JPH10334343A - 金銭登録機 - Google Patents

金銭登録機

Info

Publication number
JPH10334343A
JPH10334343A JP15806797A JP15806797A JPH10334343A JP H10334343 A JPH10334343 A JP H10334343A JP 15806797 A JP15806797 A JP 15806797A JP 15806797 A JP15806797 A JP 15806797A JP H10334343 A JPH10334343 A JP H10334343A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cash register
main body
screw
display device
leaf spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15806797A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Shiyakunaga
邦生 尺長
Fumihiro Kawagoe
文博 川越
Norio Shima
紀穂 嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SEIKO MAATO KK
Original Assignee
SEIKO MAATO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SEIKO MAATO KK filed Critical SEIKO MAATO KK
Priority to JP15806797A priority Critical patent/JPH10334343A/ja
Publication of JPH10334343A publication Critical patent/JPH10334343A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】表示画面の角度調節が容易でかつ調節機構の構
造が簡易である金銭登録機を提供する。 【解決手段】表示装置ケース41に固定された基材44
と、表示装置4を支持する支持軸43を挟むように、基
材44に基端が支持された板ばね45を設置し、板ばね
45の先端部を挿通するネジ46の先端を基材44に螺
合させた構成とし、該ネジ46の締付けを調節すること
によって、板ばね45による支持軸43への押圧力を調
整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金銭登録機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】スーパーマーケットやコンビニエンスス
トアで使用される金銭登録機には、より多くの情報の表
示を可能とするために、液晶ディスプレイを用いた表示
画面が用いられている。また、近年販売時点情報管理シ
ステムが多く利用されており、金銭登録機には、商品の
バーコードから直接読取った価格や商品名などの商品情
報が瞬時にホストコンピュータへ転送されるようなシス
テムとなっている。従って、最近では、商品の金額を直
接金銭登録機に打ち込む場合よりも、スキャナーでバー
コードを読取ることにより、購入価格の集計を行うよう
になっている。また、特にコンビニエンスストアでは、
24時間営業されている場合が多く、金銭登録機は電源
を切ることなく、使い続けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、最近の
金銭登録機は、使用条件が過酷であり、より多くの使用
目的に応じた機能を備えることが要求されている。例え
ば、表示画面を構成する液晶ディスプレイについては、
次のような課題がある。
【0004】液晶ディスプレイは、表示画面に対する視
線の角度によって画面の輝度が異なるため、上記視線の
角度を見やすい角度に調節することができるように、本
体に対する表示画面の角度を調節する事ができるように
角度調節機構が設けられている。このような角度調節機
構には、例えば、締め付けネジによって表示画面の角度
を固定するものや、摩擦抵抗によって所望の角度を維持
できるように構成されているものなどがある。
【0005】しかし、締め付けネジにて固定するもので
は、角度を調節するたびに、ネジを緩めて、締め付ける
といった操作が必要となるため、取り扱いが面倒であっ
た。特に、使用者が頻繁に替わるスーパーマーケットや
コンビニエンスストアでは、使用者が替わるたびに、使
用者の目線に合わせた角度調節をする必要があり、角度
調節をすることが煩わしくなる。また、支持部分に所定
の摩擦抵抗を与えて所望の角度に維持する構造のもので
は、上記のように角度調節するたびにネジを操作する煩
わしさは避けられるが、長期間使用している間に摩擦抵
抗が低下してしまう。このため、使用している間に画面
が倒れてしまい、角度調節機構としての機能が損なわれ
るといった課題があった。また、構造が複雑であるた
め、このような摩擦抵抗の低下を修復するにも手間がか
かるといった欠点があった。
【0006】上記のように、金銭登録機は、24時間使
いつづけられ、ほとんどON状態のまま使われるため、
液晶ディスプレイの寿命も短く、液晶ディスプレイを交
換する頻度が多くなる。この場合、表示装置の支持構造
が複雑であると、液晶ディスプレイの交換に時間がかか
る。また、上記角度調節機構が表示装置側に設けられて
いる場合には、該調節機構の修理保守にも同様の手間が
かかることとなる。
【0007】次に、バーコードスキャナーについては、
次のような課題がある。従来の金銭登録機は、既述のよ
うに、バーコードを読み込むためのスキャナーが付いて
いるが、そのスキャナーに接続されるコードは、背面側
に接続されていたり、片方の側面にのみ接続されている
場合が殆どである。従って、コードの接続位置を任意に
選択できないため、金銭登録機の配置位置が制約される
こととなっていた。例えば、右側面にコードが接続され
ている場合には、左側に金銭登録機を配置しなければな
らず、また右側面を壁に押し付けた状態に配置できない
等の不都合があった。
【0008】また、左右両側面に接続端子を設けて、左
右任意の位置でスキャナーを使用できるようにすると、
