JPH10338293A - 槽内容物取出し装置 - Google Patents

槽内容物取出し装置

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JPH10338293A
JPH10338293A JP9144904A JP14490497A JPH10338293A JP H10338293 A JPH10338293 A JP H10338293A JP 9144904 A JP9144904 A JP 9144904A JP 14490497 A JP14490497 A JP 14490497A JP H10338293 A JPH10338293 A JP H10338293A
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JP
Japan
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tank
contents
slot
ball
outside
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Pending
Application number
JP9144904A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Motohiro
誠二 本廣
Katsuhisa Yamanaka
克久 山中
Takatoshi Kinoshita
高年 木下
Kazunori Harada
和紀 原田
Shigeo Karasuda
重雄 烏田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Kasado Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Kasado Engineering Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP9144904A priority Critical patent/JPH10338293A/ja
Publication of JPH10338293A publication Critical patent/JPH10338293A/ja
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  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】粉体、粒体等の固体及び高粘性物質等を含む液
体の槽内内容物を取り出す方法の提供。 【解決手段】密閉反応槽、貯蔵槽等の槽下部または横部
に設けられた開口に、球形状の空間を内部に有し、かつ
両端に開口部を有するケーシングを取り付け、このケー
シング内空間に、ある一方向から他端へ貫通しない深さ
の溝穴を設けた球5を配し、この球をグランドシール1
2でシールされた弁棒10を介して、外部よりハンドル
11にて回転させることにより、槽内の圧力状態を保持
したままで槽内内容物を溝穴部に取り入れ、外部へ取り
出すことが可能となる。更にケーシング下部に加減圧可
能なポットを取付けることにより、槽内の圧力状態を保
持したままで、かつ槽内へ空気が混入することを防止し
ながら、槽内内容物を外部へ取り出すことが可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内容物取出し装置に
係り、槽内内容物の固体、液体、気体等の性状に拘わら
ず、槽内内容物を取り出す際に槽内の大気圧、加圧又は
減圧等の圧力状態に拘わらず、槽内の圧力状態を保持し
たままで槽内内容物を取り出すことができる内容物取出
し装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、粉体、粒体等の固体及び高粘性物
質等を含む液体の槽内内容物を取り出す際には、加圧又
は減圧状態にある槽内圧力状態を一旦大気圧状態に戻
し、槽上部の取り出し口より取り出し器具を使用して取
り出したり、槽下部または内容物張込みレベルより下に
取り付けられた開閉式のバルブから取り出していた。ま
た、気体の槽内内容物を取り出す際には、開閉式のバル
ブから取り出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、粉
体、粒体等の固体及び高粘性物質等を含む液体の槽内内
容物を取り出す際に、槽内圧力状態を大気圧に戻した
り、また槽内内容物の空気との接触による品質の悪化等
表1に示すような課題があった。また、気体の槽内内容
物を取り出す際には、表2に示すような課題があった。
更に、従来技術では、一定量の内容物を取り出すことは
困難であった。
【0004】
【表1】
【0005】
【表2】
【0006】本発明の目的は、槽内の内容物の固体、液
体、気体等の性状に拘わらず、内容物を取り出す際に、
槽内の圧力状態に拘らず槽内部の圧力状態を保持したま
まで、かつ槽内への空気の混入を防止しながら、一定量
の槽内内容物を取り出すことを可能とする内容物取出し
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】密閉反応槽、貯蔵槽等の
槽下部または横部に設けられた開口に、球形状の空間を
内部に有し、かつ両端に開口部を有するケーシングを取
り付け、このケーシング内空間に、ある一方向から他端
へ貫通しない深さの溝穴を設けた球を配し、この球をグ
ランドシール等のシール構造でシールされた弁棒を介し
て、外部よりハンドルにて回転させることにより槽内の
圧力状態を保持したままで槽内内容物を溝穴部に取り入
れ、外部へ取り出すことが可能となる。
【0008】また、上記内容物取出し装置の槽との接続
と反対側にある出口部に、加減圧が可能なポットを取り
付けることにより、槽内への空気の混入を防止しなが
ら、かつ槽内の圧力状態を保持したままで、槽内内容物
