JPH1049657A - 指紋画像入力装置及びその入力方法 - Google Patents
指紋画像入力装置及びその入力方法Info
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- JPH1049657A JPH1049657A JP8205736A JP20573696A JPH1049657A JP H1049657 A JPH1049657 A JP H1049657A JP 8205736 A JP8205736 A JP 8205736A JP 20573696 A JP20573696 A JP 20573696A JP H1049657 A JPH1049657 A JP H1049657A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 指紋画像データを生成する際、コントラスト
が良好で鮮明な指紋画像データを得るとともにノイズレ
ベルの低い指紋画像データを生成しさらに強力な光に指
紋採取者が晒される等の操作上の難点を回避する。 【解決手段】 第1の光源1による全反射光及び散乱光
画像データから第2の光源2による散乱光画像データを
減算して全反射光画像データのみによる指紋画像データ
を形成する。この結果、全反射法において不要な散乱光
を除去してコントラストの良い鮮明な画像を得ることが
できる。さらに、光路分離法のように2次元イメージセ
ンサの感度を向上するとともに光源光量を増加させる必
要がなく、この結果、S/N比に優れた指紋画像データ
が得られるばかりでなく強力な透過光に指紋採取者が晒
される等の操作上の難点を回避することができる。
が良好で鮮明な指紋画像データを得るとともにノイズレ
ベルの低い指紋画像データを生成しさらに強力な光に指
紋採取者が晒される等の操作上の難点を回避する。 【解決手段】 第1の光源1による全反射光及び散乱光
画像データから第2の光源2による散乱光画像データを
減算して全反射光画像データのみによる指紋画像データ
を形成する。この結果、全反射法において不要な散乱光
を除去してコントラストの良い鮮明な画像を得ることが
できる。さらに、光路分離法のように2次元イメージセ
ンサの感度を向上するとともに光源光量を増加させる必
要がなく、この結果、S/N比に優れた指紋画像データ
が得られるばかりでなく強力な透過光に指紋採取者が晒
される等の操作上の難点を回避することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体の指表面の汗
腺の集まりである指紋を用いて個人を識別するための指
紋照合装置に関し、特に、指紋画像をコンピュータ等に
入力する際に用いられる指紋画像入力装置及びその入力
方法に関する。
腺の集まりである指紋を用いて個人を識別するための指
紋照合装置に関し、特に、指紋画像をコンピュータ等に
入力する際に用いられる指紋画像入力装置及びその入力
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、指紋照合の際には押捺指紋画像
をコンピュータ等の照合装置に入力する必要があるが、
従来、押捺指紋画像の入力の際には、指紋の凹凸による
反射率の差異に着目して、指による反射光を受光するこ
とによって指紋の凹凸を濃淡画像として得て、この濃淡
画像を指紋画像としてコンピュータ等の照合装置に入力
している。
をコンピュータ等の照合装置に入力する必要があるが、
従来、押捺指紋画像の入力の際には、指紋の凹凸による
反射率の差異に着目して、指による反射光を受光するこ
とによって指紋の凹凸を濃淡画像として得て、この濃淡
画像を指紋画像としてコンピュータ等の照合装置に入力
している。
【0003】例えば、図10を参照して、従来の代表的
な指紋照合装置に用いられる指紋画像入力装置は、白色
光を光源とする光源111と、指との接触面において全
反射条件を満たすように光源111から入射され白色光
を反射するプリズム112と、プリズム112からの反
射光を受光して指紋画像を得る撮像素子113とを備え
ている(特開昭54−85600号公報)。
な指紋照合装置に用いられる指紋画像入力装置は、白色
光を光源とする光源111と、指との接触面において全
反射条件を満たすように光源111から入射され白色光
を反射するプリズム112と、プリズム112からの反
射光を受光して指紋画像を得る撮像素子113とを備え
ている(特開昭54−85600号公報)。
【0004】上述の指紋画像入力装置では、プリズム1
12に指が接触していない場合、光源111から入射さ
れた白色光はプリズム112の上面で全反射され、撮像
素子113に与えられる。この結果、撮像素子113に
から得られる画像は全面が明るい画像となる。
12に指が接触していない場合、光源111から入射さ
れた白色光はプリズム112の上面で全反射され、撮像
素子113に与えられる。この結果、撮像素子113に
から得られる画像は全面が明るい画像となる。
【0005】指紋入力時には、プリズム112の上面に
指が押し当てられる。この際、指紋の凸部では皮膚とプ
リズム112とが接触しているため、全反射条件が満た
