JPH1047001A - 振り子ピストンをエネルギ保存サイクルとする方法及び装置 - Google Patents

振り子ピストンをエネルギ保存サイクルとする方法及び装置

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JPH1047001A
JPH1047001A JP22918996A JP22918996A JPH1047001A JP H1047001 A JPH1047001 A JP H1047001A JP 22918996 A JP22918996 A JP 22918996A JP 22918996 A JP22918996 A JP 22918996A JP H1047001 A JPH1047001 A JP H1047001A
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reduced
diameter
combustion chamber
piston
combustion
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Hiroyasu Tanigawa
浩保 谷川
Kazunaga Tanigawa
和永 谷川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 往復ピストンクランク機関には死点乃至死点
後30゜の動力変換効率が非常に悪い部分があり、従来
技術ではこの部分で圧縮圧力以上の最大の熱エネルギの
全部を使用消費するため、大部分の熱エネルギが摩擦損
失の増大等に使用されて、動力変換効率の絶好機には熱
エネルギが殆ど無くなり、熱効率が大低減するし、燃焼
室容積が急拡大するため極度の非定容燃焼となって、排
気ガス公害が大増大するため、死点近傍での熱エネルギ
使用は僅少として大部分の熱エネルギは保存貯金によ
り、大増大及び有効利用します。 【解決手段】 死点近傍に限定した隔離燃焼とするた
め、2段燃焼室・2段ピストンとして、拡径燃焼室の例
えば5分の1に縮径した縮径主燃焼室内隔離燃焼とし
て、大部分の熱エネルギは保存貯金しておき、絶好機近
傍で集中使用して、結果として熱効率を大上昇して排気
公害を大低減します。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通常のピストン往
復運動を回転動力に変換するピストンサイクルのエネル
ギ変換効率を高めるため、振り子運動クランク機構を採
用すると共に力学的エネルギ保存の法則を利用して、死
点後の所定期間に亘って例えば5分の1等に縮径した縮
径主燃焼室内隔離燃焼として、死点近傍でのエネルギ使
用量を僅少として大部分の熱エネルギは保存貯金してお
き、隔離解除時に最高燃焼圧力に近づけることにより、
死点後60゜(以後クランク角度を省略する)付近の絶
好機前半前後(図1)の回転動力を大増大すると同時
に、近似定容燃焼として公害の大低減を図るエネルギ保
存サイクルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の往復ピストン内燃機関では回転動
力に変換困難な上死点付近で大径のピストン頂部に最大
燃焼圧力及び最高燃焼温度が作用するため、シリンダの
熱負荷や軸受荷重等の増大により冷却損失や機械損失が
大増大して及び/絶好機に殆ど熱エネルギが残らないた
め熱効率が大低減るし(図1)、燃焼圧力によりピスト
ンが後退すると燃焼室容積が急拡大するため極度の非定
容燃焼になり、NOxを低減すると未燃分が増大する最
悪の燃焼となっております。従って、特願平8−122
114(先の出願参照)に記載の如く力学的エネルギ保
存の法則を利用して、例えば5分の1に縮径した縮径主
燃焼室内隔離燃焼として、死点近傍でのエネルギ使用量
を25分の1等と僅少として、圧縮圧力以上の軸受荷重
増大分を25分の1として機械損失を大低減し、25分
の24等大部分の熱エネルギを縮径主燃焼室に保存貯金
しながら定容燃焼に大接近させて、通常の全燃焼期間を
最良の燃焼条件燃焼として公害の大低減を図り、保存貯
金した大量の熱エネルギにより絶好機前半等の大回転動
力として熱効率の大幅な上昇を図るエネルギ保存サイク
ルとしたものです。又、運動エネルギの減少が最も少な
い往復運動に完全弾性衝突や時計の振り子運動があり、
エネルギ保存サイクルとすると共に振り子運動クランク
機構として、運動エネルギの減少損失の低減を図ったも
のが、特願平8−27207(先の出願参照)で、エネ
ルギ保存サイクルについて更に追加的説明を必要としま
す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く往復ピスト
ンクランク機構には死点や死点に近い動力変換効率が非
常に悪い部分(死点乃至死点後30゜)(図1参照)が
あり、従来技術ではこの部分で最大の熱エネルギ(圧縮
圧力以上の熱エネルギ)の略全部を使用するため、大部
分の熱エネルギが摩擦損失の増大等に使用されると共
に、絶好機には熱エネルギが殆ど無くなり、熱効率が大
低減するし、燃焼室容積が急拡大するために極度の非定
容燃焼となり、排気ガス公害が増大して熱効率が大幅に
低下するという課題があります。そこでこの発明は、エ
ネルギ保存サイクルとする方法及び装置として、図1・
図2の如く死点に近い部分に限定して、例えば5分の1
に縮径した(以後5分の1に縮径した例に統一して説明
する)縮径主燃焼室内略隔離燃焼(図2A・図3・図
4)として、死点近傍でのエネルギ使用を25分の1等
必要最少限として、大部分の熱エネルギ例えば25分の
24等の熱エネルギは保存貯金しておき、死点後の最適
時に縮径主燃焼室内隔離燃焼を解除して、例えば死点後
クランク角度で60゜前後に最大熱エネルギ使用量又は
最大軸受荷重を移動して、死点後60゜乃至90゜の絶
好機前半(以後死点後60゜乃至90゜を絶好機前半と
称す)付近で熱エネルギを集中使用することで、結果と
して同一圧縮比での熱効率と比出力を飛躍的に上昇する
と共に圧縮比の大上昇を可能にし、定容燃焼に大接近さ
