JPH1048109A - 往復動内燃機関の排気ガス採取装置 - Google Patents

往復動内燃機関の排気ガス採取装置

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Publication number
JPH1048109A
JPH1048109A JP21675796A JP21675796A JPH1048109A JP H1048109 A JPH1048109 A JP H1048109A JP 21675796 A JP21675796 A JP 21675796A JP 21675796 A JP21675796 A JP 21675796A JP H1048109 A JPH1048109 A JP H1048109A
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JP
Japan
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exhaust
exhaust gas
pressure
sampling
internal combustion
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP21675796A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Ishida
裕幸 石田
Tadao Omura
忠雄 大村
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置が煩雑化することなく簡単な構成でシリ
ンダから排出された真の燃焼/膨張後の排気ガス成分を
確実に採取可能な往復動内燃機関の排気ガス採取装置を
提供すること。 【解決手段】 本発明は複数シリンダを有する往復動内
燃機関の特定シリンダに設けられた排気弁後流の排気ポ
ートに取り付けられた採取管を介して、前記特定シリン
ダから排出されるガスを採取する装置において、前記採
取管の途中に介装され、前記特定シリンダの高圧排気期
間に開弁するようにバネ圧若しくは流体圧等の開弁圧力
が調整された自動弁を介して排気ガスがガス分析装置に
導かれるように構成されたことを特徴とし、この場合エ
ンジンの負荷が変化して排気圧力が変化しても適正なサ
ンプル期間を確保可能とするために前記前記開弁圧力は
調整可能にするのが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数シリンダを有
する往復動内燃機関において、特定シリンダの排気ガス
を採取するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数シリンダを有する往復動内燃機関に
おいて、特定シリンダの排気ガスを採取する場合、他の
シリンダからの排出される排気ガスの影響を受けないた
めに、排気弁後流の排気ポートから排気ガスを採取する
のが一般的である。計測装置の例として、まず、図2に
示した従来例Aでは、排気弁108の後流の排気ポート
1に計測座2を取り付け、これに採取管3を取り付け
て、水分の凝縮を防止する目的でヒーティングされた管
4によって、特定シリンダ106の排気ガスが排気ガス
分析装置5に導かれる。尚図中107はピストンであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら特定シリ
ンダの排気ガス採取の目的はシリンダ内の排気ガス成分
を分析しようとするものである。ところが前記排気ポー
トを流れるガスは燃焼/膨張後の計測しようとする排気
ガスと、吸気が燃焼に供されることなく排気ポートに流
れるものとがあり、前記従来例Aでは排気ガスの成分が
大きく異なる前記両者を測定してしまう為に、採取する
ガスの濃度がそのシリンダから排出された真の燃焼/膨
張後のガス成分であるかその判読に問題がある。
【0004】かかる欠点を解消するために、図3に示す
従来例Bでは、採取管3に高速電磁弁6および、内燃機
関のクランク信号(クランク角信号)検出器7からの信
号に同期して作動信号を高速電磁弁6にあたえる制御装
置8を用いており、そのシリンダの排気期間のみ高速電
磁弁6を開弁して、排気ガスを採取するように構成して
いる。尚、前記図中110は連設棒、111はクランク
軸、112はクランク軸111と一体的に回転するエン
コーダ等のクランク角発生器で、該クランク角発生器1
12より出力されるクランク角を受/発光センサからな
る検出器7により検出して制御装置8により前記動作を
行う。しかしながらかかる従来例Bでは、計測装置が大
がかりであり、高速電磁弁の焼き付き等の問題も抱えて
いる。
【0005】本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、装
置が煩雑化することなく簡単な構成でシリンダから排出
された真の燃焼/膨張後の排気ガス成分を確実に採取可
能な往復動内燃機関の排気ガス採取装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決するために、複数シリンダを有する往復動内燃機関の
特定シリンダに設けられた排気弁後流の排気ポートに取
り付けられた採取管を介して、前記特定シリンダから排
出されるガスを採取する装置において、前記採取管の途
中に介装され、前記特定シリンダの高圧排気期間に開弁
するようにバネ圧若しくは流体圧等の開弁圧力が調整さ
れた自動弁を介して排気ガスがガス分析装置に導かれる
ように構成されたことを特徴とする往復動内燃機関の排
気ガス採取装置を提案する。尚、エンジンの負荷が変化
して排気圧力が変化しても適正なサンプル期間を確保可
能とするために前記前記開弁圧力は調整可能にするのが
好ましい。又前記採取管は排気ポートに計測座を取り付
け該計測座に取り付けられるように構成するのがよい。
