JPH10340861A - 不純物シミュレーション方法および不純物シミュレーション装置 - Google Patents

不純物シミュレーション方法および不純物シミュレーション装置

Info

Publication number
JPH10340861A
JPH10340861A JP25017297A JP25017297A JPH10340861A JP H10340861 A JPH10340861 A JP H10340861A JP 25017297 A JP25017297 A JP 25017297A JP 25017297 A JP25017297 A JP 25017297A JP H10340861 A JPH10340861 A JP H10340861A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
simulation
respect
impurity
impurity concentration
concentration distribution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25017297A
Other languages
English (en)
Inventor
敏 ▲高▼橋
Satoshi Takahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP25017297A priority Critical patent/JPH10340861A/ja
Publication of JPH10340861A publication Critical patent/JPH10340861A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度な不純物濃度分布を算出する不純物シ
ミュレーション方法および不純物シミュレーション装置
を提供すること。 【解決手段】 本発明は、データベース1よりSIMS
測定等の不純物濃度分布測定データを取り込み、この不
純物濃度分布測定データに基づきパラメータ抽出プログ
ラム3にてシミュレーションパラメータを抽出する。次
いで抽出したシミュレーションパラメータが打ち込みド
ーズ量、打ち込み角度、基板上の膜厚、打ち込みエネル
ギーに対して連続的な値となるようなデータ処理をデー
タ処理プログラム2で行い、そのデータ処理後のシミュ
レーションパラメータを用いて基板深さに対する不純物
濃度分布を不純物シミュレータ6にて算出する。また、
不純物濃度分布形状が不連続となる場合は、各種条件間
に新たなシミュレーションパラメータを設定している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不純物シミュレー
タにおいて不純物濃度分布データに基づきシミュレーシ
ョンパラメータを抽出し、このシミュレータパラメータ
に対してデータ処理を施して所定の不純物濃度分布を算
出する不純物シミュレーション方法および不純物シミュ
レーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シリコン基板等に打ち込まれる不
純物の深さ方向に対する不純物濃度をシミュレーション
する場合には、SIMS(Secondary Ion Mass Spectro
scopy)測定等によって得られた不純物の基板深さ方向
に対する不純物濃度分布データや、モンテカルロイオン
注入シミュレーション等の物理現象を高精度にモデル化
した計算によって求められる不純物の基板深さ方向に対
する不純物濃度分布データより、最小自乗法(Levenber
g-Marquart法等)を用いて不純物イオンシミュレータに
内蔵されている所定関数を表すシミュレーションパラメ
ータの抽出を行い、この抽出したシミュレーションパラ
メータを用いて不純物濃度分布を算出している。
【0003】SIMS測定法等の測定によって得られた
不純物濃度分布データやモンテカルロイオン注入シミュ
レーション等の計算によって得られた不純物濃度分布デ
ータからシミュレーションパラメータを抽出するには、
先に示したように最小自乗法を用いており、上記不純物
濃度分布データから不純物シミュレーション方法および
不純物シミュレーション装置のイオン注入計算に用いる
所定の関数のパラメータを求めている。
【0004】例えば、上記所定の関数がDual-Pearson関
数の場合には、9つのシミュレーションパラメータ(R
p1、σ1 、γ1 、β1 、Rp2、σ2 、γ2 、β2 、R)
が必要となるため、上記不純物濃度分布データからこれ
ら9つのシミュレーションパラメータを抽出することに
なる。
【0005】不純物シミュレーション方法や不純物シミ
ュレーション装置に用いられる所定の関数としては、Du
al-Pearson関数の他にGauss 関数、Pearson 関数等があ
るが、Dual-Pearson関数は基板へのイオン注入による不
純物の基板深さ方向の不純物濃度分布を高精度に再現で
きるメリットがある。
【0006】また、近年の不純物シミュレーション方法
や不純物シミュレーション装置におけるイオン注入計算
では、不純物の打ち込みエネルギー依存性、打ち込みド
ーズ量依存性、打ち込み角度依存性、基板上の多層膜の
膜厚依存性が考慮されている。このため、各依存性毎に
所定の関数のシミュレーションパラメータを抽出し、不
純物濃度分布を算出している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、SIMS測定
等によって得られる不純物濃度分布データは、測定条
件、測定誤差、測定メカニズムによる影響等によりその
値にばらつきが生じている。例えば、SIMS測定の場
合、スパッタリングにおける初期効果や測定ノイズ、検
出限界によるノイズ等の影響によって値がばらついてお
り、また、モンテカルロイオン注入シミュレーション等
の計算によって得られる不純物濃度分布データは計算モ
デルの限界や計算条件による影響等により値がばらつい
ている。
【0008】したがって、このようなばらつきの生じた
不純物濃度分布データから抽出するシミュレーションパ
ラメータの値にもばらつきが生じることになる。
【0009】また、不純物の打ち込みエネルギーや打ち
込みドーズ量、打ち込み角度、多層膜の膜厚等による依
存性毎に求められるシミュレーションパラメータの値が
ばらついていると、このパラメータを用いて求められる
各依存性に対する不純物濃度分布の形状が不連続となっ
てしまう。
【0010】この不純物濃度分布の形状の不連続性は、
打ち込みドーズ量に対するシミュレーション、打ち込み
角度に対するシミュレーション、多層膜の膜厚に対する
シミュレーションおよび打ち込みエネルギーに対するシ
ミュレーションの精度低下を招くことになり、接合位置
の計算、プロセス・デバイスシミュレーションによる電