スキャナー操作中にコードを引っ張って接続端子が外れ
たり、破損するなどのトラブルが発生しやすい。特にこ
のような問題はハンドスキャナーにおいて生じやすく、
また、接続端子の取り外しと接続を繰り返すと、接点が
摩耗して良好な通電状態が得られなくなるという恐れも
ある。
【0009】次に、電源スイッチについては、次のよう
な課題がある。既述の通り金銭登録機を24時間使用し
つづけるような場合には、ほとんどスイッチを切らな
い。しかし、従来の金銭登録機は本体の側面や背面な
ど、外側から簡単に確認できる位置に電源スイッチが設
けられている。従って、扱いになれていないアルバイト
の使用者が誤って電源スイッチを切ってしまったり、近
くに置いた品物がスイッチに触れて電源が切れるといっ
たトラブルが発生することがある。
【0010】また、多くの金銭登録機の外部ケースは合
成樹脂製であり、金型成形により製造されるているが、
この製造方法によると次のような課題が生ずる。合成樹
脂で構成されたケースは、成形時に型から抜けやすいよ
うに、各部品を取り付けるためのネジ孔の形成方向を、
型を抜く方向に一致させている。ところが、キーボード
基板のように、型抜き方向に対して傾斜している部品に
ついては、ネジ孔に対して傾斜して取り付ける必要があ
る。この場合、ネジと基板は、直角に交差しないので、
基板のネジ挿通部分の形状をネジ孔に合わせた形状に加
工しなければならず、イニシャルコストの増加を招き、
製造期間がその分長くなってしまう。
【0011】本発明の目的は、第1に、表示画面の角度
調節が容易でかつ調節機構の構造が簡易である金銭登録
機を提供することにある。第2に、表示画面の取り外し
が容易な金銭登録機を提供することにある。第3に、外
部機器のコードの接続位置を所定の範囲で変更できる金
銭登録機を提供することにある。第4に、電源スイッチ
の誤操作を抑制した金銭登録機を提供することにある。
第5に、製造コストの低い、かつ製造期間の短い金銭登
録機を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的は、以下
の本発明によって達成される。
【0013】(1) 表示画面を有する表示装置ケース
と、前記表示装置ケースを支持する本体と、前記表示装
置ケースに保持され、両端部が前記本体側に固定される
支持軸と、表示装置ケース側に固定された基材と、前記
支持軸を基材方向へ押圧する弾性を有する押圧部材と、
押圧部材の変形量を調節することによって前記支持軸に
対する押圧力を調節する調節手段とを有する金銭登録
機。
【0014】(2) 前記押圧部材は、基端部が前記基
材に支持され、前記基材との間に前記支持軸を挟む板ば
ねである上記(1)に記載の金銭登録機。
【0015】(3) 前記調節手段は、前記基材と前記
板ばねの先端部との間に設けられ、前記板ばねの撓み量
を調節するネジである上記(2)に記載の金銭登録機。
【0016】(4) 前記板ばねと前記基材との間に設
けられ、前記板ばねの撓み量を規定する交換可能な介挿
部材を有する上記(3)に記載の金銭登録機。
【0017】(5) 前記調節手段は、前記基材と、前
記板ばねの先端部に介挿され、前記板ばねの先端部と前
記基材との間隔を規定する介設部材と、前記板ばねの先
端部が前記介設部材に接触する状態に固定する固定手段
とを有する上記(2)に記載の金銭登録機。
【0018】(6) 支持軸の横断面形状が多角形であ
る上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の金銭登録
機。
【0019】(7) さらに、前記支持軸の一方の端部
が着脱自在に固定され、前記本体に対して外側から着脱
自在に固定される支持部材と、本体側に設けられ、前記
支持軸の他方の端部が外側から接続される支持部とを有
する上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の金銭登
録機。
【0020】(8) 液晶画面を有する表示装置と、前
記表示装置を支持する本体と、前記表示装置側に保持さ
れ、両端部が前記本体側に固定されて前記表示装置を支
持する支持軸と、前記支持軸の一方の端部を固定した状
態で前記本体に対して外側から着脱自在に固定すること
ができる支持部材と、本体側に設けられ、外側から挿入
される前記支持軸の他方の端部を支持する支持部とを有
する金銭登録機。
【0021】(9) 前記支持部材は、前記支持軸の一
方の端部が着脱自在に固定される接合部材と、前記接合
部材が着脱固定され、外側から前記本体に対して着脱自
在に固定されるカバー部材とを有する上記(8)に記載
の金銭登録機。
【0022】(10) 前記カバー部材は、前記本体に
固定された状態で前記本体の統一された外観の一部を構
成する上記(9)に記載の金銭登録機。
【0023】(11) 前記カバー部材は、前記本体に
対して、前記本体の内側から挿入されるネジにより締着
固定される上記(9)又は(10)に記載の金銭登録
機。
【0024】(12) 前記支持部は、前記本体に対し
て着脱自在に固定され、前記支持軸の他方の端部が着脱
自在に固定される接合部材を有する上記(8)ないし
(11)のいずれかに記載の金銭登録機。
【0025】(13) 上方が開放された下ケースと、
下方が開放されている上ケースとを重ね合わせて構成さ
れた箱体と、前記箱体内に設けられた端子部と、前記箱
体から離れた位置で使用する外部機器と、一端が箱体内
に接続され、他端が外部機器に接続されるコードと、前
記下ケースの開放縁部に形成された複数の下側切欠と、
前記上ケースの開放縁部において、前記下ケースに形成
された下側切欠に対向する位置にそれぞれ形成された上
側切欠と、前記下側切欠と前記上側切欠とによって構成
される複数のコード挿通孔とを有する金銭登録機。
【0026】(14) 前記外部機器は、ハンドスキャ
ナーである上記(13)に記載の金銭登録機。
【0027】(15) 中央に前記コードが挿通する筒
体であって、前記コード挿通孔に嵌合する嵌合部と、前
記コードを固定する締着部を有する保持部材を備えた上
記(13)または(14)に記載の金銭登録機。
【0028】(16) 前記コードが挿通していない前
記コード挿通孔に挿入される閉鎖部材を有する上記(1
3)ないし(15)のいずれかに記載の金銭登録機。
【0029】(17) さらに、前記箱体内に設けられ
