JPH10335053A - 防曇鏡用面発熱体 - Google Patents

防曇鏡用面発熱体

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Publication number
JPH10335053A
JPH10335053A JP13988797A JP13988797A JPH10335053A JP H10335053 A JPH10335053 A JP H10335053A JP 13988797 A JP13988797 A JP 13988797A JP 13988797 A JP13988797 A JP 13988797A JP H10335053 A JPH10335053 A JP H10335053A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating element
mirror
sheet
surface heating
conductive sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP13988797A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Tawara
雅貴 田原
Minoru Miyamoto
宮本  実
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Central Glass Co Ltd filed Critical Central Glass Co Ltd
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  • Resistance Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に洗面所や浴室に配置する防曇鏡に付設す
る面発熱体において、外力、熱衝撃により破損し易い鏡
(ガラス基材)を、湿分や水の影響の著しい箇所に使用
する場合において、充分漏電時の回路遮断機能を発揮で
きる。 【解決手段】 鏡の裏面に添設する加熱防曇用面発熱体
であって、鏡に対面する片面に通電発熱部を配した絶縁
性シートからなる発熱体シートと、該発熱体シートの通
電発熱部を覆うごとく絶縁フィルムを貼設して面発熱体
を形成し、かつ面発熱体の給電線適所には漏電遮断手段
を配し、更に鏡が破損したときに、電流の変化をもとに
漏電遮断手段が動作し回路を遮断するように、面発熱体
の片面または両面に導電性シートを貼着し、該導電性シ
ートにはアース線を接続してなる防曇鏡用面発熱体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防曇鏡に付設する
通電加熱式面発熱体にかかり、特に化粧室、浴室など水
と接する機会の多い箇所に設けた防曇鏡に配設し、万一
鏡が破損し、漏洩電流が生じても、それに対応し、ある
いは漏電を防止する機能付きの面発熱体に関する。
【0002】
【従来技術とその解決すべき課題】面発熱体には、加熱
液体やガス体(温湯、加熱空気等)を導くパイプを配設
したものもあるが、据え付けに手間がかからず、配線も
容易に行え、加熱制御が容易な通電加熱方式のものが、
広く利用されている。しかし、例えば外部衝撃等により
破損して近在の何らかの導電材等と接して電気的に短絡
し、火災を誘起する等の危惧がある。
【0003】これに対し、実公平2−7382号公報には、
暖房畳において、畳表の裏面に電気的に接地されたアル
ミニウム箔、および面発熱体を積層配置し、面発熱体の
電源回路には漏電遮断器を配し、アルミニウム箔と面発
熱体とが導通したときに、異常電流を検知して、漏電遮
断器にて電源回路を遮断することが開示されている。
【0004】実公平6−2235号公報には、電気座布団に
おいて、座布団内に面発熱体、電気絶縁シート、導電性
フィルム、および温度感知線(サーミスタ)を配在し、
過熱により電気絶縁シートが炭化し、導電性フィルムが
漏洩電流を受けたときに、該電流が抵抗を発熱させ、そ
れに連係する温度ヒューズを溶断して面発熱体への電源
供給を遮断することが開示されている。
【0005】本発明はそれらとは構成を異にし、防曇
鏡、特に洗面所や浴室に配置する防曇鏡に付設する面発
熱体に関するものであり、外力、熱衝撃により破損し易
い鏡(ガラス基材)を、湿分や水の影響の著しい箇所に
使用する場合においても、漏電時の回路遮断機能を発揮
できる防曇鏡用面発熱体を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、鏡の裏面に添
