JPH10337275A - 歯科用検査装置 - Google Patents

歯科用検査装置

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JPH10337275A
JPH10337275A JP10081191A JP8119198A JPH10337275A JP H10337275 A JPH10337275 A JP H10337275A JP 10081191 A JP10081191 A JP 10081191A JP 8119198 A JP8119198 A JP 8119198A JP H10337275 A JPH10337275 A JP H10337275A
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クノルップ エルンスト
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シュタインハウザー ピウス
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歯の形成を判断し、形成品質の信頼性および
客観性のある判断を可能にする歯科用検査装置の提供。 【解決手段】 形成された歯(5)、修復歯または置換
歯を測定する測定装置(1)と、規定された目標情報お
よび測定装置(1)により供給される測定情報に基づい
て、該形成された歯(5)、修復歯または置換歯を判断
する評価装置(8)とを有する、該歯、修復された歯お
よび置換歯を判断するための歯科用検査装置。評価の結
果は、スクリーン(9)上に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯の形成(prepara
tion)、修復された歯(tooth restorations)または置換
歯(tooth replacement)の形成を評価する歯科用検査装
置(dental checking system) に関し、より詳しくは、
歯すなわち義歯、修復された歯または置換歯の形成の学
習に関する教授目的および訓練目的に適した歯科用検査
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】歯科医学生の訓練の基礎コースの1つと
して、形成技術、すなわち多数のブリッジ部材の形成ま
でに連続的に行なわれるインレー、アンレー、クラウン
の挿入のための歯の形成の学習がある。一般に、歯の形
成の学習はいわゆる人体模型コースで行なわれる。すな
わち、歯の形成は、人工顎および人工歯付き頭蓋(arti
ficial teeth skulls)に配置される人工歯の模型につい
て繰り返し練習される。
【0003】一般に、学生は、訓練の開始時に、例え
ば、形成技術の基礎原理を学生に説明すべく意図された
書面による資料を使ってまたは講義を通じて理論的な知
識を得る。理論的な学習をした後、実際上の訓練が開始
される。すなわち、学生は、模型歯に関して学習したこ
とを繰り返して練習する。
【0004】訓練が段階的に行われる時に、特に訓練の
開始時において、学生には自己検査を行うためのいかな
る種類の機会もない。すなわち、学生は、常に、その形
成作業を指導者により判断されなくてはならないため、
訓練スタッフとの絶え間のない接触が必要となる。これ
は、通常、訓練スタッフにとって障害となり、要望が増
えかつ労働量が増えることになる。なぜならば、各学生
を個々に世話しかつ指導しなければならないからであ
る。特に、この通常の手順では、訓練スタッフなくして
はいかなる形成訓練を行なうこともできない。学生には
いかなる自己検査オプションも存在しないので、学生
は、訓練スタッフに依存しないで自分自身に対する教育
を更に受ける機会もない。
【0005】訓練を受けている者が最初の形成基礎原理
を習得した後でも、同じ問題が基本的には存在し続け
る。かくして、例えばクラウンスタンプ((crown stump
s)歯冠残根)を形成するとき、いわゆる歯の赤道(toot
h equator)を正確に決定しかつ認識することが必要であ
り、さもなくば、当該形成を用いることはできない。歯
の赤道は、歯上でのアンダーカット(該アンダーカット
は、歯のスタンプと後の歯の置換とのその後の意図した
結合により、負の角度では行なわれない)の始点での最
高点により形成される。元の歯に対し当該歯の赤道を認
識することも同様に繰り返し練習する必要があり、かつ
訓練スタッフによる連続検査を受ける。或る構造的成形
条件は、クラウンおよびスタンプの形成の場合にも観察
されなくてはならない。かくして、例えば形成物の内部
にはいかなるアンダーカットも存在してはならず、特に
