JPH1047652A - エマルジョン燃料生成方法、装置及びエマルジョン燃料燃焼装置 - Google Patents
エマルジョン燃料生成方法、装置及びエマルジョン燃料燃焼装置Info
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- JPH1047652A JPH1047652A JP20365296A JP20365296A JPH1047652A JP H1047652 A JPH1047652 A JP H1047652A JP 20365296 A JP20365296 A JP 20365296A JP 20365296 A JP20365296 A JP 20365296A JP H1047652 A JPH1047652 A JP H1047652A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】安定したエマルジョン燃料を生成する。
【解決手段】第1の攪拌タンク11は、予め親油性の界
面活性剤であるモノオイレン酸ソルビタンが混合された
灯油と予め親水性の界面活性剤であるポリオキシエチレ
ンソルビタントリオレアートが混合された水とを混合
し、高速で攪拌して初期エマルジョンを生成する。第2
の攪拌タンク12は、第1の攪拌タンク11で生成され
た初期エマルジョンと水とを混合し、低速で攪拌して最
終的にエマルジョン燃料を生成する。
面活性剤であるモノオイレン酸ソルビタンが混合された
灯油と予め親水性の界面活性剤であるポリオキシエチレ
ンソルビタントリオレアートが混合された水とを混合
し、高速で攪拌して初期エマルジョンを生成する。第2
の攪拌タンク12は、第1の攪拌タンク11で生成され
た初期エマルジョンと水とを混合し、低速で攪拌して最
終的にエマルジョン燃料を生成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエマルジョン燃料生
成方法、装置及びエマルジョン燃料燃焼装置に係り、特
に、石油系燃料、水及び界面活性剤を混合して水中油滴
型または油中水滴型エマルジョン燃料を生成するエマル
ジョン燃料生成方法及びこのエマルジョン燃料生成方法
を実施するためのエマルジョン燃料生成装置、並びにこ
のエマルジョン燃料生成方法または装置で生成されたエ
マルジョン燃料を燃焼させるエマルジョン燃料燃焼装置
に関する。
成方法、装置及びエマルジョン燃料燃焼装置に係り、特
に、石油系燃料、水及び界面活性剤を混合して水中油滴
型または油中水滴型エマルジョン燃料を生成するエマル
ジョン燃料生成方法及びこのエマルジョン燃料生成方法
を実施するためのエマルジョン燃料生成装置、並びにこ
のエマルジョン燃料生成方法または装置で生成されたエ
マルジョン燃料を燃焼させるエマルジョン燃料燃焼装置
に関する。
【0002】本発明のエマルジョン燃料燃焼装置は、ボ
イラー、ガスタービン、家庭用の暖房器具、農業用ハウ
スのボイラー等に利用することができる。
イラー、ガスタービン、家庭用の暖房器具、農業用ハウ
スのボイラー等に利用することができる。
【0003】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、灯油や軽油等の石油系燃料の使用量を減少させると
共に、NOxや煤煙スラッグ等を減少させるために、石
油系燃料に水と少量の界面活性剤を添加混合してエマル
ジョン化したエマルジョン燃料(水乳化燃料)を燃焼さ
せる種々の方法が提案されている。なお、従来では、水
に潜熱をとられてかえって燃料消費量が増加するため、
燃焼可能なエマルジョン燃料の水の混合割り合いは1〜
10重量%程度が実用上の限度と考えられている。
り、灯油や軽油等の石油系燃料の使用量を減少させると
共に、NOxや煤煙スラッグ等を減少させるために、石
油系燃料に水と少量の界面活性剤を添加混合してエマル
ジョン化したエマルジョン燃料(水乳化燃料)を燃焼さ
せる種々の方法が提案されている。なお、従来では、水
に潜熱をとられてかえって燃料消費量が増加するため、
燃焼可能なエマルジョン燃料の水の混合割り合いは1〜
10重量%程度が実用上の限度と考えられている。
【0004】また、特開平7−313859号公報に
は、油類と水とを1つの攪拌槽で攪拌することにより、
油粒子の径が0.5μm程度のエマルジョン燃料を製造
する方法について記載があるが、1つの攪拌槽を用い比
較的速い速度で攪拌しているため生成されたエマルジョ
ン燃料が攪拌の繰り返しにより破壊される、という問題
がある。この問題を解決するために、低速で攪拌すると
生成されたエマルジョン燃料は攪拌により破壊され難く
なるが、エマルジョン燃料の生成に時間がかかる、とい
う問題がある。
は、油類と水とを1つの攪拌槽で攪拌することにより、
油粒子の径が0.5μm程度のエマルジョン燃料を製造
する方法について記載があるが、1つの攪拌槽を用い比
較的速い速度で攪拌しているため生成されたエマルジョ
ン燃料が攪拌の繰り返しにより破壊される、という問題
がある。この問題を解決するために、低速で攪拌すると
生成されたエマルジョン燃料は攪拌により破壊され難く
なるが、エマルジョン燃料の生成に時間がかかる、とい
う問題がある。
【0005】また、特開昭55−23812号公報に
は、空気を200°C〜400°Cに加熱する空気加熱
室を設け、気化したエマルジョン燃料と加熱された空気
とを混合して燃焼させる液体燃料燃焼装置が開示されて
いる。
は、空気を200°C〜400°Cに加熱する空気加熱
室を設け、気化したエマルジョン燃料と加熱された空気
とを混合して燃焼させる液体燃料燃焼装置が開示されて
いる。
【0006】しかしながら、上記従来の技術では、空気
加熱室や気化部が必要であるため、燃焼装置の構造が複
雑になる、という問題がある。
加熱室や気化部が必要であるため、燃焼装置の構造が複
雑になる、という問題がある。
【0007】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたもので、安定したエマルジョン燃料を生成すること
