JPH1042149A - 画像処理装置及び画像表現変換方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像表現変換方法

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JPH1042149A
JPH1042149A JP8190450A JP19045096A JPH1042149A JP H1042149 A JPH1042149 A JP H1042149A JP 8190450 A JP8190450 A JP 8190450A JP 19045096 A JP19045096 A JP 19045096A JP H1042149 A JPH1042149 A JP H1042149A
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JP8190450A
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English (en)
Inventor
Noriaki Seki
範顕 関
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色変換処理速度を低下させずに良好な画質を
保つ画像処理装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 入力バッファ1は、画像データを画素単
位に保持する。色値読出手段2は、画素の色値を読み出
す。設定色値保持手段3は、読み出された色値が画像デ
ータ中に初めて出現した場合は、設定色値として保持す
る。計数制御手段4は、同じ色値を持つ画素の個数を計
数する。2次元座標値保持手段5は、設定色値と同じ色
値を持つ画素の2次元座標値を保持する。画像フレーム
生成手段6a〜6nは、設定色値と、画素数と、2次元
座標値とから画像フレーム11、・・・を生成する。画
像フォーマット生成手段7は、複数の画像フレームを合
成して画像フォーマット10を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置及び画
像表現変換方法に関し、特に画像データの表現を変えて
画像処理を行う画像処理装置、及び画像データの表現を
変換する画像表現変換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高密度ビット・マップ画像を保存するた
めの画像表現ファイル形式として、TIFF(Adob
e Systems Incorporatedの登録
商標)が多くのグラフィックスソフトに利用されてい
る。
【0003】TIFF Revision 6.0のR
GBフルカラー画像では、画像を2次元座標で規則的に
サンプリングし、サンプリングされた画素の色値をサン
プリング順に並べたものを画像表現としている。
【0004】また、CRTなどの画像表示デバイスに表
示するシステムでは、同時に表示可能な色数が約256
色程度と限定されている場合が多い。このような場合T
IFF Revision 6.0のカラーマップ画像
では、まず、クラスタリングあるいはディザなどの限定
色化手法により画像中の色を同時表示可能な色数以下の
複数の代表色に限定色化して、その代表色をカラーマッ
プにしておく。そして、その代表色にインデックスを付
けたものをサンプリング順に並べて画像表現としてい
る。
【0005】図12は、カラーマップ画像の概要を示す
図である。カラーマップ画像200内の点線で囲まれた
各画素にインデックス0〜3が付けられている。また、
カラーマップ201は、インデックスと、RGBの色値
とで構成されている。インデックス0である画素のRG
Bの色値は、カラーマップ201より(0,31,2
5)である。すなわち、Rの色値は0、Gの色値は3
1、Bの色値は25である。インデックス1〜3も同様
なので説明は省略する。
【0006】このようなカラーマップ画像を色変換する
場合には、カラーマップ中の代表色を色変換することに
なる。また、RGBフルカラー画像を色変換する場合に
は、1画素毎に色変換処理を行うために画素数分の処理
が必要となることから、処理速度の低下を防止すること
が必要である。
【0007】色変換処理における処理速度の低下防止に
関しては、特開平4−367161号公報では、入力画
像の色空間中の全ての色値を予め色変換してその結果を
表にして保持し、色変換する場合に各入力画素の色値に