気的特性の計算においてイオン注入の条件振りを行った
場合に悪影響を及ぼすことになる。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するために成された不純物シミュレーション方
法および不純物シミュレーション装置である。
【0012】すなわち、本発明の不純物シミュレーショ
ン方法は、基板への打ち込みドーズ量、または打ち込み
角度、または基板上の膜厚に応じた基板深さに対する不
純物濃度分布データに基づき所定のシミュレーションパ
ラメータを抽出し、このシミュレーションパラメータを
用いて基板深さに対する不純物濃度分布を算出する方法
であり、先ず、不純物濃度分布データに基づきシミュレ
ーションパラメータを抽出し、次いで、抽出したシミュ
レーションパラメータが打ち込みドーズ量、または打ち
込み角度、または膜厚、または打ち込みエネルギーに対
して連続的な値となるようなデータ処理を行い、その
後、データ処理後のシミュレーションパラメータを用い
て基板深さに対する不純物濃度分布を算出している。
【0013】さらに、シミュレーションパラメータが打
ち込みドーズ量、または打ち込み角度、または膜厚、ま
たは打ち込みエネルギーに対して連続的な値となるよう
なデータ処理を行った後、そのデータ処理後のシミュレ
ーションパラメータによって算出する不純物濃度分布の
形状が打ち込みドーズ量、または打ち込み角度、または
膜厚、または打ち込みエネルギーに対して連続的に変化
するよう新たなシミュレーションパラメータを設定する
不純物シミュレーション方法でもある。
【0014】このような不純物シミュレーション方法で
は、不純物濃度分布データから抽出したシミュレーショ
ンパラメータを打ち込みドーズ量、または打ち込み角
度、または基板上の膜厚、または打ち込みエネルギーに
対して連続的な値となるようデータ処理を行っているた
め、不純物濃度分布の打ち込みドーズ量、または打ち込
み角度、または基板上の膜厚、または打ち込みエネルギ
ーに対する変化を正確にとらえることができるようにな
る。
【0015】また、本発明の不純物シミュレーション装
置は、基板深さに対する不純物濃度分布データに基づき
所定のシミュレーションパラメータを抽出する抽出手段
と、シミュレーションパラメータが打ち込みドーズ量、
または打ち込み角度、または基板上の膜厚、または打ち
込みエネルギーに対して連続的な値となるようデータ処
理を行うデータ補間手段と、連続的な値となったシミュ
レーションパラメータを用いて不純物の振る舞いまたは
最終的な基板深さに対する不純物濃度分布を見積もる算
出手段とを備えている。
【0016】さらに、データ補間手段によるデータ処理
後のシミュレーションパラメータによって算出する不純
物濃度分布の形状が打ち込みドーズ量、または打ち込み
角度、または基板上の膜厚、または打ち込みエネルギー
に対して連続的に変化するよう新たなシミュレーション
パラメータを設定するパラメータ設定手段を備えている
不純物シミュレーション装置でもある。
【0017】このような不純物シミュレーション装置で
は、抽出手段によって抽出したシミュレーションパラメ
ータをデータ補間手段によって打ち込みドーズ量、また
は打ち込み角度、または基板上の膜厚に対して連続的な
値となるよう処理を行い、さらに、不純物濃度分布形状
が連続的となるようシミュレーションパラメータ間に新
たなシミュレーションパラメータを設定する処理を行う
ため、算出手段によってこの連続的な値となったシミュ
レーションパラメータを用いて不純物の振る舞いや、最
終的な基板深さに対する不純物濃度分布を正確に算出で
きるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の不純物シミュレ
ーション方法および不純物シミュレーション装置におけ
る実施の形態を図に基づいて説明する。
【0019】図1は第1実施形態における不純物シミュ
レーション装置のブロック構成図、図2〜図3は第1実
施形態で適用される不純物シミュレーション方法の主要
部であるデータ処理プログラムを説明するフローチャー
トである。
【0020】本実施形態における不純物シミュレーショ
ン方法および不純物シミュレーション装置は、主として
コンピュータ(パーソナルコンピュータ、ワークステー
ション等)による論理形式のプログラム処理で実現する
ものである。
【0021】先ず、図1に基づいて第1実施形態におけ
る不純物シミュレーション装置を説明する。すなわち、
この不純物シミュレーション装置は、SIMS測定等に
よって得られる不純物濃度分布データを蓄積するデータ
ベース1と、各種データの処理を行うためのデータ処理
プログラム2と、シミュレーションパラメータを抽出す
るためのパラメータ抽出プログラム3と、抽出したシミ
ュレーションパラメータを示すイオン注入レンジ表を表
示するイオン注入レンジ表表示部4と、イオン注入レン
ジ表を不純物シミュレータ6に渡すためのイオン注入レ
ンジ表出力部5とから構成されている。
【0022】第1実施形態の不純物シミュレーション装
置では、このデータ処理プログラム2に設けられた不純
物濃度分布データ処理プログラム2aによってデータベ
ース31内のSIMS測定データを処理し、打ち込みエ
ネルギーに対して連続な補間を行うプログラム2bによ
ってイオン注入レンジ表の各シミュレーションパラメー
タを打ち込みエネルギーに対して連続的な値となるよう
な処理を行い、打ち込みドーズ量に対して連続な補間を
行うプログラム2cによってイオン注入レンジ表の各シ
ミュレーションパラメータを打ち込みドーズ量に対して
連続的な値となるような処理を行う。
【0023】また、打ち込み角度に対して連続な補間を
行うプログラム2dによってイオン注入レンジ表の各シ
ミュレーションパラメータを打ち込み角度に対して連続
的な値となるような処理を行い、基板上の膜の膜厚に対
して連続な補間を行うプログラム2eによってイオン注
入レンジ表の各シミュレーションパラメータを基板上の
膜の膜厚に対して連続な値となるよう処理を行ってい
る。
【0024】このデータ処理プログラム2によって、イ
オン注入レンジ表出力部5には、不純物の打ち込みエネ
ルギー、打ち込みドーズ量、打ち込み角度、基板上の膜
の膜厚に対して連続な値となるシミュレーションパラメ
ータが出力され、不純物シミュレータ6によって打ち込
みエネルギー、打ち込みドーズ量、打ち込み角度、基板
上の膜の膜厚に対して連続的に変化する不純物濃度分布
を精度良く算出できるようになる。
【0025】第1実施形態における不純物シミュレーシ
ョン装置では、この補間の施された不純物濃度分布デー
タに基づくパラメータ抽出プログラム3で所定の関数の
パラメータを抽出している。所定の関数としては、例え
ばDual-Pearson関数が適用されている。
【0026】Dual-Pearson関数は、イオン注入時のチャ
