JPH10500018A - 被覆作物システム - Google Patents

被覆作物システム

Info

Publication number
JPH10500018A
JPH10500018A JP7529589A JP52958995A JPH10500018A JP H10500018 A JPH10500018 A JP H10500018A JP 7529589 A JP7529589 A JP 7529589A JP 52958995 A JP52958995 A JP 52958995A JP H10500018 A JPH10500018 A JP H10500018A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hybrid
plant
crop
lethal
hybrid lethal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7529589A
Other languages
English (en)
Inventor
エドワード ジェイ スーザ
シャーロット イー エバーレイン
Original Assignee
アイダホ リサーチ ファウンデーション インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アイダホ リサーチ ファウンデーション インコーポレイテッド filed Critical アイダホ リサーチ ファウンデーション インコーポレイテッド
Publication of JPH10500018A publication Critical patent/JPH10500018A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01GHORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
    • A01G22/00Cultivation of specific crops or plants not otherwise provided for
    • A01G22/25Root crops, e.g. potatoes, yams, beet or wasabi
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/28Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture specially adapted for farming

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Botany (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
  • Soil Working Implements (AREA)
  • Transplanting Machines (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、ハイブリッド致死植物変種を用いる被覆作物システムを提供する。ハイブリッド致死被覆作物、例えばハイブリッド致死小麦変種は、例えば冬の間、一次作物(例えばジャガイモ)を植える前に土壌侵食を低減させ、雑草の成長を抑制するのに有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 被覆作物システム 技術分野 本発明は、雑草および浸食の抑制の分野、特に被覆作物としてハイブリッド致 死植物変種を用いることに関する。 政府の支持の表示 本発明は、U.S.Department of Agriculture Cooperative Research Servi ceにより与えられたプロポーザルナンバー91-15,Western Regional Integrated Pest Management Special Grantsの政府支持により行われた。政府は本発明に 関し、正当な権利を有する。 背景技術 ジャガイモ(Solanum tuberosum)は、パシフィック ノースウエスト(ワシン トン、オレゴンおよびアイダホ)においては重要な作物植物であり、ここでは5 00,000エーカー超えて生育している。さらに、アイダホは、高数値の種ジ ャガイモ産業を有する。 雑草は、ジャガイモの収穫に限定すると、最も重要な生命に関するストレス因 子である(Rioux等(1979)Can.J.Plant Sci.59:367−374)。雑草は、光、水お よび栄養素に関してジャガイモと競争し、収穫作業に影響する。例えば、列1m あたり1つのアオゲイトウ(Amaranthus retroflexus)は、ジャガイモ収量を28 %減少させ、列1mあたり1つのイヌエビは平均20%収量を減少させる(Vanges selおよびRennar(1990)Weed Sci.38:338−343)。さらに、雑草は、昆虫、線 虫を含むジャガイモを攻撃する害虫のすみかとなり、共通のジャガイモ病例えば アーリブライト、レートブライト、Verticilliem wiltおよびポテトウイルスX およびY(OggおよびKogers(1989)Rev.Weed.Sci.4:25−58)。 表面耕転による機械的除去および殺虫剤を用いることによる化学的除去により 、従来の雑草はジャガイモにおけるオプションを減少させる(Dallyn(1973)Am.P otato J.48:116-128)。厳密な塊茎品質要求は、雑草抑制のための機械的耕作を 用いることを制限する。複数の耕作は土壌をコンパクトにし通気性およびジャガ イモ成長が低下し、収穫におけるジャガイモを傷つける土塊を生成する(Clliham (1989)Univ.of Idaho Bulletin No.695)。耕作は葉および根に直接損傷を与え 、収量を減少させ塊茎品質を低下させる。雑草抑制のみの耕作を用いたグロアー は、除草剤を用いたグロアーとくらべて12〜20%の収量損失を示した(Callihan( 1989)Univ.of Idaho Bulletin No.695)。種成長領域において、ジャガイモ発 生後の耕作は病気を拡散させる。 ジャガイモはパシフィックノースウエストでは重要な作物であるが、これは、 農業化学会社によっては全国的展望から顕著でない。従って、除草剤は、ジャガ イモに用いるのにほとんど登録されておらず、実験化合物はほとんど評価されて いない。6種の除草剤、トリフルラリン、ペンジメンタリン、EPTC、メトラ クロロ、メトリブジンおよびセトキシジムのみが、現在アイダホおよびワシント ンにおいてジャガイモに用いるのに登録されている。