JPH10338515A - シリコン基板の酸化方法 - Google Patents

シリコン基板の酸化方法

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JPH10338515A
JPH10338515A JP16519397A JP16519397A JPH10338515A JP H10338515 A JPH10338515 A JP H10338515A JP 16519397 A JP16519397 A JP 16519397A JP 16519397 A JP16519397 A JP 16519397A JP H10338515 A JPH10338515 A JP H10338515A
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JP
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silicon substrate
gas
oxidation
atmosphere
gaseous
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JP16519397A
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English (en)
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Shinji Makikawa
新二 牧川
Masaki Ejima
正毅 江島
Shigeru Konishi
繁 小西
Yukio Fujimaki
幸雄 藤巻
Kazuo Kamiya
和雄 神屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 シリコン基板を酸化して5μm以上の酸
化膜を形成する方法であって、上記シリコン基板の酸化
を酸性雰囲気にて行うことを特徴とするシリコン基板の
酸化方法。 【効果】 本発明によれば、シリコン基板を酸化する雰
囲気を硝酸性ガスもしくは炭酸性ガスなどの酸性雰囲気
とすることで、酸化速度を速くし、5μm以上の酸化膜
を速やかに形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に光通信用の光
導波路デバイスにおけるアンダクラッド石英膜の形成法
として好適なシリコン基板の酸化方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、光の分岐、スイッチングを行うデバイスとして光導
波路あるいは石英系光導波路が知られている。これは、
シリコン又は石英基板の上に、アンダクラッドとして1
0〜20μmの石英膜を堆積もしくは成膜し、このアン
ダクラッド上にコアとして屈折率がそれより大きい石英
膜を堆積し、コアに光を通すパターンをエッチングなど
で作製した後、最後にオーバークラッドとして屈折率が
コアよりも小さい石英膜をコア上に堆積することにより
得ることができる。
【0003】従来、このような光導波路の作製などに利
用されるシリコン基板上に石英薄膜を形成する方法とし
ては、CVD法、蒸着法、火炎堆積法、ゾルゲル法、高
圧酸化法などが知られている。
【0004】このうち、高圧酸化法は、常圧よりも高い
圧力で酸化雰囲気にてシリコン基板を酸化させる方法で
ある。
【0005】この方法では、緻密で純粋な石英膜が得ら
れるため、電気的絶縁性に優れ、また基板の両面を酸化
するために、酸化した後の基板が反りにくいという利点
を有している。そのため、光導波路に用いられる石英膜
のうち、高圧酸化法は上記のアンダクラッド石英膜に利
用されている。
【0006】しかし、この方法は、シリコン基板を酸化
する反応が非常に遅いため、また酸化速度が石英膜の厚
みに対して1/2乗であるため、通常の20μmのアン
ダクラッドを作製するには、数百〜千数百時間は必要に
なる。
【0007】そこで、反応を速くするためには、酸化す
る雰囲気を水蒸気を含む雰囲気にする方法がある(文
献:VLSI Technology second
edition p.106)。また、酸化する雰囲気
の圧力を高くする方法がある(文献:VLSI Tec
hnology second edition p.
121)。
【0008】しかし、圧力を上げること、特に数百度以
上の高温においてかなりの高圧に保つ技術は危険性を伴
うものである。また、場合によっては水蒸気雰囲気にす
るために水素を使用することがあるので、容易にかなり
の高圧に圧力を上げることはできない。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、速い速度でシリコン基板を酸化することができるシ
リコン基板の酸化方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結
果、シリコン基板の酸化速度を速くするために、酸化す
る際の雰囲気を硝酸ガスや炭酸ガス等を含む酸性雰囲気
とすることが有効であることを知見した。即ち、シリコ