対応する出力色値をこの表から検索および取得すること
で処理速度の低下防止を実現している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来技術では、RGBフルカラー画像を色変換する場合
は、入力色空間中の全ての色値を変換した結果を表に保
持しておくため、画像中に存在しない色値まで変換する
ことになる。したがって、変換時間や変換結果表を格納
するためのメモリ領域に無駄が発生するといった問題が
あった。
【0009】また、カラーマップ画像を色変換する場合
は、カラーマップ中の代表色のみを色変換処理するだけ
であるため、画像全体を色変換することが可能であり処
理速度は高くなる。ところが、非常に少数の代表色に近
似しているため、より多くの色、例えば約1670万色
を同時表示できるようなシステムに表示する場合にも少
数の代表色でしか表示できず、画質が悪いといった問題
があった。
【0010】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、色変換処理速度を低下させずに、良好な画質
を保つ画像処理装置を提供することを目的とする。ま
た、本発明の他の目的は、色変換処理速度を低下させず
に、良好な画質を保つ画像表現変換方法を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、画像データの表現を変えて画像処理を行
う画像処理装置において、前記画像データを画素単位に
保持する入力バッファと、前記画素の色値を読み出す色
値読出手段と、読み出された前記色値が前記画像データ
中に初めて出現した場合は設定色値として保持する設定
色値保持手段と、新たな画素を読み出した場合にその色
値が前記設定色値と同じであるかどうかを判断して、同
じ色値を持つ画素の個数を計数する計数制御手段と、前
記設定色値と同じ色値を持つ画素の2次元座標値を保持
する2次元座標値保持手段と、前記設定色値と、前記計
数制御手段で計数された画素数と、前記2次元座標値保
持手段で保持されたすべての前記2次元座標値と、から
画像フレームを生成する画像フレーム生成手段と、複数
の前記画像フレームを合成して画像フォーマットを生成
する画像フォーマット生成手段と、を有することを特徴
とする画像処理装置が提供される。
【0012】ここで、入力バッファは、画像データを画
素単位に保持する。色値読出手段は、入力バッファに保
持されている画素の色値を読み出す。読み出された色値
が画像データ中に初めて出現した場合は、設定色値保持
手段はその色値を設定色値として保持する。計数制御手
段は、次々に画素の色値が読み出される過程で設定色値
と同じ色値の画素数を計数する。2次元座標値保持手段
は、設定色値と同じ色値を持つ画素の2次元座標値を保
持する。画像フレーム生成手段は、設定色値と、計数制
御手段で計数された画素数と、2次元座標値保持手段で
保持されたすべての2次元座標値と、から画像フレーム
を生成する。画像フォーマット生成手段は、複数の画像
フレームを合成して画像フォーマットを生成する。
【0013】また、画像データの表現を変換する画像表
現変換方法において、色空間に含まれる1つの色値を選
択し、前記画像データ中で前記色値を持つ画素数を計数
し、前記色値を持つ画素の2次元座標値を検出し、前記
色値と、前記画素数と、前記2次元座標値と、を合成し
て、前記色値と前記2次元座標値との関係が一対多の写
像関係となるような画像フォーマットを生成することを
特徴とする画像表現変換方法が提供される。
【0014】ここで、色空間に含まれる1つの色値を選
択し、画像中でこの色値を持つ画素の個数を計数する。
さらに同じ色値を持つ画素の2次元座標値を検出する。
そして、色値と、同じ色値を持つ画素数と、その画素の
2次元座標値と、から1つの色値に対してその色値を持
つ画素の2次元座標値とが一対多の写像関係となるよう
な画像フォーマットを生成する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にもとづいて説明する。ただし、ここではカラーテレビ
ジョンのNTSC規格RGB色空間のRGBそれぞれを
8ビットに量子化したデジタル色空間を例として説明す
る。図1は、本発明の画像処理装置の原理図である。画
像処理装置は、量子化されたデジタル色空間の画像デー
タを入力バッファ1に画素単位に保持する。色値読出手
段2は、入力バッファ1に保持された各画素の色値を読
