウズ”環境により管理されるメニューから“検査の終了”のオプ ションを選択する。マイクロコンピュータ2は、この決定を知らされると、支持 体12をその基準位置へと復帰させるように命令する。次いで、それは調整ユニ ット11に対し、3つの光源14および15を消灯するように命令する。 本装置は、既存の装置に比較して多くの利点を有する。 −検査されている生物の位置決めは、制約が無く楽しく操作できる環境で、完 全に自動化された仕方で実行される。 −視覚病理学の検査に必要なすべての既知の視覚検査が自動化されている。 −検査のパラメータ化により、それを幼児も含めてどんな年齢のどんな人にも 適応させることができる。 −目の画像の捕捉の2つの経路により、両眼検査を実行することができる。 −データの分析および処理がリアルタイムでまたは検査の終了直後に行われ、 それにより異なる視覚検査を迅速に相互に関係付けることができる。 −本装置は、検査の終了時に、その検査の開始時にオペレータにより選択され た検査パラメータに依存して、完全に客観的な報告を提出する。 本説明において、ケーブルを流れる電気信号によって支持体の位置決めをする ための制御装置について言及した。上述の装置の代わりに、本技術分野に習熟し ている者に既知であるどんな遠隔コマンド発生装置を用いることもできる。 視覚検査は、制御された照明の場所で実行されなければならないので、その照 明を直接マイクロコンピュータのレベルで管理する設備を提供することもできる 。 産業上の利用可能性 当該検査が人間の検査に用いられる場合、その人の年齢かいくつであってもよ く、それらを他の生物、例えば霊長類等の研究に適用することもできることは明 らかである。 本装置は視覚上の病理を防止するために限定されるものではなく、それを、例 えば所定の作業が所定の人に適当であるかどうか決定するために機能研究センタ ーや労働医学センターで用いたり、任意の事件の後のシミュレーションを示すた めに専門家の事務所で用いる等、様々な状況で用いることが可能であり、また、 例えば物体をリアルタイムで案内するための、視線による制御についても適用可 能である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.目の制御装置であって、 コマンドにより少なくとも1方向に移動可能であり、かつ、生物の目のための 領域(29)を定義している、生物のための支持体(12)と、 選択された光学特性を有する光線(37−i)を前記目のための領域(29) のレベルで放射可能な少なくとも1つの光源(14)と、前記生物の目(30− i)における該光線(37−i)の反射により得られる画像で瞳孔(41−i) の輪郭と角膜を表す“角膜点”(42−i)とからなる該画像を捕捉可能な少な くとも1つのカメラ(13−i)とが固定位置に設置されているフレーム(1) と、 1つまたは複数の前記カメラ(13−i)により供給される1つまたは複数の 目の画像をディジタル化可能な処理手段であって、テンプレート(40−i)を 含む2次元グリッドを大容量メモリ(3)に記憶可能な管理処理手段と、前記瞳 孔(41−i)の中心の座標と該瞳孔(41−i)の中心を基準にして前記角膜 点(42−i)の中心の座標とを計算することにより少なくとも1つのディジタ ル化された画像を処理可能な計算処理手段とを接続して含む処理手段とを有する タイプであって、 前記計算処理手段は、ディジタル化された画像を受取って前記瞳孔(41−i )の中心の座標と前記テンプレート(40−i)を基準にして該瞳孔の輪郭の座 標とを計算可能であり、かつ、該瞳孔(41−i)の輪郭の座標と該テンプレー ト(40−i)の座標との比較に依存して少なくとも1つの目(30−i)をカ メラ(13−i)の軸に正確に位置決めするために前記支持体(12)の移動を コマンド可能なものであることを特徴とする目の制御装置。 2.請求項1記載の目の制御装置であって、前記瞳孔(41−i)の輪郭が前記 テンプレート(40−i)に完全に含まれている場合、前記処理手段が前記支持 体(12)の移動を中断可能なものであることを特徴とする目の制御装置。 3.請求項1および2のいずれか1項に記載の目の制御装置であって、前記大容 量メモリ(3)はまた、それぞれが視覚刺激画像の選択された集合により構成さ れている検査で、様々なパラメータにおける複数の基本的な視覚検査と、目の位 置決めを調整する複数の検査とに関するデータの格納に適していることを特徴と する目の制御装置。 4.請求項3記載の目の制御装置であって、前記視覚刺激画像は前記処理手段に 接続された“スレーブ”ビデオモニタ(10)により表示され、半透明ミラー( 39)により目(30)の方向に伝送され、該半透明ミラー(39)の向きによ り該半透明ミラー(39)に反射される該画像の軸が前記カメラ(13−i)の 軸と一致可能であることを特徴とする目の制御装置。 5.請求項1記載の目の制御装置であって、該装置が設置される部屋を照明する ために、前記フレーム(1)が更に、光度を調整可能な冷光源(15)を有して いることを特徴とする目の制御装置。 6.