これらのうち、メトリブジ ンが主に用いられている。その理由は、他の入手できる化合物は一次(または単 にセトキシジムの場合)草抑制除草剤だからである。対照的に、メトリブジンは 、ジャガイモを生産するうえで問題である広範囲の広葉および雑草を抑制する。 メトリブジンは、ジャガイモ植物の発生の前後に用いることができ、発生後のジ ャガイモの広葉雑草を抑制する唯一の除草剤である。 ジャガイモにおける雑草抑制へのメトリブジンへの大きい依存は、メトリブジ ン耐性を有する雑草、例えばヘアリーナイトシェード(Solanum sarrachoids)へ と変化した。トリアジン除草剤に対する耐性を有する雑草群は発生し、例えばト リアジン耐性パウエルアマランス集団は、最近サウスセントラルアイダホで発見 された(Eberlein等(1989)Weed Sci.40:507-512)。メトリブジンは、さらに欠点 がある。これは、ジャガイモのローテーションにおける穀類作物の成長を損傷す る残留除草剤である。メトリブジンは、ワシントンの代表的なジャガイモ生産地 域の低有機砂質土壌において容易に浸出し、アイダホの主要なジャガイモ生産地 域の低有機シルトローム土壌に適度に浸出する(Eberlein等(1989)In Herbicide Handbook of the Weed Science Society of America第6編、第183-185頁)。メ トリブジンによる地下水の汚染はウィスコンシン(ビンニング、1990)およ びミネソタ(ミネソタ州セントポール、Wyse.D.L.ミネソタ大学、パーソナル コミュニケーション)においてジャガイモを生産するのに用いられるかんがい砂 において検出された。 これらの環境的欠点はさらに、メトリブジンを雑草を抑制するのに用いるのを 損なう。さらに、化学除草剤のみに依存することは、近い将来ますます厳重な規 制抑制に限られる。さらに、雑草抑制に化学除草剤を用いることは、ジャガイモ 作物をますます重要な「有機生産」消費者市場において販売するのを妨げる。 従って、ジャガイモ耕作における雑草抑制用の他のものに対する必要性が明確 である。さらに、この必要性は、今日米国で栽培されているほとんどすべての作 物に拡大されている。新規な雑草抑制技術に関する研究は、部分的に生物学的抑 制機構に向けられている。このようなオプションの1つは、競合性被覆作物を用 いることである。 被覆作物は、収穫される作物(ここでは「生産作物」と呼ぶ)の前または同時 に植えられる作物である。被覆作物は、代表的に植えられていない土地において 発生する土壌浸食を低減し、農地中の雑草の成長を低減する。被覆作物は、ミシ ガンにおける若干の野菜(Putnam等(1983)J.Chem.Ecology 9:1001-1010)および とうもろこし(Zea mays)およびミネソタにおける大豆(Calycine max)(Warnes等( 1989)Effect of precipitation and management on weed control and crop yie lds with a winter rye cover crop system,Ayronomy Abstracts,第296頁)に おいて雑草抑制に好首尾に用いられている。ミシガンにおいて、秋植え小麦(Tri ticum aestivum)またはライ(Secale cereal)が除草剤で抑制され、次の春にそれ ぞれ84および56%の雑草バイオマス減少があった。ミネソタにおいて、翌春に化 学的に除草した秋植えライは、小種雑草、例えばコチア、アオゲイトウ、コモン ランブスクォーターおよびグリーンフォクステイルの約30日抑制を与えた。 被覆作物と生産作物との間の競争を防止するために、被覆作物は、生産作物の 生育前に農地から除く必要がある。現在2つの方法がある;農場で被覆作物を機 械的に除去することおよび除草剤を用いて被覆作物を化学的に除去すること。こ れらの方法には両方欠点がある。機械的除去には、農地をさらに耕すことが必要 であり、除草剤散布は、被覆作物を避けようとする化学物質を再び取り込む。ま た、除草剤での被覆作物の除去は、生産作物が有機生産物として販売することが てきないことを意味する。これらの欠点のために、被覆作物は現在限られた規模 でしか用いられていない。 米国特許第5,278,057号明細書(Jorgensen,1994)には、優性コンディショナル 致死マーカーを遺伝子工学方法により導入した被覆作物が記載されている。この ような被覆作物は、殺されて、マーカー遺伝子により有毒代謝物に変化した化学 物質を用いることにより再び植えるために農地を自由にする。ここで再び、被覆 作物の除去は、化合物を農場に用いる他の工程が必要である。 本発明の目的は、ジャガイモを含む作物の雑草抑制および土壌汚染を減少させ る新規な手段を提供することにある。本発明の他の目的は、化学除草剤を用いず に、土壌汚染および雑草成長を減少させる手段を提供することにある。 図面の簡単な説明 図1は、ハイブリッド致死被覆作物を用いて土壌汚染および雑草成長を、一年 生作物の成長前および成長中に減少させることを示す図式図である。 発明の開示 定義 本明細書中で用いる用語および略語の説明は以下の通りである: CMS:細胞質雑性不捻−雄植物における不捻として表現される植物遺伝子型。 不捻性雄植物は、機能的花粉を生成せず、雄性不捻の系は雌植物を介して遺伝す る。CMSは、ハイブリッド作物植物例えばとうもろこしの生産において広範囲 に用いられる。一般にSuzuki等(1981)An Introduction to Genetic Analysis,6 53、W.H.Freeman & Co.参照。 ハイブリッド:異なる遺伝子型の親を含む任意の交配により生じた植物。 ハイブリッド致死:HN 参照。 F1世代:(また「F1」)-2種の親植物を交配させることにより発生する第1代世 代。 F2世代:(また「F2」)-F1世代のセルフィングまたはインタークロシングにより 発生する第2代世代。 最終世代:各連続世代の場合に2種の特定の世代および後代のセルフィルグまた はインタークロシングで開始する交配の制御されたシリーズにおける後代の連続 世代 バッククロシング:F1植物をその親先祖から交配すること。このようなバック クロスの子孫植物は、バッククロストまたは「BC」プラントという。 HN:ハイブリッド壊死−壊死フェノタイプを生成する植物の遺伝子状態。ハイ ブリッド壊死のタイプは温和(若干の徴候)から重大(植物の死)まで変化する 。HNは、ブリーディング、2種のインコンパチブル優性対立遺伝子を1つの植 物で組み合わせることにより発生する。