JPH1049134A - 3次元ビデオキーシステム - Google Patents

3次元ビデオキーシステム

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JPH1049134A
JPH1049134A JP8183166A JP18316696A JPH1049134A JP H1049134 A JPH1049134 A JP H1049134A JP 8183166 A JP8183166 A JP 8183166A JP 18316696 A JP18316696 A JP 18316696A JP H1049134 A JPH1049134 A JP H1049134A
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image
gray scale
audience
camera
dimensional video
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JP8183166A
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Somuraa Kurisuta
ソムラー クリスタ
Miniyonoo Roran
ミニョノー ロラン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3次元仮想空間のコンピュータ画像と現実空
間のカメラ画像とを、両者の位置関係を同調させつつ融
合できる3次元ビデオキーシステムを提供する。 【解決手段】 仮想空間に構成された複数の物体の画像
及び前記画像それぞれの位置に対応するグレースケール
情報を生成するプロセッサ1と、現実空間の観客の画像
を取得するカメラ2と、前記観客を上から見た画像を取
得する赤外線カメラ3と、赤外線カメラ3により取得さ
れた画像に基づき前記観客の画像の中心点の位置を求め
る位置検出器5と、位置検出器5の出力に基づき前記観
客の位置に対応するグレースケール情報を生成するグレ
ースケール情報生成手段6と、前記画像のグレースケー
ル情報と前記観客のグレースケール情報とを比較するこ
とにより、前記仮想空間と前記現実空間との同期をとり
つつ前記複数の物体の画像と前記観客の画像とを合成す
る合成手段7と、合成された画像を投影するプロジェク
タ8を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、仮想空間と現実
空間との位置関係を同期させる画像処理システムである
3次元ビデオキーシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータグラフィック技術が
非常に進歩し、芸術、美術、放送、映画などさまざまな
分野において利用が進んでいる。平面的な映像ばかりで
なく、仮想的な3次元空間において物品を構成し、これ
を画面上に立体的に表現することも多い。例えば、3次
元仮想空間において物体を複数のポリゴン(多角形)で
構成し、この物体をある視点から見たときの画像を生成
することがなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のコン
ピュータグラフィックス技術においては、仮想空間内に
おける表現が主であり、仮想物体の画像と現実に存在す
る物体を撮影した画像との融合について考慮されている
ものは少ない。これらを合成するにあたって両者の位置
関係を無視して単純に合成する場合は問題ないが、両者
の位置関係を考慮して、つまり、仮想空間内の適切な位
置に現実の物体を表現しようとすると、複雑な処理が必
要になる。例えば、仮想空間の座標と現実空間の座標と
を定義し、これら座標の位置合わせをし、両者の座標を
比較しながら特定の視点から見た画像を生成しなければ
ならない。このように、仮想空間内と現実空間とを同調
させようとすると演算量が過大で処理が困難であった。
【0004】この発明はこのような問題点を解決するた
めになされたもので、コンピュータにより仮想空間に構
成された物品の画像と、カメラにより撮影された現実の
物品の画像とを比較的簡単な処理により融合できる3次
元ビデオキーシステムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、次の手段を
備える3次元ビデオキーシステムである。
【0006】(1)第1の対象物の画像を生成するとと
もに、前記第1の対象物の属性情報を生成する第1画像
生成手段 (2)第2の対象物の画像を生成するとともに、前記第
2の対象物の属性情報を生成する第2画像生成手段 (e)前記第1画像生成手段の属性情報と前記第2画像
生成手段の属性情報とを比較するとともに、この比較結
果に基づき前記第1の対象物の画像と前記第2の対象物
の画像とを合成する合成手段 この発明は、次の手段を備える3次元ビデオキーシステ
ムである。
【0007】(i)第iの対象物の画像を生成するとと
もに、前記第iの対象物の属性情報を生成する第i画像
生成手段(i=1、2、・・・、n:ただしnは整数) (e‘)前記第1画像生成手段の属性情報ないし前記第
n画像生成手段の属性情報を相互に比較するとともに、
この比較結果に基づき前記第1の対象物の画像ないし前
記第nの対象物の画像を合成する合成手段 この発明は、上記複数の画像生成手段のうちのいずれか