ネリングによる濃度分布を精度良く反映した分布関数で
あり、次式で表される。
【0027】F(x)=DOSE×R×f1 (x,Rp
1,σ1 ,γ1 ,β1 )+DOSE×(1−R)×f2
(x,Rp2,σ2 ,γ2 ,β2 )
【0028】ここで、F(x)はDual-Pearson関数、x
は基板の深さ方向の座標、f1 、f2 は規格化された2
つのPearson 関数、DOSEはイオン注入の打ち込みド
ーズ量、Rは打ち込みドーズに示すf1 の割合を示すパ
ラメータである。
【0029】また、Rp1,σ1 ,γ1 ,β1 は第1Pear
son 関数f1 の分布形状を決定するパラメータ、Rp2,
σ2 ,γ2 ,β2 は第2Pearson 関数f2 の分布形状を
決定するパラメータを表している。具体的には、Rp1,
Rp2がイオン注入の投影飛程、σ1 ,σ2 が分布の標準
偏差、γ1 ,γ2 が分布の偏り(歪み)、β1 ,β2が
ピーク付近の分布形状(尖り)を表すのパラメータであ
る。
【0030】このように、Dual-Pearson関数F(x)
は、第1Pearson 関数f1 と第2Pearson 関数f2 とか
ら構成されており、第1Pearson 関数f1 はランダムに
散乱された不純物の濃度分布を表し、第2Pearson 関数
f2 は基板格子間のチャネリングした不純物の濃度分布
を表している。
【0031】そして、この2つのPearson 関数f1 ,f
2 が組み合わされることで、他のGauss 関数、Pearson
関数では再現が難しいイオン注入時の基板深さ方向にお
ける不純物濃度分布のチャネリングテールを高精度に表
現できるようになっている。また、異なる打ち込みドー
ズ量間で、第1Pearson 関数f1 の占める割合Rを注入
ドーズに応じて変化させることで、チャネリングの度合
いの打ち込みドーズ依存性を再現できるようになってい
る。
【0032】次に、このような装置を用いた不純物シミ
ュレーション方法を説明する。先ず、図1に示すデータ
ベース1からSIMS測定等によって得られた不純物濃
度分布データをデータ処理プログラム2内に取り込む。
【0033】この取り込んだ不純物濃度分布データに
は、測定ノイズ、測定による初期効果等があるため、図
1に示すデータ処理プログラム2の不純物濃度分布デー
タ処理プログラム2aによって、取り込んだ不純物濃度
分布データからノイズ等のばらつきを緩和するデータ処
理を行う。
【0034】このデータ処理としては、不純物濃度分布
データの深さ方向の範囲指定や、不純物濃度の範囲指
定、不純物濃度分布データの合成、複数の不純物濃度分
布の平均化、スムージング、データの平均化、主観的な
修正等によって、取り込んだ不純物濃度分布データのば
らつきを緩和する。
【0035】不純物濃度分布データの深さ方向の範囲指
定による修正は、SIMS測定等の測定データ(不純物
濃度分布データ)の深さ方向に対する所定範囲を指定す
ることで、シミュレーションパラメータの抽出において
測定データの初期効果部分やテール部分のばらつきを考
慮しないようにするデータ処理である。
【0036】また、不純物濃度の範囲指定による修正
は、SIMS測定等の測定データの濃度に対する所定範
囲を指定することで、シミュレーションパラメータの抽
出において測定データのテール部分等のばらつきを考慮
しないようにするデータ処理である。
【0037】さらに、不純物濃度分布データの合成は、
例えば2つの測定データを部分的に合成するものであ
り、一の測定データにおける深さの浅い部分と、他の測
定データにおける深さの浅い部分以外の部分とを合成す
ることで、測定データの初期効果やばらつきを緩和する
データ処理である。
【0038】また、複数の不純物濃度分布の平均化は、
例えば2つの測定データの平均をとることで処理後デー
タを算出するデータ処理である。これによって、測定誤
差等が緩和する状態となり、シミュレーションパラメー
タの抽出における信頼性が向上することになる。
【0039】また、スムージングは、測定データにノイ
ズが乗っている場合に例えば平均化処理することでスム
ージングを行い、滑らかな処理後データを得るようにし
ている。
【0040】不純物濃度分布データの平均化は、測定デ
ータにおける深さ方向の分解能を粗くすることで平坦化
し、ノイズレベルを低下させるデータ処理である。
【0041】さらに、主観的な修正は、測定データにお
いて経験的に測定誤差が現れることが分かっている部
分、例えば初期効果部分やテール部分をオペレータが自
ら修正するデータ処理である。
【0042】測定データに対してこのようなデータ処理
を施すことにより、SIMS測定等によって得た測定デ
ータのばらつきを緩和することができ、シミュレーショ
ンパラメータの抽出を正確に行うことができるようにな
る。
【0043】このようなデータ処理を行った後、処理後
の不純物濃度分布データに基づき、図1に示すパラメー
タ抽出プログラム3によってDual-Pearson関数のパラメ
ータ抽出を行う。パラメータ抽出は、データ処理後の不
純物濃度分布データより、例えば最小自乗法を用いて行
う。
【0044】抽出されたパラメータは、イオン注入レン
ジ表(シミュレーションパラメータが打ち込みエネルギ
ー、打ち込みドーズ量、打ち込み角度、基板上の膜厚毎
にそれぞれ示されたもの)に反映され、イオン注入レン
ジ表表示部4にて、各パラメータの打ち込みエネルギー
に対する連続性、各パラメータの打ち込みドーズ量に対
する連続性、各パラメータの注入角度に対する連続性、
各パラメータの基板上の膜の膜厚に対する連続性の確認
のため、抽出に用いた不純物濃度分布と抽出したパラメ
ータによる分布形状の一覧の表示と、各パラメータ値と
を表示する。そして、各パラメータの連続性や分布形状
の連続性に問題がある場合には、このパラメータ値の補
間を行う。
【0045】以下、この補間処理を図2〜図3のフロー
チャートに沿って説明する。先ず、ステップS11にお
いて、処理を行うイオン注入レンジ表を選択し、ステッ
プS12において、打ち込みエネルギーによる依存性、
打ち込みドーズ量による依存性、打ち込み角度による依
存性、基板上の膜の膜厚の依存性の中から処理を行う依
存性を選択する。
【0046】次に、ステップS13において、上記選択
されたイオン注入レンジ表による分布形状とそれに対応
した不純物濃度分布とを表示し、選択された依存性につ
いて一致具合を確認する。
【0047】次いで、ステップS14において、選択さ
れたイオン注入レンジ表の各パラメータ(Rp1,σ1 ,
γ1 ,β1 ,Rp2,σ2 ,γ2 ,β2 ,R)を表示し、
各パラメータの連続性を確認する。ステップS15で
は、処理を行うパラメータを選択し、ステップS16に
おいて補間を行う際の基準となるデータを指定する。
【0048】次に、ステップS17において、直線補
間、スプライン補間、関数補間のいずれかの補間方法を
選択し、選択された補間方法によりステップS18〜S