を取り出すことが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図1により説
明する。本実施例は、槽内への空気の混入により品質の
悪化を呈することのない固体又は液体の槽内内容物を取
り出す際に、本取出し装置を適用したものである。
【0010】図1は本発明の取出し装置の構成を示す断
面図である。密閉反応槽1下部に開口部を設け、その開
口部の大きさに合わせて筒状の取付け座2を取付ける。
取出し装置本体は主に上ケース3、下ケース4及び球状
回転体5で構成される。上ケース3の上方は槽開口部の
取付座2に挿入されており、開口部を有する。下ケース
4の下方は上ケース3の上方と同様に開口部を有する。
上ケース3と下ケース4とで形成される球状空間には、
ある一方向から他端へ貫通しない深さで、かつ槽内内容
物の量及び槽容積に対して極めて少ない容積の溝穴を有
する球状回転体5が挟み込まれる。なお、取り付け座2
と上ケース3との間にはOリング6が、上ケース3と下
ケース4との間にはOリング7がそれぞれ組み込まれ
る。上ケース3と下ケース4の開口部内側には、開口部
より大なる径で、かつ球状回転体より小なる径のシール
リング8、9が組み込まれており、球状回転体5がどの
ような回転位置にあっても球状回転体5と常時接触し、
シールする構造となっている。更に、球状回転体5には
弁棒10が取り付けられており、弁棒10他端にはハン
ドル11が取り付けられる。また、下ケース2の弁棒1
0の周りには軸封装置として、グランドシール12とシ
ール押さえ13が使われる。
【0011】次に、上記のように構成した取出し装置の
動作について以下説明する。
【0012】まず、球状回転体5の溝穴と下ケース4の
開口部とが一致するように球状回転体5の回転位置を合
わせる。次に、ハンドル11を用いて、球状回転体5を
180°回転させると槽1内部の内容物は球状回転体5
の溝穴部に流入する。更に球状回転体5を180°回転
させ、球状回転体5の溝穴部とケース4の開口部との位
置を合わせることにより、球状回転体5の溝穴にある内
容物を取り出すことができる。この動作中、Oリング
6、7、シールリング8、9及び本実施例ではグランド
シール12により槽1内部と系外の槽外部とは完全に隔
離されている。
【0013】上記実施例の通り、槽内の圧力状態を保持
したままで、槽内内容物を取り出すことができる。
【0014】本発明の他の実施例を図2により説明す
る。本実施例は、槽内への空気の混入により品質の悪化
を呈する固体又は液体の槽内内容物を取り出す際に、本
取出し装置を適用したものである。
【0015】取出し装置の基本的な構成は前記実施例と
同じである。本実施例では、前記実施例に対して、加減
圧が可能なポット14が追加してある。以下、本ポット
の構成について説明する。ポット14には、取出しバル
ブ15、不活性ガス供給バルブ16及び加減圧用バルブ
17が取付けられている。加減圧用バルブ17の他端は
配管18を介して加減圧ポンプ19に接続されている。
なお、ポット14は、接続部にOリング20を挟み込ん
で下ケース4に取付けられる。
【0016】次に、上記のように構成した取出し装置の
動作について以下説明する。
【0017】槽内は大気圧、加圧又は減圧下の状態にあ
り、前記実施例と同様に球状回転体5の溝穴部と下ケー
ス4の開口部とが一致するように球状回転体5の回転位
置を合わせる。次に、取出しバルブ15及び不活性ガス
供給バルブ16を閉じ、加減圧用バルブ17を開け、加
減圧ポンプ19により、ポット14内を真空状態にした
後、加減圧用バルブ17を閉じる。次にハンドル11を
用いて、球状回転体5を180°回転させると槽1内部
の内容物は球状回転体5の溝穴部に流入する。更に球状
回転体5を180°回転させ、球状回転体5の溝穴部と
ケース4の開口部との位置を合わせることにより、球状
回転体5の溝穴内の内容物はポット14内に排出され
る。次に、不活性ガス供給バルブ16を開けポット14
内を不活性ガスで大気圧又は加圧状態とし、取出しバル
ブ15を開けることにより、内容物はポット14から排
出される。
【0018】上記実施例の通り、槽内部の圧力状態に関
らず槽内部の圧力状態を保持したままで、かつ槽内へ空
気が混入することを防止しながら、槽内内容物を取り出
すことができる。
【0019】本発明の他の実施例を図3により説明す
る。本実施例は、気体の槽内内容物を取り出し、分析ガ
スを用いて分析を行う際に、本取出し装置を適用したも
のである。
【0020】取出し装置の基本的な構成は図2の実施例
と同じである。本実施例では、図2の実施例に対して、
分析器用バルブ21、配管22、分析器23及び分析ガ
ス用バルブ24が追加してある。
【0021】次に、上記のように構成した取出し装置の
動作について以下説明する。
【0022】槽内は大気圧、加圧又は減圧下の状態にあ
り、前記実施例と同様に球状回転体5の溝穴部と下ケー
ス4の開口部とが一致するように球状回転体5の回転位
置を合わせる。次に、取出しバルブ15、不活性ガス供
給バルブ16及び分析ガス用バルブ24を閉じ、加減圧
用バルブ17及び分析器用バルブ21を開け、加減圧ポ
ンプ19により、ポット14内を真空状態にした後、加
減圧用バルブ17を閉じる。次にハンドル11を用い
て、球状回転体5を180°回転させると槽1内部の内
容物は球状回転体5の溝穴部に入る。更に球状回転体5
を180°回転させ、球状回転体5の溝穴部とケース4
の開口部との位置を合わせることにより、球状回転体5
の溝穴内の内容物はポット14内に放出される。次に、
分析ガス用バルブ24を開けポット14内に分析用ガス
を吹き込んだ後、分析器用バルブ21を開け、分析器2
3により分析を行う。分析終了後、取出しバルブ15及
び不活性ガス供給バルブ16を開け、気体をポット14
外へ放出する。
【0023】上記実施例の通り、槽内部の圧力状態に関
らず槽内部の圧力状態を保持したままで、かつ槽内内容
