JPH1042486A - 簡易型光電変換式蓄電装置及び簡易型光電変換装置 - Google Patents

簡易型光電変換式蓄電装置及び簡易型光電変換装置

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JPH1042486A
JPH1042486A JP8208828A JP20882896A JPH1042486A JP H1042486 A JPH1042486 A JP H1042486A JP 8208828 A JP8208828 A JP 8208828A JP 20882896 A JP20882896 A JP 20882896A JP H1042486 A JPH1042486 A JP H1042486A
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JP
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photoelectric conversion
solar cell
receiver
simplified
power storage
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JP8208828A
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English (en)
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Shinji Nagata
伸二 永田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/10Photovoltaic [PV]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/56Power conversion systems, e.g. maximum power point trackers

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  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池交換の必要がなく、電力の消耗を気にせ
ずに安心してヘッドホンステレオを使用できる簡易型光
電変換式蓄電装置及び簡易型光電変換装置を提供するこ
と。 【解決手段】 サンバイザー11の庇14の上面に太陽
電池モジュール10を設け、サンバイザー本体12の一
方の側面に蓄電池26を内蔵したワイヤレス方式の受信
器20を着脱式に設け、太陽電池モジュール10の起電
力を蓄電池26に充電し、これを電源として受信器20
を駆動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光電変換装置(例
えば携帯用計算機、携帯用ラジオ等の電源用として使用
可能な太陽電池等の光電変換素子又はこれを組み込んだ
装置)であって、簡易型の光電変換蓄電池装置及び光電
変換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばウォークマン(ソニー社製
の商品名)と称されている携帯用の録音テープ再生装置
(以下、ヘッドホンステレオと称する。)は、ステレオ
コンパクトカセットプレーヤとヘッドホンとを組み合わ
せたものであって、図17に示すように、送信器36と
してのコンパクトカセットプレーヤ(本体)部と、これ
を遠隔操作可能な受信器61としてのヘッドホン部61
とからなるワイヤレス式のものがある。
【0003】このようなワイヤレス式のヘッドホンステ
レオは、その使い易さと高性能化によって近時人気を呼
び、各メーカーは競って研究、改良の上、新製品の開発
を続けている。特に、図17に示すように、カセットプ
レーヤ部とヘッドホン部とがワイヤレスになっており、
高性能、コンパクトであるが、更にヘッドホン部のコー
ドが巻き取り方式のものや、受信器61が送信器36の
ボディ内に収納される方式のものまで登場し、携帯の便
利性は更に高まっている。
【0004】図17に示すようなワイヤレス方式の場
合、リード線30によってイヤホン31を接続した送信
器36、及び受信器61共に、ニッケル・カドミウムや
単3型の電池63、62がそれぞれの駆動電源として必
要であり、着脱可能に収容される。
【0005】従って、送信器36及び受信器61は、使
用に伴って電力を消耗するため、電力の消耗状態によっ
