JPH1042037A - 通信制御方法及びその装置 - Google Patents

通信制御方法及びその装置

Info

Publication number
JPH1042037A
JPH1042037A JP19092096A JP19092096A JPH1042037A JP H1042037 A JPH1042037 A JP H1042037A JP 19092096 A JP19092096 A JP 19092096A JP 19092096 A JP19092096 A JP 19092096A JP H1042037 A JPH1042037 A JP H1042037A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
traffic
quota
average
constant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19092096A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuya Asaka
卓也 朝香
Toshihisa Ozawa
利久 小沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP19092096A priority Critical patent/JPH1042037A/ja
Publication of JPH1042037A publication Critical patent/JPH1042037A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 個々のユーザの利得の最大化と通信網の共用
装置への負荷の平準化を図ること。 【解決手段】 通信網より共用装置の平均利用率と割当
て量定数を周期的に各ユーザに通知し(ステップ1)、
ユーザからの使用要求に対し(ステップ2)、最大利用
可能量を前記割当て量定数に従って割当て(ステップ
3)、負荷状況と入力トラヒックを一定時間測定し(ス
テップ4)、平均利用率の履歴と平均入力トラヒックの
履歴とにより割当て量定数を再計算する(ステップ5)
ことにより、例えば高負荷時に少ないトラヒックを入力
し、低負荷時に多くのトラヒックを入力するユーザに対
して、より大きな最大利用可能量を提供させることによ
って、共用装置の利用率の高い運用と高負荷時のトラヒ
ックを低減させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信網において複
数のユーザが通信を行うために利用する有限な共用装
置、例えば電話網やパケット網の交換機のCPU能力、
回線や帯域、データ蓄積装置を複数のユーザが要求し競
合している時に、当該共用装置の各ユーザへの割当てを
制御する方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の通信網のトラヒック制御では、特
定の通信網の共用装置にトラヒックが集中した場合、効
率的な網運用を行うため、パケット/セルの廃棄や呼/
コネクションの接続規制等が行われる。また、コンピュ
ータ間通信におけるホストでのトラヒック制御ではパケ
ット/セルの廃棄によるスループットの低下、いいかえ
ると利得の低下を防止するため、ホスト自ら入力トラヒ
ックを減らす。
【0003】これらの従来の枠組みでは、基本的に制御
対象となるパケット/セル等の各ユーザの同量の通信網
の共用装置利用要求を同等に扱う、あるいは扱われるよ
うに振る舞う。但し、例外的に、電話では警察や消防と
いった緊急を要するものに関して優先処埋がなされる。
【0004】従来型のトラヒック制御の例として、Post
al J.,"Transmission Control Protocol",RFC79
3,1981(文献1)に述べられた制御では、同じリ
ンクを利用している複数のコネクション間で、できるだ
け各コネクションに対して同等の帯域が与えられるよう
に扱うことが理想的な公平性として扱われる(石塚、北
爪、小池、”ATM広帯域網上でのTCP/IP通信性
能のシミュレーション評価”情報通信ネットワークに関
する性能評価モデルの総合研究、1995、pp.46-55(文献
2)、Perloff M. and Reiss K.,"Improvements to TCP
performance",Communications of ACM, Vol.38, No.2,
1996, pp.91-109(文献3)参照)。あるいは電話網で
は、発呼地域に拘わらず一定の呼損率となるように規制
される(Wolf R.B.,"Advanced Techniques for Managin
g Telecommunications Network"IEEE Communication Ma
gazine, 1990, pp.76-81(文献4)参照)。
【0005】つまり、これら従来のトラヒック制御で
は、各ユーザや入力トラヒック毎の利得の大きさについ
