JPH1042474A - 受電系統と自家発電系統の並列運転装置 - Google Patents

受電系統と自家発電系統の並列運転装置

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JPH1042474A
JPH1042474A JP8207861A JP20786196A JPH1042474A JP H1042474 A JPH1042474 A JP H1042474A JP 8207861 A JP8207861 A JP 8207861A JP 20786196 A JP20786196 A JP 20786196A JP H1042474 A JPH1042474 A JP H1042474A
Authority
JP
Japan
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power generation
phase
load
private power
transformer
Prior art date
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Pending
Application number
JP8207861A
Other languages
English (en)
Inventor
Mataaki Makabe
又敬 真壁
Koji Nojima
幸司 野島
Nobuyoshi Matsuhashi
信義 松橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Engineering and Construction Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Engineering and Construction Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Engineering and Construction Co Ltd filed Critical Toshiba Engineering and Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地絡事故が生じても対地電圧が上昇せず、安
定に負荷系統に電源供給できる受電系統と自家発電系統
の並列運転装置の提供。 【解決手段】 3相3線式の受電系統1と3相3線式の
自家発電系統2が3巻線の変圧器13の2つの1次巻線
にそれぞれ接続され、3相4線式の負荷系統3が変圧器
13のY結線にされた2次巻線に接続される。そしてY
結線の中点が直接接地されると共に、負荷系統3の中性
線(N)に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は受電系統と自家発電
系統の並列運転装置に関し、詳しくは3相3線式の受電
系統と3相3線式の自家発電系統を3相4線式の負荷系
統に並列して電源供給する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】工場や大型ビルなどの大口需要家では、
電力会社から例えば22KVまたは33KVの商用電源
を受電設備で受電し、受電系統を経て負荷系統へ電源供
給している。負荷系統は高圧負荷系統と低圧負荷系統が
あるが、低圧負荷系統は中小容量の3相誘導電動機を主
体とする3相負荷と照明設備を主体とする単相負荷が混
在することが多い。したがって、そのような低圧負荷系
統の電源は、一般に3相4線式により240V/415
Vの電圧で供給される。商用ビルや病院などにおいて
は、電力会社からの受電停止事故等の非常時に対処する
ため、特に低圧負荷系統の電源を確保するために自家発
電装置を設けることが多い。その場合、自家発電装置は
自家発電系統を通して負荷系統に接続されるが、負荷系
統の安定のために、好ましくは受電系統と自家発電系統
はスポットネットワーク方式等により負荷系統に接続さ
れる。そして平常時はネットワークに受電系統のみを接
続して自家発電系統を分離しておき、受電停止などの非
常時に受電系統から自家発電系統へ切り換える。なおこ
の切り換えは、受電停止信号などにより自動的に行われ
る。
【0003】最近、電気事業法の改正により商用電源と
自家発電装置を常時並列運転することが可能になった。
その場合、自家発電装置は非常用ではなく常時運転し、
不足電力のみを商用電源から供給したり、場合によって
は自家発電装置の発電電力を電力会社へ売電することが
可能になる。図2は商用電源と自家発電装置を常時並列
運転するために従来提案された電気系統図である。受電
設備(図示せず)からの受電系統1と自家発電設備4か
らの自家発電系統2と負荷系統3はスポットネットワー
ク方式により接続される。3相3線式の受電系統1は、
1次側が三角結線、2次側がY結線にされた変圧器5で
3相4線式に変換されると共に、高圧から低圧へ降圧さ
れる。そして変圧器5の1次側端子U1 1 1 側は遮
断器6を介して受電系統1に接続され、2次側端子U2
2 2 側は遮断器7を介して負荷系統3の3相線(R
ST)に接続され、さらに変圧器5の2次側の中点から
端子Nに引き出された中性線が直接接地されると共に、
前記遮断器7を介して負荷系統3の中性線Nに接続され
る。一方、自家発電設備4は例えばジーゼル発電機が使
用され、Y結線にされた発電機の出力は端子R,S,
T,Nから3相4線式として引き出され、遮断器8を介
して負荷系統3に接続される。そして発電機の中点から
引き出された中性線は直接接地される。3相4線式で2
40V/415Vを供給する負荷系統3には、3相誘導
電動機のような3相負荷設備9が遮断器10を介して接
続され、照明設備のような単相負荷設備11が遮断器1
2を介して接続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、通常このよう
な負荷系統3に接続される自家発電設備4は発電容量が
小さく、各相間の電源インピーダンス差も大きい。その
ため負荷系統3に単相負荷のアンバランス等による負荷
不平衡が生じると、自家発電系統2の中性線に高調波を
含む電流が流れる。すると容量の小さい自家発電設備4
は波形歪みの増加等により負荷分担制御が不確実にな
り、横流も増大して質の良い電力供給が困難になるとい
う問題があった。さらにそれが甚だしくなると、発電機
