JPH1035714A - 蓋 材 - Google Patents

蓋 材

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JPH1035714A
JPH1035714A JP8207559A JP20755996A JPH1035714A JP H1035714 A JPH1035714 A JP H1035714A JP 8207559 A JP8207559 A JP 8207559A JP 20755996 A JP20755996 A JP 20755996A JP H1035714 A JPH1035714 A JP H1035714A
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JP
Japan
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cup
notch
lid
flange
cut
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Pending
Application number
JP8207559A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Takahashi
直樹 高橋
Hiromi Yamamoto
ひろみ 山本
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カツプ麺の蓋材であって、熱湯を注ぎ入れる
際に蓋を手で押さえておく必要がなく、また熱湯による
調理時間中に蓋が容器フランジに確実に密着させること
のできる構造であり、かつ、焼却の容易な蓋材を提供す
る。 【解決手段】 上面に開口部フランジFを有するカップ
を密封する蓋材Lであって、前記蓋材Lの開け口に摘ま
み片1を設け、前記フランジ部の外縁と係合可能に切り
込みを該摘み片1上に設け、前記切り込み4の両端に折
り罫5を設けたことを特徴とし、以下に述べる発明を含
む。前記切り込み4が部分的に繋ぎ部8を有しているこ
と、前記切り込み4の外側方向に、前記切り込み4と直
角に押え切り込み6を設け、該押さえ切り込み6の先端
から前記切り込みに向かって補助折り罫7を設けたこと
および前記切り込み部4及びカツプフランジへの係合部
および周縁部を樹脂含浸等により、紙の強度を上げたこ
と。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】熱湯で戻して食す乾燥食品を
収納したカップに密封して使用する蓋材の材質および構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】乾燥麺、油揚げ麺等のめん類、凍結乾燥
などにより加工されたかやく類および調味料等を発泡ス
チレンカップなどの断熱容器に収納して、蓋を被覆して
ヒートシール等の技法により密封してなるカップ麺ある
いはカップ食品(以下カップ麺という)が市販されてい
る。前記カップ麺をを食する際には、前記蓋を部分的に
剥離し、袋入りの前記かやくまたは調味料等をふくろか
ら取り出しカップ内に入れ、次いで所定量の熱湯をカッ
プ内に注ぎ入れて、前記めん類、かやく等が前記熱水を
吸収して本来の柔らかさに戻す間(以下調理時間とい
う)蓋をカップフランジに密着させておき、調理終了
後、蓋を容器フランジから完全に剥離して喫食する。
【0003】従来のカップ麺に用いられている容器本体
は、前記調理時間中の熱損失を避けることと、喫食の際
に手に持ちやすい(熱くない)為に断熱性(保温性)を
備えた容器であって、例えば、発泡スチレン製カップ或
いは紙カップにコルゲートした紙を貼着したもの等が用
いられる。また、従来のカップ麺に用いられている蓋材
の代表的な構成は、紙、アルミニウム箔および易開封性
樹脂層の3層の積層体である。特にアルミニウム箔は、
前記内容物の調理時間の間、カップの開口部を覆うため
に、蓋の開け口付近においてカップフランジ部を挟む状
態に折り曲げる。そしてこの折れ曲がり状態を保持する
ためにアルミニウム箔の特性を利用する。すなわち、ア
ルミニウム箔は、折れ曲がりやすく、また折れ曲がった
らその儘の状態を保つ性質(以下折曲保持性という)の
