JPH1044062A - 空気釘打ち機の防振装置 - Google Patents
空気釘打ち機の防振装置Info
- Publication number
- JPH1044062A JPH1044062A JP20566796A JP20566796A JPH1044062A JP H1044062 A JPH1044062 A JP H1044062A JP 20566796 A JP20566796 A JP 20566796A JP 20566796 A JP20566796 A JP 20566796A JP H1044062 A JPH1044062 A JP H1044062A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elastic body
- weight
- vibration
- grip
- nail driver
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 手持ち作業用空気釘打ち機の釘打ち時におけ
る振動を低減する。 【解決手段】 空気釘打ち機１のグリップ４に、錘１９
とポリイソブチレンゴムやシリコーンゲル等の制振性能
の高い材料の弾性体２０とからなる防振装置６を内蔵す
る。弾性体２０はグリップ４の内壁面にネジ或いは接着
によって固定され、錘１９は弾性体２０によって振動自
在に支持されている。釘打ち機１が釘打込み時の反力に
よって振動すると錘１９が弾性体２０を圧縮し、釘打ち
機１本体に錘１９の慣性質量が制振方向に作用して釘打
ち機１の振動を低下させる。
る振動を低減する。 【解決手段】 空気釘打ち機１のグリップ４に、錘１９
とポリイソブチレンゴムやシリコーンゲル等の制振性能
の高い材料の弾性体２０とからなる防振装置６を内蔵す
る。弾性体２０はグリップ４の内壁面にネジ或いは接着
によって固定され、錘１９は弾性体２０によって振動自
在に支持されている。釘打ち機１が釘打込み時の反力に
よって振動すると錘１９が弾性体２０を圧縮し、釘打ち
機１本体に錘１９の慣性質量が制振方向に作用して釘打
ち機１の振動を低下させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気釘打ち機の
防振装置に関するものであり、特に、釘やステープルを
打ち込む際の振動を抑制する空気釘打ち機の防振装置に
関するものである。
防振装置に関するものであり、特に、釘やステープルを
打ち込む際の振動を抑制する空気釘打ち機の防振装置に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】手持ち
作業用空気釘打ち機や木工用ステープラ等は、釘やステ
ープルを打ち込む際の反動がグリップを介して作業者の
手に衝撃を与える。従来、この衝撃を緩衝する手段とし
て弾性ゴム等の振動吸収材で成形されたグリップカバー
やテープをグリップに被装することが行われている。し
かしながら、弾性体グリップカバーによる衝撃緩衝効果
には限界があり、より緩衝効果を向上させる手段が要望
されている。
作業用空気釘打ち機や木工用ステープラ等は、釘やステ
ープルを打ち込む際の反動がグリップを介して作業者の
手に衝撃を与える。従来、この衝撃を緩衝する手段とし
て弾性ゴム等の振動吸収材で成形されたグリップカバー
やテープをグリップに被装することが行われている。し
かしながら、弾性体グリップカバーによる衝撃緩衝効果
には限界があり、より緩衝効果を向上させる手段が要望
されている。
【０００３】そこで、空気釘打ち機の釘打込み時の反動
による衝撃を低下させるために解決すべき技術的課題が
生じてくるのであり、本発明は上記課題を解決すること
を目的とする。
による衝撃を低下させるために解決すべき技術的課題が
生じてくるのであり、本発明は上記課題を解決すること
を目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために提案するものであり、手持ち作業用空気
釘打ち機のグリップの内壁面に弾性体を装着し、前記弾
性体によりグリップ内の錘を振動自在に支持し、前記錘
の質量と前記弾性体の弾性とによって空気釘打ち機の振
動加速度を減速する空気釘打ち機の防振装置を提供する
ものである。
達成するために提案するものであり、手持ち作業用空気
釘打ち機のグリップの内壁面に弾性体を装着し、前記弾
性体によりグリップ内の錘を振動自在に支持し、前記錘
の質量と前記弾性体の弾性とによって空気釘打ち機の振
動加速度を減速する空気釘打ち機の防振装置を提供する
ものである。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
図に従って詳述する。図１は空気釘打ち機１を示し、ケ
ーシング２はシリンダハウジング３とグリップ４とが一
体的に成形され、シリンダハウジング３に空気シリンダ
５が内蔵されている。中空のグリップ４は端部近傍に防
振装置６を内蔵し、端部にねじ込まれたエンドキャップ
７の中心のホースコネクタ接続口にエアプラグ（図示せ
ず）が取付られる。また、グリップ４の外周面には樹脂
製グリップカバー８が装着されている。
図に従って詳述する。図１は空気釘打ち機１を示し、ケ
