JPH10340065A - 画像処理lsi,及びその調整方法 - Google Patents

画像処理lsi,及びその調整方法

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JPH10340065A
JPH10340065A JP9151326A JP15132697A JPH10340065A JP H10340065 A JPH10340065 A JP H10340065A JP 9151326 A JP9151326 A JP 9151326A JP 15132697 A JP15132697 A JP 15132697A JP H10340065 A JPH10340065 A JP H10340065A
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JP
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video signal
field
test video
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luminance
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JP9151326A
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English (en)
Inventor
Takehisa Hirano
雄久 平野
Katsuhiro Nakai
勝博 中井
Haruko Kubota
晴子 窪田
Hideaki Kawamura
秀昭 川村
Kazuo Ohira
一雄 大平
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部にテスト映像信号源を必要としない画像
処理LSI、及び疑似輪郭状のノイズの解析が容易な画
像処理LSIの調整方法を提供する。 【解決手段】 入力される映像信号を、パラメータに従
って、1フィールド毎に2値の輝度を有する所定数のサ
ブフィールドに分割して変換し、サブフィールド信号と
して外部に出力するサブフィールド処理手段6と、その
1フィールドの画素の輝度が、水平方向に対し最小レベ
ルから最大レベルまでの間で1画素毎に1単位ずつ増加
するランプ波形状に変化するようなテスト映像信号を出
力するテスト映像信号発生手段4と、外部から入力され
る映像信号と上記テスト映像信号発生手段4から出力さ
れるテスト映像信号とを切り換えてサブフィールド処理
手段6に入力する切換手段5とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レイパネル(以下PDP(Plasma Display Panel)と略
記する)などの2値のみの輝度を持つ画像表示装置上
に、サブフィールド法を用いて、中間階調を持つ動画像
を表示するために、入力映像信号をサブフィールド変換
する画像処理LSI,及びその調整方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の画像処理LSIの構成及
びその使用状態を示すブロック図である。図3におい
て、101はテスト映像信号源としての外部テスト映像
信号発生器、2は外部映像信号源、102は外部テスト
映像信号発生器101から出力されるテスト映像信号と
外部映像信号源2から出力される映像信号とを切り替え
て出力する外部切換スイッチ、3はサブフィールドの重
みづけや発光順序を指定するパラメータを入力するため
のパラメータ入力端子、6は外部切換スイッチ102か
ら出力される映像信号又はテスト映像信号を、パラメー
タ入力端子3から入力されるパラメータに従ってサブフ
ィールド変換し、サブフィールド信号として出力するサ
ブフィールド処理回路、10はプラズマディスプレイパ
ネル(以下PDPと略記する)、7,8,及び9はサブ
フィールド処理回路6から出力されるサブフィールド信
号に従ってPDP10を駆動する駆動素子である。
【0003】11はサブフィールド処理回路6から構成
される画像処理LSIとしてのサブフィールドLSIで
ある。また、PDP10は、2値のみの輝度を有するも
のである。また、外部テスト映像信号発生器101は、
一般の動画像からなる映像信号を出力するものである。
【0004】次に、このように構成された画像処理LS
Iの動作を説明する。使用時には、外部切換スイッチ1
02を外部映像信号源2側に切り換える。これにより、
外部映像信号源2から出力された映像信号は、外部切換
スイッチ102を経て、サブフィールド処理回路6に入
