JPH10336140A - Ofdm波伝送方法、およびofdm波伝送装置 - Google Patents

Ofdm波伝送方法、およびofdm波伝送装置

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JPH10336140A
JPH10336140A JP13877797A JP13877797A JPH10336140A JP H10336140 A JPH10336140 A JP H10336140A JP 13877797 A JP13877797 A JP 13877797A JP 13877797 A JP13877797 A JP 13877797A JP H10336140 A JPH10336140 A JP H10336140A
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徹 黒田
Takeshi Kimura
武史 木村
Shigeki Moriyama
繁樹 森山
Shunji Nakahara
俊二 中原
Masayuki Takada
政幸 高田
Michihiro Uehara
道宏 上原
Kenichi Tsuchida
健一 土田
Masahiro Okano
正寛 岡野
Makoto Sasaki
誠 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信特性の異なる信号を同時に伝送する階層
伝送などを行う際、伝送対象となる情報のビット数と、
OFDMフレームの長さとを関連付けて、伝送効率を高
めるとともに、階層化伝送を容易にする。 【解決手段】 OFDM波を周波数ブロックに分割し、
各ブロック毎にキャリア変調方式、誤り訂正方式を独立
して指定して、受信特性の異なる信号を同時に伝送する
階層伝送などを行う際、伝送対象となるパケットを階層
化処理して得られた各情報毎に必要なOFDMシンボル
数の最小公倍数に応じて、OFDMフレームに含まれる
OFDMシンボルの数を決定し、実際の伝送を行うと
き、パケットを階層化処理して得られた各情報を整数個
のOFDMブロックに振り分けて、OFDM波を生成
し、これを伝送路上に送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地上系デジタルテ
レビジョン放送、デジタル音声放送、デジタル情報など
を統合して放送する統合デジタル放送(ISDB:Inte
grated Service Digital Broadcasting)などに用いて
好適なOFDM波伝送方法、およびOFDM波伝送装置
に関する。
【0002】[発明の概要]本発明は、地上系デジタル
テレビジョン放送、デジタル音声放送、デジタル情報な
どを統合して放送する統合デジタル放送などで使用され
る伝送装置に関するものであり、MPEG2規格のトラ
ンスポートストリームパケット(TSP)を変調して、
フレーム構造を持つOFDM波を生成し、これを伝送路
上に送出する際、OFDM波を一定の帯域幅を持つ複数
のOFDMブロックに分割し、OFDMブロック単位
で、キャリア変調方式、誤り訂正方式を可変し得るよう
にするとともに、1つのOFDMフレーム、1つのOF
DMブロック当たり、整数個のトランスポートストリー
ムパケットを伝送し得るように、OFDMフレームのフ
レーム長を設定し、これによって伝送効率を高めるとと
もに、階層化伝送を容易にするものである。
【0003】
【従来の技術】OFDM波を複数のOFDMブロックに
分割し、それぞれのOFDMブロック毎に、変調方式や
伝送電力などを変化させた階層伝送を行う方式として
は、本出願人により提案された特開平7−321765
号(特願平6−116251号)公報に記載されたもの
が知られている。
【0004】この先願は、OFDMの階層化に関するも
ので、階層化変調を行う場合に、伝送フレームに含まれ
る各伝送シンボル毎に、周波数軸上で、どの搬送波の電
力を大きくし、どの搬送波の電力を小さくするのかを示
す割り当てパターンを変化させることにより、階層化変
調後においても、OFDM波の電力スペクトル密度が、