されなくなり、光源111からの白色光の大部分が皮膚
に吸収され、その一部のみが接触面で反射されることに
なる。一方、指紋の凹部では皮膚とプリズム112とが
接触していないため、全反射条件を満たすことになり、
光源111からの白色光は接触面で全反射されて、撮像
素子113に入射されることになる。これによって、指
紋の凹部は明るく、凸部は暗くなり、明るい背景に対し
て、隆線部分の暗い指紋画像が得られることになる。
指が押し当てられる。この際、指紋の凸部では皮膚とプ
リズム112とが接触しているため、全反射条件が満た
されなくなり、光源111からの白色光の大部分が皮膚
に吸収され、その一部のみが接触面で反射されることに
なる。一方、指紋の凹部では皮膚とプリズム112とが
接触していないため、全反射条件を満たすことになり、
光源111からの白色光は接触面で全反射されて、撮像
素子113に入射されることになる。これによって、指
紋の凹部は明るく、凸部は暗くなり、明るい背景に対し
て、隆線部分の暗い指紋画像が得られることになる。
【0006】ここで、図11に、光路分離法により指紋
画像を入力する装置の構成を示す。図11を参照して、
この入力装置では、白色光を光源とする光源121、プ
リズム122、及び撮像素子123を備えており、これ
ら光源121、プリズム122、及び撮像素子123は
図示の配置関係とされる。
画像を入力する装置の構成を示す。図11を参照して、
この入力装置では、白色光を光源とする光源121、プ
リズム122、及び撮像素子123を備えており、これ
ら光源121、プリズム122、及び撮像素子123は
図示の配置関係とされる。
【0007】光源121から光(白色光)がプリズムを
介して指との接触面に与えられると、プリズム122に
接触しない指紋の凹部における散乱光は、空気中からプ
リズム122へ入射した後、再び空気中に抜けることに
なる。ところが、スネルの法則によって、この散乱光は
撮像素子123の存在する領域には到達できない。撮像
素子123には指紋の凸部における散乱光の一部が到達
でき、この結果、この入力装置では、指紋の凹部は暗
く、凸部は明るくなり、暗い背景に対して隆線部分の明
るい指紋画像が得られる(例えば、大和一晴:“指紋照
合技術と入出管理セキュリティシステムの動向”,映像
情報(I),1992,Vol.24)。
介して指との接触面に与えられると、プリズム122に
接触しない指紋の凹部における散乱光は、空気中からプ
リズム122へ入射した後、再び空気中に抜けることに
なる。ところが、スネルの法則によって、この散乱光は
撮像素子123の存在する領域には到達できない。撮像
素子123には指紋の凸部における散乱光の一部が到達
でき、この結果、この入力装置では、指紋の凹部は暗
く、凸部は明るくなり、暗い背景に対して隆線部分の明
るい指紋画像が得られる(例えば、大和一晴:“指紋照
合技術と入出管理セキュリティシステムの動向”,映像
情報(I),1992,Vol.24)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の全反
射法を用いた指紋画像入力装置では、不可避的に隆線部
分の凸部からの散乱光も検出してしまい、つまり、画像
データとして必要のない隆線部分のデータまで検出して
しまい、この結果、指紋画像のコントラストが悪くなる
という問題点がある。
射法を用いた指紋画像入力装置では、不可避的に隆線部
分の凸部からの散乱光も検出してしまい、つまり、画像
データとして必要のない隆線部分のデータまで検出して
しまい、この結果、指紋画像のコントラストが悪くなる
という問題点がある。
【0009】一方、光路分離法を用いた指紋画像入力装
置では、前述のように、指紋の凸部における散乱光の一
部のみを検出するため、つまり、微弱な散乱光を検出す
るため、撮像素子の感度を上げる必要があるが、このよ
うに、撮像素子の感度を上げると、ノイズレベルも増幅
されてしまい、結果的に、S/N(Signal/No
ise)比が悪くなってしまうという問題点がある。
置では、前述のように、指紋の凸部における散乱光の一
部のみを検出するため、つまり、微弱な散乱光を検出す
るため、撮像素子の感度を上げる必要があるが、このよ
うに、撮像素子の感度を上げると、ノイズレベルも増幅
されてしまい、結果的に、S/N(Signal/No
ise)比が悪くなってしまうという問題点がある。
【0010】加えて、光路分離法を用いた指紋画像入力
装置では、光源からの光はプリズムを透過して外部に照
射され、その光量も微弱な散乱光を検出するため極めて
強い光量となっている。このため、光源からの強力な光
が指紋採取者に照射されてしまうという問題点がある。
装置では、光源からの光はプリズムを透過して外部に照
射され、その光量も微弱な散乱光を検出するため極めて
強い光量となっている。このため、光源からの強力な光
が指紋採取者に照射されてしまうという問題点がある。
【0011】本発明の目的は、コントラストの良い指紋
画像をを得ることのできる指紋画像入力装置を提供する
ことにある。
画像をを得ることのできる指紋画像入力装置を提供する
ことにある。