これらは、Ne 1 およびNe 2 として冬小麦の 変種で好都合に表現される。従って、冬小麦植物のハイブリッド壊死またはハイ ブリッド致死は、Ne 1 Ne 2 の遺伝子型を有する。これらの対立遺伝子からのリセシ ブフォームは、冬小麦植物で壊死を生じず、それぞれne1およよひne2として表現 される。また他のハイブリッド致死対立遺伝子が冬小麦において見出され、異な るハイブリッド致死遺伝子型が他の植物種および変種で見出される。Ne1,Ne2, ne1,ne2を用いて本発明の一例を示し、本発明を実施するのに用いることができ るハイブリッド壊死植物のタイプを限定しない。ハイブリッド壊死冬小麦のこれ らの特定の対立遺伝子の相互作用を以下に示す。 本発明の説明 本発明は、ハイブリッド致死植物を用いる被覆作物システムに関する。ハイブ リッド致死植物は、一般的には早く死ぬようにできている。従って、被覆作物と してハイブリッド致死植物を用いることにより、除草剤または機械的耕転が全く またはほとんど不要である。従って、本発明は、被覆作物の雑草および浸食抑制 への有用性を大きく拡大する。 ハイブリッド壊死植物例えばハイブリッド壊死小麦植物は、文献(一般にZeve n(1965)Euphytica 14:239-243)中に前に記載され、従来の知識は、市販の小麦ラ インへのハイブリッド壊死遺伝子型を導入する可能性を避ける。不所望な特性か 収穫を最大にするのが目的の際に妨げるからである。 本発明は、始めてハイブリッド致死特性が被覆作物に有益であることを認識す る。従って、本発明の中心観点は、ハイブリッド致死フェノタイプを発現する被 覆作物を作り、用いることである。一例において、本発明は、一年生作物を植え る前にハイブリッド致死植物を植えることを含む、生産作物の成長における雑草 および侵食抑制法を提供する。ハイブリッド致死植物は、生産作物の成長をほと んど妨げることなく、除草剤散布または機械的除去を必要とせずに死ぬ。ハイブ リッド致死被覆作物植物が生産作物の成長をほとんど妨げないように、被覆作物 が、生産作物の発生時または発生前に死ぬのが好ましい。好適例において、被覆 作物は、生産作物の発生の2週間前以内に死ぬ。他の好適例において、被覆作物 は生産作物の発生と同時に死ぬ。 本発明の一例において、生産作物は、「ノーティル」プランティング装置で植 える。植え方は、被覆作物をほとんど邪魔しない。従って、被覆作物は、生産作 物の発生まで雑草または腐食を抑制する。この状態で、ハイブリッド致死被覆作 物は、被覆作物が生産作物の成長をほとんど妨げない時に死ぬ。 一年生作物の成長のコンテクストにおいて用いられる被覆作物の使用を示す一 般的図式図を図1に示す。 本発明の他の例において(ここでは改良被覆作物システムという)、ハイブリ ッド致死植物は、上記したように農場に植える。しかし、被覆作物をほとんど邪 魔せずに一年生生産作物を植えるよりは(ノーティルプランディングを用いて) 、生産作物を、生産種を植える列における被覆作物をほとんど除去する従来のプ ランティング機械で植える。この例のプランティング方法は被覆作物を生産作物 の列から除去するが、被覆作物の死のタイミングが生産作物の発生とちょうど合 う必要ない。プランティングで除去されなかった被覆作物(例えば植えた列の間 )は、死ぬまで雑草および侵食を抑制する。 記載したように、本発明の被覆作物システムは、一年生作物、例えばジャガイ モおよび、多年生植物、例えば果樹、ブドウおよび茎作物の生産に用いられる。 多年生作物において、壊死ハイブリッド被覆作物は毎年植えかえる。 本発明の実際において有用なハイブリッド致死植物の例は、小麦種、例えば冬 小麦である。下記のように、ハイブリッド致死冬小麦を被覆作物として用いると 、一年生ジャガイモ作物において優れた侵食および雑草抑制を示す。 また、本発明は、被覆作物システムを実施するのに有用なハイブリッド致死植 物を提供する。特に、本発明は、細胞質雄性不捻ハイブリッド致死冬小麦変種を 生産する。好ましくは、このようなハイブリッド致死冬小麦変種は、確実なスプ リングスタンド、マイルド冬眠および早春成長;高い耕転能力;および広葉を生 産する十分なウィンターハーディネスを特徴とする。このようなハイブリッド致 死冬小麦変種は、代表的遺伝子型Ne1,Ne2である。 死ぬ前にハイブリッド致死被覆作物植物が成長する程度は、被覆作物により生 じる侵食抑制および雑草抑制の効率に影響する。若干の範囲まで、被覆作物のす べての成長は土壌侵食および雑草成長を抑制する。 死ぬ前のハイブリッド致死被覆作物の成長は、植物の乾燥重量バイオマスの測 定により決定される。好ましくは、本発明の冬小麦変種は、死ぬ前に植物の乾燥 重量あたり少なくとも10g、このましくは少なくとも植物あたり25gの平均バイオ マスを生産する。もっと好ましい例において、ハイブリッド致死冬小麦は、死ぬ まえに少なくとも植物あたり50gのバイオマスを生産する。しかし、好ましいバ イオマスは、植物の密度、プランティングのタイミング、栄養素および水取入性 を含む多くの要因により決定される。さらにハイブリッド致死冬小麦は、前記の ように提供され、フィギュアは他の小麦の変種およびハイブリッド致死植物タイ プにより変化する。当業者にはわかることだが、適切なハイブリッド致死作物植 物を生産作物のアイデンティティ、領域のクリメートおよび土壌状態および用い る被覆作物のタイプを考えて、選択できる。 また、作物の発生時または発生前に死に、細胞質雄性不捻源をNeキャリヤーと 交配させ、これにより細胞質雄性不捻源をこれにおいて用いて雌ラインとしてす べて交配しこれにより合成F1種を生成し、 F1種をNeキャリヤーに1回以上バッククロスしてBC種を得、 BC種とインコンパテブルNe対立遺伝子をキャリーする受粉媒介者ラインとを 交配させてこれによりハイブリッド致死後代を形成し、 除草剤を用いずに作物の発生時または発生前に死ぬハイブリッド致死後代を選 択することにより形成したことを特徴とするハイブリッド致死小麦変種を提供す る。 これらの段階は、他の植物種および変種のハイブリッド致死被覆作物を生産す るのに適する。 本発明の実施態様 本発明は、(1)一次作物(ジャガイモ,ピーナッツ、大豆等)を植える前に冬 の間土壌の侵食および雑草の成長を抑制する;(2)被覆作物の成長をさせない;(3) 被覆作物が保護する一次作物に生じうる受け入れられる成長の死を促進する遺伝 子ディスオーダーを有する植物変種、例えばハイブリッド致死小麦変種を用いる 被覆作物システムを提供する。 被覆作物は、現在広く用いられていない; 用いられる例において、除草剤で植 える前に除去される。本発明のハイブリッド致死被覆作物は、現在入手できる作 物と置き換え、被覆作物が用いるのが実際的でなく不経済であるため広く用いら れていない状況に広く適合する。 