せて公害を大低減することを主目的とする。
【0004】本発明の他の目的は、完全弾性衝突では、
衝突の際に運動エネルギーが減少しない事が証明されて
おり、振り子運動も運動エネルギの減少損失が非常に少
ないため、ピストンの往復運動を運動エネルギの減少損
失が最も少ないエネルギ保存サイクルとする方法及び装
置とすることである。本発明の他の目的は、通常の全燃
焼期間(死点後40゜乃至60゜)を最高燃焼圧力・最
高燃焼温度の最良の燃焼条件のままの燃焼期間として、
高圧中温長時間隔離燃焼により及び/更に隔離解除時の
大圧力差による燃焼ガス噴射高速撹拌燃焼により、石油
・プロパン・水素・天然ガス・メタノール等のあらゆる
燃料をサイクル数・燃料点火方式・掃気方式を問わずに
中温完全燃焼終了させて、NOxと未燃分の排出量を同
時に皆無に近づける方法及びその装置を提供することで
ある。本発明の他の目的は、死点近傍では大部分の熱エ
ネルギを保存貯金しておき、絶好機前半近傍に集中使用
することで、機械損失を大低減すると共に圧縮比を大増
大したのと同効果を発生させて、火花点火機関により従
来技術最高の熱効率55%を越える熱効率を得ること及
び/圧縮点火機関全部で更に高い熱効率を得ることであ
る。本発明の他の目的は、振動が少なく、小型軽量大出
力及び超大型軽量大出力とする方法及びその装置を提供
することである。本発明の他の目的は最適の希薄燃焼及
び理論空燃比燃焼を得ると共に比出力を増大する方法及
びその装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の課題に
鑑み、ピストンが死点を越えた瞬間から、ピストン下降
に伴って急激に燃焼室容積が増大することにより生じる
従来技術の極度の非定容燃焼(図1D)を、死点近傍に
限定して例えば5分の1に縮径した縮径主燃焼室内略隔
離燃焼(図1A・図2A)として、エネルギ保存サイク
ルにすると共に定容燃焼に大接近した近似定容燃焼(以
後近似定容燃焼と称す)として、通常40゜乃至60゜
の燃焼期間を要し、その全燃焼期間を最高燃焼圧力の最
良の燃焼条件のままの燃焼及びそれ以上の隔離解除時燃
焼として、燃焼そのものを大改善しながら近似定容燃焼
に相当するエネルギの使用量(ピストンの行程容積)と
して、例えば従来技術の容積増大を1として25分の1
の容積増大する近似定容燃焼では、熱エネルギの使用量
が25分の1で、25分24−漏洩量の熱エネルギは力
学的エネルギ保存の法則により縮径主燃焼室に保存され
るため、燃料燃焼量が熱エネルギの使用量より多い場合
は、隔離解除寸前に向かって最高燃焼圧力即ち熱エネル
ギが増大(図1A)を続け、隔離解除時(図1B)に大
増大した25分の24の熱エネルギが集中高速使用され
て、略最大圧力差で燃焼ガスの超高速噴射撹拌燃焼によ
り、超最良の燃焼条件燃焼として及び/軸受荷重が最大
となるため、燃料過剰の予燃焼室隔離燃焼理論空燃比燃
焼を含めた大回転力公害低減燃焼及び/熱効率と軽量大
比出力の大上昇を同時に可能にします。又、縮径主燃焼
室内隔離燃焼とすることで、拡径燃焼室を充分低圧で熱
負荷が非常に少なく、大幅拡径軽量化可能な予備燃焼室
兼無駄容積として、限りなく希薄な希薄燃焼の極限を可
能にして、選択幅の非常に広いエネルギ保存サイクルと
します。
【0006】上述及び後述の如くエネルギ保存サイクル
とすると、同一圧縮比でも機械損失を大低減しながら圧
縮比を大上昇した以上の効果があるため、従来技術最高
の熱効率55%を火花点火機関で越えて、圧縮点火機関
を含めると60%前後の熱効率が可能と予想できます
が、更に熱効率を上昇させて70%前後の熱効率を得る
ためには、ピストンの往復運動を完全弾性衝突として及
び/クランク機構を振り子運動とすることで、運動エネ
ルギの減少損失をさらに10%前後低減して皆無に近づ
ける必要があります。即ち、完全弾性衝突では、衝突の
際に運動エネルギが減少しない事が証明されており、時
計の振り子の往復運動も運動エネルギの減少損失が非常
に少ない往復運動として使用されております。従ってピ
ストンの往復運動を限りなく完全弾性衝突に近づけると
共に、クランク機構も振り子運動クランク機構に置換し
て、振り子ピストンにより運動エネルギの減少損失を更
に10%前後低減して皆無に近づけて、エネルギ保存サ
イクルに例えば図2・図3の振り子運動を追加して、完
全往復機関とすることで熱効率70%前後を予想しま
す。
【0007】クランク機構には死点乃至死点後30゜の
動力変換効率の非常に悪い部分(図1D)があり、従来
技術ではこの部分で最大の熱エネルギの略全部を使用す
るため、大部分の熱エネルギが摩擦損失の増大等として
無駄に消費されるのに加えて、絶好機には熱エネルギが
殆ど無くなり、回転力が大低減するし、ピストンの下降
と共に燃焼室容積が急激に増大するため、極度の非定容
燃焼となり、排気ガス公害が増大して熱効率が大幅に低
下するため、死点近傍での熱エネルギ使用量は最少限度
として保存貯金(図1A・図2A)しておき、動力変換
効率の良くなる絶好機前半近傍に集中使用することで、
結果として最高熱効率及び軽量大比出力として及び/近
似定容燃焼及び隔離解除時燃焼として燃焼を改善するる
ことにより残留ガスの大増大を可能にして及び/大型の
縮径主燃焼室隔離燃焼では適宜に後述する水噴射を追加
して、サイクル数・燃料点火方式・掃気方式を問わず、
石油・プロパン・水素・天然ガス・メタノール等のあら
ゆる燃料を完全燃焼終了させて、NOxと未燃分の排出
量を同時に皆無に近づけると共に、エネルギ損失及び機
械損失を大低減して、圧縮比を大増大した以上の効果
(図1B)を発生させます。即ち、死点近傍に限定して
例えば5分の1に縮径した縮径主燃焼室内略隔離燃焼と
して、略25分の24の熱エネルギは縮径主燃焼室に保
存貯金により大増大して、適量の漏洩を可能として、大
部分の熱エネルギは略最大圧力差による、速度形動圧大
熱エネルギ+容積形熱エネルギとして両頭拡径ピストン
の頂部に噴射して、従来技術では熱エネルギが殆ど残っ
ていない(図1C)絶好機前半を含めて集中使用するこ
とで、圧縮比を大増大した以上の大回転力を発生させ
