JPH1038431A - 浄水機 - Google Patents

浄水機

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JPH1038431A
JPH1038431A JP8191198A JP19119896A JPH1038431A JP H1038431 A JPH1038431 A JP H1038431A JP 8191198 A JP8191198 A JP 8191198A JP 19119896 A JP19119896 A JP 19119896A JP H1038431 A JPH1038431 A JP H1038431A
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JP
Japan
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water
heat
tank
purified water
hot
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JP8191198A
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English (en)
Inventor
Yoshimoto Ogawa
喜大 小川
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Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷水および温水する機能を有する一体構造の
浄水機を提供する。 【解決手段】 浄化水は、浄水・貯水タンク10で生成
され、その吐水口20から温水タンク30および冷水タ
ンク40に供給される。温水タンク60に供給された浄
化水は、温水生成器60のホットサイト62を循環し、
また、冷水タンク50に供給された浄化水は、冷水生成
器50のクールサイト53を循環する。ここで、冷水生
成器50および温水生成器60には、それぞれペルチェ
素子が組み込まれた仕切壁51,61が設けられてお
り、これら仕切壁51,61を境に対向するようにホッ
トサイト52,62とクールサイト53,63が形成さ
れている。また、浄水・貯水タンク10の浄化水は吐水
口20から冷水生成器50のホットサイト52および温
水生成器60のクールサイト63を順次介して吸入口7
0に戻るようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷水・温水機能を
有する家庭用および業務用の浄水機に関する。
【0002】
【従来の技術】近来、水道水(原水)の濁りや残留不純
物を除去する浄水機が市販されており、中にはミネラル
水、アルカリ水等の加工水を生成する、いわゆる整水機
能を有するものもある。これらの浄水機は、一般家庭の
みならず飲食業においても、飲料水あるいは料理水の供
給機として使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、浄水機等は浄
化処理を行なうのみで、その浄化水を冷水または温水と
する機能は有しているものはない。そのため、図2に示
すように、当該浄水機の他に、冷水処理するためのウォ
ータクーラや温水処理するためのティーサーバを備える
必要がある。このように、浄水機の他に温水器や冷水器
を備えることとなれば、コストの面だけでなく、設置ス
ペースをも広くとってしまう。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、冷水および温水する機能を有する一体構造の
浄水機を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたものであり、請求項1に記載の浄水
機は、浄化水を生成する浄水手段と、前記浄化水を貯水
する浄化水槽と、ペルチェ素子の吸熱面の熱が伝導され
る吸熱槽と前記ペルチェ素子の放熱面の熱が伝導される
放熱槽とを有する第1、第2の熱交換手段と、前記浄化
水槽に貯水された前記浄化水を前記第1の熱交換手段の
前記吸熱槽に供給する第1の給水路と、前記浄化水槽に
貯水された前記浄化水を前記第2の熱交換手段の前記放
熱槽に供給する第2の給水路と、前記浄化水槽に貯水さ
れた前記浄化水を前記第1の熱交換手段の前記放熱槽お
よび前記第2の熱交換手段の前記吸熱槽を順次介して循
環させる循環手段とを有することを特徴とする浄水機。
【0006】請求項2に記載の浄水機は、前記第1の熱
交換手段は、前記ペルチェ素子の前記吸熱面と連設する
クールサイトと該クールサイトに連通する冷却水槽から
なり、前記第2の熱交換手段は、前記ペルチェ素子の前
記放熱面と連設するホットサイトと該ホットサイトと連
通する加熱水槽からなり、前記浄化水槽に貯水された前
記浄化水を前記第1の熱交換手段の前記冷却水槽に供給
する第1の給水手段と、前記浄化水槽に貯水された前記
浄化水を前記第2の熱交換手段の前記加熱水槽に供給す
る第2の給水手段とを有することを特徴とする。
【0007】請求項3に記載の浄水機は、前記第1の熱
交換手段は、前記クールサイト内部と前記冷却水槽内部
との間に第1の循環パイプを設け、前記第2の熱交換手
段は、前記ホットサイト内部と前記加熱水槽内部との間
に第2の循環パイプを設け、前記第1、第2の循環パイ
プに各々熱流媒体を循環させることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。(1)実施形態の構成 図1は、本発明の一実施形態に係る浄水機の概略構成図
である。符号10は、浄水・貯水タンクであり、図示せ
ぬ水道供給源から供給された水道水を浄化する浄水ユニ
ットと、生成された浄化水を貯水できる貯水槽とから構
成されている。なお、浄化ユニットは、抗菌活性炭、鉱
石(麦飯石、トルマリン等)と中空糸膜フィルタを束ね
たものが直列に封入されており、水道水を充分浄化でき
るようになっている。
【0009】浄水・貯水タンク10は、浄水ユニットで
生成され貯水槽に溜められた浄化水を吐水口20から、
温水タンク30および冷水タンク40に供給し、後述す
る冷水生成器50のホットサイト52および温水生成器
60のクールサイト63を順次介して、浄化水が吸水口
70から供給されるクローズ循環が形成されている。
【0010】冷水生成器50には、冷水仕切壁51が設
けられており、この冷水仕切壁51を境にして対向する