ができるエマルジョン燃料生成方法及び装置、並びに簡
単な構造でエマルジョン燃料を燃焼させることができる
エマルジョン燃料燃焼装置を提供することを目的とす
る。
れたもので、安定したエマルジョン燃料を生成すること
ができるエマルジョン燃料生成方法及び装置、並びに簡
単な構造でエマルジョン燃料を燃焼させることができる
エマルジョン燃料燃焼装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、石油系燃料、水及び界面活性剤
を混合し、所定の攪拌速度で攪拌して初期エマルジョン
を生成し、生成した初期エマルジョンと水とを混合し、
前記攪拌速度より遅い攪拌速度で攪拌してエマルジョン
燃料を生成するするものである。
に、請求項1の発明は、石油系燃料、水及び界面活性剤
を混合し、所定の攪拌速度で攪拌して初期エマルジョン
を生成し、生成した初期エマルジョンと水とを混合し、
前記攪拌速度より遅い攪拌速度で攪拌してエマルジョン
燃料を生成するするものである。
【0009】また、請求項3の発明は、石油系燃料、水
及び界面活性剤を混合し、所定の攪拌速度で攪拌して初
期エマルジョンを生成する第1の攪拌槽と、前記第1の
攪拌槽で生成した初期エマルジョンと水とを混合し、前
記攪拌速度より遅い攪拌速度で攪拌してエマルジョン燃
料を生成する第2の攪拌槽と、を含んで構成したもので
ある。
及び界面活性剤を混合し、所定の攪拌速度で攪拌して初
期エマルジョンを生成する第1の攪拌槽と、前記第1の
攪拌槽で生成した初期エマルジョンと水とを混合し、前
記攪拌速度より遅い攪拌速度で攪拌してエマルジョン燃
料を生成する第2の攪拌槽と、を含んで構成したもので
ある。
【0010】上記各発明によれば、初期エマルジョンを
生成するときの攪拌速度は、最終的なエマルジョン燃料
を生成するときの攪拌速度より速いため、速やかに初期
エマルジョンを生成することができるものの、生成され
た初期エマルジョンの中で攪拌により破壊されるものが
ある。一方、最終的なエマルジョン燃料を生成するとき
には、遅い攪拌速度で攪拌しているため、生成された初
期エマルジョンは破壊されることがなく、また破壊され
た初期エマルジョンは速度が遅い攪拌により再生され、
また速度が遅い攪拌により新たなエマルジョンが生成さ
れて、最終的に安定したエマルジョン燃料が生成され
る。
生成するときの攪拌速度は、最終的なエマルジョン燃料
を生成するときの攪拌速度より速いため、速やかに初期
エマルジョンを生成することができるものの、生成され
た初期エマルジョンの中で攪拌により破壊されるものが
ある。一方、最終的なエマルジョン燃料を生成するとき
には、遅い攪拌速度で攪拌しているため、生成された初
期エマルジョンは破壊されることがなく、また破壊され
た初期エマルジョンは速度が遅い攪拌により再生され、
また速度が遅い攪拌により新たなエマルジョンが生成さ
れて、最終的に安定したエマルジョン燃料が生成され
る。
【0011】上記初期エマルジョンを生成するときの攪
拌速度は速く、生成されたエマルジョンが攪拌により破
壊される虞れがあるため、石油系燃料に対する水の混合
割合を少なくするのが好ましい。一方、最終的なエマル
ジョン燃料を生成するときの攪拌速度は遅く、生成され
たエマルジョンが攪拌により破壊され難いので、初期エ
マルジョンに対する水の混合割合を上記の場合より多く
することができる。
拌速度は速く、生成されたエマルジョンが攪拌により破
壊される虞れがあるため、石油系燃料に対する水の混合
割合を少なくするのが好ましい。一方、最終的なエマル
ジョン燃料を生成するときの攪拌速度は遅く、生成され
たエマルジョンが攪拌により破壊され難いので、初期エ
マルジョンに対する水の混合割合を上記の場合より多く
することができる。
【0012】上記初期エマルジョンは、請求項2,4,
及び6の発明のように、予め親油性の界面活性剤を混合
した石油系燃料と水、石油系燃料と予め親水性の界面活
性剤を混合した水、または予め親油性の界面活性剤を混
合した石油系燃料と予め親水性の界面活性剤を混合した
水を混合し、攪拌することで生成することができる。
及び6の発明のように、予め親油性の界面活性剤を混合
した石油系燃料と水、石油系燃料と予め親水性の界面活
性剤を混合した水、または予め親油性の界面活性剤を混
合した石油系燃料と予め親水性の界面活性剤を混合した
水を混合し、攪拌することで生成することができる。
【0013】親油性の界面活性剤としては、モノラウリ
ン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、モノス
テアリン酸ソルビタン、モノオイレン酸ソルビタンのい
ずれか1つを使用することができ、親水性の界面活性剤
としては、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレー
ト、ポリオキシエチレンソルビタンモノパルミタート、
ポリオキシエチレンソルビタンモノステアラート、ポリ
オキシエチレンソルビタンモノオレアート、ポリオキシ
エチレンソルビタントリオレアートのいずれか1つを使
用することができる。
ン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、モノス
テアリン酸ソルビタン、モノオイレン酸ソルビタンのい
ずれか1つを使用することができ、親水性の界面活性剤
としては、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレー
ト、ポリオキシエチレンソルビタンモノパルミタート、
ポリオキシエチレンソルビタンモノステアラート、ポリ
オキシエチレンソルビタンモノオレアート、ポリオキシ
エチレンソルビタントリオレアートのいずれか1つを使
用することができる。
【0014】さらに、石油系燃料と水とを結びつける界
面活性剤であるエチレングリコール、ポリエチレングリ
コールのいずれかを少量添加するとさら安定したエマル
ジョン燃料を生成することができる。
面活性剤であるエチレングリコール、ポリエチレングリ
コールのいずれかを少量添加するとさら安定したエマル