クラウンリムの成形は、後の嵌合精度、従ってクラウン
の永久性にとって非常に重要である。この点でも、学生
が自己検査する機会は全くない。すなわち、学生は適当
な指導者による指導なくして形成を学習することはでき
ない。
【0006】訓練スタッフは、訓練を受けている者の形
成作業を視覚的に検査できるに過ぎない。すなわち、形
成作業の真に客観的な評価は不可能である。これは、例
えば歯科診療所での形成作業(形成物の作製用に印象
(impression) を歯医者が利用できるようにする形成作
業)にも適用できる。歯科訓練におけるように、ワック
ス模型での作業すなわち形成作業については、現時点で
は、歯科診療所においてさえも全体として客観的に判断
することがいまだできない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、歯の形成を判断し、形成歯の品質の信頼性および客
観性のある判断を可能にする歯科用検査装置を作ること
にある。
【0008】より詳しくは、該歯科用検査装置は、歯の
形成を学習するための歯科用訓練装置として、訓練目的
にも使用できるように作られなければならない。
【0009】なお、本発明でいう修復された歯または修
復歯とは、例えばインレー、アンレー、クラウンなどを
有する天然歯の遺歯(remains)を意味し、また、置換歯
とは天然歯を置き換えるある種の人工または合成の歯を
意味する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的は、特許請求の範囲の請求項1に記載の歯科用検査装
置により達成される。
【0011】本発明による歯科用検査装置は、実質的
に、形成された歯の標本等を測定できる測定装置と、該
測定装置により供給される測定情報を、規定された検査
情報(例えば、特定条件または標準条件)と関連して評
価し、従って形成歯の品質を推測できる適当な評価装置
とを有する。また、該評価装置は、アンダーカット、リ
ムクロージャ (rim closure) 品質または赤道漸進(equ
ator progressions)および形成角度についての絶対的
測定値をも供給する。
【0012】評価装置は、より詳しくはコンピュータ制
御形装置でありかつ他のコンピュータ支援評価装置の接
続を容易にするインターフェースを有している。特に、
歯の形成の訓練および学習目的で本発明の歯科用検査装
置を使用することが、これにより一層容易になる。なぜ
ならば、例えば、1つのコンピュータ支援評価装置を指
導者に当てがい、1つのコンピュータ支援評価装置を、
訓練を受ける学生に当てがうことができるからである。
かくして、指導者は、その作業場所から一人以上の学生
を集中的に指導しまたは学生の形成作業をモニタリング
することができる。測定結果は、学生および/または指
導者の評価装置に割り当てられたスクリーン上に表示さ
れ、より詳しくは、歯の不正確に処理された領域を、陰
影を付すかまたは異なった着色を施すことにより強調す
ることができる。
【0013】また、本発明の歯科用検査装置にはまた、
評価装置により制御されかつ例えばインキジェットを用
いて、形成された歯の不完全な領域を自動的にマークす
るマーキング装置を設けるのが有効である。
【0014】測定装置は、静止形または可動形のいずれ
に設計することもできる。より詳しくは、測定装置は、
歯の形成を学習しかつ模型の人工顎を測定するのに使用
される模型内に設けることができる。しかしながら、測
定装置はまた模型の外部に配置することもでき、この場
合には、歯の形成の後に、学生が、形成された歯を模型
から取り出し、測定過程で該歯を測定装置内に置く。
【0015】本発明の他の優れた構成は、特許請求の範
囲の従属項に記載されている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の好ましい実施形態を詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明による歯科用検査装置の第
1実施形態を示す。
【0018】図1に示す歯科用検査装置は、実質的に、
測定装置1と、スクリーン9が接続されている評価装置
8とを有する。
【0019】図1に示す歯科用検査装置は、次のように
して歯科訓練、すなわち歯の形成の学習に使用できる。
【0020】或るワークステーション、すなわち対応す
るスクリーン9を備えた或る評価装置8が学生に当てが
われる。このワークステーションで、学生は、遂行すべ
き形成に関する条件(これらの条件として、例えば形成
角度、形成機器の種類および使用方法、人間工学的姿
勢、器具等の取扱い方法がある)を受ける。これらの条
件は、特に、達成すべき進度、すなわち学生の訓練段階