20の各補間を行う。
【0049】補間を行った後は、ステップS21におい
て補間後のシミュレーションパラメータに基づき新しい
イオン注入レンジ表を作成し、図3に示すステップS2
2において、新しいイオン注入レンジ表による分布形状
とそれに対応した不純物濃度分布を表示して、その一致
具合を確認する。
【0050】次いで、ステップS23において再度補間
を行うか否かの判断を行い、行わない場合にはNoとな
って処理を終了し、再度補間を行う場合にはYesとな
ってステップS24へ進む。ステップS24では、補間
のやり直しを行うか否かの判断を行い、行う場合にはス
テップS25において補間前のイオン注入レンジ表を選
択し、ステップS12の依存性の選択へ戻り、以降の処
理を行う。また、補間のやり直しを行わない場合はステ
ップS26において補間後のイオン注入レンジ表を選択
し、ステップS12の依存性の選択へ戻る。
【0051】このステップS12〜S26の処理を繰り
返すことで、打ち込みエネルギーによる依存性、打ち込
みドーズ量による依存性、打ち込み角度による依存性、
基板上の膜の膜厚の依存性に対して各シミュレーション
パラメータの値が連続な分布形状となるイオン注入レン
ジ表を作成できるようになる。
【0052】第1実施形態の不純物シミュレーション装
置では、この補間後のイオン注入レンジ表を図1に示す
イオン注入レンジ表出力部5から不純物シミュレータ6
へ渡す。これによって、各々の依存性に対して高精度な
不純物濃度分布を算出できるようになる。
【0053】図4は第1実施形態における不純物シミュ
レーション装置の他の例を説明するブロック構成図であ
る。この例では、主としてデータベース1’がSIMS
測定7とモンテカルロイオン注入シミュレーション8と
によって構成されている点に特徴がある。
【0054】この不純物シミュレーション装置でも、先
に説明したものと同様に、不純物濃度分布データ処理プ
ログラム2a、打ち込みエネルギーに対して連続な補間
を行うプログラム2b、打ち込みドーズ量に対して連続
な補間を行うプログラム2c、打ち込み角度に対して連
続な補間を行うプログラム2d、基板上の膜の膜厚に対
して連続な補間を行うプログラム2eを備えたデータ処
理プログラム2と、シミュレーションパラメータを抽出
するためのパラメータ抽出プログラム3と、抽出したシ
ミュレーションパラメータを打ち込みエネルギー毎に表
示するイオン注入レンジ表表示部4と、イオン注入レン
ジ表を不純物シミュレータ6に渡すためのイオン注入レ
ンジ表出力部5とを備えている。
【0055】他の例における不純物シミュレーション装
置では、データベース1’をSIMS測定7およびモン
テカルロイオン注入シミュレーション8によって構成す
ることで、パラメータ抽出プログラム3によるパラメー
タ抽出対象の不純物濃度分布データが増えることにな
り、より高精度なパラメータを得ることができ不純物シ
ミュレータ6による高精度の不純物濃度分布の算出を実
現できるようになる。
【0056】次に、本発明の第2実施形態の説明を行
う。図5は第2実施形態における不純物シミュレーショ
ン装置のブロック構成図、図6〜図7は第2実施形態で
適用される不純物シミュレーション方法の主要部である
パラメータ設定プログラムを説明するフローチャートで
ある。
【0057】本実施形態における不純物シミュレーショ
ン方法および不純物シミュレーション装置も第1実施形
態と同様に、主としてコンピュータ(パーソナルコンピ
ュータ、ワークステーション等)による論理形式のプロ
グラム処理で実現するものである。
【0058】第2実施形態では、先に説明した第1実施
形態によって抽出したシミュレーションパラメータを用
いて不純物分布のシミュレーションを行い、その分布形
状に各種依存性に対する連続性を持たせるよう新たなシ
ミュレーションパラメータの設定を行う点に特徴があ
る。
【0059】つまり、シミュレーションパラメータが連
続的となっていても、その与えられたシミュレーション
パラメータ間の注入条件においては与えられたシミュレ
ーションパラメータを用いて補間計算を行っていること
から、不純物分布の形状が連続的に変化しないことがあ
る。第2実施形態では、シミュレーションパラメータ間
に新たなシミュレーションパラメータを設定すること
で、不純物分布の形状が連続的に変化するようにしてい
る。
【0060】先ず、図5に基づいて第2実施形態におけ
る不純物シミュレーション装置を説明する。この不純物
シミュレーション装置は、各注入条件のシミュレーショ
ンパラメータ10を得て、新たな注入条件が追加された
各注入条件のシミュレーションパラメータ30を生成し
て不純物シミュレータ6へ渡すパラメータ設定プログラ
ム20を備えている。
【0061】各注入条件のシミュレーションパラメータ
10としては、先に説明した第1実施形態における不純
物シミュレーション装置および不純物シミュレーション
方法によって得たものを使用する。
【0062】また、パラメータ設定プログラム20は、
各注入条件のシミュレーションパラメータ10につい
て、各依存性におけるパラメータや不純物濃度分布を表
示する表示部20aと、打ち込みエネルギーに対して分
布形状を連続にするシミュレーションパラメータ設定プ
ログラム20bと、打ち込みドーズ量に対して分布形状
を連続にするシミュレーションパラメータ設定プログラ
ム20cと、打ち込み角度に対して分布形状を連続にす
るシミュレーションパラメータ設定プログラム20d
と、基板上の膜厚に対して分布形状を連続にするシミュ
レーションパラメータ設定プログラム20eと、新たに
注入条件が追加された各注入条件のシミュレーションパ
ラメータを出力する出力部20fとを備えている。
【0063】つまり、このパラメータ設定プログラム2
0の表示部20aに各注入条件の変化に対するシミュレ
ーションパラメータや、そのシミュレーションパラメー
タを用いた不純物シミュレータ6による各注入条件の変
化に対する不純物濃度分布を表示させ、その連続性の確
認を行い、連続性が損なわれている場合には、打ち込み
エネルギーに対して分布形状を連続にするシミュレーシ
ョンパラメータ設定プログラム20b、または打ち込み
ドーズ量に対して分布形状を連続にするシミュレーショ
ンパラメータ設定プログラム20c、または打ち込み角
度に対して分布形状を連続にするシミュレーションパラ
メータ設定プログラム20d、または基板上の膜厚に対
して分布形状を連続にするシミュレーションパラメータ
設定プログラム20eによって各注入条件の変化に対し
て不純物濃度分布の形状変化が連続となるよう各注入条
件のシミュレーションパラメータ10の注入条件間に新
たな注入条件のシミュレーションパラメータを設定して
いる。
【0064】このパラメータ設定プログラム20によっ
て、新たな注入条件が追加された各注入条件のシミュレ
ーションパラメータ30が出力され、不純物シミュレー