ては、蓋部を開け(図17では、受信器61の蓋部61
aが仮想線のように開けられる状況を示す。)、仮想線
の如くにして電池62、63を取り出し、その交換又は
充電が必要となる。しかし、この電池を取り出しての交
換又は充電を行うことは煩わしく、また使用中や緊急時
に電池のパワーが無くなったときには使用できなくなる
等の事態が生じる場合がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な事情に鑑みてなされたものであって、少なくとも、上
記した受信器61の如く蓄電部の電池を取り出して交換
又は充電する必要がなく、また緊急時でも安心して使用
できるように構成された簡易型光電変換式蓄電装置、及
び簡易型光電変換装置を提供することを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、光電変
換素子(例えば太陽電池:以下、同様)と、この光電変
換素子を一体に有する人力可搬式設置部(例えば帽子状
のサンバイザー:以下、同様)と、前記光電変換素子に
接続された蓄電部(例えば二次電池:以下、同様)とを
有する簡易型光電変換式蓄電装置(例えば、太陽電池に
より充電される受信器)に係るものである。
【0008】本発明はまた、光電変換素子と、この光電
変換素子を一体に有する人力可搬式設置部とが設けられ
ている簡易型光電変換装置(例えば、受信器の蓄電部を
充電可能な太陽電池付きの帽子状のサンバイザー:以
下、同様)に係るものである。
【0009】本発明によれば、光電変換素子に接続され
る蓄電部が設けられ、光電変換素子への光入射により生
じた電気エネルギーで逐次常に充電されるため、使用中
に電気エネルギーが無くなることがなく、蓄電部から電
池を取り出してその交換又は充電を行うことが不要にな
ると共に、緊急時でも安心して使用することができる。
また、人力可搬型であることから、使用者が希望する場
所へ簡単に移動させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に基づく簡易型光電変換式
蓄電装置及び簡易型光電変換装置は、上記の光電変換素
子としての太陽電池と、この太陽電池を固定した着用部
(例えばバンド付きの帽子状のサンバイザー:以下、同
様)と、前記太陽電池に接続された蓄電池とが設けら
れ、また、太陽電池に、この蓄電池を内蔵した受信器が
接続されていることが望ましい。
【0011】即ち、太陽電池によって充電された蓄電池
を電源として受信器が駆動されることが望ましい。
【0012】また、受信器が着用部に固定又は着脱可能
に設けられたり、受信器と太陽電池とを接続する各配線
が互いに分離可能であってよい。
【0013】また、上記の受信器にイヤホンが接続さ
れ、送信器からの信号に基づいて前記イヤホンで音声信
号が再生されること、特に受信器がワイヤレス式である
ことが望ましい。
【0014】また、上記の太陽電池及び着用部が可撓性
の材料により形成されていることが望ましい。
【0015】また、複数の光電変換素子のうち所定の素
子が光の干渉色を外観的に呈していてもよい。
【0016】また、上記の太陽電池の上部を覆う被覆手
段が、前記太陽電池に対して開閉可能に設けられている
ことが望ましい。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
【0018】図1(a)は、本発明の実施例による簡易
型光電変換式蓄電装置として構成された受信器の斜視図
であり、(b)は(a)の一部を変形して示した斜視図
である。
【0019】即ち、図1(a)のように、帽子状のサン
バイザー11(通常の運動用の帽子でもよい。)の庇1
4の上面に、多数の素子1からなる例えば複数の太陽電
池モジュール10を設け、これに入射した光の光電変換
で生じる電気エネルギーによる起電力を受信器20に内
蔵された二次電池又は蓄電池26(図4参照)に蓄電
し、このようにして光入射時は常に充電される蓄電池2
6を電源として受信器20の検波回路等を駆動するもの
である。
【0020】より具体的に説明すると、図1(a)のよ
うに、サンバイザー11の庇14の上面には、太陽電池
素子1(詳細は後述する。)がマトリックス状に配列さ
れ、長方形の太陽電池モジュール10を2個配設し、並
列又は直列に接続している。そして、この太陽電池モジ
ュール10の各素子は、正極が例えば配線16aに、負
極が例えば配線16bに接続され、これらの配線はサン
バイザー本体12の内側へ導かれてリード線18として
導出され、この先端にはコネクタ19が設けられてい