に基づいて定められ、学生には、例えばその訓練進度に
応じた新たな形成課目が設定される。より詳しくは、ワ
ークステーションコンピュータ8には学生用の全教授プ
ランすなわち訓練プランがファイルされかつ記憶されて
おり、1つの訓練段階が首尾よく完了すると、学生用の
次の課目が自動的にローディングされ、スクリーン9上
には対応する形成指示が表示される。ワークステーショ
ンコンピュータ8により特定される形成条件は、同時
に、学生により形成される歯を後で判断するための検査
情報として役立てられる。
【0021】このようにして形成条件が学生に知らされ
たならば、学生は、歯または歯模型の適当な形成を開始
する。これは、より詳しくは、訓練模型で行なわれる。
【0022】本発明による検査装置は主として歯の評価
に使用されるが、これ以外にも修復された歯または置換
歯すなわち人工歯の評価にも使用される。しかしなが
ら、簡単化のため、以下には歯すなわち義歯の形成につ
いてのみ言及する。
【0023】例えば図3には、上記訓練模型、より詳し
くは、人工歯付き頭蓋17および人工顎(図示せず)を
備えた訓練模型16の一例が示されており、この訓練模
型16で形成訓練が行なわれる。訓練模型16の人工顎
の適当な歯模型を形成した後、訓練を受ける者は、形成
された歯を模型から取り外し(この取外しは、例えば、
歯と人工顎との間のスナップ連結手段により行なわれて
もよい)、形成された歯を図1に示す測定装置1(測定
装置1は、図1に示す実施形態では、図3に示す訓練模
型16の外部に配置されている)に挿入する。
【0024】測定装置1はターンテーブル6を有し、形
成された歯5(または修復された歯または置換歯)が、
ターンテーブル6上に置かれる。形成された歯5は、適
当な測定法(例えば、レーザ三角測量法または光切断法
(light section procedure))を用いて測定センサ2に
より測定される。より詳しくは、形成された歯5の表面
品質が測定される。この種の3次元測定法は、例えば、
本件出願人に係るドイツ国特許出願 DE-A1-42 14 876、
DE-A1-42 06 836 および DE-A1-42 29 466において既に
広く知られておりかつ説明されている。また、カラー測
定法を使用して、形成された歯、修復された歯または置
換歯の色を測定することもできる。
【0025】このようにして、測定センサ2は歯の形成
形状を確認しかつ対応する測定情報を生成する。この情
報はワークステーションコンピュータ、すなわち評価装
置8に入力される。ワークステーションコンピュータ8
は、測定装置1の測定情報と、このために特定された検
査情報(該検査情報は、例えば歯5を形成するための特
定条件または標準条件を示すものであってもよい)とを
比較する。ワークステーションコンピュータ8は、この
比較に基づいて歯5の形成品質を判断し、かつその結果
をスクリーン9上に出力する(音声出力も考えられ
る)。歯5の形状は、例えばスクリーン9上に示すこと
ができ、例えば不正確な形成角度をもつ不正確に形成さ
れた歯領域を強調して示すことができる。これは、例え
ば不完全な領域に陰影を付すか、異なる色に着色するこ
とにより行なうことができる。また、欠陥箇所を表示す
ることにより不正確な歯領域を直接伝達することもでき
る。
【0026】歯形成の判断の考察に、元の歯のビデオ画
像を取り入れることもでき、この場合、適当なビデオデ
ータがワークステーションコンピュータ8に記憶され
る。かくして、歯5の元の画像、すなわち望ましい形成
結果がスクリーン9上に示され、そして測定装置1から
の測定情報に対応する歯5の画像に重ね合わせられ、か
くして形成品質を判断できるようになる。これにより、
所望の歯形の模型に対して特に正確に形成を行なうこと
ができる。
【0027】上記説明から、形成された歯模型5が、歯
模型の形成中およびまた形成が全体として完了した後の
両時点で測定されうることは明白である。
【0028】図1に示す実施形態では、測定装置1に
は、形成された歯5を走査する単一の測定センサ2が設
けられている。歯5の全方向3次元画像を得ることがで
きるようにするため、歯5は、これを360°回転させ
るターンテーブル6の取付部に配置される。また、歯5
の完全な3次元画像を確保できるように、歯5に対して
異なる角度に配置された幾つかの測定センサ2または適
当なカメラを用いて、歯の位置を変化させることなく歯
を測定することも本来的に可能である。また、歯5に対
して測定センサ2を同様に回転させ、種々の視角から測
定センサを用いて歯5の種々の撮影を行い、次にこれら
の撮影を一体化すなわち結合して歯5の完全な3次元画
像を形成することもできる。このため、図1に示すよう