タ6によって打ち込みエネルギー、打ち込みドーズ量、
打ち込み角度、基板上の膜厚に対して連続的に変化する
不純物濃度分布を精度良く算出できるようになる。
【0065】なお、第2実施形態における不純物シミュ
レーション装置では、第1実施形態と同様に不純物濃度
分布データに基づくシミュレーションパラメータの抽出
で使用する関数として、Dual-Pearson関数を適用してい
る。
【0066】次に、このような装置を用いた不純物シミ
ュレーション方法を説明する。処理の概略としては、先
ず、図5に示す各注入条件のシミュレーションパラメー
タ10をパラメータ設定プログラム20内に取り込む。
【0067】続いて、この取り込んだ各注入条件のシミ
ュレーションパラメータ10に従い、表示部20aにお
いて、打ち込みエネルギー依存性、打ち込みドーズ量依
存性、打ち込み角度依存性、基板上の膜厚依存性におけ
る各シミュレーションパラメータの連続性と、不純物濃
度分布の形状の連続性とを確認し、シミュレーションパ
ラメータの注入条件間において連続性が損なわれている
場合には、その注入条件間に新たな注入条件の追加が必
要な依存性を選択してパラメータ設定処理を行う。
【0068】以下、このパラメータ設定処理を図6〜図
7のフローチャートに沿って説明する。先ず、ステップ
S101において、打ち込みエネルギー依存性、打ち込
みドーズ量依存性、打ち込み角度依存性、基板上の膜厚
依存性の中から処理を行う依存性を選択する。
【0069】次に、ステップS102において、選択さ
れた依存性における各シミュレーションパラメータの連
続性を表示し、次のステップS103において、選択さ
れた依存性における不純物濃度分布の形状を表示し、シ
ミュレーションパラメータの連続性と分布形状の連続性
とを確認する。
【0070】次いで、ステップS104において、追加
する注入条件の入力を行い、ステップS105におい
て、追加する注入条件の前後の注入条件のシミュレーシ
ョンパラメータを用いて補間を行うことにより、追加す
る注入条件のシミュレーションパラメータを求める。
【0071】補間を行った後は、ステップS106にお
いて各シミュレーションパラメータの連続性を表示し、
ステップS107において不純物濃度分布の形状の連続
性を確認する。
【0072】次に、ステップS108において、分布形
状の不連続性の原因となるシミュレーションパラメータ
を選択し、ステップS109においてそのシミュレーシ
ョンパラメータの変更を行い、ステップS110で各シ
ミュレーションパラメータの連続性を確認し、さらにス
テップS111において不純物濃度分布の形状の連続性
を確認する。
【0073】すなわち、先のステップS105において
行った補間計算でシミュレーションパラメータを得た場
合、その補間で得たシミュレーションパラメータを用い
て各注入条件での不純物濃度分布を生成すると、必ずし
も分布形状の連続性を満足しない場合がある。ステップ
S108〜ステップS110では、この分布形状が連続
性を満たすようシミュレーションパラメータの変更を行
う。
【0074】次いで、ステップS112において、再度
シミュレーションパラメータの変更を行うか否かの判断
を行い、行わない場合にはNoとなってステップS11
3へ進み、行う場合にはYesとなってステップS10
9へ進んでシミュレーションパラメータの変更および以
降の処理を行う。
【0075】ステップS113では、他のシミュレーシ
ョンパラメータの変更を行うか否かを判断を行う。行わ
ない場合にはNoとなってステップS114へ進み、行
う場合にはYesとなってステップS108へ進んで調
整を行うシミュレーションパラメータの選択および以降
の処理を行う。
【0076】ステップS114では、他に注入条件の追
加をするか否かの判断を行う。追加しない場合はNoと
なってステップS115へ進み、追加する場合はステッ
プS104へ進んで追加する注入条件の入力および以降
の処理を行う。
【0077】ステップS115では、他の依存性におけ
る調整を行うか否かの判断を行い、行う場合にはYes
となってステップS101へ戻って依存性の選択以降の
処理を行う。また、他の依存性における調整を行わない
場合にはNoとなって処理を終了する。
【0078】このステップS101〜S115の処理を
繰り返すことで、打ち込みエネルギーによる依存性、打
ち込みドーズ量による依存性、打ち込み角度による依存
性、基板上の膜の膜厚による依存性に対して不純物濃度
分布の形状が連続的に変化する各注入条件でのシミュレ
ーションパラメータを得ることができるようになる。
【0079】第2実施形態の不純物シミュレーション装
置では、各依存性において不純物濃度分布の形状が連続
となるような新たな注入条件が追加された各注入条件の
シミュレーションパラメータ30(図1参照)を不純物
シミュレータ6へ渡すようになり、各依存性に対して高
精度な不純物濃度分布を算出できるようになる。
【0080】図8は第2実施形態における不純物シミュ
レーション装置の他の例を説明するブロック構成図であ
る。この例では、主として各注入条件のシミュレーショ
ンパラメータ10に、実測(SIMS測定等)やモンテ
カルロイオン注入シミュレータ等より求められたシミュ
レーションパラメータ50から新たに追加できる構成と
なっている。
【0081】この不純物シミュレーション装置でも、先
に説明したものと同様に、各注入条件のシミュレーショ
ンパラメータ10を得て、新たな注入条件が追加された
各注入条件のシミュレーションパラメータ30を生成し
て不純物シミュレータ6へ渡すパラメータ設定プログラ
ム20を備えている。
【0082】また、パラメータ設定プログラム20は、
各注入条件のシミュレーションパラメータ10につい
て、各依存性におけるパラメータや不純物濃度分布を表
示する表示部20aと、打ち込みエネルギーに対して分
布形状を連続にするシミュレーションパラメータ設定プ
ログラム20bと、打ち込みドーズ量に対して分布形状
を連続にするシミュレーションパラメータ設定プログラ
ム20cと、打ち込み角度に対して分布形状を連続にす
るシミュレーションパラメータ設定プログラム20d
と、基板上の膜厚に対して分布形状を連続にするシミュ
レーションパラメータ設定プログラム20eと、新たに
注入条件が追加された各注入条件のシミュレーションパ
ラメータを出力する出力部20fとを備えている。
【0083】他の例における不純物シミュレーション装
置では、パラメータ設定プログラム20において、新た
な注入条件の追加を行うにあたり、実測(SIMS測定
等)やモンテカルロイオン注入シミュレータ等より求め
られたシミュレーションパラメータ50を用いて追加で
きるようになっている。
【0084】すなわち、表示部20aに表示される各注
入条件の変化に対するシミュレーションパラメータや、
そのシミュレーションパラメータを用いた不純物シミュ
レータ6による不純物濃度分布が連続性を損なっている