た端子部と、該端子部に着脱自在に電気的に接続され、
前記コードの一端に設けられた接続端子とを有する上記
(13)ないし(16)のいずれかに記載の金銭登録
機。
【0030】(18) 金銭が収納されている収納箱
と、前記収納箱上に着脱自在に載置される本体と、前記
本体の底面と前記収納箱の上面との間に位置し、前記本
体の底面側に設けられている電源スイッチとを有する金
銭登録機。
【0031】(19) 前記電源スイッチは、前記本体
の底面において周端部近傍に配置されている上記(1
8)に記載の金銭登録機。
【0032】(20) 前記本体の底面周端に位置し、
前記収納箱の上部を内側に収容するスカート部を有し、
前記スカート部の内側に電源スイッチが設けられている
上記(18)または(19)に記載の金銭登録機。
【0033】(21) 金型成形された合成樹脂製ケー
スに設けられ、該ケースの型抜き方向に形成されたネジ
孔と、該ネジ孔に螺合するネジと、前記ネジによって前
記ケースに締着され、型抜き方向に対して所定の傾斜角
にて取り付けられる取付部材と、前記取付部材と前記ネ
ジのネジ頭との間に介挿される介挿片を有する金銭登録
機であって、前記介挿片は、前記取付部材との接触面
と、前記ネジ頭との接触面とのなす角度が前記傾斜角と
なっていることを特徴とする金銭登録機。
【0034】(22) 前記介挿片は突起を有し、前記
取付部材には前記突起が係合する係合部が形成され、前
記突起と係合部とによって、前記介挿片の回転を防止す
る上記(21)に記載の金銭登録機。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適実施形態につ
いて添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発
明の金銭登録機1の分解全体斜視図である。本発明の金
銭登録機1は、販売時点情報管理用金銭登録機として使
用される。また、金銭登録機1は、ドロアー11と、下
ケース2と、上ケース3と、プリンタ31と、手動入力
部32と、小型表示装置33と、表示装置4と、外部機
器とてハンドスキャナ5とを具えている。金銭が収納さ
れる収納箱であるドロアー11は、手前に引き出される
引き出し111を有し、引き出し111内には、貨幣や
紙幣が収納される。ドロアー11上には下ケース2が着
脱自在に載置される。下ケース2上には上ケース3が着
脱自在に載置され、下ケース2と上ケース3によって箱
体である本体12が構成される。
【0036】下ケース2内には、入力手段から入力され
るデータを処理する電子回路21が収納されており、該
電子回路21は、必要に応じて小型表示装置33、表示
装置4、プリンタ31へデータを出力し、また、ホスト
コンピュータへ販売情報を送信する。また、下ケース2
内の背面側には、上記電子回路21に接続された端子部
22が設けられている。この端子部22には、ハンドス
キャナ5の接続コード51の接続端子52が接続され
る。また、端子部22は、下ケース2の内側に位置し、
上ケース3が載置された使用状態では、端子部22が外
側に露出しないように構成されている。また、下ケース
2の底面縁部には、スカート部27が底面を囲むように
形成されている。スカート部27の内側に、ドロアー1
1の上部が収まる構成となっている。
【0037】上ケース3は、縁部30が下ケース2の縁
部20に重なるように、下ケース2上に載置される。上
ケース3は、正面側に傾斜面39を有し、該傾斜面39
には、複数のキー321で構成された手動入力部32が
設けられている。また、手動入力部32の背面側には、
表示装置4が設けられ、表示装置4のさらに背面側に
は、小型表示装置33が設けられている。正面視で表示
装置4の左側にはプリンタ4が配置されている。下ケー
ス2及び上ケース3は、ともに金型形成された合成樹脂
製のケースであり、上ケース3の内側には強度を保つた
めのリブが適宜設けられている。
【0038】表示装置4は、表示装置ケース41と、該
表示装置ケース41の正面側に取り付けられた液晶ディ
スプレイ42とを具えている。表示装置ケース41の下
端辺は、横断面が半円弧状に形成され、該円弧の中心位
置に、左右方向へ支持軸43が挿通している。この支持
軸43の両端部は、後述するように上ケース3に固定さ
れる。表示装置ケース41は、上ケース3側に両端が固
定された支持軸43を中心として前後方向へ揺動し、液
晶ディスプレイ42の表面角度を調節できるように構成
されている。
【0039】図2は、表示装置ケース41に設けられて
いる角度調節機構の横断面図、図3は、同じく全体斜視
図である。角度調節機構は、表示装置ケース41に固定
された基材44と、板ばね45と、ネジ46と、介挿部
材47とを具えている。基材44上には支持軸43が位
置し、この支持軸43に平行な端辺の内、一方の端辺が
屈曲し、この屈曲部441に、接続孔442が形成され
ている。押圧部材である板ばね45は、基端部が上記接
続孔442に係合する折り曲げ部451と、先端部にネ
ジ46が挿通する長孔452を有している。そして、基
材44と、板ばね45の間に、支持軸43を挟んだ構成
となっている。ネジ46は、長孔452と介挿部材47
を挿通して基材44のネジ孔443に螺合している。こ
のネジ46とネジ孔443によって、調節手段が構成さ
れる。
【0040】以上説明した角度調節機構の構成におい
て、ネジ46を回転させてネジ46の長さ(板ばね45
の先端部と基材44との間隔)を調節することにより、
板ばね45の撓み量を調節し、板ばね45による支持軸
43に対する基材44方向への押圧力を調節することが
できる。また、弾性係数や断面2次モーメントの異なる
板ばね45に交換することによっても、同様に押圧力を
調節する事が可能である。
【0041】例えば、長期使用により板ばね45がへた
って、押圧力が低下し、所望の角度に表示装置4を維持
することができなくなった場合には、高さのより低い介
挿部材47に交換し、ネジ46を締め付けることによ
り、必要な押圧力に回復させることができる。或いは、
板ばね45を新しいものに交換することによっても同様
の目的が達成される。本発明は、構造が簡単であるた
め、このような部品の交換を安価に、かつ容易に行うこ
とができる。
【0042】また、図4に示されているように、支持軸
43において、板ばね45と基材44に挟まれた部分の
横断面形状を多角形形状とすることによって、板ばね4
