JPH1042929A - ホットブラシ - Google Patents

ホットブラシ

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Publication number
JPH1042929A
JPH1042929A JP23352796A JP23352796A JPH1042929A JP H1042929 A JPH1042929 A JP H1042929A JP 23352796 A JP23352796 A JP 23352796A JP 23352796 A JP23352796 A JP 23352796A JP H1042929 A JPH1042929 A JP H1042929A
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JP
Japan
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cartridge
brush
water
thin film
switch knob
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JP23352796A
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Eiji Ota
英司 太田
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ROZEN STAR KK
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ROZEN STAR KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱して整髪するホットブラシを、電源不要
で、しかも携帯に便利なものとする。 【解決手段】 ブラシ本体1の円筒状の先端は蓋4が開
閉可に設けられ、ここから内部に使い切りのカートリッ
ジ2が着脱可能である。カートリッジ2内には水と生石
灰とがアルミシールで隔離されて収容されており、ブラ
シ本体1のスイッチツマミ3を操作すると、カートリッ
ジ2内を摺動する軸がスイッチツマミ3の延設部に押圧
され、軸の先端のアクチェータがアルミシールを突き破
って水を生石灰に混合させ反応し発熱することによっ
て、ブラシ本体1の、ブラシ毛10が植設されたブラシ
毛面11に熱が伝達し、整髪ができる。カートリッジ2
は小型で予備を携帯容易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は整髪用のブラシに関
し、特に温熱によって整髪する場合に適し、しかも携帯
に便利なホットブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】前記したような整髪用ブラシは、例え
ば、若い女性の旅行用、あるいはオフィスの休憩時間や
アフター5に髪型を整えるのに便利であり、需要が多
い。従来、かかる目的のために製造された製品には、電
熱線をAC電源或いは電池電源によって発熱させるホッ
トブラシがあった。また、水と反応して発熱する化学物
質を利用して加熱するものに実開昭63−111801
号公報に見られるような加熱式整髪具があり、また同様
な加熱手段を用いたものに実開昭63−111801号
公報に開示されたようなヘアーカーラーがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の整髪具
において、電熱線をAC電源或いは乾電池電源によって
発熱させるホットブラシは、熱風送風時に機械的な雑音
が発生し、これがかなり耳障りなものであった。さら
に、乾電池にあっては耐熱性の大きいものでなくてはな
らないので、一般の乾電池を使用すると液洩れが発生し
て実用にならず、また、乾電池に高価なアルカリ電池を
使用しても短時間で電池寿命が尽きてしまい、発熱量も
少なくて実用的とはいえない。
【0004】次に、水と反応して発熱する化学物質を利
用して加熱する加熱式整髪具においては、熱源が低コス
トの割に高発熱量が得られるメリットがあるが、前記し
た公報に開示されたものは整髪具全体が使い捨ての設定
であって、高価なブラシ部分まで1回の使用で捨てなく
てはならず、トータルとしてのコスト、あるいは資源節
約の観点からは問題が残るものであった。
【0005】さらに、同様な加熱手段を用いたヘアーカ
ーラーも前記同様全体が1回の使用で使い捨ての設定で
あってコスト、あるいは資源節約の観点からはやはり問
