JPH10336681A - イメージシーケンス、特にビデオ信号処理のための運動評価方法 - Google Patents

イメージシーケンス、特にビデオ信号処理のための運動評価方法

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JPH10336681A
JPH10336681A JP10061377A JP6137798A JPH10336681A JP H10336681 A JPH10336681 A JP H10336681A JP 10061377 A JP10061377 A JP 10061377A JP 6137798 A JP6137798 A JP 6137798A JP H10336681 A JPH10336681 A JP H10336681A
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JP
Japan
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block
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motion
image
mae
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Application number
JP10061377A
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English (en)
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Silvio Cucchi
シルビオ・クッチ
Fabio Valente
ファビオ・バレンテ
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Alcatel Lucent SAS
Original Assignee
Alcatel Alsthom Compagnie Generale dElectricite
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Publication date
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/50Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding
    • H04N19/503Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding involving temporal prediction
    • H04N19/51Motion estimation or motion compensation
    • H04N19/53Multi-resolution motion estimation; Hierarchical motion estimation
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/20Analysis of motion
    • G06T7/223Analysis of motion using block-matching
    • G06T7/238Analysis of motion using block-matching using non-full search, e.g. three-step search
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10016Video; Image sequence

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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、イメージブロック整合動作による運
動ベクトルの決定によってイメージシーケンスの運動を
評価する方法における計算量を減少させ、コストを低下
させることを目的とする。 【解決手段】各イメージごとに1度づつ第1の重要パラ
メータを基準イメージから抽出し(1) 、運動評価が実行
されるイメージの各細分されたブロックに対して第2の
重要パラメータを抽出し(2) 、ブロックの周囲のサーチ
領域上の各ブロックの前記第2の重要パラメータと前記
第1の重要パラメータとを整合し(4) 、平均絶対誤差が
計算される1組の運動ベクトルを各ブロックに対して得
て(5) 、平均絶対誤差が所定の値より小さい運動ベクト
ルの選択を各ブロックに対して実行し、選択されたベク
トルだけに関する画素についてのブロック整合を各ブロ
ックに対して実行する(6) ステップを含んでいることを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イメージ信号処理