ては基本的に考慮されていない、あるいはユーザの意思
は反映されていない。
【0006】これを解決する方法として、通信網の共用
装置の負荷状況に応じた料金設定方式が提案されている
(MacKie-Mason J.K. and Varian H.R.,"Pricing Conge
stible Network Resouces",IEEE JSAC, Vol.13, No.7,
1995, pp.1141-1149(文献5)、MacKie-Mason J.K. an
d Varian H.R.,"Pricing the Internet",Public Access
to the Internet, 1995(文献6)、Murphy j. and Mu
rphy L.,"DistributedPricing for Embedded ATM Netwo
rks",ITC-14, 1994(文献7)、Cocchi R., Estrin D.,
Shenker S. and Zhang L.,"Pricing in computer Netw
orking:Motivation, formulation and example",IEEE/A
CM Trans.Networking, Vol.1, 1993, pp.614-624(文献
8)参照)。
【0007】これらの提案では、高負荷時には単位時間
当たりの単位リソースの使用料を動的に高く再設定する
ことにより、各ユーザは自己の通信実現により利得と金
銭的利得を勘案して、通信要求量を増減させる枠組みを
提供する。結果として、リソースの使用料が高額の場合
には、通信実現による利得が大きなユーザの通信要求で
リソース利用が占められることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の通信網のトラヒ
ック制御の場合には、通信網の共用装置の利用から得ら
れる各ユーザの利得を同じと考えるのであれば、方式目
標として妥当なものであった。しかしながら、これから
のマルチメディア時代においては、通信網の共用装置利
用による各ユーザ毎の利得は、その利用方法や利得要素
に応じて大きく異なると考えるのがより自然である。
【0009】通信サービスにおけるマルチメディア時代
には、アプリケーションサービスの要求の多様化ととも
にユーザ要求の多様化をもたらす。アプリケーションサ
ービスの多様化は音声通信、画像通信、データ通信とい
ったリアルタイムと、非リアルタイムサービスといった
異なるQoSをもつ様々なサービスが考えられる。これ
ら様々なアプリケーションサービスは各ユーザの目的や
事情に応じて使い分けられる。
【0010】例えば、緊急時に、テレビ会議の音声だけ
でもいいから参加したいといったユーザ要求は、音声だ
けのコネクション設定だけでも実現を望む可能性があ
る。あるいは周期的に起動するように設定されたリモー
トのバックアップシステムでは、必ずしも決まった時間
間隔でデータ転送をしなくても良いと考えられる。
【0011】このように、アプリケーションサービスの
多様化とともに、アプリケーションサービス自身の仕様
とは別に、そのアプリケーションサービスを利用するユ
ーザ自身の通信サービスへの要求条件も多様化するとと
もに、それらはユーザ自身だけが知り得る情報である。
【0012】ユーザの立場から考えると、これらの多様
化を積極的に利用し、網の混雑時には通信網の共用装置
をより利得の大きなアプリケーションサービスやユーザ
が利用することにより、個々のユーザは利得を増加させ
ることができる。また、網にとってもユーザ利得合計を
増加させることができれば、通信網の共用装置を有効に
利用していることになる。
【0013】また、通信網の共用装置の負荷状況に応じ
た料金設定方式では様々な問題がある。負荷状況に応じ
た料金設定を行う場合の欠点として、負荷に応じた料金
設定を行うためのシステム実装上の正確性が要求される
ことが挙げられている。ことに金銭に関わることである
ので、ユーザに請求される料金には間違いがゆるされな
い。また、そのためのユーザと網との間の通信網の共用
装置価格通知等のトランザクション費用が大きくなる可
能性がある。そこで、本発明では料金設定方式ではない
別の方式によって解決を図る。
【0014】本発明の目的は、個々のユーザの利得の最
大化と通信網の共用装置への負荷の平準化を図ることが
できる通信制御方法及びその装置を提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明では前記目的を達
成するため、複数のユーザ装置からのデータを転送する
ための共用手段をもつ通信網の通信制御方法において、
共用手段の平均利用率とユーザiの割当て量定数ψ
i(tk)を周期的にユーザに通知し、ユーザからの共用
装置使用要求に対し、ユーザiの時点tkでの最大利用
可能量μi(tk)を、前記ユーザiの割当て量定数ψi
(tk)に従って割当て、共用手段の平均利用率と各ユ
ーザのトラヒックを一定時間の間測定し、過去のある時
点から現在の時間区間tkまでにおける、共用手段の平