設する加熱防曇用面発熱体であって、鏡に対面する片面
に通電発熱部を配した絶縁性シートからなる発熱体シー
トと、該発熱体シートの通電発熱部を覆うごとく絶縁フ
ィルムを貼設して面発熱体を形成し、かつ面発熱体の給
電線適所には漏電遮断手段を配し、更に鏡が破損したと
きに、電流の変化をもとに漏電遮断手段が動作し回路を
遮断するように、面発熱体の片面または両面に導電性シ
ートを貼着し、該導電性シートにはアース線を接続して
なる防曇鏡用面発熱体、上記防曇鏡用面発熱体におい
て、発熱体シートに正温度係数特性のPCTサーミスタ
ーを配すること、更に防曇鏡用面発熱体において、鏡裏
面の周辺部を除く領域であって、面発熱体の端部は、加
熱した際の鏡の端面部の熱応力値が最大となる範囲を避
けるべく、配置、形状を中央寄りとしたこと、から構成
される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下添付の図面をもとに本発明を
説明する。図1は、鏡の裏面側に面発熱体を添設した部
分断面図である。鏡1の裏面には接着剤層2(例えば両
面接着テープ)により、導電性シート3、例えばアルミ
ニウム、亜鉛等の金属シートが貼着される。
【0008】さらにその上に面発熱体4を貼設する。面
発熱体4は、電気絶縁性の樹脂シート(例えばポリエチ
レンテレフタレートシート)からなる発熱体シート5の
鏡1に対面する片面に、通電発熱部6を配し、更に通電
発熱部を電気絶縁フィルム7、例えばポリエチレンテレ
フタレートフィルムを貼着して一体化したものである。
なお片面に接着剤を有するポリエチレンテレフタレート
フィルム等の各種樹脂フィルムが市販されているので、
糊付け等の手間がかからず、好都合である。
【0009】通電発熱部6は、例えば抵抗加熱線を貼設
したり、抵抗加熱回路を印刷等により塗着したもの等適
宜手段で形成できるが、好適には正温度特性を有するP
CTサーミスターを印刷し形成することが望ましい。該
PTCサーミスターは、予め設計することにより、ある
温度に達すると抵抗が増大し、それ以上の温度上昇を抑
えることができる。
【0010】なお、発熱体シート5や電気絶縁フィルム
7としては、ポリエチレンテレフタレートに限らず、電
気絶縁性を有し、また湿分の浸入をできる限り防ぐもの
であれば、各種樹脂が採用できる。
【0011】前記導電性シート3は、面発熱体4の片面
または両面に配するもので、図示においては、鏡1と面
する側に配した例を示している。導電性シート3は、前
記のごとくアルミニウム、亜鉛、その他の金属箔であっ
てもよく、あるいは銅線、カーボン線、その他の導電線
を編組したものであってもよい。なおこの種のシートの
うちには片面側に接着剤を有する金属シートが広く市販
されている。
【0012】導電性シート3には、アース線9を接続す
ることにより、仮に鏡1および面発熱体4が破損した場
合、器物等への破断面の接触によって導電性シート3へ
の漏洩電流が流れることになり、これをアースすること
により、近在の器物や人体への影響を回避できる。
【0013】更に、面発熱体4の給電線8の適所には公
知の漏電遮断器10を設け、前記漏洩電流の発生による電
流の異常をもとに、漏電遮断器10の電磁スイッチを動作
させ、電源回路を遮断するようにすればよい。防曇鏡を
多数並列して使用する場合においても、1基の漏電遮断
器により対応することができる。また、電磁スイッチ式
の漏電遮断器以外にも、温度ヒューズやバイメタル等の
遮断手段を適宜設けることもできる。
【0014】特に防曇鏡の場合、湿分が多く、水と接し
易い洗面所や浴室等に配されるケースが多く、万一破損
すると、漏電して周辺の器物は勿論、人体に与える影響
も甚大であるが、上記手段を構ずることにより、そのよ
うな不具合を解消できる。
【0015】なお、防曇鏡において最も注意すべきは熱
による端部からの割れであり、鏡すなわちガラスの中央
部は面発熱体で加熱され膨張するが、端部はより室温に
近いためガラスの熱膨張差に起因する熱応力を発生さ
せ、該端部には通常中央部の膨張に伴う引張応力が働
く。換言すればヒーター通電時は端面部曲げ試験を行っ
ているのと同様な状態となり、発生熱応力がガラスの端
面部曲げ破壊応力以上になると破壊、すなわち熱割れが
生ずる。特にガラスの場合、面内破壊応力に比べ、端面
部破壊応力が小さいことも相まって熱割れを起生し易
い。
【0016】ちなみに面発熱体4としてサイズを 440×
340mm(=0.15m2、一定)で電気容量を各種変化したも
のを採用し、他方鏡1として厚み5mmでサイズを各種変
化させたものを採用し、それら面発熱体4と鏡1を組合
せることにより鏡端部と面発熱体端部との距離を変化さ