ジョン燃料を生成することができる。
【0015】本発明のエマルジョン生成方法では、石油
系燃料と水とを最大1:1の割合まで混合し、液体微粒
子の平均粒径が0.05〜3μm程度の安定したミクロ
エマルジョン燃料を生成することができる。
系燃料と水とを最大1:1の割合まで混合し、液体微粒
子の平均粒径が0.05〜3μm程度の安定したミクロ
エマルジョン燃料を生成することができる。
【0016】なお、本発明のエマルジョン生成方法で
は、1つの攪拌槽でエマルジョン燃料を生成することも
できるが、請求項3の発明のように2つの攪拌槽を用い
てエマルジョン燃料を生成することもできる。
は、1つの攪拌槽でエマルジョン燃料を生成することも
できるが、請求項3の発明のように2つの攪拌槽を用い
てエマルジョン燃料を生成することもできる。
【0017】また、請求項5の発明は、上記で説明した
方法でエマルジョンを生成するエマルジョン燃料生成装
置と、エマルジョン燃料が噴射される部位の温度をエマ
ルジョン燃料の発火点以上の温度に保持する温度保持手
段と、エマルジョン燃料の発火点以上の温度に保持され
た部位にエマルジョン燃料を噴射する燃料噴射手段と、
を含んで構成したものである。
方法でエマルジョンを生成するエマルジョン燃料生成装
置と、エマルジョン燃料が噴射される部位の温度をエマ
ルジョン燃料の発火点以上の温度に保持する温度保持手
段と、エマルジョン燃料の発火点以上の温度に保持され
た部位にエマルジョン燃料を噴射する燃料噴射手段と、
を含んで構成したものである。
【0018】なお、請求項5の発明では、請求項3また
は4のエマルジョン燃料生成装置を用いることもでき
る。
は4のエマルジョン燃料生成装置を用いることもでき
る。
【0019】本発明によれば、温度保持手段によってエ
マルジョン燃料が噴射される部位の温度がエマルジョン
燃料の発火点以上の温度に保持されるため、この部位に
燃料噴射手段からエマルジョン燃料を噴射することによ
り、エマルジョン燃料が燃焼する。
マルジョン燃料が噴射される部位の温度がエマルジョン
燃料の発火点以上の温度に保持されるため、この部位に
燃料噴射手段からエマルジョン燃料を噴射することによ
り、エマルジョン燃料が燃焼する。
【0020】この温度保持手段は、請求項7の発明のよ
うに、エマルジョン燃料が噴射される部位に燃焼ガスを
噴射するガス噴射手段を設け、ガス噴射手段から噴射さ
れた燃焼ガスを燃焼させてエマルジョン燃料が噴射され
る部位の温度をエマルジョン燃料の発火点以上の温度に
保持するように構成することができる。この場合、ガス
噴射手段は、複数の燃焼ガス噴射口を円周上に配置し、
エマルジョン燃料が噴射される部位に複数の燃焼ガス噴
射口から噴射された燃焼ガスが収束するように構成する
ことができる。
うに、エマルジョン燃料が噴射される部位に燃焼ガスを
噴射するガス噴射手段を設け、ガス噴射手段から噴射さ
れた燃焼ガスを燃焼させてエマルジョン燃料が噴射され
る部位の温度をエマルジョン燃料の発火点以上の温度に
保持するように構成することができる。この場合、ガス
噴射手段は、複数の燃焼ガス噴射口を円周上に配置し、
エマルジョン燃料が噴射される部位に複数の燃焼ガス噴
射口から噴射された燃焼ガスが収束するように構成する
ことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、本発明の実
施の形態を説明する。
施の形態を説明する。
【0022】図1に示すように、本実施の形態のエマル
ジョン燃料燃焼システムは、水、石油系燃料である灯
油、及び界面活性剤を混合・攪拌してエマルジョン燃料
を生成するエマルジョン燃料生成装置10と、エマルジ
ョン燃料を燃焼させるエマルジョン燃料燃焼装置40と
を備えている。
ジョン燃料燃焼システムは、水、石油系燃料である灯
油、及び界面活性剤を混合・攪拌してエマルジョン燃料
を生成するエマルジョン燃料生成装置10と、エマルジ
ョン燃料を燃焼させるエマルジョン燃料燃焼装置40と
を備えている。
【0023】エマルジョン燃料生成装置10は、予め親
油性の界面活性剤であるモノオイレン酸ソルビタンが混
合された灯油と予め親水性の界面活性剤であるポリオキ
シエチレンソルビタントリオレアートが混合された水と
を混合し、高速で攪拌して初期エマルジョンを生成する
第1の攪拌タンク11と、第1の攪拌タンク11で生成
された初期エマルジョンと水とを混合し、低速で攪拌し
て最終的にエマルジョン燃料を生成する第2の攪拌タン
ク12とを備えている。
油性の界面活性剤であるモノオイレン酸ソルビタンが混
合された灯油と予め親水性の界面活性剤であるポリオキ
シエチレンソルビタントリオレアートが混合された水と
を混合し、高速で攪拌して初期エマルジョンを生成する
第1の攪拌タンク11と、第1の攪拌タンク11で生成
された初期エマルジョンと水とを混合し、低速で攪拌し
て最終的にエマルジョン燃料を生成する第2の攪拌タン
ク12とを備えている。
【0024】第1の攪拌タンク11には、予め親水性の
界面活性剤が混合された水を供給する水供給パイプ1
3、及び予め親油性の界面活性剤が混合された灯油を供
給する灯油供給パイプ15が上面に設けられている。
界面活性剤が混合された水を供給する水供給パイプ1
3、及び予め親油性の界面活性剤が混合された灯油を供
給する灯油供給パイプ15が上面に設けられている。
【0025】第1の攪拌タンク11内には、攪拌タンク
11の上面を貫通して、攪拌装置17が取り付けられて
いる。攪拌装置17は、第1の攪拌タンク11の上面を
貫通して設けられたシャフト21Aと、シャフト21A
の攪拌タンク内側の一端に固定された攪拌ファン20A
と、シャフト21Aの攪拌タンク外側の他端に固定され
かつ攪拌ファン20Aを回転させる高速モータ21とか
ら構成されている。なお、27は、目視によって内部の
液体の量を確認するためのレベル計である。
11の上面を貫通して、攪拌装置17が取り付けられて
いる。攪拌装置17は、第1の攪拌タンク11の上面を
貫通して設けられたシャフト21Aと、シャフト21A
の攪拌タンク内側の一端に固定された攪拌ファン20A