物が過剰に放出されることなく、一定量の槽内内容物を
取り出し分析することができる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、槽内内容物の固体、液
体、気体等の性状に拘わらず、槽内内容物を取り出す際
に、槽内の圧力状態に拘らず槽内部の圧力状態を保持し
たままで、かつ槽内への空気の混入を防止しながら、一
定量の槽内内容物を取り出すことを可能となるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による取出し装置の一実施例を示す断面
図である。
【図2】本発明による取出し装置の他の実施例を示す断
面図である。
【図3】本発明による取出し装置の他の実施例を示す断
面図である。
【符号の説明】
1…槽、2…取付け座、3…上ケース、4…下ケース、
5…球状回転体、6…Oリング、7…Oリング、8…シ
ールリング、9…シールリング、10…弁棒、11…ハ
ンドル、12…グランドシール、13…シール押え、1
4…ポット、15…取出しバルブ、16…不活性ガス供
給バルブ、17…加減圧用バルブ、18…配管、19…
加減圧ポンプ、20…Oリング、21…分析器用バル
ブ、22…配管、23…分析器、24…分析ガス用バル
ブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木下 高年 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 原田 和紀 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 烏田 重雄 山口県下松市大字東豊井794番地 日立笠 戸エンジニアリング株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】密閉反応槽、貯蔵槽等の槽の下部または横
    部に設けられた開口に、球形状の空間を内部に有し、か
    つ両端に開口部を有するケーシングを取り付け、このケ
    ーシング内空間に、表面から奥方向に貫通しない深さの
    溝穴が設けられた球を回転可能に配し、上記溝穴部が槽
    内部を向く位置において槽内容物を上記溝穴部に取り入
    れ、上記溝穴部を槽外部を向く位置にまで上記球を回転
    させ、上記溝穴部が槽外部を向く位置において、上記溝
    穴部に取り入れられた槽内容物を取り出すことにより、
    槽内の圧力状態を保持したままで槽内内容物を外部へ取
    り出すことを特徴とする内容物取出し装置。
  2. 【請求項2】上記球は弁棒を介して外部よりハンドルに
    て回転可能であり、外部とはグランドシール等を用いた
    シール構造でシールされている構造であることを特徴と
    する請求項1記載の内容物取出し装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の内容物取出し装置
    において、上記ケーシングを挟んで上記槽と対向する位
    置に、加減圧が可能なポットを取り付け、上記槽内への
    空気の混入を防止しながら、かつ上記槽内の圧力状態を
    保持したままで、上記槽内容物を取り出すことを特徴と
    する内容物取出し装置。
  4. 【請求項4】上記球に設けられた溝穴の容積により、一
    定量の槽内内容物を取り出すことが可能なことを特徴と
    する請求項1、2又は3記載の内容物取出し装置。
  5. 【請求項5】請求項1から4のいずれかに記載の取出し
    装置を用いた槽内内容物取出し方法。
JP9144904A 1997-06-03 1997-06-03 槽内容物取出し装置 Pending JPH10338293A (ja)

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JP9144904A JPH10338293A (ja) 1997-06-03 1997-06-03 槽内容物取出し装置

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JP9144904A JPH10338293A (ja) 1997-06-03 1997-06-03 槽内容物取出し装置

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JPH10338293A true JPH10338293A (ja) 1998-12-22

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ID=15373015

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JP9144904A Pending JPH10338293A (ja) 1997-06-03 1997-06-03 槽内容物取出し装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010064790A (ja) * 2008-08-13 2010-03-25 Mitsubishi Materials Corp クロロシラン液の収納容器及びこの収納容器用閉止蓋
CN109621878A (zh) * 2019-01-29 2019-04-16 郑文忠 化工反应釜
CN114544908A (zh) * 2022-04-24 2022-05-27 山西和运能源服务有限公司 一种煤矿低浓度瓦斯制热装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010064790A (ja) * 2008-08-13 2010-03-25 Mitsubishi Materials Corp クロロシラン液の収納容器及びこの収納容器用閉止蓋
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