み出す。ここで、デジタル色空間に含まれる色値をCi
とすると、Ci=(Ri,Gi,Bi)(i=
1,...,NC、ただしNCはデジタル色空間中の色
値の総数であり、NC=2563 、0≦Ri,Gi,B
i≦255)とする。
【0016】設定色値保持手段3は、読み出された色値
が画像データ中に初めて出現した場合には、その色値を
設定色値として保持する。また、計数制御手段4は、色
値読出手段2で読み出された画素の色値が設定色値と同
じあるかどうかを判断し、同じ場合はその同じ色値を持
つ画素数を計数する。
【0017】2次元座標値保持手段5は、設定色値と同
じ色値を持つ画素の2次元座標値を保持する。ここで、
色値がCiであるような画素の画像上での2次元座標値
を(Xj,Yj)(j=1, ...,Ni)とする。
【0018】画像フレーム生成手段6a〜6nは、設定
色値と、設定色値と同じ色値を持つ画素数と、その画素
のすべての2次元座標値とを関連付けて、それぞれの設
定色値に対応する画像フレーム11、・・・を生成す
る。そして、画像フォーマット生成手段7は、複数の画
像フレームを合成して画像フォーマット10を生成す
る。
【0019】このように入力された画像データは、1つ
の色値と、その色値を持つ画素の2次元座標値と、が一
対多の写像関係となるような画像フォーマットに変換さ
れる。
【0020】次に、画像フォーマットの具体的な構成に
ついて説明する。図2は、画像フォーマットの構成図で
ある。画像フォーマット10は、設定色値毎に複数の画
像フレーム11、12・・・から構成される。画像フレ
ーム11は、設定色値11aと、設定色値11aを持つ
画像データ中の画素数11bと、画素数11bのすべて
の2次元座標値11cとから構成される。画像フレーム
12以降も構成は同様なので説明は省略する。
【0021】設定色値11aは、3バイトのフィールド
を持ち、1バイトずつRi、Gi、Biの色値が割り当
てられる。画素数11bは、設定色値11aと同じ色値
を持つ画像データ中の画素の個数である。この画素数1
1bをNi(0≦Ni≦NP、ただしNPは画素の総数
であり、画素の総数=画像高さ×画像幅)とする。
【0022】2次元座標値11cは、設定色値11aを
持つ画素のすべての2次元座標値であり、画素数11b
が0≦Ni≦NPの範囲を取り得るため可変長配列であ
る。図では(Xa1,Ya1)〜(XaNi,YaN
i)の2次元座標値を持っている。なお、画素数11b
がNi=0の場合、つまり画像データ中にその設定色値
が存在しない場合は、2次元座標値は表記しない。
【0023】図3は、画像フォーマットの一部である画
像フレームに具体的な数値を割り当てた場合の図であ
る。画素数11eを32ビット符号無し整数で表し、2
次元座標値11fであるX方向とY方向の座標値を共に
16ビット符号無し整数で表している。例えば、設定色
値11dは(0xFE,0x02,0x87)であり、
この設定色値11dを持つ画素数11eは0x0000
0002個あり、その2次元座標値11fは(0x01
2F,0x00A1)と(0x0130,0x00A
3)であることを表している。なお、ここでは符号無し
整数をビッグエンディアン方式で16進数表記してあ
る。
【0024】次に、画像フォーマットを生成するための
画像表現変換方法について説明する。図4は、画像表現
変換方法の処理手順を示すフローチャートである。 〔S1〕入力されたディジタル色空間に含まれる画素の
色値を1つ選択する。 〔S2〕選択された画素の色値を持つ色空間中のすべて
の画素の個数を計数する。 〔S3〕選択された画素の色値を持つ色空間中のすべて
の画素の2次元座標値を検出する。 〔S4〕選択された色値と、その画素数と、その画素の
2次元座標値と、から画像フォーマットを生成する。
【0025】次に、色数と画素数との関係について説明
する。ポートレイト画像や風景画像などの画像では、一
般的に画像中の色数よりも画素数の方が多い。図5は、
色数と画素数とを比較した図である。表300は、画像
種類、色数、画素数、色数/画素数とからなる項目で構
成されている。
【0026】この表300からポートレイト画像、風景
画像及び静物画像は、画像中に同じ色の画素が複数存在
することがわかる。例えば、ポートレイト画像には画素
数327,680に対して色数55,889であり、色
数/画素数が0.17であるから画素数に対して色数の
割合は約2割といえる。すなわち、画像中に同じ色の画
素が複数存在するといえる。したがって、このような画