【0012】本発明の他の目的は、ノイズレベルの低い
S/N比の優れた指紋画像を形成できる指紋画像入力装
置を提供することにある。
S/N比の優れた指紋画像を形成できる指紋画像入力装
置を提供することにある。
【0013】本発明のさらに他の目的は、光源光量の増
加を防いで強力な光に指紋採取者をさらす等の操作上の
難点を回避することのできる指紋画像入力装置を提供す
ることにある。
加を防いで強力な光に指紋採取者をさらす等の操作上の
難点を回避することのできる指紋画像入力装置を提供す
ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、光強度
に応じた電気信号を出力する2次元イメージセンサと、
指の指紋面が載置される接触面を有する透明多面体と、
前記透明多面体に平行光を入射して前記接触面からの反
射光が第1の反射光として前記2次元イメージセンサに
対して全反射するように配置された第1の光源と、前記
透明多面体に平行光を入射して前記接触面からの散乱光
が第2の反射光として前記2次元イメージセンサに入射
するように配置された第2の光源とを有し、前記2次元
イメージセンサは前記第1及び前記第2の反射光に応じ
てそれぞれ第1及び第2の電気信号を出力し、さらに、
前記第1及び前記第2の光源を選択的に点灯させて前記
第1及び前記第2の電気信号をそれぞれ第1及び第2の
ディジタル画像データに変換して前記第1及び前記第2
のディジタル画像データに基いて指紋画像データを生成
する制御部を有することを特徴とする指紋画像入力装置
が得られる。
に応じた電気信号を出力する2次元イメージセンサと、
指の指紋面が載置される接触面を有する透明多面体と、
前記透明多面体に平行光を入射して前記接触面からの反
射光が第1の反射光として前記2次元イメージセンサに
対して全反射するように配置された第1の光源と、前記
透明多面体に平行光を入射して前記接触面からの散乱光
が第2の反射光として前記2次元イメージセンサに入射
するように配置された第2の光源とを有し、前記2次元
イメージセンサは前記第1及び前記第2の反射光に応じ
てそれぞれ第1及び第2の電気信号を出力し、さらに、
前記第1及び前記第2の光源を選択的に点灯させて前記
第1及び前記第2の電気信号をそれぞれ第1及び第2の
ディジタル画像データに変換して前記第1及び前記第2
のディジタル画像データに基いて指紋画像データを生成
する制御部を有することを特徴とする指紋画像入力装置
が得られる。
【0015】さらに、本発明によれば、指紋面が載置さ
れる接触面を有する透明多面体の前記接触面に第1の光
源から平行光を照射して前記接触面で前記平行光を全反
射させて第1の反射光を得る第1のステップと、前記第
1の反射光を第1の電気信号に変換する第2のステップ
と、前記第1の電気信号を第1のディジタル画像データ
に変換して記録する第3のステップと、前記接触面に第
2の光源から平行光を照射して前記接触面で前記平行光
を散乱させて第2の反射光を得る第4のステップと、前
記第2の反射光を第2の電気信号に変換する第5のステ
ップと、前記第2の電気信号を第2のディジタル画像デ
ータに変換して記録する第6のステップと、前記第1及
び前記第2のディジタル画像データに基いて指紋画像デ
ータを得る第7のステップとを有することを特徴とする
指紋画像入力方法が得られる。
れる接触面を有する透明多面体の前記接触面に第1の光
源から平行光を照射して前記接触面で前記平行光を全反
射させて第1の反射光を得る第1のステップと、前記第
1の反射光を第1の電気信号に変換する第2のステップ
と、前記第1の電気信号を第1のディジタル画像データ
に変換して記録する第3のステップと、前記接触面に第
2の光源から平行光を照射して前記接触面で前記平行光
を散乱させて第2の反射光を得る第4のステップと、前
記第2の反射光を第2の電気信号に変換する第5のステ
ップと、前記第2の電気信号を第2のディジタル画像デ
ータに変換して記録する第6のステップと、前記第1及
び前記第2のディジタル画像データに基いて指紋画像デ
ータを得る第7のステップとを有することを特徴とする
指紋画像入力方法が得られる。
【0016】このように、本発明では、第1及び第2の
ディジタル画像データに基いて(例えば、第1のディジ
タル画像データから第2のディジタル画像データを減算
する)指紋画像データを生成しているので、つまり、全
反射光のみの指紋画像データを生成しているので、コン
トラストの良好な指紋画像データを得ることができる。
ディジタル画像データに基いて(例えば、第1のディジ
タル画像データから第2のディジタル画像データを減算
する)指紋画像データを生成しているので、つまり、全
反射光のみの指紋画像データを生成しているので、コン
トラストの良好な指紋画像データを得ることができる。
【0017】さらに、光路分離法のように、2次元イメ
ージセンサの感度を上げる必要がなく、ノイズレベルの
低いS/Nに優れた指紋画像データを生成できるばかり
でなく光路分離法のように光源光量を増加する必要がな
く、強力な光に指紋採取者をさらす等の操作上の難点を
回避することができる。
ージセンサの感度を上げる必要がなく、ノイズレベルの