場合、先に説明したように依存性の選択を行い、新たな
注入条件を追加してそのシミュレーションパラメータの
変更を行うが、この際、実測(SIMS測定等)やモン
テカルロイオン注入シミュレータ等より求められたシミ
ュレーションパラメータ50を用いて追加を行うこと
で、新たな注入条件が追加された各注入条件のシミュレ
ーションパラメータ30として、SIMS測定等の実測
やモンテカルロイオン注入シミュレータから得られたシ
ミュレーションパラメータを反映させることができ、注
入条件の範囲の拡大およびシミュレーションパラメータ
の高精度化を図ることが可能となる。
【0085】なお、上記説明した各実施形態では、パラ
メータ抽出の対象となる不純物濃度分布データをSIM
S測定、モンテカルロイオン注入シミュレーションによ
り得ることを説明したが、他の方法による測定や他の方
法によるシミュレーションから得るようにしても同様で
ある。また、本実施形態では、不純物シミュレータ6で
用いる関数としてDual-Pearson関数を例として説明した
が、これ以外の関数であっても同様である。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の不純物シ
ミュレーション方法および不純物シミュレーション装置
によれば次のような効果がある。すなわち、本発明で
は、SIMS測定等によって得られた不純物濃度分布デ
ータから抽出したシミュレーションパラメータを打ち込
みドーズ量、打ち込み角度、基板上の膜の膜厚、打ち込
みエネルギーに対して連続な値にすることができるた
め、算出される不純物濃度分布も打ち込みエネルギー、
打ち込みドーズ量、打ち込み角度、基板上の膜の膜厚に
対して高精度に連続したものを得ることが可能となる。
【0087】また、シミュレーションパラメータの補間
によって生じた各依存性に対する不純物濃度分布の形状
の不連続性を解消することができ、生成する不純物濃度
分布の形状も打ち込みドーズ量、打ち込み角度、基板上
の膜の膜厚、打ち込みエネルギーに対して高精度に連続
したものを得ることが可能となる。
【0088】これによって、不純物の打ち込みドーズ
量、打ち込み角度、基板上の膜の膜厚、打ち込みエネル
ギーを変化させた際の不純物濃度分布シミュレーション
の精度を向上でき、半導体素子の設計に寄与することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における不純物シミュレーション
装置を説明するブロック構成図である。
【図2】第1実施形態における不純物シミュレーション
方法を説明するフローチャート(その1)である。
【図3】第1実施形態における不純物シミュレーション
方法を説明するフローチャート(その2)である。
【図4】第1実施形態の他の例における不純物シミュレ
ーション装置を説明するブロック構成図である。
【図5】第2実施形態における不純物シミュレーション
装置を説明するブロック構成図である。
【図6】第2実施形態における不純物シミュレーション
方法を説明するフローチャート(その1)である。
【図7】第2実施形態における不純物シミュレーション
方法を説明するフローチャート(その2)である。
【図8】第2実施形態の他の例における不純物シミュレ
ーション装置を説明するブロック構成図である。
【符号の説明】
1…データベース、2…データ処理プログラム、2a…
不純物濃度分布データ処理プログラム、2b…打ち込み
エネルギーに対して連続な補間を行うプログラム、2c
…打ち込みドーズ量に対して連続な補間を行うプログラ
ム、2d…打ち込み角度に対して連続な補間を行うプロ
グラム、2e…基板上の膜の膜厚に対して連続な補間を
行うプログラム、3…パラメータ抽出プログラム、4…
イオン注入レンジ表表示部、5…イオン注入レンジ表出
力部、6…不純物シミュレータ、10…各注入条件のシ
ミュレーションパラメータ、20…パラメータ設定プロ
グラム、20a…表示部、20b…打ち込みエネルギー
に対して分布形状を連続にするシミュレーションパラメ
ータ設定プログラム、20c…打ち込みドーズ量に対し
て分布形状を連続にするシミュレーションパラメータ設
定プログラム、20d…打ち込み角度に対して分布形状
を連続にするシミュレーションパラメータ設定プログラ
ム、20e…基板上の膜厚に対して分布形状を連続にす
るシミュレーションパラメータ設定プログラム、20f
…出力部、30…新たな注入条件が追加された各注入条
件のシミュレーションパラメータ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板への打ち込みドーズ量に応じた基板
    深さに対する不純物濃度分布データに基づき所定のシミ
    ュレーションパラメータを抽出し、該シミュレーション
    パラメータを用いて基板深さに対する不純物濃度分布を
    算出する不純物シミュレーション方法であって、 先ず、前記不純物濃度分布データに基づきシミュレーシ
    ョンパラメータを抽出し、 次に、抽出した前記シミュレーションパラメータが前記
    打ち込みドーズ量に対して連続的な値となるようなデー
    タ処理を行い、 次いで、データ処理後のシミュレーションパラメータを
    用いて基板深さに対する不純物濃度分布を算出すること
    を特徴とする不純物シミュレーション方法。
  2. 【請求項2】 前記シミュレーションパラメータが前記
    打ち込みドーズ量に対して連続的な値となるようなデー
    タ処理を行った後、そのデータ処理後のシミュレーショ
    ンパラメータによって算出する前記不純物濃度分布の形
    状が前記打ち込みドーズ量に対して連続的に変化するよ
    う新たなシミュレーションパラメータを設定することを
    特徴とする請求項1記載の不純物シミュレーション方
    法。
  3. 【請求項3】 基板への打ち込み角度に応じた基板深さ
    に対する不純物濃度分布データに基づき所定のシミュレ
    ーションパラメータを抽出し、該シミュレーションパラ
    メータを用いて基板深さに対する不純物濃度分布を算出
    する不純物シミュレーション方法であって、 先ず、前記不純物濃度分布データに基づきシミュレーシ
    ョンパラメータを抽出し、 次に、抽出した前記シミュレーションパラメータが前記
    打ち込み角度に対して連続的な値となるようなデータ処
    理を行い、 次いで、データ処理後のシミュレーションパラメータを
    用いて基板深さに対する不純物濃度分布を算出すること
    を特徴とする不純物シミュレーション方法。
  4. 【請求項4】 前記シミュレーションパラメータが前記
    打ち込み角度に対して連続的な値となるようなデータ処
    理を行った後、そのデータ処理後のシミュレーションパ
    ラメータによって算出する前記不純物濃度分布の形状が