5や基材44と、支持軸43との接触面積を広くし、上
記実施形態よりも小さい押圧力で表示装置4の角度調節
を可能とすることもできる。また、この場合には、ネジ
46の締め付けを強くすることにより、表示装置4を特
定の角度に固定することも可能となる。
【0043】さらに、例えば、介挿部材47を設けず、
表示装置ケース41において、ネジ46に対応する位置
に(例えば、ネジ46の軸線が表示装置ケース41に到
達する位置)孔を形成し、表示装置ケース41の外側か
らネジ46のネジ頭にドライバー等の工具が届くように
構成することによって、表示装置4を取り外すことな
く、板ばね45の押圧力を外側から調節することができ
るようにしてもよい。
【0044】この実施形態では、以上のような基材44
と板ばね45を有する構造が、支持軸43の軸方向に4
つ配設されている。このように、複数の板ばね45が用
いられている場合には、介挿部材47を設けることによ
って、ネジ46の締め付け量を同じにすることが簡単に
できるので、各板ばね45による押圧力を均一にするこ
とができる。
【0045】また、他の実施形態として、図5に示され
ているように、調節手段は、基材44と板ばね45の先
端部の間に介挿され、板ばね45の先端部と基材44と
の間隔を規定する介設部材48と、板ばね45の先端部
が介設部材48に接触する状態に固定する固定手段とし
てのクリップ49とを備えた構成としてもよい。
【0046】介設部材48は、中心に孔を有する円筒状
に形成され、基板44上に立設されたピン444に孔を
嵌合することによって、基板44と板ばね45の間に位
置決めされる。介設部材48は、高さの異なるものが複
数用意され、適宜交換することによって、基板44と板
ばね45の先端部との間隔を適宜調整することができ
る。クリップ49は、横断面がコ字型に形成され、基材
44の外側面に接触する基部491と、基部491の反
対側に位置し、基部491に対向する面に傾斜して設け
られた調節面492とを具えている。そして、基材44
と板ばね45の先端部は、ともにクリップ49の内側に
収容される。クリップ49を板ばね45の方向へ移動ざ
せることによって、板ばね45の先端が調節面492に
案内され、介設部材48へ押し当てられる。このように
して、板ばね45と基材44の間隔は、介設部材48の
高さに設定される。この介設部材48と固定手段の作用
は、上述のネジ46と、介挿部材47によっても同様に
発揮される。
【0047】以上のような構成の他、板ばね45の代わ
りに剛体の梁を設け、梁と基材の間に引っ張りコイルば
ねを設けたり、梁と表示装置ケース41内壁との間に圧
縮コイルばねを設け、梁を支持軸43方向へ押圧する構
成としてもよい。この場合、押圧部材は、梁と引っ張り
コイルばね又は梁と圧縮コイルばねによって構成され、
調節手段とて、ばねの伸び量や縮み量を調節するネジ機
構を設けることができる。
【0048】図6および図7は、表示装置4の支持構造
を示す部分斜視図である。図6に示されているように、
支持軸43の両端部は、断面が半円状となるように面取
りされており、一方の端部には支持部材6が接続されて
いる。支持部材6は、カバー部材61と、接合部材62
を有している。カバー部材61は、上カバー3の支持部
材取付部341に着脱自在に取り付けられ、取り付けら
れた状態で上カバー3の一部を構成し、上カバー3のデ
ザインと一体となるように構成される。カバー部材61
には、内側に2対のネジ穴611、611、612、6
12が設けられ、側面には支持軸43が挿通する挿通孔
614が設けられている。
【0049】上カバー3には、表示装置4の下端部を収
容する溝34が形成され、該溝34の右端には凹部が形
成されて上記支持部材取付部341が設けられている。
支持部材取付部341の底部には一対のネジ挿通孔34
1aが形成され、上カバー3の内側から該各挿通孔34
1aを挿通するネジ341bが、ネジ穴611に螺合し
て、カバー部材61を上カバー3に締着固定する。ネジ
341bは、上カバー3の内側から挿入されるので、上
カバー3の外側に露出しないため、外観を損なうことが
ない。
【0050】接合部材62には、支持軸43の端部が挿
入される支持孔621と、該支持孔621に開口するネ
ジ孔622と、一対のネジ挿通孔623が設けられてい
る。各ネジ挿通孔623を挿通するネジ623aが、ネ
ジ穴612に螺合し、接合部材62がカバー部材61に
締着固定される。
【0051】支持孔621は、支持軸43の端部横断面
形状と同様の形状に形成され、支持軸43の端部が挿入
される。挿入された支持軸43の面取り面に対してネジ
孔622に螺合されているネジ622aの先端が当接
し、支持軸43が接合部材62に固定される。
【0052】一方、溝34の左端には、スリット342
が形成されており、スリット342の内側(上カバー3
内)には、接合部材62と同様の構成を有する接合部材
35が、上カバー3に対して着脱自在に設けられてお
り、支持孔351がスリット342の位置に重なるよう
に構成されている。支持軸43の端部は、スリット34
2を介して、支持孔351に挿入される。このような、
接合部材35とスリット34によって支持部が構成され
る。
【0053】以上のような構成を有する表示装置4の支
持構造は、表示装置4の着脱を容易するものである。つ
まり、表示装置4を取り付ける場合には、支持軸43の
右端部を接合部材62に挿入して固定し、接合部材62
をカバー部材61に固定する。また、支持軸43の左端
部をスリット34内に挿入して、接合部材35を固定す
る。そして、接合部材35を上カバー3側に固定すると
ともに、カバー部材61を支持部材取付部341に固定
し、取付を完了する。
【0054】支持軸43の固定が緩いと、表示装置4の
有する角度調節機構の機能が充分に発揮されないが、以
上のように、この支持構造では、接合部材35、62に
よって、支持軸43が上カバー3に対して確実に固定さ
れるため、上記角度調節機構の機能が確保される。ま
た、接合部材62で支持軸43を確実に固定するととも
に、カバー部材61は上カバー3と一体としてまとまっ
たデザインを形成するので、金銭登録機1全体の美観を
損なわず、かつ表示装置4の着脱を容易かつ迅速に行う
ことができる。
【0055】一方、既述のように、板ばね45の押圧力
を調節するために、表示装置4を上カバー3から取り外
す場合にも、取り外し作業が簡単であるため、押圧力調