力される。この入力を受け、サブフィールド処理回路6
は、該入力された映像信号を、パラメータ入力端子3か
ら入力されるパラメータに従って、1フィールド毎に、
2値の輝度を有する所定数のサブフィールドに時間的に
分割し、かつ該分割した所定数のサブフィールドの映像
を時間的に重ねて得られる1フィールドの各画素の表示
時間が上記映像信号の1フィールドの各画素の輝度に対
応するようにして変換し、これをサブフィールド信号と
して出力する。この際に、上記入力されたパラメータに
従って、分割した各サブフィールドの重みづけ及び発光
の順序付けを行うとともに、PDP10の仕様に従った
形式に変換する。上記出力を受け、駆動素子7,8,及
び9は、該出力されたサブフィールド信号に従ってPD
P10を駆動する。これにより、PDP10上に、サブ
フィールド信号に従って、画像が、1フィールド毎に、
上記所定数のサブフィールドが上記重みづけ及び発光の
順序でもって、時間的に重ねられるようにして表示され
る。その結果、PDP10に表示される画像は、1フィ
ールドの各画素の表示時間が、上記映像信号の1フィー
ルドの各画素の輝度に対応するものとなり、該映像信号
の中間階調に対応する中間階調を有するものとなる。
【0005】次に、画像処理LSIを調整するには、外
部切換スイッチ102を外部テスト映像信号発生器10
1側に切り換える。これにより、外部テスト映像信号発
生器101から出力されたテスト映像信号がサブフィー
ルド処理回路6へ入力され、サブフィールド信号に変換
され、該サブフィールド信号に従った画像がPDP10
上に表示される。これにより、外部テスト映像信号発生
器101が発生する画像をPDP10上にて観測するこ
とができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
のように、2値のみの輝度を持つPDPなどの画像表示
装置上に、それぞれ重みづけられた複数の2値の画像を
時間的に重ねるサブフィールド法を用いて、中間階調を
持つ動画像を表示する場合、動画像に対して独特の疑似
輪郭状のノイズが見られ画質が劣化する。そこで上記疑
似輪郭状のノイズを抑制するため、パラメータ端子3か
ら入力するパラメータを用いて、各サブフィールドの重
みづけや発光順序を調整する必要がある。
【0007】しかしながら、上記従来例の構成では、疑
似輪郭状のノイズが目立たないように各サブフィールド
の重みづけや発光順序を調整する際に、動画像を発生で
きる外部テスト映像信号発生器101が、サブフィール
ドLSI11の外部に必要となるという問題を有してい
る。
【0008】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたもので、外部にテスト映像信号源を必要としない
画像処理LSI、及び疑似輪郭状のノイズの解析が容易
な画像処理LSIの調整方法を提供することを目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)に係
る画像処理LSIは、外部から入力される映像信号を、
2値の輝度を有する画像表示装置で画像再生することが
可能なサブフィールド信号に変換する画像処理LSIで
あって、入力される映像信号を、外部から入力される変
換内容を指示するパラメータに従って、1フィールド毎
に、2値の輝度を有する所定数のサブフィールドに時間
的に分割し、かつ該分割した所定数のサブフィールドの
映像を時間的に重ねて得られる1フィールドの各画素の
表示時間が上記映像信号の1フィールドの各画素の輝度
に対応するようにして変換し、これをサブフィールド信
号として外部に出力するサブフィールド処理手段と、上
記サブフィールド信号を、上記2値の輝度を有する画像
表示装置で画像再生したとき、上記パラメータが不適切
であるために生じる疑似輪郭状のノイズを検出するため
のテスト映像信号を出力するテスト映像信号発生手段
と、上記外部から入力される映像信号と上記テスト映像
信号発生手段から出力されるテスト映像信号とを切り換
えて上記サブフィールド処理手段に入力する切換手段と
を備えたものである。
【0010】本発明(請求項2)に係る画像処理LSI
は、上記画像処理LSI(請求項1)において、上記テ
スト映像信号発生手段は、その1フィールドの画素の輝
度が、水平方向に対し最小レベルから最大レベルまでの
間で1画素毎に1単位ずつ増加するランプ波形状に変化
し、かつ該ランプ波形は1フィールド進む毎にフィール
ドの水平方向に移動するものであるようなテスト映像信
号を出力するものであるようにしたものである。
【0011】本発明(請求項3)に係る画像処理LSI
は、上記画像処理LSI(請求項2)において、上記テ
スト映像信号発生手段は、外部から上記ランプ波形のフ