は、次の手段を備える3次元ビデオキーシステムであ
る。
【0008】(a)仮想空間に構成された物体の画像及
び前記画像の属性情報を生成する画像生成手段 この発明は、上記複数の画像生成手段のうちのいずれか
は、次の手段を備える3次元ビデオキーシステムであ
る。
【0009】(b)現実空間の対象物の画像を取得する
画像取得手段 (c)前記対象物の位置を取得する位置取得手段 (d)前記対象物の位置に基づき前記対象物の属性情報
を生成する属性情報生成手段 この発明は、前記画像の属性情報を前記仮想空間におけ
る前記物体の位置に対応するグレースケールとする3次
元ビデオキーシステムである。
【0010】この発明は、前記対象物の属性情報を前記
対象物の位置に対応するグレースケールとする3次元ビ
デオキーシステムである。
【0011】この発明は、前記位置取得手段に、前記対
象物を撮影するカメラと、前記カメラによる画像の輪郭
を求めることにより前記対象物の位置を取得する位置検
出手段とを備える3次元ビデオキーシステムである。
【0012】この発明は、上記3次元ビデオキーシステ
ムを複数備え、これらを縦続接続した3次元ビデオキー
システムである。
【0013】3次元ビデオキーシステムとは、3次元仮
想空間と現実空間との位置関係同調システムである。
【0014】この3次元ビデオキーシステムを2台以上
接続することにより、複数の出力及び画像を得ることも
できる。これにより、仮想空間の複数の画像についても
対象とすることができる。この3次元ビデオキーシステ
ムは2つに限らず、所望の数のシステムを相互接続する
ことができる。この3次元ビデオキーシステムは非常に
柔軟性に富み、縦続接続したり、複数の入力を結合して
複数の出力を生成できる。この3次元ビデオキーシステ
ムは、例えば、TVスタジオのための「バーチャルセッ
ト」にも適用できる。
【0015】また、対象物の画像を取得する手段と対象
物の位置を取得する手段とは共用されてもよい。これら
の手段が個別に設けられているか、共用されているかは
問題ではなく、要するに、対象物に関する画像情報及び
位置(深さ情報)を取得できればよい。例えば、対象物
の前面に配置されたカメラ(画像を得ることのできる他
のセンサ、例えば、赤外線センサ、超音波センサ、高分
解能レーダがある)、と対象物の上部に配置されたカメ
ラとで構成してもよいし、あるいは、対象物の側面に配
置されたカメラと対象物の上部に配置されたカメラとで
構成してもよい。また、例えば、対象物の位置を取得す
る手段として、画像と位置を取得できるカメラ(レーダ
ーカメラ)を用いてもよい。また、位置取得手段とし
て、あるいは超音波センサ、光センサ等の非接触タイプ
のセンサ、マットスイッチ等の接触タイプのセンサを用
いてもよい。要するに、位置情報を得ることが重要なの
であって、カメラを配置することは本質ではない。
【0016】前記カメラは、被写体の前面や上部に取り
付けられたり、あるいはこれら以外の場所に取り付けら
れる。
【0017】前記対象物の位置を求める方法として、画
像の輪郭に基づき求められる方法、例えば、中心、重心
などを求める方法がある。
【0018】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態1. 1.システムの概要 まず、この発明の実施の形態のシステムの概要について
説明する。
【0019】この発明の実施の形態に係るシステムは
「3次元ビデオキーシステム(3DVideo Key Syste
m)」と呼ばれ、画素(ピクセル)高精度深さ分解能で
2つのビデオ信号をいかに結合するかの新しい方法であ
り、深さ情報に基づいて異なる画素で2つのビデオ信号
を統合することができる。
【0020】入力は2つのビデオ信号の組みであり、一
つは色のためのもので、もう一方は深さのためのもので
あり、グレースケールである。
【0021】4つの信号が同期信号(sync)にゲンロッ
クされており、このシステムは画素ごとに異なる深さ信
号を比較し、適切な出力信号を選択する優先度を決定す
る。
【0022】このシステムはどのような数の入力信号に
も拡張できて、どのような数の構成可能な層においても
結果を得られる。
【0023】さらに、結果の深さ画面を発生させること
もできて、このシステムを縦続接続することもできる。
【0024】2.システムの用途 この「3次元ビデオキーシステム」の応用、実施、及
び、さらなる用途について説明する。
【0025】2.1 博物館、娯楽、教育(edu-tainme
nt)、テーマパーク及びアーケードのリアルタイム・イ
ンタラクティブ・コンピュータ実施 例えば、2つのコンピュータで1つの情景を発生させる
ことができる。ここでは、1つはカラー画面を発生し、
他方は深さ画面を発生する。これら2つの画面をライブ
ビデオカメラから入ってきた人の画面で結合する。人の
深さは異なるシステムにより発生される。「3次元ビデ
オキーシステム」のこのような応用は、すでに、199
5年1月に東京都写真美術館で「トランスプラント(Tr
ans Plant)」と呼ばれるインタラクティブコンピュー
タ装置に、ソムラー及びミニョノーにより実施された
(画面が展示されたのみで、装置自体の構成は開示され
なかった)。
【0026】この「トランスプラント」システムの二重
のセットアップは、1995年11月に京都のATR