低いS/Nに優れた指紋画像データを生成できるばかり
でなく光路分離法のように光源光量を増加する必要がな
く、強力な光に指紋採取者をさらす等の操作上の難点を
回避することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
して説明する。
【0019】図1を参照して、図示指紋画像入力装置
は、光源1及び2、透明多面体3、2次元イメージセン
サ4、及び制御部5を備えている。光源1は、透明多面
体3に平行光を入射し、透明多面体3と指との接触面か
らの反射光が2次元イメージセンサ4に対して全反射す
る位置に配置されている。光源2は透明多面体3に平行
光を入射し、透明多面体3と指との接触面からの散乱光
(反射光)が2次元イメージセンサ4に入射する位置に
配置されている。この結果、2次元イメージセンサ4に
は光源1による反射光(以下第1の反射光と呼ぶ)及び
光源2による反射光(以下第2の反射光と呼ぶ)が与え
られることになり、2次元イメージセンサ4は、第1の
反射光強度及び第2の反射光強度に応じてそれぞれ第1
及び第2の電気信号を出力する。制御部5では光源1と
光源2を切り替えて点灯させ、第1及び第2の電気信号
をそれぞれ第1のディジタル画像データ及び第2のディ
ジタル画像データに変換して記録するとともに第1のデ
ィジタル画像データから第2のディジタル画像データを
減算して後述するようにして指紋画像データを生成す
る。
は、光源1及び2、透明多面体3、2次元イメージセン
サ4、及び制御部5を備えている。光源1は、透明多面
体3に平行光を入射し、透明多面体3と指との接触面か
らの反射光が2次元イメージセンサ4に対して全反射す
る位置に配置されている。光源2は透明多面体3に平行
光を入射し、透明多面体3と指との接触面からの散乱光
(反射光)が2次元イメージセンサ4に入射する位置に
配置されている。この結果、2次元イメージセンサ4に
は光源1による反射光(以下第1の反射光と呼ぶ)及び
光源2による反射光(以下第2の反射光と呼ぶ)が与え
られることになり、2次元イメージセンサ4は、第1の
反射光強度及び第2の反射光強度に応じてそれぞれ第1
及び第2の電気信号を出力する。制御部5では光源1と
光源2を切り替えて点灯させ、第1及び第2の電気信号
をそれぞれ第1のディジタル画像データ及び第2のディ
ジタル画像データに変換して記録するとともに第1のデ
ィジタル画像データから第2のディジタル画像データを
減算して後述するようにして指紋画像データを生成す
る。
【0020】ここで、図2を参照して、いま、制御部5
によって光源1のみが点灯されたとすると(つまり、全
反射法を利用すると)、透明多面体3に接触していない
指の部分(谷)では、光源1からの入射光は実線で示す
全反射光6として反射される。一方、透明多面体3に接
触している指の部分(隆線)では屈折率が変わるので、
全反射条件が満たされなくなり、光源1からの入射光
は、散乱光として散乱され、その一部が破線で示すよう
に散乱光7として2次元イメージセンサ4に与えられ
る。つまり、全反射光6及び散乱光7が第1の反射光と
して2次元イメージセンサ4に与えられることになる。
によって光源1のみが点灯されたとすると(つまり、全
反射法を利用すると)、透明多面体3に接触していない
指の部分(谷)では、光源1からの入射光は実線で示す
全反射光6として反射される。一方、透明多面体3に接
触している指の部分(隆線)では屈折率が変わるので、
全反射条件が満たされなくなり、光源1からの入射光
は、散乱光として散乱され、その一部が破線で示すよう
に散乱光7として2次元イメージセンサ4に与えられ
る。つまり、全反射光6及び散乱光7が第1の反射光と
して2次元イメージセンサ4に与えられることになる。
【0021】2次元イメージセンサ4では、第1の反射
光を検出して、光強度に応じて第1の電気信号に変換す
る。そして、制御部5では第1の電気信号を第1のディ
ジタル画像データに変換して記録する。つまり、全反射
光6の光強度が指紋の谷部として、散乱光7の光強度が
隆線部として記録されることになる。
光を検出して、光強度に応じて第1の電気信号に変換す
る。そして、制御部5では第1の電気信号を第1のディ
ジタル画像データに変換して記録する。つまり、全反射
光6の光強度が指紋の谷部として、散乱光7の光強度が
隆線部として記録されることになる。
【0022】ここで、図3に全反射法を利用した際の全
反射光6及び散乱光7の光強度を示す。図3から容易に
理解できるように、全反射法を利用すると、透明多面体
3と指との接触面において、つまり、指の隆線におい
て、不可避的に光が散乱される結果、2次元イメージセ
ンサ4に散乱光7が入力され、2次元イメージセンサ4
ではこの散乱光7まで検出してしまうことになる。この
結果、指紋画像データとして、全反射光6による明るい
背景(谷)に対して散乱光7による隆線部分の暗い画像
が得られることになる。このように、全反射法を利用し
た際には、散乱光7も検出されるため、指紋画像のコン
トラストが悪くなってしまう。
反射光6及び散乱光7の光強度を示す。図3から容易に