に、測定センサ2を回転させるためのターンテーブル3
が設けられており、該ターンテーブル3には測定センサ
2が固定されている。ターンテーブル6または3の回転
は制御装置7により制御され、制御装置7は、測定セン
サ2の測定情報を、制御装置7に接続されたワークステ
ーションコンピュータ8に伝達する。制御装置7は、タ
ーンテーブル6、3を、独立的にかつ自動的に制御す
る。しかしながら、実際の付勢はワークステーションコ
ンピュータ8の指令で行なうことも考えられる。
【0029】かくして、図1に示す歯科用検査および訓
練装置は、指導者が常時付き添う必要もなく、学生が独
自に形成を行なうことを可能にする。より詳しくは、学
生は、彼が使用するワークステーションコンピュータ8
で実行される訓練プログラムにより自動的に指導され
る。この訓練プログラムは、形成訓練を首尾よく完了し
た後に、新しい形成訓練を独立的に選択し、そしてスク
リーン9を介して適当な形成条件を学生または訓練を受
ける者に伝達する。
【0030】しかしながら、本発明による歯科用検査お
よび訓練装置は、図1に示すように、例えば幾つかの評
価装置すなわちワークステーションコンピュータ8、1
0を測定装置1に接続できるようにネットワーク化する
こともできる。付加されるワークステーションコンピュ
ータ10には、対応するスクリーン11を割り当てるこ
ともできる。各学生または訓練を受ける者には、各人自
身のワークステーションコンピュータ8または10を割
り当てるのが有効である。コスト的な理由から、歯科用
訓練において全ての学生に各人自身の測定装置1を割り
当てることが絶対的に好ましいことではないので、1つ
の同一測定装置に3つまたは4つのワークステーション
コンピュータを接続するのが有効である。
【0031】各訓練場所のコンピュータ8または10
に、別々の測定装置1を接続することも本来的に可能で
ある。この形態は、形成された歯を訓練模型の人工頭部
内で測定すべき場合に特に有効である。図3には、適当
な実施形態が示されている。
【0032】図3から理解されるように、図示の訓練模
型16の人工歯付き頭蓋17のこの実施形態によれば、
幾つかの測定センサ2が配置されており、これらの測定
センサ2は学生が形成した歯(図示せず)を自動的に測
定する。例えばカメラの形態に設計された測定センサ2
が、対応する人工顎の近傍に配置されており、これによ
り、形成された歯の信頼性のある完全な測定が可能とな
る。形成された歯を、訓練模型16の直ぐ内側で測定す
ることにより、特に、形成の進行を、オンラインで、す
なわちワークステーションコンピュータ8および対応す
るスクリーン9を用いて測定センサ2により供給される
測定情報の自動的評価に基づいてリアルタイムにモニタ
リングすることもできる。また、訓練模型16の模型頭
部には、図3に示すように付加カメラ15が配置され
る。このカメラは、形成された歯をモニタリングするだ
けでなく、顎の全領域を有効に走査して、歯列の残余の
歯に対する形成された歯の位置、または軟質部分などに
対する形成品質もまた同様に判断することもできる。測
定センサ2および口腔カメラ15は、両方とも、適当な
ワークステーションコンピュータすなわち評価装置8に
接続される。
【0033】図1に示すネットワーク化された歯科用検
査装置は、例えば図1に示す第2ワークステーションコ
ンピュータ10を、適当なネットワーク接続を介してワ
ークステーションコンピュータ8で入手できる測定装置
1の測定情報を検索できかつ該情報をチェックできる指
導者に割り当てることもできる点で、特に、訓練目的で
長所を発揮する。個々のワークステーションコンピュー
タの適当なネットワーク化により、指導者は、幾人かの
学生または訓練を受ける者または彼らの測定結果を、指
導者のスクリーン11で集中的にモニタリングでき、或
いは指導者のワークステーションコンピュータから、学
生または彼らのワークステーションコンピュータに適当
な形成条件を出すこともできる。
【0034】好ましい構成によれば、図1に示す測定装
置1はまたマーキング装置4を有しており、該マーキン
グ装置4は、学生の対応するワークステーションコンピ
ュータ8および制御装置7を介して付勢される。ワーク
ステーションコンピュータ8の評価結果に基づいて、不
完全領域が、インキジェットにより、例えば形成された
歯5上に直接マークされかつマーキング装置4を用いて
見ることができるようになる。
【0035】本発明による歯科用検査装置はまた、訓練
目的での使用とは独立して、形成歯の確認または品質検
査にも広く適している。かくして、一般に、形成された
歯5は、測定装置1と、評価ユニット(該評価ユニット
は、予め設定された特定情報または標準情報に基づいて