の分野に関し、特にイメージブロック整合動作による運
動ベクトルの決定に基づくイメージシーケンスに対する
運動評価方法に関する。
【0002】
【従来技術】特にフレーム間のイメージ信号コーディン
グは、主として可能な限り最小のバンド占有率で符号化
された信号を伝送するために使用される。
【0003】運動評価および補償予測コーディングは特
に、共に伝送される運動ベクトルと予測エラーを既知の
方法で計算することによってイメージコーディング効率
を改良する。それはまた、主観的なイメージ信号品質を
改善するためにイメージ信号の濾波に対して有効に使用
されることができる。
【0004】運動ベクトルを得るための方法の1つは、
ブロック整合アルゴリズム(BMA)と呼ばれる符号化
アルゴリズムを使用することであり、このアルゴリズム
は、実行されるべき計算量と回路構造との双方に関して
実施し易いように思われる(画素レベルで比較を行うア
ルゴリズムと比較して)。
【0005】ブロック整合アルゴリズムについてこれま
で開発された技術は、例えば文献("A fast Feature-Ba
sed Block Matching Algorithms Using Integral Proje
ctions ",by J.S:Kim and R.H:Park,IEEE L.Selected A
reas in Comm.,vol.10,No.5,June 1992)に記載されて
いる。
【0006】既知のブロック整合アルゴリズムは、1ブ
ロックづつの整合に基づいて運動ベクトルを計算する。
運動ベクトルとは、時間的に隣接したフレーム中のサブ
ブロック間に最大相関値を有するブロックの位置に関す
る情報である。
【0007】この文献には、ここに記載されているこれ
まで開発された技術に属する他のものに関して改良され
たアルゴリズムが提案されているが、それは依然として
計算量が多過ぎる。この改良されたアルゴリズムは既知
の“積分投影”と“3段階サーチ”技術の組合せに基づ
いており、ここにおいて最良の運動ベクトルのサーチ
は、空間的にデシメートされたグリッドにおいてブロッ
クから抽出されたパラメータを比較し、デシメーション
の減少されたグリッドにおいて、前のステップの最良の
ブロック整合に対して比較を反復することである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この文献において著者
自身により強調されているように、この方法により、既
知の他の方法と比較して実行されるべき計算量がほぼ半
分に減少されることが可能である。しかしながら、あま
り高くない費用で実際の回路構成を確実なものとするに
は、この減少量では依然として不十分である。
【0009】したがって、本発明の目的は上述された欠
点を克服し、請求項1に記載されたようなイメージのシ
ーケンス、特にビデオ信号処理のための運動評価方法を
提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の方法は、上述さ
れた文献で提案された方法のようなサーチの空間的デシ
メーションではなく、イメージブロックの特有のパラメ
ータを抽出するために使用される関数のデシメーション
が必要である。別の形態では、本発明の方法は関数のデ
シメーションを減少し、前のステップの最良の比較のセ
ットに基づいてブロック整合を行うことにより反復され
る。
【0011】本発明の方法では、整合されるべき各ブロ
ックの基準イメージに基づいたパラメータの再計算が不
要である。さらに、ブロックの特有のパラメータの抽出
において、積分投影技術の使用は必須ではなく、それは
単なる可能な変形形態の1つに過ぎない。
【0012】本発明による方法は、運動が評価されるイ
メージブロックからの、特に重要パラメータの抽出、お
よび基準イメージの等価なパラメータとのそれらの整合
に基づいた反復過程を提供する。
【0013】本発明による方法のその他の形態は、従属
クレームに記載されている。本発明の方法を使用するこ
とによって達成される主な利点は、実行される全計算量
が既知の方法と比較して、実質的に少なくとも1/10
に減少され、その結果それに相当する分だけ実施コスト
が直接減少されることである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の1実施形態の詳細
な説明、および添付図面から本発明の別の目的および利
点が明らかになるであろう。なお、これら図面は単なる
一例に過ぎず、何等本発明の技術的範囲に制限を加える
ものではない。以下、主として図1、および同時に特別
な観点について説明している図2,3および4を参照し
て本発明の方法を説明する。図1において、iはブロッ
クのインデックスを示し、NBはイメージブロックの数
を示し、pはp番目のステップを示し、Pは最良のブロ
ック整合をサーチするためのアルゴリズムの反復数を示
している。
【0015】図1に示されているフローチャートのステ
ップ2において、運動評価が行われるイメージの各ブロ
ックiに対して、顕著な状態でそのブロックを特徴付け