伝送帯域の中で白色ガウス雑音に近い性質を保つように
し、他のサービスへの妨害の性質が白色ガウス雑音とほ
とんど同様であるというOFDMの優れた特長を、階層
化変調により損なわれることがないようにしたものであ
る。また、搬送波毎、あるいは搬送波ブロック毎に、各
搬送波の変調方式を変えて、階層化変調を行う場合に
も、ある搬送波の変調方式を、どの方式にするかの割り
当てを、OFDMの伝送シンボル毎に変化させることに
より、マルチパス妨害によって伝送帯域内の特定の周波
数帯域だけが大きな影響を受けた場合でも、ビット誤り
率特性の劣化を最小限に抑えることを可能にしたもので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た先願公知例を始め、OFDM波を使用した従来の伝送
技術においては、MPEG2規格のトランスポートスト
リームパケットなど、パケット化された情報を伝送する
とき、各階層で行われる処理の内容を変更すると、各パ
ケットの大きさと、OFDM波の各OFDMブロックの
大きさとがミスマッチを起こし、各OFDMブロックの
いずれかが無効になったりすることがあり、これによっ
て効率的な伝送を行えなくなってしまうことがあった。
【0006】このため、例えばOFDM波を使用してM
PEG2規格のトランスポートストリームパケットなど
を伝送する際、これらトランスポートストリームパケッ
トのビット数と、OFDMブロックの帯域幅、OFDM
ブロックのブロック数、OFDMフレームを構成するO
FDMシンボル数などを関連付けることによって、伝送
対象となるトランスポートストリームパケットのビット
数と、OFDM波の時間方向の単位となるOFDMフレ
ームとを関連付けて、階層伝送を容易に行うことができ
る技術の開発が強く望まれていた。
【0007】本発明は上記の事情に鑑み、伝送効率を高
めることができるとともに、階層化伝送を容易にするこ
とができるOFDM波伝送方法およびOFDM波伝送装
置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、請求項1では、一定の帯域幅を持つOF
DMブロックを複数個、連続して配置したOFDM波を
伝送する伝送装置において、伝送対象となる一定ビット
数のパケットを階層化処理して得られた各情報毎に必要
なOFDMシンボル数の最小公倍数に応じて、OFDM
フレームに含まれるOFDMシンボルの数を決定し、実
際の伝送を行う際、伝送対象となる一定ビット数のパケ
ットを階層化処理して得られた各情報を整数個のOFD
Mブロックに振り分けて、OFDM波を生成し、これを
伝送路上に送出することを特徴としている。
【0009】上記の構成によれば、OFDM波を周波数
ブロックに分割し、各周波数ブロック毎にキャリア変調
方式、誤り訂正方式を独立して指定して、受信特性の異
なる信号を同時に伝送する階層伝送などを行う際、伝送
対象となる情報のビット数と、OFDM波の時間方向の
単位となるOFDMフレームとを関連付け、これによっ
て伝送効率を高めるとともに、階層化伝送を容易にす
る。
【0010】また、請求項2では、請求項1に記載のO
FDM波伝送方法において、前記OFDMブロックの帯
域幅を100kHz乃至500kHzにすることを特徴
としている。
【0011】上記の構成によれば、OFDM波を周波数
ブロックに分割し、各周波数ブロック毎にキャリア変調
方式、誤り訂正方式を独立して指定して、受信特性の異
なる信号を同時に伝送する階層伝送などを行う際、OF
DMブロックの帯域幅を規定して、伝送対象となる情報
のビット数と、OFDM波の時間方向の単位となるOF
DMフレームとの関連付けを容易にし、これによって伝
送効率を高めるとともに、階層化伝送を容易にする。
【0012】また、請求項3では、請求項1または2に
記載のOFDM波伝送方法において、前記パケットのビ
ット数を204バイトにすることを特徴としている。
【0013】上記の構成によれば、OFDM波を周波数
ブロックに分割し、各周波数ブロック毎にキャリア変調
方式、誤り訂正方式を独立して指定して、受信特性の異