る。また、この太陽電池モジュール10は、図1(b)
に示すように、より大面積に形成して1個を設けてもよ
い。
【0021】サンバイザー11の本体12の一方の側面
には、受信器20が着脱可能に設けられており、この受
信器20には先端にコネクタ29を取り付けたリード線
28が設けられ、このコネクタ29と上記した太陽電池
モジュール10のリード線18のコネクタ19とが着脱
可能に連結、接続され、太陽電池モジュール10による
起電力をリード線28から受信器20へ導くようになっ
ている。
【0022】受信器20はヘッドホン部として蓄電池2
6(図4参照)を電源として駆動され、図2に示すよう
にリモートコントロール方式によりコンパクトカセット
プレイヤーとしての送信器36(これは従来のものと同
じでよい。)からの再生信号を受信し、受信した信号を
受信器20に設けられている一対のイヤホン31にリー
ド線30を介して伝達し、音声に変換するものである。
この受信器20は、送信器36を作動させるための送信
器としても機能させることもできる。
【0023】図2は、受信器20をサンバイザー11か
ら分離した状態と送信器36とを示す斜視図である。
【0024】図示の如く、サンバイザー11に対して受
信器20は、サンバイザー本体12の一方の側面と受信
器20の背面とにそれぞれ設けた例えば一対の面ファス
ナー17a、17b(図5参照)によって着脱可能に互
いに結合される。但し、この結合方法は、それ以外の適
宜の方法であってよい。なお、サンバイザー11は、本
体12と一体のバンド15を使用者の頭部に付け、結束
部15Aで締め付けることによって取り付けることがで
き、この取付け状態では受信器20のイヤホン31が使
用者の耳に差し込めるように位置する。
【0025】上記の如く、本実施例による受信器20
は、内蔵した蓄電池26を電源として送信器36に対し
て受信する機能を有し、ワイヤレス方式で送信器36か
ら受けた電波を音声変換する等の諸機能を行うことがで
きる。
【0026】図1及び図2に示した太陽電池モジュール
10の内部は、図3(図2の III−III 線断面図)のよ
うな構造になっている。
【0027】即ち、可撓性の例えば合成樹脂からなる基
板8上に、N型半導体基板2bに低抵抗のN+ 型半導体
層2aが形成され、半導体基板2bとPN接合をなすよ
うにP+ 型半導体層3が形成され、そして表面がSiO
2 からなる絶縁膜4で被覆され、この絶縁膜4のコンタ
クトホールに各電極5a、5bがそれぞれ被着されてい
る。この太陽電池はアモルファスシリコンでフレキシブ
ルに形成することができる。そして、このような素子1
が多数個集合し、各素子間が配線6によって電気的に接
続され、更に、この上に例えばポリスチレンからなる透
光性カバー9が設けられて太陽電池モジュール10を構
成している。
【0028】このような構造の太陽電池モジュール10
においては、図3に示す如く、外部からの入射光Lが受
光面1aから入射し、素子の内部で光キャリアを発生さ
せ、これによる電流を電極5a、5b、更には配線6を
介して外部へ取り出し、上記した二次電池26に蓄積す
ることができる。
【0029】この場合、カバー9は透光性のものであれ
ばよく、例えば上記したポリスチレン以外にも、ポリス
チレン、ポリエチレンテレフタレート、フッ素樹脂等で
形成できる。また、基板8は可撓性と共に絶縁性のもの
であればよく、上記に限定されるものではない。サンバ
イザー11については、各構成部分は従来の帽子と同様
に可撓性に形成されており、折り曲げに対して変形でき
るようになっている。
【0030】図4は、受信器20の概略断面図である。
図示の如く、受信器20はケーシング21の内部にニッ
ケル−カドミウム二次電池又はニッケル−水素二次電池
等の蓄電池26が収納され、上記したリード線28及び
接続端子27を経由して太陽電池10から導かれた電気
が蓄電池26に充電される。そして、これを電源として
各種スイッチ23A、23B、23C、23D、23E
(図2参照)を選択的にON−OFFさせて送信器36
からの送信信号を受けるが、このモードは液晶表示素子
からなる表示部24に表示され、窓22を通して確認で
きる。勿論、送信器36にも所要のスイッチが設けられ
ており、送信器36自体でも操作可能である。
【0031】上記のように、本実施例の受信器20付き
の簡易型光電変換式蓄電装置11は、受信器20に蓄電
池26を内蔵し、サンバイザーの庇14に設けた太陽電
池モジュール10に光入射させて起電させ、その電気を
蓄電池26に充電して、これを電源としていることが特