題が残るものであった。また、ヘアーカーラーはセット
が終わるまで一定時間頭の上に載せておく必要があり、
行動的な女性には不向きな商品といえる。
【0006】本発明は以上のような問題を解消し、水と
反応して発熱する化学物質を利用して、熱源が低コスト
の割に高発熱量が得られるメリットを活かし、しかも、
使い捨てではなく、資源を有効に活用し、さらに、携帯
に便利なホットブラシを提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題は本発明によ
れば、外周面にブラシ、櫛等の整髪用部材が突設された
筒状部と前記筒状部に連接して該筒状部を手で把持する
ための把持部とからなるブラシ本体と、前記ブラシ本体
の筒状部内に対し装填、排出が可能であり、内部に水
と、水と反応して発熱する化学物質とを薄膜を介して隔
離してそれぞれ所定量収容した筒状のカートリッジと、
前記把持部に設け、これを操作することによって連携す
る部材が前記ブラシ本体内に装着したカートリッジ内の
薄膜を破壊するように構成したスイッチツマミとを備え
るホットブラシとすることによって解決される。
【0008】また、上記の課題は前項において、前記カ
ートリッジ内の薄膜は、カートリッジの一端面に開口す
る管孔の奥部に設けたことによって解決される。
【0009】また、上記の課題は前項、前々項におい
て、前記管孔はカートリッジ内の水を収容する側の室内
か、或いは化学物質集室内かの、いずれかを貫通するよ
うに形成したことで解決される。
【0010】また、上記の課題は前項までの解決手段に
おいて、前記スイッチツマミは前記カートリッジに対し
て待機位置と、連携する部材が前記薄膜を破壊させる薄
膜破壊位置の計2操作位置を備えることで解決される。
【0011】また、上記の課題は前項までの解決手段に
おいて、前記スイッチツマミは、前項の待機位置、薄膜
破壊位置の2位置に加えて、連携する部材が前記ブラシ
本体内に装着したカートリッジを排出するように押圧す
る位置の計3操作位置を備えることによって解決され
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のホットブラシは、熱源に
生石灰と水との組み合わせのような、化学物質と水との
反応発熱を利用し、化学物質と水とは交換式のカートリ
ッジ内に薄膜を介して隔離して封入し、ブラシ本体内に
カートリッジを装着し、使用時にカートリッジ内の隔膜
をスイッチツマミの操作で破壊させて水を化学物質内に
浸入させ発熱させるようにしたものである。
【0013】カートリッジ内の生石灰と水とのような、
化学物質と水とを隔離している薄膜は、カートリッジの
一端面に開口する管孔の奥部に設けたので、カートリッ
ジの外側からは直接には触れることができない。したが
って、うっかりして薄膜を破壊してしまい発熱がおこる
ようなことがない。
【0014】ブラシ本体の把持部に設けたスイッチツマ
ミは、この操作によって、これに連携する部材の先端が
カートリッジの一端面に開口する管孔の奥部に達するよ
うな構成であり、スイッチツマミを操作して所定位置に
移動させることによって管孔の奥部の化学物質と水とを
隔離している薄膜を破壊させることができ、両者を混合
させ、発熱反応を開始させる。換言すれば、カートリッ
ジをブラシ本体に装着し、しかもスイッチツマミを操作
しないと発熱が起こらないので安全である。
【0015】スイッチツマミは、携帯時等の待機位置、
前記の薄膜を破壊させる位置、そして使用済みのカート
リッジを排出させる押圧位置の3位置を備え、前記の押
圧位置にスイッチツマミをセットすれば連携部材がカー
トリッジの後端を押圧し、ブラシ本体内から押し出すの
で取り出しが容易である。
【0016】また、カートリッジを装填時の本体内部と
の間隙をやや大きめとして排出しやすくしておけば、ス
イッチツマミの作動位置を、携帯時等の待機位置、薄膜
を破壊させる位置のみの2位置とすることができ、より
簡易なものとすることができる。
【0017】
【実施例】図はすべて本発明に係る図であり、これらの
図に従って本発明を説明する。図1に全体の構成を示
す。1はヘアーブラシの本体であって、公知のヘアーブ
ラシの形状に、樹脂で形成され、円筒状の筒状部1a
と、これに続く把持部1bとからなる。11は筒状部1
aの外周面に設けたブラシ毛面であり、10は該ブラシ
毛面11に植設されたブラシ毛である。ブラシ毛10は
ブラシ毛面11とともに可撓性かつ耐熱性の樹脂で一体
に成形加工する都合上、ブラシ本体1とは別体で形成
し、ブラシ本体1の側面開口部(図示省略)に嵌め込み