ィールドに対する移動速度を指示するための画素数Nが
入力されると、上記テスト映像信号を、上記ランプ波形
が、1フィールド進む毎にフィールドの水平方向にN画
素移動するものであるようにするものである。
【0012】本発明(請求項4)に係る画像処理LSI
は、上記画像処理LSI(請求項3)において、上記テ
スト映像信号発生手段は、上記外部から入力される画素
数Nの正負に応じて、上記ランプ波形の、1フィールド
進む毎のフィールドの水平方向における移動方向を設定
するものであるようにしたものである。
【0013】本発明(請求項5)に係る画像処理LSI
の調整方法は、外部から入力される映像信号を、2値の
輝度を有する画像表示装置で画像再生するために、外部
から入力される変換内容を指示するパラメータに従っ
て、1フィールド毎に2値の輝度を有する所定数のサブ
フィールドに時間的に分割し、かつ該分割した所定数の
サブフィールドの映像を時間的に重ねて得られる1フィ
ールドの各画素の表示時間が上記映像信号の1フィール
ドの各画素の輝度に対応するようにして変換する画像処
理LSIの調整方法であって、その1フィールドの画素
の輝度が、水平方向に対し1画素毎に1単位ずつ増加す
るランプ波形状に変化し、かつ該ランプ波形は1フィー
ルド進む毎にフィールドの水平方向に移動するものであ
るようなテスト映像信号を上記画像処理LSIに入力
し、上記画像処理LSIから出力されるサブフィールド
信号を、上記2値の輝度を有する画像表示装置で画像再
生して、上記パラメータが不適切であるために生じる疑
似輪郭状のノイズを検出し、該検出した疑似輪郭状のノ
イズを、上記パラメータを調整することにより抑制する
ようにしているものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は、本発明の実施の形態1による画
像処理LSIの構成,及びその使用状態を示すブロック
図である。図1において、11は、画像処理LSIとし
てのサブフィールドLSI、2は外部映像信号源、10
は2値の輝度を有するPDP、7,8,及び9はサブフ
ィールドLSI11から出力されるサブフィールド信号
に従ってPDP10を駆動する駆動素子である。
【0015】サブフィールドLSI11は、モードコン
トロール端子1,パラメータ入力端子3,テスト映像信
号発生回路(テスト映像信号発生手段)4,切換スイッ
チ(切換手段)5,及びサブフィールド処理回路(サブ
フィールド処理手段)6で構成されている。
【0016】モードコントロール端子1は、テスト映像
信号のランプ波形の移動速度,及び移動方向を設定する
ための移動画素数Nを入力するためのものである。パラ
メータ入力端子3は、サブフィールドの重みづけや発光
順序を指定するパラメータを入力するためのものであ
る。テスト映像信号発生回路4は、モードコントロール
端子1から入力される画素数Nに応じて、後述するフィ
ールドの輝度を水平方向にランプ波形状に変化せしめて
なるテスト映像信号を出力する。
【0017】切換スイッチ5は、テスト映像信号発生器
101から出力されるテスト映像信号発生回路と外部映
像信号源2から出力される映像信号とを切り替えて出力
する。6は切換スイッチ5から出力される映像信号又は
テスト映像信号を、パラメータ入力端子3から入力され
るパラメータに従ってサブフィールド変換し、サブフィ
ールド信号として出力する。
【0018】図2は、映像信号発生回路4が発生するテ
スト映像信号の、1フィールドの水平方向における画素
の輝度の変化を示すグラフ図であって、図2(a) はラン
プ波形を図面左方向に移動せしめるようなテスト映像信
号を示す図、図2(b) はランプ波形を図面右方向に移動
せしめるようなテスト映像信号を示す図である。
【0019】図において、横軸は、1フィールドの1水
平走査期間内の画素(本映像信号が画像表示装置上に画
像表示される際の1水平走査線上に位置する画素、本実
施の形態1では、図示するように640画素としてい
る)を示し、縦軸は、輝度(本実施の形態1では、図示
するように、例えば0レベルから255レベルまでの2
56階調としている)を示しており、テスト映像信号の
1フィールドの画素の輝度は、水平方向に対し0レベル
から255レベルまでの間で1画素毎に1単位ずつ増加
するランプ波形状に変化するものとなっている。
【0020】そして、モードコントロール端子1から入
力される移動画素数が正の値であるN(N>0)である
と、テスト映像信号発生回路4は、図2(a) の上段に示
すあるフィールド(第1フィールド)におけるランプ波
形に対し、図2(a) の下段に示す次のフィールド(第2
フィールド)におけるランプ波形が、水平走査期間内に
おける最初の画素の輝度がNレベル増加し、それにより