徴的である。
【0032】これによって、太陽電池モジュール10で
の発電で得られた電気エネルギーが常に蓄電池26に供
給され、受信(及び送信)のために消費されたエネルギ
ーが常に補給されることになるから、充電された蓄電池
26を電源として十分な電力が確保され続けることにな
る。
【0033】図5は、この装置の使用状態を示すもので
あるが、太陽電池モジュール10と受信器20との間の
リード線18、28及びこれらのコネクタ19、29は
サンバイザー本体12と内側のすべり13との間に収容
されるので邪魔にならず、また、サンバイザー11と受
信器20とは面ファスナー(通称マジックテープ)17
a、17bにより安全に結合される。
【0034】本実施例における受信器20及びこれのサ
ンバイザー11との結合は図6に示すようにしてもよ
い。
【0035】即ち、サンバイザー本体12の外側に本体
12と一体に形成した支持片35を本体12の下方へ延
設し、また、イヤホン34を組み込んだ受信器20Aを
上記の支持片35の先端に例えば固定して設ける。これ
により、イヤホン34は使用者の耳32に丁度位置する
ことになる。しかし、この場合、支持片35はイヤホン
34を耳32に十分に押し当てるだけの弾性のある材料
により形成されることが望ましい。
【0036】本実施例による受信器20は、図17に示
した従来の乾電池62(又は蓄電池)に代えて、太陽電
池モジュール10により常に充電される蓄電池26を設
けたものであり、その機能は従来品と同様に図7の回路
図に示される通りである。
【0037】上述した如く、例えば太陽光Lを受けて起
電した太陽電池モジュール10は、その電気エネルギー
をダイオード、リミッターその他で構成された充電制御
回路24を介してを蓄電池(二次電池)26に充電し、
これを電源として受信器20を駆動する。この駆動は、
受信器20に設けられている機能別の各種スイッチを操
作して行うが、このためには電源スイッチをONするこ
とにより、受信器20内の各回路へ通電する。なお、図
7に仮想線で示す如くに、受信器26からの信号を送信
回路37を介して送信器36へ無線で指示することがで
きる。
【0038】この信号により送信器36が作動し、ここ
に内蔵している電源により駆動を始め、内部にセットさ
れているカセットテープの再生信号を無線(FM波、ラ
ジオ波、マイクロ波、赤外線等)で受信器20へ送信す
る。受信器20はこの信号を検波回路内蔵の受信回路3
8を介して受信し、更に、表示回路39及び音声変換回
路40へ送る。
【0039】従って、表示回路39では受信回路38か
らの信号に基づき、プレイモード時は音声変換回路40
によってイヤホン31で音声に変換し、また送信器36
のプレイモード、電池の状態等が受信器20の窓22を
通して表示部24(図2、図4参照)において確認する
ことができる。また、送信器36における再生信号の音
量は音量調整回路41によって適宜に調整することがで
きる。
【0040】なお、本実施例の装置は、同一機種間の混
信や誤動作防止のために2チャンネル切り換え方式と
し、チャンネル毎の搬送波周波数を異ならせて混信する
ことがないようにしておける。その他、テープの早送り
や巻き戻し等の各種機能の作動に必要な電力の全て、ま
たは、少なくとも受信器20の駆動のために必要な電力
は、太陽電池モジュール10の発電により生み出されて
いる。
【0041】上記のようなワイヤレス式ヘッドホンステ
レオの受信器20は、検波回路の集積回路等の駆動のた
めに約数mWの電力は必要であるが、このような電力は
本実施例の太陽電池モジュール10によって十分に充電
することができる。
【0042】本実施例によれば、上述の如く、受信器2
0の駆動電源を従来の乾電池又は二次電池に代えて蓄電
池26を内蔵させ、その電力をサンバイザー11に設け
た太陽電池モジュール10の起電力によって常に充電し
ているので、受信のために消費された電気エネルギーを
常に補充できる。従って、従来のような電池交換や充電
の煩わしさが解消され、電池を取り出さなくても半永久
的に繰り返して使用できると共に、電池の消耗により、
使用中又は緊急時等に使用できないというような事態も
回避できる。
【0043】しかも、サンバイザー11として使用者と
共に任意の場所、特に入射光の強い若しくは十分な場所
へ移動して用いることができるため、サンバイザー機能
と発電又は蓄電機能、更には受信機能を併せ持つ装置と
なる。
【0044】本実施例による装置は、図8のようなヘッ
ドホンタイプとすることができる。即ち、ヘッドホン5