整作業の簡易性も損なわれない。また、表示装置4の他
の構成に故障や損傷が生じても、容易に取り外しができ
るので、保守整備を容易に行うことができる。一般に液
晶ディスプレイの耐用時間は他の部品に比較して短いた
め、これを交換する頻度が多いが、上記支持構造によれ
ば、表示装置4の着脱が容易であるので、特に、液晶デ
ィスプレイ42を用いた表示装置4の支持構造として有
用である。
【0056】次に、ハンドスキャナ5のコード51を本
体12に接続する構成について説明する。図1に示され
ているように、下ケース2の左右側面における縁部20
には、半円状の切欠26a、26bがそれぞれ形成され
ている。一方、上ケース3の縁部30にも、下ケース2
の切欠26a、26bに対向する位置に半円状の切欠3
6a(図10参照)、36bがそれぞれ形成されてい
る。これらの切欠26a、26b、36a、36bは、
下ケース2に上ケース3を載置して、本体12を構成し
たときに、左右の側面に円形のコード挿通孔であるコー
ド孔121a、121bを形成するように構成されてい
る。このコード孔121a、121bにはハンドスキャ
ナ5のコード51を保持している保持部材53が嵌め込
まれている。
【0057】図8および図9は保持部材53を示す全体
斜視図である。図8に示されているように、保持部材5
3は、一対の対称形状の保持片53a、53bによって
構成されている。保持部材53は、保持片53a、53
bを合わせることによって構成され、コード孔121
a、121bに嵌め込まれる嵌合部531と、コード5
1が挿通する締付部532とを具えている。
【0058】図9に示されているように、保持片53a
は、上記嵌合部531を構成する部分の周端部に溝53
3が形成され、締付部532の位置には、ネジ挿通部5
35と、その中央にコード51を挿通させるための断面
半円状の溝部530を有している。また、ネジ挿通部5
35において溝部530の両側には、コード51を締着
するためのネジ534を挿通させるネジ挿通孔537が
それぞれ形成されている。溝部530内には、溝530
の軸線方向に対して直角方向(周方向)へ形成された凸
部538が形成されている。保持片53aと対称形状で
ある保持片53bを保持片53aに重ね合わせることに
よって構成される嵌合部531には、周端部に連続した
溝533が周方向に形成され、この溝533が、本体1
2側の切欠26a、26b、36a、36bに嵌合し、
保持部材53がコード51の挿通方向へ外れないように
構成されている。
【0059】また、同様にして構成される締付部532
は、一対のネジ挿通孔537をそれぞれ挿通するネジ5
34によって締め付けられた状態でコード51を締着保
持する。この際、凸部538がコード51に食い込ん
で、コード51が挿通方向へ移動しないように固定す
る。
【0060】また、保持部材53の嵌合部531に形成
されたコード出口は、外側へ向けて径が拡大するように
構成された湾曲面536が形成されている。本体12か
ら外側へ延びるコード51は、ハンドスキャナー5の使
用する位置によって、コード孔121a、121bから
延びる方向が変化するが、この際コード51は湾曲面5
36に沿って滑らかに曲がるため、保持部材53の位置
でのコード51の劣化を抑制することができる。
【0061】保持部材53は、図10に示されているよ
うに、上ケース3の正面側を持ち上げて、切欠26aと
切欠36a、又は切欠26bと36bを離した状態で、
本体12に対して着脱することができる。また、本体1
2に取り付けられている状態では、コード51を本体1
2に固定し、コード51の挿通方向へ力が加わっても、
コード51が本体12から抜け出ないようコード51を
確実に保持する。また、コード51の基端には、下ケー
ス2の端子部22に電気的に接続される接続端子52が
設けられている。
【0062】本実施形態の金銭登録機1では、コード孔
121a、121bが左右両側面に設けられているた
め、左右どちら側へもコード51を出して、ハンドスキ
ャナ5を使用することができる。また、コード51を本
体12内に手繰り込めば、所望の長さにコード51の長
さを調節して使用することができる。なお、コード孔1
21は、左右側面に限らず、正面及び背面側に設けられ
ていてもよく、或いは角部に設けられてもよい。又は、
同じ側面に複数個設けてもよい。この様な場合には、コ
ード51を通さないコード孔に、閉鎖部材としてキャッ
プ54を装着し、外観を損なわないようにする。
【0063】本構成によれば、コード孔が複数設けられ
ているので、所望の位置へコードを引き出してスキャナ
ーを利用することができる。また、ハンドスキャナーと
固定式スキャナーなど、複数のスキャナーのコードを接
続することができ、更には他の周辺機器のコードを接続
することもできるなど、汎用性が増す。
【0064】特に、本構成では、下ケース2と上ケース
3の縁部20、30に形成した切欠26a、26b、3
6a、36bを合わせることによってコード孔を形成し
ているので、下ケース2から上ケース3を持ち上げるだ
けで、接続端子を接続したまま他のコード孔へコードを
移すことがてき、取り扱いが極めて容易となる。
【0065】これが例えば、単にケースにコード孔を形
成した構成とすると、コードを他のコード孔に通す場合
には、接続端子を本体端子から一旦外してコードをすべ
てケースの外側へ引き抜き、新めて接続端子を新たなコ
ード孔へ挿入して、接続端子をケース内の本体端子へ接
続するといった手間が必要となる。
【0066】次に、本発明の金銭登録機1の電源スイッ
チ23の設置位置に付いて説明する。図1及び図11に
示されているように、電源スイッチ23は、下カバー2
の底面において正面側(引き出し111が引き出される
側)端近傍に位置している。通常の使用状態では、ドロ
アー11の上面と下カバー2の底面の間に位置してい
る。そして、電源スイッチ23は、スカート部27によ
って遮られ、通常は外部から視認することはできない。
【0067】電源スイッチ23は正面側端近傍に位置し
ているため、図11に示されているように、使用者が本
体12の正面側を持ち上げた状態で、直ぐに手で電源ス
イッチ23を探り当てることができ、持ち上げている手
で電源スイッチ23を切り換えることも可能となる。電
源スイッチ23の位置は、正面側に限らず、背面側、左
右側面側であってもよい。また、側端近傍とは、手のひ
らを入れて、スイッチが探し出しやすい程度の距離を意