歯5の形成を検査しかつこれから外れた歯5の領域を例
えばスクリーン9上で見ることができるようにする)と
しての適当なコンピュータ8に供給される測定装置1か
らの測定情報とを用いて測定できる。前述のように、最
初は、歯の赤道の進行またはリム連結部の品質等の歯の
或る領域は特に重要であるので、測定装置1はまた、歯
5の測定によりワークステーションコンピュータ8で自
動的に歯の限界ゾーンを決定すること、およびマーキン
グ装置4を用いて歯の赤道の進行を歯5に適用して訓練
を受ける者を助けることにも使用できる。この測定評価
はまた、検査および品質保証装置として、歯科診療所で
有意義に使用することもできる。
【0036】本発明による歯科用検査装置は、歯科医の
更なる訓練、例えばインプラント技術の分野にも使用で
きる。
【0037】図2は、測定装置1により与えられる測定
情報の評価装置として機能する図1のワークステーショ
ンコンピュータ8の内部構造に関する簡単化されたブロ
ック図である。図2に示すように、ワークステーション
コンピュータ8はCPUとして示す中央制御ユニット1
4を有し、該中央制御ユニット14は、測定装置1によ
り供給される測定情報IM を受ける。標準値条件または
特定値条件のような、形成の判断に必要とされる検査情
報は、メモリ12(該メモリは不揮発性メモリが有利で
ある)に記憶されかつ中央制御ユニット14に供給され
る。中央制御ユニット14は、この検査情報IK と測定
情報IM とを比較し、かつこれに基づいて、適当な評価
情報IB (該情報IB は、例えば形成された歯の対応す
る画像の形態で、スクリーン9上に目に見えるように描
かれる)を作る。この場合、歯の不正確に形成された領
域を、着色または陰影の付与により強調することができ
る。また、中央制御ユニット14は、図1に示すマーキ
ング装置4用およびターンテーブル6および/または3
用の制御情報IS を発生することができ、従って前述の
ように、歯5をマークしまたは歯5の完全な測定を容易
にする。また、インターフェース13も設けられてお
り、該インターフェースを介して、ワークステーション
コンピュータ8は別のコンピュータおよび/または電話
回線網に接続される。かくして、外部測定情報、検査情
報または評価情報を外部コンピュータから受けることが
でき、これらの情報は中央制御ユニット14により処理
される。ワークステーションコンピュータ8で処理され
る全ての情報は、ワークステーションコンピュータ8に
より他のコンピュータに同様に伝達できる。
【0038】有効な実施形態によれば、数人の学生がア
クセスできるこの種のワークステーションコンピュータ
8も提供される。かくして、使用者−特定の検査情報
(user-specific checking information) がメモリ12
にファイルされ、各使用者は、適当なパスワードの入力
後に、初めて関連検査情報にアクセスできる。検査情報
には、例えば全教授プログラムを含めることができ、中
央制御ユニット14は、学生による授業の終了後にメモ
リ12内で訓練の現状をチェックして、この同一使用者
が「ログオン」(端末の利用開始)するや否や、ファイ
ルされている最終訓練レベルから再開されるようにす
る。
【0039】形成された歯、修復歯または置換歯の測定
も、患者の口の中で直接行なえるため、主治歯科医に
は、形成の進度が常時知らされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による歯科用検査装置の配置例の第1実
施形態を示す線図。
【図2】図1に示す本発明の歯科用検査装置に使用され
る評価装置の簡単化したブロック図。
【図3】本発明の第2実施形態による歯科用検査装置を
使用して歯の形成を学習する訓練模型を示す線図。
【符号の説明】
1 測定装置 2 測定センサ 3、6 ターンテーブル 4 マーキング装置 5 形成された歯 7 制御装置 8、10 評価装置(ワークステーションコンピュー
タ) 9、11 スクリーン 15 付加カメラ 16 訓練模型 17 人工歯付き頭蓋
フロントページの続き (72)発明者 アントン ボーデンミルラー ドイツ連邦共和国 デー−88299 ロイト キルヒ アン デル フリーデンスリンデ 9 (72)発明者 エルンスト クノルップ ドイツ連邦共和国 デー−88299 ロイト キルヒ ホッホフォーゲルシュトラーセ 11 (72)発明者 ピウス シュタインハウザー ドイツ連邦共和国 デー−88299 ロイト キルヒ ホッホフォーゲルシュトラーセ 11

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯、修復された歯および置換歯を判断す
    るための歯科用検査装置において、形成された歯、修復