ためである。しかしアルミニウムの前記折曲保持性は、
前記蓋の開け口として設けられた摘み片を折り曲げるこ
とが多いが、その作業は、ひとによってバラツキが多
く、容器本体のフランジ面と蓋材との間に隙間を生じ易
く、該隙間から注ぎ入れた熱湯の蒸気が漏れてしまうこ
とがあった。その結果カップ内温度の低下となり、内容
物の戻りが悪くなり、調理の品質にバラツキを発生させ
る原因となっていた。更に熱湯を注ぎ入れる際には、部
分的に剥離した蓋を反転しておくが、反転が充分でない
ときには、該反転状態にするために、手で押さえておく
こともあり、熱湯が手にかかり火傷をする危険もあっ
た。熱湯を注ぎいれたあとは、前記反転した蓋を元に戻
して、再度容器の開口部を被覆し摘み片をカップフラン
ジを挟む状態にして折り曲げる。しかし、前述のように
この部分の被覆は一度剥離した部分の蓋により、容器の
開口部を被覆しても接着しているわけではなく、被覆し
た蓋材のカール状態またはシワの発生等により、容器フ
ランジと蓋材とのあいだに隙間が発生し、前記調理時間
に熱湯の蒸気がカップ外に逃げて、カップ内の温度低下
を招くことがある。一旦温度低下した場合は、内容物の
戻りも悪くなって、カップ麺の味覚は低下してしまうの
で、この密封は、極めて重要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】カップ麺の蓋材であっ
て、熱湯を注ぎ入れる際に蓋を手で押さえておく必要が
なく、また熱湯による調理時間中に蓋が容器フランジに
確実に密着させることのできる構造であり、かつ、焼却
の容易な蓋材を提供する。
【0005】
【課題を解決する手段】上面に開口部フランジを有する
カップを密封する蓋材であって、前記蓋材に摘み片を設
け、前記フランジ部の外縁と係合可能にに切り込みを該
摘み片上に設け、前記切り込みの両端に折り罫を設けた
ことを特徴とし、以下に述べる発明を含む。前記切り込
みが部分的に繋ぎ部を有していること、前記切り込みの
外側方向に、前記切り込み線と直角に押え切り込みを設
けること、前記押え切り込みの先端から前記切り込みに
向かって補助折り罫を設けること、および前記切り込み
部及びカップフランジへの係合部および周縁部を樹脂含
浸等により、紙の強度を上げたこと。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は本発明による蓋材の実施例
を示す図で、(1−1)は開け口側に蓋材を係合した状
態を示す斜視図、(2−2)は開け口と反対側に蓋材を
係合した状態を示す斜視図、(1−3)(1−4)はそ
れぞれX−X、Y−Yの断面図、図2は本発明の蓋材を
示す2例の平面図、図3は本発明の別の実施例を示す図
で、(3−1)は斜視図、(3−2)は蓋材の平面図、
(3−3)はZ−Zの断面図である。本発明は、カップ
麺の使用時において、熱湯Bを安心して注ぎ入れること
ができ、また、熱湯Bによる内容物Pの戻りの間、カッ
プCと蓋材Lとの隙間からの蒸気の漏れを極力少なくし
て、美味しい内容物Pが喫食できるような蓋材Lの構成
と構造であり、さらに、アルミニウム箔を使用しなくと
も、機能を発揮し得るので、使用後の焼却が可能な環境
対応型の蓋材とすることが可能である。
【0007】本発明の蓋の材質は、少なくとも上質紙、
晒クラフト紙あるいはコート紙、アート紙等のような基
材と、カップCのフランジFに熱接着可能な熱接着層か
らなり、その形状はカップC開口部を被覆し、フランジ
Fにおいて熱接着により密封するための主部2と蓋を剥
離したり調理のための再被覆の際に手で摘む摘み片1と
を有する。本発明における前記蓋材Lの基材としては、
剥離の際の柔軟性とカップフランジFへの係合性、ま
た、包装機における蓋材Lの供給時のカールの発生の少
ないこと、使用後の焼却のし易さ等を勘案すると上記の
ようなタイプの紙を用いることが好ましい。前記基材に
熱接着層を設けるが、該熱接着層は、予め製膜されたフ
ィルムを接着剤あるいは接着性樹脂等を用いて基材と積
層しても良いし、直接基材に熱接着性の樹脂を押出法に
より直接コートしても良く、また、溶液タイプの接着剤
液を塗布、乾燥することによって設けても良い。前記熱
接着層は、カップフランジFとヒートシール等の技法に
より熱接着可能であり、かつ、易開封性であることが必