均利用率の履歴と、ユーザiの平均入力トラヒックの履
歴とにより割当て量定数ψi(tk)を再計算する通信制
御方法を提案する。
【0016】また、複数のユーザ装置からのデータを転
送するための共用手段をもつ通信網の通信制御装置にお
いて、共用手段の平均利用率と各ユーザのトラヒックを
一定時間の間測定する測定手段と、過去のある時点から
現在の時間区間tkまでにおける、共用手段の平均利用
率の履歴と、ユーザiの平均入力トラヒックの履歴とに
より、割当て量定数ψi(tk)を再計算する割当て量算
出手段と、ユーザからの共用装置使用要求に対し、ユー
ザiの時点tkでの最大利用可能量μi(tk)を、前記
ユーザiの割当て量定数ψi(tk)に従って割当てる共
用手段と、前記共用手段の平均利用率と前記ユーザiの
割当て量定数ψi(tk)を周期的にユーザに通知する通
知手段とからなる通信制御装置を提案する。
【0017】前記構成によれば、通信網の共用装置の負
荷状況とユーザ利得に応じて、通信網の共用装置を要求
する各ユーザに対して通信網の共用装置割当て量を変化
させることができ、この負荷状況に応じて動的な通信網
の共用装置割当て量を決定することによって、通信網の
共用装置の高負荷時においてはより利得の大きな特定ユ
ーザに対して通信網の共用装置を優先的に割当てること
ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明における通信サービスで
は、図1に示すように、前述のユーザと網とが協調でき
るように、定期的に網は各ユーザに対して、網の負荷情
報と各ユーザ毎の制御情報を広告する。
【0019】インターネットのようなコネクションレス
通信網を対象に、各ユーザ毎に通信網の共用装置を割当
てる。図2に示すように、通信網の共用装置として単一
のリンクを考え、複数のユーザからの入力パケットはル
ータにおいてスケジューリングされ、リンクに送出され
るものとする。ここではルータが共用装置である。ま
た、ここではルータのバッファは無限にあると仮定し、
パケット損失は考えない。
【0020】ここで、リンクの容量をC、k番目の固定
時間測定区間をtk、区間tkにおけるリンクの平均利用
率をρ(tk)とする。また、ユーザの総数をn、区間
kにおけるユーザiの平均入力トラヒックをs
i(tk)、最悪遅延時間をdi(tk)とする。
【0021】図3は本発明の実施の形態の一例を示すも
のである。図中、1は制御装置であり、共用装置2、測
定装置3、割当て量算出装置4及び通知装置5からなっ
ている。共用装置(ルータ)2は各ユーザに帯域を供給
する。測定装置3は共用装置2の平均利用率ρ(tk
と各ユーザの平均入力トラヒックsi(tk)を測定す
る。割当て量算出装置4は測定装置3での測定結果に基
づき次回の区間で各ユーザに共用装置2の割当て量を算
出する。通知装置5は共用装置2の負荷状況と制御情報
をユーザに通知する。また、6はユーザ装置であり、ど
の捏度の入力トラヒックを発生させるかを決定し、トラ
ヒックを発生させる。
【0022】各ユーザは、通信要求時において通信要求
毎の利得を勘案して通信要求を行うものとする。また、
この時、延期を含む各利得要素による利得は、各ユーザ
とも各通信要求において様々に変化し、固定的に決まっ
ていないものとする。それぞれのユーザにおける複数回
の通信要求全体の利得を大きくするように行動するなら
ば、ユーザはあえて元々の通信要求に対してそれを延期
したり、要求する共用装置量を少なくして通信要求を行
うと考えられる。
【0023】ここで、通信要求とは、具体的には、トラ
ヒックの入力、例えば電話網の場合は呼設定要求、デー
タ網の場合はデータの送信等に対応する。
【0024】本発明では、ある固定された時間区間tk
において、網はユーザiに対して割当て量定数ψ
i(tk)をもとに共用装置を割当てることができるとす
る。割当て量定数ψi(tk)は過去の入力トラヒックs
i(tl)(但し、l=k−T,k−T+1,……k−
1)と、過去の共用装置の負荷ρ(tl)(但し、l=
k−T,k−T+1,……k−1)に依存して決められ
るものとする。
【0025】この割当て量定数ψi(tk)に対して、実
際の共用装置割当て量をμi(tk)とすると、
【数7】 が常に成り立つものとする。但し、Yは時間区間tk
おいて通信要求を行うユーザ集合とし、nはユーザ総
数、Cは共用装置容量を表すものとする。
【0026】以下、図4、5に従って制御手順を説明す
る。
【0027】(ステップ1)通知装置5は共用装置2の
負荷状況と制御情報を周期的に全ユーザに通知する。網
はユーザ自身が自律的な判断が可能なように、現在の網
負荷情報(平均利用率)と割当て量定数ψi(tk)を通
知する。
【0028】(ステップ2)ユーザ装置6は自己の利得
と将来の共用装置要求量と割当て量定数ψi(tk)を考
慮して適切な量の共用装置要求を行う。
【0029】(ステップ3)共用装置2は各ユーザの共
用装置要求を割当て量定数ψi(tk)に従って割当て
る。
【0030】(ステップ4)測定装置3は共用装置2の