ーシング２はシリンダハウジング３とグリップ４とが一
体的に成形され、シリンダハウジング３に空気シリンダ
５が内蔵されている。中空のグリップ４は端部近傍に防
振装置６を内蔵し、端部にねじ込まれたエンドキャップ
７の中心のホースコネクタ接続口にエアプラグ（図示せ
ず）が取付られる。また、グリップ４の外周面には樹脂
製グリップカバー８が装着されている。
【０００６】空気釘打ち機１は、防振装置６以外の部分
は公知の構成であり、エアコンプレッサからホースを介
してグリップ４内へ高圧空気が供給される。シリンダハ
ウジング３にはノーズ部９が結合され、ノーズ部９から
コンタクトアーム１０が打ち込み方向へ突出している。
コンタクトアーム１０を釘打込み対象に接触させて押し
込むとともにトリガレバー１１を引くと、コンタクトア
ーム１０とトリガレバー１１との協働作用によってトリ
ガ弁１２が開く。
は公知の構成であり、エアコンプレッサからホースを介
してグリップ４内へ高圧空気が供給される。シリンダハ
ウジング３にはノーズ部９が結合され、ノーズ部９から
コンタクトアーム１０が打ち込み方向へ突出している。
コンタクトアーム１０を釘打込み対象に接触させて押し
込むとともにトリガレバー１１を引くと、コンタクトア
ーム１０とトリガレバー１１との協働作用によってトリ
ガ弁１２が開く。
【０００７】そして、トリガ弁１２が開くことにより空
気シリンダ５の上端に配置された制御弁１３の上面に作
用しているパイロット圧が低下して制御弁１３が開放位
置に上昇し、ピストン１４が待機状態から起動してピス
トン１４に連結されたドライバ１５がノーズ部９内の釘
を射出するとともに、ピストン１４の下降によって空気
シリンダ５の周囲のブローバックチャンバ１６に圧力空
気が蓄積される。
気シリンダ５の上端に配置された制御弁１３の上面に作
用しているパイロット圧が低下して制御弁１３が開放位
置に上昇し、ピストン１４が待機状態から起動してピス
トン１４に連結されたドライバ１５がノーズ部９内の釘
を射出するとともに、ピストン１４の下降によって空気
シリンダ５の周囲のブローバックチャンバ１６に圧力空
気が蓄積される。
【０００８】続いて、ブローバックチャンバ１６の圧力
によってピストン１４が上昇するとともに釘送り機構１
７の送り爪が後退及び前進して釘マガジン１８内の連結
形釘がノーズ部９内へ供給される。
によってピストン１４が上昇するとともに釘送り機構１
７の送り爪が後退及び前進して釘マガジン１８内の連結
形釘がノーズ部９内へ供給される。
【０００９】図１及び図２に示すように、防振装置６
は、錘１９と、錘１９の外周面に装着された筒形の弾性
体２０とからなり、弾性体２０はグリップ４の内壁面に
接着剤或いはネジ等の固定手段により固定される。そし
て、錘１９には、エアコンプレッサから供給される圧力
空気の流通を妨げないように軸方向へ貫通する孔１９ａ
が設けられている。
は、錘１９と、錘１９の外周面に装着された筒形の弾性
体２０とからなり、弾性体２０はグリップ４の内壁面に
接着剤或いはネジ等の固定手段により固定される。そし
て、錘１９には、エアコンプレッサから供給される圧力
空気の流通を妨げないように軸方向へ貫通する孔１９ａ
が設けられている。
【００１０】また、図３は他の実施形態を示し、円柱形
の錘２１の外周面に、周方向へ間隔を開けて弾性体２０
を放射状に装着し、弾性体２０間の間隙を高圧空気の通
路としたものである。
の錘２１の外周面に、周方向へ間隔を開けて弾性体２０
を放射状に装着し、弾性体２０間の間隙を高圧空気の通
路としたものである。
【００１１】弾性体２０として適当なものは、緩衝性能
に加えて自己保形性と復元性に優れ、反発弾性の温度依
存性が低い材料であり、シリコーンゴム、ポリイソブチ
レンゴム、ウレタンゴム等の弾性ゴム、或いはシリコー
ンゲル等が適している。また、上記の弾性体内に高粘度
シリコーングリス等の粘弾性体を封入したものや、シリ
コーンゲルや弾性ゴムと金属バネを併用したものも考え
られる。
に加えて自己保形性と復元性に優れ、反発弾性の温度依
存性が低い材料であり、シリコーンゴム、ポリイソブチ
レンゴム、ウレタンゴム等の弾性ゴム、或いはシリコー
ンゲル等が適している。また、上記の弾性体内に高粘度
シリコーングリス等の粘弾性体を封入したものや、シリ
コーンゲルや弾性ゴムと金属バネを併用したものも考え
られる。
【００１２】錘１９の重量と弾性体２０のバネ定数との
関係は、釘打ち機１の釘打ち時における振動加速度によ
って錘１９が弾性体２０を圧縮して変位し、且つ、携帯
時に錘１９が不要な振動を起こさない値に設定する。
関係は、釘打ち機１の釘打ち時における振動加速度によ
って錘１９が弾性体２０を圧縮して変位し、且つ、携帯
時に錘１９が不要な振動を起こさない値に設定する。
【００１３】釘打ち作業を行う際の釘打ち機の振動モー
ドは、作業者の保持力や姿勢等によって相違するもの
の、ドライバ１５に作用する反力と同方向、あるいはグ
リップ４の把持位置を支点として回転方向への力が作用
し、振幅は一般的にグリップ４の基部よりも端部が大き
い。そして、弾性体２０によって振動自在に支持された
錘１９は、釘打ち機１が反力によって振動したときに静
止慣性により弾性体２０を圧縮し、弾性体２０を介して
グリップ４及び釘打ち機１本体に錘１９の慣性質量が作