ン基板を酸化する雰囲気を酸性雰囲気とすることで、シ
リコン基板を少しエッチングしながら酸化することが可
能なため、通常の酸化ガスが固体に浸透拡散するよりも
速く基板を酸化することが可能であり、またこの場合、
その酸性ガス雰囲気に水蒸気が含まれていると更に速く
なることを知見し、本発明をなすに至った。
【0011】従って、本発明は、下記のシリコン基板の
酸化方法を提供する。 請求項1:シリコン基板を酸化して5μm以上の酸化膜
を形成する方法であって、上記シリコン基板の酸化を酸
性雰囲気にて行うことを特徴とするシリコン基板の酸化
方法。 請求項2:酸性雰囲気が0.1重量%以上の硝酸ガスを
含有する雰囲気である請求項1記載の方法。 請求項3:シリコン基板を酸化炉内に挿入し、この酸化
炉内に酸素ガス、水素ガス及び窒素ガスを導入すると共
に、酸化炉内を800℃以上の温度に維持して、酸化炉
内を水蒸気及び硝酸ガス含有雰囲気としてシリコン基板
の酸化を行うようにした請求項2記載の方法。 請求項4:酸性雰囲気が0.1重量%以上の炭酸ガスを
含有する雰囲気である請求項1記載の方法。 請求項5:シリコン基板を酸化炉内に挿入し、この酸化
炉内に酸素ガス、水素ガス及び炭酸ガスを導入すると共
に、酸化炉内を800℃以上の温度に維持して、酸化炉
内を水蒸気及び炭酸ガス含有雰囲気としてシリコン基板
の酸化を行うようにした請求項4記載の方法。 請求項6:シリコン基板を酸化する際の圧力が1.1〜
10気圧である請求項1乃至5のいずれか1項記載の方
法。 請求項7:形成される5μm以上のシリコン基板酸化膜
が光導波路のアンダクラッド石英膜用である請求項1乃
至6のいずれか1項記載の方法。
【0012】以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明のシリコン基板の酸化方法は、特に光導波路の作
製において、アンダクラッド石英膜の形成方法として好
適に用いることができ、かかる方法に採用する場合、シ
リコン基板としては光導波路用として公知のシリコン基
板を使用することができる。
【0013】本発明においては、このシリコン基板を酸
化するに際し、酸化可能な酸化性雰囲気と同時に酸性雰
囲気として酸化を行うものであり、それ以外の酸化方法
としては公知の方法、特に公知の高圧酸化法を採用し得
る。
【0014】ここで、酸性雰囲気にできるガスとして、
フッ化水素、塩化水素、窒素酸化物、又は炭酸ガスがあ
る。これらは水蒸気と反応して、フツ酸、塩酸、硝酸、
炭酸などの酸性を示す。この場合、酸性雰囲気としては
塩酸を含む雰囲気が考えられるが、塩酸はかなりの強酸
であるため、炉の構成材料であるステンレス等の金属材
料が腐食されてしまう問題があり、また、フツ酸は、基
板の酸化速度よりも基板へのエッチング速度が速いた
め、基板が荒れてしまう問題がある。
【0015】ところが、窒素酸化物、炭酸ガスは、フツ
酸や塩化水素ほど強酸ではないため、金属材料を著しく
劣化させる心配はない。従って、シリコン基板を酸化す
る雰囲気を窒素酸化物、炭酸ガスを含む雰囲気にするこ
とが、酸化炉装置を損傷させることなく、酸化速度を速
くできることから望ましい。それら濃度としては、硝酸
ガス及び炭酸ガス濃度として0.1%以上の存在によっ
てpHが4以下の酸性になる。しかし、これらの濃度が
10%を超えると、逆に分解しやすくなるので、特に炭
酸ガスは一酸化炭素に分解すると還元作用を示すので、
望ましくは0.1〜10%の範囲がよい。
【0016】酸性ガスを導入する方法として、硝酸性ガ
スの場合は、水素ガスと酸素ガスを800℃以上に加熱
した石英炉芯管に導入することで燃焼させて水蒸気と
し、その水蒸気によってシリコン基板を酸化させるパイ
ロ酸化方法があるが、この方法にて窒素ガスを水素ガ
ス、酸素ガスとは別のラインから微量導入することで、
水蒸気生成の反応熱によって分解し、酸素と結合して窒
素酸化物とする方法を採用し得る。なおこの場合、窒素
と水素とは同じラインから入れるとアンモニアが生成
し、アルカリ性となるので良くない。
【0017】硝酸水溶液を加温して酸素ガスなどでバブ
リングする方法は、硝酸の蒸気圧が低いため、加温によ
り次第に硝酸が濃縮されて爆発性を示すので、非常に危
険である。
【0018】炭酸ガスは、硝酸性ガスと同様に、パイロ
酸化方法に、微量の炭酸ガスを入れてもよいし、バブリ
ング方式の場合は、水溶液を80〜90℃に加温して、
炭酸ガスでバブリングする方法がある。しかし、このバ
ブリング方式も、炭酸ガスは水に可溶であるので圧力容
器が必要になり、できればパイロ方式がよい。
【0019】上記パイロ酸化法を採用する場合、図1に
示すような酸化炉を使用することができる。即ち、図1
は、本発明においてシリコン基板を酸化する酸化炉を示
す構成図であり、図中1はヒーターモジュールであり、
このヒーターモジュールは例えばカンタルヒーター等に
よって形成される。なお、このヒーターモジュールは、
例えば3等分に分割されたヒーターとすることができ、
それぞれのヒーター部分で独立して温度制御することが
できる。2は、上記ヒーターモジュール1内に配設され