像を色変換をする場合には、1つの色値に対してその色
値を持つ画素の2次元座標値を対応させた本発明の画像
フォーマットを用いることにより、1画素毎に色変換を
する必要がなくなる。
【0027】以上説明したように、本発明の画像処理装
置及び画像表現変換方法は、画像中の1つの色値に対し
て、その色値を持つすべての画素の2次元座標値を対応
させて、色値と2次元座標値との関係が一対多の写像関
係となるように画像フォーマットを生成して画像を表現
する構成とした。
【0028】これにより、色変換をする場合に1画素毎
に色変換をする必要がないため、処理速度を高めること
ができる。また、カラーマップ画像の場合も、RGBフ
ルカラー画像に相互変換した後、本発明の画像フォーマ
ット上で色変換すればよいため、画質を悪化させること
がなく色変換を行うことが可能である。
【0029】なお、本実施の形態では、色空間中の色値
の全てについて個数Niを保持しているが、ある色値C
iが画像中に存在しない場合、つまり、Ni=0の場合
は、その色値Ciおよび個数Niのデータを省略するこ
とによって、メモリ量を削減することも可能である。
【0030】次に、画像処理装置について図6と図7を
用いてさらに詳しく説明する。図6は、本発明の画像処
理装置のハードウェア概略構成図である。画像処理装置
100は、CPU102とメモリ103とで基本機能を
制御する。また、3つのインタフェースを持ち、インタ
フェース101aは、ユーザからの処理命令を受信した
りステータスを返送する。インタフェース101bは、
イメージスキャナや端末などからの画像データ入力のイ
ンタフェース制御を行う。インタフェース101cは、
プリンタやディスプレイなどへの画像データ出力のイン
タフェース制御を行う。
【0031】さらに、画像処理装置100は、4つの画
像データ処理部を持ち、上述した画像フォーマットを生
成する画像表現変換部104と、色変換部105と、座
標変換部106と、空間周波数変換部107と、から構
成される。色変換部105と、座標変換部106と、空
間周波数変換部107と、は後述する。
【0032】図7は、画像処理装置の動作の手順を示す
フローチャートである。 〔S10〕CPU102は、ユーザからの入出力先を指
定するデータや画像処理命令などの指示を、インタフェ
ース101aを通じて読み込む。 〔S11〕CPU102は、指定されたイメージスキャ
ナやネットワークで接続された端末などの入力装置か
ら、インタフェース101bを介して画像を受け取り、
メモリ103に蓄積する。 〔S12〕読み込んだ画像がRGBフルカラー画像であ
る場合は、CPU102は、ユーザが指示した画像処理
の前に画像表現変換命令を挿入して画像表現変換部10
4内で画像フォーマットを生成する。同様に出力画像と
してRGBフルカラー画像が要求されていれば、ユーザ
指示命令の後ろに画像表現変換命令を追加する。なお、
入力あるいは出力としてカラーマップ画像が指定されて
いる場合は、RGBフルカラー画像との相互変換を行う
ことでカラーマップ画像もサポートする。 〔S13〕CPU102は、画像処理命令を解釈し、す
べての処理が終了したかどうかを判定する。終了してい
ればステップS15に進み、そうでなければステップS
14に進む。 〔S14〕適切な処理部に画像処理命令及び画像データ
を渡す。データを渡された各処理部は指示された処理を
行い、結果をCPU102に返す。CPU102は、返
された処理後の画像をメモリ103に蓄積する。 〔S15〕CPU102は、ユーザが指定したディスプ
レイやハードディスク等の出力装置にインタフェース1
01cを介して処理後の画像を渡す。 〔S16〕処理中に異常が発生した場合や、正常に終了
した後に、CPU102は適切なステータスをインタフ
ェース101aを介してユーザに返す。
【0033】次に、画像表現変換部について詳しく説明
する。図8は、画像表現変換部内で行われる画像表現変
換方法の処理の流れを説明する詳細フローチャートであ
る。 〔S20〕画像表現変換部を初期化する。例えば、画像
フォーマット形式の画像を出力するための出力バッファ
の確保及び計数制御手段のカウント値Niのゼロクリア
などを行う。また、X方向の画素数Nx、Y方向の画素
数Nyをメモリに記憶しておく。 〔S21〕画像中に存在する総色数を計るカウンタnに
初期値0を代入し、Y方向の画素数を計るY方向ループ
カウンタYに初期値1を代入する。 〔S22〕Y方向ループカウンタYとY方向の画素数N