て、2酸化炭素の排出量の大低減を図ります。
【0008】以上で説明のように、改良箇所が死点近傍
の動力変換効率が非常に悪い部分に集中するため、解決
手段も殆ど類似で説明が微妙で多様となり、振動を低減
するためにも超大型軽量大出力及び小型軽量大出力とす
るためにも理論空燃比燃焼及び希薄燃焼を得ると共に比
出力を増大するためにも、動力変換効率の非常に悪い死
点近傍で最大軸受荷重・最大熱エネルギ使用量・極度の
非定容燃焼となるためであるから、その不都合を改良す
るためにも、死点近傍に限定して例えば5分の1に縮径
した縮径主燃焼室内略隔離燃焼として、最適の理論空燃
比燃焼及び希薄燃焼の極限を可能にして、最大燃焼圧力
上昇による軸受荷重の増大を25分の1に大低減して、
振動を大幅に抑制すると共に、大幅に薄肉の縮径主燃焼
室及び拡径燃焼室として超大型軽量大出力を可能にし
て、隔離解除時に最大圧力差で大部分の熱エネルギを集
中噴射して絶好機前半付近で大回転力を発生させて比出
力を増大すると共に大型及び小型軽量大出力とします。
【0009】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例に基づ
き図面を参照して説明するが、実施例と既説明とその構
成が略同じ部分には同一の名称又は符号を付してその重
複説明は省略し、特徴的な部分や説明不足部分は順次説
明する。又、発明の意図及び予想を具体的に説明するた
め数字で説明しておりますが、数字に限定するものでは
ありません。図3・図4を参照して、振動を低減させる
と共に振り子運動ピストンクランク機構をエネルギ保存
サイクルとする方法及び装置の第1実施例を説明する
と、この発明は、通常の全熱発生期間の全部を最良の燃
焼条件(近似定容燃焼)及びそれ以上の燃焼条件(隔離
解除時の燃焼)により、燃料点火方式を問わず、サイク
ル数及び掃気方式を問わずにあらゆる燃料を早急に完全
燃焼終了させる、縮径主燃焼室隔離燃焼を採用するた
め、NOxの低減に専念することでNOxと未燃分を同
時に皆無に近づけるものです。従って、燃焼温度の低減
が最大の課題となり、残留ガスの増大及び大型の燃焼室
では後述するエネルギ変換手段(水噴射装置)の追加に
より燃焼温度を低減して、NOxと未燃分を同時に皆無
に近づけます。又、教科書に無い運動エネルギの減少損
失(10%以上)を皆無に近づけることを残る最大の課
題として、両頭拡径ピストン1・1の対向往復運動を同
期手段兼過給機2により同期させて振動を低減して両頭
拡径ピストン外径5m以上を可能にすると共に、2サイ
クルとして左右交互に爆発する完全弾性衝突とし、更に
運動エネルギの減少損失を低減するため、通常のピスト
ン棒を振り子腕3に置換して振り子運動ピストンクラン
ク機構により時計の振り子運動に大接近させて運動エネ
ルギの減少損失を低減するものです。
【0010】図3・図4では対向に設けたシリンダ4・
4内の内死点5・5と外死点5・5との間で対向往復運
動する2つの両頭拡径ピストン1・1(図3では内死点
にある)を設けて、その両側頂部を適宜の凹部7・7・
7・7(図3は皿状の凹部)とすることで、隔離解除時
に縮径主燃焼室8・8・8・8から略最大圧力差で超高
速噴射される速度形動圧大熱エネルギ+容積形熱エネル
ギの動圧(衝動+反動)+静圧を有効利用する構成にし
て、縮径主燃焼室内隔離燃焼期間を長さによって選定す
ると共に漏洩量を0から適量まで外周の構成によって選
択する縮径ピストン9・9・9・9を、適宜の凹部7・
7・7・7の略中央より突出させて、図1では通常通り
ピストンリングにより漏洩量0から隔離解除しておりま
すが摺動部の冷却を必須とするため、図3・図4では改
良して非接触を可能にすると共に多段に減圧して漏洩さ
せることにより、最も動力変換効率の悪い最も死点近傍
で無漏洩量に近くなり、動力変換効率の上昇と共に漏洩
量(両頭拡径ピストンに噴射する燃焼ガス速度及び容
積)が増大する多段減圧漏洩手段を採用して、縮径ピス
トンの外周面に両頭拡径ピストンの運動方向に直交する
環状の凹凸10を多段に設ける及び/その先端の凸部を
幅広として後端を適宜に残して運動方向に斜めに延びる
溝を設けて、噴射燃焼ガスの燃焼の促進及び騒音の低減
を図り、両頭拡径ピストン1の円筒部略中央には振り子
腕3を挿入れる振り子穴11及びピストン側カム12・
12を設け、振り子腕3の揺動によりピストン側カム1
2・12が揺動可能に半円軌道13・13を具備して、
図4のように、高圧燃焼ガスを噴射すると共に冷却損失
を大低減するため、縮径ピストン9及び適宜の凹部7を
耐熱耐蝕材14及び断熱材15により形成させて、それ
ぞれのシリンダ4にはシリンダヘツド16・16・16
・16を設けて、その拡径燃焼室17側を適宜の凹部7
・7・7・7と略同形に突出させて、その略中央には、
例えば拡径燃焼室の5分の1等に縮径された縮径主燃焼
室8・8・8・8を具備して、その内部を耐熱耐蝕材1
4及び断熱材15により形成させて耐熱耐蝕断熱構造と
します。
【0011】中央の縮径主燃焼室8・8は連通させるこ
とで構造簡単・小型軽量として、燃料点火方式を圧縮点
火方式とする場合は、各各の縮径主燃焼室8に適宜に燃
料噴射装置18を具備して燃料に合わせて図にないグロ
ー熱面等を追加し、火花点火方式とするときは、各各の
縮径主燃焼室に適宜に燃料噴射装置18及び図にない点
火栓等を具備し、縮径主燃焼室8が次第に大型になる
と、同一燃焼期間(同一クランク角度)の燃焼燃料質量
及び燃焼時間が次第に増大して高温燃焼となるため、残
留ガスの増大及び隔離燃焼期間の短縮ではNOxの低減
が次第に困難になるため、縮径主燃焼室内に高圧高温の
水を噴射するエネルギ変換手段の水噴射装置19を各各
適宜に追加して、その水を加熱する手段として、更に図
7乃至・図10に示す任意の排気部熱交換手段41及び
縮径部熱交換手段42及び燃焼部熱交換手段43のうち
少なくとも1手段以上を選択可能にして、NOxを皆無
に近づけて未燃分と同時に皆無に近づけることで公害の
大低減を図り、例えば両頭拡径ピストン1の5分の1に
縮径されて縮径ピストン9の行程容積の増大が25分の