    前記打ち込み角度に対して連続的に変化するよう新たな
    シミュレーションパラメータを設定することを特徴とす
    る請求項3記載の不純物シミュレーション方法。
  5. 【請求項5】 基板上に該基板と異なる材質の膜が存在
    し、該膜の膜厚に応じた基板深さに対する不純物濃度分
    布データに基づき所定のシミュレーションパラメータを
    抽出し、該シミュレーションパラメータを用いて基板深
    さに対する不純物濃度分布を算出する不純物シミュレー
    ション方法であって、 先ず、前記不純物濃度分布データに基づきシミュレーシ
    ョンパラメータを抽出し、 次に、抽出した前記シミュレーションパラメータが前記
    基板と異なる材質の膜の膜厚に対して連続的な値となる
    ようなデータ処理を行い、 次いで、データ処理後のシミュレーションパラメータを
    用いて基板深さに対する不純物濃度分布を算出すること
    を特徴とする不純物シミュレーション方法。
  6. 【請求項6】 前記シミュレーションパラメータが前記
    基板と異なる材質の膜の膜厚に対して連続的な値となる
    ようなデータ処理を行った後、そのデータ処理後のシミ
    ュレーションパラメータによって算出する前記不純物濃
    度分布の形状が前記基板と異なる材質の膜の膜厚に対し
    て連続的に変化するよう新たなシミュレーションパラメ
    ータを設定することを特徴とする請求項5記載の不純物
    シミュレーション方法。
  7. 【請求項7】 基板への打ち込みエネルギーに応じた基
    板深さに対する不純物濃度分布データに基づき所定のシ
    ミュレーションパラメータを抽出し、該シミュレーショ
    ンパラメータを用いて基板深さに対する不純物濃度分布
    を算出する不純物シミュレーション方法であって、 先ず、前記不純物濃度分布データに基づきシミュレーシ
    ョンパラメータを抽出し、 次に、抽出した前記シミュレーションパラメータが前記
    打ち込みエネルギーに対して連続的な値となるようなデ
    ータ処理を行い、 次いで、データ処理後のシミュレーションパラメータを
    用いて基板深さに対する不純物濃度分布を算出すること
    を特徴とする不純物シミュレーション方法。
  8. 【請求項8】 前記シミュレーションパラメータが前記
    打ち込みエネルギーに対して連続的な値となるようなデ
    ータ処理を行った後、そのデータ処理後のシミュレーシ
    ョンパラメータによって算出する前記不純物濃度分布の
    形状が前記打ち込みエネルギーに対して連続的に変化す
    るよう新たなシミュレーションパラメータを設定するこ
    とを特徴とする請求項7記載の不純物シミュレーション
    方法。
  9. 【請求項9】 基板への打ち込みドーズ量に応じた基板
    深さに対する不純物濃度分布データに基づき所定のシミ
    ュレーションパラメータを抽出し、該シミュレーション
    パラメータを用いて基板深さに対する不純物濃度分布を
    算出する不純物シミュレーション装置であって、 前記基板深さに対する不純物濃度分布データに基づき所
    定のシミュレーションパラメータを抽出する抽出手段
    と、 前記シミュレーションパラメータが前記打ち込みドーズ
    量に対して連続的な値となるようデータ処理を行うデー
    タ補間手段と、 前記連続的な値となったシミュレーションパラメータを
    用いて不純物の振る舞いまたは最終的な基板深さに対す
    る不純物濃度分布を見積もる算出手段とを備えているこ
    とを特徴とする不純物シミュレーション装置。
  10. 【請求項10】 前記データ補間手段によるデータ処理
    後のシミュレーションパラメータによって算出する前記
    不純物濃度分布の形状が前記打ち込みドーズ量に対して
    連続的に変化するよう新たなシミュレーションパラメー
    タを設定するパラメータ設定手段を備えていることを特
    徴とする請求項9記載の不純物シミュレーション装置。
  11. 【請求項11】 基板への打ち込み角度に応じた基板深
    さに対する不純物濃度分布データに基づき所定のシミュ
    レーションパラメータを抽出し、該シミュレーションパ
    ラメータを用いて不純物の振る舞いまたは基板深さに対
    する不純物濃度分布を算出する不純物シミュレーション
    装置であって、 前記基板深さに対する不純物濃度分布データに基づき所
    定のシミュレーションパラメータを抽出する抽出手段
    と、 前記シミュレーションパラメータが前記打ち込み角度に
    対して連続的な値となるようデータ処理を行うデータ補
    間手段と、 前記連続的な値となったシミュレーションパラメータを
    用いて不純物の振る舞いまたは最終的な基板深さに対す
    る不純物濃度分布を見積もる算出手段とを備えているこ
    とを特徴とする不純物シミュレーション装置。
  12. 【請求項12】 前記データ補間手段によるデータ処理
    後のシミュレーションパラメータによって算出する前記
    不純物濃度分布の形状が前記打ち込み角度に対して連続
    的に変化するよう新たなシミュレーションパラメータを
    設定するパラメータ設定手段を備えていることを特徴と
    する請求項11記載の不純物シミュレーション装置。
  13. 【請求項13】 基板上に該基板と異なる材質の膜が存
    在し、該膜の膜厚に応じた基板深さに対する不純物濃度
    分布データに基づき所定のシミュレーションパラメータ
    を抽出し、該シミュレーションパラメータを用いて不純
    物の振る舞いまたは基板深さに対する不純物濃度分布を
    算出する不純物シミュレーション装置であって、 前記基板深さに対する不純物濃度分布データに基づき所
    定のシミュレーションパラメータを抽出する抽出手段
    と、 前記シミュレーションパラメータが前記膜の膜厚に対し
    て連続的な値となるようデータ処理を行うデータ補間手
    段と、 前記連続的な値となったシミュレーションパラメータを
    用いて不純物の振る舞いまたは最終的な基板深さに対す
    る不純物濃度分布を見積もる算出手段とを備えているこ
    とを特徴とする不純物シミュレーション装置。
  14. 【請求項14】 前記データ補間手段によるデータ処理
    後のシミュレーションパラメータによって算出する前記
    不純物濃度分布の形状が前記膜の膜厚に対して連続的に
    変化するよう新たなシミュレーションパラメータを設定
    するパラメータ設定手段を備えていることを特徴とする
    請求項13記載の不純物シミュレーション装置。
  15. 【請求項15】 基板への打ち込みエネルギーに応じた
    基板深さに対する不純物濃度分布データに基づき所定の