と、シャフト21Aの攪拌タンク外側の他端に固定され
かつ攪拌ファン20Aを回転させる高速モータ21とか
ら構成されている。なお、27は、目視によって内部の
液体の量を確認するためのレベル計である。
【0026】また、第2の攪拌タンク12には、水を供
給する水供給パイプ14及び第1の攪拌タンクで生成さ
れた初期エマルジョンを供給するエマルジョン供給パイ
プ16が上面に設けられている。
給する水供給パイプ14及び第1の攪拌タンクで生成さ
れた初期エマルジョンを供給するエマルジョン供給パイ
プ16が上面に設けられている。
【0027】第2の攪拌タンク12内には、第1の攪拌
タンクと同様に、第2の攪拌タンク12の上面を貫通し
て、攪拌装置18が取り付けられている。攪拌装置18
は、攪拌タンク12の上面を貫通して設けられたシャフ
ト21Bと、シャフト21Bの攪拌タンク内側の一端に
固定された攪拌ファン20Bと、シャフト21Bの攪拌
タンク外側の他端に固定されかつ攪拌ファン20Bを回
転させる低速モータ22とから構成されている。なお、
19は第2の攪拌タンク12内のエマルジョン燃料を確
認するための確認窓である。
タンクと同様に、第2の攪拌タンク12の上面を貫通し
て、攪拌装置18が取り付けられている。攪拌装置18
は、攪拌タンク12の上面を貫通して設けられたシャフ
ト21Bと、シャフト21Bの攪拌タンク内側の一端に
固定された攪拌ファン20Bと、シャフト21Bの攪拌
タンク外側の他端に固定されかつ攪拌ファン20Bを回
転させる低速モータ22とから構成されている。なお、
19は第2の攪拌タンク12内のエマルジョン燃料を確
認するための確認窓である。
【0028】第2の攪拌タンク12の底面側の側面に
は、ダイヤフラムバルブ23が取り付けられ、このダイ
ヤフラムバルブ23にはエマルジョン燃料を供給する燃
料供給パイプ24の一端が取り付けられている。この燃
料供給パイプ24の他端は、エマルジョン燃料を圧送す
る圧送ポンプ26に接続されている。そして、圧送ポン
プ26は燃料供給パイプ25を介してエマルジョン燃料
燃焼装置40に接続されている。
は、ダイヤフラムバルブ23が取り付けられ、このダイ
ヤフラムバルブ23にはエマルジョン燃料を供給する燃
料供給パイプ24の一端が取り付けられている。この燃
料供給パイプ24の他端は、エマルジョン燃料を圧送す
る圧送ポンプ26に接続されている。そして、圧送ポン
プ26は燃料供給パイプ25を介してエマルジョン燃料
燃焼装置40に接続されている。
【0029】エマルジョン燃料燃焼装置40には、燃焼
ガスの原料であるLPGが貯留されたLPGボンベ28
がLPG供給パイプ30を介して接続されている。
ガスの原料であるLPGが貯留されたLPGボンベ28
がLPG供給パイプ30を介して接続されている。
【0030】エマルジョン燃料燃焼装置40は、図2及
び図3に示すように、セラミックスや金属で形成された
円筒状のフレームホルダ42を備えている。フレームホ
ルダ42は、外径60mm、長さ135mm程度の大き
さである。このフレームホルダ42の外周には、ガード
ホルダ41(図1参照)が取り付けられている。
び図3に示すように、セラミックスや金属で形成された
円筒状のフレームホルダ42を備えている。フレームホ
ルダ42は、外径60mm、長さ135mm程度の大き
さである。このフレームホルダ42の外周には、ガード
ホルダ41(図1参照)が取り付けられている。
【0031】フレームホルダ42の基端側の内部には、
LPGと空気とを混合した燃焼ガスをフレームホルダ4
2の内部の中心付近の点Oに向けて噴射するガス噴射装
置44が、フィン46を介して取り付けられている。こ
のガス噴射装置44は、鋳物等によって、外径50m
m、中心孔の径15mm、高さ20mm程度の大きさの
略円環状に形成されている。ガス噴射装置44の底面4
4AにはLPG供給パイプ34の一端が貫通しており、
このガス噴射装置44は、底面44Aがフレームホルダ
42の基端から15mm程度の位置に位置するようにフ
レームホルダ42に取り付けられている。底面44Aか
ら貫通したLPG供給パイプ34の他端は、空気取入口
を備え、かつ供給されたLPGと空気取入口から取り入
れた空気とを混合する空気取入部32を介して、LPG
ボンベ28に接続されたLPG供給パイプ30と連通さ
れている。
LPGと空気とを混合した燃焼ガスをフレームホルダ4
2の内部の中心付近の点Oに向けて噴射するガス噴射装
置44が、フィン46を介して取り付けられている。こ
のガス噴射装置44は、鋳物等によって、外径50m
m、中心孔の径15mm、高さ20mm程度の大きさの
略円環状に形成されている。ガス噴射装置44の底面4
4AにはLPG供給パイプ34の一端が貫通しており、
このガス噴射装置44は、底面44Aがフレームホルダ
42の基端から15mm程度の位置に位置するようにフ
レームホルダ42に取り付けられている。底面44Aか
ら貫通したLPG供給パイプ34の他端は、空気取入口
を備え、かつ供給されたLPGと空気取入口から取り入
れた空気とを混合する空気取入部32を介して、LPG
ボンベ28に接続されたLPG供給パイプ30と連通さ
れている。
【0032】ガス噴射装置44の上面44Bは、ガス噴
射装置44の中心に向かって下るように傾斜しており、
この上面44Bには、ガス噴射方向が上面44Bと略垂
直な複数個(本実施の形態では8個)のガス噴射口44
Cが形成されている。従って、各ガス噴射口44Cから
噴射された燃焼ガスは、フレームホルダ42の内部中心
付近の点Oに収束する。フレームホルダ42の軸線Cと
噴射された燃焼ガスの成す角θは、20度〜23度程度
が適当である。
射装置44の中心に向かって下るように傾斜しており、
この上面44Bには、ガス噴射方向が上面44Bと略垂
直な複数個(本実施の形態では8個)のガス噴射口44
Cが形成されている。従って、各ガス噴射口44Cから
噴射された燃焼ガスは、フレームホルダ42の内部中心
付近の点Oに収束する。フレームホルダ42の軸線Cと
噴射された燃焼ガスの成す角θは、20度〜23度程度
が適当である。
【0033】このガス噴射口44Cは、図4に示すよう
