JPH10500329A - ディスプレイ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 筆記用具の配列を支持しそれを展示する筆記用具ディスプレイ装置（１）は、２つの直立した壁（６，７）を有し、各壁は輪郭を有する縁部（８，１０）を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】 ディスプレイ装置 本発明は、ディスプレイ装置に関する。 店舗において購買者が筆記用具を見ることができるディスプレイ装置は、真空 成形トレーから形成されている。筆記用具は、店舗のディスプレイキャビネット の引出しに保持されるトレーの浅い細長い溝に容易におくことができる。もし顧 客が筆記用具を見たいと思う場合には、それらをキャビネットから取り出すとき にトレーを動かすことができる。これは、筆記用具の表面に損傷を与える場合が ある。なぜならば、筆記用具は、トレーを収納し開閉する場合、また、それを顧 客に渡す場合に、引出しとしてのトレー内で摺動するからである。さらに、これ らの溝を有するトレイは、あまり装飾的ではなく、ディスプレイ効果に変化を与 えるようには考慮されていない。 本発明によれば、少なくとも２つの直立した壁を有する平坦な上面を有し、前 記各壁は、ほぼ円筒形の物体を受け、前記物体を支持するための或る輪郭が形成 された縁部を備えたディスプレイ装置が提供される。 本明細書において、特に筆記用具を展示するディスプレイ装置に言及する。し かしながら、この装置は、ほぼ円筒形の物体を展示するために使用することもで きる。 筆記用具は、壁によって支持されるように直立した壁に配置することができる 。 壁の輪郭が形成された縁部は、円筒形の物体を受けるようになっている複数の 溝を有することが好ましい。複数の溝を形成することによって、筆記用具または 他の物体を壁の長さ方向に対して直角にまたはある他の角度で２つの壁にわたっ て配置することができる。これによって、ディスプレイにある柔軟性、例えば、 筆記用具または他の物体を扇形に広げることができる柔軟性を与えることができ る。 少なくとも１つの壁を上面から除去することができる。前記少なくとも１つの 壁は、その対向する長い縁部の各々において輪郭が形成された細長いストリップ から成る。対向する長い縁部の輪郭は、互いに異なる。これによって、ディスプ レイ効果に変化を与えることができる。なぜならば、隣接する筆記用具または他 の物体の間の異なるピッチは長い縁部を最上端に配置することによって達成する ことができるからである。 好ましくは、この構成は、円筒形の物体が上面に接触しないように壁によって 支持することができるような構成である。第１にこの物体が表面から持ち上げら れ、上面に接触することによって損傷を受けないように保護することができる。 第２に物体は表面に接触しないように保持することができ、従って、ディスプレ イ効果において大きな効果が得られる。 壁は、比較的大きな摩擦係数を有する材料から製造することができる。これは 、ディスプレイ装置の周りに物体が摺動することを防止する。例えば、壁はポリ ビニルクロライド（ＰＶＤ）から製造することができる。 本発明の一実施例を図面を参照して説明する。 第１図はディスプレイ装置の第１の実施例の斜視図である。 第２図は、ディスプレイ装置の第２の実施例の斜視図である。 第３図は、筆記用具を扇状に配置した第２図のディスプレイ装置の斜視図であ る。 第４図乃至第７図は、壁の輪郭の実施例を示すディスプレイ装置を通る壁の部 分的な隆起部と断面図である。 第８図は、壁によって支持されている異なる寸法の筆記具の斜視図である。 第９図は、上縁及び下縁が異なる寸法を有する壁の側面図である。 ディスプレイ装置１は、タイル状の矩形または正方形ベース２を有する。ベー ス２は、上面に一対の細長い平行な溝３，４を有する。細長い溝３，４は、ベー スを横切って伸びており、上面５を等しい３つのほぼ等しい部分に分割している 。 一対の細長いストリップ６．７は、各溝３，４の厚さに等しい厚さを有し、そ の結果、ストリップ６，７が各溝３，４にきちんと受け入れられて２つの直立し た壁を形成する。 各ストリップ６，７は上方の長い縁部８と下方の長い縁部９とを有している。 各ストリップ６，７の少なくとも１つの上縁と好ましくは下縁９とには、或る輪 郭が形成されている。第１図及び第７図に示す例において、輪郭は、ストリップ ６，７の上縁８に沿って複数の３角形の溝１０を形成する鋸歯形をしている。第 ８図からよく理解できるように、３角形の溝１０は、比較的に大きな直径の筆記 用具１１または比較的に小さい直径の筆記用具１２または中間の寸法の筆記用具 １３に容易に適応することができる。 