理解できるように、全反射法を利用すると、透明多面体
3と指との接触面において、つまり、指の隆線におい
て、不可避的に光が散乱される結果、2次元イメージセ
ンサ4に散乱光7が入力され、2次元イメージセンサ4
ではこの散乱光7まで検出してしまうことになる。この
結果、指紋画像データとして、全反射光6による明るい
背景(谷)に対して散乱光7による隆線部分の暗い画像
が得られることになる。このように、全反射法を利用し
た際には、散乱光7も検出されるため、指紋画像のコン
トラストが悪くなってしまう。
【0023】図4を参照して、いま、制御部5によって
光源2のみが点灯されたとすると(つまり、光路分離法
を利用すると)、透明多面体3に接触していない指の部
分では、入射光は実線で示すように反射され、スネルの
法則により2次元イメージセンサ4の位置には到達でき
ず、透明多面体3に接触している指の部分では、光源2
からの入射光は、散乱光として散乱され、その一部が破
線で示すように散乱光8として2次元イメージセンサ4
に到達する。
光源2のみが点灯されたとすると(つまり、光路分離法
を利用すると)、透明多面体3に接触していない指の部
分では、入射光は実線で示すように反射され、スネルの
法則により2次元イメージセンサ4の位置には到達でき
ず、透明多面体3に接触している指の部分では、光源2
からの入射光は、散乱光として散乱され、その一部が破
線で示すように散乱光8として2次元イメージセンサ4
に到達する。
【0024】2次元イメージセンサ4では、この散乱光
8を検出して、光強度に応じて第2の電気信号に変換す
る。そして、制御部5では第2の電気信号を第2のディ
ジタル画像データに変換して記録する。つまり、散乱光
8がその光強度に応じて指紋の隆線部として、散乱光が
検出されない部分が谷部として記録されることになる。
8を検出して、光強度に応じて第2の電気信号に変換す
る。そして、制御部5では第2の電気信号を第2のディ
ジタル画像データに変換して記録する。つまり、散乱光
8がその光強度に応じて指紋の隆線部として、散乱光が
検出されない部分が谷部として記録されることになる。
【0025】ここで、図5に光路分離法を利用した際の
散乱光8の光強度を示す。図5から容易に理解できるよ
うに、光路分離法を利用した際には、指紋画像として、
暗い背景(谷)に対して、散乱光8による隆線部分の明
るい画像が得られる。このように、光路分離法を用いた
際には、谷部からの散乱光がないから、鮮明な指紋画像
が得られるが、散乱光8は微弱光であるため、ノイズの
影響を受けやすい。
散乱光8の光強度を示す。図5から容易に理解できるよ
うに、光路分離法を利用した際には、指紋画像として、
暗い背景(谷)に対して、散乱光8による隆線部分の明
るい画像が得られる。このように、光路分離法を用いた
際には、谷部からの散乱光がないから、鮮明な指紋画像
が得られるが、散乱光8は微弱光であるため、ノイズの
影響を受けやすい。
【0026】上述の記載から理解できるように、図2及
び図3で説明した指紋画像(全反射法を用いた指紋画
像)と図4及び図5で説明した指紋画像(光路分離法に
よる指紋画像)との関係は各画素位置の明部と暗部とが
反転した画像となる。
び図3で説明した指紋画像(全反射法を用いた指紋画
像)と図4及び図5で説明した指紋画像(光路分離法に
よる指紋画像)との関係は各画素位置の明部と暗部とが
反転した画像となる。
【0027】ここで、図1及び図6を参照して、本発明
による指紋画像入力装置の動作について説明する。
による指紋画像入力装置の動作について説明する。
【0028】まず、制御部5は、光源1を点灯させる
(ステップS91)。透明多面体3からの全反射光6及
び散乱光7が第1の反射光として2次元イメージセンサ
4に与えられ、2次元イメージセンサ4は光強度に応じ
た第1の電気信号を出力する(ステップS92)、制御
部5では第1の電気信号をディジタル全反射光データ及
び散乱光データに変換して第1のディジタル画像データ
として記録する(ステップS93)。
(ステップS91)。透明多面体3からの全反射光6及
び散乱光7が第1の反射光として2次元イメージセンサ
4に与えられ、2次元イメージセンサ4は光強度に応じ
た第1の電気信号を出力する(ステップS92)、制御
部5では第1の電気信号をディジタル全反射光データ及
び散乱光データに変換して第1のディジタル画像データ
として記録する(ステップS93)。
【0029】上述のようにして、光源1による画像デー
タを記録した後、制御部5は光源1を消灯し、光源2を
点灯する(ステップS94)。透明多面体3からの散乱
光8が第2の反射光として2次元イメージセンサ4に与
えられ、2次元イメージセンサ4は光強度に応じた第2
の電気信号を出力する(ステップS95)。制御部5で
は第2の電気信号をディジタル散乱光データに変換して
第2のディジタル画像データとして記録する(ステップ
S96)。
タを記録した後、制御部5は光源1を消灯し、光源2を
点灯する(ステップS94)。透明多面体3からの散乱
光8が第2の反射光として2次元イメージセンサ4に与
えられ、2次元イメージセンサ4は光強度に応じた第2