要である。たとえば、前記発泡スチレン製のカップ本体
Cには、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂の熱接着層
を用いることができる。本発明においては、易開封性を
有する熱接着層であれば、その材質、積層方法を限定し
ない。基材と熱接着層との間に、防湿性、遮光性その他
の目的のために他のフィルムを積層し、または、他の材
料を塗布しても良い。
【0008】摘み片1上にカップ本体Cのフランジ部f
の外縁と係合可能に切り込み4を設ける。 該切り込み
4の形状は、カップフランジFの外縁に接し、開け口か
らカップ中心部に向かう線と直角に摘み片1の巾よりも
狭い巾の直線〔図2(2−1)〕またはフランジF外縁
に沿った円弧状に設け〔図2(2−2)〕、更に前記切
り込み4の両端からカップフランジFの厚みtだけ中心
部に切り込み4s〔図2(2−1)〕を設ける。さら
に、該切り込み4sの先端から外方に前記切り込み4と
平行な5折り罫を設ける。フランジFの厚みtに相当す
る幅をもって切り込みの後方両端に折り罫を設けること
により、摘み片1を蓋材面に対し直角に折って、下に引
くとカップCのフランジ部Fに係合することになる。前
記係合に際して、図2に示すように前記切り込み4の外
方に押さえ切り込み6および補助折り罫7を設けること
により、前記フランジFへの係合が更にし易くなる。
【0009】以上説明した本発明の構造による蓋材Lを
用いたカップ麺の包装方法は、一般的には、専用の充填
包装機により行われるが、その工程は次の通りである。
先ずカップCに内容物Pを充填し、前記の切り込み4等
を設けた蓋材Lを所定の形に打ち抜きして、蓋供給部に
スタックし、一枚ずつ前記内容物Pを充填したカップC
の開口部に載置し、次のステーションにおいてヒートシ
ールヘッドにより加圧して、密封する。次に蓋材Lの摘
み片1を前記切り込み4の両端に設けた折り罫5から垂
直に折り曲げて、カップフランジFに蓋材Lを係合させ
る。または、折り罫5bにより摘み片1を垂直に折り曲
げる。この場合の係合は使用時に行うことになる。前記
のいずれの方法においても、流通時の防塵とバージンシ
ールのために透明フィルムによりシュリンク包装をす
る。
【0010】本発明による蓋材Lを用いたカップ麺の使
用方法は、オーバーラップされたシュリンクフィルムを
除去し、カップフランジFに係合した蓋材Lの摘み片1
を外し開け口側から剥離し、カップの中央折り返し線3
まで剥離したところで、開け口と反対側のカップフラン
ジFに、前記切り込み4を係合させる。本発明において
は蓋材Lの前記中央折り返し線3には折り罫が施されて
いることが望ましい。このカップCの開口部の半開口の
状態〔図1(1−4)〕において、所定量の熱湯Bをカ
ップ内に注ぎ入れる。次に、前記の係合(開け口と反対
側での係合)を外し、再度開け口側のカップフランジF
に係合し、調理時間の間静置する。調理が終了したとこ
ろで、前記係合を外し、蓋材Lの残シール部分を剥離し
て喫食する。また、予めの係合の無い場合は、最初の係
合を外す手間が不要で、開け口と反対側のフランジFに
係合する際に、切り口部の繋ぎ部8を切断(強く係合す
ることにより切断する)して係合させる。その後の使用
手順は前の方法と同じである。
【0011】本発明の蓋材Lは、前記の熱湯Bを注ぎ入
れる際に、蓋材Lの、カップCの開口部の半分が完全に
開口しており、剥離した部分の蓋材2aはカップ中央折
り返し線3で反転し、開け口の反対側のカップフランジ
Fに係合しているので、前記反転した蓋材2aが注ぎ口
を覆う心配がないので、熱湯Bを安心して注ぎ入れるこ
とができる。また、熱湯Bを注ぎ入れた後、前記反転し
た蓋材2aを開け口側に戻してカップ開口部の全面を被
覆し、開け口側のフランジFに係合することにより、カ
ップフランジF面と蓋材2とが略密着して隙間を形成し
ないので、従来のアルミニウム箔による折曲保持性にお
けるような蒸気の逃げが殆どないので内容物Pの戻り状
態は極めて良い。
【0012】イニシャルピールの際の蓋材Lの裂けに対
する対策としては、前項においても述べたが切り込み4
の中央に僅かな幅の繋ぎ部8〔図3(3−2)〕を設け
ることにより、最初の剥離を確実にすることができる。
この場合には、摘み片1の切り込み4のやや外寄りに折