負荷状況と各ユーザの入力トラヒックを一定時間の間測
定する。
【0031】(ステップ5)算出装置4は割当て量定数
ψi(tk)を割当て量関数fをもとに再計算する。ま
た、割当て量定数ψi(tk)を決める割当て量関数f
は、過去のある時点から現在の時間区間tkまでにおけ
る共用装置への負荷の履歴とユーザiの入力トラヒック
履歴に関する関数とし、このψi(tk)の決め方は全ユ
ーザに対して事前に知らされているものとする。時間区
間tkにおいて共用装置が高負荷である時に多くのトラ
ヒックを入力するユーザに対しては割当て量定数ψ
i(tk)を小さくし、低負荷である時に多くのトラヒッ
クを入力するユーザに対しては割当て量定数ψi(tk
を大きくするものとする。その後、ステップ1に戻る。
【0032】但し、本発明のもとでは、各ユーザ毎に過
去の入力トラヒック量の履歴を参照することにより、各
ユーザへの共用装置割当て量に差がつくことになる。つ
まり、共用装置割当て量は、過去の低負荷時において入
力トラヒックが多く、過去の高負荷時において入力トラ
ヒックが少ないユーザに対して、高負荷時に共用装置割
当てを多くする。また、過去の高負荷時において入力ト
ラヒックが多く、過去の低負荷時において入力トラヒッ
クが少ないユーザに対して、高負荷時に共用装置割当て
を少なくする。これにより、各ユーザはユーザ自身の自
律的判断に基づき自己の利得を最大化するためには、高
負荷時の入力トラヒックを少なくし、できるだけ低負荷
時に入力した方が有利であるような状況が生まれる。以
上のようにユーザ自身の利得全体を増加させるメカニズ
ムをもつ通信サービスが実現される。
【0033】本例におけるψi(tk)を以下に示す。複
数のユーザ装置からのデータを転送するための共用装置
をもつ通信網において、当該共用装置が輻輳状態にある
場合にユーザiへ許可する共用装置の最大利用可能量μ
iを、ユーザiの過去時点tkの入力データ量si(tk
のもとで、ψi(tk)を、
【数8】 と定める。
【0034】次に、本例におけるψi(tk)の他の例を
示す。当該共用装置が輻輳状態にある場合にユーザiへ
許可する共用装置の最大利用可能量μiを、ユーザiの
過去時点tkの入力データ量si(tk)と過去時点tk
共用装置の利用率ρ(tk)との関係が、利用率ρ
(tk)とは独立な定数weight(tk)のもとで、ψ
i(tk)を
【数9】 と定める。
【0035】本発明における共用装置割当ての論理で
は、共用装置の高負荷時において通信要求を行うユーザ
は、それ以降の通信要求時において共用装置の割当て量
が少なくなる。このことは、共用装置の高負荷時に行わ
れる通信要求は、必要とされる共用装置量を減らした
り、延期した場合にユーザ利得が大きく低下する通信要
求であると考えており、同時にそれ以外の延期可能な通
信要求は延期することを期待している。あるいは、延期
を行う代りに要求する共用装置量を少なくしてもらうこ
とを期待している。
【0036】インターネットのようなコネクションレス
通信網を対象に、各ユーザ毎に通信網の共用装置を割当
てるモデルを仮定する。ここでのモデル化は、単純な網
構成を前提にユーザの利得関数を仮定し、簡単な評価を
行う。図2のように通信網の共用装置として単一のリン
クを考え、複数のユーザからの入力パケットはルータに
おいてスケジューリングされ、リンクに送出されるもの
とする。また、ここではルータのバッファは無限にある
と仮定し、パケット損失は考えない。
【0037】ここで、リンクの容量をC、k番目の固定
時間測定区間をtk、区間tkにおけるリンクの平均利用
率をρ(tk)とする。また、ユーザの総数をn、区間
kにおけるユーザiの平均入力トラヒックをs
i(tk)、最悪遅延時間をdi(tk)とする。
【0038】次に、ユーザ利得について考える。ユーザ
の利得は、通信網の共用装置の利用量や通信目的あるい
はアプリケーションの内容によって異なると考えられ
る。また、同時にこれにはユーザ自身の価値判断も含ま
れる。ここでは、ユーザ利得のモデル化は文献5、6、
7等で用いられているものと同様に最も簡単なモデルと
して、ユーザ利得関数Ui(tk)を、
【数10】 と仮定する。但し、ui(・)とvi(・)はともに単調
増加で零以外で微分可能とする。また、各ユーザはUi
(tk)を最大化するように行動すると仮定する。
【0039】次に、ユーザの入力トラヒックとルータに
おけるスジューリングについて考える。ユーザは入力ト
ラヒックをリーキーバケット(常に一定量を出力し、決
められた最大容量までしか蓄積しないモデル)を通して
シェーピング(変動を整えるしくみ)を行うものとす
る。リーキーバケットを考える理由は、以下で述べる重
み付け公平待ち行列制御を用いた場合に最大遅延時間を
保証することができることによる。ここでは、ユーザi
のリーキーバケットの深さをσi、リーキーバケットへ
のトークンの到着率をλiとする。
【0040】また、ルータでのスケジューリングは重み
付け公平待ち行列制御(Parekh A.K. and Gallager R.