6のバンドの上部に太陽電池モジュール51を形成した
ものであり、その動作は図1の例と同様である。
【0045】また、ウォークマン方式のワイヤレス式受
信機以外にも、例えばヘッドホン型のワイヤレス式信号
送受信器(具体的には、後述するヘッドホン型のトラン
シーバーやワイヤレス式のマイクロホン付きヘッドホン
等も含む。)にも応用することができる。
【0046】即ち、上記のようなワイヤレス式ヘッドホ
ン式ステレオの受信器20は、検波回路の集積回路等の
駆動のために約1mWの電力は必要であるが、同時に送
信機能も持たせるには、その約10倍の電力が必要であ
り、実際には他の付加的機能もあるために更にその数倍
は必要である。このような電力は本実施例の太陽電池モ
ジュール10によって充電することができ、このために
は、例えば、変換効率が5%程度の太陽電池を用いた場
合には、太陽電池モジュール10全体の受光面の面積は
25cm2 程度あればよい。
【0047】従って、信号を送信する機能をも合わせ持
つような用途への応用を考える場合には、信号の受信の
ために消費される電力に比べて、およそ数十倍の数十m
Wもの電力が消費される。このため、従来技術では、内
蔵される一次電池又は二次電池の消耗が激しく、極めて
短時間で電池が消耗されて使えなくなってしまうが、本
発明に基づく装置によれば、太陽電池での発電によって
得られた電気エネルギーが常に電池に供給され、送信の
ために消費された分のエネルギーが常に補充される結
果、電池の消耗を気にせず、ほぼ半永久的に繰り返し使
うことができるため、その効果は特に大きなものとな
る。
【0048】このような送信機能も有する装置として
は、例えば図9に示すように、ヘッドホン57のバンド
上部に太陽電池モジュール52を形成したワイヤレス式
マイクロホン58付きヘッドホン又はヘッドホン型トラ
ンシーバー等の如くマイクロホン、レシーバー一体型の
ワイヤレス式信号送受信器が挙げられる。
【0049】図10は、楕円形(これは、円形、三角
形、四角形等、その他の形状でもよい。)に形成してそ
の縁にはコネクター19Aを固定した太陽電池モジュー
ル50を受信器20に組み合わせた例を示す。受信器2
0の背部には、これを適当な箇所に係止するための止め
具43を設けている。
【0050】太陽電池モジュール50をこのようにシー
ト状に形成することにより、外出時は衣服やバッグ等に
ピン等で結合させたり、自動車、電車の車中や家の中で
も膝の上等、適宜に陽当たりの良い場所に置いて使用す
ることもできる。
【0051】図11は、太陽電池の素子1において、干
渉色を利用して素子1Aからなる素子群で例えばSOL
ARの文字を表示してデザイン的価値を高めた例を示
す。
【0052】即ち、図12に示すように、特定の素子1
Aについて例えばその絶縁膜4の厚さt2 を他のものt
1 よりも薄くし、この素子1Aの群によって所望のパタ
ーンを形成すれば、光の干渉色を利用して色パターンを
表示できる。
【0053】これにより、カバー9を通過して入射する
光Lは、図13(a)、(b)に示すように、素子1の
受光面1aから吸収されて光電流を発生させるが、カバ
ー9側においては受光面1aと絶縁膜4でそれぞれ反射
する入射光Lの反射光がL1とL2 との干渉によってそ
の干渉色がパターン状に観察でき、製品価値を高めるこ
とができる。
【0054】図14(図1に示す帽子の断面図に基づ
く。)は、例えば、サンバイザー11の庇14を被覆す
る開閉式の透明カバー25を設けた例を示す。
【0055】この例では、使用中に雨が降ってきた場合
に、カバー25を仮想線で示すようにして太陽電池モジ
ュール10を覆うように倒せば、このモジュールを防水
することもできる。このようなカバーは図14のように
固定式でなく、着脱方式であってもよい。
【0056】また、図15に示すように、例えば観葉植
物を形成した造花59の如き太陽電池53(上記と同様
の素子1をマトリックス状に有するもの1’)としても
よい。
【0057】この太陽電池53による起電力は、鉢の中
に蓄電池26Aを内設してこれに充電し、ステレオヘッ
ドホン等の電源とすることもできる。更に、この造花5
9の葉の部分等に例えば蓄光塗料を塗布しておけば、暗
くなっても造花59が光り、インテリア用品としても価
値のあるものとなり得る。
【0058】また、図16に示すように、例えばひまわ
りとして形成した造花60の花の部分を太陽電池モジュ
ール54としてよく、この場合、種の部分を網目状の素
子1”としてもよい。これによる起電力は、鉢の中に蓄
電池26Bを内設してこれに充電し、この電源も上記し