る多数のパラメータが抽出される。このような演算は、
ブロックの画素に選択された関数を適用することによっ
て実行される。
【0016】以下、図2に示されているパラメータ抽出
関数を一例として説明するが、本発明はこの例に限定さ
れるものではない。この関数は、パラメータの計算の簡
単さと重要度との間の問題の適切な妥協策である。
【0017】以下、2つの色成分が輝度成分に関して水
平方向に2倍サンプリングされる4:2:2として知ら
れている標準的なフォーマットによるデジタルイメージ
に対する運動補償方法の適用を考える。運動評価が行わ
れる輝度ブロックは、2つの16×8の色ブロックに対
応した16×16のサイズを有している。しかしなが
ら、この方法は通常の知識により別のフォーマットの処
理ブロックに拡張されることができる。
【0018】yを16×16画素の輝度ブロック(例え
ば、MPEG標準規格の符号化ブロックのサイズ)と
し、i,jを画素インデックスとすると、以下のブロッ
クの64個の特有のパラメータが抽出される:
【数7】 ここで、yv[i,j] およびyh[i,j] はそれぞれ、輝度
信号の垂直および水平成分である。
【0019】Wは、加重することにより隣接した画素間
の差の量、すなわちイメージの粒状度の量を考慮に入れ
たyの離散的導関数の加重値である。
【0020】サンプルの空間的デシメーションが全く行
われないことが認められる。類似の計算が16×8画素
の色ブロックcbおよびcrに対して行われることがで
きる。i,jが画素インデックスであり、色信号が水平
にサンプリングされることに留意すると、2つの隣接し
た偶数サンプルの補間により奇数画素が生成される:
【数8】 類似の方法でctv[i][j]およびcrh[i][j]が得られ
る。
【0021】cbv[i,j] ,cbh[i,j] ,crv[i]
[j]およびcrh[i][j]はそれぞれ、2つの色信号の垂
直成分および水平成分を示している。
【0022】色信号から得られたパラメータは、輝度信
号に関して得られた値と係数K−cromaにより加重
されて合計され、補償されるべきブロックを特徴付ける
パラメータv[i,j] およびh[i,j] が得られ、本発明の
特徴とする観点の1つによって、これらのパラメータは
またそのブロックの色成分を考慮に入れる:
【数9】 図3に示されているように、基準イメージについて同じ
計算をどのブロックの運動が評価されるかに関して適用
すると共に、図1のブロック1を参照すると、以下の2
つのパラメータマトリクスが得られる:
【数10】 YV[i,j] およびYH[i,j] は、輝度信号Yの垂直成分
および水平成分をそれぞれ示す。インデックスi,j
は、欧州デジタルテレビジョン標準規格に対応した範囲
で変化するが、別の標準規格もまた適用可能である。
【0023】同様に、色信号の垂直成分および水平成分
CRV[i,j] ,CBV[i,j] ,CRH[i,j] およびCB
H[i,j] が得られる:このようにして、基準イメージか
ら抽出されたパラメータマトリクスを特徴付ける以下の
パラメータが得られる:
【数11】 ここで、基準イメージ(図1のブロック1)に対するこ
のような演算は1度しか行われず、通常ブロック整合に
基づいた運動評価アルゴリズムで行われるようなブロッ
ク整合ごとの反復は為されないことを強調しておく。
【0024】一般に、ブロックの重要パラメータは、多
数の積分路に沿ってその代表的な関数とその第1の導関
数とを積分して基準イメージから1以上のパラメータマ
トリクスを得ることによって抽出されると言うことがで
きる。
【0025】本発明の方法の1実施形態によると、図1
のサンプリングステップ3は実行されず、以下説明する
ステップ4で検討する整合が前のステップ2でブロック
から抽出された全てのパラメータに関して1度直接的に
行われる。この場合、P=0である。
【0026】運動評価は、図1のブロック4に対応した
図4に示されているように、ブロックを表すパラメータ
とブロック周辺の適切なサーチ領域上の基準イメージの
パラメータとを整合することによって実行される。
【0027】
【数12】 ここで、MAE VおよびMAE Hは、整合における
平均絶対誤差を表し、一方i=−hrange …+hrange
,j=−vrange …+vrange が運動補償のサーチ領
域および運動ベクトルインデックスを規定している。
【0028】画素についての余すところのない全てのブ
ロック整合と比較すると、行われるべき演算の数が1/
4に減少される(この特定の場合において)。これは、
パラメータについての全てのブロック整合が実行された
ためである。
【0029】画素についての全てのブロック整合(図1
のステップ6)は、最良のブロック整合を達成する、す
なわち最小の和MAE=MAE H+MAE Vを有す
る所定の数のベクトル[i,j] に対して計算され、選択は
図1のステップ5において行れる。
【0030】別の実施形態によると、上述された方法
は、図1のステップ3を付加することによって、性能が