G.,"A Generaliezed Processor Sharing Approach to F
low Control in Integrated Services Networks:The Si
ngle-Node Case",IEEE/ACM Trans.Networking, Vol.1,
No.3, 1993, pp.344-357(文献9)、Parekh A.K. andG
allager R.G.,"A Generaliezed Processor Sharing App
roach to Flow Control in Integrated Services Netwo
rks:The Multiple Node Case",IEEE/ACM Trans.Network
ing, Vol.2, No.2, 1994, pp.344-357(文献10)参
照)に従うものとする。
【0041】また、各ユーザに対して重み付けて網リソ
ースを割当てるための定数値をψi(tk)とする。この
時、重み付け公平待ち行列制御では時刻#においてユー
ザiへ割当てられるリンクの帯域μi #(tk)は、
【数11】 と表わすことができる。但し、#∈tkとし、Wは時刻
rにおいてバッファ内に待ちのあるユーザの集合とす
る。また、ψi(tk)は区間tkの間は一定とする。
【0042】ここではμi r(tk)>λi,∀iを仮定す
ると、この区間tkにおけるユーザiの最大遅延時間di
*(tk)について、
【数12】 が成り立つ。
【0043】ここではユーザiの区間tkでの最小割当
て帯域μi(tk)と最悪遅延時間di(tk)を考える。
区間tkにおいてWに含まれることのないユーザはs
i(tk)=0となっているユーザだけなので、
【数13】 となる。
【0044】従来のトラヒック制御の考え方では、共用
装置をできるかぎり均等に割当てるようにしているる。
即ち、
【数14】 としていると考えられる。式(8) は、式(6)においてψi
(tk)=1とした場合に当たる。
【0045】また、従来のトラヒック制御においては過
去の利用に依存しないことから、ψi(tk)は固定的に
割当てられていると考えることができる。この時、ユー
ザiのtkからtk+Tまでの利得合計Ui total(tk)を
【数15】 とすれば、
【数16】 となることからユーザiは区間tkにおいて入力トラヒ
ックを減らす理由はないことになる。即ち、ユーザ自身
が通信要求を発生した時点で、通信要求を減らす、ある
いは延期する理由はない。
【0046】本発明では、過去の共用装置利用履歴によ
って、与えられるψi(tk)が依存するとする。また、
ここではsi(tk)<μi(tk)を仮定し、平均入力ト
ラヒックのsi(tk)の上限は与えられ、帯域μ
i(tk)となるとする。また、帯域μi(tk)が大きく
ないと最大延期di(tk)は大きな値となってしまう。
【0047】本発明においては網が各ユーザに与えるψ
i(tj)(但し、j=k+1,k+2,……k+T)が
i(tk)に依存するように、
【数17】 が成り立つものとする。但し、ρthreshは定数とする。
このψi(tk)の与え方のもとで、ユーザは高負荷では
入力トラヒックを自ら減らすか、あるいは延期すること
を期待する。
【0048】まず、ユーザiが入力トラヒックを自ら減
らす誘因が存在するかどうかを調べる。区間tkの入力
トラヒックが利得に影響を与えることができる区間tj
の利得Ui(tj)を考える。即ち、tj<tk+Tの時の式
(3)の利得関数に関して、
【数18】 ここで、式(7)と(11)より
【数19】 となる。
【0049】このことから、利得Ui(tj)を増大させ
るのは、ρ(tk)<ρthreshの時にはsi(tk)を増
加させて、ρ(tk)>ρthreshの時にはsi(tk)を
減少させる場合となる。つまり、前節の場合の従来の卜
ラヒック制御と比べて、高負荷時においてユーザ自身が
入力トラヒックを減らす誘因が存在することがわかる。
また、このことはユーザiのtkからtk+Tまでの利得合
計Ui total(tk)を最大化する場合に、高負荷時にお
いて入力トラヒックを減らす誘因ともなる。
【0050】次に、延期を考慮した場合のユーザ利得に
ついて考える。共用装置要求の発生時点tkにおける入
力トラヒックsi(tk)に対して、その中のある一定量
の入力トラヒックを延期して入力するものとする。この
時、tkにおいて減らされた入力トラヒックをe
i(tk)、tkにおいてもともと入力されるはずだった
トラヒックのうちx区間先に延期される入力トラヒック
をri(tk,x)とする。また、ここでは延期される入
力トラヒックは全てx区間先に入力されるものする。
【0051】これらより、ei(tk)=si(tk)−r
i(tk,x)となる。なお、ここでは区間tkにおいて
入力トラヒックを単に減らすことは考えないものとす
る。この時のri(tk,x)によるユーザ利得をu
*(ri(tk,x),x)とし、u*(y1,y2)はy1