せたものについて、鏡端面部の応力−面発熱体・鏡端部
の距離の関係を調査したところ、以下の如くある距離
(L)において、鏡端面部応力が最大値(σ)を示し、そ
れより距離を減じ、または増大するにしたがい鏡端面部
応力が漸次低下する山型を呈することが解った。
【0017】 ヒーター20W(/0.15m2)のケース:σ--52kg/cm2 、L --40〜50mm 〃 40W( 〃 ) 〃 :σ--103 〃 、L --45〜50〃 〃 80W( 〃 ) 〃 :σ--205 〃 、L --約50 〃
【0018】周知のように鏡(ガラス)は個々により破
壊応力値に著しくバラツキがあり(平均値を最大とする
正規分布曲線を示す)、極力破損頻度を低くしようとす
れば、面発熱体端部位置が前記範囲を避け、好ましくは
曇り防止を必要とする部分に面発熱体を添設すればよ
く、本実験によれば、前記50mmより間隔をあけ、より望
ましくは60mm以上とするのがよいことになるが、いずれ
にしても鏡(ガラス)の熱応力値が極大となる範囲を避
けるべく面発熱体の配置、形状を設計すべきである。
【0019】本発明において、発熱体シート5や、電気
絶縁フィルム7自体、鏡1が破損した場合の飛散防止作
用を有するが、図示の場合、鏡の端縁付近は、それら被
覆がないので破断し飛散する恐れがある。それを避ける
ためには、それらシートやフィルム5、7を鏡1の端縁
付近まで拡張し(図示せず)、あるいは、面発熱体4を
覆い、鏡1の端縁付近まで達する別の飛散防止シート
(例えばポリ塩化ビニル系、ポリエチレン系、ポリプロ
ピレン系等)11を被着するのもよい。また更にその上を
各種断熱シート(気泡内在樹脂シート等:図示せず)で
覆って鏡を保温し、かつ裏面側からの熱の逸散を防ぐ等
の設計もできる。また、導電性シートを鏡の端縁付近ま
で設けておけば、万一鏡の端縁付近が破断しても、漏洩
電流が導電性シートへ流れるので漏電遮断ができる。
【0020】
【発明の効果】本発明の防曇鏡用面発熱体によれば、外
力、熱衝撃により破損し易い鏡(ガラス基材)を、湿分
や水の影響の著しい箇所に使用する場合においても、そ
の漏電遮断機能を充分発揮できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】鏡の裏面側に面発熱体を添設した部分断面図で
ある。
【符号の説明】
1 鏡 2 接着剤層 3 導電性シート 4 面発熱体 5 発熱体シート 6 通電発熱部 7 電気絶縁フィルム 8 給電線 9 アース線 10 漏電遮断器 11 飛散防止シート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鏡の裏面に添設する加熱防曇用面発熱体で
    あって、鏡に対面する片面に通電発熱部を配した絶縁性
    シートからなる発熱体シートと、該発熱体シートの通電
    発熱部を覆うごとく絶縁フィルムを貼設して面発熱体を
    形成し、かつ面発熱体の給電線適所には漏電遮断手段を
    配し、更に鏡が破損したときに、電流の変化をもとに漏
    電遮断手段が動作し回路を遮断するように、面発熱体の
    片面または両面に導電性シートを貼着し、該導電性シー
    トにはアース線を接続したことを特徴とする防曇鏡用面
    発熱体。
  2. 【請求項2】発熱体シートに正温度係数特性のPCTサ
    ーミスターを配することを特徴とする請求項1記載の防
    曇鏡用面発熱体。
  3. 【請求項3】鏡裏面の周辺部を除く領域であって、面発
    熱体の端部は、加熱した際の鏡の端面部の熱応力値が最
    大となる範囲を避けるべく、配置、形状を中央寄りとし
    たことを特徴とする請求項1または2記載の防曇鏡用面
    発熱体。
JP13988797A 1997-05-29 1997-05-29 防曇鏡用面発熱体 Pending JPH10335053A (ja)

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JP (1) JPH10335053A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2574142A1 (de) * 2011-09-23 2013-03-27 Saint-Gobain Glass France Fehlerstrom-Sicherheitsabschaltung für Elektrofahrzeuge

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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