り罫5bを設け、開封前は前記摘み片1は該折り罫5b
から下方に垂直に折り曲げる〔図3(3−3)〕。前記
繋ぎ部8は、蓋材Lの最初の剥離の際にはカップフラン
ジFからの蓋の剥離に機能し、剥離した蓋を反転し開け
口と反対側のフランジFに係合させる際に、摘み片1を
下方に強く引き下ろす際に切断されるように設計するこ
とにより、確実な剥離をさせることが可能である。そし
て、熱湯を注ぎ入れて、調理している間は前述の例と同
じように切り込み4により蓋材LはフランジFに係合し
〔図3(3−4)〕、蓋材Lがフランジ上面に密着する
ことにより蒸気の逃げを防止する。前記繋ぎ部8の代わ
りにハーフカットによる技法を用いてもよい。前記裂け
の対策のために繋ぎ部8を設けたり、またはハーフカッ
ト技法を採用する場合には、切り込み4の外方に折り罫
5bを設け、該折り罫5bから摘み片1を下方に折り曲
げて、シュリンク等のオーバーラップをする。カップの
フランジFに対して、蓋材Lの接着強度が強い場合に
は、前記のように切り込み4の中央部に繋ぎ部8を設け
ることが有効であるが、この方法では、包装時点での係
合が不可能であり、イニシャルピールの際の蓋材Lの裂
けに対する対策としては、次のような各種の方法を用い
ることができる。前記切り込み4sを切り欠きとしてそ
の先端を円弧状として、応力の集中を避けることによっ
て裂けを防止しうる。また、蓋材Lの基材と熱接着層と
の間にポリエステルフィルム等の強度のあるフィルムを
積層することも有効である。また、前記切り込み4の周
辺に基材の引き裂き強度を改良するために、塩化ビニル
ー酢酸ビニル共重合体樹脂等の溶液を含浸させることも
可能である。また、開封開始箇所にはイージーピール加
工を施してもよく、例えば蓋材Lのヒートシール面にグ
ラビア印刷によりイージーピール剤層を設けても良い。
また、同じような加工を図1(1−2)に示すように熱
湯そそぎ時に開封する箇所E(フランジの半分)に設け
ておけば開けすぎることが少なくなる。
【0013】以上説明したように、本発明においては、
蓋の基材層としてアルミニウム箔を積層する必要はな
く、従ってカップ麺を食した後に蓋を処理する際の焼却
が可能であり環境対応型の包装材料である。折曲保持性
の目的のために用いるアルミニウム箔の厚みは12μm
以上必要であり、コストとしても無視し得ないものがあ
った。本発明においては、基材として紙を用いて、その
厚さと剛性を若干上げることにより、係合性のある蓋を
得る事ができるので経済性のあるものとなった。本発明
の蓋材Lを用いたカップ容器は、流通時における塵埃の
付着防止あるいは未開封状態を保証する商品のバージン
シール性などの目的で、フィルムによってオーバーラッ
プすることができる。前記オーバーラップのために用い
るフィルムとしては、透明なシュリンクフィルムが好ま
しい。
【0014】
【実施例】本発明の蓋材を用いたカップ麺を作成し、実
際に熱湯により調理した。実施例として用いたカップ、
蓋材および内容物等は以下の通りである〔図4(4−
1)(4−2)〕。 内容物:スナック麺、かやく、調味料。 カップ:ポリスチレン製(スチレンビーズ発泡)の丸カップ 寸法: 高さ 全高(h) 110mm 開口部 内径(d2) 87mm 、外径(d1) 95mm フランジシール巾 4mm フランジ部厚み 3mm 蓋材:材質は、紙(150g/m2) /LDPE20μm /EVA50 μm {略号 LDPE: 低密度ポリエチレン、EVA:エチレン−酢酸ビニル共重 合体} 切り込み形状他は図4の通りである。 切り込みの巾 (q) 35mm 切り込みから折り罫までの長さ(k) 4mm カップフランジの厚みと切り罫から折り罫までの長さを
いずれも4mm とした。 (結果)実施例のカップ麺の使用法は、摘み片1を持っ
て、蓋材の中央折り返し線の位置まで剥離し、開け口と
反対側のフランジに切り込みを係合する。熱湯を所定の
量注ぎ入れ、前記係合を外し、開け口側のカップフラン
ジに切り込みを係合し、調理時間の間静置し、最後に蓋
材の全てを剥離除去する。本発明の上記実施例ととも
に、実施例と同じカップに対し、従来のアルミニウム箔
を積層して構成した蓋材Lを用いて作成したカップ麺を
比較例として同時に使用したが、本実施例の場合は安心
して熱湯Bを注入できたが、比較例では熱湯Bの注入の
際に剥離した部分の蓋材Lが注入部の上に戻る傾向がみ