用して、釘打ち機１の振動方向に係わらず振動加速度並
びに振幅を減衰させる。
ドは、作業者の保持力や姿勢等によって相違するもの
の、ドライバ１５に作用する反力と同方向、あるいはグ
リップ４の把持位置を支点として回転方向への力が作用
し、振幅は一般的にグリップ４の基部よりも端部が大き
い。そして、弾性体２０によって振動自在に支持された
錘１９は、釘打ち機１が反力によって振動したときに静
止慣性により弾性体２０を圧縮し、弾性体２０を介して
グリップ４及び釘打ち機１本体に錘１９の慣性質量が作
用して、釘打ち機１の振動方向に係わらず振動加速度並
びに振幅を減衰させる。
【００１４】尚、この発明は上記の実施形態に限定する
ものではなく、この発明の技術的範囲内において種々の
改変が可能であり、この発明がそれらの改変されたもの
に及ぶことは当然である。
ものではなく、この発明の技術的範囲内において種々の
改変が可能であり、この発明がそれらの改変されたもの
に及ぶことは当然である。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の空気釘打
ち機の防振装置は、釘打ち時の反動による振動を錘の質
量及び弾性体の反発力によって制振するので、作業者の
手に伝わる衝撃が軽減され、不快感や疲労が低下して空
気釘打ち機の操作性及び作業性の向上に寄与する発明で
ある。
ち機の防振装置は、釘打ち時の反動による振動を錘の質
量及び弾性体の反発力によって制振するので、作業者の
手に伝わる衝撃が軽減され、不快感や疲労が低下して空
気釘打ち機の操作性及び作業性の向上に寄与する発明で
ある。
【図１】本発明の実施形態を示し、空気釘打ち機の断面
図である。
図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線矢視断面図である。
【図３】本発明の他の実施形態を示し、空気釘打ち機の
グリップ及び防振装置の断面図である。
グリップ及び防振装置の断面図である。
１ 空気釘打ち機 ２ ケーシング ４ グリップ ６ 防振装置 １９，２１ 錘 ２０ 弾性体
Claims (1)
- 【請求項１】 手持ち作業用空気釘打ち機のグリップ
（４）の内壁面に弾性体（２０）を装着し、前記弾性体
によりグリップ内の錘（１９）を振動自在に支持し、前
記錘の質量と前記弾性体の弾性とによって空気釘打ち機
の振動加速度を減速する空気釘打ち機の防振装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20566796A JPH1044062A (ja) | 1996-08-05 | 1996-08-05 | 空気釘打ち機の防振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20566796A JPH1044062A (ja) | 1996-08-05 | 1996-08-05 | 空気釘打ち機の防振装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1044062A true JPH1044062A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16510704
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20566796A Pending JPH1044062A (ja) | 1996-08-05 | 1996-08-05 | 空気釘打ち機の防振装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1044062A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007223025A (ja) * | 2006-01-24 | 2007-09-06 | Mori Seiko Kk | 釘打機の押出治具 |
| WO2009001592A1 (ja) * | 2007-06-25 | 2008-12-31 | Ryobi Ltd. | 電動工具 |
-
1996
- 1996-08-05 JP JP20566796A patent/JPH1044062A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007223025A (ja) * | 2006-01-24 | 2007-09-06 | Mori Seiko Kk | 釘打機の押出治具 |
| WO2009001592A1 (ja) * | 2007-06-25 | 2008-12-31 | Ryobi Ltd. | 電動工具 |
| US8281874B2 (en) | 2007-06-25 | 2012-10-09 | Ryobi Ltd. | Power tool with vibration damping handle |
| JP5075200B2 (ja) * | 2007-06-25 | 2012-11-14 | リョービ株式会社 | 電動工具 |
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