固着してある。該ブラシ毛面11付近のブラシ本体1の
内側の円筒状空洞部に後述のカートリッジを収容する。
4はブラシ本体1の先端に設けた蓋であってここを開い
て前記カートリッジを出し入れする。
【0018】2はブラシ本体1とは別体の、前記したカ
ートリッジであって、円筒状で、ブラシ本体1の先端の
蓋4を開いて出し入れ可能であり、装填した場合はカー
トリッジ2の外周面がブラシ本体1の円筒状内面の内周
面に密着するように寸法、形状が設定されている。
【0019】3はブラシ本体1の把持部1bに設けたス
イッチツマミであり、一定範囲で摺動可能である。詳細
は後述する。
【0020】図2に、前記カートリッジ2の詳細を断面
図で示した。カートリッジ2は両端を閉鎖した円筒状で
あり、内部に所定の化学物質等を収容するために,中間
で二分され、二つの部分からなり、両者をネジによって
結合して形成されている。2aは先端側、生石灰等の化
学物質の収容室であるキャップであり、内部には生石灰
20を所定量収容し、先端面には微小な孔2aを複数
設け、後端側は開口し、縁端内側にはネジが形成され
る。なお、カートリッジ2は、本実施例では円筒状とし
たが、円筒、角筒(四角、六角等)を含む筒状であれば
よく、円筒に限定するものではない。
【0021】2bはカートリッジ2の後端側の部分、水
容器であって、内部には水を所定量収容し、前端は開口
し、縁端部外側には前記キャップ2a側のネジと螺合す
るネジを形成する。閉鎖された後端面には円筒状の管孔
2bを形成し後端面には管孔の孔が開口、さらに内部
に向けて管孔の管部が延設されている。該円筒状の管孔
2bの最奥部には段差部2bを形成し、段差部2b
は小口径の軸受部2bへと連なる。
【0022】前記の化学物質収容室であるキャップ2a
と、水容器2bとの容量比は2対1程度として、化学物
質収容室であるキャップ2aの方を大きく設定した。な
お、前記の容量比は、一例であって、この比率に限定さ
れるものではない。
【0023】22は棒状の軸であり、前記軸受部2b
に嵌入して摺動可能である。23は軸22の後端側に取
り付けられ、軸22とともに移動するゴム栓で、前記管
孔2bの内径に密着して摺動し水洩れを防ぐ。24は
軸22の前端に取り付けられた、先端が円錐状のアクチ
ェータで、操作時に後述のシールを先端で突き破り開口
する機能を有する。シールを先端で突き破り開口する動
作は、一挙に大きく開口させることが望ましいので、円
錐の根元の径は、なるべく大きく形成する。
【0024】21は前述のシール(以下アルミシールと
記す)であり、例えば薄いアルミ箔によって形成し、水
容器2bに水をほぼ一杯に満たしたのち、その開口部
を、乳酸飲料の口を覆うように覆う。
【0025】カートリッジ2は以上のような構成であ
り、図2のようにあらかじめ水容器2bに水30を所定
量満たし、アルミシール21によって、その開口部をシ
ールしOリング状のパッキン25を嵌めたのち、これも
あらかじめ生石灰20を所定量収容したキャップ2a
を、両者のネジを螺合させて結合する。結合後の状態
は、アクチェータ24の先端と、アルミシール21面と
は若干の間隙を有するように設定する。カートリッジ2
は、このような状態で工場から出荷され、販売される。
なお、この場合、前記した水漏れ防止用のOリングパッ
キン25を用いずに、超音波溶着によってキャップ2a
と水容器2bとを結合したり、或いは両者を軟質ポリプ
ロピレン材で成形して密閉性を得ることも可能である。
【0026】このようなカートリッジ2を用いてホット
ブラシは次のように使用される。ブラシ本体1の先端の
蓋4を開き、カートリッジ2を挿入する。挿入の向き
は、管孔2bが形成されている方を、ブラシ本体1の
奥へ向けて挿入し、蓋4を閉じる。
【0027】スッチツマミ3を操作する。スイッチツマ
ミ3は、前記のようにブラシ本体1の柄の部分に取り付
けられて一定範囲で摺動可能である。図2に、破線でそ
の動作を概念的に図示した。ブラシ本体1内部における
スイッチツマミ3の延設部については詳細な図示をしな
いが、図2のように鉤型に延設された延設部3aが本体
1内に装填されたカートリッジ2の後端面の円筒状の管
孔2bに対し、待機位置「A」では外部にあるが、前
記操作によって管孔2b内に入り込むような位置であ
り、延設部3aの先端はゴム栓23の後端と所定の位置
関係(詳細は後述)をもつように設定されている。
【0028】図2におけるスイッチツマミ3の「A」の
位置は、スイッチツマミ3を操作しない、すなわちカー
トリッジ2を装填直後の、ホットブラシ携帯時等の待機