られ、剥離させた蓋材Lを確実に反転状態としておくた
めに強く押圧しておく必要があった。また、調理時間中
の蓋材Lの密着も比較例では、隙間からの上記漏れの傾
向が多く、実施例においては、蓋材Lはカップフランジ
Fに密着するので、上記の漏れは殆どなくバラツキのな
い調理が可能であった。
【0015】
【発明の効果】本発明の蓋を用いてカップ食品を食する
場合、最初の係合(剥離した蓋材2aを反転した状態で
の係合)により、熱湯Bを注入する間、蓋が邪魔になる
ことはない。第2の係合、すなわち、最初に剥離した開
け口の位置での係合によって、蓋がカップフランジFに
密着するので、蒸気の逃げ等による熱のロスが殆ど無く
なった。前記係合はカップフランジFを挟む状態に係合
するために、外れることなく、確実に係合する。また、
カップフランジFへの蓋材Lの接着が強い場合には、前
記切り込み4の中心部に繋ぎ部8を設けるか、または切
り込み4の代わりにハーフカットとすること等の方法、
あるいは、前記切り込みを設けた部分の近傍の蓋材Lの
基材に樹脂含浸または樹脂コートにより、強度を向上さ
せることにより確実に剥離が可能となった。また、本発
明の蓋材Lはアルミニウム箔を使用せずに済むので、使
用後の蓋材Lは焼却処理可能であり、環境対応型の包装
材料である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による蓋材の実施例を示す図で、(1−
1)は開け口側に蓋材を係合した状態を示す斜視図、
(2−2)は開け口と反対側に蓋材を係合した状態を示
す斜視図、(1−3)(1−4)はそれぞれX−X、Y
−Yの断面図。
【図2】本発明の蓋材を示すで、(2−1)は直線状の
切り込みの例、(2−2)は円弧状の切り込みの例を示
すそれぞれの平面図。
【図3】本発明の別の実施例を示す図で、(3−1)は
斜視図、(3−2)は蓋材の平面図、(3−3)は(3
−1)のZ−Zの断面図、(3−4)は熱湯を注入後の
係合状態を示す断面図。
【図4】本発明の実施例を示す説明図で、(4−1)は
蓋材の平面図、(4−2)は蓋材をフランジに係合した
状態を示す断面図。
【符号の説明】
L 蓋材 C カップ P 内容物 B 熱湯 1 蓋に設けた摘み片 2a,2b 蓋材の主部 3 中央折り返し線 4 切り込み 5a,5b 折り罫 6 押さえ切り込み 7 補助折り罫 8 繋ぎ部 F フランジ w カップの側壁 t カップのフランジの厚さ E イージーピール剤層 d カップ開口部の直径 h カップの高さ q 切り込みの巾 k 切り込みから折り罫までの長さ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に開口部フランジを有するカップを
    密封する蓋材であって、前記蓋材に摘み片を設け、前記
    フランジの外縁と係合可能に切り込みを該摘み片上に設
    け、前記切り込みの両端に折り罫を設けたことを特徴と
    する蓋材。
  2. 【請求項2】 前記切り込みが部分的に繋ぎ部を有して
    いることを特徴とする請求項1記載の蓋材。
  3. 【請求項3】 前記切り込みの外側方向に、前記切り込
    み線と直角に押え切り込みを設けることを特徴とする請
    求項1または請求項2記載の蓋材。
  4. 【請求項4】 前記押え切り込みの先端から前記切り込
    みに向かって補助折り罫を設けたことを特徴とする請求
    項1乃至請求項3記載の蓋材。
  5. 【請求項5】 前記切り込み部及びカップフランジへの
    係合部および周縁部を樹脂含浸により、紙の剛度を上げ
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項4記載の蓋材。
JP8207559A 1996-07-19 1996-07-19 蓋 材 Pending JPH1035714A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002154560A (ja) * 2000-11-20 2002-05-28 Dainippon Printing Co Ltd 紙カップ用簡易蓋
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