    シミュレーションパラメータを抽出し、該シミュレーシ
    ョンパラメータを用いて基板深さに対する不純物濃度分
    布を算出する不純物シミュレーション装置であって、 前記基板深さに対する不純物濃度分布データに基づき所
    定のシミュレーションパラメータを抽出する抽出手段
    と、 前記シミュレーションパラメータが前記打ち込みエネル
    ギーに対して連続的な値となるようデータ処理を行うデ
    ータ補間手段と、 前記連続的な値となったシミュレーションパラメータを
    用いて不純物の振る舞いまたは最終的な基板深さに対す
    る不純物濃度分布を見積もる算出手段とを備えているこ
    とを特徴とする不純物シミュレーション装置。
  16. 【請求項16】 前記データ補間手段によるデータ処理
    後のシミュレーションパラメータによって算出する前記
    不純物濃度分布の形状が前記打ち込みエネルギーに対し
    て連続的に変化するよう新たなシミュレーションパラメ
    ータを設定するパラメータ設定手段を備えていることを
    特徴とする請求項15記載の不純物シミュレーション装
    置。
JP25017297A 1997-04-09 1997-09-16 不純物シミュレーション方法および不純物シミュレーション装置 Pending JPH10340861A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25017297A JPH10340861A (ja) 1997-04-09 1997-09-16 不純物シミュレーション方法および不純物シミュレーション装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9-90400 1997-04-09
JP9040097 1997-04-09
JP25017297A JPH10340861A (ja) 1997-04-09 1997-09-16 不純物シミュレーション方法および不純物シミュレーション装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10340861A true JPH10340861A (ja) 1998-12-22

Family

ID=26431885

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25017297A Pending JPH10340861A (ja) 1997-04-09 1997-09-16 不純物シミュレーション方法および不純物シミュレーション装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10340861A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007311444A (ja) * 2006-05-17 2007-11-29 Keio Gijuku イオン照射効果評価方法、プロセスシミュレータ及びデバイスシミュレータ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007311444A (ja) * 2006-05-17 2007-11-29 Keio Gijuku イオン照射効果評価方法、プロセスシミュレータ及びデバイスシミュレータ
US7800053B2 (en) * 2006-05-17 2010-09-21 Keio University Method of evaluating ion irradiation effect, process simulator and device simulator

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20190332629A1 (en) Apparatus, method, and computer-readable medium for cue point generation
JP2007307602A (ja) 鋳造部品特性推定装置
JP2011113291A (ja) 半導体装置の動作シミュレーション方法、測定データ取得方法、及び回路設計方法
JPH10340861A (ja) 不純物シミュレーション方法および不純物シミュレーション装置
JP3102556B2 (ja) イオン注入シミュレーション方法
JP4576497B2 (ja) 信頼水準、試験時間及び選択性に応じて装置のエラー率berを試験する方法
JPH10189472A (ja) 半導体不純物シミュレーション方法および装置
US8589138B2 (en) On-the-fly improvement of certainty of statistical estimates in statistical design, with corresponding visual feedback
US20110156725A1 (en) Calculating A Parasitic Capacitance of an Oscillator Circuit
JP3707807B2 (ja) 不純物シミュレーション方法
JP2002502107A (ja) トランジスタ・モデル改善方法およびシステム
JPH08136482A (ja) 不純物分布導出装置
JP4629317B2 (ja) イオン注入による不純物濃度分布を表現するパラメータの抽出方法及び抽出プログラム
JP3952600B2 (ja) 半導体製造工程における露光条件決定方法及び露光条件決定装置
KR100194674B1 (ko) 반도체 제조공정의 테스트 스펙의 마진율 설정방법
JPH11307469A (ja) イオン注入シミュレーション方法
Jankovic Estimation of correction for room impulse response truncation by applying nonlinear decay model
JP3071875B2 (ja) Icテスト装置
CN114117769A (zh) 一种供电可靠性精益管理偏差度分析方法与系统
Vodotyka et al. Using Monte-Carlo Simulation For Estimation Of Coefficients of Calibration Dependencies
JPH1041365A (ja) 高精度不純物濃度プロファイル測定方法および測定システム
JP2003272981A (ja) 半導体シミュレーション装置および方法
JPH10321485A (ja) モデルパラメータのキャリブレーション方法およびキャリブレーション装置
CN114815520A (zh) 一种用于opc模型验证的参数自动寻优方法及系统
JPH0979964A (ja) 硬さ試験機における硬さ算出方法