本発明には、3つの概念がある(1)F1種の生成(2)ハイブリッドの早い成長(3) エコノミック作物の妨害を最小する適切にタイムされたセンセンス。 ハイブリッド致死被覆作物の1つの例はハイブリッド致死冬小麦である。例え ばジャガイモの雑草および土壌侵食に対する秋植え冬小麦被覆作物システムには いくつか利点がある。冬小麦は、パシフックノースウエストでウエルアダプトさ れ夏一年生種と高度に競争する。主な種は夏に群がり、コチア、カラスムギ、ア オゲイトウ、コモンラングスクオーター、グリーンフォクスティルおよびヘアリ ーナイトシェードを含む。冬小麦の勢いよい成長は、夏一年生ライフサイクル、 コチア、ワイルドオート(Avena spp.)およびコモンラングスクオーター(Oggおよ びDanson(1984)Weed Sci.32:327-335)をディスラプトする。まえの研究(Putman 等(1983)J.Chem.Eolsgg 9:1001-1010)はまた、死んだ小麦は、レータージャー ミネーティング種、例えばアオゲイトウ、グリーンフォクスティルおよびヘアリ ーナイトシェードの発生および成長を妨げることを示唆する。 ジャガイモはロークロージャーがおこると雑草と大いに競争し、被覆作物をマ ニプレートして、雑草抑制を最大にし、ジャガイモの成長への影響を最小にし、 除草用途への必要を除去する。 一般に、ジャガイモは、発生まで3−4週間かかり、農場は十分な天蓋が発生 して土壌を保護するまで激しく侵食される。かんがいジャガイモ、特にローリン グトポグラフィーで成長したものは、冬にかんがいから浸食される。秋植え被覆 作物は土壌を冬から春まで、春から夏まで浸食から保護する。最後に被覆作物は 前の作物により用いられない窒素をスカベンジし、水中への窒素浸出を減少する 。 ハイブリッド致死の利点 機械的に被覆作物を除去するかまたは除草剤を用いて被覆作物を殺して収穫を 減らすことは必要である。本発明は、雑草を抑制するのに十分長いが生産作物と 競争するには短いライフサイクルを有する被覆作物を開発することにより、機械 的工程または化学物質を不必要にする。このことは、ハイブリッド壊死を利用す ることにより達成される。 ハイブリッド致死は、2種の座における優性対立遺伝子(Ne1,Ne2)のインコン パチブルエピスタティック作用により発生する生理病である。遺伝子インコンパ チビリティは1種の優性対立遺伝子をキャリーするF1ハイブリッドに見られる。 マイナーコンディションで、黄葉が発生し、重大な遺伝子型が致死反応を有する (Ausmas等Genetig and Inheritance,In: Wheat and Wheat Inprovement,Qurse nberyおよびReitz 編、ASA Madison WI(1967))、Hermsen(1963)は、弱(NeW)〜強 (Nes)壊死反応を示す両方の座における一連の対立遺伝子の特性を記載した(Euph ytica 12:147-160)。ハイブリッド壊死の遺伝子型は(1)Ne1Ne1ne2ne2(Ne1キャリ ヤ)(2)ne1ne1Ne2Ne2(Ne2キャリヤ)および(3)ne1ne1ne2ne2(ノンキャリヤ)である 。ホモジガスまたはヘテロジガス状態のNe1およびNe2の組み合わせは、ハイブリ ッド壊死を生じ、F1植物における壊死の程度はN1およびNe2のアレリズムによる 。9クレードの壊死が見られる。 グレードが0〜3:弱ネクロシス(通常の種が生じる) グレード3−6:中程度の壊死(中程度の徴候、早熟種) グレード6−7:重大な壊死(種なし) これらの壊死のグレードを下の表5に一層詳細に記載する。 複数の対立遺伝子Ne1Ne2を記載するにあたり、記号w,wm,m,msおよび sを用いる。w=弱、m=中、s=強である。Ne1およびNe2キャリヤー間の交配 は、F1後代を生じるが、親が同一の遺伝子を有するかまたはノンキャリヤー が親の1つである際には、こうでない。 被覆作物として壊死ハイブリッド小麦変種を用いることは、不捻インブレッド 小麦(即ち市場生産で通常の小麦)にまさる多くの利点を有する。壊死ハイブリ ッドは、化学的に殺して、ジャガイモとの競合を低下させ、費用および化学適用 の環境破壊を除去しジャガイモ天蓋クロージャーまで雑草を抑制する必要がない 。さらに、被覆作物は機械的被覆作物が実際的でないかまたは効果的でない場合 には、低いインプットまたは有機ロークロップを生成するのに用いることができ る。壊死小麦が種を作らないため、フェデラルファールプログラムにおけるグロ アーへの割りあては数えない。 ハイブリッドは、エマスクレーションおよびクロスポリネーションにより合成 され、これは一般的研究の種の少数を生成するのに有用である。あるいはまた、 化学不妊剤(ガメトサイド)は1つの親からの雄性不捻を除去するのに用いられ る(雌植物)。不妊ラインは、アウトクロスして、他の親のプロットと隣接する (雄植物と示す)。雌親から収穫した種は、真のF1ハイブリッドである。雄親は 、穀物として販売される自己受粉した種を有するが、種としてではない。F1ハイ ブリッド種を生成する好ましい方法は、細胞質雄性不捻(CMS)であるが、これは 用いて市場が入手できる小麦を20年間生産する。壊死ハイブリッド小麦の市場生 産は、CMS細胞質を雌核遺伝子にバッククロスすることにより促進する。CMSを用 いた通常のハイブリッドは、不捻レストア遺伝子をレストア(R)ラインにトラ ンスファーすることが必要である。しかし、ハイブリッドは、アンセシスの前の 意図のため、不捻レストレーションは不要である。実際不捻は、壊死ハイブリッ ドに、ボランティア小麦をその後の作物において不競合壊死を除去するの望まし い。 作物において望ましい他の特性は以下のものを含む。 (1)雑草抑制に導く成長 ○十分な春スタンドを生成するために十分なウィンターハーディネス ○マイルドウィンタードーマンシーおよびアーリースプリング成長 ○高い耕転機能 ○広葉 (2)市場で入手できる種生産 ○被服作物に対するカルチバーは、ローカルグローイング条件に適合する ○ハイブリッドを用いた場合には、親は好ましくはコンパチブルレートを有し 、開放受粉を促進する花形態を促進する。 ハイブリッド壊死小麦変種の遺伝子型は本発明で有用であり、以下の例に記載 する。他のハイブリッド壊死変種は、 18:43−57に提供されている。冬小麦キャリーハイブリッド壊死の範囲は 、the United States Department of Agricutture National Germplasm System から入手できる。これらは、以下の表1に示すカルチバーを含む。 