(Advanced Telecommunications Research)でソムラ
ー及びミニョノーにより、「MIC 探検空間(MIC
Exploration Space)」と呼ばれるそれらのために
「3次元ビデオキーシステム」を用いて実施された(実
施状況は上記と同様)。
【0027】「3次元ビデオキーシステム」の他のひと
つの応用は、1995年11月にBiennale de Lyon展
示会で「イントロアクト(Intro Act)」と呼ばれるイ
ンタラクティブコンピュータ装置に実施された(実施状
況は上記と同様)。
【0028】2.2 バーチャルセット(実際上の装
置) このような「3次元ビデオキーシステム」は、バーチャ
ルセットにも適用できる。コンピュータが発生する情景
に画素高精度及びリアルタイムでTVモデレーターを統
合できる。
【0029】実際のカメラ位置に対して適当な画面用い
ることは、2つのビデオソース、例えば、今まで行われ
ていたように、ハイエンドで高価なグラフィックスーパ
ーコンピュータを用いてリアルタイムで画面を発生する
かわりに、レーザーディスクプレーヤーから戻ってプレ
イされる。
【0030】2.3 2つあるいはいくつかのビデオイ
メージのキーイング 「3次元ビデオキーシステム」のための入力ソースとし
て、さらに商業的に重要ないかなるシステムをも使用で
きる。これは与えられたいかなる画面に対する深さ情報
をも提供できる。このように、互いに深さ情報について
いかなるビデオ画面をリアルタイムで「3次元ビデオキ
ー」することができる。
【0031】これはいかなる数のビデオ画像及び層にも
適用できる。
【0032】このようにシステムは、システムへの通常
のビデオ入力を結合させることができるので、テレビ会
議、テレビ電話、インラタクティブムービー及びインタ
ラクティブTVについて広く用いられることができる。
【0033】3.システムの詳細説明 次に、具体的な構成例に基づき発明の実施の形態1につ
いて説明する。
【0034】図1はこの装置の概略ブロック図である。
図2はこの装置の使用状況を説明するための斜視図であ
る。図3はカラー画面の例である。図4はグレースケー
ルマスクの例である。グレースケールマスクの説明は後
述する。図5から図11は、図1の装置の動作を説明す
るための図である。
【0035】図1において、プロセッサ1は、図3のカ
ラー画面及び図4のグレースケールマスクにそれぞれ対
応するカラー映像信号9及びグレースケール信号10を
生成して出力する。カメラ2はCCDカラービデオカメ
ラであり、通常のNTSC方式のカラーTV信号を出力
する。カメラ3はCCDモノクロ(赤外線)ビデオカメ
ラであり、観客の赤外線映像信号を出力する。カメラ3
の出力信号はアダプタ4を介して位置検出器5に入力さ
れる。位置検出器(position detector)4は、赤外線
画像に基づき観客の位置座標(x、z)を出力する。キーコ
ントロールモノクロ結合器(Key & Ctrl B&W Mat
e)6は、位置検出器4が出力する位置座標(主にz座
標)に基づきその観客のグレースケール値を決定し、こ
のグレースケール値を、カメラ3が出力する観客のカラ
ー映像信号信号に結合させる。このグレースケール値は
観客の画像の属性値となる。カラー映像信号とグレース
ケール値は共に最終キーミキサ(Final key+mixer)
7に入力される。最終キーミキサ7には、プロセッサ1
からのカラー映像信号9及びグレースケール信号10も
入力される。最終キーミキサ7は、これら入力信号に基
づき3次元仮想空間に配置された植物等の映像と現実空
間に存在する観客との位置関係を同調させる。この処理
については、後に詳述する。ミキシングされたカラー映
像信号は、プロジェクタ8に入力される。
【0036】以上、この装置の構成要素間の信号の流れ
について説明したが、次に、これら構成要素の実際の配
置状況について説明する。図2において、部屋内の観客
Mは前面のスクリーン11の方向を向いている。スクリ
ーン11は観客から見て凹面状になっている。部屋の外
側にはプロジェクタ8が配置され、スクリーン11に所
定の映像が投影される。この図では、プロセッサ1によ
り生成された多数の仮想的な植物21が表示されてい
る。また、観客Mも、多数の植物群21の間に表示され
ている。観客Mは、あたかも仮想植物群の間を動きまわ
るかのごとく感じる。このように、この装置によれば、
仮想的な空間に表示される植物21の位置と現実の空間
にいる観客Mの位置との対応関係をとるので、仮想空間
内の適切な位置に観客Mを投影することができる。
【0037】カメラ2はスクリーン11の上部に取り付
けられている。これは、カメラ2が観客Mを正面から撮
影できるように、また、観客Mがスクリーン11を見る
ときに邪魔にならないようにするためである。カメラ3
は部屋の上部に設けられている。カメラ3は観客Mが部
屋のどの位置にいるのかを検出するためのものであり、
部屋全体又は大部分を視野に納めている。部屋の床12
は、カメラ3が観客を容易に検出できるように、白色で
ある。以下の説明のために図2の実線のようにx,y,
z座標軸を定める。なお、z軸を点線のように定めても
よい。
【0038】図5はカメラ2の出力画像の例P1であ
る。図中、Mは観客であり、観客Mは正面から写されて
いる。
【0039】図6はカメラ3の出力画像の例P2であ
る。観客Mは真上から写されている。
【0040】図7は位置検出器5の出力画像の例P3で