なる信号を同時に伝送する階層伝送などを行う際、パケ
ットのビット数を規定して、伝送対象となる情報のビッ
ト数と、OFDM波の時間方向の単位となるOFDMフ
レームとの関連付けを容易にし、これによって伝送効率
を高めるとともに、階層化伝送を容易にする。
【0014】また、請求項4では、一定の帯域幅を持つ
OFDMブロックを複数個、連続して配置したOFDM
波を伝送する伝送装置であって、伝送対象となる一定ビ
ット数のパケットを階層化処理して得られた各情報毎に
必要なOFDMシンボル数の最小公倍数に応じて、OF
DMフレームに含まれるOFDMシンボルの数が決定さ
れてなるOFDM波を一定の帯域幅を持つ複数系統のO
FDMブロックに分割する手段と、分割された各系統毎
に誤り訂正処理、およびキャリア変調処理を独立に実行
する手段と、誤り訂正処理、およびキャリア変調処理が
されたOFDMブロックを合成して伝送対象となるOF
DM波を生成する手段とを備えたことを特徴としてい
る。
【0015】上記の構成によれば、OFDM波を周波数
ブロックに分割し、各周波数ブロック毎にキャリア変調
方式、誤り訂正方式を独立して指定して、受信特性の異
なる信号を同時に伝送する階層伝送などを行う際、伝送
対象となる情報のビット数と、OFDM波の時間方向の
単位となるOFDMフレームとを関連付け、これによっ
て伝送効率を高めるとともに、階層化伝送を容易にす
る。
【0016】
【発明の実施の形態】
《発明の前提説明》まず、本発明によるOFDM波伝送
装置の詳細な説明に先だって、本発明で使用されるOF
DM波について、簡単に説明する。
【0017】まず、本発明によるOFDM波伝送装置が
適用される地上系デジタルテレビジョン放送、デジタル
音声放送、デジタル情報などを統合して放送する統合デ
ジタル放送などでは、伝送方式として、図6に示すよう
に所定の帯域幅、例えば100kHz〜500kHzの
帯域幅を持つOFDMブロックを周波数軸上に整数個、
連続して並べたOFDM波を使用し、これを時間軸上に
整数個、連続させたフレーム(OFDMフレーム)単位
で、受信装置側に情報を伝送することが検討されてい
る。
【0018】伝送の際には、各OFDMブロック単位
で、地上系デジタルテレビジョン放送、デジタル音声放
送、デジタル情報など、情報の種類に応じて、キャリア
変調方式、誤り訂正方式を最適化した階層伝送方式を採
用する。これにより、伝送路の伝送効率を向上しつつ、
受信装置側では、これら地上系デジタルテレビジョン放
送、デジタル音声放送、デジタル情報などのうち、必要
な情報を再生する。
【0019】また、これら地上系デジタルテレビジョン
放送、デジタル音声放送、デジタル情報などの信号形式
として、図7に示すように、188バイトのデータ長を
基本とし、これに誤り訂正符号、例えば、(204、1
88)のリードソロモン符号などの検査符号を付加した
204バイトのデータ長を持つ、MPEG2規格のトラ
ンスポートストリームパケット(TSP)を使用するこ
とが検討されている。
【0020】従来、これらトランスポートストリームパ
ケットを階層化処理し、OFDM波を使用したOFDM
フレーム単位で伝送する場合、各階層の処理内容、例え
ば誤り訂正処理の内容や、キャリア変調処理の内容が変
更されると、階層化処理後のビット数が変化して、OF
DMブロックのいずれかに空きが生じたり、OFDMブ
ロックが足りなくなってしまうことから、各階層の処理
内容を一度、設定した後では、各階層の誤り訂正処理の
内容や、キャリア変調処理の内容などを変更するのは難
しいという問題があった。
【0021】そこで、本発明によるOFDM波伝送装置
では、各トランスポートストリームパケットのビット
数、OFDMブロックの帯域幅、OFDMブロックのブ
ロック数、OFDMフレームを構成するOFDMシンボ
ル数などを関連付けることにより、各階層で行われる誤
り訂正処理の内容、キャリア変調処理の内容が変更され
て、階層化処理後のビット数が変化しても、OFDMブ
ロックのいずれかに空きが生じたり、OFDMブロック
に不足が生じないように構成し、これによって伝送効率