請求項1および2のいずれか1項に記載の目の制御装置であって、前記計算 処理手段が、前記大容量メモリ(3)に記憶された角膜点の座標と視線方向との 対応テーブルに依存して、前記角膜点(42−i)の中心の一連の同一な座標と 、視覚刺激画像に関連しそれに対する応答を形成する目(30−i)の視線方向 との対応を確立可能なものであることを特徴とする目の制御装置。 7.請求項1ないし6のいずれか1項に記載の目の制御装置であって、前記処理 手段が更に、前記支持体(12)の位置決め後、それぞれの目(30−i)に関 する補正率を、前記カメラ(13−i)に捕らえられた目の各画像に対して実行 される角膜点の座標と視線方向との対応に基づいて計算するために、“キャリブ レーション”と名付けられた調整検査を実行可能であり、かつ、該補正率に基づ いて補正可能なものであることを特徴とする目の制御装置。 8.請求項1ないし7のいずれか1項に記載の目の制御装置であって、前記処理 手段は、検査パラメータ/係数の対応テーブルに依存する係数により、所定のパ ラメータの検査における視覚刺激画像に対するそれぞれの応答にウェイトを与え 、かつ、該検査のそれぞれの視覚刺激画像に対応する補正されたウェイト付応答 に依存して検査報告を提供し、該報告は前記大容量メモリ(3)に記憶され、お よび/または、該処理手段に接続されたプリンタ(47)により紙に印刷される こ とを特徴とする目の制御装置。 9.請求項1ないし8のいずれか1項に記載の目の制御装置であって、前記処理 手段が更に、少なくともカメラ(13−i)に捕らえられた1つの目(30−i )の画像を所望に応じて表示するために、前記フレーム(1)に固定された“マ スター”ビデオモニタ(4)を有し、パラメータは視覚検査または視覚検査の報 告に関するものであることを特徴とする目の制御装置。 10.請求項1ないし9のいずれか1項に記載の目の制御装置であって、前記処 理手段が更に、計測可能な生物の音声と、必要に応じて、該生物が視覚刺激画像 に音声で応答するのにかかる時間とを、記録する手段(45)および分析する手 段(46)を有していることを特徴とする目の制御装置。 11.請求項1ないし9のいずれか1項に記載の目の制御装置であって、前記支 持体(12)が更に、電極(23)を備えたヘルメット(22)を前記処理手段 に接続するための手段を有していることを特徴とする目の制御装置。 12.請求項11記載の目の制御装置であって、前記電極(23)は、少なくと も1つの目(30−i)による視覚刺激画像の観察に続いて、前記生物の網膜細 胞により脳の後頭葉の方向に発せられる電気信号を収集可能なものであることを 特徴とする目の制御装置。 13.請求項1ないし12のいずれか1項に記載の目の制御装置であって、前記 処理手段はまた、 一方では前記光源(14,15)の強度を、他方では前記支持体(12)の移 動速度を調整するのに適した電力調整ユニット(11)と、 前記支持体の位置決め後、生物の顔で反射される基準光線(47−1)の強度 を計測するためのセンサ(16)であって、選択された強度しきい値を超えた場 合、前記マスタービデオモニタ(4)に警報を発することが可能な電子回路に接 続されたセンサ(16)とを有していることを特徴とする目の制御装置。 14.請求項1ないし13のいずれか1項に記載の目の制御装置であって、キャ リブレーションがなされた2つの赤外線光源(14−1および14−2)と、2 つの電荷結合カメラ(13−1および13−2)とを含むタイプであって、 各前記赤外線光源(14−1および14−2)は、前記生物の目(30−i) で反射され、前記電荷結合カメラ(13−i)により検出されるための赤外線基 準光線を放射可能であり、該電荷結合カメラの軸は該赤外線基準光線の軸と一致 し、 前記処理手段は、前記2つの電荷結合カメラ(13)により供給される目の画 像を並列にリアルタイムで処理可能であり、かつ、各目(30−i)における、 視線方向を視覚刺激画像に関連可能なものであることを特徴とする目の制御装置 。 15.請求項1ないし14のいずれか1項に記載の目の制御装置であって、前記 管理処理手段が、 前記支持体(12)の位置決めの調整と視覚検査とを管理可能なマイクロコン ピュータ(2)と、 前記制御装置を構成する要素間の相互作用を可能にする入出力管理ボード(7 )と、 前記カメラ(13)により供給される画像をディジタル化するディジタル化ボ ード(9)とを有し、 前記計算処理手段がマイクロプロセッサ(5)を有し、該マイクロプロセッサ (5)は、 前記瞳孔(41−i)の輪郭と中心との座標と、該瞳孔(41−i)の中心を 基準にして前記角膜点(42−i)の中心の座標とを計算し、 前記瞳孔(41−i)の輪郭の座標と前記2次元グリッドに含まれる前記テン プレート(40−i)の1つの座標との比較に依存して、前記支持体(12)の 位置決めをコマンドし、 前記座標から視線方向を演繹し、 前記キャリブレーションおよび前記検査パラメータのそれぞれに依存して、前 記視線方向を補正し、ウェイトを与え、 音声応答または電気信号を視覚刺激画像と相関させることが可能なものである ことを特徴とする目の制御装置。 16.請求項1ないし15のいずれか1項に記載の目の制御装置であって、前記 スレーブビデオモニタ(10)および前記冷光源(15)が前記フレーム(1) に収容されていることを特徴とする目の制御装置。
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