【0007】かかる発明によれば前記特定シリンダが排
気する際に、排気によって採取管に入るガスの圧力が上
昇しその圧力が開弁圧力に達すると、自動弁を開弁さ
せ、そのシリンダの排気期間のみ開弁しそれ以外の期間
は閉弁しているため、確実にそのシリンダが排出する排
気ガスのみを採取することが可能である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態を説明する。但し、この実施形態に記載されている
構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に
特定的な記載がないかぎりは、この発明の範囲をそれに
限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。図1
は本発明の第1実施形態を示す排気ガス採取装置を示
し、前記従来例Aと同様に排気弁の後流の排気ポート1
に計測座2があり、これに採取管3が取り付けられてい
る。採取管3にはバネ10b、ボール10c及びボール
シート面10aを有する自動弁10が取り付けられてい
る。さらに、水分の凝縮を防止する目的でヒーティング
された管4によって、排気ガス分析装置5に導かれる。
【0009】かかる実施形態によれば前記特定シリンダ
が排気する際に、排気によって採取管に入るガスの圧力
が上昇しその圧力がバネ10bによる付勢圧(開弁圧
力)以上に達すると、ボール10cがシート面10aよ
り離間して自動弁10を開弁させ、そのシリンダ106
の排気期間のみ開弁し確実にそのシリンダ106が排出
する排気ガスのみを採取する。一方吸気が燃焼に供され
ることなく排気ポート1に流れた場合は採取管に入るガ
スの圧力がバネ10bによる付勢圧(開弁圧力)以上に
ならない為に閉弁状態を維持する。そしてかかる開弁/
閉弁動作はクランク軸の1回転毎繰返し行われる。
【0010】図4は前記装置に組込まれる好ましい自動
弁の構成を示し、バネ10b、ボール10c及びボール
シート面10aを有するハウジング10d、排気ポート
1側に連通する入口通路10f、排気ガス分析装置5側
と連通する出口通路10e、前記エンジンの負荷が変化
して排気圧力の変化に追従してバネ10bの付勢圧を調
整する調整ネジ10h、前記エンジンの負荷を検知して
これに対応させて調整ネジ10hを所定角度回転させる
ステッピングモ−タ等のアクチュエータ10gとからな
る。勿論前記調整ネジ10hは手動で調整可能に構成し
ても良い。かかる前記エンジンの負荷を制御装置23で
検知してこれに対応させてアクチュエータ10gにより
調整ネジ10hを所定角度回転させることにより、前記
エンジンの負荷が変化して排気圧力の変化に追従してバ
ネ10bの付勢圧を調整することが出来る。
【0011】又前記自動弁を流体弁を用いて構成した実
施形態もも本発明は包含する。即ち、図5は、空気や窒
素等が圧縮気体源21、レギュレータ等の圧力調整器2
2、流体弁20からなる自動弁対応装置で、流体弁20
はピストン20a、ピストンシート面20bを有するハ
ウジング20f、排気ポート1側に連通する入口通路2
0e、排気ガス分析装置5側と連通する出口通路20c
とにより構成される。そして前記ピストン20aは図の
下面に印加される排気ガス圧による力と圧力調整器より
出力され、上面に受圧されるガス圧との力のバランスに
より作動する。即ち、高圧排気期間には排気ガス圧によ
りピストン20aが持上がり、排気ガスは出口通路20
c、管4を通って排気ガス分析装置5側に導かれる。そ
して前記圧力調整器22は前記エンジンの負荷を検知し
てこれに対応させて圧力が調整可能に、制御装置23に
より自動制御可能に構成されており、これにより、前記
エンジンの負荷が変化に起因する排気圧力の変化に追従
してピストン20aに受圧される気体圧を調整すること
が出来る
【0012】
【発明の効果】以上記載のごとく本発明によれば、特定
シリンダが排出した排気ガスのみを、確実に採取するこ
とが可能で、装置自体も簡単な構成で安価に製作できる
とともに、エンジンの負荷が変化に起因する排気圧力の
変化が生じても容易に対処可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係わる排気ガス採取装置
の概略図である。
【図2】従来技術に係る排気ガス採取装置の概略図であ
る。(従来例A)
【図3】従来技術に係る排気ガス採取装置の概略図であ
る。(従来例B)
【図4】図1の排気ガス採取装置に用いる好適なバネ圧
制御の自動弁の断面図である。
【図5】図1の排気ガス採取装置に用いる好適な流体圧
制御の自動弁装置の概略図である。
【符号の説明】
1 排気ポート 2 計測座 3 採取管 5 排気ガス分析装置 10 自動弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数シリンダを有する往復動内燃機関の
    特定シリンダに設けられた排気弁後流の排気ポートに採
    取管を取り付け、該採取管を介して前記特定シリンダか
    ら排出されるガスを採取する装置において、 前記採取管の途中に介装され、前記特定シリンダの高圧
    排気期間に開弁するようにバネ圧若しくは流体圧等の開
    弁圧力が調整された自動弁を介して排気ガスがガス分析
    装置に導かれるように構成されたことを特徴とする往復
    動内燃機関の排気ガス採取装置。
JP21675796A 1996-07-30 1996-07-30 往復動内燃機関の排気ガス採取装置 Withdrawn JPH1048109A (ja)

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Legal Events

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20031007