を高めるとともに、階層化伝送を容易にしている。
【0022】《発明の実施の形態の説明》図1は本発明
によるOFDM波伝送装置の実施の形態を示すブロック
図である。
【0023】この図に示す伝送装置1は、MPEG2規
格のトランスポートストリームパケット(188ビット
のTSP)が連結されたトランスポートストリーム(T
S)を受けて、これをトランスポートストリームパケッ
ト毎に指定された各系統(3系統)に振り分ける切替器
2と、この切替器2によって各系統に振り分けられたト
ランスポートストリームパケットに対し、予め設定され
ている4つの誤り訂正方式のいずれかで、誤り訂正のエ
ンコードを行う各系統別の誤り訂正回路3と、各誤り訂
正回路3から出力される各トランスポートストリームパ
ケットに対し、予め設定された4つのキャリア変調方式
のいずれかで各々キャリア変調を行う各系統別のキャリ
ア変調回路4と、各キャリア変調回路4から出力される
各OFDMブロックを合成する合成回路5と、受信装置
側でOFDM波のフレーム同期をとる際に必要な制御情
報や同期情報を発生する制御同期情報回路6と、この制
御同期情報回路6から出力される制御情報や同期情報に
基づき、前記合成回路5から出力される連続したOFD
Mブロックの間に、時間的な情報(フレーム同期信号)
を選択的に割り当てるとともに、逆FFT変換してOF
DM波を生成するIFFT回路7とを備えている。
【0024】そして、MPEG2規格のトランスポート
ストリーム(TS)が入力されているとき、このトラン
スポートストリームを構成する各トランスポートストリ
ームパケット(TSP)を3つの系統のいずれかに振り
分けて、各系統毎に指定された誤り訂正処理と、キャリ
ア変調処理を実行し、各系統で得られた各OFDMブロ
ックを合成した後、これらOFDMブロックの間に、時
間的な情報(フレーム同期信号)を選択的に割り当てる
とともに、各OFDMキャリアなどを逆FFT変換して
OFDM波を生成し、これを伝送路上に送出する。
【0025】次に、図1に示すブロック図を参照しなが
ら伝送装置1の動作について詳細に説明する。
【0026】図2に示すように、MPEG2規格のトラ
ンスポートストリーム(TS)が入力されると、切替器
2は、このトランスポートストリームを構成する各トラ
ンスポートストリームパケット(TSP)毎に切替動作
を行って、各トランスポートストリームパケットを3つ
の系統のいずれかに振り分ける。
【0027】ここで、各誤り訂正回路3で行われる誤り
訂正方式としては、1つの信号を畳み込んで2つの信号
にする1/2畳み込み符号方式、3つの信号を畳み込ん
で4つの信号にする3/4畳み込み符号方式、7つの信
号を畳み込んで8つの信号にする7/8畳み込み符号方
式のうちのいずれかが設定される。また各キャリア変調
回路4で行われるキャリア変調方式としては、QPSK
変調方式、DQPSK変調方式、16QAM変調方式、
64QAM変調方式のうちのいずれかがが設定される。
したがって、各系統毎に振り分けられたトランスポート
ストリームパケットは、各誤り訂正回路3および各キャ
リア変調回路4によって12個の処理ルート(3つの誤
り訂正方式×4つのキャリア変調方式で示される処理ル
ート)のうちの3つの処理ルートで各々処理される。そ
の後、そのビットレート、すなわち各処理ルートの伝送
容量にしたがって、周波数軸の情報に変換したとき、ど
のブロックに割り当てるかが考慮されて、整数個のOF
DMブロックに割り付けられる。
【0028】この際、トランスポートストリームパケッ
トが誤り訂正方式やキャリア方式が異なる、12個の処
理ルートのいずれを通過しても、トランスポートストリ
ームパケット当たりで、OFDMブロックが丁度、整数
個となるように、次に述べるような手順で、トランスポ
ートストリームパケットのビット数と、OFDMフレー
ムのフレーム長とを対応させる。
【0029】まず、OFDMフレーム当たりのOFDM
シンボル数を“S”、OFDMブロック内のキャリア本
数を“N”、キャリア変調シンボル当たりのビット数を
“M”、誤り訂正符号化率を“R”とすると、1つのO
FDMブロック、1つのOFDMフレームで伝送できる