当業者には容易にわかるが、以下の実施例は、ハイブリッド壊死冬小麦変種を ジャガイモの被覆作物として用い、この原理は、ハイブリッド壊列因子または類 似の雑草抑制、土壌浸食、水撥性、または作物の土壌表面による。 またハイブリッド被覆作物は、雑草を抑制するのに有用である。代表的な作物 は春に壊死する秋植えがある。現在、雑草抑制オペレニアルには、機械除去され ないものがある。被覆作物を下で耕すと、土壌は浸食される。被覆作物を機械的 に除去すると、他の農地作業が必要である。ハイブリッド致死被覆作物は、両方 の問題を解決し、耕したり被覆作物を機械的除去する必要がない。 一般に、本発明により特徴づけられる、致死フェノタイプは、胚または苗の発 育に影響しないハイブリッドまたはノンインブレッド植物とインコンパチブルで あるが後に植物個体発生において発現する。 以下の実施例は、特に被覆作物としてハイブリッド壊死冬小麦を用いることに 関する。しかし、ハイブリッド壊死システムは、冬小麦:デューラム小麦および 他の四倍体小麦に関し、これには が含まれる。またハイブリッド壊死遺伝子システムは、triticale,X.tritosec ale,およびryep Secale spp.(Ren and Lelley(1988) Plant Breeding 100:173-1 80; RenおよびLelley(1990)Genome 33:40-43).が含まれるがこれは限定されな い。ハイブリッド壊死システムはまた、トマト(Lycopersicon esculentum,Aga dzhanyan(1991)Sov.Genetics 26:955-960).に報告されている。小麦のハイブリ ッドクロロシスシステムは、(Tsunewaki(1992)Genome(35:594−601) 本発明の実際に適する被覆作物を提供する。ハイブリッドクロロシスという半致 死トウモロコシはまた、(Yudin and Lukin(1991)Sov.Genetics 27:305-311)に報 告されている。従って、当業者にはわかるが、本発明はハイブリッド壊死冬小麦 の使用には限定されず、他の植物もまた被覆作物として用いられる。 実施例実施例1 雑草抑制およびジャガイモ成長に対する冬小麦被覆作物の影響 実験1:化学的に殺した冬小麦 被覆作物としてのハイブリッド致死冬小麦の効力を測定するために、種々の時 間で化学的に殺した通常の冬小麦を、ハイブリッド致死表現型の模造出現への生 産作物の発生に対して用いた。生産作物としてジャガイモを用い、被覆作物とし て秋植えウエストンを用いた。小麦を殺すのに用いた化学物質を、ジャガイモ作 物の発生時に用いた。小麦被覆作物をジャガイモ発生の2週間前に殺し(2WB E)1週間前(1WBE)または発生時(ATEM)に殺して、ジャガイモへの 影響が最小になる最適時間を決めた。 雑草がある、およびない処理を含ませて成長および収穫への影響を分けた。こ れらの実験を、the University of Idaho Aberdeen Research and Extension Ce nter, Aberdeen,IDにおいて行った。 化学的に殺された被覆作物システムにおいて、実験は、4通りの無秩序化完全 ブロックのファクトリアルアレンジメントであった。ファクターは、雑草インフ ェステーション(雑草あり対雑草なし)および被覆作物を含んだ。被覆作物は( 1)冬小麦被覆作物なし(2)2WBEで殺した冬小麦(3)1WBEで殺した 冬小麦および(4)ATEMで殺した冬小麦を含んでいた。 冬小麦を、9インチおき、60ポンド/エーカの列に、ジャガイモ作物用に準 備した床に秋植えした。ジャガイモは、翌春に冬小麦中に直接ノーティルシード した。グリフォセート(Monsamto,st.Louis,Mo)を選択性アプリケーターとし て用いて、冬小麦を殺した。個別プロットサイズは12フィートバイ70フィー ト(4ポテトロー、31インチ間隔)とした。実験領域を、ヘアリーナイトシェ ードに、コチア、アオゲイトウ、コモンランブスクォーターおよびグリーンフォ クスタイル、コモンウィズ、ポテトのパシフィックノースウェストでナチュラル インフェストした。雑草バイオマスバイ種を0.25m2クオドラット/プロッ トで成長季節に測定した。雑草集団は成長季節中を通して計数した。種による発 生時間をすべての処理について記録した。 バイオマスを各殺した日付で測定し、成長季節2〜3週おきとした。フィーク ステージ10,20,30および40(達すれば)の日付を冬小麦に関して記録 した(Nelson et al.,Growth Staging of Wheat,Barley,およびWild Oat,Mont ana State Ewperimental StationBulletin,1988参照)冬小麦残を成長季節中2 〜3週間おきにSoil ConservationService standards(Anonymors,Picture Your Residue,USDA Soil Conservation SERVICE,SCS-CRV-02,1992年4月)を用い て評価した。ジャガイモの成長および収穫への冬小麦の影響を、成長季節を通し てのジャガイモ葉面積およびバイオマス蓄積およびポテトチューバーイールドお よび品質を10月の最後の収穫時に測定することにより決定した。 ジャガイモ/小麦作物を、昆虫集団の変化について監視した。雑草のあるおよ びない被覆作物のプロットの集団を成長季節を通してシステマチックインセクト スイープおよびプラントティシューコレクションで2〜3週間おきに測定した。 植物組織における昆虫集団を、バーレスファンネールに集めた。被覆作物および 被覆作物なしプロットの集団を、有益および有害昆虫の数について比較した。 実験2:改良冬小麦被覆作物システム ジャガイモに関する改良冬小麦被覆作物システムを試験した。このシステムに おいて、1つのジャガイモ列にプランティングオペレーションで機械的に殺した (即ちジャガイモを、ノーティルプラントではなくスタンダードプランターで植 えた)。次に、選択性除草剤をジャガイモ列に対してバンドし、列の間の小麦を グリコセートでジャガイモ発生直前に殺した。 実験1および2の結果 前期表2〜4のように、冬小麦は、ジャガイモに対して顕著な雑草抑制を提供 した。雑草抑制の程度は、小麦殺日により変化した。2WBEで小麦を殺すと、 6月に受け入れられる抑制が示された;1WBEで殺すと、7月に受け入れられ る抑制が示された;ATEMでころすと、季節を通じて優れた雑草抑制が示され た(表2)。 2WBEおよび1WBE処理で季節を通じて優れた雑草抑制を得るには、小麦 被覆作物システムにより得られた雑草抑制を、メトリブジンの後発生適用の低下 した速度で加えた。