状態である。この状態では前記したように、スイッチツ
マミ3の延設部3aの先端は、本体1内のカートリッジ
2の後端面の円筒状の管孔2bの外部にあり、その先
端と、管孔2b内のゴム栓23の後端とは充分な間隙
を有している。この状態でブラシ本体1を携帯して外出
すること等も可能である。
【0029】カートリッジ2の内部において、軸受2b
と軸22との間隙から水30が洩れ出たものが外部へ
漏出するのを防止するためにゴム栓23を管孔2b
に嵌合させてある。
【0030】図2におけるスイッチツマミ3を矢印a方
向に移動させ、「B」の位置までスィッチツマミ3を操
作して移動させると、スイッチツマミ3の延設部3aの
先端は、ゴム栓23の後端を押圧する。ゴム栓23は押
されて管孔2b内を前進、軸22は軸受2b内を摺
動前進、軸22先端のアクチェータ24はアルミシール
21を突き破り開口させるので、水30は生石灰20内
に侵入し両者は混合して、多量の熱が発生する。
【0031】この熱はカートリッジ2からブラシ本体1
のブラシ毛面11に伝達されて該面を加熱し、整髪が可
能となる。
【0032】一定時間経過すると生石灰と水との反応が
終了し、発熱が得られなくなるので、カートリッジ2を
ブラシ本体1から取り出す。蓋4を開き、スイッチツマ
ミ3を矢印b方向に操作して図2における「C」の位置
まで移動させる。スイッチツマミ3の延設部3aの先端
はゴム栓23を介して軸22をさらに前進させるが、管
孔2bの奥の段差部2bにゴム栓23が当接した位
置からは軸22は前進することができず、したがってス
イッチツマミ3の操作はゴム栓23を介してカートリッ
ジ2自体を移動させて排出させることになる。
【0033】予備のカートリッジ2を装着する場合に
は、スイッチツマミ3を操作して「A」位置に戻し、前
記操作を繰り返すことにより、ブラシ本体1は繰り返し
使用することができる。
【0034】カートリッジ2のキャップ2aの端部に設
けた複数の微小な孔2aは、生石灰20と水30との
反応発熱時、内外の気圧差が大きくなることがあるの
で、これを調整する。孔2aは微小なものであるの
で、内部に収容された生石灰がこの孔からこぼれ出るよ
うなことはない。
【0035】また、発熱は、カートリッジ2自体が熱く
なる構造であるので、図3に示すようにブラシ毛10の
根元、すなわちブラシ毛面11の一部に、カートリッジ
2が露出するか、あるいは肉薄としたすじ状の部分11
aを複数設けるようにすれば、さらに効率よく髪を温め
ることができる。
【0036】図4は上記とは別の本発明の実施例であ
る。前記した実施例と同様の部分は省略して、差異のあ
る部分について説明する。本実施例は、スイッチツマミ
3の操作位置を2位置としたものであって、操作位置は
携帯時等の待機位置と、カートリッジ40に反応を起こ
させる薄膜破壊位置との2位置となり、カートリッジを
排出させるように作用する位置がない。カートリッジ4
0は、キャップ40aと水容器40bとの二つの部分か
らなり、水容器40bの端面に管孔40bを形成す
る。
【0037】カートリッジ40は、前記実施例同様ブラ
シ本体1の筒状部内に装填されるが、円筒内径との嵌合
は、ややゆるめとして設定する。このようにすることに
より、スイッチツマミ3の操作なしに、カートリッジ4
0を排出することが可能となる。また、この場合は、ス
イッチツマミ3の連携部材によってカートリッジ40を
押圧する必要がないので、管孔40bは、その奥部に
段差がなく、一貫した軸受部40bとして形成する。
42は軸、44は軸42先端に固設されたアクチェータ
であるが、軸42をゴム等の弾性材で形成して軸受40
と適正な嵌合度で嵌合させ.軸受40bと軸42
との間隙から水30が洩れ出るのを防止する。
【0038】このように構成し、同図4において、破線
で図示したように、スイッチツマミ3の操作位置を、待
機位置「A」と、矢印a方向に操作し、カートリッジ4
0に反応を起こさせる破壊位置「B」との2位置のみと
し、前記実施例よりもやや簡易型としたホットブラシが
得られる。
【0039】図5は、前記した第2の実施例において、
カートリッジ排出用レバーを設けた実施例の図である。
53はカートリッジ排出用レバー53aを操作するカー
トリッジ排出スイッチツマミであって、図示は省略した
が、ブラシ本体1の把持部1bの適切な箇所に一定範囲
で摺動可能に設けてあり、これを操作し、待機位置
「D」から矢印c方向に移動させ排出位置「E」にセッ
トすることによって、カートリッジ排出スイッチツマミ
53に取り付けられたカートリッジ排出用レバー53a