ビット総数は、 N・M・S …(1) で表わされ、1つのOFDMブロック、1つのOFDM
フレームで伝送できる情報ビット数は、 R・N・M・S …(2) で表わされる。
【0030】これに対し、トランスポートストリームパ
ケットのビット数が “8×188” …(3) ビットであることから、この(3)式で示されるビット
数に対し、前記(2)式で示されるビット数が整数倍
(K倍)になっていれば、 R・N・M・S=8×188×K …(4) となる。
【0031】これにより、OFDMブロック内のキャリ
ア本数“N”を“24”にすれば、次式が得られる。
【0032】
【数1】 S=(8×188×K)/(R・M×24) …(5) ここで、キャリア変調シンボル当たりのビット数“M”
は、キャリア変調方式として、QPSK変調方式または
DQPSK変調方式を使用したとき、“M=2”とな
り、16QAM変調方式を使用したとき、“M=4”と
なり、64QAM変調方式を使用したとき、“M=6”
となる。また、誤り訂正符号化率“R”は、誤り訂正方
式として、1/2畳み込み符号方式、3/4畳み込み符
号方式、7/8畳み込み符号方式のいずれかと、(20
4、188)のリードソロモン符号の連接符号とを使用
すれば、前記(5)式に示すOFDMフレーム当たりの
OFDMシンボル数“S”が、図3に示すように、“3
4の倍数”、“68の倍数”、“136の倍数”、“2
72の倍数”のいずれかになる。すなわち、各処理ルー
トで必要なシンボル数の最小公倍数となる。
【0033】したがって、OFDMフレーム当たりのO
FDMシンボル数“S”として、“272の倍数”を選
択すれば、12個あるどの処理ルートを使用して、トラ
ンスポートストリームパケットを処理しても、誤り訂正
方式、キャリア変調方式に無関係に、各OFDMブロッ
クを使用して、OFDMフレーム当たり、一定数のトラ
ンスポートストリームパケットを伝送することができ
る。
【0034】そして、各誤り訂正回路3、各キャリア変
調回路4によって、各処理ルートのいずれかで、誤り訂
正処理、キャリア変調処理がされて、各OFDMブロッ
クに割り当てられたトランスポートストリームパケット
が合成回路5によって合成されて、周波数軸上に一列に
並べられた後、制御同期情報回路6から出力される制御
情報、同期情報に基づき、IFFT回路7によって、図
4に示すように、272個のOFDMシンボルによって
構成されるOFDMフレーム毎に、フレーム同期信号が
付加されて、逆FFT変換され、これによって得られた
OFDM波が伝送路上に送出される。
【0035】このように、この実施の形態では、OFD
M波を周波数ブロックに分割し、各ブロック毎にキャリ
ア変調方式、誤り訂正方式を独立して指定して、受信特
性の異なる信号を同時に伝送する階層伝送などを行う
際、OFDMフレームに含まれるOFDMシンボルの数
“S”を、各処理ルートで必要なシンボル数の最小公倍
数にしたので、各誤り訂正回路3の誤り訂正方式とし
て、1/2畳み込み符号方式、3/4畳み込み符号方
式、7/8畳み込み符号方式のいずれを使用しても、ま
た各キャリア変調回路4のキャリア変調方式として、Q
PSK変調方式、DQPSK変調方式、16QAM変調
方式、64QAM変調方式のいずれを使用しても、また
伝送対象となるトランスポートストリームパケットをど
の系統に振り分けても、トランスポートストリームパケ
ットのビット数と、OFDM波の時間方向の単位となる
OFDMフレームとを関連付けることができ、これによ
って伝送効率を高めることができるとともに、階層化伝
送を容易にすることができる。
【0036】また、この実施の形態では、OFDM波を
周波数ブロックに分割し、これらの各ブロック毎にキャ
リア変調方式、誤り訂正方式を独立して指定して、受信
特性の異なる信号を同時に伝送する階層伝送を行う際、
OFDMブロックの帯域幅を100kHz〜500kH
zに規定しているので、伝送対象となるトランスポート
ストリームパケットのビット数と、OFDM波の時間方
向の単位となるOFDMフレームとの関連付けを容易に