の電気信号を出力する(ステップS95)。制御部5で
は第2の電気信号をディジタル散乱光データに変換して
第2のディジタル画像データとして記録する(ステップ
S96)。
【0030】次に、制御部5では、第1のディジタル画
像データから第2のディジタル画像データを減算して後
述するように全反射光データのみによる指紋画像データ
を生成する(ステップS97)。
像データから第2のディジタル画像データを減算して後
述するように全反射光データのみによる指紋画像データ
を生成する(ステップS97)。
【0031】次に図1及び図7を参照して、図1に示す
指紋画像入力装置において、制御部5では前述のように
第1のディジタル画像データから第2のディジタル画像
データを減算するが、この減算の結果得られた画像にお
ける光強度は図7のようになる。つまり、制御部5で
は、光源1のみを点灯させた際得られる全反射光6と散
乱光7によって形成される指紋画像の各画素位置に対応
する光強度から光源2のみを点灯させた際得られる散乱
光8によって形成される指紋画像の各画素位置に対応す
る光強度を減算することになる。この際、散乱光7の光
強度と散乱光8の光強度がほぼ等しくなるように光源2
の光量が調整される。この結果、散乱光7と散乱光8と
はほぼ相殺され、全反射光6のみが残りる。つまり、背
景(谷)が残ることになる。従って、指紋画像として
は、全反射法を用いた際の画像と同様に、明るい背景
(谷)に対して、隆線部分の暗い画像が形成されること
になるが、全反射法のみを用いた場合と異なり、散乱光
7による隆線部分の光強度が削除される結果、コントラ
ストの良い鮮明な指紋画像が得られる。
指紋画像入力装置において、制御部5では前述のように
第1のディジタル画像データから第2のディジタル画像
データを減算するが、この減算の結果得られた画像にお
ける光強度は図7のようになる。つまり、制御部5で
は、光源1のみを点灯させた際得られる全反射光6と散
乱光7によって形成される指紋画像の各画素位置に対応
する光強度から光源2のみを点灯させた際得られる散乱
光8によって形成される指紋画像の各画素位置に対応す
る光強度を減算することになる。この際、散乱光7の光
強度と散乱光8の光強度がほぼ等しくなるように光源2
の光量が調整される。この結果、散乱光7と散乱光8と
はほぼ相殺され、全反射光6のみが残りる。つまり、背
景(谷)が残ることになる。従って、指紋画像として
は、全反射法を用いた際の画像と同様に、明るい背景
(谷)に対して、隆線部分の暗い画像が形成されること
になるが、全反射法のみを用いた場合と異なり、散乱光
7による隆線部分の光強度が削除される結果、コントラ
ストの良い鮮明な指紋画像が得られる。
【0032】ところで、実際には、図8に示すように、
不可避的に散乱光によるノイズ成分が僅かに残るが、全
反射光6は、ほぼ光源1の入射光強度に等しくなるた
め、その光強度の絶対値は大きく、一方、ノイズ9の値
は全反射光6に比べ極めて小さい値となる。従って、指
紋照合の際、ノイズの影響を受けることはほとんどな
い。
不可避的に散乱光によるノイズ成分が僅かに残るが、全
反射光6は、ほぼ光源1の入射光強度に等しくなるた
め、その光強度の絶対値は大きく、一方、ノイズ9の値
は全反射光6に比べ極めて小さい値となる。従って、指
紋照合の際、ノイズの影響を受けることはほとんどな
い。
【0033】一方、光源2のみを用いた際にも、散乱光
8の他に不可避的に他の散乱光が2次元イメージセンサ
4に到達する。この関係を図9に示す。光源2のみを用
いた際には、散乱された光の一部を散乱光8として検出
するため、光源2からの入射光の光強度に比べて散乱光
8の光強度はその絶対値が極めて小さい値となる。この
ため散乱光8を検出して得られる第2の電気信号を増幅
させる必要がある。この際、他の散乱光によるノイズ1
0も増幅されてしまい、ノイズ10の値が無視できない
大きさとなってしまう。
8の他に不可避的に他の散乱光が2次元イメージセンサ
4に到達する。この関係を図9に示す。光源2のみを用
いた際には、散乱された光の一部を散乱光8として検出
するため、光源2からの入射光の光強度に比べて散乱光
8の光強度はその絶対値が極めて小さい値となる。この
ため散乱光8を検出して得られる第2の電気信号を増幅
させる必要がある。この際、他の散乱光によるノイズ1
0も増幅されてしまい、ノイズ10の値が無視できない
大きさとなってしまう。
【0034】散乱光8の光強度を増加させるため、光源
2の光量を増加させると、前述のように、ノイズ10
は、主に散乱光によるものであるため、光源2の光量を
増加させることによってノイズ10も増加して、ノイズ
10の値が無視できなくなってしまう(つまり、散乱光
8に対してノイズ10が無視できない程度に大きくなっ
てしまう)。
2の光量を増加させると、前述のように、ノイズ10
は、主に散乱光によるものであるため、光源2の光量を
増加させることによってノイズ10も増加して、ノイズ
10の値が無視できなくなってしまう(つまり、散乱光
8に対してノイズ10が無視できない程度に大きくなっ
てしまう)。
【0035】このように、図1に示す指紋画像入力装置