味し、具体的には15cm程度以下であるのが好まし
い。なお、使用者が電源スイッチ23の位置を把握しや
すいように、電源スイッチ23近傍位置に表示28を設
けることもできる。
【0068】また、電源スイッチ23は外から見えない
ので、金銭登録機の外観に合わせてデザインや設置場所
を考慮する必要がなく、性能やコストを重視した設計が
可能となり、設計の幅が広がる。使用者以外の者は、電
源スイッチの場所が容易にわからないので、電源を切っ
ておけば、ドロアー11が開かず防犯効果もある。
【0069】図12は、上カバー3に取り付けられる手
動入力部32のキーボードを取り付けるための取付構造
を示すもので、上カバー3の裏側の部分斜視図である。
上カバー3のキー開口部38には、上カバー3の下側か
ら、各キー321の接触端子が配線された基板322が
取り付けられる。
【0070】上カバー3のキー開口部38の周縁部には
ネジ孔37が配置され、このネジ孔37上に基板322
が載置される。基板322において、ネジ孔37に対応
する位置には、ネジ挿通孔323が形成され、ネジ挿通
孔323を挿通するネジ75をネジ孔37に螺合させる
ことによって、基板322が上カバー3に固定される。
ネジ75のネジ頭751と基板322の間には、介挿片
7が介挿されている。
【0071】合成樹脂で構成された上カバー3は、成形
時に型から抜けやすいように、ネジ孔37の形成方向
は、キー321の配置されている上カバー3の正面側傾
斜面に対して直角になっておらず、型を抜く方向に形成
されている。このため、ネジ孔37の形成方向と、取り
付けられた状態における基板322の裏面とが垂直に交
差せず、ネジ頭751と基板322との間に部分的に隙
間があいてしまう。
【0072】この隙間を埋めるため、介挿片7が介挿さ
れる。介挿片7は、中央に形成されたネジ挿通孔71
と、基板322側に突出している突起72を有してい
る。介挿片7は、断面が楔形をしており、基板322に
載置すると、ネジ頭751側の面がネジ頭751と平行
となるように、表裏面の間に角度が設けられている。
【0073】また、基板322には、突起72が係合す
る位置決め孔324が形成されている。介挿片7を用い
る場合には、突起72を位置決め孔324に挿入する。
この突起72と位置決め孔324とによって、取り付け
方向を間違えることなく介挿片7を配置することがで
き、ネジ75を締め付けた時には、ネジ頭751によっ
て回転しない。
【0074】この構成によれぱ、基板322の取り付け
作業が容易に行えるとともに、ネジ75による締着固定
作用も確実に発揮される。さらに、基板322をネジ孔
37に合わせて二次加工する必要もない。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明は、表示画面の角度調節が容易でかつ調節機構の構
造が簡易であり、押圧力の調整などの保守整備も簡単で
ある。請求項2に記載の発明は、板ばねの撓み量を変更
したり、板ばね自体を交換することによって、容易に押
圧力の調整ができる。また、板ばねを用いたので、構成
がさらに簡単で製造コストの低減を図ることができる。
請求項3に記載の発明は、ネジによって撓み量を調整す
るので、ネジをまわすことによって、任意の押圧力に自
在に調節することができる。請求項4に記載の発明は、
介挿部材を設けることによって、予め決められた撓み量
に簡単に設定することができる。特に、多数の板ばねを
調節する場合には、各板ばねの撓み量を同じ量に迅速に
設定することができる。
【0076】請求項5に記載の発明は、介設部材と固定
手段を設けることによって、所定の押圧力に簡単にセッ
トすることができる。請求項6に記載の発明は、支持軸
の横断面形状を多角形形状とすることによって、板ばね
や基材と、支持軸との接触面積を広くし、より小さい押
圧力で表示装置の角度調節を可能とすることもできる。
また、この場合には、押圧力より強くすることにより、
表示装置を特定の角度に固定することも可能となる。請
求項7に記載の発明は、表示装置と本体との着脱を容易
としたので、押圧力調節や部品交換や保守等をさらに迅
速に行うことができる。請求項8に記載の発明は、表示
装置の支持構造が簡単であり、表示装置の取外しや取り
付けが短時間で可能である。請求項9に記載の発明は、
本体に取り付けるカバー部材と、支持軸を固定する接合
部材とに分けたため、支持軸固定位置の微調整が可能と
なる。
【0077】請求項10に記載の発明は、金銭登録機全
体の美観を損なうことがない。請求項11に記載の発明
は、ネジによって金銭登録機の美観を損なうことがな
い。請求項12に記載の発明は、支持部についても、接
合部材を設けたので、支持軸の他方の端部においても、
支持軸固定位置の微調整が可能となる。請求項13に記
載の発明は、複数のコード孔を設けたので、コードで接
続される外部機器が使用しやすくなるとともに、金銭登
録機配置位置が制約されない。請求項14に記載の発明
は、特に使用頻度が多く、使用位置が度々変更されるハ
ンドスキャナーに用いることにより、より有用である。
【0078】請求項15に記載の発明は、保持部材を本
体に対して着脱することによって、コード孔の変更作業
がより容易となるとともに、コードを引っ張るなどによ
る接続部分の破損を抑制することができる。請求項16
に記載の発明は、閉鎖部材を設けることにより、外観を
損なうことなく、埃などの内部への進入を防止し、内部
機器や回路の故障を回避できる。請求項17に記載の発
明は、接続端子によりコードと本体との接続を行う構成
である場合、コード孔の変更の際、接続部分の着脱を行
わなくて済むので、接触部分の摩耗を抑制し、電気的な
接触不良の発生を抑制する。
【0079】請求項18に記載の発明は、電源スイッチ
を内部に設けたので、スイッチの誤操作が抑制でき、防
犯に役立てることができる。請求項19に記載の発明
は、電源スイッチを周端部近傍に設けたので、手の指を
本体の下側に挿入にして、容易にスイッチの切り換えを
行うことができる。請求項20に記載の発明は、スカー
ト部を設けることによって、電源スイッチの位置をより
一層外側から視認できないように構成し、防犯効果をよ
り高めることができる。請求項21に記載の発明は、取
付部材をネジ孔の角度に合わせて2次加工する必要もな
く、製造コストの低減を図ることができ、取付部材の固
定も確実に行える。請求項22に記載の発明は、介挿片
