JPH1044021A - 磁気バレル研磨装置 - Google Patents

磁気バレル研磨装置

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Publication number
JPH1044021A
JPH1044021A JP20141796A JP20141796A JPH1044021A JP H1044021 A JPH1044021 A JP H1044021A JP 20141796 A JP20141796 A JP 20141796A JP 20141796 A JP20141796 A JP 20141796A JP H1044021 A JPH1044021 A JP H1044021A
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JP
Japan
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coil
magnetic
power
barrel
magnetic field
Prior art date
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Pending
Application number
JP20141796A
Other languages
English (en)
Inventor
Takefumi Hirafuji
武文 平藤
Tatsuya Hoshino
達也 星野
Tomoaki Inai
友昭 井内
Yusuke Inoue
裕介 井上
Masaru Tomisaka
勝 冨阪
Atsushi Osawa
敦 大澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH1044021A publication Critical patent/JPH1044021A/ja
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 収容室18の下方でありモータハウジング1
4の内部には、メインコイル28およびサブコイル30
が、所定位相位置に固定的に設けられる。このメインコ
イル28およびサブコイル30には、所定位相の交流電
力が付与される。つまり、メインコイル28には電流i
m が、サブコイル30には電流im より90°位相の進
んだ交流is が付与される。したがって、各時刻におけ
る合成磁束の方向は回転する。この回転磁界によって、
収容室18内に混入したワークピース20は、磁性研磨
材22aによって研磨される。 【効果】 磁力源を回転させる動力発生手段を設ける必
要がないので、装置をコンパクトにできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は磁気バレル研磨装置に
関し、特にたとえば、回転磁界付与手段が発生する回転
磁界によって、バレル内に混入したワークピースおよび
磁性研磨材を攪拌して、ワークピースの表面を研磨す
る、磁気バレル研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示すこの種の従来の磁気バレル研
磨装置1では、図示しない電源に接続される動力発生装
置2の上方に磁力板3を固定的に配置し、動力発生装置
2の駆動力を利用して、磁力板3を中心軸回りに回転さ
せる。そして、磁力板3の上方に設けられたバレル4内
に研磨すべきワークピース5および磁性研磨材6を混入
する。
【0003】磁気バレル研磨装置1がオンされると、つ
まり動力発生装置2に電力が付与されると、動力発生装
置2に取り付けられた磁力板3は回転して、磁力板3の
上方に回転磁界が発生する。この回転磁界によって、バ
レル4内に収容されるワークピース5および磁性研磨材
6のそれぞれが、互いに衝突しつつ攪拌されて、ワーク
ピース5の表面に研磨面が形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、図4に
示すように、磁力を発生する磁力板3のような磁力源
と、それに回転力を付与する動力源(動力発生装置2)
とが、独立して設けられていたので、研磨装置1が大型
化するといった問題点があった。それゆえに、この発明
の主たる目的は、安価にして、装置の小型化が図れる、
磁気バレル研磨装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、ワークピー
スと磁性研磨材とを入れるバレルと、バレルの近傍に設
けられて回転磁界を付与する回転磁界付与手段とを含む
磁気バレル研磨装置において、回転磁界付与手段は所定
位相位置に固定的に設けられる複数のコイルと、複数の
コイルのそれぞれに所定位相の交流電力を付与する交流
電力付与手段とを備えることを特徴とする、磁気バレル
研磨装置である。
【0006】
【作用】所定位相位置に配置されたそれぞれのコイル
に、交流電力付与手段からの所定位相の交流電力が付与