依然として目的を満足させる状態で要求される演算数を
さらに大幅に減少するように修正されることができる。
簡単化は、抽出されたパラメータの全てでなく、以下に
説明するサンプリング動作にしたがって抽出された最も
重要なパラメータだけの整合を行う反復過程により得ら
れる。これは各ステップで非常に多数のパラメータを考
慮した演算を反復するが、整合は前のステップで最良の
結果を出したものの位置に対してしか行われない。
【0031】いずれにしても、この方法は既知の技術の
ようにサーチグリッドの空間デシメーションではなく、
パラメータ抽出がこれに基づいて行われる関数のデシメ
ーションに基づいていることがここで強調される。
【0032】特に、図1のステップ3に対応した図2の
第3のステップ(単なる一例に過ぎない)を参照する
と、はじめに以下の4つのブロックパラメータのサーチ
領域中の全ての位置に対する整合の実行を開始する:
【数13】 MAE(図1のステップ4で検討された整合)の計算
は、全てのインデックスについてではなく、上記の式
[13]および[14]において見出された4つのもの
に関してのみ実行される。
【0033】図1の次のステップ5において、後続する
整合によって、すなわちこのような整合にしたがってM
AEに関して最高の結果、つまり1/2を出したものに
よって多数のサーチ位置が消去される。残りのものに関
しては、再び反復が実行されて、ステップ3に戻り、番
号pを増分し、次の8つのパラメータを使用してさらに
正確なブロック整合が実行される:
【数14】 この過程は、p=Pになるまで多数回反復して繰返され
る。各反復において、パラメータの数は2倍にされ、整
合が行われる位置(運動ベクトル)の数は1/2にされ
る。Pの値は、実行することを所望された画素について
のブロック整合の総数に基づいて決定される。
【0034】したがって、ステップ6において実行され
る整合動作は、画素に基づいてブロック整合が実行され
る限られた数(例えば16)の運動ベクトルに減少され
る。ほとんどの簡単化された形態において、運動ベクト
ルの最良のものだけが選択される。
【0035】整合が行われるべき運動ベクトルが一度決
定されると、ステップ6で実行される演算それ自体は知
られているものである。
【0036】ここに記載されている特定の場合は、整合
されたパラメータの数および各反復で廃棄される運動ベ
クトルの数を変えることによって一般化されることがで
きる。ここに記載されている場合において要求される計
算の数と、全ての画素に対する膨大なブロック整合にお
いて要求される計算の数との割合は、基準イメージから
のパラメータの抽出と、パラメータ間における整合の結
果の順序付けに必要とされる計算とを考慮に入れない場
合、ほぼ1:30である。
【0037】この方法をさらに困難なものにするステッ
プの1つは、次のステップのために保存されるべき位置
の選択に関する図1のステップ5であり、このステップ
ではパラメータのさらに正確な整合が実行される。その
結果として必要となる順序付け演算を回避するために異
なる技術が使用され、それはステップ5で計算されたM
AE分布がほぼガウス対運動ベクトルインデックスであ
るという仮定に基づいている。
【0038】その後、それらの平均値より大きいブロッ
ク整合のMAE値が第2の実施形態の第1の反復で廃棄
され、ガウス仮定が満足された場合には、これによって
ブロック整合の半分が廃棄されることが保証される。後
続する反復において、不良のブロック整合が廃棄されて
いるため、分布はもはやガウス分布ではなく、ほぼ線形
であることが考慮される。
【0039】以下、仮定された線形分布の重心の特に効
率的な計算方法を説明する。このような重心は、次の反
復のために保存されるべき運動ベクトルを選択する時の
しきい値として使用される。
【0040】特に、MAE min,MAE maxお
よびMAE meanをそれぞれ、ステップ4における
ブロック整合から得られた最小MAE、最大MAEおよ
び平均MAEとし、次の関数を検討する。なお、式[1
9]は0と1との間で正規化されたMAEを表してい
る。
【0041】
【数15】 正規化されたMAEの確率分布p(mae)は、上述さ
れたように線形であると仮定され、したがってそれは次
の形を有する:
【数16】 この点で、0から1までの確率分布pの積分を1とし、
また0から1までのp(mae)* maeの積分を正規
化された平均mae−meanと等しくさせることによ
って、2つの分布パラメータおよびbが、mae−me
anの関数として得られる。0からmaeまでのpの積
分が値1/2を有するMAEの正規化された値mae
は、mae−meanの関数であり、テーブルに入力さ
れる。
【0042】このようにして得られた、正規化されたM
AEの確率分布の重心を形成するmae値から、MAE
の確率分布の重心が導き出される:
【数17】 MAEは、次の反復のために利用できる運動ベクトル
を廃棄されるものから分離するためのしきい値として使
用される。
【0043】この方法の別の変形実施形態は、例えばゼ
ロベクトルのような種々の反復から既に得られているも