に関して単調増加関数でy2に関して単調減少関数とす
る。また、tk時点以前に延期された入力トラヒックの
うちで区間tkに入力されるトラヒックをh(tk)とす
る。
【0052】この時、tkにおいて入力されるトラヒッ
ク合計si *(tk)は、si *(tk)=ei(tk)+hi
(tk)となる。但し、
【数20】 を満足する必要がある。
【0053】以上より、延期を考慮した場合のユーザ利
得は、
【数21】 となる。
【0054】ここで、ユーザiが入力トラヒックを自ら
延期する誘因が存在するかどうかを調べる。区間tj
利得Ui(tj)について、区間tkの入力トラヒックsi
(tk)の一部を区間tk+xに延期する場合を考える。区
間tkの延期により減らされるトラヒックに関しては、
j<tk+Tならば、式(16)の利得関数に関して式(12),
(13)が成り立つ。よって、ここでも利得Ui(tj)を増
大させるのは、ρ(tk)<ρthreshの時にはs
i(tk)を増加させて、ρ(tk)>ρthreshの時には
i(tk)を減少させる場合となる。
【0055】また、tk+xに延期されるトラヒックに関
しても同様の考え方により、延期されるトラヒックが影
響を与える区間tk+x<tj<tk+x+Tであるなら、
【数22】 となる。
【0056】この場合には、延期される区間tk+xにつ
いてρ(tk)<ρthreshとなっているなら、即ちもと
もとの入力トラヒックが発生している区間tkが高負荷
で、延期して入力する区間tk+xが低負荷であるならユ
ーザの利得は単に入力トラヒックを減じる場合に比べて
大きくなることがわかる。
【0057】前述したようにユーザ自身がトラヒックを
減らすあるいは延期を行うことを考えた時、ei(tk
の代りに減らされた入力トラヒックei '(tk)(但
し、ei '(tk)<ei(tk))を考えると、各ユーザ
は区間tkにおいて次の最適化問題を解くことになる。
【0058】
【数23】 但し、この最適化問題を解くに当たって、必ずしも高負
荷のトラヒックを低下させる方向に解をもつとは言えな
い。また、将来のψi(・)の値を想定するに当たっ
て、将来時点の他のユーザを含めた入力トラヒックを推
定あるいは仮定する必要がある。しかしながら、ユーザ
自身が将来ある程度の網への負荷を予測することができ
れば、近似的に最適化を行うことができる。そこで、簡
単なユーザ利得モデルを仮定し、発見的な方法を用いて
この最適化問題を解く。
【0059】ψi(tk)を式(2)において延期を考慮し
た式
【数24】 とする。この定義によるとψi(tk)>0においては式
(11)を満足する。以下の方式によって式(6)のように帯
域を各ユーザに割り振ることが可能となる。
【0060】また、各ユーザの入力トラヒックにはクラ
スhとlがあるとする。クラスhは即時性が高く、延期
によるユーザ利得が大幅に低下するとし、その時のもと
もとの入力トラヒックをsi h(tk)、延期により減ら
されたトラヒックをei h(tk)、区間tk+xに延期され
た入力トラヒックをsi *hとする。クラスlは即時性が
低く、延期によるユーザ利得が低下しないとし、その時
のもともとの入力トラヒックをsi l(tk)、延期によ
り減らされたトラヒックをei l(tk)、区間tk+ xに延
期された入力トラヒックをsi *lとする。
【0061】
【数25】 とする。この時、γ1,γ2は定数とする。その時の利得
は、
【数26】 となる。
【0062】この時、ユーザは区間tkにおいて、この
利得の最大化を図るように最適化問題である式(18)を解
くことになる。なお、ここで、各ユーザが制御する変数
はei l(tk)とri l(tk,x)あるいはhi l(tk
である。クラスhに関しては延期することによりその利
得は零になることから、延期の対象としないことにす
る。この最適化問題を解くことは困難であることから、
ここではクラスlだけを対象に以下の発見的方法を用い
る。
【0063】
【数27】 但し、a,bは定数とし、β(tk)はρ(ti)(但
し、j=k−T,k−T+1,……k−1)によって決
まる値、gi(tk)は延期されていたトラヒックで、
【数28】 とする。この
【数29】 は区間tkにおいてユーザが推定する通信網の共用装置
の負荷であり、ここでは
【数30】 とする。
【0064】前述の網モデルと発見的方法を用いた場合
のユーザ利得と網の利得に関して、シミュレーションに
よる数値例を示す。次の3つのケースについて、シミュ
レーションを行った。ケース1では全ユーザとも発見的
方法を利用せず、入力トラヒックの要求があった時点で
そのまま入力する。ケース2ではユーザ1だけが発見的
な方法を用いる。ケース3では全ユーザとも発見的方法
を用いる。
【0065】以下に前述の網モデルにおけるパラメータ
値を示す。C=160、n=5、si(tk)={0,2
0}、γ1=10、γ2=10、σi=10、T=100
とした。区間tkにおける入力トラヒックsi(tk)は
マルコフ連鎖で推移し、異なる状態への推移確率は0.