されると、各々のコイルには、電流に比例した磁界が発
生する。そして、これら発生磁界を時間単位で合成した
合成磁束は回転する。つまり、磁性研磨材およびワーク
ピースを収容するバレルには、回転磁界が与えられる。
これにより、磁性研磨材およびワークピースはバレル内
で攪拌されて、ワークピースの表面が研磨される。
【0007】
【発明の効果】この発明によれば、所定位相位置に設け
られたコイルに所定位相の交流電力を付与することによ
って回転磁界が得られるので、従来のようにモータなど
の駆動力を発生する手段を設ける必要がなく、研磨装置
をコンパクトにできる。この発明の上述の目的,その他
の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の
実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0008】
【実施例】図1に示すこの実施例の磁気バレル研磨装置
10は、略円筒状に形成されたバレルハウジング12を
含み、このバレルハウジング12の下方には、モータハ
ウジング14が配置される。そして、両者は、たとえば
ボルト・ナット結合によって、強固に連結される。
【0009】モータハウジング14の上部には、所定の
曲率半径で湾曲する湾曲部16が形成される。そして、
バレルハウジング12とモータハウジング14とを連結
することによって、バレルハウジング12の内部であり
湾曲部16の上方には、収容室18が形成される。この
収容室18には、研磨すべきワークピース20および磁
性体である磁性研磨材22aを含む研磨液22が混入さ
れる。
【0010】バレルハウジング12の上方には、整流棒
24を有するリッド26が取り付けられて、収容室18
からワークピース18および研磨液22が飛散するのが
防止される。整流棒24は、略円筒状に形成され、リッ
ド26がバレルハウジング12に装着された状態におい
て、収容室18の中央であり、その軸芯方向がほぼ垂直
となるように設けられる。したがって、収容室18内に
混入したワークピース20および研磨液22は、整流棒
24回りに円滑に回転し得る。
【0011】モータハウジング14の内部であり湾曲部
16の下方には、メインコイル28およびサブコイル3
0が、所定位相位置に固定的に設けられる。すなわち、
この実施例では、図2に示すように、上方から見て略8
の字状にメインコイル28が配置され、メインコイル2
8の下側に、それと90°位相をずらしてサブコイル3
0(図2において点線で示す)が配置される。メインコ
イル28は、図2からもわかるように、略扇型の第1コ
イル28aとその外方に配置される第2コイル28bと
を含み、さらに、第1コイル28aおよび第2コイル2
8bを水平方向に180°回転させた位置に配置される
第3コイル28cおよび第4コイル28dを含む。そし
て、メインコイル28を構成する第1〜第4コイル(2
8a〜28d)は、それぞれが電気的に接続される。ま
た、サブコイル30もメインコイル28と同様に、第1
〜第4コイル(30a〜30d)を含み、4つのコイル
は電気的に接続される。
【0012】メインコイル28およびサブコイル30の
間隙部32には、磁心材としての鉄芯34が設けられ
る。この実施例では、12本の鉄芯34が配置される。
各々の鉄芯34は、サブコイル30の下側において、ア
ースディスク36によって互いに連結される。そして、
メインコイル28およびサブコイル30のそれぞれに、
所定位相の交流電力が付与される。
【0013】すなわち、メインコイル28およびサブコ
イル30には、図3に示すように、たとえば100Vの
交流電源38が接続されるとともに、サブコイル30に
関連してコンデンサ40が設けられ、交流電源38から
の電流の位相が90°進められる。つまり、コンデンサ
40の電圧は電流に遅れて変化するため、周期的に変化
する正弦波電流つまり交流電力を通電することによっ
て、それより遅れてコンデンサ40の電圧が周期的に変
化することになる。したがって、サブコイル30には、
メインコイル28に付与される電流im よりも90°位
相の進んだ電流(進相電流)is が与えられる。
【0014】このように、位相を異ならしめたメインコ
イル28およびサブコイル30のそれぞれに90°位相
の異なる交流電力を通電して、メインコイル28および
サブコイル30が発生した磁界を時間単位で合成する
と、合成磁界は水平方向に回転する。したがって、図4
に示す従来技術の磁気バレル研磨装置1のように、駆動
力を発生する動力発生装置2を設けずして、回転磁界を
発生させることができる。
【0015】このような磁気バレル研磨装置10を用い
てワークピース20を研磨する際には、まず、バレルハ
ウジング12内に研磨すべきワークピース20および磁
性研磨材22aを含む研磨液22を混入する。そして、
バレルハウジング12にリッド26を装着し、図示しな
いスイッチ等によって、磁気バレル研磨装置10に通電
を開始する指令情報を入力すると、交流電源38から
は、メインコイル28およびサブコイル30に対して、