のや、処理中のブロックに水平および垂直方向に直接隣
接しているブロックに対して選択されたものに加えて、
いくつかの特に重要な運動ベクトルを画素についての最
終的なブロック整合まで維持する。
【0044】この方法のさらに別の実施形態は、ステッ
プ6で画素について実行された整合の数を減少すること
を可能にするが、それは、値W=0が加重関数として選
択された場合にのみ適用可能であり、したがって正確度
の低い運動ベクトル評価を行う。それは、画素について
のブロック整合のMAEとパラメータについて計算され
たものとの間に存在する関係に基づいている。
【0045】特に、上記の式[1]および[2]におい
て規定されている、運動補償が実行される16×16ブ
ロックをyで示し、またインデックスiおよびjがステ
ップ6で実行された画素についてのブロック整合に対し
て選択された特別な運動ベクトルの1つにしたがって、
画素についてのブロック整合のMAEが評価されなけれ
ばならない基準イメージから抽出される16×16ブロ
ックをxで示すと、
【数18】 上記の式は、式[5]および[6]においてk cro
ma=0によりゼロ加重が色成分にも与えられる限定し
ない場合に関する。
【0046】MAE V[i,j] の値は、画素の垂直合計
(式[11]を参照)によりブロックから抽出されたパ
ラメータの整合の結果に対応している。同様にして、式
[26]が得られ、この式から式[27]が得られる:
【数19】 したがって、パラメータの比較において最良の結果を与
えたブロックについてのブロック整合と、MAE BL
OCK minと呼ばれる、既に接合されたブロック間
に最小MAEを有する画素についてのブロック整合とを
実行することが所望された場合、(MAE H+MAE
V)≧2* MAE BLOCK minである全ての
ブロックが、画素についてブロック整合を実行せずに演
繹的に廃棄されることができる。
【0047】この方法の別の実施形態は、図2において
さらによく説明されている図1のステップ2に関連して
いる。水平および垂直インデックスi,jに拡張される
代りに、第1の実施形態の場合に属するものとされる式
の合計が予め設定された通路にしたがって別の斜線また
は破線を辿ることができる。
【0048】或は、さらに、運動評価方法は、色信号の
翻訳が行なわれない例えば4:4:4のもの、および上
述された水平補間に加えて画素の垂直補間が実行される
4:2:0のもの等の、4:2:2とは異なるフォーマ
ットに拡張されることができる。
【0049】したがって、運動評価方法は、例えばフラ
クタル整合のサーチのようなブロック整合に変形可能な
別のアルゴリズムに拡張されることができる。
【0050】上述の全ての実施形態を参照すると、本発
明の方法は、既知の技術にしたがって伝送するために使
用される信号を獲得し、したがって顕著なバンド節約を
達成し、かつ著しく記憶領域が節約された形態で(例え
ばCD−ROM,MPEG標準規格で)それを記憶する
ためのビデオ信号処理システムの一部分として(すなわ
ち、イメージコーディングまたはイメージ濾波のため
に)構成されることができる。
【0051】上記の方法の説明から、当業者は高レベル
の言語プログラミング(例えばC++)によってこの方法
を構成することが可能であり、および、またはハードウ
ェア(すなわち、VLSI技術により)またはマシン言
語のソフトウェアレベル(プログラム可能なマイクロプ
ロセッサ用のアセンブラ)を構成することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による運動評価方法のステップのフロー
チャート。
【図2】図1のステップ2を説明した概略図。
【図3】図1のステップ1を説明した概略図。
【図4】図1のステップ4を説明した概略図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ファビオ・バレンテ イタリア国、36045 ロニーゴ(ブイア イ)、ビア・ツラッチ 18

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イメージブロック整合動作による運動ベ
    クトルの決定に基づいたイメージシーケンスに対する運
    動評価方法において、 各イメージごとに1度づつ第1の重要パラメータを基準
    イメージから抽出し、 運動評価が実行されるイメージの各細分されたブロック
    に対して第2の重要パラメータを抽出し、 前記ブロックの周囲のサーチ領域上の各ブロックの前記
    第2の重要パラメータと前記第1の重要パラメータとを
    整合し、平均絶対誤差が計算される1組の運動ベクトル
    を各ブロックに対して獲得し、 平均絶対誤差が所定の値より小さい運動ベクトルの選択
    を各ブロックに対して実行し、 選択されたベクトルだけに関する画素についてのブロッ
    ク整合を各ブロックに対して実行するステップを含んで
    いることを特徴とするイメージシーケンスに対する運動
    評価方法。