ある。位置検出器5は画像P2から観客Mの位置座標
(例えば、観客Mの画像の重心位置)x0、y0を求め
る。
【0041】図8は、画像P1に対応するグレースケー
ル値の画像の例P4である。
【0042】図9は、最終キーミクサ7の出力画像の例
P5である。
【0043】図10及び図11は、観客Mの位置座標
(x0,y0)とグレースケール値G(x,y)との関係
を示す特性図である。
【0044】次に動作について説明する。
【0045】図1のシステムは3次元ビデオキーシステ
ムを構成する。3次元ビデオキーシステムとは、3次元
仮想空間と現実空間との位置関係同調システムであっ
て、コンピュータにより仮想空間に構成された画像と、
カメラにより撮影された現実の画像とを比較的簡単な処
理により融合するものである。この処理は、コンピュー
タと観客、あるいは、コンピュータを介した観客同士の
間でインタラクティブな画像処理を可能にする。従来の
コンピュータグラフィックス技術においては、3次元仮
想空間において物体を複数のポリゴンで構成し、ある視
点から見たこの物体の画像を生成したが、現実に撮影さ
れた画像との融合について、考慮されていなかった。
【0046】図1のシステムはグレースケール値を用い
ることにより、比較的簡単に3次元ビデオキーシステム
を構成できる。
【0047】プロセッサ1は、仮想空間中にさまざまな
画像を生成する。例えば、観客の動きに応じて種類や形
状を変えながら、人工的に植物の画像を生成する(トラ
ンスプラント)。また、それら画像の中に昆虫を表現す
る。ところで、これら植物や昆虫などの表示対象物は3
次元的に生成されるが、表示画像はその視点が固定され
ており、結局、2次元的に表現することができる。そこ
で、プロセッサ1は、表示対象物を2次元的に表現した
画像を生成する。この例が図3の画像Pcである。この
図において、複数の植物の画像21a〜21cが表現さ
れている。これら植物21a〜21cは仮想3次元空間
上に生成されるから、これらを平面画像として表すと図
3のように、それらの奥行きに応じて重ね合わされる。
すなわち、観客Mから見て最も奥にある(遠い)植物2
1cは、その一部が植物21a,21bにより隠され
る。また、その手前にある植物21bは、その一部が植
物21aにより隠される。観客Mの最も手前にある(近
い)植物21aはどれにも隠されず、その全体が表現さ
れる。このような処理は、例えば、遠いものから順に画
像を描画していき、その上に近いものを塗り重ねること
により簡単に実現できる。また、後述するグレースケー
ル値を用いて描画の制御を行うことにより比較的簡単に
実現できる。このように、プロセッサ1は3次元仮想空
間中の物体を2次元的に表現する。
【0048】プロセッサ1は、また、図3の画像21a
〜21cそれぞれに対応して、これらの奥行き方向に対
応する画像であるグレースケールマスクを生成する。こ
の例が図4である。この図Pgにおいて、植物21a〜
21cは、その奥行き方向の位置に応じてグレースケー
ル値をもつ。図4において、(植物21aのグレースケ
ール値)<(植物21bのグレースケール値)<(植物
21cのグレースケール値)である。このグレースケー
ル値は、図10及び図11の関係から定められる。図1
0のように、x軸方向のグレースケール値は一定であ
る。これはx軸は画面の横方向に対応し、奥行き方向と
直交するからである。一方、図11のように、z軸方向
のグレースケール値は、その位置zに応じて直線的(一
般的にはグレースケールの関数が単調増加あるいは単調
減少であればよい)に変化する。したがって、図3にお
いて失われたz軸方向(奥行き方向)の情報は、グレー
スケール値として保存される。なお、植物21a〜21
cは、現実の場合と異なり、1つの植物はすべて同じ位
置にある。したがって、1つの植物はすべて同じグレー
スケール値を持つ。このことにより処理が簡単になる
が、現実の場合に近づけるように、植物の部分ごとに位
置が異なるように、グレースケール値を植物の部分ごと
に対応づけてもよい。
【0049】図3の画像Pcはカラー映像信号9とし
て、図4の画像Pgはグレースケール信号10として最
終キーミクサ7に送られる。
【0050】上述のように、プロセッサ1は仮想空間の
画像を生成するが、カメラ2〜キーコントロールモノク
ロ結合器6は現実空間の観客の画像(カラー画像及びグ
レースケール画像)を生成する。
【0051】カメラ3は観客Mを正面から撮影し、その
カラー画像(図5のP1)をキーコントロールモノクロ
結合器6及び最終キーミクサ7にそれぞれ送る。カメラ
3のカラー画像が図3の画像Pcと最終的に合成され
る。
【0052】カメラ4は観客を真上から撮影し、そのモ
ノクロ画像(図6のP2)をアダプタ4に送る。カメラ
4は赤外線カメラであるから、床12が白色であること
とあいまって観客Mのみの画像を得ることができる。他
の物体(他の荷物等)が映らないことは位置検出処理に
おいて有利である。アダプタ4はレベル調整等を行った
後、調整後の信号を位置検出器5に送る。アダプタ4の
出力画像は、例えば、観客Mの有無を示すだけのデジタ
ル信号に近いものである。
【0053】位置検出器5は図6の画像に基づき観客M
の位置を求める。カメラ4は観客を真上から撮影してい
るから、図7のように観客のx,z座標を求めることが
できる。例えば、位置検出器5は観客Mのz軸方向の長