し、これによって伝送効率を高めることができるととも
に、階層化伝送を容易にすることができる。
【0037】また、この実施の形態では、OFDM波を
周波数ブロックに分割し、これらの各ブロック毎にキャ
リア変調方式、誤り訂正方式を独立して指定して、受信
特性の異なる信号を同時に伝送する階層伝送を行う際、
パケットのビット数を“188”に規定しているので、
伝送対象となる情報がトランスポートストリームパケッ
トであるとき、このトランスポートストリームパケット
のビット数と、OFDM波の時間方向の単位となるOF
DMフレームとの関連付けを容易にし、これによって伝
送効率を高めることができるとともに、階層化伝送を容
易にすることができる。
【0038】以上、この実施の形態においては、制御同
期情報回路6から出力される制御情報、同期情報に基づ
き、IFFT回路7によって、図4に示すように、27
2個のOFDMシンボルによって構成されるOFDMフ
レーム毎に、フレーム同期信号を付加するようにしてい
るが、図5に示すように、OFDMフレーム内にある各
OFDMシンボルの間に、フレーム同期信号を分散して
配置させるようにしても良い。
【0039】このようにしても、1つのOFDMフレー
ムを構成するOFDMシンボルの数“S”を“272”
個にすれば、上述した実施の形態と同様な効果を得るこ
とができる。
【0040】また、上述した実施の形態では、各トラン
スポートストリームパケットを特定のOFDMブロック
に割り付けた後、これをそのまま処理するようにしてい
るが、実際には、トランスポートストリームパケットを
特定のOFDMブロックに割り付けた後、周波数方向に
キャリア単位で入れ替える処理(周波数インターリーブ
処理)を行う。
【0041】これにより、マルチパス歪みに起因して発
生する周波数選択性のフェージングの誤りを分散するこ
とができる。
【0042】また、上述した実施の形態では、統合デジ
タル放送で、地上系デジタルテレビジョン放送、デジタ
ル音声放送、デジタル情報などを処理すれば良いことか
ら、3つの系統で、トランスポートストリームパケット
を処理するようにしているが、これら地上系デジタルテ
レビジョン放送、デジタル音声放送、デジタル情報など
を各情報の特性毎にさらに細分化する場合には、系統数
を“3”以上にしても良い。
【0043】このようにすることにより、統合デジタル
放送を使用した、決め細かな放送を行うことができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、請
求項1、4では、OFDM波を周波数ブロックに分割
し、各周波数ブロック毎にキャリア変調方式、誤り訂正
方式を独立して指定して、受信特性の異なる信号を同時
に伝送する階層伝送などを行う際、伝送対象となる情報
のビット数と、OFDM波の時間方向の単位となるOF
DMフレームとを関連付けることができ、これによって
伝送効率を高めることができるとともに、階層化伝送を
容易にすることができる。
【0045】また、請求項2では、OFDM波を周波数
ブロックに分割し、各周波数ブロック毎にキャリア変調
方式、誤り訂正方式を独立して指定して、受信特性の異
なる信号を同時に伝送する階層伝送などを行う際、OF
DMブロックの帯域幅を規定して、伝送対象となる情報
のビット数と、OFDM波の時間方向の単位となるOF
DMフレームとの関連付けを容易にし、これによって伝
送効率を高めることができるとともに、階層化伝送を容
易にすることができる。
【0046】また、請求項3では、OFDM波を周波数
ブロックに分割し、各周波数ブロック毎にキャリア変調
方式、誤り訂正方式を独立して指定して、受信特性の異
なる信号を同時に伝送する階層伝送などを行う際、パケ
ットのビット数を規定して、伝送対象となる情報のビッ
ト数と、OFDM波の時間方向の単位となるOFDMフ
レームとの関連付けを容易にし、これによって伝送効率
を高めることができるとともに、階層化伝送を容易にす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるOFDM波伝送装置の実施の形態
を示すブロック図である。