1に縮少されるため、熱エネルギの使用量が25分の1
となり漏洩のない場合は25分の24の熱エネルギが縮
径主燃焼室に保存貯金されるため、隔離解除時に90%
の熱エネルギを高圧噴射可能と云うのが図1の基本的説
明ですが、実際には絶好機に近づく程動力変換効率が良
くなるため及び/高圧になる程燃焼温度が上昇してNO
xの発生する雰囲気になる等のため、図2乃至図4では
多段に減圧して漏洩させることで、絶好機に近づく程減
圧段数が減少して漏洩燃焼ガス量が増大する、選択幅の
広い隔離方法を採用したものです。
【0012】即ち、従来技術では図1の如く、動力変換
効率が最悪の死点近傍(死点から死点後30゜)で最大
の熱エネルギの略全部を使用するため、大部分の熱エネ
ルギが摩擦損失の増大等に消費されて、絶好機の熱エネ
ルギが僅少となって、熱効率の大低減となるため、死点
後30゜までは縮径主燃焼室内隔離燃焼を多用して、熱
エネルギの使用量を必要最少限度とすることが好まし
い。従って、縮径ピストン9の長さを加減して隔離燃焼
期間を選定しますが、隔離解除時に略最大圧力差で予燃
焼ガス又は燃焼ガスを高速噴射撹拌完全燃焼終了させ
て、理論空燃比燃焼又は希薄燃焼の極限を可能にすると
共に、圧縮圧力以上の最大軸受荷重の増大を従来技術の
25分の1等に大低減して、振動を大幅に抑制します
が、隔離解除時の騒音を低減しながら高速噴射撹拌完全
燃焼終了させる手段を必要とします。従って図4の如く
縮径ピストンの外周面には、両頭拡径ピストンの運動方
向に直交する環状の凹凸10を多数設けて、その先端の
凸部を幅広としてその元部を適宜に残して、その外周面
に両頭拡径ピストン1の運動方向に対して斜めに延びる
複数の撹拌溝44を設ける。縮径主燃焼室内隔離燃焼と
してエネルギ保存サイクルとするために必須の構成は、
縮径主燃焼室8と拡径燃焼室17を連通して、縮径主燃
焼室8に向かう流れだけを可能にする逆止弁20を設け
た一方向空気流路21をシリンダヘッド16に少なくと
も1組以上設けることです。この一方向空気流路21に
より圧縮動力の増大を最少にして圧縮比の上昇を可能に
すると共に、エネルギ保存サイクルとして例えば5分の
1に縮径された縮径主燃焼室内隔離燃焼により、死点近
傍に限定して熱エネルギの使用量を25分の1として及
び/行程容積が25分の1の近似定容燃焼として燃焼を
大改良して及び/摩擦損失を大低減すると共に、保存貯
金により最高燃焼圧力を大上昇して熱エネルギを大増大
して、大増大した大部分の熱エネルギにより大回転動力
に変換して、熱効率の大上昇及び公害の大低減を図りま
す。
【0013】両頭拡径ピストン1を収容してそれぞれの
左右に拡径燃焼室17・17・17・17を構成させる
シリンダ4・4のそれぞれの円筒部略中央上部には、振
り子腕3・3により両頭拡径ピストン1・1を往復運動
させるためのシリンダ穴22・22を設けて、拡径燃焼
室17・17・17・17から排気する排気穴23を下
方にそれぞれ適宜に設けて、その上方左右に掃気穴24
をそれぞれに適宜に設けて、例えば縮径主燃焼室8の5
倍に拡径した拡径燃焼室17・17・17・17を構成
させます。即ち、縮径主燃焼室を縮径する場合及び/拡
径燃焼室を拡径する場合があり、いずれの場合も最も好
ましい形状の縮径主燃焼室8を選択可能で、拡径燃焼室
17は最大軸受け荷重を25分の1等に低減した低振動
及び低圧力のため従来技術より大幅に拡径可能です。両
頭拡径ピストン1・1の対向往復運動により振り子運動
をする振り子腕3・3が振り子運動しながら上下に往復
動容易に振り子腕3・3にクランク軸25・25を枢支
して、その振り子腕3・3の下端を半円軌道13・13
を移動しながら回転自在に支持されたピストン側カム1
2・12及び12・12の間にそれぞれ挿入れて、その
振り子腕3・3の上端も半円軌道13・13を移動しな
がら回転自在に支持された本体側カム26・26及び2
6・26の間にそれぞれ挿入れて、両頭拡径ピストン1
・1の対向往復運動を同期させる同期手段兼過給機2
を、先の出願(図5)に記載の機械式過給機31及び同
期手段32を含めて適宜に構成させてクランク軸25・
25に固着し、図7乃至図10の如くその空気出口27
を掃気穴24に連絡し、その空気入口28は通常のター
ボ過給機29の出口を介してその空気入口28に連絡
し、ターボ過給機29は通常の如く排気穴23に連絡し
て排気により運転します。機械式過給機31を採用しな
いときは、ターボ過給機29により直接拡径燃焼室を掃
気穴24より掃気します。
【0014】出力の小さい場合やできるだけ簡単に構成
する場合等には、図2の第2実施例としてもよろしい。
即ち、超大型の縮径主燃焼室隔離燃焼では、振動を極限
まで低減して大出力の極限及び低振動の極限を極めるた
め対向ピストンを同期させますが、エネルギ保存サイク
ルでは死点近傍に限定して軸受荷重の上昇分を25分の
1等に大低減するため、死点近傍で振動に変換される熱
エネルギが従来技術より遥かに少ないため振動も少な
く、絶好機に近づいてから隔離解除されるため、従来技
術の振動エネルギを回転動力に変換可能となります。従
って図2の第2実施例は第1実施例の両頭拡径ピストン
が1箇となるため、図にない動弁機構及び吸気弁を設け
て4サイクル機関とすることが可能ですが、運動エネル
ギの減少損失の低減(完全弾性衝突及び振り子運動とし
て)及び比出力の増大及び、ユニフロー掃気としてシリ
ンダ4の熱負荷を低減するため、排気穴23を掃気穴2
4に置換して2サイクルユニフロー掃気エネルギ保存サ
イクル振り子運動ピストン内燃機関としたものです。他
の相違点は、図5のクランク軸25が1本になるため同
期手段(兼過給機2)が不用となり、任意の機械式過給
機31として、ターボ過給機29との2段過給方式とす
るか又は、いずれかの過給機を使用した上記2サイクル
機関とします。
【0015】 図5は特願平8−27207(先の出
願)の図5をそのまま引用したもので、例えば図3の両
頭拡径ピストン1・1と1・1の対向往復運動を同期手
段兼過給機2により同期させることを主目的とする。従
って、2つの歯車を噛み合わせて回転させることで同期