さ、及び、x軸方向の長さを求め、これらの値に基づき
観客Mの像を長方形で囲み、観客Mの輪郭を求め、この
長方形(あるいは輪郭)の中心(重心)を観客の中心座
標とする。この座標値はキーコントロールモノクロ結合
器6に送られる。なお、観客が複数の場合でも、それぞ
れの画像を切り出して重心位置を求めることにより対応
することができる。
【0054】なお、長方形に代えて、x軸,z軸いずれ
かの長さに対応する一定の半径の円で観客Mの画像を囲
むようにしてもよい。
【0055】なお、長方形で囲むことなく、位置検出器
5は観客Mの画像(の輪郭)そのものの重心位置(ある
いは中央位置)を求めるようにしてもよい。図6は観客
Mの有無を示すデジタル的なものであるから、簡単な算
術演算により重心位置を求めることができる。このよう
に、観客のx−z平面における位置(x0,z0)が求め
られる。
【0056】キーコントロールモノクロ結合器6は、位
置検出器5の位置座標に基づきカメラ2のカラー映像信
号に所定のグレースケール値を対応づける。この処理に
ついて具体的に説明する。先に説明したように、グレー
スケール値はz座標にのみ依存するからx座標を無視す
る。観客Mのz座標がz0であったとすれば、図11の
特性図から対応するグレースケール値G0が得られる。
この特性曲線は、単調増加(あるいは図とは逆に単調減
少)であってz座標と1対1の対応がつく限りにおいて
他の曲線を選択することも可能である。また、この特性
曲線は、いわゆるルックアップテーブルにより実現して
も、プロセッサにより関数を演算することにより実現し
てもよい。
【0057】キーコントロールモノクロ結合器6は、こ
のように得られたグレースケール値G0を、カメラ2の
カラー映像信号に対応させる。観客Mの画像全体にわた
ってグレースケール値G0をもつ図8の映像P4が得ら
れる。なお、観客が複数の場合でも、それぞれグレース
ケール値を持たせることができる。
【0058】最終キーミクサ7は、プロセッサ1が生成
したグレースケール値とキーコントロールモノクロ結合
器6が生成したグレースケール値とを比較しつつ、プロ
セッサ1が生成した仮想空間のカラー映像とカメラ2が
撮影した現実空間のカラー映像とを合成する。先に述べ
たように、グレースケール値は奥行き方向の位置を示す
から、最終キーミクサ7はグレースケール値が小さいほ
ど手前にあると判断し、奥にある画像に重ねて表示す
る。
【0059】例えば、植物21aのグレースケール値を
Ga、植物21bのグレースケール値をGb、植物21
cのグレースケール値をGc、観客Mのグレースケール
値をG0としたとき、次のような関係があるとする。
【0060】Ga<G0<Gb<Gc これは観客は植物21aと植物21bの間にいることを
意味する。このように、グレースケール値をキーとして
仮想空間と現実空間が対応する。
【0061】したがって、最終キーミクサ7は、観客M
を植物21b,21cの上に重ねて描画するとともに、
植物21aをこれらの上に重ねて描画する。この処理に
より図9の画像P5が得られる。具体的には、描画の際
にグレースケール値を比較し、観客Mのグレースケール
値が小さければ描画し、大きければ描画しないように処
理する。
【0062】プロジェクタ8は、最終キーミクサ7から
映像信号を受け、スクリーン11に図9のような映像を
投影する。
【0063】以上のように、この発明の実施の形態1に
よれば、グレースケール値をキーに用いるので、比較的
簡単な処理により仮想空間と現実空間とを対応付けるこ
とが可能である。したがって、コンピュータが生成する
画像とカメラで撮影された画像とをひとつの画面上で自
然に合成することができる。従来はこの種の合成はほと
んど行われていなかったが、この装置により実現可能と
なる。コンピュータと人間との間のインタフェースが向
上するとともに、インタラクティブな会話が可能にな
る。マルチメディアの分野における利用が期待される。
【0064】なお、以上の説明において、1つの仮想空
間の映像と1つの現実空間の映像とを合成したが、グレ
ースケール値を共通キーとして複数の仮想空間の映像と
1つの現実空間の映像とを合成しても、1つの仮想空間
の映像と複数の現実空間の映像とを合成することができ
る。
【0065】発明の実施の形態2.発明の実施の形態2
のシステムについて説明する。
【0066】図12はこのシステム全体の機能ブロック
図である。プロセッサ1〜プロジェクタ8a,8bは、
図1で示された同じ符号の構成要素と同一あるいは相当
部分である。図からわかるように、このシステムは、2
つのカメラ2、3及びプロジェクタ8を持っている。
【0067】図13はこのシステム全体の構成を示す斜
視図である。図からわかるように、分離された2つの部
屋にそれぞれスクリーン11a,11bとプロジェクタ
8a,8bを備え、観客M1、M2と仮想空間の植物の
画像とが合成される。それぞれのスクリーン11a,1
1bには同じ画像が表示されている。観客M1、M2は
実施の形態1で説明した方法により、同じ画面上に合成
される。すなわち、仮想空間の植物の画像の中を、観客
M1の画像M1‘と観客M2の画像M2’とが同時に表
示される。したがって、2つの部屋の距離に関らず、二
人の観客M1、M2は、あたかも同じ空間の中に存在し
ているかのように感じることができる。このシステム
は、仮想空間とのインタラクティブ性とともに、現実空