た炉心管で、ヒーターモジュール1と同心円上に配置さ
れている。なお、炉心管は例えば石英にて形成すること
ができる。この炉心管2の一端開口部には、それぞれ水
素供給ノズル3、酸素供給ノズル4、酸性化ガス供給ノ
ズル5の先端部が配設され、これらノズル3、4、5か
らそれぞれ水素、酸素、窒素や炭酸ガス等の酸性化ガス
が炉心管2内に導入されるようになっていると共に、炉
心管2の他端開口部は、石英製等のキャップ6が取り付
けられて気密に閉塞されている。また、炉心管2の他端
側下部には、排気管7の一端がヒーターモジュール1を
貫通して連結されていると共に、この排気管7の他端
は、水冷ジャケット8によって冷却可能とされたタンク
9と連結され、上記炉心管2内で生成した水蒸気が上記
排気管7よりタンク9に導入され、水冷ジャケット8に
よって冷却されて水として貯められるようになってい
る。なお、タンク9に捕集できなかった水蒸気は、タン
ク9に連結された放気管10にて系外に排出されるよう
になっている。
【0020】そして、上記炉心管2内に酸化されるべき
シリコン基板11が挿入され、上述したように酸化され
るものである。
【0021】本発明において、上記のような酸化炉を用
いたパイロ酸化法が採用し得るが、この場合、酸素導入
量は1〜10L/min、特に1〜5L/min、水素
導入量は酸素導入量に対し100〜200%、特に15
0〜190%とすることが好ましい。なお、窒素や炭酸
ガス等の酸性化ガスの導入量は上述した雰囲気濃度とな
るような量である。また、雰囲気温度は800〜120
0℃、特に900〜1100℃であり、雰囲気圧力は
1.1〜10気圧、特に2〜8気圧とすることが望まし
い。
【0022】本発明において、シリコン基板の酸化膜を
光導波路のアンダクラッドとする場合、5μm以上であ
ることが必要であり、望ましくは10〜20μm又はそ
れ以上である。
【0023】20μmの酸化膜を得るには、従来の水蒸
気を生成させて酸化するパイロ酸化の場合、酸化温度1
000℃、水素/酸素流量比1.5とすると、1250
時間は必要である。更に、酸化雰囲気の圧力を5気圧と
高圧にした場合は、250時間になる。これに対し、上
記の条件に窒素を酸素の1/20にて入れると、酸化装
置から排出された水蒸気を冷却させて得られた水のpH
を測定すると3.0を示し、陰イオンを分析するとNO
3 -が含まれており、従って酸化炉内の雰囲気は硝酸が
含まれた酸性雰囲気といえるが、この条件で20μmの
酸化膜を得るには1000時間となり、約20%低減で
きる。更に、圧力を5気圧にした場合で200時間と短
縮できるものである。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、シリコン基板を酸化す
る雰囲気を硝酸性ガスもしくは炭酸性ガスなどの酸性雰
囲気とすることで、酸化速度を速くし、5μm以上の酸
化膜を速やかに形成することができる。
【0025】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。
【0026】〔実施例1〕図1に示す酸化炉を用いてシ
リコン基板の酸化を行った。この場合、ヒーターモジュ
ールとしては、カンタル製で直径250mm、長さ15
00mmを有するものを用いた。また、このヒーターモ
ジュールは3等分に分割されたヒーターからなり、それ
ぞれ±1℃以内の範囲で均熱化コントロールし得るもの
とした。一方、炉心管としては、石英製で直径200m
m、長さ1000mmのものを使用し、その一端開口部
にそれぞれ直径10mm、長さ300mmの水素供給ノ
ズル、酸素供給ノズル、酸性化ガス供給ノズルの先端を
配置すると共に、炉心管の他端開口部は石英キャップで
気密に閉塞した。
【0027】そして、上記炉心管内に直径4インチ、厚
み1mmのシリコン基板を上記ノズルから導入されるガ
スに対向するように配置し、5気圧の水素、酸素、窒素
をそれぞれそのノズルから3.6L/min、2.0L
/min、0.1L/minの量で導入した。従って、
炉心管内部は5気圧に保たれた。また、炉心管内が10
00℃になるようにヒーター温度を設定した。
【0028】この場合、3分割ヒーターのうち炉心管の
一端開口部側(即ち、ガス導入側)に近いヒーターを8
00℃以上に設定することで水素と酸素は着火し、水蒸
気になると共に、その生成熱によって窒素と酸素が反応
し、窒素酸化物が微量生成される。この点を確認するた
め、タンクに捕集された水のpHを測定したところ、
2.4であり、陰イオンクロマトグラフィーで分析した
ところ、0.5重量%のNO 3 -が検出された。従っ
て、このことから、炉芯管内の雰囲気は0.5重量%硝
酸性ガス雰囲気であることが認められた。
【0029】以上の条件で炉心管内のシリコン基板の酸
化を行った場合における酸化時間と酸化膜厚の結果を図
2に示す。この条件では、20μmの酸化膜を得るに
は、約200時間を要した。
【0030】〔実施例2〕実施例1と同じ酸化炉を用い
て同じシリコン基板の酸化を行った。この場合、それぞ
れ5気圧の水素、酸素、及び一酸化炭素の分解を防ぐた
めに酸素ガスと混合した二酸化炭素ガスをそれぞれ3.