の保護継電器が誤差動することにもなる。
【0005】このような問題を解決するために、自家発
電設備4を非接地とすることも考えられるが、その場合
には図2における遮断器7を開路し受電系統1を負荷系
統3から切り離したときに、残された自家発電系統2が
非接地であるため、例えば系統に地絡事故が生じると対
地電圧が相間電圧まで上昇して設備の安全性が損なわれ
る。さらに正常時であっても負荷系統3に不平衡が生じ
たとき、自家発電系統2が長いと負荷系統3の近くの電
位差が拡大し、甚だしい場合には電位差が機器の許容値
を越えて事故を起こすおそれもある。さらに別の方法と
して、自家発電系統2に3相3線式から3相4線式へ変
換する配電用変圧器を設けることも考えられる。しかし
配電用変圧器を設けることはコスト高となり、そのため
の設置面積を必要とする上に、電力損失が増加するとい
う新たな問題を生じる。そこで本発明は、これら従来の
問題を解決する新しい受電系統と自家発電系統の並列運
転装置を提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は受電系統と自家発電系統の並列運転装置である。そ
して、3相3線式の受電系統と3相3線式の自家発電系
統がそれぞれ接続される2つの1次側巻線と3相4線式
の負荷系統が接続される1つの2次側巻線を有する変圧
器を設け、該変圧器の2次側をY結線にしてその中点を
直接接地すると共に負荷系統3の中性線(N)に接続す
ることを特徴とするものである。本発明の受電系統と自
家発電系統の並列運転装置は自家発電系統を3相3線式
とし、それを3巻線式の変圧器により負荷系統と絶縁
し、一方その変圧器の2次側をY結線にしてその中点を
直接接地すると共に負荷系統3の中性線(N)に接続す
ることにより、3相4線式の負荷系統の中性線(N)を
常に接地電位に維持するものである。そのため負荷系統
に単相負荷のアンバランス等による負荷不平衡が生じて
も、自家発電系統に高調波を含む電流が流れて負荷分担
制御が不確実になる等の問題がない。また受電系統を負
荷系統から切り離したときに、系統に地絡事故が生じた
場合でも対地電圧の上昇がなく設備の安全性を維持でき
る。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、図面により本発明の実施の
形態を説明する。図1は本発明の受電系統と自家発電系
統の並列運転装置の1例を示す電気系統図である。3相
3線式の受電系統1と3相3線式の自家発電設備4から
の自家発電系統2は、2つの1次側巻線と1つの2次側
巻線を有する変圧器、すなわち3巻線式の変圧器13を
介して3相4線式の負荷系統3に接続されている。変圧
器13の2つの1次側巻線は共に三角結線で、一方の1
次側巻線の端子U3 3 3 は遮断器14を介して自家
発電設備4におけるY結線にされた発電機の出力端子
R,S,Tから引き出された自家発電系統2に接続さ
れ、変圧器13のY結線にされた2次側巻線の端子U2
2 2 は遮断器7を介して負荷系統3に接続されてい
る。さらに変圧器13の2次巻線の中点から端子Nに引
き出された中性線が直接接地されると共に、前記遮断器
7を介して負荷系統3の中性線(N)に接続されてい
る。
【0008】変圧器13における1次/2次の変圧比
は、受電系統1と負荷系統3の電圧比または自家発電系
統2と負荷系統3の電圧比により定まる。なお、自家発
電系統2と負荷系統3の電圧を等しくすると、自家発電
系統2と負荷系統3との間に仮に混触が生じても問題が
ないので好ましい。さらに3相4線式で240V/41
5Vを供給する負荷系統3には、3相誘導電動機のよう
な3相負荷設備9が遮断器10を介して接続され、照明
設備のような単相負荷設備11が遮断器12を介して接
続されている。
【0009】本発明の並列運転装置における自家発電設
備4は、ジーゼル発電機が一般的であるが、ガスタービ
ンなどにより駆動される発電機を使用することもでき、
さらに燃料電池発電装置や太陽電池発電装置とインバー
タを組み合わせたシステムも使用できる。また、受電系
統1と負荷系統3の接続は、スポットネットワーク方
式,本・予備回線方式やループ方式等の接続方式を任意
に採用することができる。
【0010】
【発明の効果】以上のように構成した本発明の受電系統
と自家発電系統の並列運転方法は、負荷系統に単相負荷
のアンバランス等による負荷不平衡が生じても、自家発
電系統に高調波を含む電流が流れることなどによる負荷
分担制御の不確実性等の問題がない。また受電系統を負
荷系統から切り離したときにおいて、系統に地絡事故が
生じた場合でも対地電圧の上昇がなく設備の安全性を維
持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による受電系統と自家発電系統を並列運
転する装置の1例を示す電気系統図。
【図2】従来提案された受電系統と自家発電系統を並列
運転する装置の1例を示す電気系統図。
【符号の説明】
1 受電系統 2 自家発電系統 3 負荷系統 4 自家発電設備 5 変圧器 6 遮断器 7 遮断器 8 遮断器 9 3相負荷設備 10 遮断器 11 単相負荷設備 12 遮断器 13 変圧器 14 遮断器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受電系統1と自家発電系統2の並列運転
    装置において、3相3線式の受電系統1と3相3線式の
    自家発電系統2がそれぞれ接続される2つの1次側巻線
    と3相4線式の負荷系統3が接続される1つの2次側巻
    線を有する変圧器13を設け、該変圧器13の2次側を
    Y結線にしてその中点を直接接地すると共に負荷系統3
    の中性線(N)に接続することを特徴とする受電系統と
    自家発電系統の並列運転装置。
JP8207861A 1996-07-17 1996-07-17 受電系統と自家発電系統の並列運転装置 Pending JPH1042474A (ja)

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JP8207861A JPH1042474A (ja) 1996-07-17 1996-07-17 受電系統と自家発電系統の並列運転装置

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