【図2】図1に示す切替器の切替動作と各OFDMブロ
ックとの関係を示す模式図である。
【図3】図1に示すOFDM波伝送装置で使用されるキ
ャリア本数“N”と、キャリア変調シンボル当たりのビ
ット数“M”と、符号化率“R”と、OFDMフレーム
当たりのシンボル数“S”との関係例を示す表である。
【図4】図1に示すOFDM波伝送装置から送出される
OFDMフレームの構成例を示す模式図である。
【図5】図1に示すOFDM波伝送装置から送出される
OFDMフレームの他の構成例を示す模式図である。
【図6】本発明によるOFDM波伝送装置で使用される
OFDM波の構成例を示す模式図である。
【図7】本発明によるOFDM波伝送装置で使用される
トランスポートストリームの構成例を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
1 伝送装置 2 切替器 3 誤り訂正回路 4 キャリア変調回路 5 合成回路 6 制御同期情報回路 7 IFFT回路
フロントページの続き (72)発明者 森山 繁樹 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 中原 俊二 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 高田 政幸 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 上原 道宏 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 土田 健一 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 岡野 正寛 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 佐々木 誠 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の帯域幅を持つOFDMブロックを
    複数個、連続して配置したOFDM波を伝送する方法で
    あって、 伝送対象となる一定ビット数のパケットを階層化処理し
    て得られた各情報毎に必要なOFDMシンボル数の最小
    公倍数に応じて、OFDMフレームに含まれるOFDM
    シンボルの数を決定し、 実際の伝送を行う際、伝送対象となる一定ビット数のパ
    ケットを階層化処理して得られた各情報を整数個のOF
    DMブロックに振り分けて、OFDM波を生成し、これ
    を伝送路上に送出することを特徴とするOFDM波伝送
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のOFDM波伝送方法に
    おいて、 前記OFDMブロックの帯域幅を100kHz乃至50
    0kHzにすることを特徴とするOFDM波伝送方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のOFDM波伝
    送装置において、 前記パケットのビット数を204バイトにすることを特
    徴とするOFDM波伝送方法。
  4. 【請求項4】 一定の帯域幅を持つOFDMブロックを
    複数個、連続して配置したOFDM波を伝送する伝送装
    置であって、 伝送対象となる一定ビット数のパケットを階層化処理し
    て得られた各情報毎に必要なOFDMシンボル数の最小
    公倍数に応じて、OFDMフレームに含まれるOFDM
    シンボルの数が決定されてなるOFDM波を一定の帯域
    幅を持つ複数系統のOFDMブロックに分割する手段
    と、 分割された各系統毎に誤り訂正処理、およびキャリア変
    調処理を独立に実行する手段と、 誤り訂正処理、およびキャリア変調処理がされたOFD
    Mブロックを合成して伝送対象となるOFDM波を生成
    する手段と、 を備えたことを特徴とするOFDM波伝送装置。
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