    された歯または置換歯を測定し、かつ対応する測定情報
    (IM )を生成する測定装置(1)と、該測定装置
    (1)に接続され、かつ規定された検査情報(IK )お
    よび測定装置(1)により供給される測定情報(IM
    と関連して該形成された歯、修復された歯または置換歯
    を判断し、かつ対応する評価情報(IB )を生成しそし
    て出力する評価装置(8)とを有することを特徴とする
    歯科用検査装置。
  2. 【請求項2】 前記測定装置(1)は、前記形成された
    歯(5)、修復された歯または置換歯を3次元的に測定
    することを特徴とする請求項1に記載の歯科用検査装
    置。
  3. 【請求項3】 前記測定装置(1)は、レーザ三角測量
    法または光セクション法により、前記形成された歯
    (5)、修復された歯または置換歯を測定することを特
    徴とする請求項2に記載の歯科用検査装置。
  4. 【請求項4】 前記測定装置(1)は、前記形成された
    歯(5)、修復された歯または置換歯の表面品質を測定
    することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記
    載の歯科用検査装置。
  5. 【請求項5】 前記測定装置(1)は、色彩測定法によ
    り、前記形成された歯(5)、修復された歯または置換
    歯を測定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    1項に記載の歯科用検査装置。
  6. 【請求項6】 前記測定装置(1)は回転装置(6、
    3)を有し、該回転装置(6、3)は、前記測定すべき
    形成された歯(5)、修復された歯または置換歯を載せ
    て回転させ、該形成された歯(5)、修復された歯また
    は置換歯を全方向から測定することを特徴とする請求項
    1〜5のいずれか1項に記載の歯科用検査装置。
  7. 【請求項7】 前記回転装置(3、6)は、前記測定す
    べき形成された歯(5)、修復された歯または置換歯を
    360°回転させることを特徴とする請求項6に記載の
    歯科用検査装置。
  8. 【請求項8】 前記測定装置(1)は、前記測定すべき
    形成された歯(5)、修復された歯または置換歯を異な
    る角度から測定する複数の測定手段(2)を有すること
    を特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の歯科
    用検査装置。
  9. 【請求項9】 前記形成すべき歯(5)、修復された歯
    または置換歯を備えた、人工顎をもつ訓練模型(16)
    を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項
    に記載の歯科用検査装置。
  10. 【請求項10】 前記訓練模型(16)は、人工顎が配
    置された人工頭部(17)を有することを特徴とする請
    求項9に記載の歯科用検査装置。
  11. 【請求項11】 前記測定装置(1)は、訓練模型(1
    6)内に、特に人工顎の近くに配置されていることを特
    徴とする請求項9または10に記載の歯科用検査装置。
  12. 【請求項12】 前記訓練模型(16)内に配置される
    カメラ装置(15)を有し、該カメラ装置(15)は前
    記歯(5)および該歯(5)を包囲する顎領域をモニタ
    リングし、前記評価装置(8)は、カメラ装置(15)
    に接続され、かつカメラ装置(15)により供給される
    モニタリング情報を参照して、形成された歯(5)、修
    復された歯または置換歯を付加的に判断することを特徴
    とする請求項9〜11のいずれか1項に記載の歯科用検
    査装置。
  13. 【請求項13】 前記評価装置(8)に規定された検査
    情報(IK )は、歯(5)、修復された歯もしくは置換
    歯の形成についての特定条件または標準条件を有するこ
    とを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の
    歯科用検査装置。
  14. 【請求項14】 前記評価装置(8)により供給される
    評価情報(IB )は、視覚的および/または聴覚的に出
    力されることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1
    項に記載の歯科用検査装置。
  15. 【請求項15】 前記評価装置(8)は、コンピュータ