yを比較して、Y≦NyであればステップS23に行
き、そうでなければステップS33へ行く。 〔S23〕X方向の画素数を計数するX方向ループカウ
ンタXに初期値1を代入する。 〔S24〕X方向ループカウンタXとX方向の画素数N
xを比較して、X≦NxであればステップS26へ行
き、そうでなければステップS25へ行く。 〔S25〕Y方向ループカウンタYの値を1だけ増加さ
せた後、ステップS22に戻り、Y方向の処理を繰り返
す。 〔S26〕入力バッファの位置を指す入力ポインタIP
にRGBフルカラー画像の2次元座標値が(X,Y)で
ある画素のアドレスを代入する。 〔S27〕ポインタIPが指す画素の色値C(X,Y)
を読み込む。 〔S28〕色値C(X,Y)の現時点での画素数NC
(X,Y)を読み込む。 〔S29〕NC(X,Y)=0であればこの色値C
(X,Y)は画像中に初めて出現したことになるのでス
テップS30へ行き、そうでなければステップS31へ
行く。 〔S30〕画像中の総色数を計るカウンタnの値を1だ
け増加させる。 〔S31〕色値C(X,Y)の個数NC(X,Y)の値
を1だけ増加させ、2次元座標値を格納する可変長配列
の最後尾に2次元座標値(X,Y)を格納する。 〔S32〕X方向では、X方向ループカウンタXの値を
1だけ増加させた後、ステップS24に戻り、X方向の
処理を繰り返す。 〔S33〕画像表現が変換された画像及びステータスを
CPUに返し、画像表現変換を終了する。
【0034】ここで、逆に画像フォーマットからフルカ
ラー画像への変換は、2次元座標値(X,Y)を(1,
1)から(Nx,Ny)まで順に変換させ各2次元座標
値(X,Y)をサーチし、その2次元座標値(X,Y)
が格納されているエリアの色値C(X,Y)を順に出力
バッファに書き出せばよい。
【0035】次に、色変換部での色変換処理の流れにつ
いて詳しく説明する。図9は、色変換部の処理手順を示
す詳細フローチャートである。 〔S40〕色変換部は、CPUより渡された命令を実行
するために必要な初期化を行う。例えば、バッファメモ
リの確保およびゼロクリア、テーブルメモリの確保およ
びテーブルデータ設定、必要であれば入力画像のバッフ
ァリングなどを行う。 〔S41〕色数を計数するカウンタiに初期値1を代入
する。また、色変換用入力バッファの位置を指す入力ポ
インタIP1に色変換用入力バッファの先頭アドレス
(色値Ciのアドレス)を代入する。同様に出力ポイン
タOPも初期化する。 〔S42〕カウンタiと色空間中の色の総数NCを比較
して、i≦NCであればステップS43に進み、そうで
なければステップS50に進む。 〔S43〕ポインタIP1が指す、ある色値Ciの画像
中での個数Niを読み込む。 〔S44〕Ni≧1であればステップS45に行き、そ
うでなければ(つまりNi=0)ステップS49に行き
色変換処理をスキップする。 〔S45〕ポインタIP1が指す、色値Ciの値(R
i,Gi,Bi)を読み込む。 〔S46〕初期化ステップS40で設定されたデータを
用いて、色値Ciを出力色値Coiに変換する。
【0036】色変換処理はどんなものでも構わないが、
例えば、式(1)のような線形マトリックス処理があ
る。(式中のCyani,Magentai,Yell
owiは出力色値、a11〜a33はマトリックス係数
である。)
【0037】
【数1】
【0038】〔S47〕色変換の出力色値Coiを出力
ポインタOPが指す位置に書き込む。 〔S48〕入力ポインタIP1の指す個数Ni及び2次
元座標値(Xj,Yj)を出力ポインタOPの指す該当
位置にコピーする。
【0039】ここで、式(1)のように、入力次元≧出
力次元、であれば出力バッファと入力バッファを兼用す
ることができる。したがって、入力バッファの色値Ci
の部分を色値Coiで書き換えるだけでよいのでステッ
プS48を省略することが可能である。 〔S49〕カウンタiを1だけ増加させ、次の色値Ci
のアドレスを指すように入力ポインタIP1を進め、C
oiを指すように出力ポインタOPを進める。そして、
ステップS42に戻る。 〔S50〕終了処理では、色変換された画像およびステ
ータスをCPUに返し、色変換処理を終了する。
【0040】次に、座標変換部について説明する。座標
変換部では解像度変換を行い、例としてX方向にm倍、
Y方向にn倍の拡大(m,nは2以上の整数)処理につ
いて説明する。2次元座標が(Xj,Yj)で、色値が
Ciである1つの画素を考えた場合、拡大処理によって
その画素自身の位置は(m×Xj,n×Yj)に移動す