全体が図面左方向にN画素分だけ移動するテスト映像信
号を出力する。
【0021】一方、モードコントロール端子1から入力
される移動画素数が負の値である−N(N>0)である
と、テスト映像信号発生回路4は、図2(b) の上段に示
すあるフィールド(第1フィールド)におけるランプ波
形に対し、図2(b) の下段に示す次のフィールド(第2
フィールド)におけるランプ波形が、水平走査期間内に
おける最初の画素の輝度がNレベル減少し(図では0−
N=256−Nとなっている)、それにより全体が図面
右方向にN画素分だけ移動するテスト映像信号を出力す
る。
【0022】次に、以上のように構成された画像処理L
SIの動作を図1,2を用いて説明する。使用時には、
選択端子(図示せず)から選択信号を入力することによ
り、切換スイッチ5を外部映像信号源2側に切り換え
る。これにより、外部映像信号源2から出力された映像
信号は、外部切換スイッチ102を経て、サブフィール
ド処理回路6に入力される。この入力を受け、サブフィ
ールド処理回路6は、該入力された映像信号を、パラメ
ータ入力端子3から入力されるパラメータに従って、1
フィールド毎に、2値の輝度を有する所定数のサブフィ
ールドに時間的に分割し、かつ該分割した所定数のサブ
フィールドの映像を時間的に重ねて得られる1フィール
ドの各画素の表示時間が上記映像信号の1フィールドの
各画素の輝度に対応するようにして変換し、これをサブ
フィールド信号として出力する。この際に、上記入力さ
れたパラメータに従って、分割した各サブフィールドの
重みづけ及び発光の順序付けを行うとともに、PDP1
0の仕様に従った形式に変換する。上記出力を受け、駆
動素子7,8,及び9は、該出力されたサブフィールド
信号に従ってPDP10を駆動する。これにより、PD
P10上に、サブフィールド信号に従って、画像が、1
フィールド毎に、上記所定数のサブフィールドが上記重
みづけ及び発光の順序でもって、時間的に重ねられるよ
うにして表示される。その結果、PDP10に表示され
る画像は、1フィールドの各画素の表示時間が、上記映
像信号の1フィールドの各画素の輝度に対応するものと
なり、該映像信号の中間階調に対応する中間階調を有す
るものとなる。
【0023】次に、画像処理LSIを調整するには、選
択端子から選択信号を入力することにより、切換スイッ
チ5をテスト映像信号発生回路4側に切り換える。次い
で、モードコントロール端子1からある移動画素数を入
力し、テスト映像信号発生回路4をオンする。すると、
テスト映像信号発生回路4から出力されたテスト映像信
号がサブフィールド処理回路6へ入力され、サブフィー
ルド信号に変換され、該サブフィールド信号に従った画
像がPDP10上に表示される。これにより、テスト映
像信号回路4が発生するテスト映像信号に従った画像を
PDP10上にて観測することができる。そして、この
際に疑似輪郭状のノイズが発生していれば、パラメータ
端子3に入力するパラメータを用いて、該疑似輪郭状の
ノイズの発生を抑制するよう、サブフィールドの重みづ
けや発光順序を調整する。
【0024】ここで、上記観測される画像は、図2に示
すテスト映像信号の輝度のランプ波形に対応して、明度
が水平方向に連続的に変化する縦縞模様(以下、ランプ
状の縦縞模様と記載する)のものとなり、かつこのラン
プ状の縦縞模様が上記ある移動画素数に応じた速度で水
平方向に移動するものとなる。このため、動画に特有の
疑似輪郭状のノイズがどの輝度レベルで発生するかを特
定することができ、かつ表示される画像が単純なランプ
状の縦縞模様であるので、疑似輪郭状のノイズの解析が
容易となる。
【0025】次に、この際に、モードコントロール端子
1に入力する移動画素数を変化させると、テスト映像信
号のランプ波形及びそれに対応するランプ状の縦縞模様
は以下のように移動する。すなわち、モードコントロー
ル端子1から入力する移動画素数Nの値が正(N>0)
の場合には、図2(a) に示すように、ランプ波形に対応
するランプ状の縦縞模様は、PDP10上で右から左へ
移動する。モードコントロール端子1から入力する移動
画素数Nの値が負(N<0)の場合には、図2(b) に示
すように、ランプ波形に対応するランプ状の縦縞模様
は、PDP10上で左から右へ移動する。また、移動画
素数Nの値が0(N=0)の場合には、ランプ波形に対
応するランプ状の縦縞模様は静止する。また、モードコ
ントロール端子1から入力する移動画素数Nの絶対値を
大きくするとランプ波形に対応するランプ状の縦縞模様
の移動速度は速くなる。
【0026】このような、移動速度が異なるランプ波形
に対応する動画像(ランプ状の縦縞模様)をPDP10
上にて観測することで、どの輝度レベルからどの輝度レ