手段兼過給機2を構成させて、後述の如く空気を入口か
ら出口に送出しますが、同期手段兼過給機2を機械式過
給機31として使用しない場合は同期手段32として使
用し、図2の如く同期手段32が不用の場合は機械式過
給機31として使用し、機械式過給機31も不用の場合
ははずみ車35に取り換えて使用します。又、従来技術
ではクランク軸25に1気筒(1燃焼室)を連結します
が、振り子運動ピストンクランク機構(振り子ピスト
ン)では2気筒(2燃焼室)を連結するため、多気筒機
関とする場合、クランク軸1本の図2では2気筒・4気
筒・6気筒と2気筒刻みに多気筒とし、クランク軸2本
の図3では4気筒・8気筒・12気筒と4気筒刻みで多
気筒機関とします。 図6の逆止弁20は縮径主燃焼室
8と拡径燃焼室17を連通して縮径主燃焼室8に向かう
流れのみ可能にする、一方向空気流路21を形成させる
ためのもので、特願平8−122114(先の出願)の
図4をそのまま引用したものです。即ち、シリンダヘッ
ド16に一方向空気流路21を形成できれば逆止弁の構
成を問いませんが、拡径燃焼室17側から挿入れ固着す
るのが好ましい。従って図6の逆止弁20を、その弁座
36に弁体37を弁バネ38により押圧付勢した状体で
一方向空気流路21に拡径燃焼室17側から挿入れ固着
して、一方向空気流路21を形成させます。又、空気流
に乱れを形成させて噴射燃料の燃焼を促進させる斜め空
気流路39は耐熱耐蝕材14又はその部位に設ける。
【0016】図7乃至図10は、特願平−122114
(先の出願)の図6乃至図9に機械式過給機31を追加
して作図したものです。縮径主燃焼室内隔離燃焼にする
と、ピストンサイクルを未燃分の残る心配が殆ど無いエ
ネルギ保存サイクルにできるため、多様のエネルギ保存
サイクルが可能ですが大型燃焼室では保存貯金により最
高燃焼圧力が大幅に上昇して、残留ガスを極限まで増大
して隔離期間を極限まで短縮してもNOxが増大するた
め、エネルギ保存サイクルでは振動を極限まで低減可能
なため、大幅な拡径により1気筒当たり大出力として、
水噴射装置19を追加した各種中温隔離燃焼を可能にし
ます。図7のA型エネルギ保存サイクルとする装置で
は、未燃分を排出する心配が殆ど無いため、残留ガスの
増大によりNOxを皆無に近づけることに専念し、縮径
主燃焼室内隔離燃焼解除により拡径燃焼室で大出力を発
生させて、その排気によりターボ過給機を運転して空気
を加圧し、排気部より排気します。加圧された空気はそ
のまま拡径燃焼室を掃気しても良く、更に機械式過給機
により高圧として拡径燃焼室に超高過給を選択可能とし
て、一方向空気流路21を活用した縮径主燃焼室内隔離
燃焼に移行します。
【0017】図8のB型エネルギ保存サイクルとする装
置は、A型エネルギ保存サイクルに水噴射装置19を追
加して、高温の燃焼ガス温度を低温の過熱水蒸気質量容
積にエネルギ変換して、保存貯金により最高燃焼圧力が
大幅に上昇しても、残留ガスの増大にエネルギ変換手段
を追加して、中温高圧隔離燃焼によりNOxの生成を皆
無に近づけるものです。従って、図4の左右に示すよう
に水噴射装置19を適宜に追加して及び/又は燃料噴射
装置18と水噴射装置19を合体して、任意の排気部熱
交換手段41で過熱された高圧高温水を、コントロール
装置40により制御されるそれぞれの水噴射装置19よ
り噴射して、エネルギ変換手段の追加により、最高燃焼
圧力を大幅に上昇可能な中温高圧隔離燃焼として、NO
xを皆無に近づけます。図9のC型エネルギ保存サイク
ルとする装置は、B型エネルギ保存サイクルに縮径部熱
交換手段42を追加して、更に高温に加熱された高圧高
温水を、コントロール装置40により制御されるそれぞ
れの水噴射装置19より噴射して、エネルギ変換手段の
追加により最高燃焼圧力を大幅に上昇可能な中温高圧隔
離燃焼として、NOxを皆無に近づけます。図10のD
型エネルギ保存サイクルとする装置は、C型エネルギ保
存サイクルに燃焼部熱交換手段43を追加して、更に高
温に加熱された高圧高温水とすることでエネルギ変換量
の大増大を可能にして、コントロール装置40により制
御されるそれぞれの水噴射装置19より噴射して、最高
燃焼圧力を大幅に上昇可能な中温高圧隔離燃焼として、
NOxを皆無に近づけます。
【0018】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように多くの効
果を奏しますが、特に従来技術では、死点乃至死点後3
0゜までに最大熱エネルギ(圧縮圧力以上の熱エネル
ギ)の全部(図1参照)を使用するため、回転動力に変
換する効率が非常に悪いのに加えて機械損失の大増大に
より熱効率が大低減しておりましたが、エネルギ保存サ
イクルとすることで死点乃至死点後30゜までの熱エネ
ルギ使用量を例えば25分の1等に任意に大低減するこ
とにより、機械損失を大低減しながら熱エネルギを大増
大(燃焼圧力を大上昇)して、保存貯金により大増大し
た25分の24等の熱エネルギを適宜に漏洩させながら
縮径主燃焼室内隔離燃焼解除することで、従来技術で圧
縮比を大増大した以上の効果をエネルギ保存サイクルに
より発生させた大回転力により熱効率を上昇させる効果
があり、又、従来技術では、死点乃至死点後30゜まで
に最大熱エネルギの全部を使用することにより燃焼室容
積が急激に増大して、極度の非定容燃焼となって燃焼が
急速に悪化するため、NOxを低減すると未燃分が増大
し、未撚分を低減するとNOxが増大する最悪の燃焼と
なって、公害の低減が非常に困難ですが、エネルギ保存
サイクルの副産物の近似定容燃焼及び隔離解除時の大圧
力差による超高速度撹拌混合燃焼により、残留ガスの大
増大を可能にして及び/エネルギ変換手段や熱交換手段
の適宜追加を可能にして、あらゆる大きさの縮径主燃焼
室内隔離燃焼で、燃料の種類や点火方式及びサイクル数
及び掃気方式を問わずに、NOxと未燃分を同時に皆無
に近づける大きな効果があります。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエネルギ保存サイクルのクランク角度
に対する燃焼室圧力の変化を従来技術と比較説明するた