6L/min、1.0L/min、及び酸素1.0L/
minと二酸化炭素ガス0.5L/minの量にて混合
したガスを導入し、炉心管内が1000℃となるように
ヒーター温度を設定した。この場合も、ガス導入側に近
いヒーターを800℃以上に設定することにより、水素
と酸素が着火し、水蒸気が生成するが、この水蒸気に二
酸化炭素ガスが溶解し、炭酸が生成する。この点を確認
するため、タンクに捕集された水のpHを測定したとこ
ろ、3.5であり、陰イオンクロマトグラフィーで分析
したところ、2.0重量%のCO 3 -が検出された。従
って、炉芯管内の雰囲気は、2.0重量%の炭酸性ガス
雰囲気であることが認められた。
【0031】以上の条件で炉心管内のシリコン基板の酸
化を行った場合における酸化時間と酸化膜厚の結果を図
3に示す。この条件では、20μmの酸化膜を得るに
は、約210時間を要した。
【0032】〔比較例〕実施例1と同じ酸化炉を用いて
同じシリコン基板の酸化を行った。この場合、それぞれ
5気圧の水素、酸素、及び酸素をそれぞれ3.6L/m
in、1.0L/min、及び1.0L/minの量に
て導入し、炉心管内が1000℃となるようにヒーター
温度を設定した。この場合も、ガス導入側に近いヒータ
ーを800℃以上に設定することにより、水素と酸素が
着火し、水蒸気が生成する。タンクに捕集された水のp
Hを測定したところ、6.0であり、陰イオンクロマト
グラフィーで分析したところ、500ppmのCO 3 -
が検出された。これは、捕集の際に大気中の二酸化炭素
を吸収したため、わずかに酸性になったものと考えられ
た。
【0033】以上の条件で炉心管内のシリコン基板の酸
化を行った場合における酸化時間と酸化膜厚の結果を比
較のため図2及び図3に示す。この条件では、20μm
の酸化膜を得るには、約250時間を要した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に用いる酸化炉の一例を示す概略
図である。
【図2】実施例1及び比較例におけるシリコン基板の酸
化時間と酸化膜厚との関係を示すグラフである。
【図3】実施例2及び比較例におけるシリコン基板の酸
化時間と酸化膜厚との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 ヒーターモジュール 2 炉芯管 3 水素供給ノズル 4 酸素供給ノズル 5 酸性化ガス供給ノズル 6 キャップ 7 排気管 8 水冷ジャケット 9 タンク 10 放気管 11 シリコン基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤巻 幸雄 群馬県安中市磯部2丁目13番1号 信越化 学工業株式会社精密機能材料研究所内 (72)発明者 神屋 和雄 群馬県安中市磯部2丁目13番1号 信越化 学工業株式会社精密機能材料研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板を酸化して5μm以上の酸
    化膜を形成する方法であって、上記シリコン基板の酸化
    を酸性雰囲気にて行うことを特徴とするシリコン基板の
    酸化方法。
  2. 【請求項2】 酸性雰囲気が0.1重量%以上の硝酸ガ
    スを含有する雰囲気である請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 シリコン基板を酸化炉内に挿入し、この
    酸化炉内に酸素ガス、水素ガス及び窒素ガスを導入する
    と共に、酸化炉内を800℃以上の温度に維持して、酸
    化炉内を水蒸気及び硝酸ガス含有雰囲気としてシリコン
    基板の酸化を行うようにした請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 酸性雰囲気が0.1重量%以上の炭酸ガ
    スを含有する雰囲気である請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 シリコン基板を酸化炉内に挿入し、この
    酸化炉内に酸素ガス、水素ガス及び炭酸ガスを導入する
    と共に、酸化炉内を800℃以上の温度に維持して、酸
    化炉内を水蒸気及び炭酸ガス含有雰囲気としてシリコン
    基板の酸化を行うようにした請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 シリコン基板を酸化する際の圧力が1.
    1〜10気圧である請求項1乃至5のいずれか1項記載
    の方法。
  7. 【請求項7】 形成される5μm以上のシリコン基板酸
    化膜が光導波路のアンダクラッド石英膜用である請求項
    1乃至6のいずれか1項記載の方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001033644A (ja) * 1999-07-19 2001-02-09 Shin Etsu Chem Co Ltd 光導波路膜の製造方法
JP2022505863A (ja) * 2018-10-30 2022-01-14 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド 半導体用途の構造体をエッチングするための方法

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