に、ガス噴射装置44の上面から突出した円錐台状に形
成されており、内部にはガス噴射側に位置する大径の円
筒状孔44Dとガス噴射装置44の内部側に位置する小
径の円筒状孔44Eとが連通するように穿設されてい
る。このガス噴射口44Cの円錐台状部分の高さは2〜
3mm、上面の外径は4〜5mm、大径の円筒状孔44
Dの内径は2.5mm、小径の円筒状孔44Eの内径は
1mm程度の大きさである。
に、ガス噴射装置44の上面から突出した円錐台状に形
成されており、内部にはガス噴射側に位置する大径の円
筒状孔44Dとガス噴射装置44の内部側に位置する小
径の円筒状孔44Eとが連通するように穿設されてい
る。このガス噴射口44Cの円錐台状部分の高さは2〜
3mm、上面の外径は4〜5mm、大径の円筒状孔44
Dの内径は2.5mm、小径の円筒状孔44Eの内径は
1mm程度の大きさである。
【0034】ガス噴射装置44の中心孔には、ガス噴射
装置44の軸心方向に移動可能に、円筒状のエマルジョ
ン燃料噴射ノズル50の先端部分が挿入されている。エ
マルジョン燃料噴射ノズル50の側面にはラック50A
が形成され、このラック50Aには図示しないモータに
よって回転されるピニオン50Bが齒合されている。従
って、このピニオン50Bを回転させることにより、エ
マルジョン燃料噴射ノズル50ガス噴射装置44の軸心
方向に移動される。
装置44の軸心方向に移動可能に、円筒状のエマルジョ
ン燃料噴射ノズル50の先端部分が挿入されている。エ
マルジョン燃料噴射ノズル50の側面にはラック50A
が形成され、このラック50Aには図示しないモータに
よって回転されるピニオン50Bが齒合されている。従
って、このピニオン50Bを回転させることにより、エ
マルジョン燃料噴射ノズル50ガス噴射装置44の軸心
方向に移動される。
【0035】フレームホルダ42の先端側内周面には、
燃焼しているエマルジョン燃料の炎の温度を検出する温
度センサ54が取付けられ、フレームホルダ42の内部
のガス噴射装置44の前方部分には、LPGを燃焼させ
ることによって形成された火種の温度を検出する温度セ
ンサ56が取付けられている。
燃焼しているエマルジョン燃料の炎の温度を検出する温
度センサ54が取付けられ、フレームホルダ42の内部
のガス噴射装置44の前方部分には、LPGを燃焼させ
ることによって形成された火種の温度を検出する温度セ
ンサ56が取付けられている。
【0036】次に本実施の形態の作用を説明する。ま
ず、エマルジョン燃料は、例えば、全体の重量を750
gとすると、以下の割合で生成することができる。この
場合の灯油対水の重量比は2:1である。
ず、エマルジョン燃料は、例えば、全体の重量を750
gとすると、以下の割合で生成することができる。この
場合の灯油対水の重量比は2:1である。
【0037】 灯油 494g 水 247g モノオイレン酸ソルビタン 4.5g ポリオキシエチレンソルビタントリオレアート 4.5g エチレングリコール 少量 第1の攪拌タンク11に、予め親水性の界面活性剤が混
合された水と予め親油性の界面活性剤が混合された灯油
とを重量比で例えば1:6の割合で供給した後、エチレ
ングリコールを少量添加し、攪拌装置17で高速で攪拌
して初期エマルジョン燃料を生成する。
合された水と予め親油性の界面活性剤が混合された灯油
とを重量比で例えば1:6の割合で供給した後、エチレ
ングリコールを少量添加し、攪拌装置17で高速で攪拌
して初期エマルジョン燃料を生成する。
【0038】この生成された初期エマルジョンはエマル
ジョン供給パイプ16を介して、第2の攪拌タンク12
に供給される。また、第2の攪拌タンク12には、水供
給パイプ14を介して水が供給され、攪拌装置18で低
速で攪拌してエマルジョン燃料を生成する。第2の攪拌
タンク12に供給する水と初期エマルジョンとの割合
は、重量比で例えば1:3である。
ジョン供給パイプ16を介して、第2の攪拌タンク12
に供給される。また、第2の攪拌タンク12には、水供
給パイプ14を介して水が供給され、攪拌装置18で低
速で攪拌してエマルジョン燃料を生成する。第2の攪拌
タンク12に供給する水と初期エマルジョンとの割合
は、重量比で例えば1:3である。
【0039】これによって灯油と水との混合割合が重量
比で1:2、平均粒径が0.05〜3μm程度のエマル
ジョン燃料が生成される。
比で1:2、平均粒径が0.05〜3μm程度のエマル
ジョン燃料が生成される。
【0040】上記では、エマルジョンの原料としては灯
油を用いた例について説明したが、重油(A重油、B重
油、C重油)やガソリン等の石油系燃料を用いることも
できる。
油を用いた例について説明したが、重油(A重油、B重
油、C重油)やガソリン等の石油系燃料を用いることも
できる。
【0041】LPGボンベ28からLPGを供給する
と、空気取入部32でLPGと空気とが混合されて燃焼
ガスが生成され、ガス噴射装置44のガス噴射口44C
からフレームホルダ42の内部中心付近の点Oに収束す
るように燃焼ガスが噴射される。この燃焼ガスに点火す
ると、火種が生成される。温度センサ56でこの火種の
温度を検出し、火種の温度がエマルジョン燃料の発火点
以上の温度、例えば、400°C以上の温度に保持され
るように、LPGの供給量及び吸入空気量の少なくとも
一方を調整する。火種の温度を400°C程度に保持す
る場合、LPGの使用量は12〜15g/時間程度であ
る。
と、空気取入部32でLPGと空気とが混合されて燃焼
ガスが生成され、ガス噴射装置44のガス噴射口44C
からフレームホルダ42の内部中心付近の点Oに収束す
るように燃焼ガスが噴射される。この燃焼ガスに点火す
ると、火種が生成される。温度センサ56でこの火種の
温度を検出し、火種の温度がエマルジョン燃料の発火点
以上の温度、例えば、400°C以上の温度に保持され
るように、LPGの供給量及び吸入空気量の少なくとも
一方を調整する。火種の温度を400°C程度に保持す
る場合、LPGの使用量は12〜15g/時間程度であ
る。
【0042】この状態で攪拌タンク12に設けられてい