ベルへ変化するときに疑似輪郭状のノイズが発生するか
を特定することが可能となる。
【0027】また、ランプ波形に対応する動画像をPD
P10上にて観測する際に移動方向を変えることができ
るので、どの輝度レベルからどの輝度レベルへ変化する
ときに疑似輪郭状のノイズが発生するかを正確に特定す
ることが可能となる。
【0028】以上のように本実施の形態1によれば、サ
ブフィールドLSI11内に映像信号発生回路4を内蔵
することで、従来用いていた各サブフィールドの重みづ
けや発光順序を調整するための外部テスト映像信号発生
器が不要となる。
【0029】また、映像信号発生回路4のモードを変え
ることで、テスト映像信号におけるランプ波形を左右に
速度を変えて移動、または静止せしめ、それにより、各
サブフィールドの重みづけや発光順序を調整する際に、
疑似輪郭状のノイズの発生する輝度レベル及び、どの輝
度レベルからどの輝度レベルへ変化するときに疑似輪郭
状のノイズが発生するのかを特定することができ、最適
な調整が簡単に可能となる。
【0030】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
画像処理LSIに、パラメータが不適切である場合に生
じる疑似輪郭状のノイズを検出するためのテスト映像信
号を出力するテスト映像信号発生手段を内蔵せしめたの
で、外部にテスト映像信号源を必要としない。
【0031】また、請求項2の発明によれば、テスト映
像信号発生手段を、その1フィールドの画素の輝度が、
水平方向に対し最小レベルから最大レベルまでの間で1
画素毎に1単位ずつ増加するランプ波形状に変化し、か
つ該ランプ波形が1フィールド進む毎にフィールドの水
平方向に移動するものであるようなテスト映像信号を出
力するものとしたので、動画に特有の疑似輪郭状のノイ
ズがどの輝度レベルで発生するかを特定することがで
き、かつフィールドの水平方向に対し画素の輝度レベル
が単純なランプ波形状に変化するため、疑似輪郭状のノ
イズの解析が容易となる。
【0032】また、請求項3の発明によれば、テスト映
像信号発生手段を、外部からランプ波形のフィールドに
対する移動速度を指示するための画素数Nが入力される
と、上記テスト映像信号を、上記ランプ波形が、1フィ
ールド進む毎にフィールドの水平方向にN画素移動する
ものであるようにするものとしたので、外部から入力す
る画素数Nを変化させることにより、テスト映像信号の
ランプ波形のフィールドに対する移動速度を変化させ
て、疑似輪郭状のノイズがどの輝度レベルからどの輝度
レべルに変化するときに発生するかを特定することがで
きる。
【0033】また、請求項4の発明によれば、テスト映
像信号発生手段を、外部から入力される画素数Nの正負
に応じて、ランプ波形の、1フィールド進む毎のフィー
ルドの水平方向における移動方向を設定するものとした
ので、外部から入力する画素数Nの正負を変化させるこ
とにより、テスト映像信号のランプ波形のフィールドの
水平方向における移動方向を変化させて、疑似輪郭状の
ノイズがどの輝度レベルからどの輝度レべルに変化する
ときに発生するかを正確に特定することができる。
【0034】また請求項5の発明によれば、画像処理L
SIに入力するテスト映像信号として、その1フィール
ドの画素の輝度が、水平方向に対し1画素毎に1単位ず
つ増加するランプ波形状に変化し、かつ該ランプ波形は
1フィールド進む毎にフィールドの水平方向に移動する
ものであるようなテスト映像信号を用いるようにしてい
るので、動画に特有の疑似輪郭状のノイズがどの輝度レ
ベルで発生するかを特定することができ、かつフィール
ドの水平方向に対し画素の輝度レベルが単純なランプ波
形状に変化するため、疑似輪郭状のノイズの解析が容易
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1による画像処理LSI
の構成及びその使用状態を示すブロック図である。
【図2】 図1の映像信号発生回路が発生するテスト映
像信号の、1フィールドの水平方向における画素の輝度
の変化を示すグラフ図であって、ランプ波形を図面左方
向に移動せしめるようなテスト映像信号を示す図(図2
(a) )、及びランプ波形を図面右方向に移動せしめるよ
うなテスト映像信号を示す図(図2(b) )である。
【図3】従来の画像処理LSIとしてのサブフィールド