では、全反射法を用いた程度のS/N比が得られること
になる。
では、全反射法を用いた程度のS/N比が得られること
になる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、全反
射法を用いた際得られる指紋谷部の全反射光データ及び
隆線部の散乱光データから光路分離法を用いた際得られ
る隆線部の散乱光データを減算するようにしたので、指
紋隆線部の散乱光データが削除でき、指紋谷部による全
反射光データのみの指紋画像が生成でき、その結果、コ
ントラストの良好な鮮明な指紋画像データを得ることが
できるという効果がある。
射法を用いた際得られる指紋谷部の全反射光データ及び
隆線部の散乱光データから光路分離法を用いた際得られ
る隆線部の散乱光データを減算するようにしたので、指
紋隆線部の散乱光データが削除でき、指紋谷部による全
反射光データのみの指紋画像が生成でき、その結果、コ
ントラストの良好な鮮明な指紋画像データを得ることが
できるという効果がある。
【0037】さらに、本発明では、検出すべき反射光が
十分な光強度をもっているため、反射光を増幅する必要
がない。この結果、ノイズが増幅されない。しかも、光
源光強度を強くする必要がないため、ノイズの主成分で
ある散乱光の光強度が増加することがない。従って、S
/N比の良好な指紋画像データを得ることができる。
十分な光強度をもっているため、反射光を増幅する必要
がない。この結果、ノイズが増幅されない。しかも、光
源光強度を強くする必要がないため、ノイズの主成分で
ある散乱光の光強度が増加することがない。従って、S
/N比の良好な指紋画像データを得ることができる。
【0038】また、本発明では、散乱光を用いて指紋画
像データを得る必要がなく、このため、光路分離法のよ
うに光源の光強度を増加させる必要がない。従って、透
明多面を透過する光量を少なくでき、外部の指紋採取者
に強力な光が照射されることがない。
像データを得る必要がなく、このため、光路分離法のよ
うに光源の光強度を増加させる必要がない。従って、透
明多面を透過する光量を少なくでき、外部の指紋採取者
に強力な光が照射されることがない。
【図1】本発明による指紋画像入力装置の一例を示す図
である。
である。
【図2】全反射法を用いた際の光源と透明多面体との関
係を示す図である。
係を示す図である。
【図3】図2において指が透明多面体に接触する部分及
び接触しない部分の反射光の強度を示す図である。
び接触しない部分の反射光の強度を示す図である。
【図4】光路分離法を用いた際の光源と透明多面体との
関係を示す図である。
関係を示す図である。
【図5】図4において指が透明多面体に接触する部分及
び接触しない部分の散乱光の強度を示す図である。
び接触しない部分の散乱光の強度を示す図である。
【図6】図1に示す指紋画像入力装置の動作を説明する
ためのフローチャートである。
ためのフローチャートである。
【図7】図1に示す指紋画像装置で得られる画像データ
における光強度分布を説明するための図である。
における光強度分布を説明するための図である。
【図8】全反射法における全反射光強度とノイズの大き
さを示す図である。
さを示す図である。
【図9】光路分離法における散乱光強度とノイズの大き
さを示す図である。
さを示す図である。
【図10】全反射法を用いた従来の指紋画像入力装置を
示す図である。
示す図である。
【図11】光路分離法を用いた従来の指紋画像入力装置
を示す図である。
を示す図である。
1,2 光源 3 透明多面体 4 2次元イメージセンサ 5 制御部 6 全反射光 7,8 散乱光 9,10 ノイズ 111,121 光源 112,122 プリズム 113,123 撮像素子
Claims (6)
- 【請求項1】 光強度に応じた電気信号を出力する2次
元イメージセンサと、指の指紋面が載置される接触面を
有する透明多面体と、前記透明多面体に平行光を入射し
て前記接触面からの反射光が第1の反射光として前記2
次元イメージセンサに対して全反射するように配置され
た第1の光源と、前記透明多面体に平行光を入射して前
記接触面からの散乱光が第2の反射光として前記2次元
イメージセンサに入射するように配置された第2の光源
とを有し、前記2次元イメージセンサは前記第1及び前
記第2の反射光に応じてそれぞれ第1及び第2の電気信
号を出力し、さらに、前記第1及び前記第2の光源を選
択的に点灯させて前記第1及び前記第2の電気信号をそ
れぞれ第1及び第2のディジタル画像データに変換して
前記第1及び前記第2のディジタル画像データに基いて
指紋画像データを生成する制御部を有することを特徴と
する指紋画像入力装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載された指紋画像入力装置
において、前記制御部は前記第1のディジタル画像デー
タから前記第2のディジタル画像データを減算して前記
指紋画像データを生成するようにしたことを特徴とする
指紋画像入力装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載された指紋画像入
力装置において、前記透明多面体は前記接触面において