た観葉植物の場合と同様に様々に利用できる。
【0059】例えば、ひまわりの根の部分に特殊なモー
タMを設け、このモータと光センサーとを組み合わせて
連動させ、図16において仮想線で示すように、太陽の
位置に合わせてひまわりの花が矢印方向に自動的に動く
ようにすることも可能である(元へ復動させることも可
能である)。この駆動電源として蓄電池26Bを使用で
きる。これにより、太陽電池54が効果的に受光し、効
率的に起電すると共に、ユニークなインテリア用品とし
て価値を高めることができる。
【0060】また、前述のようにして太陽電池によって
蓄電した電力は、例えば各種の低電圧駆動のモータや出
力検出用センサーの電源、又はCMOS(Complementary
Metal Oxide Semiconductor)タイプの低電圧駆動の集
積回路、特にLSI(大規模集積回路)の駆動電源とし
て利用することもできる。
【0061】以上、本発明の実施例を説明したが、上記
の実施例は本発明の技術的思想に基づいて様々に変形す
ることが可能である。
【0062】例えば、図2の装置において、受信器20
を取り外した状態、即ち、太陽電池モジュール10を有
するサンバイザー11としても有効である。これに、受
信器20を必要な場合に接続すれば、上述した動作及び
機能を同様に生かすことができるからである。
【0063】材質的にも、上述した例で述べたものに限
ることはなく、また、装置の構造や形状も種々変更して
よい。
【0064】上記した装置はワイヤレス方式に限らず、
コード付きのヘッドホンステレオ等にも応用できると共
に、その他の電気機器にも利用可能であり、更にLSI
やCMOSの電源としても有効利用が期待される。
【0065】
【発明の作用効果】本発明は、上述した如く、光電変換
素子と、この光電変換素子を一体に有する人力可搬式設
置部、前記光電変換素子に接続された蓄電部とが設けら
れるので、前記光電変換素子を受光効率の良い場所に容
易に移動させることができると共に、光電変換された電
気エネルギーを常に蓄電部に蓄電することができる。従
って、電池を取り出してその交換又は充電を行う煩わし
い操作は不要となり、また緊急時でも動作し、安心して
使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による簡易型光電変換式蓄電装
置を示し、(a)は太陽電池付き充電式受信器の斜視
図、(b)はその一部を変形した場合の斜視図である。
【図2】同太陽電池モジュールと受信器を分離し、送信
器も併せて示した斜視図である。
【図3】同太陽電池モジュールの内部構造を示した断面
図(図2の III−III 線断面図)である。
【図4】同受信器の内部を示す概略断面図である。
【図5】同使用状態を示す概略断面図である。
【図6】同他の実施例の使用状態を示す概略断面図であ
る。
【図7】同装置のブロック回路図である。
【図8】同変形例を示す斜視図である。
【図9】同他の変形例を示す斜視図である。
【図10】同他の変形例を示す斜視図である。
【図11】同他の変形例を示す要部の平面図である。
【図12】同他の変形例を示す要部の断面図である。
【図13】光の干渉色の発生原理を示し、(a)は概略
断面図、(b)は(a)の一部分の拡大図である。
【図14】同他の変形例を示す概略断面図である。
【図15】同他の変形例を示す斜視図である。
【図16】同他の変形例を示す斜視図である。
【図17】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…太陽電池素子、1a…受光面、10、50、51、
52、53、54…太陽電池モジュール、11…サンバ
イザー、12…サンバイザー本体、13…すべり、14
…庇、15…バンド、17a、17b…マジックテー
プ、18、28、30、44…リード線、19、27、
29…接続端子、20、61…受信器、22…窓、23
A〜23E…スイッチ、24…充電制御回路、25…透
明カバー、26…蓄電池、31、34…イヤホン、32
…耳、35…指示片、36…送信器、37…送信回路、
38…受信回路、39…表示回路、40…音声変換回
路、41…音量調整回路、56、57…ヘッドホン、5
8…マイクロホン、59、60…インテリア用造花、6
2、63…電池

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光電変換素子と、この光電変換素子を一
    体に有する人力可搬式設置部と、前記光電変換素子に接
    続された蓄電部とを有する簡易型光電変換式蓄電装置。