所定電圧の交流電力が印加される。このとき、サブコイ
ル30には、コンデンサ40によって90°位相が進ん
だ進相電流(is)が付与される。
【0016】したがって、収容室18内に収容されるワ
ークピース20および研磨液22に回転磁界が与えられ
て、ワークピース20および研磨液22は、整流棒24
回りに回転する。そして、磁性研磨材22aがワークピ
ース20に衝突することによって、ワークピース20の
表面には、研磨面が形成される。なお、メインコイル2
8,サブコイル30および交流電源38によって構成さ
れる回路には、図3に示すように、メインコイル28お
よびサブコイル30の絶縁劣化による焼損を防止するた
めのサーモスタット42が設けられる。
【0017】この実施例では、位相を異ならしめて配置
した2つのコイル(メインコイル28,サブコイル3
0)のそれぞれに所定位相の交流電力を付与することに
よって、回転磁界を発生するようにしたので、従来のよ
うに、磁力源を回転させるための動力発生手段を設ける
必要がなく、研磨装置をコンパクトにできる。また、軽
量化が図れるので、持ち運びに至便である。
【0018】なお、上述の実施例では、2つのコイルに
90°位相を進めた2相交流を通電するようにしている
が、それに限定するものでなく、たとえば図示省略する
が、120°位相を異ならしめた3つのコイルに3相交
流を通電するようにしても、所望の回転磁界を発生させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す図解図である。
【図2】図1実施例のモータハウジング内に配置された
コイルを示す平面図である。
【図3】図1実施例の回路図である。
【図4】従来技術を示す図解図である。
【符号の説明】
10 …磁気バレル研磨装置 18 …収容室 20 …ワークピース 22 …研磨液 22a …磁性研磨材 28 …メインコイル 30 …サブコイル 38 …交流電源 40 …コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 裕介 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タビニルパイプ工場内 (72)発明者 冨阪 勝 大阪府浪速区敷津東1丁目2番47号 クボ タラング株式会社内 (72)発明者 大澤 敦 大阪府浪速区敷津東1丁目2番47号 クボ タラング株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークピースと磁性研磨材とを入れるバレ
    ルと、前記バレルの近傍に設けられて回転磁界を付与す
    る回転磁界付与手段とを含む磁気バレル研磨装置におい
    て、 前記回転磁界付与手段は所定位相位置に固定的に設けら
    れる複数のコイルと、 前記複数のコイルのそれぞれに所定位相の交流電力を付
    与する交流電力付与手段とを備えることを特徴とする、
    磁気バレル研磨装置。
JP20141796A 1996-07-31 1996-07-31 磁気バレル研磨装置 Pending JPH1044021A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20141796A JPH1044021A (ja) 1996-07-31 1996-07-31 磁気バレル研磨装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20141796A JPH1044021A (ja) 1996-07-31 1996-07-31 磁気バレル研磨装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1044021A true JPH1044021A (ja) 1998-02-17

Family

ID=16440743

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JP20141796A Pending JPH1044021A (ja) 1996-07-31 1996-07-31 磁気バレル研磨装置

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JP (1) JPH1044021A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109015328A (zh) * 2018-08-24 2018-12-18 福达合金材料股份有限公司 一种基于磁力抛光去除铆钉型电触头表面缺陷的方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109015328A (zh) * 2018-08-24 2018-12-18 福达合金材料股份有限公司 一种基于磁力抛光去除铆钉型电触头表面缺陷的方法

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