るダイヤフラムバルブ23を開いて圧送ポンプ26を駆
動してエマルジョン燃料噴射ノズル50からエマルジョ
ン燃料を噴射させる。これにより噴射されたエマルジョ
ン燃料が火種によって点火され、燃焼される。そして、
温度センサ54により、燃焼しているエマルジョン燃料
の火炎の温度を検出し、エマルジョン燃料噴射ノズル5
0の出し入れ量を調整し、火炎の温度が目的の温度にな
るように調整する。
るダイヤフラムバルブ23を開いて圧送ポンプ26を駆
動してエマルジョン燃料噴射ノズル50からエマルジョ
ン燃料を噴射させる。これにより噴射されたエマルジョ
ン燃料が火種によって点火され、燃焼される。そして、
温度センサ54により、燃焼しているエマルジョン燃料
の火炎の温度を検出し、エマルジョン燃料噴射ノズル5
0の出し入れ量を調整し、火炎の温度が目的の温度にな
るように調整する。
【0043】エマルジョン燃料は、加圧噴射すると液体
微粒子であるエマルジョン粒子が凝集して粒径が大きく
なる虞れがある。このため、図5に示すように、紡錘状
のゴムチューブ60と周上に先端が球または円柱状の複
数の突起を備えた回転体62とから構成され、回転体を
回転させるこのによりゴムチューブ60を周期的に変形
させてエマルジョン燃料を供給するエマルジョン燃料フ
ィーダを、上記圧送ポンプに代えて使用するのが好まし
い。
微粒子であるエマルジョン粒子が凝集して粒径が大きく
なる虞れがある。このため、図5に示すように、紡錘状
のゴムチューブ60と周上に先端が球または円柱状の複
数の突起を備えた回転体62とから構成され、回転体を
回転させるこのによりゴムチューブ60を周期的に変形
させてエマルジョン燃料を供給するエマルジョン燃料フ
ィーダを、上記圧送ポンプに代えて使用するのが好まし
い。
【0044】なお、上記では、ガスを燃焼させて生成し
た種火にエマルジョン燃料を噴射する例について説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、エマル
ジョン燃料の発火点以上の温度に加熱させたヒータ等の
ターゲットにエマルジョン燃料を噴射して、または内周
面にコイル状のヒータを配置した円筒部材に噴射したエ
マルジョン燃料を貫通させて燃焼させるようにしてもよ
い。また、上記ではLPGを使用して火種を生成する例
について説明したが、都市ガス等のガスを使用するよう
にしてもよい。さらに、ガス噴射口を円周上に8個設け
る例について説明したが、各々対称に2〜7個、または
9個以上設けるようにしてもよく、ガス噴射口をノズル
によって構成してもよい。また、上記では横型のエマル
ジョン燃料燃焼装置を例に説明したが、縦型のエマルジ
ョン燃料燃焼装置にも本発明を適用することができる。
た種火にエマルジョン燃料を噴射する例について説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、エマル
ジョン燃料の発火点以上の温度に加熱させたヒータ等の
ターゲットにエマルジョン燃料を噴射して、または内周
面にコイル状のヒータを配置した円筒部材に噴射したエ
マルジョン燃料を貫通させて燃焼させるようにしてもよ
い。また、上記ではLPGを使用して火種を生成する例
について説明したが、都市ガス等のガスを使用するよう
にしてもよい。さらに、ガス噴射口を円周上に8個設け
る例について説明したが、各々対称に2〜7個、または
9個以上設けるようにしてもよく、ガス噴射口をノズル
によって構成してもよい。また、上記では横型のエマル
ジョン燃料燃焼装置を例に説明したが、縦型のエマルジ
ョン燃料燃焼装置にも本発明を適用することができる。
【0045】また、上記では、親油性の界面活性剤とし
てモノオイレン酸ソルビタンを使用し、親水性の界面活
性剤としてポリオキシエチレンソルビタントリオレアー
トを使用した例について説明したが、他の親油性の界面
活性剤及び親水性の界面活性剤を用いてもよく、石油系
燃料及び水の一方に界面活性剤を添加してもよく、エチ
レングリコールに代えてポリエチレングリコールを使用
してもよい。
てモノオイレン酸ソルビタンを使用し、親水性の界面活
性剤としてポリオキシエチレンソルビタントリオレアー
トを使用した例について説明したが、他の親油性の界面
活性剤及び親水性の界面活性剤を用いてもよく、石油系
燃料及び水の一方に界面活性剤を添加してもよく、エチ
レングリコールに代えてポリエチレングリコールを使用
してもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明のエマルジョ
ン生成方法及び装置によれば、高速で攪拌して初期エマ
ルジョンを生成した後、低速で攪拌してエマルジョン燃
料を生成するようにしたので、安定したエマルジョン燃
料を生成することができる、という効果が得られる。
ン生成方法及び装置によれば、高速で攪拌して初期エマ
ルジョンを生成した後、低速で攪拌してエマルジョン燃
料を生成するようにしたので、安定したエマルジョン燃
料を生成することができる、という効果が得られる。
【0047】また、本発明のエマルジョン燃焼装置によ
れば、エマルジョン燃料が噴射される部位の温度をエマ
ルジョン燃料の発火点以上の温度に保持してエマルジョ
ン燃料を燃焼するようにしたので、構造が簡単なエマル
ジョン燃料燃焼装置を提供することができる、という効
果が得られる。
れば、エマルジョン燃料が噴射される部位の温度をエマ
ルジョン燃料の発火点以上の温度に保持してエマルジョ
ン燃料を燃焼するようにしたので、構造が簡単なエマル
ジョン燃料燃焼装置を提供することができる、という効
果が得られる。
【図1】本発明の実施の形態の斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態のエマルジョン燃料燃焼装
置の断面図である。
置の断面図である。
【図3】本発明の実施の形態のエマルジョン燃料燃焼装
置の側面図である。
置の側面図である。
【図4】本発明の実施の形態のエマルジョン燃料燃焼装
置のガス噴射口の断面図である。
置のガス噴射口の断面図である。
【図5】圧送ポンプの他の例を示す側面図である。