間とのインタラクティブ性をも併せ持つ。
【0068】図14はこのシステム全体の他の構成を示
す斜視図である。図14のシステムとは仮想空間におい
て表現されるものの点で異なる。図14のシステムでは
仮想空間にはドア、額、テーブル(table)等が表
現されている。図からわかるように、スクリーン11
a、11bに表示される画像において、観客M1は手前
に、観客M2は奥に、彼らの間にテーブルが存在する。
なお、スクリーン11bにおいて観客M2を手前に表示
するようにしてもよい。
【0069】図15及び図16は、プロセッサ1が生成
するカラー映像Pcとグレースケール映像Pgである。
これらはそれぞれ図3及び図4に相当する。
【0070】図17及び図18は、カメラ2a、2bが
取得する観客M1、M2の映像である。これらはいずれ
も図5に相当する。
【0071】図19及び図20は、カメラ3a,3bが
取得する観客M1、M2を真上から見た赤外線(あるい
は通常の可視光線)映像である。これらはいずれも図6
に相当する。
【0072】図21及び図22は、位置検出器5の動作
を説明するための図である。これらはいずれも図7に相
当する。
【0073】図23及び図24は、最終キーミクサ7の
動作を説明するための図である。これらはいずれも図8
及び図9に相当する。
【0074】図25は、最終キーミクサ7で合成された
画像である。この画像信号がプロジェクタ8a,8bに
供給される。
【0075】次に動作について説明する。基本的な動作
は実施の形態1の場合と同様である。しかし、2つの現
実空間の座標と1つの仮想空間の座標との同期をとる点
で異なる。以下、この相違点を中心に図14に基づき説
明する。
【0076】観客M1の位置が求められると、実施の形
態1の場合と同様にして観客M1のグレースケール値G
M1が得られる。同様に、観客M2のグレースケール値G
M2が得られる。
【0077】例えば、テーブルのグレースケール値をG
tableとしたとき、次のような関係があるとする。
【0078】GM1<Gtable<GM2 これは、観客M1が手前に、観客M2が奥に、かれらの
間にテーブルがあることを意味する。このように、現実
空間の座標系が複数であってもグレースケール値をキー
として仮想空間と現実空間が対応する。
【0079】したがって、最終キーミクサ7は、テーブ
ルを観客M2の上に重ねて描画するとともに、観客M1
をこれらの上に重ねて描画する。この処理により図14
の画像が得られる。具体的には、描画の際にグレースケ
ール値を比較し、グレースケール値が小さければ描画
(上書き)し、大きければ描画しないように処理する。
【0080】以上のように、この発明の実施の形態1に
よれば、グレースケール値を用いて1つの仮想空間と2
つの現実空間との合成を可能にした。
【0081】なお、図12は1つのシステムとして構成
した場合を示したが、2つのシステムとして構成し、こ
れらの間を通信回線を用いて接続するようにしてもよ
い。例えば、プロセッサ1、カメラ2a,3a、位置検
出器5、キーコントロールモノクロ結合器6、最終キー
ミキサ7、プロジェクタ8aをひとつの装置とし、他
方、カメラ2b,3b、プロジェクタ8bをひとつの装
置とし、両者の間をビデオ伝送装置で接続する。あるい
は、位置検出器5、キーコントロールモノクロ結合器6
を2つ設け、キーコントロールモノクロ結合器6と最終
キーミキサ7との間をデジタル伝送装置で接続する。こ
のように構成することにより、例えば、テレビ会議シス
テムにおいて仮想空間と現実空間の同期をとりつつ合成
することが可能になる。
【0082】発明の実施の形態3.発明の実施の形態3
のシステムについて説明する。上記発明の実施の形態
1、2において、1つのカメラ画像と1つのコンピュー
タ画像とを合成する装置について説明した。この発明は
さらに他の構成をとることができる。
【0083】カメラ画像は、現実空間画像発生手段のひ
とつである。現実空間画像発生手段とは、なんらかの手
段(スチルカメラ、ムービーカメラ、ビデオカメラ、レ
ーザースキャナ、高分解能レーダセンサ、超音波センサ
等)により実在の物体、人物等の対象に関する二次元あ
るいは三次元情報を得る手段である。
【0084】コンピュータ画像は、仮想空間画像発生手
段のひとつである。仮想空間画像発生手段とは、なんら
かの手段(コンピュータグラフィックス等)により仮想
空間中に二次元あるいは三次元情報を生成する手段であ
る。
【0085】図26は、この発明の実施の形態3の画像
合成システムの機能ブロック図である。現実空間画像発
生手段(REAL PICTURE GENERATOR)51は画像信号PA及
び画像合成のための属性信号ZAを出力する。仮想空間
画像発生手段(VIRTUAL PICTURE GENERATOR)52は画像
信号PB及び画像合成のための属性信号ZBを出力す
る。合成手段(SYNTHESIZER)53は、これら画像信号P
AとPBを属性信号ZA,ZBに基づき合成し、合成後
の画像信号PC及び属性信号ZCを出力する。合成手段
53の出力は、例えば、CRTディスプレイ、液晶ディ
スプレイ、プロジェクタ等のディスプレイ54に入力さ
れる。なお、ディスプレイ54の代わりに、あるいはこ
れに加えて、ビデオテープレコーダ、DVD等の光ある
いは磁気的作用に基づく媒体に記録するようにしてもよ
い。
【0086】図27は、この発明の実施の形態3の他の