2WBEと1WBE処理を季節を通じて維持すると、U.S .#1(マーケタブルチューバー)収穫は被覆作物なしとは顕著に異なる(表3 )。 雑草処理はATEM処理で優れていたが、U.S#1ジャガイモ収穫では被覆 作物なし雑草なしコントロールより31%減った。収穫損が生じた。シック小麦 マルチが土壌をシェードし、シェードされた土壌は低温であり、この結果ジャガ イモの発生が遅れたからである。シックマルチは新たに収穫したジャガイモライ ト インターセプションを低下させ処理が遅れた。改良冬小麦被覆作物システム では、ジャガイモ列のすぐ上の小麦をプランティングオペレーションで機械的に 殺し、列の間の小麦をジャガイモの発生直前に殺し、全体としての雑草抑制は極 めて良好であった。列の間の小麦は良好な雑草抑制を与え、列の上にバンドした 除草剤は優れたインローコントロールを与えた。ジャガイモ列の上の小麦は植え ている間に死んだため、ノーティルATEM処理で生じた土壌温度およびライト インターセプションの問題はなくなった。この結果、改良冬小麦被覆作物システ ムにおけるチューバーイールドは雑草なしコントロールのイールドに等しかった (表4)。改良冬小麦被覆作物システムは、グロアーですぐ用いるのに好都合で ある。ノーティルプランターを買わなくてすむからである(グロアーは現在、ス タンダードプランターを使用し、これは列の上に成長する被覆作物を邪魔するか らである)。 被覆作物および被覆作物なしプロットにおいて、昆虫集団をAberdeenで監視 した。コロラドポテトビートルおよびグリーンピーチアフィッドのペスト種は被 覆作物および被覆作物なしプロットに類似した。 雑草抑制に加えて、冬小麦被覆作物システムは、優れた浸食抑制を示した。1 WBE処理からの残りは、1992年の成長季節の間平均65%の土壌被覆およ び1993年季の間40%の被覆を与えた。これはSCSラインランセクトシス テムで評価した。処理ATEMからの残りは1992年の成長季節の間平均73 %の土壌被覆および1993年季の間70%の被覆を与えた。 実験3 ハイブリッド壊死冬小麦 種々のレベルの壊死応答の有用性を試験した。中程度(例えばNe1 wne1,ne2 Ne2 ms)から重大(Ne1 sne1 ,ne2Ne2 s)までのハイブリッドを人工受粉で形 成した。親の組み合わせ、続いてハイブリッド組み合わせをHermsen(1963)Euphy tica 12:147-160,およびZeven(1965)Euphytica 14:239-243,(1967)Euphytica 1 6:18-22,(1968)Euphytica 17:46-83,および(1969)Euphytica 18、43-5.により 生成した。クロシングデザインをNeとNe2との間に形成し、以下の表5に示 した。ハイブリッドを、壊死の開始のタイミング、壊死の強度およびシードセッ トについて農場で評価した。ハイブリッドの親を、ハイブリッド壊死種の市場の 生産に対して重要な因子、開花のタイミング、アンサーイクストルージョン程度 、ウィンターサバイバル、チラーリングについて評価した。この試験から得られ た情報を用いて第2世代壊死をジャガイモ作物およびその雑草の最適化された相 互作用で改良した。 実験3の結果 ハイブリッド壊死小麦ラインを1992年から1993年まで試験した。1〜 8の植物の複製プロットを、1992年の9月はじめに植え、壊死の開始を監視 した。農場には、ハイブリッドの親を含ませた。ハイブリッドを、親と比較して 、これらがアクシデンタル自己受粉でなく真正であることを確認した。プロット は、4月中ばから6月中ばまでのレギュラーベーシスの壊死に関して試験した。 プロットの半分は、1993年6月に収穫し、この時ほとんどの親の頭は旗状葉 から発生し、他の半分は1993年9月にプラントマチュリティーで収穫した。 かなりの量のバイオマスを生産する前に最も重大なハイブリッドを感知した。こ れは被覆作物には適しない。発育が乏しく、土壌浸食および雑草除去に乏しいか らである。最適な壊死の制御およびバイオマス生産の組み合わせは、5月の間の 拡張した壊死に達したラインであった。これらは代表的にはハイブリッド組み合 わせであり、ここで1つの親は重大な壊死対立遺伝子(Ne1 s またはNe2 s )を 有し、他の親は中程度の壊死対立遺伝子(Ne1 m またはNe2 m )を有していた。 従って、壊死およびバイオマス生産の最適な組み合わせを生じる遺伝子型はNe1 m Ne2 s およびNe1 m Ne2 m を含むがこれには限定されない。好ましくは、このよう な最適なハイブリッドの老化は、被覆作物試験における殺日付と同一の被覆作物 死である:1WBEまたはATEM。 ATEMまたはその直後に死んだ小麦は、本発明の被覆作物システム例えば改 良冬小麦被覆作物システムにおいて、極めて良好に作動した。例えば、「ポンカ 」に対するほとんどの交配は、発生よりずっと前に死んだ(発生の約2〜3週間 前)。望ましいハイブリッドは、たとえばNe2キャリアとポンカとの組み合わ せであり、中程度の量のバイオマスを老化前に生産する(例えばポンカ/ノード デスプリー)。好ましくは、本発明のハイブリッド冬小麦変種は、死ぬ前に植物 乾燥重量あたり10g以上、好ましくは25g以上のバイオマスを生産する。一 層好ましい例では、ハイブリッド致死冬小麦は、死ぬ前に植物あたり少なくとも 平均50gのバイオマスを生産する。 壊死冬小麦をノーティルまたは改良冬小麦被覆作物システムで用いると、グリ ホセートを用いて小麦を殺す必要がない。 生産費用を低下させ、壊死ハイブリッド技術を広く入手できるためにNeキャ リヤライン(「リカレント親」)例えば「ポンカ」および「ワサッチ」の核遺伝 子を細胞質雄性不捻遺伝子型とパッククロスさせる。従って、例えば、リカレン ト親は、ドナー親としてT.Aestivum遺伝子型とT.Timopheevi細胞質を用いて 、T.Timopheevi Zhukou細胞質にクロスされる。T.Timopheevi細胞質は通常 のT.Aestivumゲノムとコンパチブルでなく、雄体不捻を生じ、他の顕著なマラ ディーを生じない(WilsonおよびRoss(1962)Wheat Info,Serv.14:29-31)ことが 示された。バッククロスでリカレント親ができる。ブリーディングストラタジー は実施例2に示す。 実施例2 被覆作物に関する壊死ハイブリッド小麦の発育のブリーディングプロ グラム 1年目:温室交配 F1種の合成:CMS源とNeキャリヤーとをCMS源を雌ラインとして用い て交配させる。すべての以降の交配についてCMSキャリー源を雌として用いた 。 BC1種の合成:バッククロス1(BC1)種を成長させNeキャリアーにク ロスバックする(「リカレント親」)。 