めの該略グラフである。
【図2】本発明の両頭拡径ピストンの往復運動をエネル
ギ保存サイクルとすると共に完全弾性衝突及び振り子運
動を説明する第2実施例の一部断面図。
【図3】本発明の振動を極限まで低減すると共に振り子
ピストンをエネルギ保存サイクルとする方法及び装置を
説明する第1実施例の一部断面図。
【図4】本発明の縮径主燃焼室及び両頭拡径ピストンの
実施例を説明する一部断面図。
【図5】本発明の同期手段兼過給機及びクランク軸を説
明する一部断面図。
【図6】本発明の実施の形態に係る逆止弁の断面図。
【図7】本発明のA型エネルギ保存サイクルとする装置
の概略図。
【図8】本発明のB型エネルギ保存サイクルとする装置
の概略図。
【図9】本発明のC型エネルギ保存サイクルとする装置
の概略図。
【図10】本発明のD型エネルギ保存サイクルとする装
置の概略図。
【符号の説明】
1:両頭拡径ピストン 2:同期手段兼過給機
3:振り子腕 4:シリンダ 5:死点 6:直
動軸受 7:適宜の凹部 8:縮径主燃焼室 9:縮径ピストン 10:環状の凹凸 11:振り
子穴12:ピストン側カム 13:半円軌道 1
4:耐熱耐蝕材 15:断熱材 16:シリンダヘ
ッド 17:拡径燃焼室 18:燃料噴射装置 19:水噴射装置 20:逆止弁 21:一方向空
気流路 22:シリンダ穴 23:排気穴 2
4:掃気穴 25:クランク軸 26:本体側カム
27:空気出口 28:空気入口 29:ター
ボ過給機 30:排気弁 31:機械式過給機 32:同期手
段 33:本体 35:はずみ車 36:弁座 37:弁体8:弁バ
ネ 39:斜め空気流路 40:コントロール装置
41:排気部熱交換手段 42:縮径部熱交換手
段 43:燃焼部熱交換手段 44:撹拌溝

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮過程、加熱過程、膨張過程、排気過
    程からなる往復運動ピストンサイクルであって、該加熱
    過程において、両頭拡径ピストンの左側死点後の所定期
    面に亘って及び/両頭拡径ピストンの右側死点後の所定
    期間に亘って、縮径された縮径主燃焼室内隔離燃焼させ
    ることで、力学的エネルギ保存の法則を利用して、最適
    量の熱エネルギを隔離燃焼解除時まで保存して、圧力上
    昇させた速度形熱エネルギ等として噴射して、絶好機前
    半付近の大回転動力として使用するエネルギ保存サイク
    ルとする方法。
  2. 【請求項2】 圧縮過程、加熱過程、膨張過程、排気過
    程からなる対向往復運動ピストンサイクルであって、該
    加熱過程において、それぞれの両頭拡径ピストンの内死
    点後の所定期間に亘って及び/それぞれの両頭拡径ピス
    トンの外死点後の所定期間に亘って、縮径された縮径主
    燃焼室内隔離燃焼させることで、力学的エネルギ保存の
    法則を利用して、最適量の熱エネルギを隔離燃焼解除時
    まで保存して、圧力上昇させた速度形熱エネルギ等とし
    て噴射して、絶好機前半付近の大回転動力として使用す
    るエネルギ保存サイクルとする方法。
  3. 【請求項3】 前記縮径主燃焼室隔離燃焼させるため、
    該縮径主燃焼室と拡径燃焼室とを連通し、該縮径主燃焼
    室に向かう流れだけを可能にする逆止弁を備えた一方向
    空気流路を少なくとも1組以上有する請求項1又は請求
    項2に記載のエネルギ保存サイクルとする方法。
  4. 【請求項4】 前記隔離燃焼解除する時期を、それぞれ
    のピストンの死点後クランク角度で30゜前後から60
    ゜前後として、速度形熱エネルギを両頭拡径ピストンの
    頂部に噴射する請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
    記載のエネルギ保存サイクルとする方法。
  5. 【請求項5】 前記隔離燃焼解除する時期を、それぞれ
    のピストンの死点後クランク角度で40゜前後から70
    ゜前後として、速度形熱エネルギを両頭拡径ピストンの
    頂部に噴射する請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
    記載のエネルギ保存サイクルとする方法。
  6. 【請求項6】 前記縮径された縮径主燃焼室内隔離燃焼
    させることで、近似定容燃焼としたことを特徴とする請
    求項1乃至請求項5のうち1項に記載のエネルギ保存サ
    イクルとする方法。
  7. 【請求項7】 前記縮径された縮径主燃焼室内隔離燃焼
    とすることで、希薄燃焼としたことを特徴とする請求項
    1乃至請求項6のいずれか1項に記載のエネルギ保存サ
    イクルとする方法。
  8. 【請求項8】 前記近似定容燃焼を、縮径された残留ガ
    スの多い縮径主燃焼室内隔離燃焼で中温高圧燃焼とし
    て、それぞれの死点後の所定期間に亘って持続してNO
    xと未燃分を同時に皆無に近づけることを特徴とする請
    求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のエネルギ保
    存サイクルとする方法。
  9. 【請求項9】 前記近似定容燃焼を、縮径された残留ガ
    スの多い縮径主燃焼室内隔離燃焼に該縮径主燃焼室内水
    噴射するエネルギ変換手段を追加して中温高圧燃焼とし
    て、それぞれの死点後の所定期間に亘って持続してNO
    xと未燃分を同時に皆無に近づけることを特徴とする請
    求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載のエネルギ保
    存サイクルとする方法。
  10. 【請求項10】 前記速度形熱エネルギの噴射を受ける
    両頭拡径ピストンの頂部を皿状の凹部として、対応する
    シリンダヘッドを皿状の凸部とした請求項1乃至請求項
    9のいずれか1項に記載のエネルギ保存サイクルとする
    方法。