画像合成システムの機能ブロック図である。2つの仮想
空間画像発生手段52a,52bを備え、合成手段53
は、これらの出力を合成する。
【0087】図28は、この発明の実施の形態3の他の
画像合成システムの機能ブロック図である。2つの仮想
空間画像発生手段51a,51bを備え、合成手段53
は、これらの出力を合成する。
【0088】ところで、図26〜図28のシステムを複
数備え、これらを互いに縦続接続することによりシステ
ムを構成してもよい。この種のシステムの一例を図29
に示す。この図において、合成手段53a〜53cは縦
続接続されている。現実空間画像発生手段51a、仮想
空間画像発生手段52a、合成手段53aは、図26と
同じものである。合成手段53bは、その合成出力と現
実空間画像発生手段51bの出力とを合成する。合成手
段53cは、さらに、その合成出力と仮想空間画像発生
手段52bの出力とを合成する。すなわち、合成手段5
3aで現実画像と仮想画像とが合成され、合成手段53
bでさらに現実画像が加えられ、合成手段53cでさら
に仮想画像が加えられる。このように、複数の合成手段
を用いることにより多数の仮想画像及び現実画像を合成
することができる。
【0089】なお、図29のシステムは3つの合成手段
を示すが、これに限らず、2段、4段、5段、・・・の
合成手段を縦続接続するようにしてもよい。また、現実
空間画像発生手段51と仮想空間画像発生手段52の接
続は図29に限らず、任意である。
【0090】なお、合成手段間の接続は、ツイストペ
ア、同軸ケーブル、光ファイバのような接続線でもよい
し、電話回線、マイクロ波回線のような通信回線でもよ
い。たとえば、インターネット等のコンピュータネット
ワークを利用してシステムを構成することができる。し
たがって、合成手段の配置は近くでも遠くでもどちらで
もよく、自由である。例えば、合成手段53aはある会
社Aの会議室、合成手段53bは他の会社Bの会議室に
設置され、合成手段53cは画像提供会社Cに設置され
る。そうすれば、会社Cは、会社Aの出演者と会社Bの
出演者とが共演している画像に、さらに所定の背景を追
加した画像を生成して、ユーザーに供給することができ
る。この場合、会社Aの出演者と会社Bの出演者とが同
じ所で会する必要はない。
【0091】なお、以上の合成手段3の入力は2つであ
ったが、3つ以上でもよい。この場合でもグレースケー
ルを用いることにより、複数の画像を容易に合成するこ
とができる。
【0092】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、仮想
空間に構成された物体の画像及び前記画像の属性情報を
生成する画像生成手段と、現実空間の対象物の画像を取
得する画像取得手段と、前記対象物の位置を取得する位
置取得手段と、前記対象物の位置に基づき前記対象物の
属性情報を生成する属性情報生成手段と、前記画像の属
性情報と前記対象物の属性情報とを比較するとともに、
この比較結果に基づき前記仮想空間の物体の画像と前記
現実空間の対象物の画像とを合成する合成手段とを備え
るので、仮想空間に構成された物品の画像とカメラ等に
より撮影された現実の物品の画像とを、属性情報をキー
として比較的簡単な処理により融合できる。
【0093】また、この発明によれば、複数の画像取得
手段、位置取得手段、及び、属性情報手段を備えるの
で、異なる座標系に存在する複数の対象物の画像と仮想
空間に構成された物品の画像とを融合できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1の装置の機能ブロック
図である。
【図2】この発明の実施の形態1の装置の配置を示す斜
視図である。
【図3】この発明の実施の形態1のプロセッサが生成す
るカラー映像である。
【図4】この発明の実施の形態1のプロセッサが生成す
るグレースケール映像である。
【図5】この発明の実施の形態1のカメラが撮影する観
客のカラー映像である。
【図6】この発明の実施の形態1のカメラが撮影する真
上からみた観客の赤外線映像である。
【図7】この発明の実施の形態1の観客の赤外線映像か
らその座標を求める方法の説明図である。
【図8】この発明の実施の形態1の観客のグレースケー
ル映像である。
【図9】この発明の実施の形態1の合成後のカラー映像
である。
【図10】この発明の実施の形態1のグレースケール特
性の例である。
【図11】この発明の実施の形態1のグレースケール特
性の例である。
【図12】この発明の実施の形態2の装置の機能ブロッ
ク図である。
【図13】この発明の実施の形態2の装置の配置を示す
斜視図である。
【図14】この発明の実施の形態2の装置の他の配置を
示す斜視図である。
【図15】この発明の実施の形態2のプロセッサが生成
するカラー映像である。
【図16】この発明の実施の形態2のプロセッサが生成
するグレースケール映像である。
【図17】この発明の実施の形態2のカメラが撮影する
観客のカラー映像である。
【図18】この発明の実施の形態2の他のカメラが撮影
する観客のカラー映像である。
【図19】この発明の実施の形態2のカメラが撮影する
真上からみた観客の赤外線映像である。
【図20】この発明の実施の形態2の他のカメラが撮影
する真上からみた観客の赤外線映像である。
【図21】この発明の実施の形態2の観客の赤外線映像
からその座標を求める方法の説明図である。