の取付方向が予め特定でき、ネジの締着の際に介挿片が
回転しないので、取付が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金銭登録機の分解全体斜視図である。
【図2】表示装置の角度調節機構の断面図である。
【図3】表示装置の角度調節機構の全体斜視図である。
【図4】角度調節機構の他の実施形態を示す断面図であ
る。
【図5】角度調節機構の他の実施形態を示す断面図であ
る。
【図6】表示装置の支持構造を示す分解斜視図である。
【図7】表示装置の支持構造を示す分解斜視図である。
【図8】保持部材の全体斜視図である。
【図9】保持片の全体斜視図である。
【図10】本発明の金銭登録機の側面図である。
【図11】本発明の金銭登録機の側面図である。
【図12】上カバーの内側の構造を示す部分斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 金銭登録機 2 下ケース 3 上ケース 4 表示装置 43 支持軸 44 基材 45 板ばね 46 ネジ 5 スキャナー 6 支持部材 61 カバー部材 62 接合部材
フロントページの続き (72)発明者 嶋 紀穂 北海道札幌市豊平区豊平7条7丁目2−7 アームデザイン有限会社内

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示画面を有する表示装置ケースと、 前記表示装置ケースを支持する本体と、 前記表示装置ケースに保持され、両端部が前記本体側に
    固定される支持軸と、 表示装置ケース側に固定された基材と、前記支持軸を基
    材方向へ押圧する弾性を有する押圧部材と、 押圧部材の変形量を調節することによって前記支持軸に
    対する押圧力を調節する調節手段とを有する金銭登録
    機。
  2. 【請求項2】 前記押圧部材は、基端部が前記基材に支
    持され、前記基材との間に前記支持軸を挟む板ばねであ
    る請求項1に記載の金銭登録機。
  3. 【請求項3】 前記調節手段は、前記基材と前記板ばね
    の先端部との間に設けられ、前記板ばねの撓み量を調節
    するネジである請求項2に記載の金銭登録機。
  4. 【請求項4】 前記板ばねと前記基材との間に設けら
    れ、前記板ばねの撓み量を規定する交換可能な介挿部材
    を有する請求項3に記載の金銭登録機。
  5. 【請求項5】 前記調節手段は、前記基材と、前記板ば
    ねの先端部に介挿され、前記板ばねの先端部と前記基材
    との間隔を規定する介設部材と、前記板ばねの先端部が
    前記介設部材に接触する状態に固定する固定手段とを有
    する請求項2に記載の金銭登録機。
  6. 【請求項6】 支持軸の横断面形状が多角形である請求
    項1ないし5のいずれかに記載の金銭登録機。
  7. 【請求項7】 さらに、前記支持軸の一方の端部が着脱
    自在に固定され、前記本体に対して外側から着脱自在に
    固定される支持部材と、 本体側に設けられ、前記支持軸の他方の端部が外側から
    接続される支持部とを有する請求項1ないし6のいずれ
    かに記載の金銭登録機。
  8. 【請求項8】 液晶画面を有する表示装置と、 前記表示装置を支持する本体と、 前記表示装置側に保持され、両端部が前記本体側に固定
    されて前記表示装置を支持する支持軸と、 前記支持軸の一方の端部を固定した状態で前記本体に対
    して外側から着脱自在に固定することができる支持部材
    と、 本体側に設けられ、外側から挿入される前記支持軸の他
    方の端部を支持する支持部とを有する金銭登録機。
  9. 【請求項9】 前記支持部材は、前記支持軸の一方の端
    部が着脱自在に固定される接合部材と、前記接合部材が
    着脱固定され、外側から前記本体に対して着脱自在に固
    定されるカバー部材とを有する請求項8に記載の金銭登
    録機。
  10. 【請求項10】 前記カバー部材は、前記本体に固定さ
    れた状態で前記本体の統一された外観の一部を構成する
    請求項9に記載の金銭登録機。
  11. 【請求項11】 前記カバー部材は、前記本体に対し
    て、前記本体の内側から挿入されるネジにより締着固定
    される請求項9又は10に記載の金銭登録機。
  12. 【請求項12】 前記支持部は、前記本体に対して着脱
    自在に固定され、前記支持軸の他方の端部が着脱自在に
    固定される接合部材を有する請求項8ないし11のいず
    れかに記載の金銭登録機。
  13. 【請求項13】 上方が開放された下ケースと、下方が
    開放されている上ケースとを重ね合わせて構成された箱
    体と、 前記箱体内に設けられた端子部と、 前記箱体から離れた位置で使用する外部機器と、 一端が箱体内に接続され、他端が外部機器に接続される
    コードと、 前記下ケースの開放縁部に形成された複数の下側切欠
    と、 前記上ケースの開放縁部において、前記下ケースに形成
    された下側切欠に対向する位置にそれぞれ形成された上
    側切欠と、 前記下側切欠と前記上側切欠とによって構成される複数
    のコード挿通孔とを有する金銭登録機。
  14. 【請求項14】 前記外部機器は、ハンドスキャナーで
    ある請求項13に記載の金銭登録機。
  15. 【請求項15】 中央に前記コードが挿通する筒体であ
    って、前記コード挿通孔に嵌合する嵌合部と、前記コー
    ドを固定する締着部を有する保持部材を備えた請求項1
    3または14に記載の金銭登録機。
  16. 【請求項16】 前記コードが挿通していない前記コー
    ド挿通孔に挿入される閉鎖部材を有する請求項13ない
    し15のいずれかに記載の金銭登録機。
  17. 【請求項17】 さらに、前記箱体内に設けられた端子
    部と、該端子部に着脱自在に電気的に接続され、前記コ
    ードの一端に設けられた接続端子とを有する請求項13
    ないし16に記載の金銭登録機。
  18. 【請求項18】 金銭が収納されている収納箱と、 前記収納箱上に着脱自在に載置される本体と、 前記本体の底面と前記収納箱の上面との間に位置し、前
    記本体の底面側に設けられている電源スイッチとを有す
    る金銭登録機。