ストリップ６，７の異なる輪郭の例は、第４図乃至第６図に示され、各々は第 ８図とは異なる寸法の筆記用具を受ける溝１０を提供する。 ストリップ６，７の上方及び下方の縁部８，９の双方に所定の輪郭を形成する こともできる。各上縁及び下縁８，９の輪郭は、第９図に示すものとは異なって いてもよい。隣接する溝１０の間のピッチは、装置１で展示する隣接する筆記用 具または他の物体の間で異なる寸法を形成するように上方及び下方の縁部８，９ の間で異なる。別の例をあげると、溝１０は筆記用具１１の広い範囲の寸法に対 応するためにストリップ６，７の上縁８に比較して下縁９で比較的に深くなって いる。 ストリップ６，７は、ポリビニルクロライド（ＰＶＣ）、熱可塑性エラストマ ーまたは天然または合成ゴムのような比較的に高い摩擦係数を有する材料から製 造することが好ましい。その結果、筆記用具１１は、しっかりと把持され、装置 １を移動させたときにストリップ６からすべり落ちる傾向が少なくなる。 支持リッジ１４は、ストリップ６，７に平行にベース２の１つの縁部に沿って 設けられ、支持リッジ１４は上面５に直立している。これによって、筆記用具の 後方を停止するバックストップを形成する。さらにこの支持リッジ１４から最も 離れたストリップ６の溝１０は、リッジ１４に比較的に近いストリップ７よりも 比較的に高く、その結果、筆記用具１１はリッジ１４に対してわずかに傾斜して いる。 ディスプレイ装置の第２の例は、第２図及び第３図に示されている。この例に おいて、ベース２は図面でくさび型に示されており、筆記用具１１は後方に傾斜 している。また、第１図の例のリッジ１４の代わりに筆記用具１１の後方を支持 するバックストップとして透明なプラスティック製の壁１５が設けられている。 第１図及び第２図において、筆記用具１１はベース２の側縁にほぼ平行に示さ れている。筆記用具１１は第３図に示すように装置１にわたって扇状に配置され ている。これは、比較的小さいピッチを有する溝が配置されている１つのストリ ップ６と、比較的に大きいピッチを有する溝１０が配置されている第２のストリ ップ７とを使用し、筆記用具１１を隣接した溝１０に配置することによって達成 される。図示するように、別の例として、各筆記用具１１の上方部分は、２つの ストリップ６，７が同じかまたはほぼ同じ溝１０を有する１つのストリップ７の 交互の溝１０に配置されている。 筆記用具１１は、溝１０の下方部分が上面５から十分離れるように配置するこ とによって上面５に接触しないようにストリップ６によって支持される。これは 、上面５としていかなる材料をも使用できることを意味する。これは、上面５に 対する背景に対して制限がなく、達成すべきディスプレイ効果に自由な選択を行 うことができることを意味する。例えば、上面５は、木、金属、石、プラスティ ック等から製造される。上面５は、上面５に関して異なるディスプレイの背景を 交 互に使用することができるようにベース２に着脱可能に固定される。 所望ならば、筆記用具を支持するために２つ以上のストリップ６を使用するこ とができるが、２つのストリップ６，７で十分であることは理解できよう。 ベース２の下面は、ベース２が他のタイルまたはいくつかの支持体の上に配置 することができる溝または突出部を有する。これは、ディスプレイ装置をショー ケースの中で異なる高さに配置することができるようにし、ディスプレイ装置の 全体的な展示効果を向上させる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 少なくとも２つの直立した壁を有する平坦な上面を有し、前記各壁は、 ほぼ円筒形の物体を受けると共に前記物体を支持するための或る輪郭が形成され た縁部を有するディスプレイ装置。 ２． 前記壁の輪郭が形成された縁部は、円筒形物体を受ける複数の溝を有す る請求項１に記載のディスプレイ装置。 ３． 少なくとも１つの壁は、上面から除去可能である請求項２に記載のディ スプレイ装置。 ４． 前記少なくとも１つの除去可能な壁は、その対向縁部の各々に輪郭を有 する細長いストリップである請求項３に記載のディスプレイ装置。 ５． 前記対向した長い縁部の輪郭が互いに異なっている請求項４に記載のデ ィスプレイ装置。 ６． 前記円筒形物体は、上面に接触しないように壁によって支持されている 請求項１に記載のディスプレイ装置。 ７． 前記壁は、比較的に高摩擦係数の材料から形成されている請求項１に記 載のディスプレイ装置。 ８． 前記壁はポリビニルクロライド（ＰＶＣ）、熱可塑性エラストマー、天 然ゴム、合成ゴムから形成される請求項７に記載のディスプレイ装置。