2年目:温室交配 BC2種合成:BC1種を成長させ、リカレント親にクロスバックする。 BC3種合成:BC2種を成長させ、リカレント親にクロスバックする。 3年目:温室交配 BC4種合成:BC3種を成長させ、リカレント親にクロスバックする。 「A」ライン種合成:BC4種を成長させ、リカレント親にクロスバックする 。この交配からの種を以下でAライン種と呼ぶ。リカレント親を以下「B」ライ ンと呼ぶ。このノメンクレーチャーは、ハイブリッドトウモロコシおよびハイブ リッド小麦と整合する。 壊死ハイブリッドの合成(Aライン種の合成と同時):少数のハイブリッド種 をBC4,CMSラインおよびインコンパチブルNe遺伝子(ハイブリッドに交 配した際に壊死植物を生成する)との間で合成する。インコンパチブルNe対立 遺伝子を以下「C」ラインと呼ぶ。標準ハイブリッド種の文献においてこれらの ラインを「R」ラインと呼ぶ。これらは、雄性不捻をAラインにレストアするか らである。ハイブリッド壊死被覆植物においてレストラー遺伝子は不必要である 。ハイブリッドは種形成前に老化するからである。 4年目:農場試験およびCMS種増加 小規模試験:3年目温室からのA/Cハイブリッドを農場に植え、壊死ハイブ リッドに関して試験した。 CMSライン種増加:温室からのラインの種を、Bラインで包囲した農場に分 離して植えた。開放受粉をBラインからAラインに行った。Aラインから収穫し た種は雄体不捻であり、これをAライン種と呼ぶ。 5年目:大規模試験でのA/Cハイブリッドの合成およびAの種増加 ハイブリッド種合成:4年目に確実視されている交配を分離した農場クロスブ ロックを用いて交配した。4年目種からのラインは、C受粉ラインと独立して増 えた。 CMSラインの種増加:Aラインの4年目種増加を繰り返した。 6年目:農場試験 A/C壊死ハイブリッドのレプリケーテッドラージブロットフィールド試験: ハイブリッドの農場プロットをリプリケート試験で複数の位置に植え、被覆作物 の能力を評価した。 ハイブリッド種合成:5年目ハイブリッド合成 CMSラインの種増加:Aラインの4年目種増加を繰り返した。 7,8年目:不所望なハイブリッドを除く6年目農場プログラムの繰り返し 9年目:大規模で1〜2ハイブリッドのリリースのための合成 本明細書中に挙げた全ての文献を、ここに包含する。各文献は、参照として包 含する。 本発明を例により詳細に記載した。当業者にはできることであるが、本発明は 請求の範囲に限定され、本発明の本意内である。等しいものは、本発明の範囲内 である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ハイブリッド致死植物を植えることを含む作物植物の生産における雑草およ び侵食を抑制するにあたり、 ハイブリッド致死植物が、作物植物の生産を顕著に妨げない時期に除草剤を 用いずに死ぬことを特徴とする雑草および侵食を抑制する方法。 2.ハイブリッド致死植物が作物植物の発生の前またはほぼ同時に死ぬことを特 徴とする請求の範囲1記載の方法。 3.ハイブリッド致死植物が作物植物の発生の2週間前以内に死ぬことを特徴と する請求の範囲2記載の方法。 4.ハイブリッド致死植物が作物植物の発生時に死ぬことを特徴とする請求の範 囲3記載の方法。 5.作物植物が一年生作物植物であることを特徴とする請求の範囲1記載の方法 。 6.作物植物がジャガイモであることを特徴とする請求の範囲5記載の方法。 7.作物植物が多年生作物植物であることを特徴とする請求の範囲1記載の方法 。 8.作物植物が果樹、ブドウまたは茎作物植物であることを特徴とする請求の範 囲7記載の方法。 9.ハイブリッド致死植物が小麦種であることを特徴とする請求の範囲1記載の 方法。 10.小麦種がハイブリッド致死冬小麦種であることを特徴とする請求の範囲9記 載の方法。 11.ハイブリッド致死冬小麦植物が少なくとも平均5gの乾燥重量バイオマスを 死ぬ前に生産することを特徴とする請求の範囲10記載の方法。 12.ハイブリッド致死冬小麦植物が少なくとも平均10gの乾燥重量バイオマス を死ぬ前に生産することを特徴とする請求の範囲11記載の方法。 請求の範囲10記載の方法。 された遺伝子型を有することを特徴とする請求の範囲13記載の方法。 15.作物植物の生産において雑草成長および土壌侵食を減少させるにあたり; ハイブリッド致死植物の種または苗を提供し、 ハイブリッド致死植物の種または苗を農場に植え、 作物植物の種または苗を提供し、 作物植物の種または苗を農場に植え、ハイブリッド致死植物が、作物植物の 成長を顕著に妨げない時期に除草剤を用いずに死ぬことを特徴とする、作物植物 の生産において雑草成長および土壌侵食を減少させる方法。 16.ハイブリッド致死植物種または苗を作物植物種または苗を植える少なくとも 2カ月前に植えることを特徴とする請求の範囲15記載の方法。 17.作物植物種または苗を、農場からのハイブリッド致死植物をほとんど除去せ ずに植えることを特徴とする請求の範囲15記載の方法。 18.作物植物種または苗を、農場からハイブリッド致死植物をほとんど除去する 装置で植えることを特徴とする請求の範囲17記載の方法。 19.ハイブリッド致死植物が作物植物の発生前またはほぼ同時に死ぬことを特徴 とする請求の範囲15記載の方法。 20.除草剤を用いずにジャガイモ作物の発生時または発生前に死ぬことを特徴と するハイブリッド致死冬小麦変種。 21.請求の範囲20記載の細胞質雄性不捻ハイブリッド致死冬小麦変種。 22.前記小麦変種がさらに 確実なスプリングスタンドを生成するのに十分なウィンターハーディネスを 有し、 早春成長およびマイルドな冬眠を有する ことを特徴とする請求の範囲20記載のハイブリッド致死冬小麦変種。 23.前記小麦変種がさらに高い耕転能力を特徴とする請求の範囲22記載のハイ ブリッド致死冬小麦変種。 24.前記小麦変種がさらに広葉を特徴とする請求の範囲23記載のハイブリッド 致死冬小麦変種。 25.作物の発生時または発生前に死ぬハイブリッド致死小麦変種であって、 細胞質雄性不捻源をNeキャリヤーと交配させ、これにより細胞質雄性不捻 源をこれにおいて用いて雌ラインとしてすべて交配しこれにより合成F1種を生 成し、 F1種をNeキャリヤーに1回以上バッククロスしてBC種を得、 BC種とインコンパテブルNe対立遺伝子をキャリーする受粉媒介者ライン とを交配させてこれによりハイブリッド致死後代を形成し、 除草剤を用いずに作物の発生時または発生前に死ぬハイブリッド致死後代を 選択することにより形成したことを特徴とするハイブリッド致死小麦種。 26.ジャガイモ作物の生成における雑草成長および土壌侵食を減らすにあたり、 ガイモを春に農場に植え、ハイブリッド致死冬小麦が除草剤を用いずにジャガイ モ作物の生成をほとんど妨げないように死ぬことを特徴とする方法。