る。さらに、その画素がX方向に(m−1)個、Y方向
に(n−1)個コピーされる。つまり、拡大後にはX座
標が(m×Xj)から(m×Xj+m−1)へ、Y座標
が(n×Yj)から(n×Yj+n−1)となり、この
座標領域内のm×n個の画素が色値Ciを持つことにな
る。
【0041】したがって、拡大後の個数をNoi=m×
n×Niとし、2次元座標値(Xoj,Yoj)をm×
n個の2次元座標値とすることで、整数倍の拡大を実現
できる。
【0042】次に、図10と図11を用いて具体的な拡
大処理について説明する。図10は、m=n=2の場合
の拡大処理を表した画像フレームの図である。拡大前の
画像フレーム20は、設定色値20aとして(0xF
E,0x02,0x87)、画素数20bとして0x0
0000001、2次元座標値20cとして(X0,Y
0)=(0x012F,0x00A1)とからなるとす
る。m=n=2であるからX方向に2倍、Y方向に2倍
の拡大処理を行う。
【0043】拡大後の画像フレーム21は、設定色値2
0aは変わらずに(0xFE,0x02,0x87)で
あり、画素数20dは0x00000004となり、2
次元座標値20eは、(X1,Y1)=(0x025
E,0x0142)、(X2,Y2)=(0x025
F,0x0142)、(X3,Y3)=(0x025
E,0x0143)、(X4,Y4)=(0x025
F,0x0143)となる。
【0044】図11は、m=n=2の場合の拡大処理を
表した図である。2次元座標値(X0,Y0)である画
素は、m=n=2の拡大処理をされて2次元座標値(X
1,Y1)(X2,Y2)で(X3,Y3)(X4,Y
4)の領域まで拡大される。すなわち、この座標領域内
の4つの画素は色値(0xFE,0x02,0x87)
を持つ。
【0045】なお、本発明の画像フォーマットに表現さ
れた画像を整数倍拡大以外の座標変換処理(縮小、アフ
ィン変換)を行う場合には、一旦RGBフルカラー画像
表現に変換してから処理を行う。そして、必要であれば
逆変換を行って本発明の画像フォーマットに戻す。した
がって、このような処理命令をユーザからの画像処理命
令中の適切な位置にCPUが挿入することで、整数倍拡
大以外の座標変換処理も容易に対応することが可能であ
る。
【0046】次に、空間周波数変換部について説明す
る。空間周波数変換部ではコンボリューション処理を行
う。コンボリューション処理は、一般に式(2)のよう
にm×mのフィルタ処理として近似的処理を行う。
【0047】
【数2】
【0048】ここで、Ci(X,Y)は2次元座標値が
(X,Y)である画素の色値、a(j,k)はm×mフ
ィルタの係数、Coi(X,Y)は出力色値を表す。な
お、本発明の画像フォーマットに表現された画像を空間
周波数変換部で処理する場合には、一旦RGBフルカラ
ー画像表現に変換してから処理を行う。そして、必要で
あれば逆変換を行って本発明の画像フォーマットに戻
す。したがって、このような処理命令をユーザからの画
像処理命令中の適切な位置にCPUが挿入することで、
空間周波数変換処理にも容易に対応することが可能であ
る。
【0049】以上説明したように本実施の形態では、N
TSC規格RGB色空間を例にしたが、他のどのような
色空間にも適用できる。ただし、色値Ciを格納するメ
モリ量が、例えば、各色8ビットに量子化されたCMY
K色空間の場合は色値Ci1個あたり4バイトにする必
要がある。
【0050】また、本実施の形態では、2次元座標値を
可変長配列で表現していたが、線形リストあるいはハッ
シュ表などを用いても構わない。さらに、色値Ciおよ
び個数Niを含んだ画像データ全体を線形リスト等とし
て表現することも可能である。
【0051】さらに、ユーザが指定した画像処理命令
を、画像表現変換回数が最も少なくなるように、画像処
理命令を置換や変更などして最適化することも可能であ
る。あるいは、画像表現変換も含めた全体の処理時間が
最も短くなるように最適化することも可能である。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
像中の1つの色値に対して、その色値を持つすべての画
素の2次元座標値を対応させて、色値と2次元座標値と
の関係が一対多の写像関係となるように画像フォーマッ
トを生成して画像を表現する構成とした。
【0053】これにより、色変換する場合には、画像に
含まれる色値を高々一回だけ色変換するだけで済むた