2とした。また、ここでの発見的方法のパラメータの値
は、a=0.5、b=10、
【数31】 とした。
【0066】この3つのケースに関して、シミュレーシ
ョン結果を図6に示す。同図(a)のケース1、2、3を
比ベてわかるように、発見的方法を用いているユーザは
ケース1に比べて、その利得を大きくしていることがわ
かる。特にケース2においては、発見的方法を用いでい
るユーザ1だけが高い利得を得ている。また、ケース3
においては全ユーザがケース1の場合に比べて高い利得
となっている。
【0067】次に、網の負荷について述べる。ここでは
通信要求は要求する共用装置量を減らすことはなく、延
期の場合だけを考えているので、平均的に網に加わる負
荷は、ケース1、2、3ともに同程度であるが、負荷の
分散に関してはケース1、2、3と順番に小さくなって
いることがわかる。また、時系列的な網への負荷の変動
の様子を図7に示す。これらのことより、網へ加わる負
荷の平準化が図れていることがわかる。また、延期を考
慮していない式(2)によっても、同様の効果が得られる
ことは明かである。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ユーザの入力トラヒックを制御することにより、網の高
負荷状況を回避し、輻輳制御が可能となる。また、網の
運用上においても、ユーザに対し、高負荷時に少ないト
ラヒックを入力し、低負荷時に多くのトラヒックを入力
するユーザに対して、共用装置がより大きな最大利用可
能量を提供することにより、共用装置の利用率の高い運
用と、高負荷時のトラヒックを低減させる効果が期待で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ユーザと通信網との協調関係を示す説明図
【図2】本発明が対象とする通信網のモデルを示す概念
【図3】本発明の実施の形態の一例を示す構成図
【図4】本発明の通信処理手順を示すフローチャート
【図5】本発明の通信処理手順を示す説明図
【図6】ユーザ利得及び網利得のシミュレーション結果
を示す説明図
【図7】図6のシミュレーション結果に基づく通信網へ
の負荷の変動のようすを示すグラフ
【符号の説明】
1…制御装置、2…共用装置、3…測定装置、4…割当
て量算出装置、5…通知装置、6…ユーザ装置。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のユーザ装置からのデータを転送す
    るための共用手段をもつ通信網の通信制御方法におい
    て、 共用手段の平均利用率とユーザiの割当て量定数ψ
    i(tk)を周期的にユーザに通知し、 ユーザからの共用装置使用要求に対し、ユーザiの時点
    kでの最大利用可能量μi(tk)を、前記ユーザiの
    割当て量定数ψi(tk)に従って割当て、 共用手段の平均利用率と各ユーザのトラヒックを一定時
    間の間測定し、 過去のある時点から現在の時間区間tkまでにおける、
    共用手段の平均利用率の履歴と、ユーザiの平均入力ト
    ラヒックの履歴とにより割当て量定数ψi(tk)を再計
    算することを特徴とする通信制御方法。
  2. 【請求項2】 前記最大利用可能量は、過去の時間区間
    kにおいて、高負荷時に少ないトラヒックを入力し、
    低負荷時に多くのトラヒックを入力するユーザiに対し
    て、共用手段がより大きな最大利用可能量を割当てるこ
    とを特徴とする請求項1記載の通信制御方法。
  3. 【請求項3】 前記ユーザiの時点tkでの割当て量定
    数ψi(tk)を、j番目の固定時間測定区間をtj、区
    間tjにおけるリンクの平均利用率をρ(tj)、区間t
    jにおけるユーザiの平均入力トラヒックをs
    i(tj)、ρthreshを定数として、 【数1】 により算出することを特徴とする請求項1記載の通信制
    御方法。
  4. 【請求項4】 前記ユーザiの時点tkでの割当て量定
    数ψi(tk)を、l番目の固定時間測定区間をtl、区
    間tlにおけるリンクの平均利用率をρ(tl)、区間t
    lにおけるユーザiの平均入力トラヒックをs
    i(tl)、ρ(tl)と独立な定数をweight(tl)とし
    て、 【数2】 により算出することを特徴とする請求項1記載の通信制
    御方法。
  5. 【請求項5】 前記ユーザiの時点tkでの最大利用可
    能量μi(tk)を、前記ユーザiの割当て量定数をψi
    (tk)、時間区間tkにおいて通信要求を行うユーザ集
    合をY、Cを共用手段の容量として、 【数3】 により算出することを特徴とする請求項1、3、4いず
    れか記載の通信制御方法。
  6. 【請求項6】 複数のユーザ装置からのデータを転送す
    るための共用手段をもつ通信網の通信制御装置におい
    て、 共用手段の平均利用率と各ユーザのトラヒックを一定時
    間の間測定する測定手段と、 過去のある時点から現在の時間区間tkまでにおける、
    共用手段の平均利用率の履歴と、ユーザiの平均入力ト
    ラヒックの履歴とにより、割当て量定数ψi(tk)を再
    計算する割当て量算出手段と、 ユーザからの共用装置使用要求に対し、ユーザiの時点
    kでの最大利用可能量μi(tk)を、前記ユーザiの
    割当て量定数ψi(tk)に従って割当てる共用手段と、 前記共用手段の平均利用率と前記ユーザiの割当て量定
    数ψi(tk)を周期的にユーザに通知する通知手段とか
    らなることを特徴とする通信制御装置。
  7. 【請求項7】 前記割当て量算出手段は、過去の時間区
    間tkにおいて、高負荷時に少ないトラヒックを入力
    し、低負荷時に多くのトラヒックを入力するユーザiに
    対して、共用手段がより大きな最大利用可能量μ
    i(tk)を割当てることを特徴とする請求項6記載の通
    信制御装置。
  8. 【請求項8】 前記割当て量算出手段は、ユーザiの割
    当て量定数ψi(tk)を、j番目の固定時間測定区間を
    j、区間tjにおけるリンクの平均利用率をρ
    (tj)、区間tjにおけるユーザiの平均入力トラヒッ
    クをsi(tj)、ρthre shを定数として、 【数4】 とすることを特徴とする請求項6記載の通信制御装置。
  9. 【請求項9】 前記割当て量算出手段は、前記ユーザi
    の割当て量定数ψi(tk)を、l番目の固定時間測定区
    間をtl、区間tlにおけるリンクの平均利用率をρ(t
    l)、区間tlにおけるユーザiの平均入力トラヒックを
    i(tl)、ρ(tl)と独立な定数をweight(tl)と
    して、 【数5】 とすることを特徴とする請求項6記載の通信制御装置。
  10. 【請求項10】 前記共用手段は、ユーザiの時点tk
    での最大利用可能量μi(tk)を、前記ユーザiの割当
    て量定数をψi(tk)、時間区間tkにおいて通信要求