ように、ホットサイト52とクールサイト53が形成さ
れている。また、温水生成器60も同様に、温水仕切壁
61を境に対向するように、ホットサイト62とクール
サイト63が形成されている。
【0011】ここで、冷水仕切壁51および温水仕切壁
61は、pn接合された半導体素子からなるペルチェ素
子と、このペルチェ素子を挟む2ヶの金属板から構成さ
れている。これら仕切壁51,61は、一方の金属板に
直流電流を流すと、当該一方の金属板が発熱し、他方の
金属板で吸熱を生ずるようになっている。また、直流電
流の向きを逆にすれば、当該一方の金属板に吸熱が生
じ、他方の金属板には発熱が生じる。このように、冷水
生成器50および温水生成器60は、ペルチェ効果を利
用して、それぞれの仕切壁51,61を境に、10℃以
下の冷水と40℃以上の温水を生成するようになってい
る。
【0012】次に、冷水タンク30に供給された浄化水
は、冷水生成器50のクールサイト53に供給され、ク
ローズ循環する。一方、温水タンク40に供給された浄
化水は、温水生成器60のホットサイト62に供給さ
れ、クローズ循環するようになっている。そして、冷水
タンク30に設けられた冷水取出口31からは、浄化さ
れた10℃以下の冷水が、また、温水タンク40に設け
られた温水取出口41からは、浄化された40℃以上の
温水が、弁操作等により取り出せるようになっている。
【0013】(2)実施形態の作用 次いで、本実施形態の浄水機の作用を説明する。浄化・
貯水タンク10において浄化された浄化水は、吐出口2
0から所定の弁を介して、冷水タンク30および温水タ
ンク40に供給される。冷水タンク30に供給された浄
化水は、冷水生成器50のクールサイト53をクローズ
循環して冷水となり、温水タンク40に供給された浄化
水は、温水生成器60のホットサイト62をクローズ循
環して温水となる。以上のように、冷水タンク30の冷
水取出口51からは浄化された冷水を、また、温水タン
ク40の温水取出口41からは浄化された温水を、それ
ぞれの弁操作等により取り出せる。
【0014】一方、浄化・貯水タンク10の吐出口20
から、冷水生成器50のホットサイト52、および温水
生成器60のクールサイト63を順次介して、吸入口7
0に戻る浄化水は、クローズ循環される過程において、
熱流媒体として機能する。よって、冷水生成器50の放
熱、および温水生成器60の吸熱に用いる冷却フィンや
冷却ファン等を付設することを要しない。
【0015】(3)実施形態の効果 以上説明した本実施形態の浄水機によれば、冷水生成器
50および温水生成器60の各仕切壁51,61にペル
チェ素子を用い、かつ、冷水生成器50の放熱、および
温水生成器60の吸熱させるために、浄化水を熱流媒体
として用いることで冷・温水機構を小型化できる。よっ
て、冷・温水機能を備えた一体型の浄水機が実現可能と
なる。
【0016】(4)変形例 上記一実施形態は、本発明の一例であり、以下のような
変形例が可能である。 本実施形態では、冷水タンク30および温水タンク
40に供給された浄化水を、冷水生成機50のクールサ
イト53および温水生成機60のホットサイト62に直
接的に循環させる構成としたが、炭酸ガス等の熱流媒体
を用いて間接的に冷却もしくは加熱しても良い。 本実施形態では、原水の浄水処理についてのみ述べ
たが、ミネラル水、アルカリ水等の加工水を生成する、
いわゆる整水機能を付加した構成であっても良い。 温水タンク20および冷水タンク30の浄化水を逆
流させて、浄化ユニットを構成する中空糸膜や抗菌活性
炭、鉱石(麦飯石、トルマリン等)の逆洗処理を行なう
ようにしても良い。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1、第2の熱交換手段にペルチェ素子を用い、浄化水
を冷水、温水とする。また、ペルチェ素子を放熱、吸熱
する熱流媒体として浄化水を用いるので、冷却ファン等
を備えることを要せず冷・温水機構を小型化できる。よ
って、冷・温水機能を備えた一体型の浄水機が実現可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る浄水機の概略構成
図である。
【図2】 浄水機の他に温水器と冷水器を備えた概略構
成図である。
【符号の説明】
10…浄水・貯水タンク、50…冷水生成器、51…冷
水仕切壁、60…温水生成器、61…温水仕切壁、5
2,62…ホットサイト、53,63…クールサイト。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浄化水を生成する浄水手段と、 前記浄化水を貯水する浄化水槽と、 ペルチェ素子の吸熱面の熱が伝導される吸熱槽と前記ペ
    ルチェ素子の放熱面の熱が伝導される放熱槽とを有する
    第1、第2の熱交換手段と、 前記浄化水槽に貯水された前記浄化水を前記第1の熱交
    換手段の前記吸熱槽に供給する第1の給水路と、 前記浄化水槽に貯水された前記浄化水を前記第2の熱交
    換手段の前記放熱槽に供給する第2の給水路と、 前記浄化水槽に貯水された前記浄化水を前記第1の熱交
    換手段の前記放熱槽および前記第2の熱交換手段の前記
    吸熱槽を順次介して循環させる循環手段とを有すること
    を特徴とする浄水機。
  2. 【請求項2】 前記第1の熱交換手段は、前記ペルチェ
    素子の前記吸熱面と連設するクールサイトと該クールサ
    イトに連通する冷却水槽からなり、 前記第2の熱交換手段は、前記ペルチェ素子の前記放熱
    面と連設するホットサイトと該ホットサイトと連通する
    加熱水槽からなり、 前記浄化水槽に貯水された前記浄化水を前記第1の熱交
    換手段の前記冷却水槽に供給する第1の給水手段と、 前記浄化水槽に貯水された前記浄化水を前記第2の熱交
    換手段の前記加熱水槽に供給する第2の給水手段とを有
    することを特徴とする請求項1に記載の浄水機。
  3. 【請求項3】 前記第1の熱交換手段は、前記クールサ
    イト内部と前記冷却水槽内部との間に第1の循環パイプ
    を設け、 前記第2の熱交換手段は、前記ホットサイト内部と前記
    加熱水槽内部との間に第2の循環パイプを設け、 前記第1、第2の循環パイプに各々熱流媒体を循環させ
    ることを特徴とする請求項2に記載の浄水機。
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