の先端が移動してカートリッジ40の後端を押圧し、カ
ートリッジ40は排出される。カートリッジ排出スイッ
チツマミ53と、カートリッジ排出用レバー53a以外
の部分については、前記した第2の実施例と同様である
ので、説明を省略する。このようにすることで、カート
リッジ排出の操作を、別のスイッチツマミで行うことの
できるホットブラシを得ることができる。
【0040】図6に、カートリッジの外筒を構成する二
つの部分、キャップと水容器とを結合する手段を図示し
た。前記の二つの実施例では結合手段をネジとしたが、
他に該図6に示したように、例えばキャップ2a端部を
水容器2b方向に延設、この外面に突起2aを形成、
一方、水容器2b側の端部内面に凹部2bを形成、相
互に嵌合させて結合してもよい。また、前述と重複する
が、超音波溶着によってキャップ2aと水容器2bとを
結合したり、或いは両者を軟質ポリプロピレン材で成形
して結合させ水密を保つようにすることも可能である。
【0041】図7から9には、本体1の筒状部1aに対
するカートリッジ20或いは40の装填の構造を示す。
前記の二つの実施例の説明では、本体1の筒状部1aの
先端に形成した蓋4を開閉して、ここから装填、排出を
行うとのみ記述し、詳述をしなかったが、これは、図7
に見られるように、先端の蓋4aを矢印D方向へ回転し
て着脱するようにするか、または蓋4aと筒状部1aと
の双方の端縁部に、さきに図6に図示したようなカート
リッジにおける結合手段と同様の凹凸関係を設け、矢印
E方向に着脱し、本体1の先端からカートリッジを装填
排出するようにすればよい。
【0042】あるいはまた、図8のように、筒状部1a
の側面の一部を、蓋4bとして構成し、図示しない爪と
凹部との嵌合関係で係止するようにして、着脱時は矢印
H方向へスライドさせて着脱し、カートリッジを筒状部
1aの側面、半径方向から装填、排出するようにしても
よい。
【0043】さらに、図9のように、本体1を構成する
二つの部分、筒状部1aと、把持部1bとを別体に分離
して形成し、結合部1cを設け、該結合部1cは、ネジ
によって矢印F方向に回転させて着脱するか、あるいは
図6に図示したようなカートリッジにおける結合手段と
同様の凹凸関係を設けて矢印G方向に着脱、この部分か
らカートリッジを装填、排出させるようにすることもで
きる。なお、この場合にはスイッチツマミ3に係わる部
材は把持部1b側に設けられているので、カートリッジ
の装填、排出には支障はない。
【0044】カートリッジ2の発熱時間は生石灰と水と
の量を加減することによって調整可能であり、短いと整
髪に支障があるし、一方、あまり長くても使用済みのカ
ートリッジがいつまでも熱くて取扱いに問題がある。本
実施例では、キャップ側に生石灰20を少量、水容器側
に水30をほぼ満水の状態に収容し、発熱時間は適正値
である5〜10分間に設定したが、これらの例に限定さ
れるものではなく、目的等によって変更が可能である。
【0045】また、上記の実施例では、成形の都合上、
ブラシ本体1とブラシ毛面11とを別体としたが、成形
材が可撓性に富むものであれば、一体のものとして構成
することも可能である。
【0046】さらに、上記の実施例ではブラシ本体外周
にはブラシ毛を設け、ブラシとしたが、櫛歯を設けて櫛
として使用することも可能である。
【0047】また、図示は省略したが、ブラシ毛面1
1、あるいはブラシ本体1の筒状部1aのブラシ毛面1
1とは反対の面に、微小な孔を複数設けることによっ
て、ブラシ本体1内の発熱時に発生する、外気圧よりも
高い気圧を外部へ逃がすようにすることが望ましい。な
お、前記の中、複数の微小な孔をブラシ毛面11に設け
た場合は、これらの複数の孔から噴出するスチームによ
って整髪効果が向上する利点がある。
【0048】また、水と化学反応物質を隔離している隔
膜を突き破り開口させるアクチェータは、前記実施例で
は先端を円錐状としたが、正面視十字形のものであって
も支障はない。
【0049】カートリッジは予備のものを複数収納する
携帯用ケースを用意するようにすれば、携帯時の安全性
も得られ、使用済みカートリッジの回収、持ち帰りも容
易に可能なものとなる。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、生石灰と
水とを薄膜で隔離して封入した1個の使い切りカートリ
ッジをブラシ本体に対して交換可能に構成したので、従
来のようにブラシ本体まで、その都度捨てるようなこと
がなく、資源の節約に効果がある。
【0051】カートリッジの薄膜は不本意な破壊に遇わ
ないようにカートリッジ端面に開口した管孔の奥に設