め、画質を悪化させることなく、処理速度を高めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理装置の原理図である。
【図2】画像フォーマットの構成図である。
【図3】画像フレームに具体的な数値を割り当てた場合
の図である。
【図4】画像フォーマットを生成するための処理手順を
示すフローチャートである。
【図5】色数と画素数とを比較した図である。
【図6】画像処理装置のハードウェア概略構成図であ
る。
【図7】画像処理装置の動作の手順を示すフローチャー
トである。
【図8】RGBフルカラ−画像から画像フォーマットへ
変換する処理の流れを説明するフローチャートである。
【図9】色変換処理の手順を示すフローチャートであ
る。
【図10】座標変換部で縦横2倍拡大処理された画像フ
ォーマットの図である。
【図11】m=n=2の場合の拡大処理を表した図であ
る。
【図12】従来のカラーマップ画像の概略を示した図で
ある。
【符号の説明】
1 入力バッファ 2 色値読出手段 3 設定色値保持手段 4 計数制御手段 5 2次元座標値保持手段 6a〜6n 画像フレーム生成手段 7 画像フォーマット生成手段 10 画像フォーマット 11 画像フレーム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データの表現を変えて画像処理を行
    う画像処理装置において、 前記画像データを画素単位に保持する入力バッファと、 前記画素の色値を読み出す色値読出手段と、 読み出された前記色値が前記画像データ中に初めて出現
    した場合は設定色値として保持する設定色値保持手段
    と、 新たな画素を読み出した場合にその色値が前記設定色値
    と同じであるかどうかを判断して、同じ色値を持つ画素
    の個数を計数する計数制御手段と、 前記設定色値と同じ色値を持つ画素の2次元座標値を保
    持する2次元座標値保持手段と、 前記設定色値と、前記計数制御手段で計数された画素数
    と、前記2次元座標値保持手段で保持されたすべての前
    記2次元座標値と、から画像フレームを生成する画像フ
    レーム生成手段と、 複数の前記画像フレームを合成して画像フォーマットを
    生成する画像フォーマット生成手段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記画像フォーマットを生成すべきかど
    うかは、ユーザの設定により行われることを特徴とする
    請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 画像データの表現を変換する画像表現変
    換方法において、 色空間に含まれる1つの色値を選択し、 前記画像データ中で前記色値を持つ画素数を計数し、 前記色値を持つ画素の2次元座標値を検出し、 前記色値と、前記画素数と、前記2次元座標値と、を合
    成して、前記色値と前記2次元座標値との関係が一対多
    の写像関係となるような画像フォーマットを生成するこ
    とを特徴とする画像表現変換方法。
  4. 【請求項4】 前記画像データ中に存在する色値のみを
    入力として、前記画像フォーマットを生成する請求項3
    記載の画像表現変換方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999041913A1 (en) * 1998-02-16 1999-08-19 Canal+ Societe Anonyme Processing of graphical digital picture data in a decoder

Cited By (2)

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WO1999041913A1 (en) * 1998-02-16 1999-08-19 Canal+ Societe Anonyme Processing of graphical digital picture data in a decoder
AU749833B2 (en) * 1998-02-16 2002-07-04 Canal+ Societe Anonyme Processing of graphical digital picture data in a decoder

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