10 エマルジョン燃料生成装置 12 攪拌タンク 26 圧送ポンプ 40 エマルジョン燃料燃焼装置 44 ガス噴射装置
【手続補正書】
【提出日】平成9年5月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】ガス噴射装置44の中心孔には、ガス噴射
装置44の軸心方向に移動可能に、円筒状のエマルジョ
ン燃料噴射ノズル50の先端部分が挿入されている。エ
マルジョン燃料噴射ノズル50の側面にはラック50A
が形成され、このラック50Aには図示しないモータに
よって回転されるピニオン50Bが齒合されている。従
って、このピニオン50Bを回転させることにより、エ
マルジョン燃料噴射ノズル50がガス噴射装置44の軸
心方向に移動される。
装置44の軸心方向に移動可能に、円筒状のエマルジョ
ン燃料噴射ノズル50の先端部分が挿入されている。エ
マルジョン燃料噴射ノズル50の側面にはラック50A
が形成され、このラック50Aには図示しないモータに
よって回転されるピニオン50Bが齒合されている。従
って、このピニオン50Bを回転させることにより、エ
マルジョン燃料噴射ノズル50がガス噴射装置44の軸
心方向に移動される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】エマルジョン燃料は、加圧噴射すると液体
微粒子であるエマルジョン粒子が凝集して粒径が大きく
なる虞れがある。このため、図5に示すように、紡錘状
のゴムチューブ60と周上に先端が球または円柱状の複
数の突起を備えた回転体62とから構成され、回転体を
回転させることによりゴムチューブ60を周期的に変形
させてエマルジョン燃料を供給するエマルジョン燃料フ
ィーダを、上記圧送ポンプに代えて使用するのが好まし
い。
微粒子であるエマルジョン粒子が凝集して粒径が大きく
なる虞れがある。このため、図5に示すように、紡錘状
のゴムチューブ60と周上に先端が球または円柱状の複
数の突起を備えた回転体62とから構成され、回転体を
回転させることによりゴムチューブ60を周期的に変形
させてエマルジョン燃料を供給するエマルジョン燃料フ
ィーダを、上記圧送ポンプに代えて使用するのが好まし
い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 東四郎 東京都中野区中野二丁目24番5−520 (72)発明者 北田 俊夫 東京都中野区中野二丁目24番5−520
Claims (7)
- 【請求項1】石油系燃料、水及び界面活性剤を混合し、
所定の攪拌速度で攪拌して初期エマルジョンを生成し、 生成した初期エマルジョンと水とを混合し、前記攪拌速
度より遅い攪拌速度で攪拌してエマルジョン燃料を生成
するエマルジョン燃料生成方法。 - 【請求項2】前記初期エマルジョンは、予め親油性の界
面活性剤を混合した石油系燃料と水、石油系燃料と予め
親水性の界面活性剤を混合した水、または予め親油性の
界面活性剤を混合した石油系燃料と予め親水性の界面活
性剤を混合した水を混合し、攪拌して生成する請求項1
のエマルジョン燃料生成方法。 - 【請求項3】石油系燃料、水及び界面活性剤を混合し、
所定の攪拌速度で攪拌して初期エマルジョンを生成する
第1の攪拌槽と、 前記第1の攪拌槽で生成した初期エマルジョンと水とを
混合し、前記攪拌速度より遅い攪拌速度で攪拌してエマ
ルジョン燃料を生成する第2の攪拌槽と、 を含むエマルジョン燃料生成装置。 - 【請求項4】前記初期エマルジョンは、予め親油性の界
面活性剤を混合した石油系燃料と水、石油系燃料と予め
親水性の界面活性剤を混合した水、または予め親油性の
界面活性剤を混合した石油系燃料と予め親水性の界面活
性剤を混合した水を混合し、攪拌して生成する請求項3
のエマルジョン燃料生成装置。 - 【請求項5】石油系燃料、水及び界面活性剤を混合し、
所定の攪拌速度で攪拌して初期エマルジョンを生成し、
生成した初期エマルジョンと水とを混合し、前記攪拌速
度より遅い攪拌速度で攪拌してエマルジョン燃料を生成
するエマルジョン燃料生成装置と、 エマルジョン燃料が噴射される部位の温度をエマルジョ
ン燃料の発火点以上の温度に保持する温度保持手段と、 エマルジョン燃料の発火点以上の温度に保持された部位
に前記エマルジョン燃料生成装置で生成されたエマルジ
ョン燃料を噴射する燃料噴射手段と、 を含むエマルジョン燃料燃焼装置。 - 【請求項6】前記初期エマルジョンは、予め親油性の界
面活性剤を混合した石油系燃料と水、石油系燃料と予め
親水性の界面活性剤を混合した水、または予め親油性の
界面活性剤を混合した石油系燃料と予め親水性の界面活
性剤を混合した水を混合し、攪拌して生成する請求項5
のエマルジョン燃料燃焼装置。 - 【請求項7】前記温度保持手段は、エマルジョン燃料が
噴射される部位に燃焼ガスを噴射するガス噴射手段を含
み、該燃焼ガスを燃焼させてエマルジョン燃料が噴射さ
れる部位の温度をエマルジョン燃料の発火点以上の温度
に保持する請求項5または6記載のエマルジョン燃料燃
焼装置。
Priority Applications (10)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20365296A JP2930909B2 (ja) | 1996-08-01 | 1996-08-01 | エマルジョン燃料生成方法、装置及びエマルジョン燃料燃焼装置 |
CA002207339A CA2207339A1 (en) | 1996-06-12 | 1997-06-09 | Emulsion fuel production method and apparatus, emulsion fuel combustion apparatus, and emulsion fuel production supply apparatus |
NO972655A NO972655L (no) | 1996-06-12 | 1997-06-10 | Emulsjonsdrivstoff og apparat til forbrenning av samme |