JP7529589A 1994-05-13 1994-05-13 被覆作物システム Pending JPH10500018A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/US1994/005325 WO1995031092A1 (en) 1994-05-13 1994-05-13 Cover crop system

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10500018A true JPH10500018A (ja) 1998-01-06

Family

ID=22242560

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7529589A Pending JPH10500018A (ja) 1994-05-13 1994-05-13 被覆作物システム

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP0759688A1 (ja)
JP (1) JPH10500018A (ja)
AU (1) AU692165B2 (ja)
WO (1) WO1995031092A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113317152A (zh) * 2021-07-13 2021-08-31 福建省北繁南种瑞丰农业科技有限公司 一种利用冬闲田秋种冬收种植南方马铃薯的方法
CN114097547A (zh) * 2021-11-12 2022-03-01 四川省农业科学院农业资源与环境研究所 一种利用秸秆还田技术种植小麦和玉米的方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6043317A (ja) * 1983-08-01 1985-03-07 エルウイン ピ− ヒルマ− 土壌保全間作方法および装置
US5180873A (en) * 1985-04-16 1993-01-19 Dna Plant Technology Corporation Transformation of plants to introduce closely linked markers

Also Published As

Publication number Publication date
AU692165B2 (en) 1998-06-04
WO1995031092A1 (en) 1995-11-23
AU7242594A (en) 1995-12-05
EP0759688A1 (en) 1997-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Hall Phenotyping cowpeas for adaptation to drought
CN102770017B (zh) 杂交种用马铃薯的育种
Bharathi et al. Momordica genus in Asia-An overview
Van der Meer et al. Leek (Allium ampeloprasum)
Dzomeku et al. Response of selected local plantain cultivars to PIBS (Plants issus de bourgeons secondaires) technique
Kumar et al. 5 Pointed Gourd: Botany and Horticulture
US5606823A (en) Cover crop system
De Clercq et al. 18 Leek: Advances in Agronomy and Breeding
US9060476B2 (en) Hybrid carrot variety NUN 85190
US9107356B2 (en) Hybrid carrot variety NUN 85931
US9012724B2 (en) Hybrid carrot variety PURPLE SNAX
US9131650B2 (en) Hybrid carrot variety trooper
JPH10500018A (ja) 被覆作物システム
US9012725B2 (en) Hybrid carrot variety slendercut
US9000266B2 (en) Hybrid carrot variety purple elite
Panday et al. Niger improvement: Current status and future strategies
CN109714955A (zh) 杂交实生马铃薯种子
Ivancic et al. Genetically controlled branching corms of taro (Colocasia esculenta)
Ye Penstemon’s Centromeric Histone 3 Variation and the Impact of Soil Steaming on High Tunnel Tomato Production
US8962923B2 (en) Hybrid carrot variety NUN 89141 CAC
Tushemereirwe et al. Banana cultivation in Africa Laboratories, Uganda
US8952220B2 (en) Hybrid carrot variety rebel
US9480211B2 (en) Hybrid carrot variety NUN 85180 CAC
Van Rensburg Introducing Unadapted, Insect–Resistant Maize Germplasm in Three–Way Hybrid Combinations for Resistance to the Maize Stalk Borer, Busseola fusca (Fuller)(Lepidoptera: Noctuidae)
Katiti Animal African trypanosomaisis and associated cytokine profiles in naturally infected cattle in Paicho and Lakwana Subcounties, Gulu District