【図22】この発明の実施の形態2の観客の赤外線映像
からその座標を求める方法の説明図である。
【図23】この発明の実施の形態2の一方の観客のグレ
ースケール映像、及び、この観客を合成後のカラー映像
である。
【図24】この発明の実施の形態2の他方の観客のグレ
ースケール映像、及び、この観客を合成後のカラー映像
である。
【図25】この発明の実施の形態2の最終合成後のカラ
ー映像である。
【図26】この発明の実施の形態3のシステムの機能ブ
ロック図である。
【図27】この発明の実施の形態3のシステムの他の機
能ブロック図である。
【図28】この発明の実施の形態3のシステムの他の機
能ブロック図である。
【図29】この発明の実施の形態3のシステムの他の機
能ブロック図である。
【符号の説明】
1 プロセッサ 2 カメラ 3 カメラ 4 アダプタ 5 位置検出器 6 キーコントロールモノクロ結合器 7 最終キーミキサ 8 プロジェクタ 9 カラー映像信号 10 グレースケール信号 11 スクリーン 12 床 51 現実空間画像発生手段 52 仮想空間画像発生手段 53 合成手段 54 表示手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロラン ミニョノー 京都府相楽郡精華町大字乾谷小字砂ヶ谷 118番地 アミティ光台2棟302号

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の手段を備える3次元ビデオキーシス
    テム。 (1)第1の対象物の画像を生成するとともに、前記第
    1の対象物の属性情報を生成する第1画像生成手段 (2)第2の対象物の画像を生成するとともに、前記第
    2の対象物の属性情報を生成する第2画像生成手段 (e)前記第1画像生成手段の属性情報と前記第2画像
    生成手段の属性情報とを比較するとともに、この比較結
    果に基づき前記第1の対象物の画像と前記第2の対象物
    の画像とを合成する合成手段
  2. 【請求項2】 次の手段を備える3次元ビデオキーシス
    テム。 (i)第iの対象物の画像を生成するとともに、前記第
    iの対象物の属性情報を生成する第i画像生成手段(i
    =1、2、・・・、n:ただしnは整数) (e‘)前記第1画像生成手段の属性情報ないし前記第
    n画像生成手段の属性情報を相互に比較するとともに、
    この比較結果に基づき前記第1の対象物の画像ないし前
    記第nの対象物の画像を合成する合成手段
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の複数の画像
    生成手段のうちのいずれかは、次の手段を備える3次元
    ビデオキーシステム。 (a)仮想空間に構成された物体の画像及び前記画像の
    属性情報を生成する画像生成手段
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2記載の複数の画像
    生成手段のうちのいずれかは、次の手段を備える3次元
    ビデオキーシステム。 (b)現実空間の対象物の画像を取得する画像取得手段 (c)前記対象物の位置を取得する位置取得手段 (d)前記対象物の位置に基づき前記対象物の属性情報
    を生成する属性情報生成手段
  5. 【請求項5】 前記画像の属性情報を前記仮想空間にお
    ける前記物体の位置に対応するグレースケールとする請
    求項3記載の3次元ビデオキーシステム。
  6. 【請求項6】 前記対象物の属性情報を前記対象物の位
    置に対応するグレースケールとする請求項4記載の3次
    元ビデオキーシステム。
  7. 【請求項7】 前記位置取得手段に、前記対象物を撮影
    するカメラと、前記カメラによる画像の輪郭を求めるこ
    とにより前記対象物の位置を取得する位置検出手段とを
    備える請求項4記載の3次元ビデオキーシステム。
  8. 【請求項8】 請求項1又は請求項2に記載の3次元ビ
    デオキーシステムを複数備え、これらを縦続接続した3
    次元ビデオキーシステム。
JP8183166A 1996-07-12 1996-07-12 3次元ビデオキーシステム Pending JPH1049134A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002117412A (ja) * 2000-07-24 2002-04-19 Sony Computer Entertainment Inc 画像処理システム、デバイス、方法及びコンピュータプログラム
JP2008264321A (ja) * 2007-04-23 2008-11-06 Takahiro Matsuo 演出装置およびその演出方法
JP2019115408A (ja) * 2017-12-26 2019-07-18 株式会社ユークス ホール用表示システム及びこれを用いて行うイベントの実施方法

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JP2008264321A (ja) * 2007-04-23 2008-11-06 Takahiro Matsuo 演出装置およびその演出方法
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