  2. 【請求項2】 前記第1および第2の重要パラメータ
    は、輝度および色信号成分と、その加重された離散的導
    関数との組合せによって形成され、定められた積分路に
    沿って積分されることを特徴とする請求項1記載のイメ
    ージシーケンスに対する運動評価方法。
  3. 【請求項3】 前記積分路は水平および垂直軸であり、
    前記第2の重要パラメータは、 【数1】 であり、ここで、i,jは前記軸に沿った画素のインデ
    ックスであり、jv,jh,cbv,cbh,crv,
    crhは、 【数2】 によってそれぞれ与えられる輝度および色信号の垂直お
    よび水平成分であり、 ここでcrv[i][j]およびcrh[i][j]は類似の方法で
    得られ、k cromaおよびWは加重定数であること
    を特徴とする請求項2記載のイメージシーケンスに対す
    る運動評価方法。
  4. 【請求項4】 前記積分路は水平および垂直軸であり、
    前記第1の重要パラメータは、 【数3】 であり、ここで、i,jは前記軸に沿った画素のインデ
    ックスであり、YV,YH,CBV,CBH,CRV,
    CRHは、 【数4】 によってそれぞれ与えられる輝度および色信号の垂直お
    よび水平成分であり、 ここで、色信号の垂直および水平成分CRV[i,j] ,C
    BV[i,j] ,CRH[i,j] およびCBH[i,j] は類似の
    方法で得られ、k cromaおよびWは加重定数であ
    ることを特徴とする請求項2記載のイメージシーケンス
    に対する運動評価方法。
  5. 【請求項5】 平均絶対誤差の計算による各ブロックの
    前記第1の重要パラメータと前記第2の重要パラメータ
    との前記整合は、 【数5】 のタイプのものであり、ここでMAE VおよびMAE
    Hは平均絶対誤差を表し、一方i=−hrange …+h
    range ,j=−vrange …+vrange は、運動補償のサ
    ーチ領域および運動ベクトルのインデックスを規定して
    いることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記
    載のイメージシーケンスに対する運動評価方法。
  6. 【請求項6】 各ブロックの前記第1の重要パラメータ
    と前記第2の重要パラメータとの前記整合は、抽出され
    たパラメータの全てに対してではなく、サンプリング動
    作にしたがって抽出された最も重要なものに対してのみ
    前記整合を実行し、また、各ステップにおいて非常に多
    数のパラメータを考慮して演算を反復するが、前のステ
    ップで最良の結果を与えたものの位置に対してのみ前記
    整合を行う反復過程に挿入されることを特徴とする請求
    項1乃至5のいずれか1項記載のイメージシーケンスに
    対する運動評価方法。
  7. 【請求項7】 第1の反復における前記最も重要パラメ
    ータは、 【数6】 によって表わされ、 各反復において、パラメータの数は2倍にされ、整合が
    行われるインデックスi,jの位置の数は1/2にされ
    ることを特徴とする請求項6記載のイメージシーケンス
    に対する運動評価方法。
  8. 【請求項8】 平均値より大きい平均絶対誤差(MA
    E)の値は第1の反復において廃棄され、それによって
    この平均絶対誤差(MAE)がガウス関数に近似される
    ため、整合したものの半分が廃棄されることを特徴とす
    る請求項6または7記載のイメージシーケンスに対する
    運動評価方法。
  9. 【請求項9】 後続する反復において、第1の反復にお
    いて最悪のブロック整合が廃棄されているため、分布は
    ガウス分布ではなく、線形分布によって近似され、その
    重心が計算され、しきい値より大きいブロック整合を保
    存するためにしきい値として使用されることを特徴とす
    る請求項6乃至8のいずれか1項記載のイメージシーケ
    ンスに対する運動評価方法。
  10. 【請求項10】 前記加重定数(W)は、ゼロに等しく
    選択されていることを特徴とする請求項3または4のい
    ずれか1項記載のイメージシーケンスに対する運動評価
    方法。
  11. 【請求項11】 前記積分路は、イメージまたはブロッ
    クについて予め規定された通路にしたがった斜線または
    破線であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれ
    か1項記載のイメージシーケンスに対する運動評価方
    法。
JP10061377A 1997-03-14 1998-03-12 イメージシーケンス、特にビデオ信号処理のための運動評価方法 Pending JPH10336681A (ja)

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