け、このカートリッジを専用のブラシ本体にセットし、
スイッチツマミを所定位置に操作することによってのみ
薄膜が破壊されて生石灰と水とが反応して発熱が得られ
るようにしたので、専用のブラシ本体がないと反応が開
始せず、発熱することがなく安全である。
【0052】また、生石灰と水とによる発熱を利用する
ので高熱量が得られ、資源は少量ですみ、しかも発熱温
度は高温なものが得られ、さらに生石灰と水とは安価な
ものであるのでコストも低くすむ。
【0053】生石灰、水、ともに少量ですむのでカート
リッジは小型なものとなり、前記安全性も含めて、極め
て携帯性に富むホットブラシが得られ、旅行用、あるい
は女性のアフター5用などに髪型をセットするのに便利
な、音と電源の不要な、持ち運べるドライヤーとして役
立つものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体の説明的な斜視図であ
る。
【図2】本発明の一実施例のカートリッジの説明的な断
面図である。
【図3】本発明の一実施例のブラシ毛面の斜視図であ
る。
【図4】本発明の別の実施例のカートリッジの説明的な
部分断面図である。
【図5】本発明の図4の実施例にカートリッジ排出レバ
ーを追加したカートリッジの説明的な部分断面図であ
る。
【図6】本発明のカートリッジの結合部の部分断面図で
ある。
【図7】本発明のブラシ本体の蓋の構造の説明図であ
る。
【図8】本発明のブラシ本体の蓋の構造の説明図であ
る。
【図9】本発明のブラシ本体の構造の説明図である。
【符号の説明】
1 ブラシ本体 1a 筒状部 1b 把持部 10 ブラシ毛 2 カートリッジ 2a キャップ(化学物質収容室) 2b 水容器 2b 管孔 20 生石灰 21 アルミシール 24 アクチェータ 3 スイッチツマミ 30 水 4 蓋 4a 蓋 4b 蓋 40 第2の実施例のカートリッジ 40a キャップ(化学物質収容室) 40b 水容器 A,B,C,D,E スイッチツマミの操作位置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面にブラシ、櫛等の整髪用部材が突
    設された筒状部と、前記筒状部に連接して該筒状部を手
    で把持するための把持部と、からなるブラシ本体と、 前記ブラシ本体の筒状部内に対し装填、排出が可能であ
    り、内部に水と、水と反応して発熱する化学物質とを薄
    膜を介して隔離してそれぞれ所定量収容した筒状のカー
    トリッジと、 前記把持部に設け、これを操作することによって連携す
    る部材が前記ブラシ本体内に装着したカートリッジ内の
    薄膜を破壊するように構成したスイッチツマミと、から
    なることを特徴とするホットブラシ。
  2. 【請求項2】 前記カートリッジ内の薄膜は、カートリ
    ッジの一端面に開口する管孔の奥部に設けたことを特徴
    とする請求項1に記載のホットブラシ。
  3. 【請求項3】 前記管孔はカートリッジ内の水を収容す
    る水容器或いは化学物質収容室のいずれか一方に設けた
    ことを特徴とする請求項1、2に記載のホットブラシ。
  4. 【請求項4】 前記スイッチツマミは前記カートリッジ
    に対して待機位置と、スイッチツマミに連携する部材が
    前記薄膜を破壊させる薄膜破壊位置の計2操作位置を備
    えることを特徴する請求項1、2、3に記載のホットブ
    ラシ。
  5. 【請求項5】 前記スイッチツマミは、前記待機位置、
    薄膜破壊位置、に加えて連携する部材が前記ブラシ本体
    内に装着したカートリッジを排出するように押圧する位
    置を有し、計3操作位置を備えることを特徴する請求項
    1、2、3に記載のホットブラシ。
JP23352796A 1996-08-01 1996-08-01 ホットブラシ Pending JPH1042929A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190135841A (ko) * 2018-05-29 2019-12-09 김진협 화학 반응 열을 이용한 일회용 고데기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190135841A (ko) * 2018-05-29 2019-12-09 김진협 화학 반응 열을 이용한 일회용 고데기

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