    を行うユーザ集合をY、Cを共用手段の容量として、 【数6】 により算出することを特徴とする請求項6、8、9いず
    れか記載の通信制御方法。
JP19092096A 1996-07-19 1996-07-19 通信制御方法及びその装置 Pending JPH1042037A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19092096A JPH1042037A (ja) 1996-07-19 1996-07-19 通信制御方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19092096A JPH1042037A (ja) 1996-07-19 1996-07-19 通信制御方法及びその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1042037A true JPH1042037A (ja) 1998-02-13

Family

ID=16265906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19092096A Pending JPH1042037A (ja) 1996-07-19 1996-07-19 通信制御方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1042037A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003522508A (ja) * 2000-02-08 2003-07-22 マルコニ コミュニケイションズ リミテッド 通信システム
WO2021002022A1 (ja) * 2019-07-04 2021-01-07 日本電信電話株式会社 通信装置、通信方法及びプログラム
US11778510B2 (en) 2021-02-19 2023-10-03 Fujitsu Limited Communication control apparatus and communication control method

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003522508A (ja) * 2000-02-08 2003-07-22 マルコニ コミュニケイションズ リミテッド 通信システム
WO2021002022A1 (ja) * 2019-07-04 2021-01-07 日本電信電話株式会社 通信装置、通信方法及びプログラム
JPWO2021002022A1 (ja) * 2019-07-04 2021-01-07
US11778510B2 (en) 2021-02-19 2023-10-03 Fujitsu Limited Communication control apparatus and communication control method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11051210B2 (en) Method and system for network slice allocation
US7453801B2 (en) Admission control and resource allocation in a communication system supporting application flows having quality of service requirements
CN103699445B (zh) 一种任务调度方法、装置及系统
US6353616B1 (en) Adaptive processor schedulor and method for reservation protocol message processing
US20050055694A1 (en) Dynamic load balancing resource allocation
US20120195324A1 (en) Sharing bandwidth among multiple users of network applications
JPH11196113A (ja) ミクロ経済学に基いてフロー制御を行うネットワーク制御システム、方法、及び記録媒体
CN111614754B (zh) 面向雾计算的成本效率优化的动态自适应任务调度方法
EP1391135A2 (en) Method and apparatus for communications bandwidth allocation
WO2024007499A1 (zh) 强化学习智能体训练方法、模态带宽资源调度方法及装置
Abdelzaher et al. User-level QoS-adaptive resource management in server end-systems
Wang et al. Dynamic tasks scheduling based on weighted bi-graph in mobile cloud computing
Lin et al. ARC: An integrated admission and rate control framework for CDMA data networks based on non-cooperative games
KR100868095B1 (ko) 무선 통신망의 자원 관리 시스템 및 방법
CN116302578B (zh) 一种QoS约束的流应用延迟确保方法及系统
CN115118667A (zh) 传输控制方法及装置
Lindemann et al. A unified approach for improving QoS and provider revenue in 3G mobile networks
JPH1042037A (ja) 通信制御方法及びその装置
Sharafeddine et al. Robust network dimensioning for realtime services over IP networks with traffic deviation
Lu et al. Utility-maximization bandwidth adaptation for multi-class traffic QoS provisioning in wireless networks
JP3790897B2 (ja) パケット転送制御システムと方法およびそのプログラムと記録媒体ならびに通信装置
Danielsen et al. User control and IP allocation
CN115834712B (zh) 一种面向连接型业务的网关资源调度方法
CN115333982B (zh) 流量监控方法、装置、设备及计算机可读存储介质
Shi et al. DiFi: A Go-as-You-Pay Wi-Fi Access System