前記第1及び前記第2の光源からの平行光をそれぞれ全
反射及び透過することを特徴とする指紋画像入力装置。 - 【請求項4】 指紋面が載置される接触面を有する透明
多面体の前記接触面に第1の光源から平行光を照射して
前記接触面で前記平行光を全反射させて第1の反射光を
得る第1のステップと、前記第1の反射光を第1の電気
信号に変換する第2のステップと、前記第1の電気信号
を第1のディジタル画像データに変換して記録する第3
のステップと、前記接触面に第2の光源から平行光を照
射して前記接触面で前記平行光を散乱させて第2の反射
光を得る第4のステップと、前記第2の反射光を第2の
電気信号に変換する第5のステップと、前記第2の電気
信号を第2のディジタル画像データに変換して記録する
第6のステップと、前記第1及び前記第2のディジタル
画像データに基いて指紋画像データを得る第7のステッ
プとを有することを特徴とする指紋画像入力方法。 - 【請求項5】 請求項4に記載された指紋画像入力方法
において、前記第7のステップでは前記第1のディジタ
ル画像データから前記第2のディジタル画像データを減
算して前記指紋画像データを得るようにしたことを特徴
とする指紋画像入力方法。 - 【請求項6】 請求項4又は5に記載された指紋画像入
力方法において、前記透明多面体は、前記透明多面体は
前記接触面において前記第1及び前記第2の光源からの
平行光をそれぞれ全反射及び透過することを特徴とする
指紋画像入力方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8205736A JP2927343B2 (ja) | 1996-08-05 | 1996-08-05 | 指紋画像入力装置及びその入力方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8205736A JP2927343B2 (ja) | 1996-08-05 | 1996-08-05 | 指紋画像入力装置及びその入力方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1049657A true JPH1049657A (ja) | 1998-02-20 |
JP2927343B2 JP2927343B2 (ja) | 1999-07-28 |
Family
ID=16511820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8205736A Expired - Fee Related JP2927343B2 (ja) | 1996-08-05 | 1996-08-05 | 指紋画像入力装置及びその入力方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2927343B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100495930B1 (ko) * | 2001-07-30 | 2005-06-16 | 가시오게산키 가부시키가이샤 | 포토센서시스템 및 화상판독방법 |
KR100530441B1 (ko) * | 2001-10-30 | 2005-11-23 | 닛폰 덴키 가부시끼 가이샤 | 지문 입력 장치 |
KR100759273B1 (ko) | 2006-03-22 | 2007-09-18 | (주) 스커텀테크놀로지 | 콜리메이터가 포함된 보호필름층을 이용하여 센싱 성능과신뢰성을 높이는 접촉형 광 감지센서 장치 |
CN112798544A (zh) * | 2021-03-30 | 2021-05-14 | 北京芯海视界三维科技有限公司 | 光电检测装置及检测产品 |
-
1996
- 1996-08-05 JP JP8205736A patent/JP2927343B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100495930B1 (ko) * | 2001-07-30 | 2005-06-16 | 가시오게산키 가부시키가이샤 | 포토센서시스템 및 화상판독방법 |
KR100530441B1 (ko) * | 2001-10-30 | 2005-11-23 | 닛폰 덴키 가부시끼 가이샤 | 지문 입력 장치 |
KR100759273B1 (ko) | 2006-03-22 | 2007-09-18 | (주) 스커텀테크놀로지 | 콜리메이터가 포함된 보호필름층을 이용하여 센싱 성능과신뢰성을 높이는 접촉형 광 감지센서 장치 |
CN112798544A (zh) * | 2021-03-30 | 2021-05-14 | 北京芯海视界三维科技有限公司 | 光电检测装置及检测产品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2927343B2 (ja) | 1999-07-28 |
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