  11. 【請求項11】 前記速度形熱エネルギの噴射を受ける
    両頭拡径ピストンの頂部を平面部として、対応するシリ
    ンダヘッドも平面部とした請求項1乃至請求項9のいず
    れか1項に記載のエネルギ保存サイクルとする方法。
  12. 【請求項12】 前記速度形熱エネルギの噴射を受ける
    両頭拡径ピストンの頂部を任意の凹部として、対応する
    シリンダヘッドを任意の凸部とした請求項1乃至請求項
    9のいずれか1項に記載のエネルギ保存サイクルとする
    方法。
  13. 【請求項13】 前記縮径主燃焼室内隔離燃焼させるた
    めの縮径ピストンを、前記両頭拡径ピストンの頂部略中
    央より縮径主燃焼室の縮径に応じて突設して、その外周
    面に前記両頭拡径ピストンの運動方向に直交する環状の
    凹凸を多段に設けて、高圧燃焼ガスを多段に減圧して漏
    洩量を選定する請求項1乃至請求項12のいずれか1項
    に記載のエネルギ保存サイクルとする方法。
  14. 【請求項14】 前記縮径ピストンの外周面に前記両頭
    拡径ピストンの運動方向に直交する環状の凹凸を多段に
    設けて、その上端の凸部を幅広として外周面に、凸部の
    下部を適宜に残して前記両頭拡径ピストンの運動方向に
    対して斜めに延びる複数の溝を設けたことを特徴とする
    請求項1乃至請求項13のいずれか1項に記載のエネル
    ギ保存サイクルとする方法。
  15. 【請求項15】 前記縮径主燃焼室内隔離燃焼を最適時
    に解除して、死点後の絶好機前半付近の出力増大を図る
    請求項1乃至請求項14のいずれか1項に記載のエネル
    ギ保存サイクルとする方法。
  16. 【請求項16】 前記縮径主燃焼室に向かう流れだけを
    可能にする逆止弁を拡径燃焼室側から挿入れ固着して一
    方向空気流路を形成させた請求項1乃至請求項15のい
    ずれか1項に記載のエネルギ保存サイクルとする方法。
  17. 【請求項17】 前記最適に縮径された縮径主燃焼室内
    隔離燃焼を最適時に解除することで、最大軸受荷重を大
    低減して高圧の縮径主燃焼室を薄肉軽量化すると共に、
    拡径燃焼室は大幅低圧の燃焼室として軽量大径とした請
    求項1乃至請求項16のいずれか1項に記載のエネルギ
    保存サイクルとする方法。
  18. 【請求項18】 前記最適に縮径された縮径主燃焼室内
    隔離燃焼で近似定容燃焼として、完全燃焼終了期間を短
    縮して、両頭拡径ピストンを拡径して超ショートストロ
    ーク機関を可能にして比出力を増大させる請求項1乃至
    請求項17のいずれか1項に記載のエネルギ保存サイク
    ルとする方法。
  19. 【請求項19】 前記両頭拡径ピストンの内部には、振
    り子腕の一端を挿入れ維持するピストン側カムを設けて
    振り子腕を挿入維持し、振り子運動容易に本体より吊り
    下げられた振り子腕には、クランク軸が回転して動力を
    伝達可能に直動軸受を設けてクランク軸を回転自在に枢
    支した請求項1乃至請求項18のいずれか1項に記載の
    エネルギ保存サイクルとする方法。
  20. 【請求項20】 前記両頭拡径ピストンの内部には、振
    り子腕の一端を挿入れ維持するピストン側カムを半円軌
    道と共に設けて振り子腕を挿入れ維持し、本体側上部に
    も振り子腕の一端を挿入れ維持する本体側カムを半円軌
    道と共に設けて振り子腕を挿入れ維持して、振り子腕に
    回転自在に枢支したクランク軸が、両頭拡径ピストンの
    往復運動により回転して動力を伝達可能にした請求項1
    乃至請求項18のいずれか1項に記載のエネルギ保存サ
    イクルとする方法。
  21. 【請求項21】 前記両頭拡径ピストンの対向往復運動
    を同期させる手段を、それぞれのクランク軸の端部に設
    けて、同期手段兼過給機とした請求項2乃至請求項20
    のいずれか1項に記載のエネルギ保存サイクルとする方
    法。
  22. 【請求項22】 前記両頭拡径ピストンの対向往復運動
    を同期させる同期手段を、それぞれのクランク軸の端部
    に設けた請求項2乃至請求項20のいずれか1項に記載
    のエネルギ保存サイクルとする方法。
  23. 【請求項23】 前記クランク軸の端部に機械式過給機
    を設けた請求項1乃至請求項20のいずれか1項に記載
    のエネルギ保存サイクルとする方法。
  24. 【請求項24】 前記クランク軸を回転させるため、拡
    径燃焼室を含む気筒数を、2気筒刻みで4気筒・6気筒
    と増加して多気筒機関とする請求項1乃至請求項23の
    いずれか1項に記載のエネルギ保存サイクルとする方
    法。
  25. 【請求項25】 前記クランク軸を、回転させるため拡
    径燃焼室を含む気筒数を、4気筒刻みで8気筒・12気
    筒と増加して多気筒機関とする請求項2乃至請求項23
    のいずれか1項に記載のエネルギ保存サイクルとする方
    法。
  26. 【請求項26】 前記縮径された縮径主燃焼室内隔離燃
    焼を、燃料過剰燃焼とした請求項1乃至請求項25のい
    ずれか1項に記載のエネルギ保存サイクルとする方法。
  27. 【請求項27】 前記エネルギ変換手段により縮径主燃
    焼室へ噴射する水に、排気部熱交換手段及び縮径部熱交
    換手段及び燃焼部熱交換手段のうち少なくとも1手段以
    上で加熱された水を使用する請求項1乃至請求項26の
    いずれか1項に記載のエネルギ保存サイクルとする方
    法。
  28. 【請求項28】 シリンダ内の左死点と右死点との間で
    往復運動する両頭拡径ピストンの左右頂面の略中央より
    適宜に縮径した縮径ピストンを突出し、シリンダの左右
    にはそれぞれシリンダヘっドを設けて、それぞれ前記縮
    径ピストンを収容して隔離燃焼可能に最適に縮径した縮
    径主燃焼室を形成させて、それぞれの縮径主燃焼室隔離