    により支援される評価情報(IB )を生成しかつ該評価
    情報(IB )をスクリーン(9)上に表示することを特
    徴とする請求項14に記載の歯科用検査装置。
  16. 【請求項16】 前記評価装置(8)に規定された検査
    情報(IK )は、歯(5)の所望の形成形状に関する画
    像データまたは修復された歯または置換歯の目標形状に
    関する画像データを有することを特徴とする請求項1〜
    15のいずれか1項に記載の歯科用検査装置。
  17. 【請求項17】 前記評価装置(8)は、規定された画
    像データに対応する歯、修復された歯または置換歯の画
    像を、測定情報(IM )に対応する形成された歯
    (5)、修復された歯または置換歯の画像と一緒に、特
    にこれらの画像に重ね合わせてスクリーン(9)上に示
    すことを特徴とする請求項15または16に記載の歯科
    用検査装置。
  18. 【請求項18】 前記評価装置(8)は、測定情報(I
    M )および/または規定された検査情報(IK )を記憶
    するメモリ装置(12)を有することを特徴とする請求
    項1〜17のいずれか1項に記載の歯科用検査装置。
  19. 【請求項19】 前記評価装置(8)は、使用者に特定
    の測定情報(IM )および/または規定された検査情報
    (IK )を記憶し、使用者に特定の記憶データはアクセ
    スコードにより保護されることを特徴とする請求項18
    に記載の歯科用検査装置。
  20. 【請求項20】 前記評価装置(8)により供給される
    評価情報(IB )は、歯の赤道、リム連結部、形成角度
    および/または形成された歯、修復された歯あるいは置
    換歯のアンダーカットに関する実値情報を有することを
    特徴とする請求項1〜19のいずれか1項に記載の歯科
    用検査装置。
  21. 【請求項21】 前記評価装置(8)に規定された検査
    情報は、歯の形成、歯の修復または置換歯の作製を学習
    する訓練情報を有し、該訓練情報は、評価装置(8)の
    訓練の進度に基づいて提供されることを特徴とする請求
    項1〜20のいずれか1項に記載の歯科用検査装置。
  22. 【請求項22】 マーキング装置(4)を有し、該マー
    キング装置(4)は評価装置(8)に接続され、かつ該
    評価装置(8)の評価情報(IB )に基づいて、形成さ
    れた歯(5)、修復された歯または置換歯の或る領域を
    マークすることを特徴とする請求項1〜21のいずれか
    1項に記載の歯科用検査装置。
  23. 【請求項23】 前記マーキング装置(4)は、形成さ
    れた歯(5)、修復された歯または置換歯の不正確に形
    成された領域をマークすることを特徴とする請求項22
    に記載の歯科用検査装置。
  24. 【請求項24】 前記マーキング装置(4)は、インキ
    ジェットを用いて、形成された歯(5)、修復された歯
    または置換歯の定められた領域をマークすることを特徴
    とする請求項22または23に記載の歯科用検査装置。
  25. 【請求項25】 前記評価装置(8)は、他の評価装置
    (10)の接続および/または電話回線網への接続のた
    めのインターフェース手段(13)を有することを特徴
    とする請求項1〜24のいずれか1項に記載の歯科用検
    査装置。
  26. 【請求項26】 複数のコンピュータ支援評価装置
    (8、10)が、適当なインターフェース手段(13)
    を介して互いにリンクされて、測定情報(IM )または
    規定された検査情報(IK )が、評価装置(8、10)
    間で伝達すなわち通信されることを特徴とする請求項2
    5に記載の歯科用検査装置。
  27. 【請求項27】 中央測定装置(1)が幾つかの評価装
    置(8、10)に割り当てられることを特徴とする請求
    項26に記載の歯科用検査装置。
  28. 【請求項28】 1つの評価装置(8)が一人の訓練を
    受ける者に割り当てられ、1つの評価装置(10)が指
    導者に割り当てられることを特徴とする請求項26また
    は27に記載の歯科用検査装置。
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JP2004000505A (ja) * 2002-03-28 2004-01-08 Fuji Photo Film Co Ltd 内視鏡装置

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