  2. 【請求項2】 光電変換素子としての太陽電池と、この
    太陽電池を固定した着用部と、前記太陽電池に接続され
    た蓄電池とを有する、請求項1に記載した簡易型光電変
    換式蓄電装置。
  3. 【請求項3】 太陽電池に、蓄電池を内蔵した受信器が
    接続されている、請求項2に記載した簡易型光電変換式
    蓄電装置。
  4. 【請求項4】 太陽電池によって充電された蓄電池を電
    源として受信器が駆動される、請求項3に記載した簡易
    型光電変換式蓄電装置。
  5. 【請求項5】 受信器が着用部に固定又は着脱可能に設
    けられている、請求項3に記載した簡易型光電変換式蓄
    電装置。
  6. 【請求項6】 受信器と太陽電池とを接続する各配線が
    互いに分離可能である、請求項3に記載した簡易型光電
    変換式蓄電装置。
  7. 【請求項7】 受信器にイヤホンが接続され、送信器か
    らの信号に基づいて前記イヤホンで音声信号が再生され
    る、請求項3に記載した簡易型光電変換式蓄電装置。
  8. 【請求項8】 受信器がワイヤレス式である、請求項7
    に記載した簡易型光電変換式蓄電装置。
  9. 【請求項9】 太陽電池及び着用部が可撓性の材料によ
    り形成されている、請求項2に記載した簡易型光電変換
    式蓄電装置。
  10. 【請求項10】 複数の光電変換素子のうち所定の素子
    が、光の干渉色を外観的に呈している、請求項1に記載
    した簡易型光電変換式蓄電装置。
  11. 【請求項11】 太陽電池の上部を覆う被覆手段が、前
    記太陽電池に対して開閉可能に設けられている、請求項
    2に記載した簡易型光電変換式蓄電装置。
  12. 【請求項12】 光電変換素子と、この光電変換素子を
    一体に有する人力可搬式設置部とが設けられている簡易
    型光電変換装置。
  13. 【請求項13】 光電変換素子としての太陽電池と、こ
    の太陽電池を固定した着用部とが設けられている、請求
    項12に記載した簡易型光電変換装置。
  14. 【請求項14】 太陽電池に蓄電池が接続されている、
    請求項13に記載した簡易型光電変換装置。
  15. 【請求項15】 太陽電池に、蓄電池を内蔵した受信器
    が接続される、請求項14に記載した簡易型光電変換装
    置。
  16. 【請求項16】 太陽電池によって充電される蓄電池を
    電源として受信器が駆動される、請求項15に記載した
    簡易型光電変換装置。
  17. 【請求項17】 受信器が着用部に固定又は着脱可能に
    設けられる、請求項15に記載した簡易型光電変換装
    置。
  18. 【請求項18】 受信器と太陽電池とを接続する各配線
    が互いに分離可能である、請求項15に記載した簡易型
    光電変換装置。
  19. 【請求項19】 受信器にイヤホンが接続され、送信器
    からの信号に基づいて前記イヤホンで音声信号が再生さ
    れる、請求項15に記載した簡易型光電変換装置。
  20. 【請求項20】 受信器がワイヤレス式である、請求項
    19に記載した簡易型光電変換装置。
  21. 【請求項21】 太陽電池が可撓性の材料により形成さ
    れている、請求項13に記載した簡易型光電変換装置。
  22. 【請求項22】 複数の光電変換素子のうち所定の素子
    が光の干渉色を外観的に呈している、請求項12に記載
    した簡易型光電変換装置。
  23. 【請求項23】 太陽電池の上部を覆う被覆手段が、前
    記太陽電池に対して開閉可能に設けられている、請求項
    13に記載した簡易型光電変換装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006070724A1 (ja) * 2004-12-28 2006-07-06 Rikitaro Suzuki ソーラー視認装置
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CN105762896A (zh) * 2016-05-16 2016-07-13 苏州位准信息技术有限公司 一种便于随身携带的太阳能充电移动电源
CN105846776A (zh) * 2016-05-18 2016-08-10 济南圣泉集团股份有限公司 一种太阳能窗帘

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