    燃焼及び隔離解除により両頭拡径ピストンが往復運動し
    て、振り子腕に振り子運動させて、その振り子運動によ
    りクランク軸を回転させて動力を得るエネルギ保存サイ
    クルとする装置において、 両頭拡径ピストンの内部及び本体側には、振り子腕の一
    端を挿入れ維持するピストン側カム及び本体側カムを、
    半円軌道上にそれぞれ対向に設けて振り子腕の一端をそ
    れぞれ挿入れ維持して、両頭拡径ピストンの往復運動に
    より振り子腕に回転自在に枢支されたクランク軸が回転
    して動力を伝達可能とし、 縮径主燃焼室と拡径燃焼室を連通し、該縮径主燃焼室に
    向かう流れだけを可能にする逆止弁を設けた一方向空気
    流路をそれぞれに少なくとも1組以上有するエネルギ保
    存サイクルとする装置。
  29. 【請求項29】 対向に設けたシリンダ内の外死点と内
    死点との間で対向往復運動する2つの両頭拡径ピストン
    のそれぞれの左右頂面略中央より適宜に縮径した縮径ピ
    ストンを突出させて、 対向に設けたそれぞれのシリンダにはシリンダヘッドを
    設けて、それぞれ前記縮径ピストンを収容して隔離燃焼
    可能に最適に縮径した縮径主燃焼室を形成させて、 それぞれの縮径主燃焼室内隔離燃焼及び隔離解除により
    両頭拡径ピストンが対向往復運動して、それぞれの振り
    子腕に振り子運動させて、その振り子運動によりそれぞ
    れのクランク軸を回転させて動力を得るエネルギ保存サ
    イクルとする装置において、 前記両頭拡径ピストンの内部及び本体側には、それぞれ
    振り子腕の一端を挿入れ維持するピストン側カム及び本
    体側カムを、それぞれ半円軌道上にそれぞれ対向に設け
    てそれぞれ振り子腕の一端をそれぞれ挿入れ維持して、
    両頭拡径ピストンの対向往復運動により、それぞれの振
    り子腕に回転自在に枢支されたクランク軸が回転して動
    力を伝達可能とし、 それぞれの縮径主燃焼室と拡径燃焼室を連通し、該縮径
    主燃焼室に向かう流れだけを可能にする逆止弁を設けた
    一方向空気流路をそれぞれに少なくとも1組以上有する
    エネルギ保存サイクルとする装置。
  30. 【請求項30】 前記縮径ピストンは、その外周面に前
    記両頭拡径ピストンの運動方向に直交する環状の凹凸を
    適宜に設けたことを特徴とする請求項28又は請求項2
    9に記載のエネルギ保存サイクルとする装置。
  31. 【請求項31】 前記縮径ピストンは、その外周面に前
    記両頭拡径ピストンの運動方向に直交する環状の凹凸を
    多数設けて、その先端の凸部を幅広として外周面に、そ
    の凸部の下部を適宜に残して、前記両頭拡径ピストンの
    運動方向に対して斜めに延びる複数の溝を有する請求項
    28又は請求項29に記載のエネルギ保存サイクルとす
    る装置。
  32. 【請求項32】 前記縮径主燃焼室内に燃料を噴射する
    燃料噴射装置をそれぞれに有し、該噴射燃料が前記一方
    向空気流路を通って流入する空気と前記縮径主燃焼室内
    で乱れを形成する請求項28乃至請求項31のいずれか
    1項に記載のエネルギ保存サイクルとする装置。
  33. 【請求項33】 前記縮径ピストンは、前記縮径主燃焼
    室内に挿入れ維持されて、死点後の所定期間に亘って前
    記縮径主燃焼室内隔離燃焼の隔離期間を形成した請求項
    28乃至請求項32のいずれか1項に記載のエネルギ保
    存サイクルとする装置。
  34. 【請求項34】 前記縮径主燃焼室内に水を噴射する水
    噴射装置をそれぞれに更に有し、該水を加熱するための
    熱交換手段を少なくとも1手段以上を有する請求項28
    乃至請求項33のいずれか1項に記載のエネルギ保存サ
    イクルとする装置。
  35. 【請求項35】 前記逆止弁を具備した一方向空気流路
    を少なくとも1組以上設けて、該逆止弁を拡径燃焼室側
    から挿入れ固着した請求項28乃至請求項34のいずれ
    か1項に記載のエネルギ保存サイクルとする装置。
  36. 【請求項36】 前記縮径主燃焼室及び前記縮径ピスト
    ン及び前記両頭拡径ピストンの頂部を、耐熱耐蝕材及び
    断熱材により耐熱耐蝕断熱構造とした請求項28乃至請
    求項35のいずれか1項に記載のエネルギ保存サイクル
    とする装置。
  37. 【請求項37】 前記縮径主燃焼室の耐熱耐蝕材に一方
    向空気流路の斜め空気流路を設けた請求項28乃至請求
    項36のいずれか1項に記載のエネルギ保存サイクルと
    する装置。
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JPH1047001A true JPH1047001A (ja) 1998-02-17

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JP22918996A Pending JPH1047001A (ja) 1996-05-28 1996-07-26 振り子ピストンをエネルギ保存サイクルとする方法及び装置

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JP (1) JPH1047001A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109072763A (zh) * 2016-01-14 2018-12-21 那提勒斯工程有限责任公司 压缩点火引擎的改良系统及方法
US11608773B2 (en) 2016-01-14 2023-03-21 Nautilus Engineering, Llc Systems and methods of compression ignition engines

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