  19. 【請求項19】 前記電源スイッチは、前記本体の底面
    において周端部近傍に配置されている請求項18に記載
    の金銭登録機。
  20. 【請求項20】 前記本体の底面周端に位置し、前記収
    納箱の上部を内側に収容するスカート部を有し、前記ス
    カート部の内側に電源スイッチが設けられている請求項
    18または19に記載の金銭登録機。
  21. 【請求項21】 金型成形された合成樹脂製ケースに設
    けられ、該ケースの型抜き方向に形成されたネジ孔と、 該ネジ孔に螺合するネジと、 前記ネジによって前記ケースに締着され、型抜き方向に
    対して所定の傾斜角にて取り付けられる取付部材と、 前記取付部材と前記ネジのネジ頭との間に介挿される介
    挿片を有する金銭登録機であって、 前記介挿片は、前記取付部材との接触面と、前記ネジ頭
    との接触面とのなす角度が前記傾斜角となっていること
    を特徴とする金銭登録機。
  22. 【請求項22】 前記介挿片は突起を有し、前記取付部
    材には前記突起が係合する係合部が形成され、前記突起
    と係合部とによって、前記介挿片の回転を防止する請求
    項21に記載の金銭登録機。
JP15806797A 1997-05-30 1997-05-30 金銭登録機 Pending JPH10334343A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15806797A JPH10334343A (ja) 1997-05-30 1997-05-30 金銭登録機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15806797A JPH10334343A (ja) 1997-05-30 1997-05-30 金銭登録機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10334343A true JPH10334343A (ja) 1998-12-18

Family

ID=15663584

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15806797A Pending JPH10334343A (ja) 1997-05-30 1997-05-30 金銭登録機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10334343A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015090069A (ja) * 2013-11-04 2015-05-11 サウスコ,インコーポレイティド 可変摩擦ヒンジ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015090069A (ja) * 2013-11-04 2015-05-11 サウスコ,インコーポレイティド 可変摩擦ヒンジ
US10648212B2 (en) 2013-11-04 2020-05-12 Southco, Inc. Variable friction hinge

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6695274B1 (en) Mounting device for a display
US6859355B2 (en) Electronic apparatus with replaceable touch control module
US7267312B2 (en) Display apparatus
EP0768633B1 (en) Shelf mounted electronic display modules
US20040162146A1 (en) Gaming machine
US6281887B1 (en) Touchpad assembly
US20060198091A1 (en) Flat-panel display mounting system for portable computer
US20070108291A1 (en) Mobile terminal with ergonomic housing
US7654446B2 (en) Monitor with interchangeable base for point-of-sale applications
US7837104B2 (en) Monitor with interchangeable base and monitor mount for point-of-sale applications
US20210199234A1 (en) Quick release assembly and support
US20070030660A1 (en) Retention device for mounting expansion cards
EP3550535A1 (en) Pos device
EP3666537A1 (en) Printer and printer display device
JPH10334343A (ja) 金銭登録機
US20050201045A1 (en) Electronic apparatus and magnetic lock device thereof
US20010023894A1 (en) Light source module for a scanning apparatus and a scanning apparatus with the light source module
KR20200080851A (ko) 손가락 장착형 바코드 리더기
US7786399B2 (en) Apparatus comprising a button formed with a panel and flat panel display
US20110182016A1 (en) Notebook computer
US20070022592A1 (en) Prying tools
KR20110110642A (ko) 디지털 가격표시기
JP2000122037A (ja) 液晶表示付き電子機器
WO2021029316A1 (ja) フレーム及びアイウェア
JPH0520968A (ja) キーボタンスイツチ装置