TW086108037A TW360763B (en) | 1996-06-12 | 1997-06-11 | Emulsion fuel production method and apparatus, emulsion fuel combustion apparatus, and emulsion fuel production supply apparatus |
KR1019970024148A KR19980086346A (ko) | 1996-06-12 | 1997-06-11 | 에멀션연료제조방법과 장치,에멀션연료연소장치 및 에멀션연료 제조공급장치 |
AU24826/97A AU721880B2 (en) | 1996-06-12 | 1997-06-11 | Emulsion fuel production method and apparatus, emulsion fuel combustion apparatus, and emulsion fuel production supply apparatus |
NZ328071A NZ328071A (en) | 1996-06-12 | 1997-06-12 | Emulsion fuel production: petroleum fuel and surfactant mixed with water |
CN97112449A CN1180813A (zh) | 1996-06-12 | 1997-06-12 | 乳化燃料生产方法和装置及其燃烧装置和生产供应装置 |
EP97109520A EP0812615A3 (en) | 1996-06-12 | 1997-06-12 | Emulsion fuel production method and apparatus, emulsion fuel combustion apparatus, and emulsion fuel production supply apparatus |
KR1019990056199A KR100264417B1 (ko) | 1996-06-12 | 1999-12-09 | 에멀션연료제조공급장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20365296A JP2930909B2 (ja) | 1996-08-01 | 1996-08-01 | エマルジョン燃料生成方法、装置及びエマルジョン燃料燃焼装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1047652A true JPH1047652A (ja) | 1998-02-20 |
JP2930909B2 JP2930909B2 (ja) | 1999-08-09 |
Family
ID=16477606
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20365296A Expired - Fee Related JP2930909B2 (ja) | 1996-06-12 | 1996-08-01 | エマルジョン燃料生成方法、装置及びエマルジョン燃料燃焼装置 |
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030095555A (ko) * | 2002-06-12 | 2003-12-24 | 구본석 | 전폐액상연료 연소장치 시스템 |
KR100434131B1 (ko) * | 2001-04-17 | 2004-06-04 | 박길원 | Ba유 및 물의 에멀젼 장치 |
KR100434129B1 (ko) * | 2001-04-17 | 2004-06-04 | 박길원 | 유수에멀젼 장치 |
KR100434130B1 (ko) * | 2001-04-17 | 2004-06-04 | 박길원 | 유수에멀젼 장치 |
JP2010190222A (ja) * | 2010-04-23 | 2010-09-02 | Toyota Central R&D Labs Inc | 液体燃料の供給方法 |
WO2012050127A1 (ja) * | 2010-10-14 | 2012-04-19 | 有限会社共立プラスチック製作所 | 加水バイオ燃料用添加剤、加水バイオ燃料及びその製造方法 |
-
1996
- 1996-08-01 JP JP20365296A patent/JP2930909B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100434131B1 (ko) * | 2001-04-17 | 2004-06-04 | 박길원 | Ba유 및 물의 에멀젼 장치 |
KR100434129B1 (ko) * | 2001-04-17 | 2004-06-04 | 박길원 | 유수에멀젼 장치 |
KR100434130B1 (ko) * | 2001-04-17 | 2004-06-04 | 박길원 | 유수에멀젼 장치 |
KR20030095555A (ko) * | 2002-06-12 | 2003-12-24 | 구본석 | 전폐액상연료 연소장치 시스템 |
JP2010190222A (ja) * | 2010-04-23 | 2010-09-02 | Toyota Central R&D Labs Inc | 液体燃料の供給方法 |
WO2012050127A1 (ja) * | 2010-10-14 | 2012-04-19 | 有限会社共立プラスチック製作所 | 加水バイオ燃料用添加剤、加水バイオ燃料及びその製造方法 |
JP5786162B2 (ja) * | 2010-10-14 | 2015-09-30 | 正彦 井手上 | 加水燃料及びその製造方法 |
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---|---|
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