LSIの構成及びその使用状態を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 モードコントロール端子 2 外部映像信号源 3 パラメータ入力端子 4 映像信号発生回路 5 切換スイッチ 6 サブフィールド処理回路 7、8、9 駆動素子 10 プラズマディスプレイパネル 11 サブフィールドLSI 101 外部テスト映像信号発生器 102 外部切換スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川村 秀昭 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番1 号 松下技研株式会社内 (72)発明者 大平 一雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から入力される映像信号を、2値の
    輝度を有する画像表示装置で画像再生することが可能な
    サブフィールド信号に変換する画像処理LSIであっ
    て、 入力される映像信号を、外部から入力される変換内容を
    指示するパラメータに従って、1フィールド毎に、2値
    の輝度を有する所定数のサブフィールドに時間的に分割
    し、かつ該分割した所定数のサブフィールドの映像を時
    間的に重ねて得られる1フィールドの各画素の表示時間
    が上記映像信号の1フィールドの各画素の輝度に対応す
    るようにして変換し、これをサブフィールド信号として
    外部に出力するサブフィールド処理手段と、 上記サブフィールド信号を、上記2値の輝度を有する画
    像表示装置で画像再生したとき、上記パラメータが不適
    切であるために生じる疑似輪郭状のノイズを検出するた
    めのテスト映像信号を出力するテスト映像信号発生手段
    と、 上記外部から入力される映像信号と上記テスト映像信号
    発生手段から出力されるテスト映像信号とを切り換えて
    上記サブフィールド処理手段に入力する切換手段とを備
    えたことを特徴とする画像処理LSI。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像処理LSIにおい
    て、 上記テスト映像信号発生手段は、その1フィールドの画
    素の輝度が、水平方向に対し最小レベルから最大レベル
    までの間で1画素毎に1単位ずつ増加するランプ波形状
    に変化し、かつ該ランプ波形は1フィールド進む毎にフ
    ィールドの水平方向に移動するものであるようなテスト
    映像信号を出力するものであることを特徴とする画像処
    理LSI。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の画像処理LSIにおい
    て、 上記テスト映像信号発生手段は、外部から上記ランプ波
    形のフィールドに対する移動速度を指示するための移動
    画素数Nが入力されると、上記テスト映像信号を、上記
    ランプ波形が、1フィールド進む毎にフィールドの水平
    方向にN画素分移動するものであるようにすることを特
    徴とする画像処理LSI。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の画像処理LSIにおい
    て、 上記テスト映像信号発生手段は、上記外部から入力され
    る移動画素数Nの正負に応じて、上記ランプ波形の、1
    フィールド進む毎のフィールドの水平方向における移動
    方向を設定するものであることを特徴とする画像処理L
    SI。
  5. 【請求項5】 外部から入力される映像信号を、2値の
    輝度を有する画像表示装置で画像再生するために、外部
    から入力される変換内容を指示するパラメータに従っ
    て、1フィールド毎に2値の輝度を有する所定数のサブ
    フィールドに時間的に分割し、かつ該分割した所定数の
    サブフィールドの映像を時間的に重ねて得られる1フィ
    ールドの各画素の表示時間が上記映像信号の1フィール
    ドの各画素の輝度に対応するようにして変換する画像処
    理LSIの調整方法であって、 その1フィールドの画素の輝度が、水平方向に対し1画
    素毎に1単位ずつ増加するランプ波形状に変化し、かつ
    該ランプ波形は1フィールド進む毎にフィールドの水平
    方向に移動するものであるようなテスト映像信号を上記
    画像処理LSIに入力し、 上記画像処理LSIから出力されるサブフィールド信号
    を、上記2値の輝度を有する画像表示装置で画像再生し
    て、上記パラメータが不適切であるために生じる疑似輪
    郭状のノイズを検出し、 該検出した疑似輪郭状のノイズを、上記パラメータを調
    整することにより抑制することを特徴とする画像処理L
    SIの調整方法。
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